JPH10138152A - 研磨具 - Google Patents
研磨具Info
- Publication number
- JPH10138152A JPH10138152A JP29279096A JP29279096A JPH10138152A JP H10138152 A JPH10138152 A JP H10138152A JP 29279096 A JP29279096 A JP 29279096A JP 29279096 A JP29279096 A JP 29279096A JP H10138152 A JPH10138152 A JP H10138152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- tool
- polishing tool
- hole
- wheel substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来に比べて柔らかい研磨具を得ること。
【解決手段】 中央に穿設された透孔3の周囲に回転工
具用の取付部7が形成され、この取付部7の周囲に一体
に研磨部8が形成された研磨布紙2の裏面に、中央に透
孔5を有するホイール基板4を接着して、研磨具1を構
成する。ホイール基板4の透孔5の周囲に研磨布紙2の
取付部7を接着することによって、透孔3、5の周囲に
回転工具への取付部分が形成されるので、ホイール基板
を従来に比べて薄くしても取り付けに必要な強度が確保
される。このため、研磨具1を従来に比べて薄くして柔
らかくすることができる。
具用の取付部7が形成され、この取付部7の周囲に一体
に研磨部8が形成された研磨布紙2の裏面に、中央に透
孔5を有するホイール基板4を接着して、研磨具1を構
成する。ホイール基板4の透孔5の周囲に研磨布紙2の
取付部7を接着することによって、透孔3、5の周囲に
回転工具への取付部分が形成されるので、ホイール基板
を従来に比べて薄くしても取り付けに必要な強度が確保
される。このため、研磨具1を従来に比べて薄くして柔
らかくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハンドグライン
ダーなどの回転工具の回転軸に取り付けられる研磨具に
関する。
ダーなどの回転工具の回転軸に取り付けられる研磨具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような研磨具としては、
実公平8−5020号公報に記載されたものがある。こ
の研磨具は、中央に透孔が穿設されたリング状の研磨布
紙を複数積層し互いに接着して形成した研磨材の裏面
に、研磨布紙の透孔より小径な透孔が中央に穿設された
ホイール基板を接着固定している。
実公平8−5020号公報に記載されたものがある。こ
の研磨具は、中央に透孔が穿設されたリング状の研磨布
紙を複数積層し互いに接着して形成した研磨材の裏面
に、研磨布紙の透孔より小径な透孔が中央に穿設された
ホイール基板を接着固定している。
【0003】この研磨具は、その裏面側からホイール基
板の透孔に回転工具の回転軸を差し入れ、この回転軸を
当該透孔の周囲部分に固定することによって、回転工具
に取り付けられる。そして、回転工具で研磨具を回転さ
せ、加工物の被研磨面に押し付けることによって、研磨
作業を行うことができるのである。
板の透孔に回転工具の回転軸を差し入れ、この回転軸を
当該透孔の周囲部分に固定することによって、回転工具
に取り付けられる。そして、回転工具で研磨具を回転さ
せ、加工物の被研磨面に押し付けることによって、研磨
作業を行うことができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
研磨具は、研磨作業時に、ホイール基板の回転軸との取
付部分に非常に大きな力がかかるので、ホイール基板の
厚みをある程度厚くして、ホイール基板に必要な強度を
持たせるようにしている。
研磨具は、研磨作業時に、ホイール基板の回転軸との取
付部分に非常に大きな力がかかるので、ホイール基板の
厚みをある程度厚くして、ホイール基板に必要な強度を
持たせるようにしている。
【0005】ところが、加工物の被研磨面へのなじみを
良くして研磨作業をやり易くするためには、研磨具を柔
らかくする必要があるが、従来の研磨具の構成では、上
記のように、ある程度の厚みを持ったホイール基板が必
要不可欠なため、柔らかい研磨具を得ることは難しかっ
た。
良くして研磨作業をやり易くするためには、研磨具を柔
らかくする必要があるが、従来の研磨具の構成では、上
記のように、ある程度の厚みを持ったホイール基板が必
要不可欠なため、柔らかい研磨具を得ることは難しかっ
た。
【0006】そこで、この発明は、ホイール基板を従来
に比べて薄くしても、回転工具との取付部分に必要な強
度が確保されるようにして、研磨具を柔らかく形成でき
るようにすることを課題とする。
に比べて薄くしても、回転工具との取付部分に必要な強
度が確保されるようにして、研磨具を柔らかく形成でき
るようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、中央に穿設された透孔の周囲に回転
工具用の取付部が形成され、この取付部の周囲に一体に
研磨部が形成された研磨布紙の裏面に、中央に透孔を有
するホイール基板を接着固定して、研磨具を構成した。
めに、この発明は、中央に穿設された透孔の周囲に回転
工具用の取付部が形成され、この取付部の周囲に一体に
研磨部が形成された研磨布紙の裏面に、中央に透孔を有
するホイール基板を接着固定して、研磨具を構成した。
【0008】この発明に係る研磨具においては、ホイー
ル基板の透孔の周囲に研磨布紙の取付部を接着固定する
ことによって、回転工具への取付部分が形成されるの
で、ホイール基板を従来に比べて薄くしても、回転工具
への取付部分に必要な強度が確保される。
ル基板の透孔の周囲に研磨布紙の取付部を接着固定する
ことによって、回転工具への取付部分が形成されるの
で、ホイール基板を従来に比べて薄くしても、回転工具
への取付部分に必要な強度が確保される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明に係る研磨具の実施の形
態を添付図面に基づいて説明する。
態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】図1に示す研磨具1は、中央に透孔3がそ
れぞれ穿設された円形の研磨布紙2の裏面に、中央に透
孔5を有するホイール基板4を接着固定して形成されて
いる。
れぞれ穿設された円形の研磨布紙2の裏面に、中央に透
孔5を有するホイール基板4を接着固定して形成されて
いる。
【0011】この研磨布紙2は、透孔3から放射状に所
定長の切り目6が多数本形成されており、この切り目6
が形成された透孔3の周囲部分が、裏面側へ切り起こさ
れている。
定長の切り目6が多数本形成されており、この切り目6
が形成された透孔3の周囲部分が、裏面側へ切り起こさ
れている。
【0012】この研磨布紙2は、裏面側へ切り起こされ
て膨出する透孔3の周囲部分が、透孔3へ裏面側から挿
入される回転工具の回転軸の取付部7を形成し、この取
付部7の周囲部分が、取付部7と一体に連続する研磨部
8を形成している。
て膨出する透孔3の周囲部分が、透孔3へ裏面側から挿
入される回転工具の回転軸の取付部7を形成し、この取
付部7の周囲部分が、取付部7と一体に連続する研磨部
8を形成している。
【0013】この研磨部8には、その外周縁から切り込
まれて放射状に並ぶ多数の切り込み9が形成されてお
り、その切り込み9は、その内端が研磨部8の内周縁付
近に位置している。
まれて放射状に並ぶ多数の切り込み9が形成されてお
り、その切り込み9は、その内端が研磨部8の内周縁付
近に位置している。
【0014】ホイール基板4は、バルカナイズドファイ
バーやプラスチックで円盤状に形成されており、透孔5
から放射状に多数の切り目10が形成されている。そし
て、このホイール基板4は、切り目10が形成された透
孔5の周囲部分が裏面側へ膨出しており、研磨布紙2の
裏面にぴったりと重なるようになっている。
バーやプラスチックで円盤状に形成されており、透孔5
から放射状に多数の切り目10が形成されている。そし
て、このホイール基板4は、切り目10が形成された透
孔5の周囲部分が裏面側へ膨出しており、研磨布紙2の
裏面にぴったりと重なるようになっている。
【0015】この研磨具1は、図2に示すように、互い
の透孔3、5と一致させた状態で、研磨布紙2とホイー
ル基板4とが互いに接着している。この接着には、通常
エポキシ樹脂系やフェノール樹脂系の接着剤が使用され
る。
の透孔3、5と一致させた状態で、研磨布紙2とホイー
ル基板4とが互いに接着している。この接着には、通常
エポキシ樹脂系やフェノール樹脂系の接着剤が使用され
る。
【0016】回転工具の回転軸を研磨具1の透孔3、5
の周囲に取り付け、この研磨具1を回転させて、図3に
示すように、研磨具1の研磨部8の表面を加工物の被研
磨面に押し付けると、研磨又は研削作業を行うことがで
きる。このとき、研磨具1の回転軸への取付部分は、ホ
イール基板4の透孔5の周囲に研磨布紙2の取付部7を
接着して形成されているので、従来に比べてホイール基
板を薄くしても充分な強度を備えることとなり、研磨作
業時に応力がかかっても破損しない。また、研磨布紙2
の取付部7が裏面側へ膨出しているため、回転工具の回
転軸を取り付けた状態では、その回転軸の先端が研磨布
紙2の研磨部8の表面から突出しないので、回転工具の
回転軸が研磨作業の邪魔にならない。
の周囲に取り付け、この研磨具1を回転させて、図3に
示すように、研磨具1の研磨部8の表面を加工物の被研
磨面に押し付けると、研磨又は研削作業を行うことがで
きる。このとき、研磨具1の回転軸への取付部分は、ホ
イール基板4の透孔5の周囲に研磨布紙2の取付部7を
接着して形成されているので、従来に比べてホイール基
板を薄くしても充分な強度を備えることとなり、研磨作
業時に応力がかかっても破損しない。また、研磨布紙2
の取付部7が裏面側へ膨出しているため、回転工具の回
転軸を取り付けた状態では、その回転軸の先端が研磨布
紙2の研磨部8の表面から突出しないので、回転工具の
回転軸が研磨作業の邪魔にならない。
【0017】この研磨具1を製造するには、まず透孔
3、5と切り目6、10とがそれぞれ形成された円形平
板状の研磨布紙2とホイール基板4を用意し、次いで研
磨布紙2の裏面とホイール基板4の表面の少なくとも一
方に接着剤を塗布する。そして、研磨布紙2とホイール
基板4とを重ね合わせた状態で、中央部が盛り上がった
円形の型枠に嵌めてプレス加工を行う。すると、研磨布
紙2とホイール基板4とがプレス圧により接着剤を介し
て強固に接着固定されると共に、研磨布紙2とホイール
基板4の透孔3、5の周囲が切り目6、10部分で広が
ってそれぞれ裏面側へ膨出し、回転工具の回転軸への取
付部分が形成されて、図2に示すような研磨具1が完成
する。このように、この研磨具1は、接着剤が塗布され
た所定形状の研磨布紙2とホイール基板4とをプレス加
工するだけで製造することができるので、製造工程が簡
単でコスト安になるし、製造に要する時間も短くてす
む。
3、5と切り目6、10とがそれぞれ形成された円形平
板状の研磨布紙2とホイール基板4を用意し、次いで研
磨布紙2の裏面とホイール基板4の表面の少なくとも一
方に接着剤を塗布する。そして、研磨布紙2とホイール
基板4とを重ね合わせた状態で、中央部が盛り上がった
円形の型枠に嵌めてプレス加工を行う。すると、研磨布
紙2とホイール基板4とがプレス圧により接着剤を介し
て強固に接着固定されると共に、研磨布紙2とホイール
基板4の透孔3、5の周囲が切り目6、10部分で広が
ってそれぞれ裏面側へ膨出し、回転工具の回転軸への取
付部分が形成されて、図2に示すような研磨具1が完成
する。このように、この研磨具1は、接着剤が塗布され
た所定形状の研磨布紙2とホイール基板4とをプレス加
工するだけで製造することができるので、製造工程が簡
単でコスト安になるし、製造に要する時間も短くてす
む。
【0018】この研磨具1は、研磨作業時においては、
研磨に伴う研磨微粉末や研磨部8表面から離脱した研磨
粒が、切り込み9の間隙に嵌り込み、回転により発生す
る遠心力によって切り込み9の外端から外部へ飛散する
ので、研磨布紙2の目詰りを防止して研磨効率を向上さ
せる。
研磨に伴う研磨微粉末や研磨部8表面から離脱した研磨
粒が、切り込み9の間隙に嵌り込み、回転により発生す
る遠心力によって切り込み9の外端から外部へ飛散する
ので、研磨布紙2の目詰りを防止して研磨効率を向上さ
せる。
【0019】また、この研磨具1は、研磨布紙2の取付
部7にも研磨粒を設けているため、研磨部8と取付部7
の表面で加工物の被研磨面を研磨できるので、従来の研
磨具に比べて研磨面が広く使い勝手がよい。
部7にも研磨粒を設けているため、研磨部8と取付部7
の表面で加工物の被研磨面を研磨できるので、従来の研
磨具に比べて研磨面が広く使い勝手がよい。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る研磨具は、以上のように
構成されていることより、ホイール基板を従来に比べて
薄くしても、回転工具への取付部分に必要な強度が確保
されるので、全体の厚みを薄くして特に研磨部を柔らか
くすることができる。このため、この研磨具は、加工物
の被加工面とのなじみが良く研磨作業が行い易くなる
し、被加工面が幅狭な凹所内にあっても加工物を研磨加
工することができる。
構成されていることより、ホイール基板を従来に比べて
薄くしても、回転工具への取付部分に必要な強度が確保
されるので、全体の厚みを薄くして特に研磨部を柔らか
くすることができる。このため、この研磨具は、加工物
の被加工面とのなじみが良く研磨作業が行い易くなる
し、被加工面が幅狭な凹所内にあっても加工物を研磨加
工することができる。
【0021】また、この研磨具は、研磨部が柔らかいた
め切り込みを通過する空気の流れが良くなるので、放熱
効果が向上し長時間研磨しても焼けが入り難い。
め切り込みを通過する空気の流れが良くなるので、放熱
効果が向上し長時間研磨しても焼けが入り難い。
【図1】この発明の研磨具の実施の一形態の分解斜視図
【図2】図1の研磨具の斜視図
【図3】図2の研磨具の使用状態の断面図
1 研磨具 2 研磨布紙 3、5 透孔 4 ホイール基板 6、10 切り目 7 取付部 8 研磨部 9 切り込み
Claims (3)
- 【請求項1】 中央に穿設された透孔の周囲に回転工具
用の取付部が形成され、この取付部の周囲に一体に研磨
部が形成された研磨布紙の裏面に、中央に透孔を有する
ホイール基板を接着固定した研磨具。 - 【請求項2】 上記取付部が、上記透孔の周囲部分を裏
面側へ膨出させることにより形成されている請求項1に
記載の研磨具。 - 【請求項3】 上記研磨布紙に、その外周縁から切り込
みを設けた請求項1又は2に記載の研磨具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29279096A JPH10138152A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 研磨具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29279096A JPH10138152A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 研磨具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138152A true JPH10138152A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17786377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29279096A Pending JPH10138152A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 研磨具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138152A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016002401A1 (de) * | 2016-02-29 | 2017-08-31 | Gerd Eisenblätter Gmbh | Schleifscheibe und Tragteller dafür |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP29279096A patent/JPH10138152A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016002401A1 (de) * | 2016-02-29 | 2017-08-31 | Gerd Eisenblätter Gmbh | Schleifscheibe und Tragteller dafür |
DE102016002401B4 (de) | 2016-02-29 | 2024-05-16 | Gerd Eisenblätter Gmbh | Schleifscheibe mit unsymmetrischem Tragteller |
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