JPH10138931A - 災害等用多目的台車 - Google Patents

災害等用多目的台車

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JPH10138931A
JPH10138931A JP8296950A JP29695096A JPH10138931A JP H10138931 A JPH10138931 A JP H10138931A JP 8296950 A JP8296950 A JP 8296950A JP 29695096 A JP29695096 A JP 29695096A JP H10138931 A JPH10138931 A JP H10138931A
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JP
Japan
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main body
body case
handle
upper lid
upper cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP8296950A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ishikawa
雄一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIKAWA KIGYO KK
Original Assignee
ISHIKAWA KIGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の構造は、担架又はハンドル付き台車でか
つ収容形の災害救助用具の如く、個々の使用であり、不
便である。また収納箱のスペースも少なく、大規模災害
には不向である。更にハンドルを基台に収容する台車も
あるが、収容時の姿勢に抵抗があることと、緊急の収容
には不向である。 【解決手段】本発明は、救助用具を収納できる収納部を
有し、担架等として役立つ上蓋付き本体ケースと、この
本体ケースに挿脱自在に設けた着脱式ハンドルと、この
本体ケースの起立を支持する起立支持部と、着脱式ハン
ドルを収納部に収容する構成である。緊急時に必要とす
る救助用具をコンパクトに収容、保管できる。本体ケー
スの上蓋を移動用担架(台車)として活用できる。本発
明は、起立支持部が、本体ケースと上蓋とに差渡し支持
する起立支持スティと、この本体ケースの上蓋起立側に
設けたストッパーで構成される。上蓋の確実な起立と、
この起立時の安全性が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害等緊急用の各
資機材を収容する収納部を備え、かつ上蓋閉塞時に、当
該上蓋上に人を載置運搬できる災害等用多目的台車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、災害等緊急用の各資機材(工具、
道具、緊急用薬箱等)を収容できる容器又は携帯用容器
等はよく知られている。しかし、災害等用多目的台車
は、そのほとんどが未知の世界といわれている。一方、
調査によると登録実用新案第3024228号の災害救
助用具として、救助用具、例えば、脚立、梯子、ロー
プ、バール、つるはし、ジャッキ、ハンマー等を収容で
きる救助用具収納箱を備えた開閉蓋付き本体が開示され
ており、当該収納箱に蓋を閉塞した際、当該蓋を担架と
して活用するとともに、当該蓋を緊急用のスキー等多目
的に利用することを目的とする。
【0003】尚、災害等用多目的台車ではないが、本発
明と関連がある台車として、特開平7−76277号の
台車がある。この発明は、台車は資材等の荷物を載せる
ための基台と、水平部及び水平部の両端から折曲形成さ
れた一対の支柱部を有し、基台の後部に着脱自在に取り
付けられるハンドルとを備える構成であり、この台車の
基台には取外した前記ハンドルを収納できるハンドル収
納部が設けられている構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記登録実用新案第3
024228号の考案は、担架として利用するものであ
り、ハンドルを利用して台車の如く、移動ができない課
題がある。同様に災害救助用具であり、台車に代替でき
ない考案である。又収納箱のスペースも少なく、本発明
が二次目的とする大規模災害には不向である。
【0005】次に、特開平7−76277号の発明は、
ハンドルを基台に収容することから、収容時の姿勢に抵
抗があること、殊に緊急時の収容には不向である。また
この発明は、単純な台車であり、災害等の緊急時の使用
に適さない課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、緊急時に救助
用具をコンパクトに収容、保管できること、又は本体ケ
ースの上蓋を移動用担架(台車)として活用できるこ
と、等災害・緊急時に十分、その目的を達成する構成と
なっている。
【0007】即ち、請求項1は、災害・緊急用救助用具
(例えば、後述する資機材)等を収納できる収納部を有
し、かつ災害時荷台として役立つ上蓋付き本体ケース
と、この本体ケースに設けたハンドルと、この本体ケー
スに挿脱(挿入、脱抜)自在に設けられた着脱式ハンド
ルと、前記本体ケースの起立を支持する起立支持部と、
前記着脱式ハンドルを前記収納部に収容することを特徴
とする災害等用多目的台車である。
【0008】次に、請求項2は、上記の起立支持部が本
体ケースと上蓋とを差渡し支持する起立支持スティと、
本体ケースの上蓋起立側に設けたストッパーと、で構成
される災害等用多目的台車である。
【0009】最後に、請求項3は、着脱式ハンドルの両
下端に緩衝部を設ける構成となっている災害等用多目的
台車である。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1は、主として収納部を有
し、この収納部を開閉する人、その他物が載置できる担
架、荷台として役立つ上蓋を有する本体ケースと、この
本体ケースに設けられた着脱自在のハンドルと、でなる
構成であり、前記収納部は大きな収容ペースを有してお
り、例えば、後述する資機材が収容される。
【0011】以上のように各資機材が収容された災害等
用多目的台車は、災害・緊急(以下、緊急とする。)の
際、主として着脱式ハンドルをもって移動する。そし
て、必要時上蓋を開き、収納部を開放するとともに、こ
の開放状態を確保するために起立支持部を利用するが、
例えば、当該上蓋はほぼ90°前後(度数は変更可能で
ある。)の起立状態に支持される。これにより、上蓋の
確実な起立状態が確保され、当該上蓋の開閉方向への倒
れを防止する安全性に優れた構成となっている。この開
放状態で各資機材をそれぞれ使用するとともに、使用後
は上蓋を閉める。尚、上蓋の閉塞時は担架としても利用
できる。例えば、図1の状態において、この上蓋上に人
を腰掛けさせるか又は着脱式ハンドルを背もたれにして
着席させる等の姿勢で乗車し、救助者が着脱式ハンドル
を持って移動することができ、緊急時に最適な担架とな
る。また本発明の台車は立設可能であるので、通常は、
着脱式ハンドルを取外し、収納部に収容する。その後、
ハンドルをもって起立し、同図の状態とする。これによ
り、着脱式ハンドルが邪魔とならず広いスペースが確保
される。勿論着脱式ハンドルを装着したままでも可能で
ある。
【0012】次に、請求項2は前記起立支持部が、起立
支持スティとストッパーとでなる例であり、例えば、上
蓋をほぼ90°前後起立した状態で、本体ケースに枢着
された硬性の起立支持スティの係止部の1個を上蓋に設
けた係止具に掛け止めることにより、当該上蓋の少くと
も閉塞側への倒れは防止できる。一方、前記上蓋がほぼ
90°前後起立した状態で、当該上蓋の枢着側端面が本
体ケースの上蓋起立側に設けたストッパーに衝止する。
これによって、上蓋のほぼ90°以上の開きは防止され
る。即ち、起立支持スティとストッパーとを利用して上
蓋の確実な開放状態が確保される。
【0013】また請求項3は、着脱式ハンドルの両下端
にゴム、樹脂製の止具等の緩衝部を設ける構成であり、
人体の部位、例えば、足の上に着脱式ハンドルを落下せ
しめた場合において、当該足に対する衝撃を回避するこ
とを意図する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を基に説明す
る。
【0015】1は災害・緊急用の車輪110付き台車
で、当該台車1は各種の資機材を収容できる収納部21
0がある本体ケース2と、この本体ケース2の収納部2
10を開閉し、かつ担架として役立つ上蓋3と、前記本
体ケース2に設けたハンドル4と、前記本体ケース2の
望ましくはハンドル4側に設けたハンドル挿入部211
に着脱(挿脱)自在に設けられた着脱式ハンドル5と、
を主構成要素とする。その他付属部材として、前記本体
ケース2の上蓋起立側212でかつ前記上蓋3がほぼ9
0°前後開放されたとき、当該上蓋3の枢着側端面31
0が衝止する対のストッパー6、6(以下6とす
る。)、また上蓋3の開放時に、当該上蓋3の開放状態
を確保する起立支持スティ7、前記着脱式ハンドル5の
固定を図る前記ハンドル挿入部211に設けたチェーン
付き緊締具8(一例である。)、がある。この本体ケー
ス2の収納部210は仕切板で区画されているが、この
仕切板は着脱自在にすることも可能である。
【0016】尚、前記起立支持スティ7は、その支点が
本体ケース2の上蓋起立側212のやや内側に設けられ
ており、またこの起立支持スティ7には凹部、孔、他の
構成等の係止部710が数個設けられており、この係止
部710が上蓋3に設けた係止ピン、係止フック、係止
環等の係止具311に掛止めされる構成となっている。
したがって、上蓋3をほぼ90°前後起立した段階で、
この起立支持スティ7の係止部710を係止具311に
掛止めすると、この上蓋3の開放状態が確保される構成
となっている。尚、図示しないが、起立支持スティ7の
支点を上蓋3に設け、係止具(図示せず)を本体ケース
2に設ける構成も可能である。尚、収納部210は図示
の如く、区画し、この区画室210aに後述する資機材
を収容する。
【0017】9は着脱式ハンドル5の下端に設けられた
緩衝部、10は本体ケース2に設けた係止具で、この係
止具10には、起立支持スティ7を本体ケース2に添接
収容する場合に、当該起立支持スティ7の係止部711
が掛止めされる。11は資機材一覧表であり、この資機
材一覧表11の欄には、前記区画室210aに収容され
た後述する資機材の名称等が記入されている。例えば、
次のような資機材がある。バール(大小) ハンマー
(大小) チス・平タガネ ボルト・クリッパー(大
小) 金切鋸(替刃付き) 木工鋸(替刃付き) 消防
斧 シャベル(剣先) ツルハシ(バチツル) 鉄パイ
プ ジャッキ(部品付き) 工具セット袋(一式) 滑
車(一輪) ヒッパラー(1t) ワイヤーロープ(数種) ナイロンロープ(数種) 防
水シート(数枚) 布バケツ パック毛布 救急セット
箱 防じんメガネ 防じんマスク ケブラー手袋 手袋 以上は一例であり、本数、枚数、他の資機材がセットさ
れることは勿論である。
【0018】尚、図7、図8は人Hを上蓋3に載せて移
動等する状態を示しており、図7は人が着脱式ハンドル
5を背に脚を延ばしたような状態で着座した図であり、
例えば、資機材中のロープ又は帯等を利用して、人Hを
保持することが望ましい。この際に、ロープ又は帯等の
係止として、ストッパー6の孔(図示せず、ロープの場
合である。)、着脱式ハンドル5又はハンドル4等を利
用して保持する方法、又は本体ケース2に設けた係止部
13(係止部13を設ける位置は自由である。)、スト
ッパー6・着脱式ハンドル5又は着脱式ハンドル5の係
止片(図示せず)等を個別又は同時に利用して保持する
方法、等の各使用例がある。図8は人Hが上蓋3に座っ
て移動等する状態であり、着脱式ハンドル5を把持する
ことが望ましく、場合により、ロープ等を利用する。又
図示しないが、上蓋3を取外し、収納部210内に人H
を載せて移動したり、場合により水中の移動又は臨時用
の舟等としての利用も可能である。尚、この上蓋3の取
外し機構は、限定されないが、例えば、抜き差しができ
る蝶番、クリップ方式、蝶番着脱等を利用して対応する
ことが望ましい。
【0019】図中12は本体ケース2の一面に設けた緩
衝具である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、救助用具等を収納できる収納
部を有し、担架等の荷台として役立つ上蓋付き本体ケー
スと、この本体ケースに挿脱自在に設けた着脱式ハンド
ルと、この本体ケースの起立を支持する起立支持部と、
着脱式ハンドルを収納部に収容することを特徴とする構
成である。したがって、緊急時に必要とする救助用具を
コンパクトに収容、保管できること、又は本体ケースの
上蓋を移動用担架(台車)として活用できること、等の
効果がある。また災害・緊急時に十分に、その目的を達
成する構成となっている。
【0021】また本発明は、起立支持部が、本体ケース
と上蓋とに差渡し支持する起立支持スティと、この本体
ケースの上蓋起立側に設けたストッパーと、で構成され
る。したがって、上蓋の確実な起立と、この起立時の安
全性が確保されている。
【0022】更に本発明は、着脱式ハンドルの両下端に
緩衝部を設ける構成である。したがって、人体の部位、
例えば、足の上に着脱式ハンドルを落下せしめた場合に
おいて、当該足に対する衝撃を回避できる実用的な効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】上蓋を開放(起立)した状態の斜視図である。
【図2】上蓋を閉塞した状態の斜視図である。
【図3】上蓋を開放した状態の要部拡大模式図である。
【図4】上蓋を開放しかつ着脱式ハンドルを取外した状
態の斜視図である。
【図5】着脱式ハンドルの緩衝部を示す拡大模式図であ
る。
【図6】台車を起立した状態を示す側面図である。
【図7】上蓋に人を載せて移動等する状態を説明する模
式図である。
【図8】上蓋に人を載せて移動等する他の状態を説明す
る模式図である。
【符号の説明】
1 台車 110 車輪 2 本体ケース 210 収納部 210a 区画室 211 ハンドル挿入部 212 上蓋起立側 3 上蓋 310 枢着側端面 311 係止具 4 ハンドル 5 着脱式ハンドル 6 ストッパー 7 起立支持スティ 710 係止部 711 係止部 8 チェーン付き緊締具 9 緩衝部 10 係止具 11 資機材一覧表 12 緩衝具 13 係止部 H 人

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害・緊急用救助用具等を収納できる収
    納部を有し、かつ災害時荷台として役立つ上蓋付き本体
    ケースと、この本体ケースに設けたハンドルと、この本
    体ケースに挿脱自在に設けられた着脱式ハンドルと、前
    記本体ケースの起立を支持する起立支持部と、前記着脱
    式ハンドルを前記収納部に収容することを特徴とする災
    害等用多目的台車。
  2. 【請求項2】 上記の起立支持部が本体ケースと上蓋と
    を差渡し支持する起立支持スティと、本体ケースの上蓋
    起立側に設けたストッパーと、で構成されている請求項
    1に記載の災害等用多目的台車。
  3. 【請求項3】 上記の着脱式ハンドルの両下端に緩衝部
    を設ける構成とした請求項1に記載の災害等用多目的台
    車。
JP8296950A 1996-11-08 1996-11-08 災害等用多目的台車 Pending JPH10138931A (ja)

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JP8296950A JPH10138931A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 災害等用多目的台車

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8348301B2 (en) 2001-08-24 2013-01-08 Valiant Rock, Llc Mission adaptable portable cart/utility table arrangement
JP2013180850A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Earth Kogyo:Kk 可動式防災用品保管庫

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