JPH10139405A - 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法 - Google Patents

複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法

Info

Publication number
JPH10139405A
JPH10139405A JP8300112A JP30011296A JPH10139405A JP H10139405 A JPH10139405 A JP H10139405A JP 8300112 A JP8300112 A JP 8300112A JP 30011296 A JP30011296 A JP 30011296A JP H10139405 A JPH10139405 A JP H10139405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite
alkoxide
compound
perovskite compound
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8300112A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Okabe
参省 岡部
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8300112A priority Critical patent/JPH10139405A/ja
Publication of JPH10139405A publication Critical patent/JPH10139405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子径が極めて微細で表面活性の高く、しか
も安価なABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造
することができる複合ペロブスカイト化合物粉体の製造
方法を提供する。 【解決手段】 A及びB元素のうちTiを除く元素の
各無機化合物及びTi−アルコキシドを、ポリオール化
合物と混合して反応させて、当該溶液中にAB複合アル
コキシドを合成することにより、AB複合アルコキシド
溶液を作製し、AB複合アルコキシド溶液から、ポリオ
ール化合物を除去することにより上記AB複合アルコキ
シドゲルを作製し、AB複合アルコキシドゲルを、所定
の温度で熱処理をすることによりABO3複合ペロブス
カイト化合物粉体を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子径が極めて微
細で比表面積が大きく表面活性の高いABO3複合ペロ
ブスカイト化合物粉体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複合ペロブスカイト化合物は、組成が複
雑であるが、種々の構成イオンを組み合わせることによ
り、目的にかなった化合物を作製することができるの
で、高容量のコンデンサや圧電素子等の電子部品用の材
料として広く用いられている。一般に、複合ペロブスカ
イト化合物を用いた電子部品は、複合ペロブスカイト化
合物粉体を所定の形状に成形して焼成することにより製
造されるので、当該複合ペロブスカイト化合物粉体は、
粒子径が極めて微細で比表面積が大きく表面活性の高い
ことが要求される。特に、最近の積層コンデンサーの動
向としては、一層の厚みが薄く(例えば3μm)なって行
く方向にあり、この様に薄い層を積層した積層コンデン
サーを製造するには粉体粒径としては0.5μm以下で
あることが必須条件となってくる。
【0003】従来の複合ペロブスカイト化合物粉体の製
造方法では、A−サイトを構成する金属元素及びB−サ
イトを構成する金属元素の炭酸塩あるいは酸化物の混合
粉体を1100℃以上の高温で仮焼して粉砕する方法
(第1の従来例)が最も一般的である。また、最近で
は、湿式合成法により複合ペロブスカイト化合物粉体が
提案されている。例えば、本発明者等は、特開昭59−
128263号公報において、次のような工程からなる
製造方法(第2の従来例)を提案した。すなわち、第1
の槽においいて、構成元素として少なくともBa,S
r,Ca,Mgの1種類を含む硝酸塩あるいは塩化物の
水溶液に炭酸ガス又は炭酸ソーダ、炭酸アンモニウム等
の可溶性炭酸塩水溶液を加えてpHを7〜10に調整
し、炭酸塩として沈澱させ、第2の槽において、構成元
素として少なくともTi,Zr,Sn,Pbの1種類を
含む硝酸塩又は塩化物の水溶液にNaOH,NH4OH
等の苛性アルカリを加えてpHを7〜10に調整し、水
酸化物として沈澱させる第1の工程と、第1の工程で得
られた各沈澱を含むスラリーを混合し、濾過した後水
洗、乾燥する第2工程と、得られた混合沈澱粉体を仮
焼、粉砕する第3工程からなる方法である。第2の従来
例の製造方法においては、得られるA−サイト及びB−
サイトの各々の複合炭酸塩、複合水酸化物の沈澱化合物
の粒径が乾式混合法で用いられる粉体の粒子径に比べる
と1/10〜1/50の細かさであるから、混合分散性
は乾式混合法に比べて大巾に改良されている。
【0004】この他に、特開昭59−195574号公
報、特開昭59−195576号公報等において湿式合
成法によるセラミックス原料粉体の製造方法を提案して
いる。上記のいずれかの方法も、例えばBaについて
は、Baの塩化物の水溶液に炭酸ソーダ等の沈澱剤を加
えてpHを7〜10に調整して炭酸塩として沈澱させる
工程を含んだものである。
【0005】また、他にも複合蓚酸塩による分子化合物
沈澱を形成し、この複合分子化合物を仮焼して目的の複
合ペロブスカイト化合物粉体を得る製造方法(第3の従
来例)があり、この方法では、A−サイト及びB−サイ
トを構成する金属元素の複合蓚酸塩である分子化合物を
形成させることで構成金属元素の分散均一性を向上し第
1の従来例の製造方法の問題点を改良している。さら
に、A−サイト金属元素のアルコキシドとB−サイトの
金属元素のアルコキシドの加水分解による複合ペロブス
カイト化合物粉体を得る製造方法(第4の従来例)が行
われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最も一
般的に行なわれている乾式混合方法の第1の従来例は、
粉体を混合して仮焼成しているので、複合ペロブスカイ
ト化合物を構成する金属元素化合物各々を分子レベルで
均一に混合分散させることは物理的に困難である。よっ
て、粉砕混合粉体の段階では構成金属元素の分散偏析が
生じており、マクロ的には目標組成と一致しているがミ
クロ的に見ると目標組成からズレた部分が存在すること
になっている。従って仮焼で得られる電子セラミックス
原料粉体についても当然マクロ的には目標組成になって
いるが、ミクロ的に見ると目標組成からズレた複合ペロ
ブスカイト化合物が生成されているという問題点があっ
た。また、目標組成からズレた複合ペロブスカイト化合
物をなくする固相反応を進行させる為にどうしても仮焼
温度を高くすると、凝集の強く堅い且つ粒径が粗大な複
合ペロブスカイト化合物粉体しか得られないという問題
点があった。このような粗大な粉体を、剪断エネルギー
の大きな粉砕装置を用いて物理的粉砕処理を行なうと、
粉砕メディアの摩耗等による不純物の混入という問題点
が新たに生じてくる。この粉砕処理時に混入する不純物
は、電気特性を劣化させるという問題点も生じている。
従って、この乾式混合法は手軽な製造方法ではあるけれ
ども、上述した様な問題点があって良い製造方法とは言
い難い方法である。
【0007】また、第2〜第4の従来例の製造方法は、
第1の従来例の分散均一性を改良する為に提唱されたも
のであるが、それぞれ以下の問題点がある。すなわち、
第2の従来例の製造方法に於いては、沈澱法によって前
駆体を合成しているので、生成する沈澱が難溶性である
と言っても若干の溶解度を有しており、沈澱剤が持って
いる陽イオン(Na+)を除去する為に濾過脱水水洗を行な
っている関係上沈澱の溶解度分だけ溶解し損失があると
いう問題点を抱えている。仮焼後、得られた複合ペロブ
スカイト化合物の分析を行ない、焼成時損失金属元素の
補充を行なわねばならないという問題点があった。
【0008】また、第3の従来例の製造方法を用いる
と、BaとTiの様に単純な組成であれば比較的容易に分
子化合物を形成させることが可能であるが、複雑な組成
になると分子化合物を形成する各々の金属元素の反応条
件範囲が異なっているので、構成金属元素を全て含有し
た複合蓚酸塩即ち複合分子化合物を完全に形成させるこ
とは困難である。故に、生成する複合蓚酸塩は目標組成
からズレた異なる組成の数種類の化合物の混合物となる
場合があるという問題点があった。また、この第3の従
来例は、沈澱剤として蓚酸ソーダ等を用いているので、
生成した沈澱を脱水洗浄を行ないNa+の除去をする必要
がある。得られる沈澱も難溶性とは言いながらも水に対
して溶解度を有しているから、洗浄時には若干溶解溶出
して行く。従って、この洗浄工程での溶解損失による仕
込時との間に組成のズレという問題点があった。この方
法に於いても、完全に構成金属元素を均一分散させるこ
とは厳密に言って難しい。
【0009】第4の従来例は、従来例のなかでは、構成
金属元素を最も均一に分散させることができる複合ペロ
ブスカイト化合物粉体を製造する方法である。ところ
が、例えばTi−アルコキシドは工業的に汎用材料とし
て用いられるので比較的安価に入手可能であるが、アル
カリ土類金属元素のアルコキシドは、アルカリ土類金属
元素をアルコールに反応させて合成されるものである
が、汎用材料でない為非常に高価な材料である。よっ
て、アルカリ土類金属アルコキシドをセラミックス原料
粉体製造用として購入して使用することは、原料のコス
トを考えると不可能である。また、用いるアルカリ土類
金属元素アルコキシドは空気中の水分に対しても非常に
敏感で簡単に加水分解を起こしゲル化する化合物である
ので、取扱いに注意が必要であり、合成反応もこの点を
考慮して特別な反応装置が必要で設備費に多大な経費が
掛かる。従って、第4の従来例は、安価な複合ペロブス
カイト化合物粉体を製造することができないという問題
点があった。
【0010】本発明の目的は、以上の問題点を解決し、
粒子径が極めて微細で比表面積が大きく表面活性の高
く、しかも安価なABO3複合ペロブスカイト化合物粉
体を製造することができる複合ペロブスカイト化合物粉
体の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明は、上述の目的を達
成するために、鋭意検討した結果、ABO3複合ペロブ
スカイト化合物を構成するA及びB元素のうちTiを除
く元素の無機化合物を、ポリオール化合物に反応させる
ことにより、容易に安価でかつ安定性のよいアルコキシ
ド(複合アルコキシド)を合成することができること、
及び当該アルコキシド(複合アルコキシド)を用いて簡
単な工程で複合ペロブスカイト化合物粉体を製造するこ
とができることを見いだして完成させたものである。す
なわち、一般式ABO3(Aは2価のアルカリ土類金属
からなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素、Bは
4価の金属元素からなる群から選ばれる少なくとも1種
類の元素)で表されるABO3複合ペロブスカイト化合
物粉体の製造方法であって、水溶性でかつポリオール化
合物に可溶なA元素の無機化合物と、水溶性でかつポリ
オール化合物に可溶なB(Tiを除く)元素の無機化合
物及びTi−アルコキシドからなる群から選ばれるB元
素の化合物とを、ポリオール化合物と混合して反応させ
て、当該溶液中にAB複合アルコキシドを合成すること
により、AB複合アルコキシド溶液を作製する複合アル
コキシド溶液作製工程と、上記作製されたAB複合アル
コキシド溶液から、ポリオール化合物を除去することに
よりAB複合アルコキシドゲルを作製するゲル化工程
と、上記作製されたAB複合アルコキシドゲルを、所定
の温度で熱処理をすることによりABO3複合ペロブス
カイト化合物粉体を作製する仮焼成工程とを含むことを
特徴とする。ここで、AB複合アルコキシドとは、総て
のA元素及びB元素の複合アルコキシドのことをいう。
また、本発明では、上記ABO3複合ペロブスカイト化
合物粉体のB元素が、Ti、Zr及びSnからなる群か
ら選ばれる少なくとも1種類の元素であることが好まし
い。
【0012】また、本発明は、微細なABO3複合ペロ
ブスカイト化合物粉体を製造するために、上記仮焼成工
程において、上記AB複合アルコキシドゲルを700〜
900℃の間の所定の温度で熱処理をすることが好まし
い。
【0013】また、本発明において、上記ABO3複合
ペロブスカイト化合物の上記B化合物としてTiを含
み、かつ上記各無機化合物が結晶水を含む化合物である
場合には、上記複合アルコキシド溶液作製工程が、Ti
−アルコキシドの加水分解を防止して均一なAB(Ti
を含む)複合アルコキシドを合成するために、上記各無
機化合物とポリオール化合物とを混合して反応させて、
A元素とTiを除くB元素との複合アルコキシドを合成
し、当該溶液に含まれる水分を除去することにより、第
1複合アルコキシド溶液を作製する工程と、上記第1複
合アルコキシド溶液に、Ti−アルコキシドを加えて反
応させて、当該溶液中にA元素とTiを含むB元素との
複合アルコキシドを合成することにより、AB複合アル
コキシド溶液を作製する工程を含むことが好ましい。
【0014】また、過剰のポリオール化合物の除去は一
般的には蒸発で行なうことができるが、この場合、蒸発
操作時に不純物が混入する等の欠点があり、また、ポリ
オール化合物の種類によっては沸点が高くて蒸発が困難
な場合がある。したがって、本発明では、これらの問題
点を解決する目的で、沸点の高いものに付いては真空蒸
留で、低沸点の物質に関して常圧蒸留で除去する方法が
好ましい。
【0015】またさらに、本発明では、複合ペロブスカ
イト化合物の電気特性に悪い影響のある塩素、ハロゲ
ン、硫黄の各成分を残すことがないように、上記Ti−
アルコキシド以外の各無機化合物が、酢酸塩又は硝酸塩
であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて説明する。 <第1の実施形態>第1の実施形態のABO3複合ペロ
ブスカイト化合物粉体の製造方法は、Bサイトの元素と
してTiを含まない、複合ペロブスカイト化合物粉体の
製造方法であって、以下に詳述する3つのステップS1
1,S12,S13からなる。ここで、Aサイトの元素
は、Ba,Sr,Ca,Mg等の2価のアルカリ土類金
属のうちの少なくとも1つの元素が選ばれ、Bサイトの
元素は、Zr,Sn等のTiを除く4価の金属元素のう
ちの少なくとも1つの元素が選ばれる。
【0017】ステップS11 Me無機化合物(Meは、2価のアルカリ土類金属から
選ばれる少なくとも1つの元素及び4価の金属元素から
選ばれる少なくとも1つの金属元素)とポリオール化合
物とを反応させることによりMe複合アルコキシドを合
成し、当該Me複合アルコキシドを含む複合アルコキシ
ド溶液を作製する。ここで、Me無機化合物は、水溶性
であってかつポリオール化合物に可溶な化合物であっ
て、例えば、酢酸塩、塩化物、硝酸塩、硫酸塩或いはハ
ロゲン化物が列挙される。又これらの無機化合物を組み
合わせて使用することが可能であることは言うまでもな
い。本発明においては、仮焼時の陰イオンの分解温度、
仮焼後に於ける好ましくない残塩素分、残ハロゲン分、
残硫黄分のことを考えると、無機化合物としては酢酸
塩、硝酸塩を用いることが好ましい。このように水溶性
であってかつポリオール化合物に可溶な無機化合物を用
いることによって、無機化合物を構成する金属陽イオン
とポリオール化合物がもっているOH基との間でイオン
結合を行なうことによって、構成する金属イオンからな
る複合アルコキシドの合成を可能としている。
【0018】本発明に用いることが可能なポリオール化
合物としてはエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
トリグリコール、テトラエチレングリコール、ブタンジ
オール−1,4−ヘキシレングリコール、オクチレング
リコール等のグリコールを単独或いは組み合わせて使用
が可能である。また、本発明では、グリセリン等の三価
アルコール、四価、五価アルコール等であっても、所定
の条件に設定することによって、水溶性でかつポリオー
ル化合物に可溶なA元素及びTiを除くB元素の無機化
合物と反応してアルコキシドを生成するアルコールであ
れば、単独或いは組み合わせて使用ができる。
【0019】ステップS12 次に、ステップS11で作製された複合アルコキシド溶
液から、過剰なポリオール化合物を除去して、複合アル
コキシドゲルを作製する。ここで、ポリオール化合物の
除去は、例えば、真空蒸留、常圧蒸留、蒸発法で過剰の
ポリオールを除去することが可能である。ところが沸点
の高いポリオール化合物を用いた場合では、常圧蒸留あ
るいは蒸発法で行なうことは複合アルコキシドの分解す
ること等を考えると好ましくなく、真空蒸留で沸点を低
くして除去することが好ましい。
【0020】ステップS13 次に、ステップS12で作製された複合アルコキシドゲ
ルを比較的低い温度で熱処理(仮焼成)することによ
り、ABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を作製す
る。ここで、熱処理温度は、均一で微細なABO3複合
ペロブスカイト化合物粉体を作製するために、700℃
〜900℃の間の温度の設定することが好ましい。以上
のステップで本発明に係る第1の実施形態のABO3
合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法は構成される。
【0021】以上の第1の実施形態の製造方法では、A
BO3複合ペロブスカイト化合物用前駆体である複合ア
ルコキシド溶液から溶媒を除去することによりゲルを生
成させているので、仕込んだ構成金属元素全てを完全に
回収することができ、仕込時と回収時の間に組成のズレ
が起こらない。従って、従来技術の湿式合成方法の第2
の従来例及び第3の従来例の製造方法による脱水洗浄に
よって生じる溶解溶出による、仕込時との組成ズレの問
題を解決している。
【0022】また、第1の実施形態の製造方法では、M
e無機化合物とポリオール化合物と反応させることによ
り、A−サイトのアルカリ土類金属元素の複合アルコキ
シドを製造して用い、第4の従来例の製造方法に於いて
用いている高価なアルコキシドを用いていないので、A
BO3複合ペロブスカイト化合物粉体を安価に製造する
ことができる。
【0023】さらに、第1の実施形態の製造方法では、
Me無機化合物とポリオール化合物と反応させることに
より、A及びB−サイトの元素の複合アルコキシドを合
成し、当該複合アルコキシド溶液を用いている。このよ
うにして得られる複合アルコキシド溶液は耐加水分解性
が高いので、空気中の水分程度では簡単に加水分解によ
ってゲル化を起こすことがないので、複合アルコキシド
溶液の取扱いが容易である。これによって、複合アルコ
キシド溶液を取り扱うための高価な特殊な製造設備(例
えば、グローブボックス等)を必要としないので、AB
3複合ペロブスカイト化合物粉体の製造コストを低く
できる。
【0024】またさらに、第1の実施形態の製造方法で
は、ABO3複合ペロブスカイト化合物を構成する金属
元素を複合アルコキシド化し、この複合アルコキシドを
ゲル化して仮焼する方法を採用している。従って、ゾル
−ゲル法の特色である構成金属元素の均一分散性を最優
先にしており、第1〜第3の従来例の製造方法に於いて
問題になっている構成金属元素の均一分散性を関して克
服している。
【0025】また、第1の実施形態の製造方法では、ス
テップS13の仮焼成温度に関しても、ゾル−ゲル法に
於ける低温熱処理特性の利点を有し、700〜900℃
の範囲での熱処理が可能である。これによって、微細な
ABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造すること
ができる。
【0026】<第2の実施形態>第2の実施形態のAB
3複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法は、Bサ
イトの元素としてTiを含む、複合ペロブスカイト化合
物粉体の製造方法であって、以下に詳述する4つのステ
ップS21,S22,S23,S24からなる。ここ
で、Aサイトの元素は、Ba,Sr,Ca,Mg等の2
価のアルカリ土類金属のうちの少なくとも1つの元素が
選ばれ、Bサイトの元素は、Ti,Zr,Sn等のTi
を含む4価の金属元素のうちの少なくとも1つの元素が
選ばれる。
【0027】ステップS21 この第2の実施形態におけるステップS21は、第1の
実施形態のステップS11と同様にして、複合アルコキ
シド溶液を作製する。ただし、Me無機化合物における
Meは、ABO3複合ペロブスカイト化合物を構成する
A及びB元素のうちTiを除く各元素である。従って、
このステップS21で作製される複合アルコキシド溶液
はTiを含んでいない。以下、当該複合アルコキシド溶
液を複合(Tiを除く)アルコキシド溶液と記す。ここ
で、Me無機化合物及びポリオール化合物は、第1の実
施形態と同様各種の化合物及び溶剤を使用することがで
きる。
【0028】ステップS22 次に、複合(Tiを除く)アルコキシド溶液から、水分
を除去する。ここで、水分の除去は、例えば、常圧蒸留
や真空蒸留の方法を用いて行う。しかしながら、本発明
はこれらの方法に限定されるものではない。
【0029】ステップS23 次に、ステップS21において作製され、ステップS2
2で水分が除去された複合(Tiを除く)アルコキシド
溶液とTi−アルコキシドとを混合して反応させること
により、ABO3複合ペロブスカイト化合物を構成する
A及びB元素を総て含む複合アルコキシドを合成し、当
該複合アルコキシドを含む複合アルコキシド溶液を作製
する。以下、この複合アルコキシド溶液を複合(Tiを
含む)アルコキシド溶液と記す。このステップS23に
おいて、Ti−アルコキシドと反応させる複合(Tiを
除く)アルコキシド溶液から水分が除去されているの
で、Ti−アルコキシドが加水分解することがなく、複
合(Tiを含む)アルコキシド溶液を容易に作製でき
る。
【0030】ここで、ステップS23で使用可能なTi
アルコキシドとしては、テトラメトキシチタン、テトラ
エトキシチタン、テロライソプロポキシチタン、テトラ
ノルマルプロポキシチタン、テトラノルマルブトキシチ
タン、テトライソブトキシチタン、テトラ−secブトキ
シチタン、テトラ−t−ブトキシチタン、アルカノール
アミン例えばTEA(トリエタノールアミン),DEA
(ジエタノールアミン),MEA(モノエタノールアミ
ン)によって一部変性されたTiアルコキシド、カルボ
ン酸によって一部変性されたTiアルコキシド或いはaca
c(アセチルアセトン)によって一部変性されたTiアル
コキシド等のTiアルコキシドが挙げられるがこれに限
定されるものではない。又これらのTiアルコキシドを
組合せ併用することが可能であることは言うまでもな
い。
【0031】ステップS24 次に、ステップS23で作製された複合(Tiを含む)
アルコキシド溶液から、過剰なポリオール化合物を除去
して、複合アルコキシドゲルを作製する。ここで、ポリ
オール化合物の除去は、例えば、真空蒸留、常圧蒸留及
び蒸発法等の方法を用いることができる。
【0032】ステップS25 次に、ステップS24で作製された複合アルコキシドゲ
ルを比較的低い温度で熱処理(仮焼成)することによ
り、ABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を作製す
る。以上のステップで本発明に係る第2の実施形態のA
BO3複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法は構成
される。
【0033】以上の第2の実施形態の製造方法によれ
ば、TiをBサイトに含むABO3複合ペロブスカイト
化合物粉体を作製することができ、しかも、第1の実施
形態と同様の効果を有する。
【0034】<変形例>以上の第2の実施形態では、ス
テップS21で、複合(Tiを除く)アルコキシド溶液
を作製してステップS22で水分を除去した後、ステッ
プS23で、複合(Tiを除く)アルコキシド溶液とT
i−アルコキシドを反応させることにより、複合(Ti
を含む)アルコキシド溶液を作製した。しかしながら、
Me無機化合物として、結晶水を含まない化合物を用い
る場合は、ステップS21で、Me無機化合物とTi−
アルコキシドとを同時に、ポリオール化合物に反応させ
ることにより、複合(Tiを含む)アルコキシド溶液を
作製するようにしてもよい。以上のようにすることによ
り、ステップS22,S23を省くことができるので、
第2の実施形態に比較して製造工程を簡単にでき、しか
も第2の実施形態と同様の効果を有する。
【0035】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について説明す
る。本実施例では、表1に示す比率の3種類の複合ペロ
ブスカイト化合物粉体を作製して、諸特性を評価して表
3に示した。ここで、表2には、表1の複合ペロブスカ
イト化合物粉体を、本発明の製造方法を用いて製造する
場合に、用いる原材料の比率を示す。また、表1〜表3
において、BTはBaTiO3を示し、BSTはBa0.7
Sr0.3TiO3を示し、BTZはBa(Ti0.9
0.1)O3を示す。
【0036】本実施例では、まず、表2に示す量のエチ
レングリコールを500ccの丸底フラスコに入れ、続い
て表2に示す酢酸塩(BTの場合;酢酸バリウム、BS
Tの場合;酢酸バリウム及び酢酸ストロンチウム、BT
Zの場合;酢酸バリウム及び酢酸ジルコニウム)を入れ
てカバー、撹拌羽根及び冷却器を取付け、190〜20
0℃に調節されたオイルバスにセットする。そして、3
時間撹拌しながらエチレングリコールと反応を行ない、
アルコキシド(複合アルコキシド)を合成する。ここで、
合成されるアルコキシドは、BTの場合はBa−エチレ
ングリコールであり、BSTの場合は(Ba,Sr)−エチ
レングリコールであり、BZTの場合は、(Ba,Zr)−
エチレングリコールである。その後、Ar−ガスを反応
容器内に通しながら水分を除去する。水分除去後、オイ
ルバスの温度が80℃以下になるまで放冷し、表2に示
す量のTi−アルコキシドを添加し、オイルバスの温度
を130℃に加温しAr−ガスを通し撹拌しながら反応
を2時間行ない、発生するイソプロピルアルコールの除
去も行ない、複合(Tiを含む)アルコキシド溶液の合
成を行なう。ここで、複合(Tiを含む)アルコキシド
溶液は、BTの場合は(Ba,Ti)複合アルコキシド、B
STの場合は(Ba,Sr,Ti)複合アルコキシド、BZT
の場合は(Ba,Zr,Ti)複合アルコキシドである。
【0037】得られた複合アルコキシド溶液を真空蒸留
装置に入れ、温度100℃、真空度18mmHgの条件で
過剰のエチレングリコールを蒸留除去して、BT,BS
T及びBTZ前駆体ゲル粉体を得る。得られたゲル粉体
を700〜1000℃で2時間仮焼して複合ペロブスカ
イト化合物粉体を得た。得られた複合ペロブスカイト化
合物のXRD(X線回析)分析、TEM(透過型電子顕
微鏡)観察、SS(比表面積)測定を実施した。分析結
果については表3に示した。
【0038】
【表1】
【表2】
【表3】
【0039】比較の為に示した比較例は、炭酸バリウム
と酸化チタンを原料として乾式混合法(第1の従来例)
を用いて作製されたBT複合ペロブスカイト化合物粉体
の分析結果であり、XRDのみを示した。ここで、比較
例の製造方法においては、仮焼成温度は900〜100
0℃に設定し、仮焼成時間は2時間に設定した。
【0040】表3に示した特性評価結果から明らかなよ
うに、本発明の方法による場合は900℃で目的とする
複合ペロブスカイト化合物の単一相になっているのに対
して、比較例のBTの場合はBTと未反応の炭酸バリウ
ムと酸化チタンの回折ピークが検出されている。3種類
の回折ピーク強度からBTの生成率を計算すると35〜
40%程度となっており、従来方法の乾式混合法の反応
性が本発明の方法に比べて悪いことが明白である。又、
本発明の方法で得られている複合ペロブスカイト化合物
粉体の粒径も薄膜積層コンデンサーを製造に用いるのに
適した粒径になっている。更に、本発明の方法で得られ
たBST粉体のモル比を透過分析電子顕微鏡で1μmス
ポット径でランダムに10点分析を行なって、構成金属
元素の分散状態を確認した結果を表4に示した。
【0041】
【表4】
【0042】表4に示した結果から明らかなように、本
発明の方法で得られたBST粉体の粒子1個1個が理論
値に近いモル比を持った構成金属元素が均一分散した原
料粉体になっていることをはっきりと示している。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合ペロ
ブスカイト化合物粉体の製造方法では、上記各無機化合
物及びTi−アルコキシド(BサイトにTiを含む場
合)をポリオール化合物とを混合して反応させて、AB
複合アルコキシドを合成した後、ポリオール化合物を除
去することにより上記AB複合アルコキシドゲルを作製
して当該ゲルを、所定の温度で熱処理をすることにより
ABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造してい
る。これによって、均一でかつ安価なABO3複合ペロ
ブスカイト化合物粉体を製造することができる。
【0044】また、本発明において、上記AB複合アル
コキシドゲルを700〜900℃の間の所定の温度で熱
処理をすることにより、粒子径が極めて微細で比表面積
が大きく表面活性の高いABO3複合ペロブスカイト化
合物粉体を製造できる。従って、低温で焼成することが
できるABO3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造す
ることができる。
【0045】また、本発明において、上記各無機化合物
とポリオール化合物とを反応させて、AB(Tiを除
く)複合アルコキシドを合成して水分を除去した後、T
i−アルコキシドを加えて反応を行わせることにより、
ABO3複合ペロブスカイト化合物を構成する金属元素
を全て含有するAB(Tiを含む)複合アルコキシドを
合成することにより、上記ABO3複合ペロブスカイト
化合物の上記B化合物としてTiを含み、かつ上記各無
機化合物が結晶水を含む化合物である場合でも、ABO
3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造することができ
る。
【0046】また、本発明では、上記AB複合アルコキ
シド溶液中のポリオール化合物の除去を真空蒸留あるい
は常圧蒸留のいずれかの方法を用いることにより、容易
に蒸留できる。
【0047】またさらに、本発明では、各無機化合物と
して酢酸塩又は硝酸塩を用いることにより、電気特性に
優れた複合ペロブスカイト焼結体の製造に適したABO
3複合ペロブスカイト化合物粉体を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の複合ペロブス
カイト化合物粉体の製造方法を示す概略工程図である。
【図2】 本発明に係る第2の実施形態の複合ペロブス
カイト化合物粉体の製造方法を示す概略工程図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式ABO3(Aは2価のアルカリ土
    類金属からなる群から選ばれる少なくとも1種類の元
    素、Bは4価の金属元素からなる群から選ばれる少なく
    とも1種類の元素)で表されるABO3複合ペロブスカ
    イト化合物粉体の製造方法であって、 水溶性でかつポリオール化合物に可溶なA元素の無機化
    合物と、水溶性でかつポリオール化合物に可溶なB(T
    iを除く)元素の無機化合物及びTi−アルコキシドか
    らなる群から選ばれるB元素の化合物とを、ポリオール
    化合物と混合して反応させて、当該溶液中にAB複合ア
    ルコキシドを合成することにより、AB複合アルコキシ
    ド溶液を作製する複合アルコキシド溶液作製工程と、 上記作製されたAB複合アルコキシド溶液から、ポリオ
    ール化合物を除去することによりAB複合アルコキシド
    ゲルを作製するゲル化工程と、 上記作製されたAB複合アルコキシドゲルを、所定の温
    度で熱処理をすることによりABO3複合ペロブスカイ
    ト化合物粉体を作製する仮焼成工程とを含むことを特徴
    とする複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ABO3複合ペロブスカイト化合物
    粉体のB元素が、Ti、Zr及びSnからなる群から選
    ばれる少なくとも1種類の元素である請求項1記載の複
    合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記仮焼成工程において、上記AB複合
    アルコキシドゲルを700〜900℃の間の所定の温度
    で熱処理をする請求項1又は2記載の複合ペロブスカイ
    ト化合物粉体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記ABO3複合ペロブスカイト化合物
    の上記B元素としてTiを含み、かつ上記各無機化合物
    が結晶水を含む化合物であって、 上記複合アルコキシド溶液作製工程が、 上記各無機化合物とポリオール化合物とを混合して反応
    させて、A元素とTiを除くB元素との複合アルコキシ
    ドを合成し、当該溶液に含まれる水分を除去することに
    より、第1複合アルコキシド溶液を作製する工程と、 上記第1複合アルコキシド溶液に、Ti−アルコキシド
    を加えて反応させて、当該溶液中にA元素とTiを含む
    B元素との複合アルコキシドを合成することにより、A
    B複合アルコキシド溶液を作製する工程を含む請求項1
    〜3のうちの1つに記載の複合ペロブスカイト化合物粉
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記AB複合アルコキシド溶液中のポリ
    オール化合物の除去を真空蒸留あるいは常圧蒸留のいず
    れかの方法で行う請求項1〜4のうちの1つに記載の複
    合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記各無機化合物が、酢酸塩又は硝酸塩
    である請求項1〜5のうちの1つに記載の複合ペロブス
    カイト化合物粉体の製造方法。
JP8300112A 1996-11-12 1996-11-12 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法 Pending JPH10139405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300112A JPH10139405A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300112A JPH10139405A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10139405A true JPH10139405A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17880874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8300112A Pending JPH10139405A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10139405A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180122418A (ko) * 2016-06-06 2018-11-12 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180122418A (ko) * 2016-06-06 2018-11-12 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
US10726994B2 (en) 2016-06-06 2020-07-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100497938B1 (ko) 복합산화물 분말의 제조방법 및 복합산화물 분말
US4520004A (en) Method of manufacturing metal titanate fine powder
US20090285748A1 (en) Barium titanate and electronic parts using the material
JP5353728B2 (ja) 組成物の製造方法
JP2726439B2 (ja) ペロブスカイト構造を有するセラミック粉末の製造方法
US8431109B2 (en) Process for production of composition
US7001585B2 (en) Method of making barium titanate
JP3751304B2 (ja) チタン酸バリウムおよびそれを用いた電子部品
JPH0339018B2 (ja)
JP4657621B2 (ja) ペロブスカイト型チタン含有複合酸化物粒子、その製造方法及び用途
KR100955802B1 (ko) 미립 티탄산바륨계 분말의 제조방법
US20020146365A1 (en) Method for the preparation of oxide powders
JPH06305729A (ja) ペロブスカイト型化合物微細粒子粉末およびその製造法
TWI635048B (zh) 鈦酸鋇粉體的製造方法
JP3772354B2 (ja) セラミック粉体の製造方法
JP3838523B2 (ja) 組成物の製造方法
JPH0246531B2 (ja)
JPH10139405A (ja) 複合ペロブスカイト化合物粉体の製造方法
JP3668985B2 (ja) セラミック粉体の製造方法
KR102190834B1 (ko) 티탄산바륨 분체의 제조 방법
KR100395218B1 (ko) BaTiO3계 분말 제조 방법
JPH03159903A (ja) ペロブスカイト系セラミック粉末の製造方法
JPH07277710A (ja) ペロブスカイト型複合酸化物粉末の製造方法
JPH0239451B2 (ja)
JP2767584B2 (ja) ペロブスカイト型セラミックス微粉末の製造方法