JPH1013797A - 文字多重放送受信機内蔵のカラーテレビジョン受像機 - Google Patents

文字多重放送受信機内蔵のカラーテレビジョン受像機

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JPH1013797A
JPH1013797A JP8161803A JP16180396A JPH1013797A JP H1013797 A JPH1013797 A JP H1013797A JP 8161803 A JP8161803 A JP 8161803A JP 16180396 A JP16180396 A JP 16180396A JP H1013797 A JPH1013797 A JP H1013797A
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JP
Japan
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signal
circuit
screen
field
television
Prior art date
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Application number
JP8161803A
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English (en)
Inventor
Yoichi Igarashi
洋一 五十嵐
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主画面に映像信号および副画面に文字多重信
号をそれぞれ1/2に時間軸圧縮し表示する場合、主画
面側を飛越し走査することによって副画面側の文字多重
表示に生じるラインフリッカを無くし、画質劣化の無い
文字多重放送受信機内蔵のテレビジョン受像機を提供す
ること。 【解決手段】 テレビジョン映像信号,文字多重信号を
それぞれ倍速変換回路6,7で1/2に時間軸圧縮した
後、切換回路8で主画面にテレビジョン映像信号を、副
画面に文字多重信号をそれぞれ表示できるように合成
し、更にフィールド倍速回路13でフィールド倍速した
後、ブランキング回路14で副画面側の一方のフィール
ドをブランキングする構成とすることで、画面が飛越し
走査されていても、副画面側に表示される文字多重信号
のラインフリッカを無くすことができる。しかも、副画
面側の表示周波数は従来通りであるため、大画面フリッ
カとはならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字多重放送受信
機を内蔵し、文字多重信号とテレビジョン映像信号とを
受像管上に同時に映し出すことが可能な文字多重放送受
信機内蔵のカラーテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文字多重放送受信機を内蔵したカ
ラーテレビジョン受像機が開発され、商品化されてい
る。
【0003】このような文字多重放送受信機を内蔵した
テレビジョン受像機について、本件出願人は、受像機上
に文字多重信号とテレビジョン映像信号を情報量の欠落
がなく同時に映出できる文字多重放送受信機内蔵のカラ
ーテレビジョン受像機を提案している(特願昭63−2
06802号明細書)。
【0004】図4は、従来例の文字多重放送受信機内蔵
のカラーテレビジョン受像機のブロック図を示してい
る。
【0005】符号1はアンテナ、符号2はテレビジョン
放送信号を受信し、ベースバンドの複合映像信号を取り
出すための受信回路である。この受信回路2からの複合
映像信号は、同時に文字多重信号受信回路3、ビデオク
ロマ信号処理回路4、及び同期分離回路5に供給されて
いる。
【0006】ビデオクロマ信号処理回路3は、複合映像
信号を復調し、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色信
号に変換するための回路であり、文字多重信号受信回路
4は、複合映像信号に重畳された文字多重信号を取り出
し、R、G、Bの原色信号に変換するための回路であ
る。
【0007】ビデオクロマ信号処理回路3からのR,
G,B信号は、倍速変換回路6で水平方向に1/2時間
軸圧縮されて、切換回路8の一方の入力端に供給され
る。同様に、文字多重信号受信回路4からのR,G,B
信号は、倍速変換回路7で水平方向に1/2時間軸圧縮
されて、切換回路8のもう一方の入力端に供給される。
【0008】切換回路8は、倍速変換回路6からの水平
方向に1/2時間軸圧縮されたテレビジョン映像信号
と、倍速変換回路7からの水平方向に1/2時間軸圧縮
された文字多重信号とを、コントローラ9からの制御信
号により1水平走査周期の1/2ごとに切り換えて出力
する。切換回路8の出力信号は、受像管ドライブ回路1
0に導出され、受像管11に主画面としてのテレビジョ
ン映像が右画面に、副画面としての文字多重映像が左画
面に同時に2画面表示される。
【0009】同期分離回路4は、複合映像信号から水
平,垂直同期信号を分離して偏向回路12に供給する。
偏向回路12は、水平,垂直同期信号に基づいて受像管
11の偏向ヨークに水平,垂直偏向電流を供給し、電子
ビームを偏向走査する。
【0010】次に、図4の動作を、図5を参照しながら
説明する。図5において、(a) はビデオクロマ信号処理
回路3における1/2時間軸圧縮前のR,G,B信号の
波形であり、(c) がビデオクロマ信号処理回路3後段の
倍速変換回路6における左画面表示用に処理された1/
2時間軸圧縮後のR,G,Bの出力信号の波形である。
(b) は文字多重信号受信回路4における1/2時間軸圧
縮前のR,G,B信号の波形であり、(d) が文字多重信
号受信回路4後段の倍速変換回路7における右画面表示
用に処理された1/2時間軸圧縮後のR,G,Bの出力
信号の波形である。(e) はコントローラ9から切換回路
8に供給される切換制御信号であり、1水平走査周期の
1/2周期ごとにハイレベル(H),ローレベル(L)
を繰り返す信号である。(f)は切換回路8の出力信号で
あり、1/2水平走査周期ごとに(c) のテレビジョン映
像信号と(d) の文字多重信号が交互に選択されており、
1水平走査周期内にテレビジョン映像信号と文字多重信
号が合成されたものとなっている。(g) は同期分離回路
5で複合映像信号から分離される同期信号のうちの水平
同期信号を示している。この水平同期信号の周波数はN
TSC方式の場合15.75kHzである。
【0011】図6に、表示される信号形式を示す。文字
多重信号受信回路4後段の倍速変換回路7の出力信号
と、ビデオクロマ信号処理回路3後段の倍速変換回路6
の出力信号は、コントローラ9の制御信号に従い、切換
回路8にて合成され、左画面にテレビジョン映像信号
が、右画面に文字多重信号がくるように受像管ドライブ
回路10に導出され、受像管11に表示される。第1フ
ィールドと第2フィールドとの関係は、飛越し走査であ
る。第1フィールドの走査線は実線で示され、第2フィ
ールドの走査線は点線で示されている。
【0012】ここで、文字多重放送信号は、片フィール
ド信号であるため、図6の第1フィールドと第2フィー
ルドの信号は、同一である。そのため、図6に示すよう
に飛越し走査を行うと、第1フィールドの走査線と第2
フィールドの走査線の垂直方向の位置がずれているの
で、ラインフリッカが出る。このラインフリッカは、特
に主画面であるテレビジョン映像信号が飛び越し走査信
号である場合に、文字多重信号をテレビジョン映像信号
と2画面表示する場合には避けられない問題であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、文字多
重放送信号は、片フィールド信号であり、飛越し走査を
行うとラインフリッカが出る。特に主画面が飛越し走査
信号であって文字多重信号と2画面表示する場合は避け
られない問題であった。
【0014】本発明は、上記の問題を解決するためのも
ので、主画面に映像信号を、副画面に文字多重信号をそ
れぞれ1/2に時間軸圧縮して表示する場合、主画面の
飛越し走査による副画面のラインフリッカを無くし、画
質劣化の無い文字多重放送受信機内蔵のテレビジョン受
像機を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る文字多重放送受信機内蔵のカラーテレビジョン受像機
は、テレビジョン放送電波を受信し、テレビジョン映像
信号及び多重されて送られてきた文字多重信号を赤,
緑,青の原色信号に復調すると共に、同期信号を再生す
る復調手段と、前記復調手段にて復調されたテレビジョ
ン映像信号及び文字多重信号を1水平走査周期内で時間
軸圧縮する第1の圧縮手段と、前記第1の圧縮手段にて
時間軸圧縮されたテレビジョン映像信号と文字多重信号
とを1水平走査期間内で交互に切り換えて合成する切換
手段と、前記切換手段から出力されたテレビジョン映像
信号と文字多重信号の合成信号を1フィールド期間内で
水平,垂直方向に1/2に時間軸圧縮するとともに、前
記同期信号を水平,垂直同期信号とも1/2に時間軸圧
縮する第2の圧縮手段と、前記第2の圧縮手段から導出
された信号に対し、文字多重信号を表示する期間につい
て1フィールド毎にブランキングをかけるブランキング
手段と、前記第2の圧縮手段からの水平,垂直同期信号
に基づいて受像管の水平,垂直偏向を行う偏向手段とを
具備したことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の文
字多重放送機内蔵のカラーテレビジョン受像機におい
て、前記テレビジョン映像信号は飛越し走査信号である
ことを特徴とする。
【0017】上記構成により、テレビジョン映像信号、
文字多重信号をそれぞれ第1の圧縮手段にて1/2に時
間軸圧縮し、更に第2の圧縮手段にてフィールド倍速す
る。このとき、副画面側の一方のフィールドを、ブラン
キング手段にてブランキングする構成とすることで、画
面が飛越し走査されていても、副画面側に表示される文
字多重信号が1フィールドごとにブランキングされるこ
とで、ラインフリッカを無くすことができる。しかも、
垂直走査は、フィールド倍速により、NTSC方式の場
合120Hzとなり、副画面は一方のフィールドをブラン
キングしても60Hzを維持できるため、大画面フリッカ
とはならない。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の文字
多重放送受信機内蔵のカラーテレビジョン受像機を示す
ブロック図である。図4と同一の構成要素には同一符号
を付して説明する。図1で図4の従来例と大きく異なる
点は、切換回路8の後段にフィールド倍速回路13、更
にその後段にブランキング回路14を設けたことであ
る。しかも、フィールド倍速回路13が設けられたこと
により、偏向回路12Aは、図4の偏向回路12の場合
より水平,垂直とも2倍の周波数の同期信号が供給され
て偏向走査を行うものとなり、またコントローラ9A
は、従来と同様に切換回路8を従来の1水平走査周期の
1/2ごとに切り換える制御信号のほかに、フィールド
倍速された信号に対してブランキング回路14で一方の
フィールド表示期間でかつ文字多重信号表示期間にブラ
ンキングをかけるための制御信号を発生する。その他の
構成は、図4と同様である。以下、図1の構成を説明す
る。
【0019】図1において、符号1はアンテナ、符号2
はテレビジョン放送信号を受信し、ベースバンドの複合
映像信号を取り出すための受信回路である。この受信回
路2からの複合映像信号は、同時に文字多重信号受信回
路3、ビデオクロマ信号処理回路4、及び同期分離回路
5に供給されている。
【0020】ビデオクロマ信号処理回路3は、複合映像
信号を復調し、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色信
号に変換するための回路であり、文字多重信号受信回路
4は、複合映像信号に重畳された文字多重信号を取り出
し、R、G、Bの原色信号に変換するための回路であ
る。同期分離回路5は、複合映像信号から水平,垂直同
期信号を分離する回路である。
【0021】ビデオクロマ信号処理回路3からのR,
G,B信号は、倍速変換回路6で水平方向に1/2時間
軸圧縮されて、切換回路8の一方の入力端に供給され
る。同様に、文字多重信号受信回路4からのR,G,B
信号は、倍速変換回路7で水平方向に1/2時間軸圧縮
されて、切換回路8のもう一方の入力端に供給される。
【0022】切換回路8は、倍速変換回路6からの水平
方向に1/2時間軸圧縮されたテレビジョン映像信号
と、倍速変換回路7からの水平方向に1/2時間軸圧縮
された文字多重信号とを、コントローラ9からの制御信
号により1水平走査周期の1/2ごとに切り換えて出力
する。
【0023】受信回路2、ビデオクロマ信号処理回路
3、文字多重信号受信回路4、及び同期分離回路5は、
復調手段を構成している。また、倍速変換回路6及び倍
速変換回路7は、第1の圧縮手段を構成している。
【0024】切換回路8の出力信号は、フィールド倍速
回路13で水平,垂直走査周期とも1/2に時間軸圧縮
される。同期分離回路4から出力された水平,垂直同期
信号についてもフィールド倍速回路13で1/2に時間
軸圧縮され、偏向回路12Aに導出される。偏向回路1
2Aは、1/2に時間軸圧縮された水平,垂直同期信号
に基づいて受像管11の偏向ヨークに水平,垂直偏向電
流を供給し、電子ビームを走査する。フィールド倍速回
路13は、第2の圧縮手段を構成している。
【0025】フィールド倍速回路13の出力信号は、ブ
ランキング回路14で文字多重信号表示期間をフィール
ド毎にブランキングされる。
【0026】ブランキング回路14の出力信号は、受像
管ドライブ回路10に導出され、受像管11に右画面の
テレビジョン映像と左画面の文字多重映像として2画面
表示される。このとき、右画面のテレビジョン映像はフ
ィールド倍速により通常の倍のフィールド数(NTSC
方式の場合120フィールド/秒)で映出され、左画面
の文字多重映像はフィールド倍速後のブランキング処理
により通常のフィールド数(60フィールド/秒)で映
出される。
【0027】図2に、図1の回路各部の信号波形を示
す。図2において、(a) はビデオクロマ信号処理回路3
における1/2時間軸圧縮前のR,G,B信号の波形で
あり、(c) がビデオクロマ信号処理回路3後段の倍速変
換回路6における左画面表示用に処理された1/2時間
軸圧縮後のR,G,Bの出力信号の波形である。(b) は
文字多重信号受信回路4における1/2時間軸圧縮前の
R,G,B信号の波形であり、(d) が文字多重信号受信
回路4後段の倍速変換回路7における右画面表示用に処
理された1/2時間軸圧縮後のR,G,Bの出力信号の
波形である。(e) はコントローラ9Aから切換回路8に
供給される切換制御信号であり、1水平走査周期の1/
2周期ごとにハイレベル(H),ローレベル(L)を繰
り返す信号である。(f) は切換回路8の出力信号であ
り、1/2水平走査周期ごとに(c) のテレビジョン映像
信号と(d) の文字多重信号が交互に選択されており、1
水平走査周期内にテレビジョン映像信号と文字多重信号
が合成されたものとなっている。(g) は同期分離回路5
で分離される同期信号のうちの水平同期信号を示してい
る。この水平同期信号の周波数はNTSC方式の場合1
5.75kHzである。
【0028】図2(h) は(f) に示した合成信号を、フィ
ールド倍速回路13で水平,垂直方向に1/2に時間軸
圧縮した信号を示している。この信号は、ブランキング
回路14でブランキングがかけられないフィールド期間
(図3(b) の第1,第3,…のフィールド期間)に、ブ
ランキング回路14からブランキングがかけられずに出
力される信号波形でもある。(i) は(f) に示した合成信
号を、フィールド倍速回路13で水平,垂直方向に1/
2に時間軸圧縮された後ブランキング回路14でブラン
キングがかけられるフィールド期間(図3(b) の第2,
第4,…のフィールド期間)に、ブランキング回路14
からブランキングがかけられて出力される信号を示して
いる。(j) は(g) に示した水平同期信号を、フィールド
倍速回路13で1/2に時間軸圧縮した水平同期信号を
示している。この水平同期信号は、NTSC方式では倍
速変換されて31.25kHzとされ、同様に倍速変換されて12
0Hz とされた垂直同期信号とともに、偏向回路9Aに供
給されることになる。
【0029】次に、図1の回路動作を図2及び図3を参
照して説明する。図3(a) に、切換回路8の出力信号形
式を示す。文字多重信号受信回路4の出力信号と、ビデ
オクロマ信号処理回路3の出力信号は、コントローラ9
Aの制御信号に従い、切換回路8にて合成される。切換
回路8では、図3(a) に示すようにテレビジョン映像信
号が例えば左画面側に、文字多重信号が右画面側にくる
ように合成される。第1フィールドと第2フィールドと
の関係は、飛越し走査である。第1フィールドの走査線
は実線で示され、第2フィールドの走査線は点線で示さ
れている。
【0030】図3(b) に、ブランキング回路14の出力
信号形式、つまり受像管11に表示される信号形式と、
ブランキング制御信号を示す。切換回路8から出力され
るテレビジョン映像信号と文字多重信号との合成信号
は、フィールド倍速回路13で水平,垂直走査周期とも
1/2に時間軸圧縮され、水平,垂直同期信号について
も同様に1/2に時間軸圧縮されて、出力される。そし
て、フィールド倍速回路13で水平,垂直走査周期とも
1/2に時間軸圧縮された合成信号は、ブランキング回
路14に供給される。このブランキング回路14では、
例えば偶数フィールドの表示期間でかつ文字多重信号表
示期間において、ブランキングをかける。このブランキ
ング処理は、コントローラ9Aからのブランキング制御
信号を用いて行われる。コントローラ9A内では、偶数
フィールドごとにハイレベル(BLK-ON)となる従来の1
垂直走査周期(60Hz)の第1のブランキング制御信号
と、文字多重信号の表示期間(倍速変換された水平走査
期間の後半の期間)ごとにハイレベル(BLK-ON)となる
1水平走査周期(31.25kHz )の第2のブランキング制
御信号との、論理積(アンド)をとる。この論理積(ア
ンド)をとることによって得られたブランキング制御信
号は、例えば偶数フィールドの表示期間でかつ文字多重
信号表示期間においてブランキングをかけることが可能
なブランキング制御信号であり、これをブランキング回
路14に供給する。ブランキング回路14では、第1,
第3,…の奇数フィールドでは、図2(h) に示されるよ
うに文字多重信号にブランキングがかけられることがな
く、また第2,第4,…の偶数フィールドでは、図2
(i) に示されるように文字多重信号にブランキングがか
けられることになる。従って、図3(b) に示すように第
1フィールドでは、映像表示が左画面に、文字表示が右
画面に、2画面表示され、第2フィールドでは、映像表
示が左画面に、文字表示は右画面でブランキングされ
る。第1フィールドと第2フィールドは、飛越し走査の
関係である。また、図3(b) に示すように第3フィール
ドでは、映像表示が左画面に、文字表示が右画面に、2
画面表示され、第4フィールドでは、映像表示が左画面
に、文字表示は右画面でブランキングされる。第3フィ
ールドと第4フィールドは、飛越し走査の関係である。
【0031】以上のようにすれば、主画面に映像信号
を、副画面に文字多重信号を、それぞれ1/2に時間軸
圧縮して表示する場合に、文字多重放送信号は、元来、
片フィールド信号であるため、文字多重信号については
図3(a) の第1フィールドと第2フィールドの信号は、
同一となるが、図3(a) に示すように従来通り飛越し走
査を行うと、第1フィールドの走査線と第2フィールド
の走査線の垂直方向の位置がずれ、ラインフリッカが出
ることになる。本実施の形態では、切換回路8から出力
される2画面合成信号を、フィールド倍速回路13でフ
ィールド倍速した後、ブランキング回路14で副画面側
の一方のフィールドをブランキングすることで1フィー
ルド分文字表示を休止させ、飛越し走査によるラインフ
リッカを無くすことができる。このとき、垂直走査は、
フィールド倍速により、NTSC方式の場合、120 Hzと
されるため、副画面側の一方のフィールドをブランキン
グしても表示周波数は60Hzとなるため、文字表示画面の
フィールド数が減少しても、大面積フリッカとなること
はない。即ち、目につらつきとなって感知されることは
ない。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、主画
面にテレビジョン映像信号、副画面に文字多重信号をそ
れぞれ1/2に時間軸圧縮して表示する場合、フィール
ド倍速処理した後、副画面側の一方のフィールドをブラ
ンキングすることで、飛越し走査によるラインフリッカ
を無くすことができるという効果がある。しかも、垂直
走査は、フィールド倍速により、NTSC方式の場合1
20Hzであるため、一方のフィールドをブランキングし
ても画面表示の周波数は60Hzであるため、大画面フリ
ッカとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の文字多重放送受信機内
蔵のカラーテレビジョン受像機を示すブロック図。
【図2】図1の各部の信号を示す説明図。
【図3】図1の各部の信号形式を示す説明図。
【図4】従来例の文字多重放送受信機内蔵のカラーテレ
ビジョン受像機を示すブロック図。
【図5】図4の各部の信号を示す説明図。
【図6】図4の各部の信号形式を示す説明図。
【符号の説明】
2…受信回路 3…ビデオクロマ信号処理回路 4…文字多重信号受信回路 5…同期分離回路 6,7…倍速変換回路 8…切換回路 9A…コントローラ 12A…偏向回路 13…フィールド倍速回路 14…ブランキング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン放送電波を受信し、テレビジ
    ョン映像信号及び多重されて送られてきた文字多重信号
    を赤,緑,青の原色信号に復調すると共に、同期信号を
    再生する復調手段と、 前記復調手段にて復調されたテレビジョン映像信号及び
    文字多重信号を1水平走査周期内で時間軸圧縮する第1
    の圧縮手段と、 前記第1の圧縮手段にて時間軸圧縮されたテレビジョン
    映像信号と文字多重信号とを1水平走査期間内で交互に
    切り換えて合成する切換手段と、 前記切換手段から出力されたテレビジョン映像信号と文
    字多重信号の合成信号を1フィールド期間内で水平,垂
    直方向に1/2に時間軸圧縮するとともに、前記同期信
    号を水平,垂直同期信号とも1/2に時間軸圧縮する第
    2の圧縮手段と、 前記第2の圧縮手段から導出された信号に対し、文字多
    重信号を表示する期間について1フィールド毎にブラン
    キングをかけるブランキング手段と、 前記第2の圧縮手段からの水平,垂直同期信号に基づい
    て受像管の水平,垂直偏向を行う偏向手段とを具備した
    ことを特徴とする文字多重放送受信機内蔵のカラーテレ
    ビジョン受像機。
  2. 【請求項2】請求項2記載の発明は、請求項1記載の文
    字多重放送機内蔵のカラーテレビジョン受像機におい
    て、前記テレビジョン映像信号は飛越し走査信号である
    ことを特徴とする文字多重放送受信機内蔵のカラーテレ
    ビジョン受像機。
JP8161803A 1996-06-21 1996-06-21 文字多重放送受信機内蔵のカラーテレビジョン受像機 Pending JPH1013797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513335B1 (ko) * 1998-03-04 2006-02-28 엘지전자 주식회사 텍스트화면의 플리커 감소표시방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513335B1 (ko) * 1998-03-04 2006-02-28 엘지전자 주식회사 텍스트화면의 플리커 감소표시방법

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