JPH1020268A - カラー画像記録装置及び再生方法 - Google Patents

カラー画像記録装置及び再生方法

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JPH1020268A
JPH1020268A JP8169886A JP16988696A JPH1020268A JP H1020268 A JPH1020268 A JP H1020268A JP 8169886 A JP8169886 A JP 8169886A JP 16988696 A JP16988696 A JP 16988696A JP H1020268 A JPH1020268 A JP H1020268A
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JP
Japan
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image
recording medium
color
image recording
mark
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JP8169886A
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English (en)
Inventor
Masahito Okabe
岡部将人
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3色分解プリズムを使用してワンショットで
大面積にカラー画像を記録し、かつ精度よく3色画像の
合成を行い、プリズムの歪みによる補正を行えるように
する。 【構成】 第1の結像レンズによる被写体像の結像位置
に位置合わせ用のマークを付した部材を配置し、第2の
結像レンズにより被写体像とマークの透過像とを同時
に、3色分解プリズムを通して画像記録媒体上に結像さ
せて記録し、画像再生に際しては、R,G,B画像と同
時に記録した各マークを読み取り、その位置を合わせて
カラー画像合成するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像記録装置
および再生方法に係り、特に3色分解プリズムを用いた
画像記録装置および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶−高分子複合体層を電極層上
に形成した情報記録媒体と、電極層上に光導電層が形成
された光センサとを対向配置し、電圧印加露光により画
像記録するものが知られている。
【0003】図1はこのような情報記録媒体を用いた情
報記録装置の構成を示す図である。図中、10は光セン
サ、20は情報記録媒体をそれぞれ示している。光セン
サ10は透明支持体11上に透明電極12、光導電層1
3が順次積層され、情報記録媒体20は透明支持体21
上に透明電極22、液晶−高分子複合体層23が順次積
層され、液晶層表面にはスキン層24が形成されてい
る。
【0004】図1に示すような光センサと情報記録媒体
とを、ポリエチレンやポリイミド等のスペーサを用い
て、10μm程度の空隙を介して対向配置して電圧印加
露光するタイプのものと、図2(a)、図2(b)に示
すように光センサ及び情報記録媒体を積層した構造40
も提案されており、積層型記録媒体40では図2(a)
に示すように光センサ上に情報記録相を直接積層するも
のと、図2(b)に示すように、透明な誘電体の中間相
25を介在させるものとがある。図1に示した構成のも
のにおいては、光センサ10と情報記録媒体20を対向
配置し、図3に示すように電源30により両電極12、
22間に電圧を印加し、書き込み光として可視光を照射
すると、露光強度に応じて光導電層13の導電性が変化
し、液晶層23にかかる電界が変化して液晶の配向状態
が変化し、印加電圧をOFFして電界を取り除いた後も
その状態が維持され露光情報の記録が行われる。
【0005】記録された露光情報の再生は、例えば、図
4に示すように光源31から情報記録媒体20に再生光
を照射し、その透過光を光電変換装置33で読み取って
電気信号に変換することにより行われる。光源31とし
ては、キセノンランプ、ハロゲンランプ等の白色光源や
レーザ光が用いられ、液晶記録媒体に照射される読み出
し光としては、フィルタ32により適当な波長光を選択
して照射することが望ましい。入射した光は情報記録媒
体の液晶の配向状態に応じて変調され、透過光はフォト
ダイオード等からなる光電変換装置33でデジタル信号
に変換され、変換された信号は必要に応じてプリンタや
CRTに出力される。
【0006】このような情報記録媒体を用いてカラー画
像を記録する場合、同一面の異なる位置にR、G、B画
像成分を記録する方法としてR、G、Bの順にフィルタ
を交換しながら記録媒体を移動させて、フィルタで規定
された色情報を順次記録する方法と、3色分解プリズム
を用いてR、G、Bの3つの基色光に分解し、記録媒体
のそれぞれ異なる位置に露光する方法が用いられてい
る。
【0007】図5は面順次方式によるカラー画像記録方
法を説明するための図である。記録媒体40は、透明電
極上に光導電層、誘電体中間層、液晶−高分子複合体層
及び電極層を順次積層したものであり、図のように記録
媒体40とカラーフィルタ71、72、73を順次動か
しながら露光し記録媒体40の同一平面のそれぞれべつ
の位置に画像記録を行う。
【0008】図6は3色分解プリズムを用いた方法を説
明する図である。3色分解プリズム50はダイクロイッ
クミラーとプリズムを組み合わせたもので、図はプリズ
ムの一例を表すもので、他の構成のものでも記録可能で
ある。記録媒体40を図のように設置し、記録媒体に入
射する手前の位置に設置したトリミングフィルタ71、
72、73を通して各記録媒体に露光し、画像記録が行
われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5のように、フィル
タを交換しながら記録媒体を移動させて記録する方法で
は、R、G、B画像を同時に撮影することができないた
め、人物等の動きのあるものが撮影できない問題があ
る。
【0010】また、図6の3色分解プリズムを用いる方
法では、結像レンズのバックフォーカスの長さでプリズ
ムの光路長が制限されるため、プリズムを大きくできな
い問題がある。結像レンズに市販のカメラ用のレンズを
使用すると、レンズから結像位置までの距離が決まって
いる(通常50mm程度)ため、プリズムをその範囲に
設定しなければならない。プリズムの光路長は、画像記
録面積に依存するため、画像記録面積は結像レンズの結
像距離で制限される。
【0011】また、プリズムを用いた方式の場合には、
記録した画像を再生し、カラー画像データを得る際に、
R、G、B各画像の位置関係を正確に把握する必要があ
る。画像の位置関係を測定する方法としては、記録媒体
に位置関係を示すマークを画像記録時に記録する方法が
考えられるが、精度良く常に同じ場所にマークを付ける
ことは困難である。また、色分解プリズムの調整は難し
く、R、G、B各画像が常に同じ形状に記録されている
とは限らず、プリズムの調整具合による画像の歪みを測
定する必要がある。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、3色分解プリズムを使用してワンショットで大面
積にカラー画像を記録でき、かつ精度よく3色の画像の
合成を行い、また、プリズムの歪みによる補正を行える
ようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の結像レ
ンズによる被写体像の結像位置に位置合わせ用のマーク
を付した部材を配置し、第2の結像レンズにより被写体
像とマークの透過像とを同時に、3色分解プリズムを通
して画像記録媒体上に結像させて記録し、画像再生に際
しては、R,G,B画像と同時に記録した各マークを読
み取り、その位置を合わせてカラー画像合成するように
したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳しく説明する。図7は本発明の画像記
録装置の構成を示す図である。画像記録装置は2つの結
像レンズ60、61を有している。結像レンズ61はリ
レーレンズと呼ばれ、結像レンズ60で結像した被写体
像を画像記録媒体40の位置に結像するためのものであ
り、バックフォーカスの長さは結像レンズ60よりも長
く、3色分解プリズムの光路長に合わせて設計されてい
る。結像レンズ60の後ろには、クイックリターンミラ
ー62が配置され、通常は図のような向きでファインダ
ー光学系(図示せず)方向に光を反射させている。画像
記録時には矢印の方向に回転し、記録媒体方向に光を送
るようになっている。クイックリターンミラー62は、
リレーレンズを用いたことにより結像レンズ60の後方
にスペース的余裕ができたために配置可能になったもの
である。3色分解プリズム50はリレーレンズからの光
をR,G,B光に分解してそれぞれ画像記録媒体40に
露光させる。画像記録媒体40は、図1、図2で説明し
たような記録媒体である。
【0015】また、結像レンズ60の結像位置には位置
情報を記録するためのマークを有する板80が固定され
ている。図8は板80の形状の一例を示したものであ
る。被写体像が結像する領域には何も無い、枠形状をし
ている。枠部分の全面にはクロムメッキが施され、マー
クの形状の部分について、エッチングによってメッキが
除去されていて、この部分で光が透過するようになって
いる。メッキを施した部分では光が透過しないため、メ
ッキを除去した部分の形状にしたがい画像記録媒体が露
光されてマークが記録される。このマークはプリズム5
0で分解されて、それぞれの色の画像とともに各画像記
録媒体に記録される。
【0016】図8(a)は枠の4隅に十字マークを付し
たものであるが、たまたま4隅の位置に光がこない場合
はマークが記録されない。そこで、図8(b)のように
枠の周囲に沿って長方形にマークを形成すれば、全周に
渡って光が来ない可能性は極めて少ないのでそのような
問題は解消できる。
【0017】また、図8(a)、(b)のようにマーク
を配置した場合、被写体像の記録範囲に対してマークを
含めた結像画像を大きめにする必要がある。そのため、
できれば図8(c)のように被写体像の記録部分に外接
する円(レンズの有効径に対応)の内側にマークを形成
することにより、マークの記録のためにわざわざレンズ
径を大きくする必要がなくなる。
【0018】画像再生については、まず、図4で説明し
たような方法でマークが記録されている付近の画像を読
み取り、読み取り信号を2値化することで、マークとそ
れ以外の領域を区別する。このようにして、R、G、B
画像それぞれに対して、マーク位置に関する情報を読み
取り、その情報を基に、カラー画像を合成する。すなわ
ち、3色分解プリズムの使用でR、G、B画像が別々の
位置に配置記録され、記録媒体を画像再生装置に設置す
る際に、回転のずれが発生する可能性があるが、R,
G,B画像にそれぞれ付されたマークを読み取り、これ
を対応させてR,G,B画像を重ね合わせることにより
回転のずれの影響をなくすことができる。また、色分解
プリズムを使用した場合、プリズムの歪みによりR、
G、B画像がいつも同じ形状に分解されるとは限らず、
色によって、画像の大きさが異なる可能性がある。この
場合、マークも同様に歪むので、マークの位置を合わせ
ることにより、R、G、B各画像の形状の相関関係を測
定することができ、その情報を基にプリズムによる画像
の形状の違いを補正してカラー画像を合成することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バックフ
ォーカスの大きいリレーレンズを使用することにより、
大きさの制限を受けずに3色分解プリズムを配置するこ
とができるため、ワンショットで大面積にカラー画像を
記録することができる。また、リレーレンズにより被写
体像とともに、位置合わせ用のマークも同時に3色分解
して記録媒体上に結像するようにしたので、この位置合
わせ用マークを読み取って精度よくカラー画像合成で
き、また、プリズムに歪みがあったとしても、画像とと
もにマークも歪みを受けるので、マーク同士を合わせる
ことによりその補正も行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報記録装置の構成を示す図である。
【図2】 積層型記録媒体の構成を示す図である。
【図3】 露光情報の記録を説明する図である。
【図4】 露光情報の再生を説明する図である。
【図5】 モノカラーフィルタを用いた画像記録方法の
説明図である。
【図6】 3色分解プリズムを用いた画像記録方法を説
明する図である。
【図7】 本発明の画像記録装置の構成を説明する図で
ある。
【図8】 位置合わせ用のマークを示す図である。
【符号の説明】
40…記録媒体、50…3色分解プリズム、60,61
…結像レンズ、62…クイックリターンミラー、80…
位置合わせ用板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類の結像レンズを含む光学系を用い
    て画像を記録する装置であって、被写体からの光を結像
    する第1の結像レンズと、第1の結像レンズの結像位置
    に設けられ、結像される被写体像の領域の外側位置に
    R、G、B画像位置合わせ用マークが付された位置合わ
    せ用部材と、第1の結像レンズにより結像された被写体
    像と前記マークの透過像を同時に結像させる第2の結像
    レンズと、第2の結像レンズからの光をR,G,Bの基
    色光に分解するプリズムと、プリズムで分解されたR,
    G,Bの基色光がそれぞれ照射される第2の結像レンズ
    の結像位置に配置された画像記録媒体とを備え、 前記画像記録媒体にR,G,B画像と位置合わせ用マー
    クの透過像を同時に記録するようにしたことを特徴とす
    るカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記位置
    合わせ用部材は被写体像が結像される領域を囲む枠形状
    をしており、枠部分にマークが付されていることを特徴
    とするカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、画像記録
    媒体が、透明電極上に光導電層を形成した光センサと、
    電極上に液晶−高分子複合体層を形成した液晶記録媒体
    を空気ギャップ層を介して対向配置するか、あるいは透
    明電極上に光導電層、誘電体中間層、液晶−高分子複合
    体層及び電極層を順次積層した画像記録媒体であり、光
    センサに画像露光し、両電極間に電圧印加することで、
    液晶を配向させ画像情報を記録することを特徴とするカ
    ラー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像記録装置で記録した
    画像の再生方法であって、画像記録媒体に記録された位
    置合わせ用のマークを光学的に読み取り、その位置を重
    ね合わせることでR、G、B画像を重ね合わせてカラー
    画像情報を得ることを特徴とするカラー画像再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像記録装置で記録した
    画像の再生方法であって、画像記録媒体に記録された位
    置合わせ用のマークを光学的に読み取り、位置合わせ用
    マークの位置関係をもとにプリズムの歪みを補正するこ
    とを特徴とするカラー画像再生方法。
JP8169886A 1996-06-28 1996-06-28 カラー画像記録装置及び再生方法 Pending JPH1020268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114596793A (zh) * 2022-02-24 2022-06-07 武汉精立电子技术有限公司 立方体三色合光棱镜的高精度贴合对位方法及设备

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CN114596793A (zh) * 2022-02-24 2022-06-07 武汉精立电子技术有限公司 立方体三色合光棱镜的高精度贴合对位方法及设备

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