JPH10138855A - 自動車のステアリングホイール - Google Patents

自動車のステアリングホイール

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JPH10138855A
JPH10138855A JP9216090A JP21609097A JPH10138855A JP H10138855 A JPH10138855 A JP H10138855A JP 9216090 A JP9216090 A JP 9216090A JP 21609097 A JP21609097 A JP 21609097A JP H10138855 A JPH10138855 A JP H10138855A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグモジュールを露出するために一回
の操作で取り外し可能な壊れていない前面を有する成形
本体の形態のステアリングホイールを提供する。 【解決手段】 自動車のステアリングホイールの補強用
リム材および補強用スポーク材は壊れていない前面を運
転手に提供するプラスチック本体内に成形される。ステ
アリングホイールのプラスチック本体はその裏面に空洞
を有し、この空洞はステアリングコラムに取り付けられ
たハブプレートにより閉鎖されている。空洞およびハブ
プレートはエアバッグモジュールとして機能し、インフ
レータおよび折り畳まれたエアバッグを収容する。ステ
アリングホイールの本体の前面は好ましくはその隠れた
側において刻み目が設けられ、膨張するエアバッグを解
放するための破断線が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は乗り物用エアバッグ
の分野に関する。本発明は特に一つのユニットに統合さ
れたステアリングホイール・運転手側エアバッグモジュ
ールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の運転手側エアバッグモジュールは
ステアリングホイールの前側の凹部に配置される別々の
ユニットである。このためステアリングホイールの残り
の前方面とエアバッグモジュールが出合うところでエア
バッグモジュールを包囲するひび割れが生じる。このひ
び割れには塵が集まり、美的にも望ましくない。ステア
リングホイールにより運転手に実質的に壊れていない面
が提供されるのが好ましい。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決する一
つの手段は１９９５年４月１９日に発行された欧州特許
第０６４８６６１Ａ１号に記載されている。この文献に
はステアリングホイールのリムと一体の本体上にとじ合
わされていない前面を有するステアリングホイールが開
示されている。リム部分はステアリングホイールの取付
けハブと係合する長いスポークに接続される。エアバッ
グモジュールはステアリングホイールの中央本体に接続
され、また、ネジにより長いスポークに接続される。し
たがってエアバッグを修理または交換するためにはモジ
ュールをスポークに接続しているネジを外し、リムおよ
び中央本体をスポークに接続するネジを外す必要があ
る。こうしてステアリングホイールの主要本体および接
続されているエアバッグモジュールを取り外すことがで
きる。それからエアバッグモジュールをステアリングホ
イールの中央本体から取り外すことが必要である。この
ため望ましくない労働が発生し、節約することが望まし
い費用が発生する。
【０００４】したがって本発明の主な目的はエアバッグ
モジュールを露出するために一回の操作で取り外し可能
な壊れていない前面を有する成形本体の形態のステアリ
ングホイールを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はステアリングホ
イールのリムおよびスポークを包囲する成形本体の形態
のステアリングホイールを具備する。成形本体はステア
リング軸に接続されたハブプレート上に配置された空洞
を画定する。空洞はエアバッグモジュールとして機能
し、折り畳まれたエアバッグとインフレータとの両方を
収容する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明では、従来の手段によりス
テアリングコラム１６の端部に取り付けられたハブ１４
に、窪んだ中央領域１２を有するハブプレート１０が取
り付けられる。プラスチック製の本体２２内に一体的に
成形された一つまたはそれ以上の補強用スポーク材（以
下、スポーク材）２４の一端に取り付けられた補強用リ
ム材（以下、リム材）１８の形態のステアリングホイー
ルは、図１に示したように破壊されない面２４を提供す
る。本体２２には内部空洞２６が形成される。内部空洞
２６上に横たわる本体２２の前面は内部空洞側で薄くさ
れて一つまたはそれ以上の破断線２８、３０が形成され
る。これら破断線２８、３０は作動時には従来の形式で
破壊されて開き、エアバッグを解放する。ステアリング
ホイールはハブプレート１０を通ってスポーク材２０へ
と延びるネジ３２のような締結手段によりハブプレート
１０に取り付けられる。このように取り付けられたと
き、スポーク材２０はハブプレート１０から径方向外方
へ延び、リム材１８はステアリングコラム１６から離れ
る方向へハブプレート１０から間隔を開けた平面に位置
する。また、従来のインフレータ３８の包囲型取付けフ
ランジ３６が、ナットおよびボルト３４によりハブプレ
ート１０に解放可能に取り付けられる。また、インフレ
ータ３８はハブプレート１０の窪んだ中央領域１２内へ
下方へと延びる。また、内部空洞２６は折り畳まれたエ
アバッグ４０を収容する。したがった開示された一体型
のステアリングホイールは本質的にまた自然にエアバッ
グモジュールとなる。
【０００７】エアバッグまたはインフレータを修理また
は交換すべきときに必要なことは、単にネジ３２を外し
てステアリングホイールを外し、エアバッグおよびイン
フレータを完全に表すことである。大抵、ステアリング
ホイールの裏側にある被い４２が取り外されてもよく、
またはネジ３２に達するためにアクセス用開口を備えて
もよい。
【０００８】本発明のエアバッグモジュールはステアリ
ングホイール自体から離れた別体のハウジングを有して
いないので、エアバッグの取付け形態における簡単な様
式が達成される。エアバッグ４０には従来の丸い開口４
４が形成される。この開口４４を包囲する周辺領域はイ
ンフレータの取付けフランジ３６とハブプレート１０と
の間に取り付けられる。これを図３の拡大詳細図に示し
た。開口４４を包囲するエアバッグ４０の布がインフレ
ータの取付けフランジ３６とハブプレート１０との間に
配置される。この位置では布がナットおよびボルト３４
により挟まれて保持され、ナットおよびボルト３４は同
時にエアバッグとインフレータとをハブプレートに取り
付ける働きをするため、部品や取付け作業に関する経済
性が向上する。
【０００９】エアバッグ４０の開口４４を保持する摩擦
を増大する必要があるならば、米国特許第５４４３２８
４号に開示され特許請求の範囲に記載された図４に示し
たタイプの保持用リング４６を用いることができる。図
示したリング４６はインフレータ３８をハブプレート１
０に取り付けるボルト３４を収容するための四つの取付
け穴４８を有する。また、リング４６の円周にはリング
４６を貫通する八つのＵ字形状の切込みが形成される。
各切込み内の材料は下方へと曲げられ、八つのＵ字形状
の開口５２から垂れ下がったタブ５０が形成される。図
５に示したように、保持用リングは開口４４を包囲する
エアバッグ４０の布上に取り付けられる。適切な開口５
４がハブプレート１０に設けられ、これら開口５４はタ
ブ５０がエアバッグ４０の布を貫通したあとにこれらタ
ブ５０を受容する。さらに安全性を高めるために、所望
によりタブを長くして、ハブプレート１０の下方でクリ
ンプしても、すなわち曲げ加工してもよい。エアバッグ
上の保持力を増大するのに加えて、保持用リングを断熱
材料で作製して幾つかのインフレータガス発生材により
発生された強い熱からエアバッグの布をシールドするの
を助けてもよい。
【００１０】以上から当業者には本発明の多くの利点が
明らかとなったであろう。また、本発明の精神および範
囲を逸脱することなく多くの変更実施形態や修正実施形
態を作製することが可能である。したがって上記説明は
本発明を限定するものではなく例示である。本発明は特
許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のステアリングホイールおよびエアバッ
グモジュールの正面図または運転者側から見た図であ
る。
【図２】概ね図１の線２−２に沿った断面図である。
【図３】ステアリングホイール内にエアバッグを保持す
る一つの形態を示した拡大部分断面図である。
【図４】本発明で使用可能なエアバッグ保持用リングの
平面図である。
【図５】図３の保持用リングの取付け形態を示した図３
と同様の図である。
【符号の説明】
１０…ハブプレート １４…ハブ １６…ステアリングコラム １８…補強用リム材 ２４…補強用スポーク材 ２８、３０…破断線 ３８…インフレータ ３６…取付けフランジ ４６…保持用リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マール ケー．リックス アメリカ合衆国，ユタ 84040，レイトン, イースト 2050 ノース 2392 (72)発明者 ゲイリー ブイ．アダムス アメリカ合衆国，ユタ 84302，ブリガム シティ，サウス 400 ウエスト 2420 (72)発明者 ジョセフ ジェイ．マニノ アメリカ合衆国，ミシガン 48304，ブル ームフィールド ヒルズ，シェイカー ハ イツ ドライブ 1855 (72)発明者 ピーター エル．ビジェント アメリカ合衆国，ミシガン 48187，カン トン，コナー クリーク ドライブ 41441

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ステアリングコラムに直接接続可能であ
    り且つ該ステアリングコラムから略径方向外方へ広がる
    ハブプレートを具備し、該ハブプレートが窪んだ中央領
    域を有し、 前記ハブプレートに直接接続可能な第一端部と、このよ
    うに接続されたときに前記ステアリングコラムから離れ
    る方向に前記ハブプレートから間隔を開けた平面に前記
    ハブプレートから径方向外方へ配置される第二端部とを
    有する補強用スポーク材を具備し、 前記補強用スポーク材の第二端部に接続され且つ前記間
    隔を開けた平面内にある補強用リム材と、 前記補強用スポーク材および補強用リム材と一体的で且
    つこれらを包囲する一つの部品からなる成形プラスチッ
    ク本体とを具備し、該成形プラスチック本体は前記補強
    用スポーク材が前記ハブプレートに直接接続されたとき
    に前記ハブプレートを覆って位置する内部空洞を形成
    し、 前記窪んだ中央領域における前記ハブプレート上および
    前記成形プラスチック本体の内部空洞内とに取り付けら
    れたエアバッグインフレータと、 前記内部空洞内の折り畳まれたエアバッグとを具備し、
    該エアバッグは前記インフレータから膨張ガスを受容す
    るように配置された開口を有し、前記インフレータおよ
    びエアバッグは前記補強用スポーク材が前記ハブプレー
    トから取り外され且つ前記成形プラスチック本体が取り
    外されたときに完全に露出し、 前記補強用スポーク材の第一端部を前記ハブプレートに
    解放可能に取り付ける手段を具備する自動車のステアリ
    ングホイール。
  2. 【請求項２】 前記ハブプレートに直接接続された第一
    の端部と前記ハブプレートから径方向外方に配置された
    第二の端部とを各々が有する複数の補強用スポーク材を
    具備し、前記補強用リム材が各補強用スポーク材の第二
    の端部に取り付けられる請求項１に記載のステアリング
    ホイール。
  3. 【請求項３】 前記インフレータに包囲型取付けフラン
    ジを具備し、前記エアバッグの開口が該取付けフランジ
    と前記ハブプレートとの間に配置され、前記エアバッグ
    の開口を前記取付けフランジと前記ハブプレートとの間
    に取り付けると同時に前記ハブプレート上に前記取付け
    フランジを解放可能に取り付ける解放可能取付け手段を
    さらに具備する請求項１に記載のステアリングホイー
    ル。
  4. 【請求項４】 前記解放可能取付け手段が、前記ハブプ
    レートと前記インフレータの取付けフランジとの中間に
    ある前記エアバッグの開口を包囲する保持用リングと、
    前記保持用リングから延び、前記開口を一周して互いに
    間隔を開けた位置においてエアバッグを貫通する貫通手
    段とを具備する請求項３に記載のステアリングホイー
    ル。
  5. 【請求項５】 前記貫通手段が前記ハブプレートの整列
    された開口内に受容される請求項４に記載のステアリン
    グホイール。
  6. 【請求項６】 前記ハブプレートに接続可能な第一の端
    部と前記ハブプレートから径方向外方に配置された第二
    の端部とを各々が有する複数の補強用スポーク材を具備
    し、前記補強用リム材が各補強用スポーク材の第二の端
    部に取り付けられる請求項３に記載のステアリングホイ
    ール。
  7. 【請求項７】 前記ハブプレートに接続可能な第一の端
    部と前記ハブプレートから径方向外方に配置された第二
    の端部とを各々が有する複数の補強用スポーク材を具備
    し、前記補強用リム材が各補強用スポーク材の第二の端
    部に取り付けられる請求項４に記載のステアリングホイ
    ール。
  8. 【請求項８】 前記ハブプレートに接続可能な第一の端
    部と前記ハブプレートから径方向外方に配置された第二
    の端部とを各々が有する複数の補強用スポーク材を具備
    し、前記補強用リム材が各補強用スポーク材の第二の端
    部に取り付けられる請求項５に記載のステアリングホイ
    ール。
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