JPH10139444A - リチウム複合酸化物の製造方法および非水二次電池 - Google Patents

リチウム複合酸化物の製造方法および非水二次電池

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JPH10139444A
JPH10139444A JP8299964A JP29996496A JPH10139444A JP H10139444 A JPH10139444 A JP H10139444A JP 8299964 A JP8299964 A JP 8299964A JP 29996496 A JP29996496 A JP 29996496A JP H10139444 A JPH10139444 A JP H10139444A
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lithium
composite oxide
crni
lithium composite
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Fumishige Nishikawa
文茂 西川
Masayuki Yoshio
真幸 芳尾
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/485Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の正極活物質とした場合にサイクル特性を
高くすることのできるLi(NiCr)O2 を提供す
る。 【解決手段】第1工程でLi化合物とCr化合物との混
合物を焼成してLiCrO2 を得る。第2工程として、
得られたLiCrO2 にNiOとLiOH・H2Oを添
加して650℃で20時間焼成する。得られたLi(N
iCr)O2 を非水二次電池の正極1の活物質とすれ
ば、充放電サイクル特性が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば非水電解質
電池の正極活物質として好適な、リチウム複合酸化物の
製造方法、およびこれを利用した非水二次電池に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、リチウム、ナトリウムなどの
アルカリ金属を負極活物質とする非水電解質電池におい
ては、正極材料に金属酸化物、ハロゲン化物、あるいは
硫化物などを使用することが提案され、一次電池として
は、主に二酸化マンガンやフッ化炭素を正極としたもの
が実用化されている。
【0003】また、充放電可能な二次電池、例えばリチ
ウム二次電池としては、正極活物質に、リチウムイオン
の吸蔵・放出のサイクル特性が良好なチタン、モリブデ
ン等の硫化物や、バナジウム等の酸化物などを用い、負
極活物質に、金属リチウムやアルミニウム等(リチウム
と容易に合金化される金属)とリチウムとの合金を用い
た金属リチウム二次電池も商品化されている。しかしな
がら、負極活物質として金属リチウムを用いると、デン
トライトの成長による短絡などの問題があるため、リチ
ウムイオンを吸蔵可能なグラファイトなどの炭素材料が
負極活物質として使用されている。
【0004】そして、近年では、金属リチウムに対して
4V程度の高い電圧が得られるLiCoO2 を正極活物
質として用い、炭素材料を負極活物質としたリチウムイ
オン二次電池が市販されている。
【0005】しかしながら、LiCoO2 は、Coの産
出量が少ないため原料となるCo化合物の価格が高く、
安定的な供給に不安のある材料であることから、これに
代わる材料の開発が望まれている。その一例として、L
iCoO2 と類似の結晶構造を有するLiNiO2 が提
案されている。このLiNiO2 は、Niの産出量が比
較的多く価格が安いとともに、LiCoO2 よりも高い
電気容量を有するという特徴があるが、充放電のサイク
ル特性に劣るという問題点があった。
【0006】これを解決するために、例えば特開平5−
101827号公報には、LiNiO2 のNiの一部
を、Mg、V、Cr、およびCuからなる群から選択さ
れた少なくとも一種の第三金属で置換した物質を正極活
物質とすることが提案されている。これにより、サイク
ル特性の向上が期待されるが、その合成の際には、原料
となるLi化合物、Ni化合物、前記第三金属(Mg、
V、Cr、およびCuの少なくとも一種)の化合物をそ
れぞれ所定量混合し、例えば850℃で20時間程度焼
成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、Li(第三金属)NiO2 の合成を、原料とな
る全化合物を一度に混合して焼成することにより行う
と、使用する第三金属の化合物によっては均一な組成の
ものが得られ難く、第三金属の添加によるサイクル特性
を向上させる効果が十分に発揮されない場合がある。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、LiNiO2 のNiの一
部がCrで置換されたリチウム複合酸化物において、電
池の正極活物質とした場合にサイクル特性を高くするこ
とのできるものを得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、下記の(1)式で表される
リチウム複合酸化物の製造方法において、 Liw CrX y z ‥‥(1) (ただし、Mは遷移元素の1種または2種以上の元素か
らなり、0<w≦2、0<x≦0.5、0<y≦3、
1.5<z≦4.0である。) Crを含む化合物とLiを含む化合物とを混合して焼成
することによりLiwy z と同じ結晶構造のLiと
Crとを含む酸化物を得る第1工程と、この第1工程で
得られた酸化物とMを含む化合物とLiを含む化合物と
を混合して焼成する第2工程とを備えたことを特徴とす
るリチウム複合酸化物の製造方法を提供する。
【0010】前記(1)式のリチウム複合酸化物の組成
は、LiMO2 のMの一部がCrで置換されたLi(M
Cr)O2 、すなわちw:(x+y):z=1:1:2
であることが好ましいが、各値が0<w≦2、0<x≦
0.5、0<y≦3、1.5<z≦4.0であれば、例
えば電池の正極材料として使用可能である。また、Mが
Niである場合には、0<(X/(X+Y))≦0.0
5であることが好ましい。
【0011】ここで、Liを含む化合物としてはいずれ
のものを使用しても良いが、LiNO3 やLiOH、お
よびこれらの含水塩、または炭酸リチウムであることが
好ましい。また、Crを含む化合物としてはいずれのも
のを使用してもよい。
【0012】第1工程および第2工程のいずれの工程で
も、焼成時の雰囲気は空気中、酸素中、窒素中、あるい
は酸素と窒素との混合ガス中のいずれでもよい。また、
各工程での焼成温度は、リチウム二次電池の正極材料と
して好適なリチウム複合酸化物を得るためには、600
℃〜800℃であることが好ましい。600℃より低い
温度では十分な焼成がなされず、800℃より高い温度
では酸素の脱離やカチオンミキシングが生じる。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1の方法に
おいて、MはNiであることを特徴とするものである。
この場合に使用するM(すなわちNi)を含む化合物は
いずれのものでも良いが、特に、Ni(OH)2 やNi
Oであることが好ましい。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1または2
の方法において、前記第2工程の焼成前の混合物に含ま
れるLiのモル数をα、Crのモル数とMのモル数との
和をβとしたときに、下記の(2)式を満たすように、
前記第1工程および第2工程の混合比を設定することを
特徴とする。
【0015】1≦α/β‥‥(2) これにより、理想的な組成であるLi(CrM)O2
得られ易くなる。すなわち、焼成によりLiは消失し易
いが、1≦α/β(モル数でLiが〔Cr+M〕以上)
となるように混合比を設定することによって、前記消失
分が補充される。なお、α/βの上限値としては例えば
5が適当である。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれかの方法で製造されたリチウム複合酸化物を、正極
材料として用いたことを特徴とする非水二次電池を提供
するものである。
【0017】この電池において、前記リチウム複合酸化
物は平均粒径2〜30μmに粉砕されたものであること
が好ましい。なお、この電池は、請求項1〜3の方法で
製造されたリチウム複合酸化物を正極材料として用いる
以外は、従来より公知のリチウム二次電池(金属リチウ
ム二次電池やリチウムイオン二次電池)と同じ構成をと
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 〔試料No.1〕第1工程として、先ず、LiOH・H2
とCr2 3 をモル比でLi:Cr=1:1となるよう
に乳鉢に入れて十分に混合し、燃焼ボートに入れた。こ
の燃焼ボートを電気炉内に入れて、窒素雰囲気下、70
0℃で20時間焼成することによりLiCrO2 を得
た。また、Ni(OH)2 を400℃で熱処理すること
により、比較的非晶質なNiOを得た。
【0019】第2工程として、このNiOに第1工程で
得られたLiCrO2 を、モル比でLiCrO2 :Ni
O=0.02:0.98(すなわち、Cr/(Cr+N
i)=0.02)の割合で添加した。さらに、このLi
CrO2 とNiOとのモル数の和γに対するLiOH・
2 Oのモル数δがγ:δ=1:0.98となるように
LiOH・H2 Oを添加した。これを乳鉢内で十分に混
合し、燃焼ボートに入れて、酸素雰囲気下、650℃で
20時間焼成することによりLi(CrNi)O2 を得
た。
【0020】ここで、第2工程で得られた混合物におけ
る、Crのモル数とNiのモル数との和βに対するLi
のモル数αの比は、α/β=(0.02+δ)/γ=1
であり、前記(2)式を満たしていた。これにより、L
i:〔Ni+Cr〕:O=1:1:2のLi(Cr0.02
Ni0.98)O2 が得られた。 〔試料No.2〕第2工程の焼成温度を700℃とした以外
は前記試料No.1と同様にして二段焼成を行ったところ、
Li(Cr0.02Ni0.98)O2 が得られた。 〔試料No.3〕第2工程の焼成前の混合物中におけるLi
CrO2 :NiO=0.05:0.95(すなわち、C
r/(Cr+Ni)=0.05)とし、LiCrO2
NiOとのモル数の和γに対するLiOH・H2 Oのモ
ル数δがγ:δ=1:0.95となるようにした以外は
前記試料No.1と同様にして二段焼成を行った。
【0021】ここで、第2工程で得られた混合物におけ
る、Crのモル数とNiのモル数との和βに対するLi
のモル数αの比は、α/β=(0.05+δ)/γ=1
であり、前記(2)式を満たしていた。これにより、L
i:〔Ni+Cr〕:O=1:1:2のLi(Cr0.05
Ni0.95)O2 が得られた。 〔試料No.4〕試料No.1と同様にして得られた比較的非晶
質なNiOとCr(NO3 3 とLiOH・H2 Oをモ
ル比でNi:Cr:Li=0.98:0.02:1とな
るように乳鉢に入れて十分に混合し、燃焼ボートに入れ
た。この燃焼ボートを電気炉内に入れて、酸素雰囲気
下、650℃で20時間焼成することによりLiCr0.
02Ni0.982 を得た。〔試料No.5〕 第1工程として、先ず、試料No.1と同様にして得られた
比較的非晶質なNiOとCr2 3 をモル比でNi:C
r=98:2となるように乳鉢に入れて十分に混合し、
燃焼ボートに入れた。この燃焼ボートを電気炉内に入れ
て、酸素雰囲気下、700℃で20時間焼成することに
よりCr0.02Ni0.98Oを得た。
【0022】第2工程として、このCr0.02Ni0.98
にLiOH・H2 Oを、モル比でCr0.02Ni0.98O:
LiOH・H2 O=1:1の割合で添加した。これを乳
鉢内で十分に混合し、燃焼ボートに入れて、酸素雰囲気
下、650℃で20時間焼成することによりLi(Cr
0.02Ni0.98)O2 を得た。 〔試料No.6〕試料No.1と同様にして得られた比較的非晶
質なNiOとCr2 3 とLiOH・H2 Oをモル比で
Ni:Cr:Li=0.98:0.02:1となるよう
に乳鉢に入れて十分に混合し、燃焼ボートに入れた。こ
の燃焼ボートを電気炉内に入れて、酸素雰囲気下、65
0℃で20時間焼成することによりLiCr0.02Ni
0.982 を得た。 〔試料No.7〕Cr2 3 に代えてCr(CH3 COO)
3 を用いた以外は前記試料No.6と同様にして、LiCr
0.02Ni0.982 を得た。
【0023】このようにして得られた各Li(CrN
i)O2 を正極活物質として用い、以下のようにして、
図1に示す金属リチウム二次電池を作製した。すなわ
ち、各Li(CrNi)O2 の粉砕物100重量部に、
導電剤としてアセチレンブラック15重量部、結着剤と
してフッ素樹脂粉末10重量部を加え、十分混合した
後、有機溶媒を加えて混練した。これをロールで約40
0μm厚さに圧延し、200℃で乾燥後、所定径の円板
状に打ち抜いたものを正極1とした。この正極1とほぼ
同形状に打ち抜かれたステンレス板を正極集電体2とし
て、これに正極1を圧着して一体化し、正極集電体2の
正極1が圧着されていない面を正極缶3の内側にスポッ
ト溶接した。
【0024】また、約200μmの金属リチウム箔から
なる負極4を、ステンレス板からなる負極集電体5に圧
着して一体化し、負極集電体5の負極4が圧着されてい
ない面を負極缶6の内側にスポット溶接した。
【0025】電解液としては、エチレンカーボネート
(EC)とジメチルカーボネイト(DMC)との混合溶
媒(容量比でEC:DMC=1:2)に、6フッ化リン
酸リチウム(LiPF6 )を1モル/dm3 の濃度で溶
解したものを用意した。この電解液をポリプロピレン不
織布からなるセパレータ7に含浸させた。そして、この
セパレータ7を挟んで正極1と負極2を対向させ、縁部
に絶縁パッキング8を挟んで、正極缶3と負極缶6を合
わせることにより、直径20.0mm、厚さ3.2mm
のボタン電池を組み立てた。
【0026】正極1の活物質が異なる各電池を用いて、
それぞれ、充放電電流1mA、充電終止電圧4.3V、
放電終止電圧3.0Vで充放電を繰り返し、各電池の1
サイクル目の放電容量と、50サイクル目の放電容量を
測定した。その結果を、下記の表1に示す。
【0027】
【表1】 これらの結果から分かるように、試料No.1を正極材料と
した電池は、LiCrO2 を得る第1工程とLi(Cr
Ni)O2 を得る第2工程との二段階焼成を行い、特に
第2工程の焼成を650℃で20時間として得られたL
i(CrNi)O2 を正極活物質として使用したことに
より、初期放電容量が大きく、充放電サイクル特性も高
いものとなった。
【0028】これに加えて、試料No.2〜No.4をそれぞれ
正極材料とした電池は、試料No.5〜No.7をそれぞれ正極
材料とした電池と比べて、初期放電容量が大きく、充放
電サイクル特性も高いものとなった。
【0029】すなわち、LiCrO2 を得る第1工程と
このLiCrO2 を用いてLi(CrNi)O2 を得る
第2工程との二段階焼成を行うか、一段階焼成であって
もCr化合物としてCr(NO3 2 を用いる場合に
は、そうでない場合と比較して、初期放電容量が大き
く、充放電サイクル特性の高いLi(CrNi)O2
得ることができる。
【0030】なお、前記各試料においては、Ni化合物
として比較的非晶質なNiOを使用しているが、Ni
(OH)2 をそのまま使用してもよい。このように低温
で加熱処理して得られた比較的非晶質なNiOは不定比
性が高いため、これを原料に用いると電池特性の悪いニ
ッケル酸リチウムが生成される。したがって、比較的非
晶質なNiOを使用することは、最終的に得られるLi
(CrNi)O2 の正極材料としての特性にとって不利
なことであるが、このような不利な条件であっても、試
料No.1〜4のLi(CrNi)O2 は正極材料としての
特性に優れたものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に記
載の方法によれば、非水電解質電池の正極活物質とした
場合に充放電サイクル特性を高くすることのできるLi
(CrNi)O2 が得られる。
【0032】特に、請求項2の方法では、非水電解質電
池の正極活物質として特に好適なLi(CrNi)O2
が得られる。特に、請求項3の方法では、Li:(Cr
+Ni)≒1:1のLi(CrNi)O2 を得ることが
できる。
【0033】請求項4の非水二次電池によれば、充放電
サイクル特性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に相当する非水二次電池を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 正極 2 正極集電体 3 正極缶 4 負極 5 負極集電体 6 負極缶 7 セパレータ 8 絶縁パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01M 10/40 H01M 10/40 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(1)式で表されるリチウム複合
    酸化物の製造方法において、 Liw CrX y z ‥‥(1) (ただし、Mは遷移元素の1種または2種以上の元素か
    らなり、0<w≦2、0<x≦0.5、0<y≦3、
    1.5<z≦4.0である。) Crを含む化合物とLiを含む化合物とを混合して焼成
    することによりLiwy z と同じ結晶構造のLiと
    Crとを含む酸化物を得る第1工程と、この第1工程で
    得られた酸化物とMを含む化合物とLiを含む化合物と
    を混合して焼成する第2工程とを備えたことを特徴とす
    るリチウム複合酸化物の製造方法。
  2. 【請求項2】 MはNiであることを特徴とする請求項
    1記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程の焼成前の混合物に含まれ
    るLiのモル数をα、Crのモル数とMのモル数との和
    をβとしたときに、下記の(2)式を満たすように、前
    記第1工程および第2工程の混合比を設定することを特
    徴とする請求項1または2に記載のリチウム複合酸化物
    の製造方法。 1≦α/β‥‥(2)
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の方
    法で製造されたリチウム複合酸化物を正極材料として用
    いたことを特徴とする非水二次電池。
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