JPH10137799A - 膜分離汚泥の脱水剤および膜分離汚泥の脱水剤の製造方法 - Google Patents

膜分離汚泥の脱水剤および膜分離汚泥の脱水剤の製造方法

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JPH10137799A
JPH10137799A JP9088667A JP8866797A JPH10137799A JP H10137799 A JPH10137799 A JP H10137799A JP 9088667 A JP9088667 A JP 9088667A JP 8866797 A JP8866797 A JP 8866797A JP H10137799 A JPH10137799 A JP H10137799A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜分離方式の生物処理処理装置から発生する
余剰汚泥を主成分とする汚泥に優れた凝集脱水性能を発
揮する脱水剤およびその製造方法を与える。 【解決手段】 特定の式で表される水溶性カチオン性ビ
ニル単量体またはその混合物および2官能性単量体を含
有する単量体を連鎖移動剤の共存下に逆相乳化重合を行
って得られた重合物と転相剤と呼ばれる親水性界面活性
剤の混合物から成り、汚泥に添加する濃度まで水で希釈
した状態で、粒径30μm以下の粒子が顕微鏡にて観察
され、該希釈液をガラス板に塗布して105°Cにて乾
燥したときに連続状の乾燥膜を形成する性質を有する脱
水剤により上記課題を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は架橋した水溶性高分
子から成る汚泥脱水剤に関するものであり、本発明の汚
泥脱水剤は、限外濾過膜利用のし尿処理場等より発生す
る膜分離汚泥の脱水に特に有効である。
【0002】
【従来の技術】従来の高分子凝集剤の欠点を改良する為
に、交叉結合されたカチオン性・アニオン性・ノニオン
性の有機高分子組成物(ヨーロッパ特許第0,202,
780号明細書、特開昭61−293510号公報、特
開昭64−85199号公報、特開平2−219887
号公報、特開平4−226102号公報など)が、種々
の固液分離に有効であると提案されている。
【0003】し尿の処理方式としては、これまで高負荷
脱窒素処理方式がとられており、好気性条件におけるア
ンモニアの酸化および嫌気性条件における還元脱窒を繰
り返してアンモニアを除去する方法が主流であり、嫌好
気条件下における生化学反応を行う有機汚泥(生物処理
汚泥)、および該生物処理水を鉄塩またはアルミニウム
塩で凝集処理し脱色脱燐を行う際に発生する凝集汚泥
(金属水酸化物)は沈降分離により固液分離が行われて
いた。
【0004】これに対し最近採用されている膜分離脱窒
素処理方式では固液分離を限外濾過膜によって行う為に
高濃度の生物処理汚泥を使用する事ができる。 しかし
ながら限外濾過膜により固液分離を行った汚泥は多量の
コロイド状溶解物質を含み、有機高分子凝集剤による処
理汚泥が粘着性に富み、脱水性が悪い特徴が有った。即
ちベルトフィルターやフィルタープレス等の濾過脱水を
行うとケーキの剥離が悪く濾布に付着し、デカンターに
て遠心脱水すると含水率が高く塊状のケーキを排出し燃
焼性が悪い欠点が有った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の両性高分子
あるいはカチオン性高分子は性能上不満足である。 特
に膜分離脱窒素処理方式より発生するし尿の処理汚泥を
効率よく脱水する方法は知られていなかった。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の請求項1の発明
は、下記式(1)で表される水溶性カチオン性ビニル単
量体またはその混合物を含有する単量体を連鎖移動剤の
存在下に逆相乳化重合を行って得た重合物と親水性界面
活性剤の混合物であり、汚泥に添加する濃度まで水で希
釈した状態で、粒系30μm以下の粒子が顕微鏡にて観
察され、該希釈液をガラス板に塗布して105°Cにて
加熱乾燥したときに連続状の乾燥膜を形成する性質を有
することを特徴とする膜分離汚泥の脱水剤である。
【化4】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
オン性対イオンを表す。)
【0007】本発明の請求項2の発明は、(A)全単量
体中5〜99.9999モル%の下記式(1)で表され
る水溶性カチオン性ビニル単量体またはその混合物、
(B)全単量体中0.0001〜0.01モル%の2官
能性単量体、(C)全単量体中0〜30モル%の水溶性
アニオン性ビニル単量体またはその混合物、(D)ノニ
オン性水溶性単量体、(E)連鎖移動剤、(F)水、
(G)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物およ
び(H)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョ
ンを生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種
類の界面活性剤を用意し、上記(A)〜(H)成分を適
時混合強攪拌し、油相中に微細単量体相液滴を形成させ
た後に重合操作を行い、親水性界面活性剤を混合し、水
により希釈して使用することを特徴とする膜分離汚泥の
脱水剤の製造方法である。
【化5】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
オン性対イオンを表す。)
【0008】本発明の請求項3の発明は、(A)全単量
体中5〜97.9999モル%の下記式(1)で表され
る水溶性カチオン性ビニル単量体またはその混合物、
(B)全単量体中0.0001〜0.01モル%の2官
能性単量体、(C)全単量体中2〜30モル%の水溶性
アニオン性ビニル単量体またはその混合物、(D)ノニ
オン性水溶性単量体、(E)連鎖移動剤、(F)水、
(G)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物およ
び(H)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョ
ンを生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種
類の界面活性剤を用意し、上記(A)〜(H)成分を適
時混合強攪拌し、油相中に微細単量体相液滴を形成させ
た後に重合操作を行い、親水性界面活性剤を混合し、水
により希釈して使用することを特徴とする請求項2に記
載の膜分離汚泥の脱水剤の製造方法である。
【化6】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
オン性対イオンを表す。)
【0009】本発明の請求項4の発明は、ノニオン性水
溶性単量体が(メタ)アクリルアミドであることを特徴
とする請求項2ないし請求項3に記載の膜分離汚泥の脱
水剤の製造方法である。
【0010】本発明の請求項5の発明は、水溶性アニオ
ン性ビニル単量体が(メタ)アクリル酸であることを特
徴とする請求項2ないし請求項4に記載の膜分離汚泥の
脱水剤の製造方法である。
【0011】本発明の請求項6の発明は、2官能性単量
体がN,N’−メチレンビスアクリルアミドあるいは2
ヒドロキシプロピリデン1,3ビス〔(Nアクリロイル
アミノプロピル)N,Nジメチルアンモニウムクロリ
ド〕であることを特徴とする請求項2ないし請求項5に
記載の膜分離汚泥の脱水剤の製造方法である。
【0012】本発明の請求項7の発明は、親水性界面活
性剤がHLB9〜15のノニオン性界面活性剤であるこ
とを特徴とする請求項2ないし請求項6に記載の膜分離
汚泥の脱水剤の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる前記式(1)
で表される(A)成分の水溶性カチオン性ビニル単量体
の具体例としては、ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートの三級塩および四級アンモニウム塩、ジア
ルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドの三級塩
および四級アンモニウム塩、ジアルキルアミノヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートの三級塩および四級ア
ンモニウム塩、ジアルキルアミノヒドロキシアルキル
(メタ)アクリルアミドの三級塩および四級アンモニウ
ム塩あるいはこれらの混合物から選ばれる一種を挙げる
事ができる。 これらの中でもアクリロイロキシエチル
トリメチルアンモニウムクロリド、メタクリロイロキシ
エチルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド塩酸塩あるいはこれらの混合
物から選ばれる一種が好ましく用いられる。
【0014】本発明に用いられる(B)成分の2官能性
単量体の具体例としては2ヒドロキシプロピリデン1,
3ビス〔(Nアクリロイルアミノプロピル)N,Nジメ
チルアンモニウムクロリド〕、N,N’−メチレンビス
アクリルアミド、N,N’−メチレンビスメタクリルア
ミド、ジビニルベンゼンなどのジビニル化合物、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミドなど
のビニル系メチロール化合物、アクロレインなどのビニ
ル系アルデヒド化合物あるいはこれらの混合物が挙げら
れるが、これらの中でもN,N’−メチレンビスアクリ
ルアミドは好ましく使用できる。
【0015】本発明に用いられる(C)成分の水溶性ア
ニオン性ビニル単量体の具体例としては、(メタ)アク
リル酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマール酸、アリールスルホン酸
およびその塩あるいはこれらの混合物が挙げられるが、
これらの中でもアクリル酸が最も好ましく使用できる。
【0016】本発明に用いられる(D)成分の水溶性ノ
ニオン性ビニル単量体の具体例としては、(メタ)アク
リルアミド、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テルあるいはこれらの混合物が挙げられるが、これらの
中でもアクリルアミドが最も好ましく使用できる。
【0017】本発明に用いられる(E)成分の連鎖移動
剤の具体例としては、アルコール、メルカプタン、ホス
ファイト、サルファイトあるいはこれらの混合物が挙げ
られ。 これら連鎖移動剤の添加量は、有機高分子凝集
剤を汚泥に添加する濃度まで水で希釈した状態で、粒系
30μm以下の粒子が顕微鏡にて観察され、該希釈液を
ガラス板に塗布して105°Cにて加熱乾燥したときに
連続状の乾燥膜を形成する性質を有する様に選ばれる。
【0018】本発明に用いられる(G)成分である少な
くとも1種類の炭化水素から成る油状物の具体例として
は、灯油、軽油、中油などの鉱油、あるいはこれらと実
質的に同じ範囲の沸点や粘度などの特性を有する炭化水
素系合成油あるいはこれらの混合物が挙げられる。
【0019】本発明に用いられる(H)成分である界面
活性剤はHLB3〜6のノニオン性界面活性剤であり、
その具体例としてはソルビタンモノオレート、ソルビタ
ンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテートなど
を挙げる事ができる。
【0020】本発明において油中水型エマルジョン重合
により得られた重合物と混合される親水性界面活性剤と
してはカチオン性界面活性剤あるいはHLB9〜15の
ノニオン性界面活性剤が用いられ、好ましくはHLB1
0〜14のノニオン性界面活性剤が用いられる。 好ま
しいノニオン性界面活性剤の代表例としては例えばポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテルを挙げる事がで
きる。
【0021】本発明に用いられる(B)成分の2官能性
単量体の重合性単量体全量に対する割合は0.0001
〜0.01モル%、好ましくは0.0002〜0.00
3モル%の範囲で共重合する事が望ましい。 0.00
01モル%未満では十分な網目構造が得られず優れた脱
水性能が得られない。 また0.01モル%を超えた量
では水不溶性の重合体と成り、汚泥に添加混合しても脱
水性良好なフロックが得られない。
【0022】本発明に係る高分子は本質的に公知の重合
法により共重合する事ができる。例えば重合性ビニル単
量体と連鎖移動剤を含む水溶液と、HLBが3〜6であ
るノニオン性界面活性剤を含む有機分散媒とを混合し乳
化させた後、ラジカル重合開始剤の存在下、温度30〜
80°Cで重合させ油中水型カチオン性重合体エマルジ
ョンを製造する方法が特開昭61−236250号公報
に記載されているが、この方法を適用して単量体組成を
代える事により本発明の油中水型エマルジョンを合成す
る事ができる。 この油中水型エマルジョンに親水性界
面活性剤を添加して水に混合し、水中油型エマルジョン
に転相し、脱水剤として使用する。溶解後の汚泥への添
加条件は、通常の高分子凝集剤と異なる点は無い。
【0023】本発明の汚泥の処理方法は、し尿の膜分離
汚泥の前処理として無機凝集剤を添加混合した後に、請
求項1に記載の汚泥脱水剤の水による希釈液を添加し、
攪拌を加えて膜分離汚泥を凝集させ、脱水機にて凝集汚
泥を脱水することができる。ここに言う無機凝集剤とは
硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミ
ニウム、ポリ硫酸鉄、塩化第二鉄およびこれらの混合物
から選ばれる一種である。 無機凝集剤の添加量は汚泥
SS(懸濁物)あたり10〜100重量%添加し、必要
によりPH調整を行う。 本発明における脱水機はベル
トプレス・フィルタープレス・デカンター等の公知の汚
泥脱水機を選定することができる。
【0024】
【実施例】次に実施例によって、本発明を具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に制約されるものではない。
【0025】(合成例−1)攪拌機および温度制御装置
を備えた反応槽に沸点190°Cないし230°Cのイ
ソパラフィン120.0Kgおよびソルビタンモノオレ
ート7.5Kgを仕込んだ。 脱塩水165Kgおよび
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド(AMC)27.9997モル%(表1中に約28と
表す)、アクリル酸(AAC)2モル%、N,N’−メ
チレンビスアクリルアミド(MBAA)3×10-4モル
%、アクリルアミド(AAM)70モル%の組成のモノ
マー200Kgの混合物を添加し、ホモジナイザーにて
攪拌乳化した。 得られたエマルジョンにイソプロピル
アルコール200gを加え窒素置換の後、ジメチルアゾ
ビスイソブチレート40gを加え、温度50°Cに制御
しながら重合反応を完結させ、その後ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル7.5Kgを添加混合して試
験に供する試料(試料−1)(本発明の凝集剤)とし
た。
【0026】(合成例−2)アクリロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロリド(AMC)27.998
モル%(表1中に約28と表す)、アクリル酸(AA
C)2モル%、N,N’−メチレンビスアクリルアミド
(MBAA)2×10-3モル%、アクリルアミド(AA
M)70モル%の組成のモノマー200Kgのの混合物
を用いた以外は合成例−1と同様にして試験に供する試
料(試料−2)(本発明の凝集剤)を作った。
【0027】(合成例−3)アクリロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロリド(AMC)49.999
7モル%(表1中に約50と表す)、アクリル酸(AA
C)10モル%、N,N’−メチレンビスアクリルアミ
ド(MBAA)3×10-4モル%、アクリルアミド(A
AM)40モル%の組成のモノマー200Kgの混合物
を用いた以外は合成例−1と同様にして試験に供する試
料(試料−3)(本発明の凝集剤)を作った。
【0028】(合成例−4)アクリロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロリド(AMC)49.998
モル%(表1中に約50と表す)、アクリル酸(AA
C)10モル%、N,N’−メチレンビスアクリルアミ
ド(MBAA)2×10-3モル%、アクリルアミド(A
AM)40モル%の組成のモノマー200Kgの混合物
を用いた以外は合成例−1と同様にして試験に供する試
料(試料−4)(本発明の凝集剤)を作った。
【0029】(合成例−5)アクリロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロリド(AMC)49.999
7モル%(表1中に約50と表す)、N,N’−メチレ
ンビスアクリルアミド(MBAA)3×10-4モル%、
アクリルアミド(AAM)50モル%の組成のモノマー
200Kgの混合物を用いた以外は合成例−1と同様に
して試験に供する試料(試料−5)(本発明の凝集剤)
を作った。
【0030】(合成例−6)アクリロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロリド(AMC)49.998
モル%(表1中に約50と表す)、N,N’−メチレン
ビスアクリルアミド(MBAA)2×10-3モル%、ア
クリルアミド(AAM)50モル%の組成のモノマー2
00Kgの混合物を用いた以外は合成例−1と同様にし
て試験に供する試料(試料−6)(本発明の凝集剤)を
作った。
【0031】(比較合成例−1)架橋剤であるN,N’
−メチレンビスアクリルアミド(MBAA)を添加する
ことなくアクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(AMC)28モル%、アクリル酸(AA
C)2モル%、アクリルアミド(AAM)70モル%の
みの組成のモノマー200Kgの混合物を用いた以外は
合成例−1と同様にして試験に供する試料(試料−7)
を作った。
【0032】(比較合成例−2)架橋剤であるN,N’
−メチレンビスアクリルアミド(MBAA)を添加する
ことなくアクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(AMC)50モル%、アクリル酸(AA
C)10モル%、アクリルアミド(AAM)40モル%
のみの組成のモノマー200Kgの混合物を用いた以外
は合成例−1と同様にして試験に供する試料(試料−
8)を作った。
【0033】(比較合成例−3)架橋剤であるN,N’
−メチレンビスアクリルアミド(MBAA)を添加する
ことなくアクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(AMC)50モル%、アクリルアミド(A
AM)50モル%のみの組成のモノマー200Kgの混
合物を用いた以外は合成例−1と同様にして試験に供す
る試料(試料−9)を作った。
【0034】(比較合成例−4)連鎖移動剤としてのイ
ソプロピルアルールを添加することなく重合を行った以
外は合成例−2と同様に、アクリロイロキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロリド(AMC)27.998モ
ル%(表1中に約28と表す)、アクリル酸(AAC)
2モル%、N,N’−メチレンビスアクリルアミド(M
BAA)2×10-3モル%、アクリルアミド(AAM)
70モル%の組成のモノマー200Kgの混合物をもち
いて試験に供する試料(試料−10)を作った。
【0035】(比較合成例−5)連鎖移動剤としてのイ
ソプロピルアルールを添加することなく重合を行った以
外は合成例−4と同様に、アクリロイロキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロリド(AMC)49.998モ
ル%(表1中に約50と表す)、アクリル酸(AAC)
10モル%、N,N’−メチレンビスアクリルアミド
(MBAA)2×10-3モル%、アクリルアミド(AA
M)40モル%の組成のモノマー200Kgの混合物を
用いて試験に供する試料(試料−11)を作った。
【0036】(比較合成例−6)連鎖移動剤としてのイ
ソプロピルアルールを添加することなく重合を行った以
外は合成例−6と同様に、アクリロイロキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロリド(AMC)49.998モ
ル%(表1中に約50と表す)、N,N’−メチレンビ
スアクリルアミド(MBAA)2×10-3モル%、アク
リルアミド(AAM)50モル%の組成のモノマー20
0Kgの混合物を用いて試験に供する試料(試料−1
2)を作った。
【0037】(比較合成例−7)連鎖移動剤の共存下、
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド(AMC)27.998モル%(表1中に約28と表
す)、アクリル酸(AAC)2モル%、N,N’−メチ
レンビスアクリルアミド(MBAA)2×10-3モル
%、アクリルアミド(AAM)70モル%の組成のモノ
マー200Kgの混合物を用いて合成例2におけると同
様の逆相乳化重合物を合成し、転相剤であるポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルを重合物に後添加する
ことなく、試験に供する試料(試料−13)を作った。
【0038】(比較合成例−8)連鎖移動剤の共存下、
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド(AMC)49.998モル%(表1中に約50と表
す)、アクリル酸(AAC)10モル%、N,N’−メ
チレンビスアクリルアミド(MBAA)2×10-3モル
%、アクリルアミド(AAM)40モル%の組成のモノ
マー200Kgの混合物を用いて合成例2におけると同
様の逆相乳化重合物を合成し、転相剤であるポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルを重合物に後添加する
ことなく、試験に供する試料(試料−14)を作った。
【0039】(比較合成例−9)連鎖移動剤の共存下、
アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド(AMC)49.998モル%(表1中に約50と表
す)、N,N’−メチレンビスアクリルアミド(MBA
A)2×10-3モル%、アクリルアミド(AAM)50
モル%の組成のモノマー200Kgの混合物を用いて合
成例2におけると同様の逆相乳化重合物を合成し、転相
剤であるポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを
重合物に後添加することなく、試験に供する試料(試料
−15)を作った。以上まとめて表1に記載する。
【0040】
【表1】
【0041】(観察結果−1)エマルジョン状態の試料
−1〜試料−6を水道水にて実機スクリュウ式攪拌装置
(300rpm)により攪拌下ポリマー濃度0.2重量
%になるように希釈し、1時間経過し増粘した液を採取
し、顕微鏡にて観察したところ、全て一面に粒径30μ
m以下(約3μm)の粒子が観察され、該希釈液をガラ
ス板に塗布して105°Cにて加熱乾燥したところ連続
状の乾燥膜を形成した。 また、この希釈液をコロイド
適定によりイオン当量値を測定したところ、全て理論値
の85%以上のイオン当量値であった。
【0042】(観察結果−2)観察結果−1と同様にエ
マルジョン状態の試料−7〜試料−9を水道水にて実機
攪拌装置により攪拌下ポリマー濃度0.2重量%になる
ように希釈し1時間経過し増粘した液を採取し、顕微鏡
にて観察したところ、全て均一溶液であり粒子は観察さ
れなかった。 該希釈液をガラス板に塗布して105°
Cにて加熱乾燥したところ連続状の乾燥膜を形成した。
また、この希釈液をコロイド適定によりイオン当量値
を測定したところ、全て理論値の100%のイオン当量
値であった。
【0043】(観察結果−3)観察結果−1と同様にエ
マルジョン状態の試料−10〜試料−12を水道水にて
実機攪拌装置により攪拌下ポリマー濃度0.2重量%に
なるように希釈し1時間経過し増粘した液を採取し、顕
微鏡にて観察したところ、すべて一面に粒径30μm以
下(約3μm)の粒子が観察され、該希釈液をガラス板
に塗布して105°Cにて加熱乾燥したところ粒状の不
連続乾燥膜を形成した。 また、この希釈液をコロイド
適定によりイオン当量値を測定したところ、全て理論値
の60%以下のイオン当量値であった。
【0044】(観察結果−4)観察結果−1と同様にエ
マルジョン状態の試料−13〜試料−15を水道水にて
実機攪拌装置により攪拌下ポリマー濃度0.2重量%に
なるように希釈した結果、エマルジョンは水中に分散せ
ず、ゲル状の塊が浮遊し、均一なポリマー希釈液は得ら
れなかった。 これに対しビーカースケールでマグネテ
ィックスターラーにより強攪拌をした場合はエマルジョ
ンは水中に分散し、ゲル状の塊が浮遊することなく、均
一なポリマー希釈液が得られた。溶解性不良の為に試料
−13〜試料−15の効果試験は実施しなかった。
【0045】(効果試験1)観察結果−1〜3にて調製
した水希釈液を用いて、膜分離脱窒方式のし尿処理場よ
り発生する膜分離汚泥をフィルタープレスにより脱水し
た。 試験に供した汚泥の性状は、PH;7.0,S
S;14700mg/l,強熱減量;69.6%,電気
伝導度870mS/mの膜分離混合汚泥であり三次処理
はバンド添加である。 この汚泥に対SS30%の液体
バンドを加え十分混合したのち対SS1.2%のポリマ
ーを添加攪拌し、フィルタープレスに打ち込み油圧プレ
スで脱水した結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】(効果試験2)観察結果−1〜3にて調製
した水希釈液を用いて、膜分離方式の厨房排水処理施設
より発生する膜分離汚泥をベルトプレス機により脱水し
た。 試験に供した汚泥の性状は、PH;7.0,S
S;12100mg/l,強熱減量;79.8%,電気
伝導度8.1mS/mの膜分離余剰汚泥である。 こ
の汚泥に対SS20%の液体バンドを加え十分混合した
のち対SS1.2%のポリマーを添加攪拌し、ベルトプ
レス機にて脱水した結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【発明の効果】重合時の連鎖移動剤および架橋剤を欠く
と本願発明品よりも脱水効果が劣ることは上記効果試験
より明白であり、逆相乳化重合物に転相剤を加えない場
合は、凝集剤の現場溶解が不能であるため実用に耐えな
い。 本願発明の従来品に対する優位性は明らかであ
る。
【表−1】
【表−2】
【表−3】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表される水溶性カチオン
    性ビニル単量体またはその混合物を含有する単量体を連
    鎖移動剤の存在下に逆相乳化重合を行って得た重合物と
    親水性界面活性剤の混合物であり、汚泥に添加する濃度
    まで水で希釈した状態で、粒系30μm以下の粒子が顕
    微鏡にて観察され、該希釈液をガラス板に塗布して10
    5°Cにて加熱乾燥したときに連続状の乾燥膜を形成す
    る性質を有することを特徴とする膜分離汚泥の脱水剤。 【化1】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
    6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
    3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
    数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
    オン性対イオンを表す。)
  2. 【請求項2】 (A)全単量体中5〜99.9999モ
    ル%の下記式(1)で表される水溶性カチオン性ビニル
    単量体またはその混合物、(B)全単量体中0.000
    1〜0.01モル%の2官能性単量体、(C)全単量体
    中0〜30モル%の水溶性アニオン性ビニル単量体また
    はその混合物、(D)ノニオン性水溶性単量体、(E)
    連鎖移動剤、(F)水、(G)少なくとも1種類の炭化
    水素から成る油状物および(H)逆相エマルジョンすな
    わち油中水型エマルジョンを生成するに有効な量とHL
    Bである少なくとも1種類の界面活性剤を用意し、上記
    (A)〜(H)成分を適時混合強攪拌し、油相中に微細
    単量体相液滴を形成させた後に重合操作を行い、親水性
    界面活性剤を混合し、水により希釈して使用することを
    特徴とする膜分離汚泥の脱水剤の製造方法。 【化2】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
    6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
    3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
    数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
    オン性対イオンを表す。)
  3. 【請求項3】 (A)全単量体中5〜97.9999モ
    ル%の下記式(1)で表される水溶性カチオン性ビニル
    単量体またはその混合物、(B)全単量体中0.000
    1〜0.01モル%の2官能性単量体、(C)全単量体
    中2〜30モル%の水溶性アニオン性ビニル単量体また
    はその混合物、(D)ノニオン性水溶性単量体、(E)
    連鎖移動剤、(F)水、(G)少なくとも1種類の炭化
    水素から成る油状物および(H)逆相エマルジョンすな
    わち油中水型エマルジョンを生成するに有効な量とHL
    Bである少なくとも1種類の界面活性剤を用意し、上記
    (A)〜(H)成分を適時混合強攪拌し、油相中に微細
    単量体相液滴を形成させた後に重合操作を行い、親水性
    界面活性剤を混合し、水により希釈して使用することを
    特徴とする請求項2に記載の膜分離汚泥の脱水剤の製造
    方法。 【化3】 (但し、式中、AはOまたはNH;BはC2 4 、C3
    6 、C3 5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 、R
    3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 は水素または炭素
    数1〜4のアルキル基あるいはベンジル基;X- はアニ
    オン性対イオンを表す。)
  4. 【請求項4】 ノニオン性水溶性単量体が(メタ)アク
    リルアミドであることを特徴とする請求項2ないし請求
    項3に記載の膜分離汚泥の脱水剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 水溶性アニオン性ビニル単量体が(メ
    タ)アクリル酸であることを特徴とする請求項2ないし
    請求項4に記載の膜分離汚泥の脱水剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 2官能性単量体がN,N’−メチレンビ
    スアクリルアミドあるいは2ヒドロキシプロピリデン
    1,3ビス〔(Nアクリロイルアミノプロピル)N,N
    ジメチルアンモニウムクロリド〕であることを特徴とす
    る請求項2ないし請求項5に記載の膜分離汚泥の脱水剤
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 親水性界面活性剤がHLB9〜15のノ
    ニオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項2な
    いし請求項6に記載の膜分離汚泥の脱水剤の製造方法。
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