JPH0720260B2 - 画像記録再生装置 - Google Patents

画像記録再生装置

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JPH0720260B2
JPH0720260B2 JP63161804A JP16180488A JPH0720260B2 JP H0720260 B2 JPH0720260 B2 JP H0720260B2 JP 63161804 A JP63161804 A JP 63161804A JP 16180488 A JP16180488 A JP 16180488A JP H0720260 B2 JPH0720260 B2 JP H0720260B2
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浩彦 篠永
伝 浅倉
正人 古屋
裕通 田井
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画像記録再生装置、特に、画像の印刷応用、電
子編集用入力装置など、高解像度、高品質の画像が要求
されるシステムに適する画像記録再生装置に関する。
(従来の技術) 被写体の光学像をカラー撮像装置により撮像して得た映
像信号は、編集、トリミング、その他の画像処理が電気
信号の形態で容易に行えるとともに、既記録信号を消去
できる可逆性を有する記録部材を使用して記録再生が容
易に行えるという特徴を有しているために、従来からテ
レビジョン放送や磁気記録装置などに広く用いられてき
ている。
近年になって高画質・高解像度の再生画像に対する要望
が高まるのに応じて、テレビジョン方式について、いわ
ゆるEDTV、HDTVなどの新しい諸方式が提案されるように
なり、また、高画質・高解像度の再生画像を再現できる
映像信号を用いた電子映像システムは、印刷や電子出版
などの分野にも用途が拡大されようとしている。
さて、従来の電子映像システムの代表的なものとしては
(1)3管式あるいは単管式のカラーTVカメラで発生さ
せたカラー映像信号をVTR,半導体メモリ,磁気ディスク
などの記録媒体に記録し、それを再生してカラー映像信
号を得る方式、(2)3板式あるいは単板式のカラーTV
カメラで発生させたカラー映像信号をVTR,半導体メモ
リ,磁気ディスクなどの記録媒体に記録し、それを再生
してカラー映像信号を得る方式、(3)写真機によって
被写体を撮影したカラー写真フィルムの記録カラー画像
をレーザ・テレシネを用いて映像信号を得る方式、など
がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、電子映像システムによって得られる電子画像
を印刷の分野等で利用できるようにするためには、電子
画像として4000×4000画素程度の解像度を有するものが
必要とされるが、前記した(1),(2)の方式におい
ては、撮像管または固体撮像板と記録系とに高い解像度
を得難くさせている問題点があるために、HDTVで得られ
ている1000×2000画素程度の解像度を得るのが限界であ
る。
すなわち、映像信号の発生のために従来から一般的に使
用されて来ているカラーTVカメラは、撮像レンズを通し
た被写体の光学像を3色分解光学系を介して撮像素子に
おける光電変換部に結像させ、撮像素子の光電変換部で
被写体の光学像に対応する電気的な画像情報に変換し、
その電気的な画像情報を時間軸上で直列的な映像信号と
して出力させうるような構成形態のものであり、前記の
ような構成形態のカラーTVカメラの構成に当ってそれに
使用される撮像素子には従来から各種の撮像管や各種の
固体撮像素子が使用されている。
ところで、高画質・高解像度の再生画像が得られるよう
にするためには、高画質・高解像度の再生画像を再生さ
せうるような映像信号を発生させることのできる撮像素
子が必要とされるが、撮像素子が撮像管の場合には、撮
像管における電子ビーム径の微小化に限界があるため
に、電子ビーム径の微小化による高解像度化が望めない
こと、及び撮像管のターゲット容量はターゲット面積と
対応して増大するものであるために、ターゲット面積の
増大による高解像度化も実現することができないこと、
また、例えば動画のカラー撮像装置の場合には高解像度
化に伴って映像信号の周波数帯域が数十MHz〜数百MHz以
上にもなるためにS/Nの点で問題になる、等の理由によ
って、カラー撮像装置により高画質・高解像度の再生画
像を再生させうるような映像信号を発生させることは困
難である。
前記の点を具体的に説明すると、撮像素子としで撮像管
が使用されているカラーTVカメラにより高画質・高解像
度の再生画像を再生させうるような映像信号を発生させ
るには、撮像管における電子ビーム径を微小化したり、
ターゲットとして大面積のものを使用したりすることが
考えられるが、撮像管の電子銃の性能、及び集束系の構
造などにより撮像管の電子ビーム径の微小化には限界が
あるために電子ビーム径の微小化による高解像度化には
限界があり、また、撮像イメージサイズの大きな撮像レ
ンズを使用した上で、ターゲットの面積の増大によって
高解像度を得ようとした場合には、ターゲット面積の増
大による撮像管のターゲット容量の増大による撮像管の
出力信号における高域信号成分の低下によって、撮像管
出力信号のS/Nの低下が著るしくなることにより、撮像
管を使用したカラーTVカメラによっては高画質・高解像
度の再生画像を再生させうるような映像信号を良好に発
生させることはできないのである。
また、撮像素子として固体撮像素子が使用された場合
に、高画質・高解像度の再生画像を再生させるのには、
画素数の多い固体撮像素子を使用することが必要とされ
るが、画素数の多い固体撮像素子はそれを駆動するため
のクロックの周波数が高くなる(例えば、動画カメラの
場合における固体撮像素子の駆動のためのクロックの周
波数は数百MHzとなる)とともに、駆動の対象にされて
いる回路の静電容量値は画素数の増大によって大きくな
っているために、そのような固体撮像装置は、固体撮像
素子のクロックの周波数の限界が20MHzといわれている
現状からすると実用的なものとして構成できないと考え
られる。
このように、従来のカラーTVカメラにおいては、それに
使用されている撮像素子が、せいぜい1000×2000画素程
度の解像度を示すHDTV方式による画像の解像度を達成す
るのが限界であって、電子画像として必要とされる4000
×4000画素程度の解像度を有する画像を再現できるよう
な映像信号を発生させることはできなかった。
また、既述した(3)の方式においてはカラー写真フィ
ルム自体の性能によって解像度が制限される上に、カラ
ーフィルムでは退色性が問題になり、また光学像を電気
信号に変換するためにR,G,Bの3色のレーザ光が必要と
されるので装置が大型になり、さらにカラーフィルムで
は現像が複雑であり、さらにまた、色再現性が主として
カラーフィルムの感光材料の分光感度特性によって決る
ために色の設計自由度が小さいなどの欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、被写体の光学像を波長域を異にしている少な
くとも3個の光学像に分解するとともに、前記の異なる
波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一平面
上に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波長域毎
に分解された個別の光学像を、前記した結像面を含む面
に設置された感光性記録部材における並列的な異なる記
録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手段と、
記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分
解された個別の光学像が光学濃度情報として記録されて
いる前記した感光性記録部材に再生光を照射し、記録再
生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解され
た個別の光学像を個別の光学的情報として再生する手段
と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、前記し
た異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対応する
個別の時系列的な色信号を発生させる手段とからなる画
像記録再生装置、及び被写体の光学像を波長域を異にし
ている少なくとも3個の光学像に分解するとともに、前
記の異なる波長域毎に分解された個別の光学像の結像面
を同一平面上に並列的に形成させる手段と、前記の異な
る波長域毎に分解された個別の光学像を、前記した結像
面を含む面に設置された感光性記録部材における並列的
な異なる記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録す
る手段と、記録再生の対象にされている前記の異なる波
長域毎に分解された個別の光学像が光学濃度情報として
記録されている前記した感光性記録部材に再生光を照射
し、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎
に分解された個別の光学像を個別の光学的情報として再
生する手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換し
て、前記した異なる波長域毎に分解された個別の光学像
と対応する個別の時系列的な色信号を発生させる手段
と、前記の個別の時系列の色信号をプリンタに供給して
ハードコピーを得る手段とからなる画像記録再生装置、
ならびに被写体の光学像を波長域を異にしている少なく
とも3個の光学像に分解するとともに、前記の異なる波
長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一平面上
に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波長域毎に
分解された個別の光学像を、前記した結像面を含む面に
設置された感光性記録部材における並列的な異なる記録
領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手段と、記
録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解
された個別の光学像が光学濃度情報として記録されてい
る前記した感光性記録部材に再生光を照射し、記録再生
の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解された
個別の光学像を個別の光学的情報として再生する手段
と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、前記し
た異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対応する
個別の時系列的な色信号を発生させる手段と、前記の個
別の時系列の色信号を画像処理した後にプリンタに供給
してハードコピーを得る手段とからなる画像記録再生装
置を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の画像記録再生装置の
具体的な内容について詳細に説明する。第1図及び第7
図は本発明の画像記録再生装置の記録系の概略構成を示
す斜視図、第2図乃至第4図及び第8図乃至第10図は本
発明の画像記録再生装置の再生系及び電気信号発生系の
概略構成を示す図、第5図は光−光変換素子の構成例の
側面図、第6図は光−光変換素子における誘電体ミラー
の波長選択性の特性例図、第11図及び第12図は3色分解
光学系を示す図である。
本発明の画像記録再生装置の記録系の一例の概略構成を
示す第1図においてOは被写体、1は撮影レンズ、CSS
は3色分解光学系であって、前記した撮影レンズ1と3
色分解光学系CSSとの間には光学的シャッタ(図示せ
ず)が設けられている。
2は感光性記録部材Fの送り出しリール、3は感光性記
録部材Fの巻取りリールであり、前記した感光性記録部
材Fとしては光の強弱情報が記録できる高い解像度を有
する感光性記録部材、例えば、銀塩による白黒写真フィ
ルム、フォトクロミックフィルム、サーモプラスチック
フィルム等が使用できる。以下の説明においては、前記
した感光性記録部材Fとして、低価格、現像処理が容
易、高感度、高解像度、優退色性を有する白黒写真フィ
ルムが使用されているものとされている。
また、本発明の画像記録再生装置の記録系の他の構成例
の概略を示す第7図において、Oは被写体、1は撮影レ
ンズ、CSSは3色分解光学系であって、前記した撮影レ
ンズ1と3色分解光学系CSSとの間には光学的シャッタ
(図示せず)が設けられており、また、Fiは感光性記録
部材として使用されているインスタント写真フィルムで
あり、前記した感光性記録部材Fiとしては光の強弱情報
が記録できる高い解像度を有する白黒のインスタント写
真フィルムが使用されているものとされている(白黒の
インスタント写真フィルムFiは、例えば、ポラロイド・
カメラで使用されるようなフィルムのように、フィルム
に被写体の光学像の露光が行なわれた後に現像処理と定
着処理とが行われて短時間内に印画紙またはフィルムに
ポジ画像が得られるものである)。
第1図及び第7図等に示されている前記した画像記録再
生装置の記録系は、感光性記録部材Fiを不用の外光から
遮光するための暗箱を備えて構成されるのである。画像
記録再生装置の記録系に設けられている前記した3色分
解光学系CSSは被写体の光学像を波長域を異にしている
少なくとも3個の光学像に分解するとともに、前記の異
なる波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一
平面上に並列的に形成させうるようなものとして構成さ
れている。
前記した3色分解光学系CSSは、それの全体の斜視図が
第12図に例示されており、また、それの構成原理の説明
用の平面図が第11図に示されている。第11図及び第12図
において4,5,6は光学ブロックであり、光学ブロック4
は赤色光を反射し緑色光と青色光とを透過するダイクロ
イックミラー(R面)と、青色光を反射し緑色光と赤色
光とを透過するダイクロイックミラー(B面)とを直交
させて構成したプリズム形態のダイクロイックミラー
(ダイクロイックプリズム4)であり、また光学ブロッ
ク5は全発射面Mrを有するプリズム、光学ブロック6は
全反射面Mbを有するプリズムである。
第11図において被写体Oからの光が撮像レンズ1を介し
て前記したダイクロイックプリズム4に入射すると、ダ
イクロイックプリズム4への入射光の内で、ダイクロイ
ックミラー(R面)とダイクロイックミラー(B面)と
の双方を通過した被写体の光学像の緑色光成分は結像面
Igに結像し、また、ダイクロイックプリズム4への入射
光の内で、ダイクロイックミラーR面で反射した被写体
の光学像の赤色光成分は、プリズム5の全反射面で反射
した後にプリズム5中を通過して、前記した結像面Igと
同一の平面内にあり、かつ、前記した結像面Igに近接し
ている結像面Irに結像し、さらに、ダイクロイックプリ
ズム4への入射光の内で、ダイクロイックミラーB面で
反射した被写体の光学像の青色光成分は、プリズム6の
全反射面で反射した後にプリズム6中を通過して、前記
した結像面Ig,Irと同一の平面内にあり、かつ、前記し
た結像面Ig,Irに近接している結像面Ibに結像する。
そして、前記した3つの結像面Ig,Ir,Ibは、既述のよう
に同一の平面内に形成されているとともに、一直線上に
配置されているような配置態様のものとして形成される
ようになされている。第11図及び第12図に示されている
3色分解光学系CSSにおいて、プリズム5は赤色光の光
路長を伸ばし、また、プリズム6は青色光の光路長を伸
ばして、前記したように緑色光の結像面Igと、赤色光の
結像面Irと、青色光の結像面Ibとが、既述のように同一
の平面内で、かつ、一直線上に近接して配置されている
ような状態にさせるのであり、前記したプリズム5,6に
よる光路長の伸び量Xは、各色光の光軸のずれ量aと等
しく、すなわち、X=aとなるようにされる。
前記したプリズム5,6による光路長の伸び量Xは、プリ
ズム5,6中の光路長をdとし、プリズム5,6の構成物質の
屈折率をnとすると、X=d(n−1)/nで表わされる
から、前記したようにプリズム5,6による光路長の伸び
量Xと各色光の光軸のずれ量aとを等しくするには、プ
リズム5,6中の光路長dと、プリズム5,6の構成材料の屈
折率nとを変えることによって行うことができる。
前記の構成態様の3色分解光学系CSSのように、同一平
面内で一直線に近接して形成される3個の結像面Ir,Ig,
Ibに個別の色に分解された被写体の光学像が結像される
ようになされた色分解光学系を用いると、前記した複数
の結像面の位置に記録部材を配置することにより高い解
像度の3つの画像が並列した状態で記録再生されるが、
前記した記録部材として高い解像度を有するとともに退
色性にも優れている例えば白黒の銀塩フィルムを配置す
ることにより、カラー画像を高い解像度の白黒画像とし
て簡単に記録再生できるという利点が得られる。
3色分解光学系CSSによって色分解された前記の3つの
光学像は同一平面上に並列的に並ぶ3つの領域4a,5a,6a
として形成される撮像レンズ1の結像面にそれぞれ結像
されるが、前記の結像面は感光性記録部材Fとして使用
されている白黒写真フィルムFの感光面と一致した平面
(第1図の場合)、または感光性記録部材Fiとして使用
されている白黒のインスタント写真フィルムFiの感光面
と一致した平面(第7図の場合)に形成させてあるか
ら、前記した3つの光学像は白黒写真フィルムF(第1
図の場合)の感光面に並列した状態の3つの領域4a,5a,
6aに光の強弱情報と対応する光学濃度情報として記録さ
れることになり、また、前記した3つの光学像は白黒の
インスタント写真フィルムFi(第7図の場合)の感光面
に並列した状態の3つの領域(第8図乃至第10図中に示
されている記録済みインスタント写真フィルムFi、すな
わち、印画紙Fiにおける並列した状態の3つの領域4a,5
a,6aと対応している3つの領域)に光の強弱情報と対応
する光学濃度情報として記録されることになる。
それで、前記した白黒写真フィルムF(第1図の場合)
に現像処理と定着処理とを施すと、撮影された被写体O
のカラー画像は、フィルムFの同一平面上に並列的に並
ぶ3つの領域4a,5a,6aに、被写体Oのカラー画像を3色
分解光学系CSSによって3色分解された各色の光学像に
よる白黒画像で記録されているものとして現像され定着
されるのであり、また、前記した白黒のインスタント写
真フィルムFi(第7図の場合)に現像処理と定着処理と
を施すと、撮影された被写体Oのカラー画像は、前記し
た白黒のインスタント写真フィルムFiにおける印画紙Fi
の同一平面上に並列的に並ぶ3つの領域4a,5a,6aに、被
写体Oのカラー画像を3色分解光学系CSSによって3色
分解された各色の光学像による白黒画像で記録されてい
るものとして現像され定着されるのである。
本発明の画像記録再生装置では、前記のように3色分解
光学系CSSによって被写体Oのカラー画像を色分解して
得た3つの光学像と対応する3つの白黒画像が記録され
ている記録済み白黒フィルムF、または記録済み白黒の
インスタント写真フィルムFiに再生光を照射して、前記
した3つの白黒画像における個別の白黒画像を個別の光
学的情報として再生し、その個別の光学的情報を光電変
換して所要の時系列的な色信号を発生させるようにして
いるのであり、第2図乃至第4図に示されている各実施
例は、記録済み白黒フィルムFに照射された再生光が記
録済み白黒フィルムFを透過した光により記録部材から
光学的情報を再生し、その再生された光学的情報を光電
変換して所要の色信号を発生させるようにした場合の構
成例を示しており、また、第8図乃至第10図に示されて
いる各実施例は、記録済みインスタント写真フィルムFi
に照射した再生光が記録済みインスタント写真フィルム
Fiで反射した光により記録部材から光学的情報を再生
し、その再生された光学的情報を光電変換して所要の色
信号を発生させるようにした場合の構成例及び再生され
た画像信号をプリンタに供給したハードコピーを得るよ
うにする場合の構成例等を示している。
本発明の画像記録再生装置の再生系の概略構成を示す第
2図において、9は再生光として用いられるレーザ光を
放射するレーザ光源であり、また、10は前記したレーザ
光源9から出射されたレーザ光を第2図中の矢印Xで示
されている主走査方向に光偏向する光偏向器である。
再生の対象にされている記録済み白黒フィルムF(単に
白黒フィルムFと記載される場合もある)は、送り出し
リール7と巻取りリール8とに巻回されており、前記し
た巻取りリール8が図示されていない巻取り駆動機構に
よって駆動回転されることにより、予め定められている
移動の態様に従って第2図中の矢印Yで示されている副
走査方向に移送される。
それで、前記した白黒フィルムFにおける3つの異なる
記録領域4a,5a,6aに記録されている白黒画像は主走査方
向Xに光偏向されているレーザ光と、副走査方向Yへの
白黒フィルムFとの移動とによって走査される。
それにより白黒フィルムFを透過したレーザ光は、白黒
フィルムFに記録されている光学濃度情報によって強度
変調されている状態のものとなされ、それが集光レンズ
11によって集光されて光検出器12に与えられて光電変換
されることにより、光検出器12からは時系列的な色信号
が出力されて画像処理装置13に供給される。画像処理装
置13においては前記のように光検出器12から出力された
時系列的な色信号を所定のカラーテレビジョン方式に従
う映像信号として出力したり、その他、所要の信号処理
を行う。なお、前記した画像処理装置13からの出力信号
をプリンタに供給して、プリンタからハードコピーを得
るようにしてもよいことは勿論である。
このように、本発明の画像記録再生装置では被写体のカ
ラー画像情報を記録部材に白黒画像として記録し、それ
を再生して色信号を得るようにしていることにより、再
生光として単一波長のレーザ光を使用しても色信号の再
生に対して何らの支障をも生じさせることがない。
前記した第2図示の画像記録再生装置の再生系において
は、1本の再生用のレーザ光により白黒フィルムFにお
ける3つの記録領域に記録されている3つの白黒画像を
順次に走査して、1個の光検出器12から順次方式のカラ
ー映像信号が得られるようにした構成例のものである
が、本発明の実施に当っては3本のレーザ光と3個の光
検出器とを用いて、白黒フィルムFにおける3つの記録
領域に記録されている3つの白黒画像を同時に走査し、
3個の光検出器から同時方式のカラー映像信号が得られ
るように画像記録再生装置が構成されてもよいことは勿
論である。
次ぎに、第3図示の画像記録再生装置の再生系におい
て、14は再生光として用いられる線状の光を放射する光
源のランプであり、また、15はレンズ、16はCCDライン
センサである。再生の対象にされている白黒フィルムF
は、送り出しリール7と巻取りリール8とに巻回されて
おり、前記した巻取りリール8が図示されていない巻取
り駆動機構によって駆動回転されることによって、第3
図中の矢印Yで示されている副走査方向に移送される。
それで、前記した白黒フィルムFにおける3つの異なる
記録領域4a,5a,6aに記録されている白黒画像は、主走査
方向Xに走査しているCCDラインセンサ16による読出し
動作と、予め定められた移動態様で副走査方向Yに移動
されている白黒フィルムFの動きとによってCCDライン
センサ16で順次に線状に読取られる。
すなわち、白黒フィルムFを透過した線状の光は、白黒
フィルムFに記録されている光学濃度情報によって強度
変調されている状態のものとなされているから、それが
CCDラインセンサ16で順次に読取られるとCCDラインセン
サ16からは時系列的な色信号が出力されて、それが図示
されていない画像処理装置に供給される。画像処理装置
においては前記のようにCCDラインセンサ16から出力さ
れた時系列的な色信号を所定のカラーテレビジョン方式
に従うカラー映像信号として出力したり、その他、所要
の信号処理を行う。
このように、本発明の画像記録再生装置では被写体のカ
ラー画像情報を記録部材に白黒画像として記録し、それ
を再生して色信号を得るようにしていることにより、再
生光として適当なランプの光を使用しても色信号の再生
には何らの支障をも生じさせることがない。なお、前記
の画像処理が行われた信号をプリンタに供給することに
より、プリンタからハードコピーが得られるようにして
もよいことは勿論である。
第3図示の画像記録再生装置の再生系は、1本の再生用
の線状のランプ14からの光と1個のCCDラインセンサ16
とによって、白黒フィルムFにおける3つの記録領域に
記録されている3つの白黒画像を順次に走査して、1個
のCCDラインセンサ16から順次方式の色信号が得られる
ような構成例のものであるが、本発明の実施に当っては
3本の線状のランプと3個のCCDラインセンサとを用い
て白黒フィルムFにおける3つの記録領域に記録されて
いる3つの白黒画像を同時に走査して、3個のCCDライ
ンセンサから同時方式の色信号が得られるように画像記
録再生装置が構成されてもよいことは勿論である。
第4図示の画像記録再生装置の再生系は、再生光の光源
17からの再生光がレンズ18を介して供給されている白黒
フィルムFの透過光を光−光変換素子PPCに与えて、前
記の白黒フィルムFに記録されている3つの白黒画像と
対応する電荷像を光−光変換素子PPCに形成させ、前記
のように光−光変換素子PPCに形成された電荷像を所定
の偏向態様で偏向されている読出し光によって読出し、
それを光電変換した時系列信号を発生させるようにした
場合の一実施例を示したものである。
第4図において17は光源、18はレンズ、Fは白黒フィル
ム、7は送り出しリール、8は巻取りリール、PPCは光
−光変換素子、24,25ビームスプリッタ、19は光−光変
換素子PPCからの光学像情報を読出す際に用いられる読
出し光の光源であり、この光源19としてはレーザ光源、
その他任意の光源が使用できる。また、20はレンズ、21
はそれに供給された光束を縦,横方向(図中の矢印V,H
の方向)に偏向する光偏向器、22はfθレンズ、26はそ
れに入射した光束を光電変換器29に結像させるレンズ、
27は波長板、28は検光子、23は消去光ELの光源、SWpは
切換スイッチ、LM1,LM2は1ラインメモリ、30〜32は出
力端子である。
第4図示の画像記録再生装置の再生系において、再生の
対象にされている白黒フィルムFには、光源17からの光
がレンズ18を介して与えられており、前記した白黒フィ
ルムFは送り出しリール7と巻取りリール8とに巻回さ
れていて、前記した巻取りリール8が図示されていない
巻取り駆動機構によって駆動回転されることにより、第
4図中の矢印Yで示されている方向に移送される。
白黒フィルムFを透過した光は、白黒フィルムFに記録
されている光学濃度情報を有するものであり、その光が
光−光変換素子PPCに書込み光として供給される。
光−光変換素子PPCとしては、例えば液晶型光変調器、
光伝導電性ポッケルス効果素子、マイクロチャンネル型
光変調器などのような空間変調素子、あるいはフォトク
ロミック材を用いて構成された素子などが使用でき、ま
た、光−光変換素子PPCとしては、記憶機能を備えてい
るものでも、あるいは記憶機能を有しないものでも、目
的に応じて選択使用されうる。
第5図は光−光変換素子PPCの一例の概略構成を示して
いる側断面図であり、この第5図に示されている光−光
変換素子PPCにおいて、Et1,Et2は透明電極、PCLは光導
電層部材、DMLは例えば第6図に例示されているような
波長選択特性を有する誘電体ミラー(波長λ2の消去光
ELを透過させ、波長λ1の読出し光RLを反射させるよう
な波長選択特性を有する誘電体ミラー)、PMLは例え
ば、ニオブ酸リチウム単結晶のような光変調材層部材、
WLは書込み光、RLは読出し光、ELは消去光、Vsは電源、
SWは切換スイッチである。
前記の切換スイッチSWは光−光変換素子PPCに対して書
込み光WLを入射させる際と読出し光RLを入射させる際に
は、それの可動接点vが固定接点WRに切換えられ、ま
た、光−光変換素子PPCに対して消去光ELを入射させる
際には、それの可動接点vが固定接点E側に切換えられ
る。
光−光変換素子PPCにおける透明電極Et1,Et2に対して電
源Vsの電圧がスイッチSWの可動接点vと固定接点WRとを
介して与えられている状態において、白黒フィルムFの
白黒画像と対応している書込み光WLが、光−光変換素子
PPCの透明電極Et1を透過して光導電層部材PCLに入射す
ると、光導電層部材PCLはそれに入射された白黒フィル
ムFの白黒画像に対応して電気抵抗値が変化し、それに
より前記した光導電層部材PCLにおける誘電体ミラーMDL
との境界の部分には、白黒フィルムFの白黒画像と対応
している電荷像が生じる。
前記した電荷像は光−光変換素子PPCにおける透明電極E
t1,Et2間をスイッチSWの可動接点vと固定接点Eとを介
して同電位にして、光−光変換素子PPCの透明電極Et2側
から消去光ELを入射させることにより消去できるのであ
り、消去モード時に光−光変換素子PPCの透明電極Et2側
から入射された消去光ELが光変調材層部材PMLと誘電体
ミラーDMLとを透過して光導電層部材PCLに入射すると、
光導電層部材PCLは前記の消去光ELによって電気抵抗値
が低下して、光導電層部材PCLにおける誘電体ミラーDML
との境界の部分の電荷像が消去されるのである。
また、前記した光導電層部材PCLにおける誘電体ミラーD
MLとの境界の部分に生じている白黒フィルムFの白黒画
像と対応している電荷像は、スイッチSWの可動接点vと
固定接点WRとを介して光−光変換素子PPCにおける透明
電極Et1,Et2に対して電源Vsの電圧が与えられている状
態において、光−光変換素子PPCの透明電極Et2から読出
し光RLを入射させることにより、光−光変換素子PPCの
透明電極Et2側から光学像として読出すことができる。
すなわち、読出しモードにおいて光−光変換素子PPCの
透明電極Et2側から入射された読出し光RLは、光変調材
層部材PMLを透過して誘電体ミラー(消去光ELを透過さ
せ、読出し光RLを反射させるような波長選択特性を有す
る誘電体ミラー)DMLに達し、そこで反射されて再び光
変調材層部材PMLを透過して光−光変換素子PPCの透明電
極Et2側から出射するが、前記のようにして光変調材層
部材PML内を往復した後に光−光変換素子PPCの透明電極
Et2側から出射する読出し光RLは、既述のように光導電
層部材PCLにおける誘電体ミラーDMLとの境界の部分に生
じている白黒フィルムFの白黒画像と対応している電荷
像による電界によって偏向面が変化されているから、そ
の出射光を検光子28に透過させることにより、検光子28
の出射光は白黒フィルムFの白黒画像に対応した光量変
化を示す光学像となる。
そして、前記した読出し光として単波長光を使用するこ
とにより、充分に高い解像度を有する再生像が得られる
のである。
それで第4図示の画像記録再生装置において、撮像レン
ズ1により光−光変換素子PPCの透明電極Et1側に入射し
た被写体Oの光学像による書込み光WLは、光−光変換素
子PPCにおける光導電層部材PCLと誘電体ミラーDMLとの
境界の部分に電荷像が変換される。また、前記電荷像が
読出し光として単波長光が使用された場合には、白黒フ
ィルムFの白黒画像と情報内容の対応している単波長光
情報として光−光変換素子PPCから出射される。
第4図示のカラー画像記録再生装置の再生系において、
前記の単波長光の読出し光RLは、光源19から放射された
光が、レンズ20を介して光偏向器21において第4図中の
矢印H,Vのように直交する2方向に偏向されてfθレン
ズ22に入射され、前記のfθレンズ22から出射された光
束は、ビームスプリッタ24を透過してビームスプリッタ
25に入射され、ビームスプリッタ25で光−光変換素子PP
Cの方に反射されて光−光変換素子PPCの透明電極Et2側
に入射する。
そして、光−光変換素子PPCから出射される光は、第5
図を参照して既述したように前記のた白黒フィルムFの
白黒画像の情報内容と対応している単波長光情報であ
り、その光束はビームスプリッタ25を透過してレンズ26
に入射され、レンズ26から出射したレーザ光束は波長板
27と検光子28とを透過してレンズ26の結像面に位置され
ている光電変換器29によって光電変換される。
前記の光電変換器29から出力される映像信号は、1本の
水平走査線中に白黒フィルムFにおける3つの領域4a,5
a,6aの白黒画像の信号を直列に含んでいる順次信号形態
のものになっている。第4図中の切換スイッチSWpと1
ラインメモリLM1,LM2とは前記の光電変換器29からの出
力信号中に時分割信号として含まれている白黒フィルム
Fにおける3つの領域4a,5a,6aの白黒画像の信号におけ
る領域5aの信号は切換スイッチSWpの可動接点cと固定
接点rとを介して1ラインメモリLM1に記憶させ、ま
た、光電変換器29からの出力信号中に時分割信号として
含まれている白黒フィルムFにおける3つの領域4a,5a,
6aの白黒画像の信号における領域4aの信号は切換スイッ
チSWpの可動接点cと固定接点gとを介して1ラインメ
モリLM2に記憶させ、さらに光電変換器29からの出力信
号中に時分割信号として含まれている白黒フィルムFに
おける3つの領域4a,5a,6aの白黒画像の信号における領
域6aの信号は切換スイッチSWpの可動接点cと固定接点
bとを介して出力端子30に送出させ、出力端子30に信号
が出力される期間に前記した1ラインメモリLM1、LM2に
記憶されていた各信号を出力端子32,31に出力させて同
時信号を出力させるようにしている。
第2図乃至第4図を参照してこれまで説明して来た各実
施例は、記録済み白黒フィルムFに照射した再生光にお
ける記録済み白黒フィルムFの透過光により記録部材か
ら光学的情報を再生し、再生された光学的情報を光電変
換して所要の色信号を発生させるようにした場合の構成
例であったが、次に第8図乃至第10図を参照して、記録
済みインスタント写真フィルムFiあるいは記録済み印画
紙Fi(以下、単に記録済みインスタント写真フィルムFi
のように記載されることもある)に照射された再生光が
記録済みインスタント写真フィルムFiあるいは記録済み
印画紙Fiで反射した光で記録部材から光学的情報を再生
し、その再生された光学的情報を光電変換して所要の色
信号を発生させるようにした場合の構成例や、再生され
た画像信号をプリンタに供給したハードコピーを得るよ
うにする場合の構成例等について説明する。
本発明の画像記録再生装置の再生系の概略構成を示す第
8図において、33は記録済みインスタント写真フィルム
Fiに照射する再生光の光源であり、この光源33から放射
された再生光によって照射された記録済みインスタント
写真フィルム(記録済みの印画紙)Fiからの反射光はレ
ンズ11を介してCCDラインセンサ16に与えられる。
第8図示の画像記録再生装置の再生系で使用される再生
光の光源33が面状の光源の場合には、その面状の光源33
によって照射された記録済みインスタント写真フィルム
Fiに記録されている光学像情報は、CCDラインセンサ16
で行われる主走査と、前記したCCDラインセンサ16によ
って行われている主走査の方向に直交する方向で、記録
済みインスタント写真フィルムFiとCCDラインセンサ16
とが相対的に移動することによって行われる副走査とに
よりCCDラインセンサ16から時系列信号として出力され
る。
すなわち、面状の光源33によって照射されている記録済
みインスタント写真フィルムFiにおける3つの異なる記
録領域4a,5a,6aに記録されている白黒画像は主走査方向
にはCCDラインセンサ16による走査が行われ、また、副
走査方向へは記録済みインスタント写真フィルムFiとCC
Dラインセンサ16との相対的な移動による副走査が行わ
れることにより、記録済みインスタント写真フィルムFi
白黒フィルムFに記録されている光学濃度情報がCCDラ
インセンサ16によって読取られて時系列的な色信号とし
て出力される。
前記の信号は図示されていない画像処理装置13に供給さ
れ、画像処理装置13においては前記の時系列的な色信号
を所定のカラーテレビジョン方式に従う映像信号として
出力したり、その他、所要の信号処理を行う。なお、前
記した画像処理装置13からの出力信号をプリンタに供給
して、プリンタからハードコピーを得るようにしてもよ
いことは勿論である。
第8図示の画像記録再生装置の再生系で使用されるべき
再生光の光源33は、前記した面状の光源に限られるもの
はなく、線状の光源、点状の光源などであってもよい
が、再生光の光源33の形態に応じて、記録済みインスタ
ント写真フィルムFiに記録されている光学像情報の読出
し動作時における副走査の態様が適当に定められるべき
ことはいうまでもない(再生光の光源33が線状で特定な
位置だけを照射している場合、再生光の光源33が線状で
走査を行っている場合、再生光の光源33が点状で特定な
位置だけを照射している場合、再生光の光源33が点状で
走査を行っている場合、などに応じて、副走査の態様が
それぞれ異なるべきことは当然である)。
次に、第9図に示されている画像記録再生装置の再生系
の概略構成のブロック図において、記録済みインスタン
ト写真フィルムFiに再生光を照射させる再生光の光源34
は、例えばレーザ光源から照射されたレーザ光を、直交
する2方向に光偏向する光偏向器によって偏向させた状
態として、記録済みインスタント写真フィルム(記録済
みの印画紙)Fiに照射させ、記録済みインスタント写真
フィルム(記録済みの印画紙)Fiからの反射光をレンズ
11を介して光検出器12に供給して、記録済みインスタン
ト写真フィルムFiに記録されている光学像情報を時系列
信号として出力させるようにしたものである。
すなわち、前記した記録済みインスタント写真フィルム
(記録済みの印画紙)Fiにおける3つの異なる記録領域
4a,5a,6aに記録されている白黒画像は縦横に光偏向され
ているレーザ光によって走査されることによって、前記
した記録済みインスタント写真フィルム(記録済みの印
画紙)Fiに生じた反射光は、前記した記録済みインスタ
ント写真フィルム(記録済みの印画紙)Fiに記録されて
いる光学濃度情報によって強度変調されている状態のも
のとなされ、それが集光レンズ11によって集光されて光
検出器12に与えられて光電変換されることにより、光検
出器12からは時系列的な色信号が出力される。
そして、前記の信号が図示されていない画像処理装置13
に供給され、画像処理装置13において前記のように光検
出器12から出力された時系列的な色信号を所定のカラー
テレビジョン方式に従う映像信号として出力したり、そ
の他、マトリクス、トリミング等の所要の信号処理を行
う。なお、前記した画像処理装置13からの出力信号をプ
リンタに供給して、プリンタからハードコピーを得るよ
うにされてよいことは勿論である。
前記した第9図示の画像記録再生装置の再生系において
は、1本の再生用のレーザ光により前記した記録済みイ
ンスタント写真フィルム(記録済みの印画紙)Fiにおけ
る3つの記録領域に記録されている3つの白黒画像を順
次に走査して生じた記録済みインスタント写真フィルム
(記録済みの印画紙)Fiからの反射光を1個の光検出器
12から順次方式のカラー映像信号が得られるようにした
構成例のものであるが、本発明の実施に当っては3本の
レーザ光と3個の光検出器とを用いて、記録済みインス
タント写真フィルム(記録済みの印画紙)Fiにおける3
つの記録領域に記録されている3つの白黒画像を同時に
走査し、3個の光検出器から同時方式のカラー映像信号
が得られるように画像記録再生装置が構成されていても
よいことは勿論である。
次に、第10図示の画像記録再生装置の再生系は、再生光
の光源33から記録済みインスタント写真フィルム(記録
済みの印画紙)Fiに照射された面状の再生光による記録
済みインスタント写真フィルム(記録済みの印画紙)Fi
からの反射光をレンズ11を介してCCDラインセンサ16に
与え、記録済みインスタント写真フィルムFiにおける3
つの異なる記録領域4a,5a,6aに記録されている白黒画像
は主走査方向にはCCDラインセンサ16による走査が行わ
れ、また、副走査方向へは記録済みインスタント写真フ
ィルムFiとCCDラインセンサ16との相対的な移動による
副走査が行われることにより、記録済みインスタント写
真フィルムFi白黒フィルムFに記録されている光学濃度
情報をCCDラインセンサ16によって読取って時系列的な
色信号として出力し、その信号を画像処理装置13に供給
して、画像処理装置13においては前記のようにCCDライ
ンセンサ16から出力された時系列的な色信号を所定のカ
ラーテレビジョン方式に従うカラー映像信号として出力
したり、トリミング、その他、所要の信号処理を行った
後にプリンタ35に供給して、プリンタ35からハードコピ
ー36が得られるようにした場合の実施例を示している。
なお、記録済みインスタント写真フィルムFiまたは記録
済印画紙Fiに照射した再生光が記録済みインスタント写
真フィルムFiまたは記録済印画紙Fiで反射した光を第4
図中に示されている光−光変換素子PPCに与えて、前記
の記録済みインスタント写真フィルムFiまたは記録済印
画紙Fiに記録されている3つの白黒画像と対応する電荷
像を光−光変換素子PPCに形成させ、前記のように光−
光変換素子PPCに形成された電荷像を所定の偏向態様で
偏向されている読出し光によって読出し、それを光電変
換して時系列信号を発生させるような構成の画像記録再
生装置として本発明の画像記録再生装置を実施すること
もできる。
これまでに説明した各実施例装置から出力された電気信
号は、それを例えば、表示装置に入力させてソフトコピ
ーとして利用したり、あるいは、前記のようにプリンタ
に供給してハードコピーとして利用したりするなど、目
的に応じて広い応用分野で有効に使用できるのであり、
本発明は画像の印刷応用、電子編集用入力装置、その
他、高解像度、高品質の画像が要求されるシステムに適
する画像記録再生装置を容易に構成できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
の画像記録再生装置は、被写体の光学像を波長域を異に
している少なくとも3個の光学像に分解するとともに、
前記の異なる波長域毎に分解された個別の光学像の結像
面を同一平面上に並列的に形成させる手段と、前記の異
なる波長域毎に分解された個別の光学像を、前記した結
像面を含む面に設置された感光性記録部材における並列
的な異なる記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録
する手段と、記録再生の対象にされている前記の異なる
波長域毎に分解された個別の光学像が光学濃度情報とし
て記録されている前記した感光性記録部材に再生光を照
射し、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域
毎に分解された個別の光学像を個別の光学的情報として
再生する手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換
して、前記した異なる波長域毎に分解された個別の光学
像と対応する個別の時系列的な色信号を発生させる手段
とからなる画像記録再生装置及び被写体の光学像を波長
域を異にしている少なくとも3個の光学像に分解すると
ともに、前記の異なる波長域毎に分解された個別の光学
像の結像面を同一平面上に並列的に形成させる手段と、
前記の異なる波長域毎に分解された個別の光学像を、前
記した結像面を含む面に設置された感光性記録部材にお
ける並列的な異なる記録領域にそれぞれ光学濃度情報と
して記録する手段と、記録再生の対象にされている前記
の異なる波長域毎に分解された個別の光学像が光学濃度
情報として記録されている前記した感光性記録部材に再
生光を照射し、記録再生の対象にされている前記の異な
る波長域毎に分解された個別の光学像を個別の光学的情
報として再生する手段と、前記した個別の光学的情報を
光電変換して、前記した異なる波長域毎に分解された個
別の光学像と対応する個別の時系列的な色信号を発生さ
せる手段と、前記の個別の時系列の色信号をプリンタに
供給してハードコピーを得る手段とからなる画像記録再
生装置、ならびに被写体の光学像を波長域を異にしてい
る少なくとも3個の光学像に分解するとともに、前記の
異なる波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同
一平面上に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波
長域毎に分解された個別の光学像を、前記した結像面を
含む面に設置された感光性記録部材における並列的な異
なる記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手
段と、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域
毎に分解された個別の光学像が光学濃度情報として記録
されている前記した感光性記録部材に再生光を照射し、
記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分
解された個別の光学像を個別の光学的情報として再生す
る手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、
前記した異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対
応する個別の時系列的な色信号を発生させる手段と、前
記の個別の時系列の色信号を画像処理した後にプリンタ
に供給してハードコピーを得る手段とからなる画像記録
再生装置であって、この本発明の画像記録再生装置では
記録再生の対象にされているカラー画像の記録再生の過
程が白黒画像の記録再生として行われるために、容易に
高解像度の記録部材を使用することができ、また、色分
解が1か所だけで、かつ、その色分解が光学的な3色分
解フィルタの適用だけで行われるために良好な色再現性
を得ることができ、さらに安価で安定に大容量のカラー
画像情報の記憶が可能であり、さらにまた、3色に分解
された3つの光学像は同一平面に並んでいる状態となさ
れているから、高解像度時に特に問題になるレジストレ
ーション、すなわち、複数枚の画像の重ね合わせも容易
であり、この本発明では画像の印刷応用、電子編集用入
力装置など、高解像度、高品質の画像が要求されるシス
テムに適する画像記録再生装置を容易に提供できる他、
画像記録再生装置からの出力信号をプリンタに供給する
ことにより撮像後に短時間にハードコピーとして得るこ
とも容易である、また、感光性記録部材としてインスタ
ント写真フィルムを使用することにより、撮像記録再生
動作を迅速に行うことができるのであり、本発明によれ
ば既述した従来の問題点は良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第7図は本発明の画像記録再生装置の記録系
の概略構成を示す斜視図、第2図乃至第4図及び第8図
乃至第10図は本発明の画像記録再生装置の再生系及び電
気信号発生系の概略構成を示す図、第5図は光−光変換
素子の構成例の側面図、第6図は光−光変換素子におけ
る誘電体ミラーの波長選択性の特性例図、第11図及び第
12図は3色分解光学系を示す図である。 O……被写体、F,Fi……感光性記録部材,白黒フィル
ム、CSS……3色分解光学系、PPC……光−光変換素子、
SWp……切換スイッチ、LM1,LM2……1ラインメモリ、Et
1,Et2……透明電極、PCL……光導電層部材、DML……波
長選択特性を有する誘電体ミラー、PML……ニオブ酸リ
チウム単結晶のような光変調材層部材、WL……書込み
光、RL……読出し光、EL……消去光、1……撮影レン
ズ,撮像レンズ、2……感光性記録部材Fの送り出しリ
ール、3……感光性記録部材Fの巻取りリール、4……
ダイクロイックミラーの光学ブロック、5,6……光路長
を合わせるための光学ブロック、4a,5a,6a……撮影レン
ズ1の結像面、9……再生光として用いられるレーザ光
を放射するレーザ光源、10……光偏向器、11……集光レ
ンズ、12……光検出器、13……画像処理装置、14……再
生光として用いられる線状の光を放射する光源のラン
プ、15……レンズ、16……CCDラインセンサ、17……再
生光の光源、18……レンズ、19……光−光変換素子PPC
からの光学像情報を読出す際に用いられる読出し光の光
源、20……レンズ、21……光偏向器、22……fθレン
ズ、24,25……ビームスプリッタ、26……レンズ、27…
…波長板、28……検光子、23……消去光ELの光源、30〜
32……出力端子、
フロントページの続き (72)発明者 浅倉 伝 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 古屋 正人 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 田井 裕通 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−191988(JP,A) 特開 昭61−129985(JP,A) 特開 昭63−36689(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の光学像を波長域を異にしている少
    なくとも3個の光学像に分解するとともに、前記の異な
    る波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一平
    面上に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波長域
    毎に分解された個別の光学像を、前記した結像面を含む
    面に設置された感光性記録部材における並列的な異なる
    記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手段
    と、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎
    に分解された個別の光学像が光学濃度情報として記録さ
    れている前記した感光性記録部材に再生光を照射し、記
    録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解
    された個別の光学像を個別の光学的情報として再生する
    手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、前
    記した異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対応
    する個別の時系列的な色信号を発生させる手段とからな
    る画像記録再生装置
  2. 【請求項2】被写体の光学像を波長域を異にしている少
    なくとも3個の光学像に分解するとともに、前記の異な
    る波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一平
    面上に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波長域
    毎に分解された個別の光学像を、前記した結像面を含む
    面に設置された感光性記録部材における並列的な異なる
    記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手段
    と、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎
    に分解された個別の光学像が光学濃度情報として記録さ
    れている前記した感光性記録部材に再生光を照射し、記
    録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解
    された個別の光学像を個別の光学的情報として再生する
    手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、前
    記した異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対応
    する個別の時系列的な色信号を発生させる手段と、前記
    の個別の時系列の色信号をプリンタに供給してハードコ
    ピーを得る手段とからなる画像記録再生装置
  3. 【請求項3】被写体の光学像を波長域を異にしている少
    なくとも3個の光学像に分解するとともに、前記の異な
    る波長域毎に分解された個別の光学像の結像面を同一平
    面上に並列的に形成させる手段と、前記の異なる波長域
    毎に分解された個別の光学像を、前記した結像面を含む
    面に設置された感光性記録部材における並列的な異なる
    記録領域にそれぞれ光学濃度情報として記録する手段
    と、記録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎
    に分解された個別の光学像が光学濃度情報として記録さ
    れている前記した感光性記録部材に再生光を照射し、記
    録再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分解
    された個別の光学像を個別の光学的情報として再生する
    手段と、前記した個別の光学的情報を光電変換して、前
    記した異なる波長域毎に分解された個別の光学像と対応
    する個別の時系列的な色信号を発生させる手段と、前記
    の個別の時系列の色信号を画像処理した後にプリンタに
    供給してハードコピーを得る手段とからなる画像記録再
    生装置
  4. 【請求項4】異なる波長域毎に分解された個別の光学像
    が光学濃度情報として記録されている前記した感光性記
    録部材に偏向されているレーザ光を再生光として投射
    し、再生の対象にされている前記の異なる波長域毎に分
    解された個別の光学像を個別の時系列的な光学的情報と
    して再生するようにした請求項1乃至3の何れかに記載
    の画像記録再生装置
  5. 【請求項5】異なる波長域毎に分解された個別の光学像
    が光学濃度情報として記録されている前記した感光性記
    録部材における異なる記録領域にそれぞれ別個のレーザ
    光を再生光として同時に投射するようにした請求項1乃
    至3の何れかに記載の画像記録再生装置
  6. 【請求項6】異なる波長域毎に分解された個別の光学像
    が光学濃度情報として記録されている前記した感光性記
    録部材に投射された再生光の透過光に基づいて時系列的
    な光学的情報を再生するようにした請求項1乃至5の何
    れかに記載の画像記録再生装置
  7. 【請求項7】異なる波長域毎に分解された個別の光学像
    が光学濃度情報として記録されている前記した感光性記
    録部材に投射された再生光により前記した感光性記録部
    材に生じた反射光に基づいて時系列的な光学的情報を再
    生するようにした請求項1乃至5の何れかに記載の画像
    記録再生装置
  8. 【請求項8】感光性記録部材としてインスタント写真フ
    ィルムを用いた請求項1乃至7の何れかに記載の画像記
    録再生装置
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