JPH1013847A - カラー画像再生装置 - Google Patents

カラー画像再生装置

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JPH1013847A
JPH1013847A JP8164727A JP16472796A JPH1013847A JP H1013847 A JPH1013847 A JP H1013847A JP 8164727 A JP8164727 A JP 8164727A JP 16472796 A JP16472796 A JP 16472796A JP H1013847 A JPH1013847 A JP H1013847A
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JP
Japan
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ccd line
image
recording medium
ccd
pixel
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Pending
Application number
JP8164727A
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English (en)
Inventor
Masahito Okabe
岡部将人
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタを用いて記録した画像から良
好な再生画像を得る。 【解決手段】 N列のCCDラインセンサを有してい
て、各CCDラインセンサがN分の1画素程度ずれて配
置され、また、複数の組みのCCDラインセンサは適当
な距離離れた状態で配置されていて、CCDラインセン
サの方向と直交する向きが完全には画像再生装置の副走
査方向に一致せず、この角度のずれにより異なるCCD
での読み取り位置が主走査方向に2分の1または3分の
1画素程度ずらすように調整されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像の再生装
置に係り、特に高分子−液晶複合体層を有する液晶記録
媒体に記録されたカラー画像を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶−高分子複合体層を電極層上
に形成した情報記録媒体と、電極層上に光導電層が形成
された光センサとを対向配置し、電圧印加露光により画
像記録するものが知られている。
【0003】図1はこのような情報記録媒体を用いた情
報記録装置の構成を示す図である。図中、10は光セン
サ、20は情報記録媒体をそれぞれ示している。光セン
サ10は透明支持体11上に透明電極12、光導電層1
3が順次積層され、情報記録媒体20は透明支持体21
上に透明電極22、液晶−高分子複合体層23が順次積
層され、液晶層表面にはスキン層24が形成されてい
る。
【0004】図1に示すような光センサと情報記録媒体
とを、ポリエチレンやポリイミド等のスペーサを用い
て、10μm程度の空隙を介して対向配置して電圧印加
露光するタイプのものと、図2(a)、図2(b)に示
すように光センサ及び情報記録媒体を積層した構造40
も提案されており、積層型記録媒体40では図2(a)
に示すように光センサ上に情報記録相を直接積層するも
のと、図2(b)に示すように、透明な誘電体の中間相
25を介在させるものとがある。図1に示した構成のも
のにおいては、光センサ10と情報記録媒体20を対向
配置し、図3に示すように電源30により両電極12、
22間に電圧を印加し、書き込み光として可視光を照射
すると、露光強度に応じて光導電層13の導電性が変化
し、液晶層23にかかる電界が変化して液晶の配向状態
が変化し、印加電圧をOFFして電界を取り除いた後も
その状態が維持され露光情報の記録が行われる。
【0005】記録された露光情報の再生は、例えば、図
4に示すように光源31から情報記録媒体20に再生光
を照射し、その透過光を光電変換装置33で読み取って
電気信号に変換することにより行われる。光源31とし
ては、キセノンランプ、ハロゲンランプ等の白色光源や
レーザ光が用いられ、液晶記録媒体に照射される読み出
し光としては、フィルタ32により適当な波長光を選択
して照射することが望ましい。入射した光は情報記録媒
体の液晶の配向状態に応じて変調され、透過光はフォト
ダイオード等からなる光電変換装置33でデジタル信号
に変換され、変換された信号は必要に応じてプリンタや
CRTに出力される。
【0006】カラー画像を記録する場合は、情報記録媒
体にカラーフィルタを密着させるか、或いは、情報記録
媒体とカラーフィルタとを一体に積層し、結像レンズで
像を投影して電圧印加することによりカラー画像が記録
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法で記
録した画像を再生しようとする場合、画像再生装置の副
走査方向(記録媒体の移動方向)をX軸、主走査方向
(CCDラインセンサの配列方向)をY軸とする座標に
対して、カラーフィルタの配列方向が完全に一致しない
状態で設置された場合、CCDラインセンサの画素とカ
ラーフィルタの画素が一致せずに画素の間のデータをサ
ンプリングしてしまう場合がある。また、画像再生装置
に対して回転のずれがないように完全に一致するように
記録媒体を設置できたとしても、副走査及び主走査角方
向に対してCCDラインセンサとカラーフィルタの画素
を一致させることは難しい。
【0008】このようなことを防止するため、記録媒体
の画像をCCDラインセンサ上に結像させる際に、投影
の倍率を調整してカラーフィルタの画素の大きさに対し
て、CCDラインセンサの画素の大きさが充分に小さく
なるようにすることで、各カラーフィルタ画素に対して
多くのCCDラインセンサの画素が対応するようにする
ことで、境界部分の影響を受けずにデータをサンプリン
グすることができる。しかし、カラーフィルタに対して
CCDラインセンサの画素の大きさをあまりにも小さく
し過ぎると、記録媒体の持っているバックグランドのノ
イズの影響を受けやすくなり、画像データの信頼性が低
下する問題がある。また、投影の倍率が大きくなると、
CCDラインセンサに入射する光量が低下するため、光
源の強度を強くしなければならない問題がある。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、カラーフィルタを介して記録した画像から、良好な
画像データを得ることができるカラー画像再生装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、N列のCCD
ラインセンサを有していて、各CCDラインセンサがN
分の1画素程度ずれて配置されていることを特徴とす
る。また、本発明は、複数の組みのCCDラインセンサ
は適当な距離離れた状態で配置されていて、また、CC
Dラインセンサの方向と直交する向きが完全には画像再
生装置の副走査方向に一致せず、この角度のずれにより
異なるCCDでの読み取り位置が主走査方向に2分の1
または3分の1画素程度ずらすように調整されているこ
とを特徴とする。また、本発明は、複数の組みのCCD
ラインセンサは同一の基板上に形成されており、互いの
位置関係は厳密に制御されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、画像データのサンプリングに合わせてC
CDラインセンサを主走査方向に、2分の1画素程度振
動させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図5は本発明の画像記録装置の例を示す図
である。画像記録媒体は図1、図2で説明したものが使
用され、この記録媒体にカラーフィルタ50が一体に積
層して形成されている。この記録媒体に結像レンズ41
で被写体像を投影し、光センサと液晶記録媒体の電極間
に電圧を印加することでカラー画像が記録される。
【0012】なお、本発明はカラーフィルタと画像記録
媒体とが一体に形成されたものではなく、カラーフィル
タが画像記録媒体と分離している場合にも適用される。
【0013】カラーフィルタとしては、図6のような
R、G、B画素がモザイク状に配列したものが使用でき
る。もちろん、R、G、B画素がストライプ状のもので
よい。次に、記録した画像の再生方法を説明する。図7
は画像の再生方法を説明する図である。光源40及びレ
ンズ42からなる光学系によって、再生光が画像記録媒
体に照射される。再生光はバンドパスフィルタ51を用
いて、最適な波長の光のみが選択され照射される。図の
ように、記録媒体とカラーフィルタが積層されたタイプ
の場合には、カラーフィルタの分光特性のために、R,
G,Bに対応したフィルタが用いられ、それぞれ適切な
波長の再生光で3回読み取りを行う。記録媒体とカラー
フィルタが積層されていない場合や、反射光を読み取る
(カラーフィルタを再生光が通らない)場合には、同じ
波長の光で読み取ることができる。記録媒体で変調され
た光は、レンズ40によってCCDラインセンサ60上
に結像するように調整されている。結像レンズの焦点距
離や配置によって、CCDセンサに投影される倍率は任
意に変化させることができる。
【0014】ここで、拡大倍率の画像再生に対する影響
について、図8を用いて説明する。図8において、CC
Dラインセンサの画素を太い線の枠で表示してある。C
CDラインセンサの画素に対して、投影画像のカラーフ
ィルタの画素の大きさが1:1になるようにして再生し
ようとすると、カラーフィルタの画素とCCDの画素が
完全に一致する場合には、カラーフィルタのそれぞれの
画素の情報を正確にサンプリングすることができるが
(図8(a))、画像全体に対して全ての画素で完全に
一致することはなく、互いに画素がずれた状態が存在す
る(図8(b))。この場合には、一つのCCDで隣接
した複数のカラーフィルタの情報が混在してしまうた
め、正確な画像データにならない。
【0015】図8(c)、(d)のように投影像に対し
てCCDの画素の大きさが2分の1になるように調整し
た場合、画素がずれた場合にも、必ずカラーフィルタの
画素内に含まれるCCDセンサが存在することになるた
め(図8(d))、その値を用いれば有効な画像データ
を得ることができる。
【0016】しかし、このような場合でも、カラーフィ
ルタの画素の間にブラックマトリックスが形成されてい
る場合、カラーフィルタの開口部分の面積が減少してし
まうため(図8(e))、この開口部分に含まれるよう
にするためには、投影の拡大倍率を大きくして、相対的
にCCDセンサの画素が小さくなるようにしなければな
らない(図8(f))。この場合には、データをサンプ
リングする面積の比率が小さくなり、記録媒体に起因す
るバックグランドノイズの影響が大きくなり、画質の劣
化の原因になる。
【0017】このようにカラーフィルタの画素に対して
相対的にCCDラインセンサの画素サイズを大きくする
と、隣接した画素との境界部分の影響を受けやすくな
り、逆に小さくし過ぎると、ノイズ等の影響で画質が劣
化する。
【0018】次に、図9〜図13を参照して本発明の画
像再生方法について説明する。図9は従来の一列のCC
Dラインセンサ33を用いた場合を示しており、カラー
フィルタ(黒い太線枠はブラックマトリックスを示して
いる。以下同じ)の画像を矢印方向に移動させて読み取
る場合である。図9ではカラーフィルタの画素に対して
相対的にCCDラインセンサの画素サイズを小さくして
データ数を多く得ようとしており、このようにすると、
CCDラインセンサが小さくなって記録媒体の粒状ノイ
ズ等の影響を受けてしまう。
【0019】図10は本発明の画像再生装置に用いられ
るCCDラインセンサの配列の例を示したもので、CC
Dラインセンサ70は2列のCCDラインセンサが同じ
基板上に2分の1画素ずれた状態で配列されている。こ
のようなCCDラインセンサを用いて、矢印の方向に移
動させて図のような配列のカラーフィルタで記録された
画像を再生する際に、CCDの画素サイズを小さくせず
にカラーフィルタに対して多くのデータをサンプリング
することができ、カラーフィルタの画素内に含まれるC
CDによって有効な画像データを得ることができる。
【0020】これに対して、図9のような従来の一列の
CCDセンサを用いて図10のCCDラインセンサと同
じ数のデータ数を得ようとすると、カラーフィルタの画
素の大きさに比べて、CCDセンサの画素を小さくする
必要があり、画質の劣化の原因となる。
【0021】なお、図10のCCDラインセンサでは、
2組のCCDラインセンサが同じ基板上に形成されてお
り、装置に組み込む時の位置の精度が問題とならない。
これに対して、図11のように異なる基板上に形成され
た2組のCCDラインセンサを2分の1画素ずらすして
もよいが、画像再生装置に設置する際の位置の精度が要
求されることになる。
【0022】図12は本発明の画像再生装置に用いられ
るCCDラインセンサの他の例を示す図である。この例
は、2列のCCDセンサを一定の距離だけ離し、主走査
方向にずれのないように形成したものであり、この場合
にも、画像再生装置に組み込むことを考慮して同一の基
板上に形成した方が望ましい。
【0023】図12のCCDセンサを有する画像再生装
置を用いて、CCDラインセンサの配列方向(主走査方
向)と直交する方向に対して、図の矢印で示すように記
録媒体の移動方向がわずかな角度だけずれるように装置
を調整する。この時の角度のずれをψ、センサの列の間
隔をdとすると、2つのCCDラインセンサにより副走
査方向で同じ位置の画像を読み取る際に、主走査方向に
d・tanψだけずれることになる。d=100(画
素)の場合には、主走査方向に2分の1画素ずらすため
には、ψ=0.15°にすればよい。このように2列の
CCDセンサの距離と、副走査方向の角度のずれを調整
することにより、図10のCCDラインセンサのように
画素をずらしたと同じ効果があり、主走査方向にずれの
ない2列のCCDを用いて有効にデータサンプリングを
することができる。
【0024】なお、上記の例では、何れも2列のCCD
センサを用いているが、図10〜図10の方式を3列の
CCDセンサを用いる方式に適用し、3分の1画素づつ
ずらした状態で画像データをサンプリングするようにし
てもよく、また、同様にそれ以上、N列のCCDを用
い、1/N画素づつずらすようにしてもよい。
【0025】図13は本発明の画像再生装置に用いられ
るCCDラインセンサの他の例を示す図である。この例
では1例のCCDセンサを用い、データのサンプリング
に合わせて、CCDセンサ部分を2分の1画素の振幅で
主走査方向に振動させるものである。この方式により、
図10に示したように2分の1画素ずれた2列のCCD
センサを用いたときと同様の効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、N列のC
CDラインセンサがN分の1画素程度ずれて配置される
ことにより、CCDの大きさを小さくすることなく、十
分な数のデータを取得することができ、高画質のカラー
画像の再生を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報記録装置の構成を示す図である。
【図2】 積層型記録媒体の構成を示す図である。
【図3】 露光情報の記録を説明する図である。
【図4】 露光情報の再生を説明する図である。
【図5】 カラーフィルタを用いた画像記録方法を説明
する図である。
【図6】 モザイクカラーフィルタを示す図である。
【図7】 画像再生方法を説明する図である。
【図8】 カラーフィルタ画素サイズとCCDラインセ
ンサの画素サイズとの関係を説明する図である。
【図9】 1列のCCDラインセンサを用いた従来の画
像再生を説明する図である。
【図10】 2例のCCDを2分の1画素ずらせて同一
基板上に形成したラインセンサによる画像再生を説明す
る図である。
【図11】 2例のCCDを2分の1画素ずらせて異な
る基板上に形成したラインセンサによる画像再生を説明
する図である。
【図12】 2例のCCDをずらさずに離して配置し、
記録媒体の移動方向をCCDラインセンサの主走査方向
と直交する方向に対して角度をつけて画像再生する例を
説明する図である。
【図13】 1列のCCDラインセンサを主走査方向に
2分の1画素振動させて画像再生する例を説明する図で
ある。
【符号の説明】
50…カラーフィルタ、51…フィルタ、60,70,
71…CCDラインセンサ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/028 H04N 1/028 C 1/04 1/04 D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフィルタで変調された画像が記録
    された記録媒体に再生光を照射し、記録媒体で変調され
    た透過光または反射光を、CCDラインセンサに結像さ
    せ、記録媒体を光軸とCCDラインセンサの方向に直交
    する方向に移動させながら、電気信号に変換して画像再
    生する装置において、 CCDラインセンサが複数列のラインセンサからなるこ
    とを特徴とするカラー画像再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、複数のC
    CDラインセンサはN(Nは整数)列であり、それぞれ
    N分の1画素程度ずれた状態で配列されていることを特
    徴とするカラー画像再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像再生装置において、
    複数のCCDラインセンサが離れてずれない状態で配列
    され、記録媒体の移動方向が、CCDラインセンサに直
    交する方向からわずかな角度ずれていることを特徴とす
    るカラー画像再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の
    装置において、複数のCCDラインセンサが同一の基板
    上に配列されていることを特徴とする画像再生装置。
  5. 【請求項5】 カラーフィルタで変調された画像が記録
    された記録媒体に再生光を照射し、記録媒体で変調され
    た透過光または反射光を、CCDラインセンサに結像さ
    せ、記録媒体を光軸とCCDラインセンサの方向に直交
    する方向に移動させながら、電気信号に変換して画像再
    生する装置において、 CCDラインセンサが画像信号のサンプリング周期に合
    わせて2分の1画素程度の振幅で振動することを特徴と
    するカラー画像再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1項記載の
    装置において、記録媒体が、光センサと液晶−高分子複
    合体層からなる液晶記録媒体を有していることを特徴と
    するカラー画像再生装置。
JP8164727A 1996-06-25 1996-06-25 カラー画像再生装置 Pending JPH1013847A (ja)

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JP8164727A JPH1013847A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 カラー画像再生装置

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