JPH10139363A - クレーン用フック - Google Patents
クレーン用フックInfo
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- JPH10139363A JPH10139363A JP31417696A JP31417696A JPH10139363A JP H10139363 A JPH10139363 A JP H10139363A JP 31417696 A JP31417696 A JP 31417696A JP 31417696 A JP31417696 A JP 31417696A JP H10139363 A JPH10139363 A JP H10139363A
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- hook
- weight
- boom
- auxiliary
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブーム長に応じてフック全体の重量を加減
し、クレーンの吊上げ能力を向上する。 【解決手段】 フックウェイト36に補助ウェイト37
を着脱可能に取付ける構成としている。これにより、最
長のブームで作業を行なう場合には、補助ウェイト37
を取付けてフック21の全体重量を最長ブームに適した
重量にすることができる。また、短いブームで作業を行
なう場合には、補助ウェイト37を取外してフックの全
体重量を短いブームに適した重量にすることができる。
従って、短いブームで作業を行なうときには、取外した
補助ウェイト37の分だけフックを軽くすることがで
き、このときの吊上げ可能重量(定格荷重)を大きくす
ることができる。
し、クレーンの吊上げ能力を向上する。 【解決手段】 フックウェイト36に補助ウェイト37
を着脱可能に取付ける構成としている。これにより、最
長のブームで作業を行なう場合には、補助ウェイト37
を取付けてフック21の全体重量を最長ブームに適した
重量にすることができる。また、短いブームで作業を行
なう場合には、補助ウェイト37を取外してフックの全
体重量を短いブームに適した重量にすることができる。
従って、短いブームで作業を行なうときには、取外した
補助ウェイト37の分だけフックを軽くすることがで
き、このときの吊上げ可能重量(定格荷重)を大きくす
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクローラク
レーン、タワークレーン、トラッククレーン等に用いて
好適なクレーン用フックに関する。
レーン、タワークレーン、トラッククレーン等に用いて
好適なクレーン用フックに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、資材の積み降ろしや高所への資
材の運搬を行なう場合には、クローラクレーン、タワー
クレーン、トラッククレーン等が用いられている。
材の運搬を行なう場合には、クローラクレーン、タワー
クレーン、トラッククレーン等が用いられている。
【0003】そこで、高層ビル等の建設現場において、
地上から高所への資材運搬等に用いられるクローラクレ
ーンを例に挙げて説明する。
地上から高所への資材運搬等に用いられるクローラクレ
ーンを例に挙げて説明する。
【0004】ここで、クローラクレーンは、下部走行体
と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体
と、上部旋回体の前部に設けられた作業装置とからな
り、前記上部旋回体には、例えば主巻ドラム、補巻ドラ
ムおよび起伏ドラムからなる巻上げドラムが設けられて
いる。また、前記作業装置は、基端側が上部旋回体に俯
仰動可能に取付けられたブームと、一端側が前記主巻ド
ラムに巻回され、他端側がブームの先端部から垂下され
た主巻ロープと、主巻ロープの他端部に取付けられたフ
ックとから大略構成されている。
と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体
と、上部旋回体の前部に設けられた作業装置とからな
り、前記上部旋回体には、例えば主巻ドラム、補巻ドラ
ムおよび起伏ドラムからなる巻上げドラムが設けられて
いる。また、前記作業装置は、基端側が上部旋回体に俯
仰動可能に取付けられたブームと、一端側が前記主巻ド
ラムに巻回され、他端側がブームの先端部から垂下され
た主巻ロープと、主巻ロープの他端部に取付けられたフ
ックとから大略構成されている。
【0005】そして、前記クレーン用フックは、フック
ケースと、このフックケースの上側に設けられ、クレー
ンのブームから垂下された主巻ロープに連結される連結
具と、前記フックケースの下側に取付けられた荷吊具
と、前記主巻ロープに所定の張力を与えるため、前記フ
ックケースに取付けられたフックウェイト等とから構成
されている。
ケースと、このフックケースの上側に設けられ、クレー
ンのブームから垂下された主巻ロープに連結される連結
具と、前記フックケースの下側に取付けられた荷吊具
と、前記主巻ロープに所定の張力を与えるため、前記フ
ックケースに取付けられたフックウェイト等とから構成
されている。
【0006】ここで、主巻ドラムから巻出されている主
巻ロープの巻出し長さが長ければ、この主巻ロープの重
量は大となり、一方、主巻ロープの巻出し長さが短けれ
ば、この主巻ロープの重量は小となる。
巻ロープの巻出し長さが長ければ、この主巻ロープの重
量は大となり、一方、主巻ロープの巻出し長さが短けれ
ば、この主巻ロープの重量は小となる。
【0007】このため、フック全体の重量は、数種類の
ブーム長のうち、ブームを最大長としたときに、主巻ド
ラムからブーム先端までの主巻ロープの重量よりも重い
値に設定されている。そして、フック全体の重量をこの
ように設定することにより、ブームの背面側に位置する
主巻ロープの重量に抗してフックが自由落下でき、かつ
主巻ロープに所定の張力を与えることができる。
ブーム長のうち、ブームを最大長としたときに、主巻ド
ラムからブーム先端までの主巻ロープの重量よりも重い
値に設定されている。そして、フック全体の重量をこの
ように設定することにより、ブームの背面側に位置する
主巻ロープの重量に抗してフックが自由落下でき、かつ
主巻ロープに所定の張力を与えることができる。
【0008】これにより、主巻ドラムで主巻ロープを巻
出したときには、この巻出し長さに応じてフックを下降
させることができる。また、主巻ドラムで主巻ロープを
巻取るときには、巻緩みによる乱巻の発生を防止した状
態で、主巻ロープを正確に巻取ることができる。
出したときには、この巻出し長さに応じてフックを下降
させることができる。また、主巻ドラムで主巻ロープを
巻取るときには、巻緩みによる乱巻の発生を防止した状
態で、主巻ロープを正確に巻取ることができる。
【0009】従来技術によるクローラクレーンはこのよ
うに構成されるもので、上部旋回体を旋回させつつ、ブ
ームの角度を適宜調整する。この状態で、主巻ドラムに
よって主巻ロープを巻出してフックを下降させ、フック
に資材を吊した後、主巻ロープを巻取ることにより、フ
ックに吊した資材を地上から高所の作業現場に運搬す
る。
うに構成されるもので、上部旋回体を旋回させつつ、ブ
ームの角度を適宜調整する。この状態で、主巻ドラムに
よって主巻ロープを巻出してフックを下降させ、フック
に資材を吊した後、主巻ロープを巻取ることにより、フ
ックに吊した資材を地上から高所の作業現場に運搬す
る。
【0010】なお、ここでは、主巻ロープに取付けられ
たフックについて説明したが、補巻ドラムに補巻ロープ
を巻回し、この補巻ロープにフックを取付ける構成とし
た場合でも同様である。
たフックについて説明したが、補巻ドラムに補巻ロープ
を巻回し、この補巻ロープにフックを取付ける構成とし
た場合でも同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるクローラクレーンでは、ブームを最長に設
定した状態で、この最長ブームの背面側に位置する主巻
ロープの重量に抗して自由落下でき、かつ主巻ロープに
所定の張力を与えることができるようにフック全体の重
量を設定している。
来技術によるクローラクレーンでは、ブームを最長に設
定した状態で、この最長ブームの背面側に位置する主巻
ロープの重量に抗して自由落下でき、かつ主巻ロープに
所定の張力を与えることができるようにフック全体の重
量を設定している。
【0012】このため、ブームを短くした状態で作業を
行なうときでも、フックの重量が最長ブームに対応した
重量となっているから、フックの重量は短いブームに対
して必要以上の重量となってしまう。この結果、ブーム
を短くして作業を行なっているときには、このときの吊
上げ可能重量(定格荷重)が、最長ブームに適したフッ
ク重量から短いブームに適したフック重量を差し引いた
重量の分だけ小さくなってしまい、クローラクレーンの
吊上げ能力の低下を招くという問題がある。
行なうときでも、フックの重量が最長ブームに対応した
重量となっているから、フックの重量は短いブームに対
して必要以上の重量となってしまう。この結果、ブーム
を短くして作業を行なっているときには、このときの吊
上げ可能重量(定格荷重)が、最長ブームに適したフッ
ク重量から短いブームに適したフック重量を差し引いた
重量の分だけ小さくなってしまい、クローラクレーンの
吊上げ能力の低下を招くという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ブーム長に応じてフック全体の重量を加
減することにより、クレーンの吊上げ能力を向上できる
ようにしたクレーン用フックを提供することを目的とし
ている。
されたもので、ブーム長に応じてフック全体の重量を加
減することにより、クレーンの吊上げ能力を向上できる
ようにしたクレーン用フックを提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用するクレーン用フック
は、フックケースと、このフックケースの上側に設けら
れ、クレーンのブームから垂下されたロープに連結され
る連結具と、前記フックケースの下側に取付けられた荷
吊具と、前記ロープに所定の張力を与えるため、前記フ
ックケースに取付けられたフックウェイトと、前記ブー
ム長に応じてフック全体の重量を加減するため、前記フ
ックウェイトに着脱可能に取付けられる補助ウェイトと
から構成してなる。
ために、請求項1の発明が採用するクレーン用フック
は、フックケースと、このフックケースの上側に設けら
れ、クレーンのブームから垂下されたロープに連結され
る連結具と、前記フックケースの下側に取付けられた荷
吊具と、前記ロープに所定の張力を与えるため、前記フ
ックケースに取付けられたフックウェイトと、前記ブー
ム長に応じてフック全体の重量を加減するため、前記フ
ックウェイトに着脱可能に取付けられる補助ウェイトと
から構成してなる。
【0015】このように構成したことにより、ブームか
ら垂下されたロープに連結具を連結し、この状態で荷吊
具に資材等を吊すことにより、ロープの巻出し、巻取り
に応じて資材を高所等に運搬することができる。
ら垂下されたロープに連結具を連結し、この状態で荷吊
具に資材等を吊すことにより、ロープの巻出し、巻取り
に応じて資材を高所等に運搬することができる。
【0016】一方、クレーンに設けられたブーム長が長
いときには、補助ウェイトを取付けることにより、フッ
ク全体の重量を重くして長いブームに適した重量とする
ことができる。また、ブーム長が短いときには、補助ウ
ェイトを外すことにより、フック全体の重量を軽くして
短いブームに適した重量とすることができる。
いときには、補助ウェイトを取付けることにより、フッ
ク全体の重量を重くして長いブームに適した重量とする
ことができる。また、ブーム長が短いときには、補助ウ
ェイトを外すことにより、フック全体の重量を軽くして
短いブームに適した重量とすることができる。
【0017】請求項2の発明は、前記フックウェイトと
補助ウェイトとには同軸の貫通穴を設け、前記補助ウェ
イトはフックウェイトに対してこの貫通穴に挿通される
固定ピンを介して着脱可能に取付ける構成としたことに
ある。
補助ウェイトとには同軸の貫通穴を設け、前記補助ウェ
イトはフックウェイトに対してこの貫通穴に挿通される
固定ピンを介して着脱可能に取付ける構成としたことに
ある。
【0018】このように構成したことにより、フックウ
ェイトと補助ウェイトとに同軸に設けられた貫通穴に固
定ピンを挿脱するだけで、フックウェイトに対して補助
ウェイトを着脱することができる。
ェイトと補助ウェイトとに同軸に設けられた貫通穴に固
定ピンを挿脱するだけで、フックウェイトに対して補助
ウェイトを着脱することができる。
【0019】請求項3の発明は、前記連結具は前記フッ
クケースの上側に回転可能に設けられた連結ブラケット
であり、前記荷吊具は前記フックケースの下側に回転可
能に設けられた荷吊鈎である。
クケースの上側に回転可能に設けられた連結ブラケット
であり、前記荷吊具は前記フックケースの下側に回転可
能に設けられた荷吊鈎である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
クレーン用フックをクローラクレーンの主巻ロープに取
付けて用いた場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に
説明する。
クレーン用フックをクローラクレーンの主巻ロープに取
付けて用いた場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に
説明する。
【0021】図中、1は下部走行体、2は下部走行体1
上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、上部旋回
体2の後部側には、ガイドシーブ3Aを有するA型フレ
ーム3、カウンタウエイト4等が設けられている。ま
た、上部旋回体2には、例えば主巻ドラム5A、補巻ド
ラム5Bおよび起伏ドラム5Cからなる巻上げドラム5
が設けられている。
上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、上部旋回
体2の後部側には、ガイドシーブ3Aを有するA型フレ
ーム3、カウンタウエイト4等が設けられている。ま
た、上部旋回体2には、例えば主巻ドラム5A、補巻ド
ラム5Bおよび起伏ドラム5Cからなる巻上げドラム5
が設けられている。
【0022】6は基端側が上部旋回体2の前部に俯仰動
可能に取付けられた骨組構造をなすブームで、図1に示
すブーム6は、設定されている数種類のブーム長のう
ち、最長に設定した状態を示している。そして、最長の
ブーム6は、上側ブームラチス部6A、下側ブームラチ
ス部6Bおよび中間ブームラチス部6Cとから大略構成
され、各ブームラチス部6A,6B,6Cはピン結合手
段等によって連結されている。また、上側ブームラチス
部6Bの先端側には、後述する主巻ロープ9が巻回され
た複数枚のガイドシーブ7、ブームポイントシーブ8
(いずれも1枚のみ図示)が回転可能に取付けられてい
る。
可能に取付けられた骨組構造をなすブームで、図1に示
すブーム6は、設定されている数種類のブーム長のう
ち、最長に設定した状態を示している。そして、最長の
ブーム6は、上側ブームラチス部6A、下側ブームラチ
ス部6Bおよび中間ブームラチス部6Cとから大略構成
され、各ブームラチス部6A,6B,6Cはピン結合手
段等によって連結されている。また、上側ブームラチス
部6Bの先端側には、後述する主巻ロープ9が巻回され
た複数枚のガイドシーブ7、ブームポイントシーブ8
(いずれも1枚のみ図示)が回転可能に取付けられてい
る。
【0023】9は一端側が主巻ドラム5Aに巻回された
主巻ロープで、この主巻ロープ9の他端側は、各ガイド
シーブ7、ブームポイントシーブ8に順次巻回された後
に垂れ下がり、その端部にクレーン用フック21が取付
けられている。ここで、前記主巻ロープ9の他端部に
は、図2に示す如く、ブラケット9Aが固着され、ブラ
ケット9Aには後述する連結ブラケット26が着脱可能
に連結される。
主巻ロープで、この主巻ロープ9の他端側は、各ガイド
シーブ7、ブームポイントシーブ8に順次巻回された後
に垂れ下がり、その端部にクレーン用フック21が取付
けられている。ここで、前記主巻ロープ9の他端部に
は、図2に示す如く、ブラケット9Aが固着され、ブラ
ケット9Aには後述する連結ブラケット26が着脱可能
に連結される。
【0024】10は一端側が巻上げドラム5の起伏ドラ
ム5Cに巻回されたブーム俯仰ロープで、このブーム俯
仰ロープ10の他端側は、A型フレーム3のガイドシー
ブ3Aを介してブライドル11の各シーブとハンガ12
の各シーブ(いずれも図示せず)との間で順次巻回され
た後にハンガ12に掛止めされている。また、13は前
記ブライドル11と上側ブームラチス部6A先端とに連
結されたペンダントロープを示している。
ム5Cに巻回されたブーム俯仰ロープで、このブーム俯
仰ロープ10の他端側は、A型フレーム3のガイドシー
ブ3Aを介してブライドル11の各シーブとハンガ12
の各シーブ(いずれも図示せず)との間で順次巻回され
た後にハンガ12に掛止めされている。また、13は前
記ブライドル11と上側ブームラチス部6A先端とに連
結されたペンダントロープを示している。
【0025】そして、ブーム俯仰ロープ10を起伏ドラ
ム5Cで巻取ることにより、ブライドル11をハンガ1
2に接近させてペンダントロープ13を引張りブーム6
を上向きに仰動させる。また、ブーム俯仰ロープ10を
起伏ドラム5Cから巻出すことにより、ブライドル11
をハンガ12から離間させてブーム6を下向きに俯動さ
せる。
ム5Cで巻取ることにより、ブライドル11をハンガ1
2に接近させてペンダントロープ13を引張りブーム6
を上向きに仰動させる。また、ブーム俯仰ロープ10を
起伏ドラム5Cから巻出すことにより、ブライドル11
をハンガ12から離間させてブーム6を下向きに俯動さ
せる。
【0026】21はブーム6の先端側から垂下された主
巻ロープ9に取付けられ、前述したブーム6、巻上げド
ラム5等と共に作業装置を構成するクレーン用フック
(以下、フック21という)で、このフック21は、後
述するフックケース22、連結ブラケット26、荷吊鈎
30、フックウェイト36、補助ウェイト37等から構
成されている。
巻ロープ9に取付けられ、前述したブーム6、巻上げド
ラム5等と共に作業装置を構成するクレーン用フック
(以下、フック21という)で、このフック21は、後
述するフックケース22、連結ブラケット26、荷吊鈎
30、フックウェイト36、補助ウェイト37等から構
成されている。
【0027】22はフック21のベースとなるフックケ
ースで、このフックケース22は、図3、図4に示す如
く、4枚の板材23A,23A,…から上下方向に伸長
する角筒状に形成された筒状ケース23と、筒状ケース
23内の上側に嵌合された方形状の上側ブロック24
と、前記筒状ケース23内の下側に嵌合された方形状の
下側ブロック25とから大略構成され、前記ブロック2
4,25は溶接手段等によって前記筒状ケース23に固
着されている。また、前記ブロック24,25の中央に
は、上下方向に貫通して挿通穴24A,25Aが形成さ
れている。
ースで、このフックケース22は、図3、図4に示す如
く、4枚の板材23A,23A,…から上下方向に伸長
する角筒状に形成された筒状ケース23と、筒状ケース
23内の上側に嵌合された方形状の上側ブロック24
と、前記筒状ケース23内の下側に嵌合された方形状の
下側ブロック25とから大略構成され、前記ブロック2
4,25は溶接手段等によって前記筒状ケース23に固
着されている。また、前記ブロック24,25の中央に
は、上下方向に貫通して挿通穴24A,25Aが形成さ
れている。
【0028】26は主巻ロープ9にフック21を連結す
るためにフックケース22の上側に設けられた連結具と
なる連結ブラケットで、この連結ブラケット26は、上
下方向に伸長した円柱部26Aと、円柱部26Aから上
方に伸長した連結板26Bとから大略構成され、前記連
結板26Bには後述する連結ピン29が挿嵌されるピン
穴26Cが形成されている。また、連結ブラケット26
は、その円柱部26Aを上側ブロック24の挿通穴24
Aに挿通した状態で、先端側に取付けられたリング部材
27によって抜け止めされている。さらに、上側ブロッ
ク24とリング部材27との間にはスラスト軸受28が
配設され、これによって連結ブラケット26はフックケ
ース22に対して回転可能となっている。
るためにフックケース22の上側に設けられた連結具と
なる連結ブラケットで、この連結ブラケット26は、上
下方向に伸長した円柱部26Aと、円柱部26Aから上
方に伸長した連結板26Bとから大略構成され、前記連
結板26Bには後述する連結ピン29が挿嵌されるピン
穴26Cが形成されている。また、連結ブラケット26
は、その円柱部26Aを上側ブロック24の挿通穴24
Aに挿通した状態で、先端側に取付けられたリング部材
27によって抜け止めされている。さらに、上側ブロッ
ク24とリング部材27との間にはスラスト軸受28が
配設され、これによって連結ブラケット26はフックケ
ース22に対して回転可能となっている。
【0029】29は主巻ロープ9のブラケット9Aと連
結ブラケット26との間に挿脱可能に取付けられる連結
ピンで、この連結ピン29は、フック21を主巻ロープ
9に対して着脱可能に連結するものである。
結ブラケット26との間に挿脱可能に取付けられる連結
ピンで、この連結ピン29は、フック21を主巻ロープ
9に対して着脱可能に連結するものである。
【0030】30はフックケース22の下側に設けられ
た荷吊具となる荷吊鈎で、この荷吊鈎30は、後述する
ジョイント部材31、鈎体34等から構成されている。
た荷吊具となる荷吊鈎で、この荷吊鈎30は、後述する
ジョイント部材31、鈎体34等から構成されている。
【0031】31はフックケース22の下側に回転可能
に設けられたジョイント部材で、このジョイント部材3
1は、上下方向に伸長した円柱部31Aと、円柱部31
Aから下方に並行に伸長した2枚の連結板31B,31
B(1枚のみ図示)とから大略構成され、前記各連結板
31Bには後述する連結ピン35が挿嵌されるピン穴3
1Cが形成されている。また、ジョイント部材31は、
その円柱部31Aを下側ブロック25の挿通穴25Aに
挿通した状態で、先端側に取付けられたリング部材32
によって抜け止めされている。さらに、下側ブロック2
5とリング部材32との間にはスラスト軸受33が配設
され、これによってジョイント部材31はフックケース
22に対して回転可能となっている。
に設けられたジョイント部材で、このジョイント部材3
1は、上下方向に伸長した円柱部31Aと、円柱部31
Aから下方に並行に伸長した2枚の連結板31B,31
B(1枚のみ図示)とから大略構成され、前記各連結板
31Bには後述する連結ピン35が挿嵌されるピン穴3
1Cが形成されている。また、ジョイント部材31は、
その円柱部31Aを下側ブロック25の挿通穴25Aに
挿通した状態で、先端側に取付けられたリング部材32
によって抜け止めされている。さらに、下側ブロック2
5とリング部材32との間にはスラスト軸受33が配設
され、これによってジョイント部材31はフックケース
22に対して回転可能となっている。
【0032】34はジョイント部材31の下側に設けら
れた鈎体で、この鈎体34はJ字状をなし、その上端部
がジョイント部材31の各連結板31B間に連結ピン3
5によって回動可能に連結されている。
れた鈎体で、この鈎体34はJ字状をなし、その上端部
がジョイント部材31の各連結板31B間に連結ピン3
5によって回動可能に連結されている。
【0033】36はフックケース22の外周側に設けら
れた円筒状のフックウェイトで、このフックウェイト3
6は、図4に示すように、その内周側が筒状ケース23
の各角隅部に溶接され、これによってフックケース22
に一体的に固着されている。また、フックウェイト36
の上下方向中間部には、後述する固定ボルト38が挿通
する貫通穴となるボルト穴36Aが径方向に貫通して形
成されている。そして、フックウェイト36の重量は、
図5に示すように、中間ブームラチス部6Cを取外し、
上側ブームラチス部6Aと下側ブームラチス部6Bとを
直接連結した状態のブーム6′において、図6に示す補
助ウェイト37を除いたフック21′の全体重量がこの
ブーム6′の長さ適した重量となるように設定されてい
る。なお、本実施例のクローラクレーンでは、ブーム
6′の状態が使用頻度の最も高いブーム長さとなってい
る。
れた円筒状のフックウェイトで、このフックウェイト3
6は、図4に示すように、その内周側が筒状ケース23
の各角隅部に溶接され、これによってフックケース22
に一体的に固着されている。また、フックウェイト36
の上下方向中間部には、後述する固定ボルト38が挿通
する貫通穴となるボルト穴36Aが径方向に貫通して形
成されている。そして、フックウェイト36の重量は、
図5に示すように、中間ブームラチス部6Cを取外し、
上側ブームラチス部6Aと下側ブームラチス部6Bとを
直接連結した状態のブーム6′において、図6に示す補
助ウェイト37を除いたフック21′の全体重量がこの
ブーム6′の長さ適した重量となるように設定されてい
る。なお、本実施例のクローラクレーンでは、ブーム
6′の状態が使用頻度の最も高いブーム長さとなってい
る。
【0034】ここで、ブーム6′の長さに適した重量と
は、ブーム6′の先端から主巻ドラム5Aまでの主巻ロ
ープ9、即ちブーム6′の背面側に位置する主巻ロープ
9の重量に抗してフック21が自由落下でき、かつ主巻
ロープ9に所定の張力を与え、主巻ドラム5Aで主巻ロ
ープ9を巻取るときに巻緩みの発生を防止できる程度の
重量である。
は、ブーム6′の先端から主巻ドラム5Aまでの主巻ロ
ープ9、即ちブーム6′の背面側に位置する主巻ロープ
9の重量に抗してフック21が自由落下でき、かつ主巻
ロープ9に所定の張力を与え、主巻ドラム5Aで主巻ロ
ープ9を巻取るときに巻緩みの発生を防止できる程度の
重量である。
【0035】37はフックウェイト36の外周側に着脱
可能に設けられた補助ウェイトで、この補助ウェイト3
7は円筒状に形成され、その上端部には補助ウェイト3
7をフックウェイト36に上側から嵌合させたときに、
このフックウェイト36の上端部外周側に係合する環状
の係合突起37Aが形成されている。また、補助ウェイ
ト37には、フックウェイト36の外周側に嵌合させた
状態でフックウェイト36のボルト穴36Aと同軸に連
通する貫通穴となるボルト穴37Bが形成されている。
可能に設けられた補助ウェイトで、この補助ウェイト3
7は円筒状に形成され、その上端部には補助ウェイト3
7をフックウェイト36に上側から嵌合させたときに、
このフックウェイト36の上端部外周側に係合する環状
の係合突起37Aが形成されている。また、補助ウェイ
ト37には、フックウェイト36の外周側に嵌合させた
状態でフックウェイト36のボルト穴36Aと同軸に連
通する貫通穴となるボルト穴37Bが形成されている。
【0036】ここで、補助ウェイト37の重量は、図1
に示すように、上側ブームラチス部6A、下側ブームラ
チス部6B、中間ブームラチス部6Cとを連結した状態
のブーム6において、フック21の全体重量がこのブー
ム6の長さに適した重量となるように設定されている。
なお、本実施例のクローラクレーンでは、ブーム6の状
態が最長ブームとなっている。
に示すように、上側ブームラチス部6A、下側ブームラ
チス部6B、中間ブームラチス部6Cとを連結した状態
のブーム6において、フック21の全体重量がこのブー
ム6の長さに適した重量となるように設定されている。
なお、本実施例のクローラクレーンでは、ブーム6の状
態が最長ブームとなっている。
【0037】38はフック21の径方向に配設された固
定ピンとなる固定ボルトで、この固定ボルト38は、補
助ウェイト37のボルト穴37B、フックウェイト36
のボルト穴36Aに挿通され、先端部に螺着されるナッ
ト39,39によって抜止めされる。そして、固定ボル
ト38は補助ウェイト37をフックウェイト36に対し
て着脱可能に固定するものである。
定ピンとなる固定ボルトで、この固定ボルト38は、補
助ウェイト37のボルト穴37B、フックウェイト36
のボルト穴36Aに挿通され、先端部に螺着されるナッ
ト39,39によって抜止めされる。そして、固定ボル
ト38は補助ウェイト37をフックウェイト36に対し
て着脱可能に固定するものである。
【0038】40はフックケース22、フックウェイト
36の上面に亘って固着された円板状の閉塞板で、この
閉塞板40はフックケース22とフックウェイト36と
の間の隙間を閉塞するものである。
36の上面に亘って固着された円板状の閉塞板で、この
閉塞板40はフックケース22とフックウェイト36と
の間の隙間を閉塞するものである。
【0039】本実施例によるクローラクレーンは、上述
の如き構成を有するもので、次に、その動作について説
明する。
の如き構成を有するもので、次に、その動作について説
明する。
【0040】最初に、ブームを最長となるブーム6に設
定した場合の動作について説明する。
定した場合の動作について説明する。
【0041】まず、下部走行体1を走行させ、作業位置
に下部走行体1を固定する。そして、巻上げドラム5の
起伏ドラム5Cからブーム俯仰ロープ10を巻出し、ま
たは巻取ってブーム6を俯仰動させ、所定の角度に調整
する。この状態で、主巻ドラム5Aによって主巻ロープ
9を巻出してフック21を下降させ、フック21の荷吊
鈎30に資材を吊した後、主巻ロープ9を巻取ることに
より、フック21に吊した資材を地上から高所の作業現
場に運搬する。
に下部走行体1を固定する。そして、巻上げドラム5の
起伏ドラム5Cからブーム俯仰ロープ10を巻出し、ま
たは巻取ってブーム6を俯仰動させ、所定の角度に調整
する。この状態で、主巻ドラム5Aによって主巻ロープ
9を巻出してフック21を下降させ、フック21の荷吊
鈎30に資材を吊した後、主巻ロープ9を巻取ることに
より、フック21に吊した資材を地上から高所の作業現
場に運搬する。
【0042】この作業時には、フック21に補助ウェイ
ト37を取付けることにより、フック21の全体重量を
最長のブーム6に対応した重量とすることができる。こ
れにより、フック21に資材を吊していない状態(無負
荷状態)でも、主巻ドラム5Aから主巻ロープ9を巻出
したときには、この巻出し長さに応じてフック21を下
降させることができる。また、主巻ロープ9を主巻ドラ
ム5Aで巻取るときには、フック21によって主巻ロー
プ9に所定の張力を与えて巻緩みによる乱巻の発生を防
止し、主巻ロープ9を正確に巻取ることができる。
ト37を取付けることにより、フック21の全体重量を
最長のブーム6に対応した重量とすることができる。こ
れにより、フック21に資材を吊していない状態(無負
荷状態)でも、主巻ドラム5Aから主巻ロープ9を巻出
したときには、この巻出し長さに応じてフック21を下
降させることができる。また、主巻ロープ9を主巻ドラ
ム5Aで巻取るときには、フック21によって主巻ロー
プ9に所定の張力を与えて巻緩みによる乱巻の発生を防
止し、主巻ロープ9を正確に巻取ることができる。
【0043】次に、ブーム6よりも短いブーム6′によ
って作業を行なう場合について説明する。
って作業を行なう場合について説明する。
【0044】この場合には、図5に示すようにブーム長
さが短くなった分、ブーム6′の背面側に位置する主巻
ロープ9の長さも短くなるから、最長のブーム6で用い
ていたフック21では、必要以上の重量となってしま
う。このため、フック21から補助ウェイト37を取外
し、ブーム6′に合せて軽くする。
さが短くなった分、ブーム6′の背面側に位置する主巻
ロープ9の長さも短くなるから、最長のブーム6で用い
ていたフック21では、必要以上の重量となってしま
う。このため、フック21から補助ウェイト37を取外
し、ブーム6′に合せて軽くする。
【0045】そこで、補助ウェイト37を取外すには、
主巻ロープ9のブラケット9Aと連結ブラケット26と
の間に挿嵌されている連結ピン29を引抜き、主巻ロー
プ9からフック21を取外す。
主巻ロープ9のブラケット9Aと連結ブラケット26と
の間に挿嵌されている連結ピン29を引抜き、主巻ロー
プ9からフック21を取外す。
【0046】次に、各ナット39を緩めて固定ボルト3
8をフックウェイト36のボルト穴36A、補助ウェイ
ト37のボルト穴37Bから引抜くことにより、図6に
示す如く、補助ウェイト37をフックウェイト36から
取外すことができる。そして、補助ウェイト37を取外
したら、主巻ロープ9のブラケット9Aと連結ブラケッ
ト26とを連結ピン29によって連結する。なお、補助
ウェイト37を取付けるときの作業は、上述した作業と
逆の手順で行なわれる。
8をフックウェイト36のボルト穴36A、補助ウェイ
ト37のボルト穴37Bから引抜くことにより、図6に
示す如く、補助ウェイト37をフックウェイト36から
取外すことができる。そして、補助ウェイト37を取外
したら、主巻ロープ9のブラケット9Aと連結ブラケッ
ト26とを連結ピン29によって連結する。なお、補助
ウェイト37を取付けるときの作業は、上述した作業と
逆の手順で行なわれる。
【0047】これにより、補助ウェイト37の分だけ軽
くなってブーム6′に適した重量のフック21′となる
から、ブーム6′を用いて主巻ロープ9を巻出し、また
は巻取ったときには、この巻出し長さに応じてフック2
1′を下降させることができ、また、巻緩みによる乱巻
の発生を防止し、主巻ロープ9を正確に巻取ることがで
きる。
くなってブーム6′に適した重量のフック21′となる
から、ブーム6′を用いて主巻ロープ9を巻出し、また
は巻取ったときには、この巻出し長さに応じてフック2
1′を下降させることができ、また、巻緩みによる乱巻
の発生を防止し、主巻ロープ9を正確に巻取ることがで
きる。
【0048】しかも、補助ウェイト37を取外してフッ
ク21の重量を軽くし、ブーム6′に適した重量として
いるから、取外した補助ウェイト37の分だけ、ブーム
6′を用いたときの吊上げ可能重量(定格荷重)を大き
くすることができる。
ク21の重量を軽くし、ブーム6′に適した重量として
いるから、取外した補助ウェイト37の分だけ、ブーム
6′を用いたときの吊上げ可能重量(定格荷重)を大き
くすることができる。
【0049】かくして、本実施例によれば、フックウェ
イト36に補助ウェイト37を着脱可能に取付ける構成
としているから、最長のブーム6で作業を行なう場合に
は、補助ウェイト37を取付けてフック21の全体重量
をブーム6に適した重量にすることができる。また、ブ
ーム6よりも短いブーム6′で作業を行なう場合には、
補助ウェイト37を取外してフック21′の全体重量を
ブーム6′に適した重量にすることができる。
イト36に補助ウェイト37を着脱可能に取付ける構成
としているから、最長のブーム6で作業を行なう場合に
は、補助ウェイト37を取付けてフック21の全体重量
をブーム6に適した重量にすることができる。また、ブ
ーム6よりも短いブーム6′で作業を行なう場合には、
補助ウェイト37を取外してフック21′の全体重量を
ブーム6′に適した重量にすることができる。
【0050】この結果、短いブーム6′で作業を行なう
ときには、取外した補助ウェイト37の分だけフック2
1′を軽くすることができるから、このときの吊上げ可
能重量(定格荷重)を大きくすることができ、クローラ
クレーンの吊上げ能力を向上することができる。
ときには、取外した補助ウェイト37の分だけフック2
1′を軽くすることができるから、このときの吊上げ可
能重量(定格荷重)を大きくすることができ、クローラ
クレーンの吊上げ能力を向上することができる。
【0051】また、補助ウェイト37を取外したときの
フック21′の重量を、使用頻度の最も高いブーム長と
なるブーム6′に適した重量としているから、使用頻度
の高いブーム6′で作業を行なうときに吊上げ可能重量
を大きくすることができ、クローラクレーンの作業能力
を最大限に発揮することができる。
フック21′の重量を、使用頻度の最も高いブーム長と
なるブーム6′に適した重量としているから、使用頻度
の高いブーム6′で作業を行なうときに吊上げ可能重量
を大きくすることができ、クローラクレーンの作業能力
を最大限に発揮することができる。
【0052】また、補助ウェイト37の他に、数種類の
ブーム長に対応した数種類の補助ウェイトを用意し、ブ
ーム長に応じてこれらの補助助ウェイトをフックウェイ
ト36に取付ける構成とした場合には、他の長さのブー
ムで作業を行なうときにも、吊上げ可能重量を大きくす
ることができる。
ブーム長に対応した数種類の補助ウェイトを用意し、ブ
ーム長に応じてこれらの補助助ウェイトをフックウェイ
ト36に取付ける構成とした場合には、他の長さのブー
ムで作業を行なうときにも、吊上げ可能重量を大きくす
ることができる。
【0053】さらに、補助ウェイト37を筒状に形成
し、補助ウェイト37をフックウェイト36外周側に嵌
合させた状態で固定ボルト38等で固定する構成として
いるから、補助ウェイト37を簡単かつ短時間の作業で
着脱することができ、着脱作業時の作業性を向上するこ
とができる。
し、補助ウェイト37をフックウェイト36外周側に嵌
合させた状態で固定ボルト38等で固定する構成として
いるから、補助ウェイト37を簡単かつ短時間の作業で
着脱することができ、着脱作業時の作業性を向上するこ
とができる。
【0054】また、主巻ロープ9のブラケット9Aとフ
ック21の連結ブラケット26とを連結ピン29で着脱
可能に連結しているから、連結ピン29を取外すことに
より、フック21を主巻ロープ9から取外した状態で、
補助ウェイト37の着脱作業を行なうことができ、作業
性や安全性を向上することができる。
ック21の連結ブラケット26とを連結ピン29で着脱
可能に連結しているから、連結ピン29を取外すことに
より、フック21を主巻ロープ9から取外した状態で、
補助ウェイト37の着脱作業を行なうことができ、作業
性や安全性を向上することができる。
【0055】また、補助ウェイト37を重量の異なる他
の補助ウェイトに変更することにより、フック21を他
のクローラクレーンに共通して用いることができる。こ
れにより、フック21を構成する多くの部品を共通化す
ることができ、生産性の向上や製造コストの低減を図る
ことができる。
の補助ウェイトに変更することにより、フック21を他
のクローラクレーンに共通して用いることができる。こ
れにより、フック21を構成する多くの部品を共通化す
ることができ、生産性の向上や製造コストの低減を図る
ことができる。
【0056】さらにまた、補助ウェイト37はフックウ
ェイト36の外周側に取付けられているだけであるか
ら、資材等を吊上げたときの荷重が補助ウェイト37に
作用するのを防止でき、補助ウェイト37、固定ボルト
38を安価な材料によって製造することにより、製造コ
ストを低減することができる。
ェイト36の外周側に取付けられているだけであるか
ら、資材等を吊上げたときの荷重が補助ウェイト37に
作用するのを防止でき、補助ウェイト37、固定ボルト
38を安価な材料によって製造することにより、製造コ
ストを低減することができる。
【0057】なお、前記実施例では、補助ウェイト37
を円筒状に形成し、フックウェイト36の外周側に上側
から嵌合させるものとして述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば、補助ウェイト37を縦割に2分割し、フ
ックウェイト36の外周側に径方向から嵌合させるよう
にしてもよい。また、フックウェイトに補助ウェイトを
着脱可能に取付ける構成であればこれに限るものではな
い。
を円筒状に形成し、フックウェイト36の外周側に上側
から嵌合させるものとして述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば、補助ウェイト37を縦割に2分割し、フ
ックウェイト36の外周側に径方向から嵌合させるよう
にしてもよい。また、フックウェイトに補助ウェイトを
着脱可能に取付ける構成であればこれに限るものではな
い。
【0058】また、前記実施例では、クレーン用フック
21,21′を主巻ドラム5Aに巻回された主巻ロープ
9に取付けた場合を例示したが、これに替えて、クレー
ン用フック21,21′を補巻ドラム5Bに巻回された
補巻ロープに取付ける構成としてもよく、この場合でも
同様の作用効果を得ることができる。
21,21′を主巻ドラム5Aに巻回された主巻ロープ
9に取付けた場合を例示したが、これに替えて、クレー
ン用フック21,21′を補巻ドラム5Bに巻回された
補巻ロープに取付ける構成としてもよく、この場合でも
同様の作用効果を得ることができる。
【0059】また、主巻ドラム5A,補巻ドラム5B,
起伏ドラム5Cの3つのドラムから巻上げドラム5を構
成したが、巻上げドラムを2つのドラムで構成してもよ
い。
起伏ドラム5Cの3つのドラムから巻上げドラム5を構
成したが、巻上げドラムを2つのドラムで構成してもよ
い。
【0060】さらに、前記実施例では、クレーン用フッ
ク21,21′をクローラクレーンに適用した場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばタ
ワークレーン、トラッククレーン等にも適用することが
できる。
ク21,21′をクローラクレーンに適用した場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばタ
ワークレーン、トラッククレーン等にも適用することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ブーム長が長いときには、補助ウェイトを取付け
ることにより、フック全体の重量を重くして長いブーム
に適した重量とすることができる。また、ブーム長が短
いときには、補助ウェイトを外すことにより、フック全
体の重量を軽くして短いブームに適した重量とすること
ができる。この結果、短いブームで作業を行なうときに
は、取外した補助ウェイトの分だけフックを軽くするこ
とができるから、このときの吊上げ可能重量(定格荷
重)を大きくすることができ、クレーンの吊上げ能力を
向上することができる。
れば、ブーム長が長いときには、補助ウェイトを取付け
ることにより、フック全体の重量を重くして長いブーム
に適した重量とすることができる。また、ブーム長が短
いときには、補助ウェイトを外すことにより、フック全
体の重量を軽くして短いブームに適した重量とすること
ができる。この結果、短いブームで作業を行なうときに
は、取外した補助ウェイトの分だけフックを軽くするこ
とができるから、このときの吊上げ可能重量(定格荷
重)を大きくすることができ、クレーンの吊上げ能力を
向上することができる。
【0062】請求項2の発明によれば、フックウェイト
と補助ウェイトとに同軸に設けられた貫通穴に固定ピン
を挿脱するだけで、フックウェイトに対して補助ウェイ
トを簡単かつ短時間の作業で着脱することができ、着脱
作業時の作業性を向上することができる。
と補助ウェイトとに同軸に設けられた貫通穴に固定ピン
を挿脱するだけで、フックウェイトに対して補助ウェイ
トを簡単かつ短時間の作業で着脱することができ、着脱
作業時の作業性を向上することができる。
【図1】本発明の実施例によるクレーン用フックを最長
ブームが取付けられたクローラクレーンに適用して示す
全体図である。
ブームが取付けられたクローラクレーンに適用して示す
全体図である。
【図2】図1中のクレーン用フックを拡大して示す外観
斜視図である。
斜視図である。
【図3】クレーン用フックを拡大して示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみたクレーン用フ
ックの横断面図である。
ックの横断面図である。
【図5】クレーン用フックを短いブームが取付けられた
クローラクレーンに適用した場合を示す図1と同様位置
からみた全体図である。
クローラクレーンに適用した場合を示す図1と同様位置
からみた全体図である。
【図6】図5中に示すクレーン用フックを図3と同様位
置からみた縦断面図である。
置からみた縦断面図である。
6,6′ ブーム 9 主巻ロープ 21,21′ クレーン用フック 22 フックケース 26 連結ブラケット(連結具) 30 荷吊鈎(荷吊具) 36 フックウェイト 36A ボルト穴(貫通穴) 37 補助ウェイト 37B ボルト穴(貫通穴) 38 固定ボルト(固定ピン)
Claims (3)
- 【請求項1】 フックケースと、このフックケースの上
側に設けられ、クレーンのブームから垂下されたロープ
に連結される連結具と、前記フックケースの下側に取付
けられた荷吊具と、前記ロープに所定の張力を与えるた
め、前記フックケースに取付けられたフックウェイト
と、前記ブーム長に応じてフック全体の重量を加減する
ため、前記フックウェイトに着脱可能に取付けられる補
助ウェイトとから構成してなるクレーン用フック。 - 【請求項2】 前記フックウェイトと補助ウェイトとに
は同軸の貫通穴を設け、前記補助ウェイトはフックウェ
イトに対してこの貫通穴に挿通される固定ピンを介して
着脱可能に取付ける構成としてなる請求項1に記載のク
レーン用フック。 - 【請求項3】 前記連結具は前記フックケースの上側に
回転可能に設けられた連結ブラケットであり、前記荷吊
具は前記フックケースの下側に回転可能に設けられた荷
吊鈎である請求項1または2に記載のクレーン用フッ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31417696A JPH10139363A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | クレーン用フック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31417696A JPH10139363A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | クレーン用フック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139363A true JPH10139363A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18050177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31417696A Pending JPH10139363A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | クレーン用フック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10139363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2388227A1 (de) * | 2010-05-20 | 2011-11-23 | Rotzler Gmbh + Co. Kg | Kranhaken mit einer Hakengewichtsanordnung |
US12037979B2 (en) | 2019-06-11 | 2024-07-16 | Vestas Wind Systems A/S | Method for handling a wind turbine component and associated lifting system |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP31417696A patent/JPH10139363A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2388227A1 (de) * | 2010-05-20 | 2011-11-23 | Rotzler Gmbh + Co. Kg | Kranhaken mit einer Hakengewichtsanordnung |
US8763993B2 (en) | 2010-05-20 | 2014-07-01 | Rotzler Gmbh + Co. Kg | Crane hook assembly having a hook weight arrangement |
US12037979B2 (en) | 2019-06-11 | 2024-07-16 | Vestas Wind Systems A/S | Method for handling a wind turbine component and associated lifting system |
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