JPH07216907A - 建物基礎の構築法及び基礎部材の製造方法 - Google Patents
建物基礎の構築法及び基礎部材の製造方法Info
- Publication number
- JPH07216907A JPH07216907A JP1040494A JP1040494A JPH07216907A JP H07216907 A JPH07216907 A JP H07216907A JP 1040494 A JP1040494 A JP 1040494A JP 1040494 A JP1040494 A JP 1040494A JP H07216907 A JPH07216907 A JP H07216907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- foundation
- thin
- walled
- pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Foundations (AREA)
Abstract
建物基礎の構築法及び基礎部材の製造方法を提供する。 【構成】 予め鉄筋が内蔵された平面が溝型又はL型の
薄肉型のPC基礎構成部材A,B,Cを基礎底盤部E上
に組立て、同組立部材内にコンクリートを打設して前記
構成部材と一体化する。
Description
構築法、及び基礎部材の製造方法に係るものである。
施工においては、杭101の打設工事及び掘削工事終了
後、フーチング部の鉄筋102の配筋をしたのち、周囲
に型枠103を組み立ててコンクリートを打設し、同打
設コンクリートの硬化後、型枠を解体、撤去する方法が
とられている。(図16及び図17参照)
に地面より下の作業となり、湧水等によって作業性がよ
くなく、良質なコンクリート躯体の品質を確保すること
が困難である。また打設コンクリートが硬化して型枠を
撤去した後でないと埋戻しや、床工事等の後続作業に着
手することができない。
みて提案されたもので、その目的とする処は、工期の短
縮、基礎部の品質の確保が図られる建物基礎の構築法及
び基礎部材の製造方法を提供する点にある。
め、本発明に係る建物基礎の構築法によれば、予め鉄筋
が内蔵された平面溝型、又はL型の薄肉型のプレキャス
トコンクリート基礎構成部材を、基礎底盤部上に組立て
たのち、同組立部材内にコンクリートを打設して同打設
コンクリートと前記基礎構成部材とを一体化するもので
ある。
基礎部材の製造方法によれば、前記薄肉型のプレキャス
トコンクリート基礎構成部材を構成する複数の薄肉部片
のコンクリートを時期をずらせて打設し、同コンクリー
ト薄肉部片を組み立てるものである。請求項3の発明
は、水平定盤上に、前記基礎構成部材を構成する一部の
薄肉部片のコンクリートを打設し、同打設コンクリート
が所定強度を発現したのち、前記薄肉部片を建て起し、
次いで前記同薄肉部片間、または同薄肉部片に接して前
記定盤上に残余の薄肉部片のコンクリートを打設するも
のである。
れた平面溝型又はL型の薄肉型のプレキャストコンクリ
ート(以下PCという)基礎構成部材を使用し、同各P
C基礎構成部材を施工現場において基礎底盤部上に組立
て、同各PC基礎構成部材によって囲まれた基礎底盤上
にコンクリートを打設することによって、同打設コンク
リートと前記PC基礎構成部材及び前記基礎定盤とが一
体化された基礎部が構成され、省力化が図られる。基礎
部のPC基礎構成部材内面の粗面度を増すことができ、
後打ちコンクリートとの一体化が図られる。
れば同部材を構成する複数の薄肉部片のコンクリート打
設をずらすことによって、前記部材の製造が簡略化され
る。請求項3の発明によれば、前記基礎部材を構成する
薄肉部片の一部のコンクリートを打設し同打設コンクリ
ートが所定の強度を発現したのち、前記一部の薄肉部片
を定盤上に立て起し、同薄肉部片を型枠として同部片
間、または同部片に接して前記定盤上に残余の薄肉部片
のコンクリートを打設することによって、前記薄肉型の
基礎構成部材の製造が簡単に行なわれるとともに、同部
材の薄肉部片の内面側の粗面仕上げが簡単に行なわれ
る。
る。A及びB並びにCは夫々平面が溝型のPC基礎構成
部材、(図6参照)及び左右両側片と直交する側片の中
央に上端に開口する溝型欠截部1が設けられた平面が溝
型のPC構成部材、(図7参照)並に平面がL型のPC
構成部材(図8参照)で、夫々鉄筋2が内蔵され、その
端部フック部が部材の内面及び頂面より突設されてい
る。
設された場合建物基礎の構築法を示し、底盤部E上に対
向端部が架乗され、且つ端面より接続鉄筋3が突設され
たPC地中梁Dの外側面間に亘って相対する一双の溝型
のPC基礎構成部材Aを配設し、同各基礎構成部材Aと
PC地中梁Dとの間に形成された空間F内にコンクリー
トを打設し、同打設コンクリートを介して前記PC基礎
構成部材AとPC地中梁D及び底盤部Eが一体化された
建物基礎を構築する。
成部材AとPC地中梁Dとの間に跨って配設されたアン
グル材である。図3はPC地中梁Dが互いに直交する前
後方向及び左右方向に配設された場合を示すもので、相
隣るPC地中梁Dの外側面間に前記PC基礎構成部材B
又はCを配設する。なおPC基礎構成部材Bを使用した
場合、PC地中梁Dは溝型欠截部1に嵌着される。図
中、前記実施例と均等部分には同一符号が付されてい
る。
た場合を示し、底盤部Eに架設された相対する溝型のP
C基礎構成部材A,A間に形成された空間Fにコンクリ
ートを打設し、同打設コンクリートと前記PC基礎構成
部材Aと底盤部Eとを一体化するものである。図中、7
は底盤部Eに配筋されたアンカー用の鉄筋、8は補強鉄
筋、9はPC基礎構成部材Aの接合部に配接された添板
部材である。
の製造工程を示し、水平の定盤a上における2個所に夫
々溝型のPC基礎構成部材Aの左右2辺の製作用の型枠
片b、b1 、b2 (図9(ロ)参照)を組立てるととも
に、同型枠内に組立鉄筋cを配設してコンクリートホッ
パーの如きコンクリート投入具dよりコンクリートeを
打設し、(図9(イ)参照)同打設コンクリートeの表
面を粗面に仕上げ、同コンクリートが所定強度を発現す
ると、定盤上の3方の型枠片b1 、b2 を外し、型枠片
bを残し定盤a上に垂直に建て起し、(図10参照)定
盤a上の型枠片bの係止環fとコンクリート上端e″に
装架された止め具f1 (図11(ロ)参照)との間にタ
ーンバックル式、その他のステーhを取付け、コンクリ
ートe部材の下端を型枠片b2 で固定し、かくして定盤
a上にセットされた一双のコンクリートe部材間に組立
鉄筋iを建て込み、コンクリートホッパーの如きコンク
リート投入具jを介してコンクリートkを打設して表面
を粗面に仕上げ、(図11(イ)参照)同コンクリート
kが所定の強度を発現すると図12に示す如きPC基礎
構成部材Aが構成される。
材Cの製造方法を示し、定盤a上に図14(ロ)に示す
如き4辺の型枠片を組立て、同型枠片内に水平の組立鉄
筋iを配設するとともに、垂直の組立鉄筋i′を立設
し、前記4辺の型枠片内にコンクリート投入具dよりコ
ンクリートeを打設して前記部材Cの一側部片を構成
し、(図13参照)同コンクリートeが十分な強度を発
現すると3方の型枠片b1、b2 を取り外し、定盤a上
に建て起こし、型枠片の係止環fとコンクリート上端に
装架された止め具f1 との間に配設されたステーhによ
って支持し、この状態で定盤a上に前記コンクリートe
に対向して型枠片b1 、b2 を組立て、型枠内に組立鉄
筋i′を配設して前記部材Cの他の一辺のコンクリート
e′を打設し、(図14(イ)参照)同コンクリート
e′の硬化後、前記両コンクリートe、e′が一体化さ
れたL型のPC基礎構成部材Cの製作を完了する。(図
15参照)
前記したように、予め鉄筋が内蔵された平面溝型又はL
型の薄肉型のPC基礎構成部材を基礎底盤部上に組立
て、同組立部材内にコンクリートを打設して前記基礎構
成部材を一体化することによって、薄肉型のPC基礎構
成部材を基礎部の型枠を兼用せしめ、内面側の粗面度を
増すことができ、後打ちコンクリートとの一体性を確保
でき、コンクリート打設時、脱型の必要をなからしめ、
手待ち時間を短縮し、省力化を図り後続工程の短期着手
を可能ならしめることができる。
部の精度を向上し、配筋精度を確保し、コンクリートの
品質向上と相俟って耐久性を向上することができ、機械
力の使用により施工性を大幅に向上することができる。
本発明に係る基礎部材の製造方法においては、薄肉型の
PC基礎構成部材を構成する複数の薄肉部片のコンクリ
ートを時期をずらせて打設して、同コンクリート薄肉部
片を組立てることによって製造を簡略化しうるものであ
る。
構成部材を構成する一部の薄肉部片のコンクリートを打
設し、同打設コンクリートが所定強度を発現したのち、
前記薄肉部片を建て起し、次いで前記同薄肉部片間、ま
たは同薄肉部片に接して前記定盤上に残余の薄肉部片の
コンクリートを打設することによって、基礎構成部材の
製造を簡略化し、また各薄肉部片が水平定盤上で打設さ
れることによって、その表面を容易に粗面に仕上げ、後
打ちコンクリートとの一体化を図ることができる。
施状況を示す平面図である。
実施状況を示す平面図である。
例の実施状況を示す平面図である。
る。
す斜視図である。
材の製造方法の一実施例を示し、定盤上に対するコンク
リート打設工程を示す縦断面図、及び型枠片の斜視図で
ある。
る。
鉄筋の建込工程を示す縦断面図及びステー取付部の詳細
を示す斜視図である。
部材の斜視図である。
程を示す縦断面図である。
製造工程を示す縦断面図及びコンクリート型枠片の斜視
図である。
示す斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 予め鉄筋が内蔵された平面溝型、又はL
型の薄肉型のプレキャストコンクリート基礎構成部材
を、基礎底盤部上に組立てたのち、同組立部材内にコン
クリートを打設して同打設コンクリートと前記基礎構成
部材とを一体化することを特徴とする建物基礎の構築
法。 - 【請求項2】 前記薄肉型のプレキャストコンクリート
基礎構成部材を構成する複数の薄肉部片のコンクリート
を時期をずらせて打設し、同コンクリート薄肉部片を組
み立てることを特徴とする基礎部材の製造方法。 - 【請求項3】 水平定盤上に、前記基礎構成部材を構成
する一部の薄肉部片のコンクリートを打設し、同打設コ
ンクリートが所定強度を発現したのち、前記薄肉部片を
建て起し、次いで前記同薄肉部片間、または同薄肉部片
に接して前記定盤上に残余の薄肉部片のコンクリートを
打設する請求項2記載の基礎部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01040494A JP3531681B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 建物基礎の構築法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01040494A JP3531681B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 建物基礎の構築法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216907A true JPH07216907A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3531681B2 JP3531681B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=11749209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01040494A Expired - Fee Related JP3531681B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 建物基礎の構築法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531681B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102212995A (zh) * | 2010-04-09 | 2011-10-12 | 王广武 | 预制组合地基 |
| JP2020200706A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 日本製鉄株式会社 | ハーフプレキャストコンクリートを用いた基礎構築方法 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP01040494A patent/JP3531681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102212995A (zh) * | 2010-04-09 | 2011-10-12 | 王广武 | 预制组合地基 |
| JP2020200706A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 日本製鉄株式会社 | ハーフプレキャストコンクリートを用いた基礎構築方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3531681B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6636345B2 (ja) | Rc建物及びrc建物の構築方法 | |
| KR20010090294A (ko) | 공동주택에 적용되어 가변형 평면을 가능하게 하는 피시구조 | |
| JPH07216907A (ja) | 建物基礎の構築法及び基礎部材の製造方法 | |
| JP3911676B2 (ja) | Spc構造架構 | |
| JPH084196A (ja) | 建物用パネル | |
| JP2000160687A (ja) | 混合構造の構築方法およびプレキャストコンクリート柱 | |
| JPH07217069A (ja) | 鉄筋コンクリート柱の施工法及び同柱構成用プレキャストコンクリート部材 | |
| JPS6043547A (ja) | 型枠と鉄筋・鉄骨一体組立築造構法 | |
| JP2917159B2 (ja) | 柱、梁の接合方法 | |
| JPH0366878A (ja) | プレキヤスト柱梁とプレキヤスト耐震壁の構築方法 | |
| JPH03279533A (ja) | ラーメン式rc造超高層建物の施工法 | |
| JP2757032B2 (ja) | キャピタルのある柱を備えた地下躯体の逆打ち工法による構築法 | |
| JPH0781355B2 (ja) | プレキャストコンクリート大梁を用いたジョイストスラブの架構工法 | |
| JPH06306931A (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造躯体の構築方法 | |
| JPH07247610A (ja) | Pc壁を用いた建築物に用いられる梁 | |
| JP2972955B2 (ja) | 柱と梁の接合工法およびその構造 | |
| JPH0841899A (ja) | 基礎梁の施工方法及び梁用pc板 | |
| JP2003041658A (ja) | 建物におけるsrc梁の構築方法 | |
| JPS62182329A (ja) | コンクリ−ト構造物の構築方法 | |
| JPH0715177B2 (ja) | 鉄筋コンクリート造躯体の構築方法 | |
| JPH08144402A (ja) | 壁用中空プレキャストコンクリート部材 | |
| JP2904648B2 (ja) | Pc版を用いた耐震壁の構築法 | |
| JPH0762669A (ja) | プレキャストコンクリート柱脚部の施工方法 | |
| JPH07197475A (ja) | 基礎構造 | |
| JPH0588331B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031204 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040202 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040225 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |