JPH10138004A - 光学部材の製造方法 - Google Patents

光学部材の製造方法

Info

Publication number
JPH10138004A
JPH10138004A JP29150696A JP29150696A JPH10138004A JP H10138004 A JPH10138004 A JP H10138004A JP 29150696 A JP29150696 A JP 29150696A JP 29150696 A JP29150696 A JP 29150696A JP H10138004 A JPH10138004 A JP H10138004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting tool
fresnel lens
cutting edge
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29150696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3827377B2 (ja
Inventor
Shintaro Makita
慎太郎 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP29150696A priority Critical patent/JP3827377B2/ja
Publication of JPH10138004A publication Critical patent/JPH10138004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3827377B2 publication Critical patent/JP3827377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】鋸歯状溝の垂直面精度を維持しつつ、谷部コー
ナーを理想形状に仕上げ、設計性能により近い光学性能
を具現できる光学部材の製造方法を提供する。 【解決手段】回転するフレネルレンズ基板1またはフレ
ネルレンズ成形型基板1の正面に、ダイヤモンド切削工
具2の切刃を当て付け、所定の深さまで切り込み、鋸歯
状溝を刻設して、フレネルレンズまたはフレネルレンズ
成形型部材を得る光学部材の製造方法において、鋸歯状
溝の斜面15aをダイヤモンド切削工具2の前切刃30
で当て付け切削するとともに、鋸歯状溝の垂直面15b
を切刃先端18にて送り切削し、前記当て付け切削と前
記送り切削とを少なくとも2回行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレネルレンズま
たはフレネルレンズ成形型部材を得る光学部材の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレネルレンズまたはフレネルレ
ンズ成形型部材といった光学部材の製造方法には、光学
部品製作方法として特公平2−34721号公報所載の
技術が開示されている。この技術を図8〜図11を用い
て説明する。図8はダイヤモンド切削工具による被加工
物の切削状況を示す斜視図、図9はダイヤモンド切削工
具の要部拡大斜視図、図10はダイヤモンド切削工具の
移動軌跡を示す図、図11はダイヤモンド切削工具の切
刃先端における切削抵抗を示す図である。
【0003】図8において、被加工物101は、CNC
(Computer Numerical Control)旋盤のチャック(図示
省略)に保持され、CNC旋盤の回転軸心111の周り
を矢印104の方向に回転する。被加工物101の端面
101aに正対する位置に、ダイヤモンド切削工具10
2が配置されている。ダイヤモンド切削工具102の切
刃先端には、切削面品質向上のため、図9に示すように
面取り103が設けてある。
【0004】フレネルレンズまたはその成形型部材を製
造する場合、まず、円柱状の被加工物101をCNC旋
盤のチャック(図示省略)に、その端面101aとCN
C旋盤の回転軸心111とが直交しかつ同軸となるよう
に保持する。ついで、チャックが連結されている主軸
(図示省略)を矢印104の方向に回転させ、図10に
示すように、ダイヤモンド切削工具102を鋸歯状溝1
15の斜面の延長線112上から、鋸歯状溝115の谷
部に向かう矢印113の方向に所定の溝幅Aかつ所定の
溝深さBとなるように、被加工物101に切り込む。こ
のように、ダイヤモンド切削工具102の切刃を送る
と、図11に示すように、被加工物101の端面101
aに対する前切刃102aの取付け角αは、所望の鋸歯
形状の傾斜角Cよりも作用前切削角βだけ大きい鈍角と
なり、切刃先端のみを被加工物101に押し当てて切削
していることとなる。この切り込みが終了すると、被加
工物101の回転軸心111に平行な矢印114の方向
にダイヤモンド切削工具102を移動し、被加工物10
1からダイヤモンド切削工具102を離脱させる。その
結果、断面が直角三角形をなす円形の鋸歯状溝115が
形成される。このような手順を繰り返すことにより、目
的のフレネル形状を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、つぎのような問題点があった。まず、図9に示
すように、ダイヤモンド切削工具102の切刃先端に面
取り103を有するため、垂直面精度が向上する反面、
図11に示すように、鋸歯状溝115の谷部コーナーに
面取り103による削り残し116が形成される。この
ため、光学素子として回折効率の低下を招き、DVD
(Digital Video Disk)用ピックアップ等の高い回折効
率が求められる回折型光学素子には、このフレネルレン
ズまたはその成形型部材を用いることはできなかった。
【0006】また、図10および図11に示すように、
ダイヤモンド切削工具102の切刃を矢印113の方向
に送って鋸歯状溝115の斜面部分を切削するとき、切
刃先端が被加工物101に食い込むことになるため、切
り込みが深くなるに従って切削屑117が加工部分から
排除されにくくなる。このため、切り込みが深くなるに
従って切刃先端にかかる切削抵抗が大きくなり、切刃先
端にチッピング(刃が欠けること)が生ずる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1または2に係る発明の課題は、鋸
歯状溝の垂直面精度を維持しつつ、谷部コーナーを理想
形状に仕上げ、設計性能により近い光学性能を具現でき
る光学部材の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1または2に係る発明は、回転するフレネル
レンズ基板またはフレネルレンズ成形型基板の正面に、
ダイヤモンド切削工具の切刃を当て付け、所定の深さま
で切り込み、鋸歯状溝を刻設して、フレネルレンズまた
はフレネルレンズ成形型部材を得る光学部材の製造方法
において、鋸歯状溝の斜面をダイヤモンド切削工具の前
切刃で当て付け切削するとともに、鋸歯状溝の垂直面を
切刃先端にて送り切削し、前記当て付け切削と前記送り
切削とを少なくとも2回行うことを特徴とする。
【0009】請求項1または2に係る発明の作用では、
鋸歯状溝の斜面をダイヤモンド切削工具の前切刃で当て
付け切削するとともに、鋸歯状溝の垂直面を切刃先端に
て送り切削し、前記当て付け切削と前記送り切削とを少
なくとも2回行うことにより、初回の粗切削において
は、切刃先端にかかる切削抵抗は増大せず、2回目以降
の仕上げ切削においては、切削抵抗が低く抑えられ、被
加工物の弾性変形を防止する。請求項2に係る発明の作
用では、上記作用に加え、フレネルレンズ基板またはフ
レネルレンズ成形型基板には、ダイヤモンド切削工具の
前切刃の後端側から当接するように、予め略鋸歯状の捨
て溝が形成してあることにより、請求項1の場合よりも
切刃先端にかかる切削抵抗が緩和される。
【0010】
【発明の実施の形態1】図1〜図4は発明の実施の形態
1を示し、図1はダイヤモンド切削工具による被加工物
の切削状況を示す斜視図、図2はダイヤモンド切削工具
の切刃と被加工物との接触状況を示す図、図3はダイヤ
モンド切削工具の移動軌跡を示す図、図4はダイヤモン
ド切削工具の移動順位を示す図である。
【0011】図1において、例えば、フレネルレンズ基
板たる透明なアクリル樹脂からなる円柱状の被加工物1
は、CNC旋盤のチャック(図示省略)に保持され、C
NC旋盤の回転軸心11の周りを矢印4の方向に回転す
る。被加工物1の端面1aに正対する位置に、ダイヤモ
ンド切削工具2が配置されている。図2に示すように、
ダイヤモンド切削工具2の切刃先端18は、エッジに形
成され、その幅は200nm以下である。
【0012】フレネルレンズを製造する場合、まず、被
加工物1をCNC旋盤のチャック(図示省略)に、その
端面1aとCNC旋盤の回転軸心11とが直交しかつ同
軸となるように保持する。また、図2に示すように、ダ
イヤモンド切削工具2の前切刃30を、フレネルレンズ
の鋸歯状溝の斜面15aの傾斜角Cに合致させてセット
する。ついで、チャックが連結されている主軸(図示省
略)を矢印4の方向に回転させ(図1参照)、図3に示
すようにダイヤモンド切削工具2を被加工物1の端面1
aに対して垂直な矢印21の方向に所定の溝幅Aかつ所
定の溝深さBとなるように送り込む。ダイヤモンド切削
工具2を矢印21の方向に送ることで、前切刃30によ
り斜面15aを当て付け切削し、同時に切刃先端18に
より垂直面15bを送り切削する。所定の溝深さBまで
到達すると、ダイヤモンド切削工具2の切刃先端18が
エッジになっているため、鋸歯状溝の谷部コーナー17
は200nm以下に形成される。
【0013】そして、ダイヤモンド切削工具2の切刃先
端18が、所定深さBまで到達したならば、矢印22の
方向にダイヤモンド切削工具2を移動させる。このダイ
ヤモンド切削工具2の切刃先端18により、垂直面15
bが再び切削加工される。つぎに、切り込み量は変化さ
せずに、または0.1μm以下の極小の切り込み量を増
加させて、上記工程をもう一度繰り返す。これにより、
初回の切り込み時に切削抵抗が大きく、被加工物が弾性
変形して切削が完全に行われず、切削が不十分であった
部分を低切削抵抗にて仕上げ切削することにより、より
完全な切削形状を形成することができる。つぎに、図3
および図4に示すように、ダイヤモンド切削工具2を矢
印23の半径方向に溝幅Aだけ送り、上記作業を繰り返
す。同様にして所望の輪帯数だけ上記作業をさらに繰り
返し、理想形状に近い鋸歯状溝を有するフレネルレンズ
を得る。
【0014】本発明の実施の形態1によれば、鋸歯状溝
の垂直面精度を維持しつつ、谷部コーナーを理想形状に
仕上げ、設計性能により近い光学性能を具現できるフレ
ネルレンズを得ることができる。また、切削時の切刃の
送り方向は、所望の垂直面に沿った方向としているた
め、切刃先端が被加工物に食い込むことがなく、切刃先
端にかかる切削抵抗が大きくならないので、切刃先端に
チッピングが殆ど発生することはない。
【0015】本発明の実施の形態1では、鋸歯状溝の加
工を2回行っているが、必要に応じて3回以上にしても
よい。また、被加工物を透明なアクリル樹脂としたが、
光学材料として用いられる他の合成樹脂であってもよ
い。さらに、本実施の形態の変形例として上記方法にて
製造したフレネルレンズを母型とし、電鋳加工により母
型のフレネル面を反転した成形型部材をキャビティとし
た成形型を用いて射出成形によりフレネルレンズを成形
してもよい。さらに、他の変形例として被加工物に無酸
化銅やステンレス等の金属からなるフレネルレンズ成形
型基板を用い、金属製のフレネルレンズ成形型部材を直
接製造してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態2】図5は発明の実施の形態2を示
し、ダイヤモンド切削工具の切刃と被加工物との接触状
況を示す図である。本発明の実施の形態2は発明の実施
の形態1と被加工物の形状が異なるのみなので、異なる
部分のみ示し、他の構成は同一のため、同一部分の図と
説明を省略する。
【0017】図5において、被加工物1Aの端面1Aa
には、予め略鋸歯状の捨て溝19が形成されている。捨
て溝19の斜面19aの傾斜角γは、所望の鋸歯状溝の
傾斜角Cより鈍角に形成されており、ダイヤモンド切削
工具2の前切刃30が矢印21の方向から被加工物1A
に当接したとき、前切刃30の後端側から接触するよう
になる。よって、切り込み始めの切削抵抗が切刃先端1
8以外の前切刃30に分散し、エッジである切刃先端1
8の切削抵抗が緩和され、切刃先端のチッピングを完全
に防止する。
【0018】本発明の実施の形態2によれば、発明の実
施の形態1の効果に加え、ダイヤモンド切削工具の切刃
先端の実施の形態1よりも切削抵抗が緩和されるので、
発明の実施の形態1よりも刃先先端のチッピングの発生
を防止でき、高価なダイヤモンド切削工具の寿命を延ば
すことができる。
【0019】本発明の実施の形態2においても、発明の
実施の形態1にて説明した変形例はそのまま適用するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態3】図6は発明の実施の形態3を示
し、ダイヤモンド切削工具の移動順位を示す図である。
本発明の実施の形態3は、発明の実施の形態1とダイヤ
モンド切削工具の移動順位のみが異なるので、異なる部
分のみ示し、他の構成は同一のため、同一部分の図と説
明を省略する。
【0021】本発明の実施の形態3の鋸歯状溝を切削す
る工程は、発明の実施の形態1では、一つの輪帯をなす
鋸歯状溝を粗加工と仕上げ加工との2回にわたり連続し
て加工したのに対し、本発明の実施の形態3では、図6
の矢印で示すように、全部の輪帯をなす鋸歯状溝を一度
連続して粗加工した後、さらにもう一度、全部の輪帯を
なす鋸歯状溝を連続して仕上げ加工するものである。な
お、被加工物1に一つの鋸歯状溝をダイヤモンド切削工
具2で形成する方法自体は発明の実施の形態1と同一の
ため、説明を省略する。
【0022】本発明の実施の形態3によれば、発明の実
施の形態1の効果に加え、全輪帯数分の加工工程を繰り
返して行うため、CNC旋盤に用いる加工プログラムを
短縮することができる。
【0023】本発明の実施の形態3においても、発明の
実施の形態1にて説明した変形例はそのまま適用するこ
とができる。また、本発明の実施の形態3では、発明の
実施の形態1と同様に、端面1aが平面の被加工物1を
用いているが、これに替えて、発明の実施の形態2で示
した端面1Aaに捨て溝19を形成した被加工物1Aを
用いることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態4】図7は発明の実施の形態4を示
し、ダイヤモンド切削工具の切刃と被加工物との接触状
況および加工原点のずれを示す図である。本発明の実施
の形態4は、発明の実施の形態3と同様に粗加工と仕上
げ加工との2回にわたって同一の加工プログラムを用い
るが、粗加工時には、加工原点をずらして行う点が異な
るのみである。従って、異なる部分のみ示し、他の構成
は同一のため、同一部分の図と説明を省略する。
【0025】図7において、粗加工時では、ダイヤモン
ド切削工具2の切刃先端18は、加工原点をずらすの
で、X軸を半径方向で中心から遠ざかる方向にΔX、Z
軸を切り込み方向で浅い方向にΔZずらせて加工を行
う。この加工原点の移動により、被加工物1の鋸歯状溝
の垂直面27に仕上げ代24を残している。仕上加工時
では、加工原点を本来の位置に戻し、本来の加工原点で
低切削抵抗加工を行い、理想形状に近い鋸歯状溝を有す
るフレネルレンズを得る。
【0026】本発明の実施の形態4によれば、発明の実
施の形態3の効果に加え、粗加工時に、加工原点をずら
して鋸歯状溝の垂直面に仕上げ代を残すことにより、仕
上げ加工による垂直面の精度を上げることができる。
【0027】本発明の実施の形態4においても、発明の
実施の形態3にて説明した変形例はそのまま適用するこ
とができる。
【0028】なお、本発明は(1)、(2)に記載の発
明を含むものである。 (1) 前記ダイヤモンド切削工具が所定の溝深さまで
到達した後、前記ダイヤモンド切削工具を切り込み方向
と逆方向に移動しつつ垂直面を切刃先端で再度仕上げ加
工することを特徴とする請求項1または2記載の光学部
材の製造方法。ダイヤモンド切削工具を切り込み方向と
逆方向に移動しつつ垂直面を切刃先端で再度仕上げ加工
することにより、請求項1または2の効果に加え、鋸歯
状溝の垂直面精度をより向上させることができる。
【0029】(2) 前記ダイヤモンド切削工具の切刃
先端がエッジであることを特徴とする請求項1または2
記載の光学部材の製造方法。ダイヤモンド切削工具の切
刃先端をエッジとすることにより、請求項1または2の
効果に加え、理想形状に近い鋸歯状溝谷部を形成するこ
とができ、高い回折効率を要求される回折型光学素子を
得ることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1または2に係る発明によれば、
初回の粗切削においては、切刃先端にかかる切削抵抗は
増大せず、2回目以降の仕上げ切削においては、切削抵
抗が低く抑えられ、被加工物の弾性変形を防止するの
で、切刃先端のチッピングが殆ど発生することはなく、
鋸歯状溝の垂直面精度を維持しつつ、谷部コーナーを理
想形状に仕上げ、設計性能により近い光学性能を具現で
きる光学部材を得ることができる。請求項2に係る発明
によれば、上記効果に加え、切刃先端にかかる切削抵抗
が緩和されるので、切刃先端のチッピングを完全に防止
し、高価なダイヤモンド切削工具の寿命を延ばすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1のダイヤモンド切削工具に
よる被加工物の切削状況を示す斜視図である。
【図2】発明の実施の形態1のダイヤモンド切削工具の
切刃と被加工物との接触状況を示す図である。
【図3】発明の実施の形態1のダイヤモンド切削工具の
移動軌跡を示す図である。
【図4】発明の実施の形態1のダイヤモンド切削工具の
移動順位を示す図である。
【図5】発明の実施の形態2のダイヤモンド切削工具の
切刃と被加工物との接触状況を示す図である。
【図6】発明の実施の形態3のダイヤモンド切削工具の
移動順位を示す図である。
【図7】発明の実施の形態4のダイヤモンド切削工具の
切刃と被加工物との接触状況および加工原点のずれを示
す図である。
【図8】従来技術のダイヤモンド切削工具による被加工
物の切削状況を示す斜視図である。
【図9】従来技術のダイヤモンド切削工具の要部拡大斜
視図である。
【図10】従来技術のダイヤモンド切削工具の移動軌跡
を示す図である。
【図11】従来技術のダイヤモンド切削工具の切刃先端
における切削抵抗を示す図である。
【符号の説明】
1 被加工物 2 ダイヤモンド切削工具 15a 鋸歯状溝の斜面 15b 鋸歯状溝の垂直面 18 切刃先端 30 前切刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するフレネルレンズ基板またはフレ
    ネルレンズ成形型基板の正面に、ダイヤモンド切削工具
    の切刃を当て付け、所定の深さまで切り込み、鋸歯状溝
    を刻設して、フレネルレンズまたはフレネルレンズ成形
    型部材を得る光学部材の製造方法において、 鋸歯状溝の斜面をダイヤモンド切削工具の前切刃で当て
    付け切削するとともに、鋸歯状溝の垂直面を切刃先端に
    て送り切削し、前記当て付け切削と前記送り切削とを少
    なくとも2回行うことを特徴とする光学部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記フレネルレンズ基板またはフレネル
    レンズ成形型基板には、ダイヤモンド切削工具の前切刃
    の後端側から当接するように、予め略鋸歯状の捨て溝が
    刻設してあることを特徴とする請求項1記載の光学部材
    の製造方法。
JP29150696A 1996-11-01 1996-11-01 光学部材の製造方法 Expired - Fee Related JP3827377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29150696A JP3827377B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 光学部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29150696A JP3827377B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 光学部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10138004A true JPH10138004A (ja) 1998-05-26
JP3827377B2 JP3827377B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=17769777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29150696A Expired - Fee Related JP3827377B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 光学部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3827377B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030023422A (ko) * 2001-09-13 2003-03-19 최해용 원형 산란선이 중첩한 형태의 투과형 스크린과 그 제조 방법
JP2005219187A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Konica Minolta Opto Inc 加工方法
WO2009057772A1 (ja) 2007-11-02 2009-05-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 回折光学素子およびその製造方法
JP2010188524A (ja) * 2010-06-07 2010-09-02 Konica Minolta Opto Inc 加工方法
JP2012000996A (ja) * 2000-09-29 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp レンズ成形型製造方法およびレンズ製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012000996A (ja) * 2000-09-29 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp レンズ成形型製造方法およびレンズ製造方法
JP2012008583A (ja) * 2000-09-29 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp レンズ成形型製造方法およびレンズ製造方法
KR20030023422A (ko) * 2001-09-13 2003-03-19 최해용 원형 산란선이 중첩한 형태의 투과형 스크린과 그 제조 방법
JP2005219187A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Konica Minolta Opto Inc 加工方法
WO2009057772A1 (ja) 2007-11-02 2009-05-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 回折光学素子およびその製造方法
US8294996B2 (en) 2007-11-02 2012-10-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Diffractive optical element and method of manufacturing the same
JP2010188524A (ja) * 2010-06-07 2010-09-02 Konica Minolta Opto Inc 加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3827377B2 (ja) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943649B2 (ja) マルチチップダイヤモンドを備えたダイヤモンド工具
JP3249081B2 (ja) 回折面形状及び光学素子の製造方法
JP2006297715A (ja) 輪帯光学素子の製造方法および輪帯光学素子用金型の製造方法
JP5478296B2 (ja) フレネルレンズおよびフレネルレンズ成形型ならびにフレネルレンズの製造方法、フレネルレンズ成形型の製造方法
JP5353375B2 (ja) 切削加工方法
JP3291172B2 (ja) 金属製ミラーの製造方法
JPH10138004A (ja) 光学部材の製造方法
KR100845536B1 (ko) 프레넬 렌즈용 금형 가공 방법, 이 가공 방법에 의해 가공된 금형 및 프레넬 렌즈
JP2003011014A (ja) カッターヘッド、曲面加工方法、v溝加工方法、光学部品及び光学部品用金型
JP4313686B2 (ja) 輪帯光学素子用金型の製造方法
JPH10328922A (ja) 細溝加工方法及び装置及び細溝加工用切刃及び切刃保持装置
JPH04105813A (ja) プリント基板外形加工方法
JPH10142405A (ja) フレネルレンズおよびフレネルレンズ成形用金型
JP7016568B1 (ja) フレネルレンズ金型製造方法、加工装置および切削工具
JP2000263308A (ja) 切削加工方法
JP2007313590A (ja) ねじ切り加工用チップおよびその製造方法
JP2935234B2 (ja) 溝施削加工方法
JPH07124813A (ja) フレネル形状の形成方法
JP2002307210A (ja) 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法
US7044697B2 (en) Cutting tool for simultaneous facing and grooving of CMP pad
JP2003220501A (ja) 円弧溝の加工方法
JP2002239802A (ja) フレネルレンズ用金型の加工方法、その加工方法に使用する工具、並びにその加工方法により加工された金型及びフレネルレンズ
JPH11347823A (ja) 金型の切削加工方法
JP2002200519A (ja) 交差溝加工方法,金型および光学素子
JPH10166202A (ja) フレネルレンズ成形用金型の加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees