JPH10137247A - 吸引生検具 - Google Patents

吸引生検具

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JPH10137247A
JPH10137247A JP8301906A JP30190696A JPH10137247A JP H10137247 A JPH10137247 A JP H10137247A JP 8301906 A JP8301906 A JP 8301906A JP 30190696 A JP30190696 A JP 30190696A JP H10137247 A JPH10137247 A JP H10137247A
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JP
Japan
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tissue
suction
sheath
section
treatment
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Pending
Application number
JP8301906A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
Koichi Kawashima
晃一 川島
Tsutomu Okada
勉 岡田
Ko Kimura
耕 木村
Minoru Shinozuka
実 篠塚
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の切除組織を収納する収納部を有しながら
も、吸引力が低下せず、連続的な組織採取が可能な吸引
生検具の提供を目的としている。 【解決手段】本発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通
可能なシース部5と、シース部5の手元側に設けられた
吸引手段21と、シース部5の遠位端に位置する切除組
織収納部8(4a)と、収納部8(4a)の遠位端に位
置する先端処置部4bと、先端処置部4bに設けられた
吸引孔7と、先端処置部4b内に設けられたカッタ部材
6とを具備し、吸引手段21により吸引孔7を通じて先
端処置部4bに生体組織を吸引し、先端処置部4bとカ
ッタ部材6との相対移動により生体組織を切除し、収納
部8(4a)に切除組織を収納する吸引生検具におい
て、シース部5の先端側と先端処置部4bとを連通する
バイパス手段11を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経内視鏡的に生体
組織(組織標本)を吸引・切除して採取する吸引生検具
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸引生検具は、例えば実公昭5
2−47343号公報に開示されているように、内視鏡
の鉗子チャンネルに挿入可能な可撓性のシース部を有
し、このシース部に設けられた吸引孔を通じてシース部
内に吸引した組織をカッタによって切除して回収できる
ようになっている。
【0003】こうした吸引生検具を使用して組織を採取
するためには、まず、前記シース部を内視鏡の鉗子チャ
ンネルに挿入して、シース部に設けられた吸引孔を体内
の採取組織に当接させる。この状態で、今度は、体外か
ら吸引孔に陰圧を作用させることにより吸引孔を通じて
組織をシース部内に吸引し、この吸引した組織をシース
部内に設けられたカッタによって切除する。そして、シ
ース部を鉗子チャンネルから抜去することにより、切除
された組織片を回収する。
【0004】また、このような吸引生検具の中には、採
取組織の回収を効率良く行なうために、切除した採取組
織を収納するための収納部を有するものがある。その例
を図3に示す。
【0005】この吸引生検具は、図3の(a)に示すよ
うに、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入可能な管状のシー
ス部105を有している。シース部105はその先端側
が組織収納部108となっており、組織収納部108に
はその先端開口を閉塞するキャップ19が着脱自在に接
続されている。組織収納部108の先端側の外周面には
吸引孔107が設けられており、吸引孔107の内側縁
部には外刃113が形成されている。また、組織収納部
108内にはカッタ部材106が配置されており、カッ
タ部材106にはこれを組織収納部108内で進退させ
るための操作ワイヤ110が固着されている。また、カ
ッタ部材106の基端部外縁には内刃114が形成され
ている。
【0006】このような構成の吸引生検具を用いて組織
を採取するためには、シース部105を内視鏡の鉗子チ
ャンネルに挿入して、図3の(b)に示すように、組織
収納部108に設けられた吸引孔107を体内の採取組
織50に当接させ、シース部105内を通じて吸引孔1
07に陰圧(吸引力)を作用させることで、吸引孔10
7を通じて組織を組織収納部108内に吸引する。そし
て、この状態で、今度は、操作ワイヤ110を手元側に
牽引操作することにより、カッタ部材106を手元側に
摺動させ、吸引した組織をカッタ部材106の内刃11
4と吸引孔107の外刃113とによって切除する。切
除された組織片50aは、操作ワイヤ110をそのまま
手元側に牽引してカッタ部材106によって手元側に引
き込むことにより、組織収納部108の手元側に収納さ
れる。このような操作は、必要個数の組織片50aが採
取されるまで繰り返される。
【0007】一方、採取された組織片50aを回収する
場合には、まず、シース部105を鉗子チャンネルを通
じて体外に抜去する。そして、図3の(c)に示すよう
に、先端のキャップ19を組織収納部108から取り外
した後、手元側からシース部105内を通じて組織収納
部108の先端側に空気または水を送って、組織片50
aを組織収納部108の先端開口から外部に押し出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
図3に示された吸引生検具によれば、これを内視鏡を通
じて体内に留置したまま、複数の組織片50aを採取す
ることができる。しかしながら、図3に示された吸引生
検具は、手元側からの吸引力が組織収納部108内を通
じて先端側の吸引孔107に作用するため、複数の組織
片50aを組織収納部108の手元側に収納すると、組
織片50aによって吸引路が塞がれてしまい、吸引孔1
07に吸引力を作用させることができなくなる虞があ
る。したがって、吸引孔107を通じて組織50を吸引
することが不可能となり、組織片50aの採取ができな
くなる。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、複数の切除組織を収
納する収納部を有しながらも、吸引力が低下せず、連続
的な組織採取が可能な吸引生検具を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシ
ース部と、前記シース部の手元側に設けられた吸引手段
と、前記シース部の遠位端に位置する切除組織収納部
と、前記収納部の遠位端に位置する先端処置部と、前記
先端処置部に設けられた吸引孔と、前記先端処置部内に
設けられたカッタ部材とを具備し、前記吸引手段により
前記吸引孔を通じて前記先端処置部に生体組織を吸引
し、前記先端処置部とカッタ部材との相対移動により生
体組織を切除し、前記収納部に切除組織を収納する吸引
生検具において、前記シース部の先端側と前記先端処置
部とを連通するバイパス手段を具備している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実
施形態を示している。図1の(a)に示すように、本実
施形態の吸引生検具1は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿
通可能な細長い挿入部2と、挿入部2の手元側に設けら
れた操作部3とから構成されている。操作部3には吸引
コック20が設けられ、吸引コック20には吸引手段2
1が接続されている。また、操作部3には、その軸方向
に沿って摺動自在なスライダ12が設けられている。
【0012】図1の(b)に示すように、挿入部2は、
管状のシース部5と、シース部5の先端に着脱自在に接
続された管状の切除組織収納部8とからなる。切除組織
収納部8は、柔軟な可撓部4aと、可撓部4aの先端に
固定的に接続された処置部4bとからなる。処置部4b
の外周面には吸引孔7が設けられており、吸引孔7の内
側縁部には外刃13が形成されている。また、組織収納
部8内にはカッタ部材6が配置されており、カッタ部材
6の基端部外縁には内刃14が形成されている。なお、
吸引孔7に設けられた外刃13は20°から60°の鋭
角な傾斜をもって形成され、一方、カッタ部材6に設け
られた内刃14も20°から60°の鋭角な傾斜(外刃
13と逆方向の傾斜)をもって形成されている。
【0013】また、カッタ部材6には、これを組織収納
部8内で進退させるための操作ワイヤ10が固着されて
いる。この操作ワイヤ10は、シース部5内を挿通され
て、操作部3にスライド自在に設けられたスライダ12
に固着されている。
【0014】なお、処置部4bとカッタ部材6との間の
隙間は0.01mm以上0.05mm以下の寸法に設定
されており、カッタ部材6がガタつくことなくスムーズ
に摺動できるようになっている。また、可撓部4aの内
径は処置部4bの内径よりも大きく、また、可撓部4a
の基端(具体的には後述する接続部材20,21)の内
径は操作ワイヤ10が通過可能な範囲で絞られている。
また、処置部4bとカッタ部材6は、ステンレス鋼、チ
タン、黄銅等の金属や、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン、ポリカーボネート等の樹脂によって形成さ
れている。また、可撓部4aは、可撓性を持つ樹脂、例
えばポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、ポリエ
チレン等の素材によって形成されている。
【0015】一方、シース部5は、内チューブ15と外
チューブ16とによって金属網17を密着状態で挟み込
んだ3層構造を成しており、可撓性を有している。そし
て、シース部5は、前記金属網17によって高い捻り剛
性を有し、操作部3と組織収納部8(処置部4b)との
間での回転トルクの伝達を可能としている。なお、内チ
ューブ15と外チューブ16は、可撓性を持つ樹脂、例
えばポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、ポリエ
チレン等の素材によって形成されている。
【0016】また、組織収納部8を構成する可撓部4a
の基端には、内面にネジ部9を有する筒状の第1の接続
部材20が固定されている。また、シース部5の先端に
は、外面にネジ部9を有する筒状の第2の接続部材21
が固定されている。したがって、組織収納部8とシース
部5は、第1の接続部材20と第2の接続部材21とを
螺合することにより、着脱自在に接続されるものであ
る。
【0017】また、シース部5の内孔は操作部3の吸引
コック20と連通しており、コック20に吸引手段21
が接続された状態では、シース部5内および組織収納部
8内が気密に保たれるようになっている。したがって、
吸引手段21による吸引力は、基本的には、シース部5
内と組織収納部8内とを通じて、吸引孔7に作用する。
しかしながら、本実施形態の吸引生検具1では、シース
部5の先端側に作用する吸引力を組織収納部8の可撓部
4aを介することなく直接に処置部4bに作用させるこ
とができるようになっている。
【0018】すなわち、シース部5の先端に固定された
第2の接続部材21には、組織収納部8の外側に配され
たバイパス吸引管路11の一端が気密に接続されてシー
ス部5内に連通している。また、バイパス吸引管路11
の他端は、組織収納部8の処置部4bに気密に接続され
て処置部4b内に連通している。したがって、このバイ
パス吸引管路11によれば、シース部5から組織収納部
8に通じる吸引路が後述するように採取組織片50aに
よって塞がれた場合でも、シース部5の先端側に作用す
る吸引力を、組織収納部8の可撓部4aを介することな
く直接に処置部4bに作用させて、吸引孔7に作用させ
ることができる。
【0019】なお、バイパス吸引管路11は、処置部4
b側に接続された第1の管部11aと、シース部5(第
2の接続部材21)側に接続され且つ第1の管部11a
と着脱自在に接続可能な第2の管部11bとからなる。
そして、シース部5と組織収納部8とを接続部材20,
21を介して接続すると、第1の管部11aと第2の管
部11bとが互いに接続され、また、シース部5と組織
収納部8とを接続部材20,21を介して取り外すと、
それに伴って、第1の管部11aと第2の管部11bと
が外れるようになっている。
【0020】上記構成の吸引生検具1を用いて組織を採
取するためには、まず、挿入部2を内視鏡の鉗子チャン
ネルに挿入して組織採取部位に誘導する。そして、操作
部3を捻ることにより、処置部4bを回転追従させ、吸
引孔7を組織採取部位に当接させる。この状態で、今度
は、吸引手段21を作動させてシース部5内および組織
収納部8内を通じて吸引孔7に陰圧(吸引力)を作用さ
せることで、吸引孔7を通じて組織を処置部4b内に吸
引する。次に、この状態で、操作ワイヤ10を手元側に
牽引操作することにより、カッタ部材6を手元側に摺動
させ、吸引した組織をカッタ部材6の内刃14と吸引孔
7の外刃13とによって切除する。切除された組織片5
0aは、操作ワイヤ10をそのまま手元側に牽引してカ
ッタ部材6によって手元側に引き込むことにより、組織
収納部8の手元側に収納される。
【0021】続いて、別の組織を採取する場合には、カ
ッタ部材6を処置部4bの先端側に移動させて初期位置
に復帰させる。そして、前述したと同様の操作を行な
う。この時、既に採取した採取組織片50aによってシ
ース部5から組織収納部8に通じる吸引路が塞がれた場
合でも、バイパス吸引管路11によって、シース部5の
先端側に作用する吸引力を組織収納部8の可撓部4aを
介することなく直接に処置部4bに作用させることがで
きるため、吸引孔7に吸引力を作用させて前述したと同
様の採取処置を行なうことができる。以上の操作は、必
要個数の組織片50aが採取されるまで繰り返される。
【0022】一方、採取された組織片50aを回収する
場合には、まず、挿入部2を鉗子チャンネルを通じて体
外に抜去する。そして、図1の(c)に示すように、シ
ース部5と組織収納部8とを接続部材20,21を介し
て取り外し、カッタ部材6によって組織片50aを組織
収納部8から掻き出して回収する。
【0023】以上説明したように、本実施形態の吸引生
検具1は、採取した採取組織片50aによってシース部
5から組織収納部8に通じる吸引路が塞がれた場合で
も、バイパス吸引管路11によって、シース部5の先端
側に作用する吸引力を組織収納部8の可撓部4aを介す
ることなく直接に処置部4bに作用させることができる
ため、吸引孔7に十分な陰圧を作用させて組織の回収が
可能である。
【0024】また、接続部材20,21によってシース
部5と組織収納部8とが着脱自在であるとともに、カッ
タ部材6を用いて組織の掻き出しが可能であるため、組
織の回収が容易である。すなわち、図3に示した従来例
のように、先端側のキャップ19を取り外して採取組織
を回収する構成では、手元側からシース部105内を通
じて組織収納部108の先端側に空気または水を送っ
て、組織収納部108の基端側に収納される組織片50
aを先端側に押し出さなければならない。したがって、
その作業が非常に煩雑となる。しかしながら、本実施形
態の吸引生検具1は、組織が収納されている部分(組織
収納部8の基端側)で回収できるため、操作ワイヤ10
を手元側に牽引して組織片50aをカッタ部材6によっ
て掻き出すだけで、組織片50aを容易に回収できる。
【0025】また、本実施形態の吸引生検具1は、組織
収納部8に可撓性を持たせているため、内視鏡が湾曲し
ている際にも鉗子チャンネルへの挿通性が良好である。
さらに、本実施形態の吸引生検具1は、組織が実際に収
納される組織収納部8の部位すなわち可撓部4aの内径
を処置部4の内径よりも大きく設定したため、より多く
の切除組織を収納できる。
【0026】図2は本発明の第2の実施形態を示してい
る。図示のように、本実施形態の吸引生検具の挿入部2
は、バイパス吸引管路11が組織収納部8の内部に配設
されている。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と
同一であるため、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0027】このような構成によれば、第1の実施形態
と同一の作用効果を得ることができるとともに、バイパ
ス吸引管路11が組織収納部8の内部に配設されている
ため、組織収納部8の外部に突起物がなくなり、内視鏡
への挿通性が向上する。
【0028】なお、以上説明してきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。 1.内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシース部と、
前記シース部の手元側に設けられた吸引手段と、前記シ
ース部の遠位端に位置する切除組織収納部と、前記収納
部の遠位端に位置する先端処置部と、前記先端処置部に
設けられた吸引孔と、前記先端処置部内に設けられたカ
ッタ部材とを具備し、前記吸引手段により前記吸引孔を
通して前記先端処置部に生体組織を吸引し、前記先端処
置部とカッタ部材との相対移動により生体組織を切除
し、前記収納部に切除組織を収納する吸引生検具におい
て、前記シース部の先端側と前記先端処置部とを連通す
るバイパス手段を設けたことを特徴とする吸引生検具。
【0029】2.前記バイパス手段が前記シース部外に
配設した管路として構成されることを特徴とする第1項
に記載の吸引生検具。 3.前記バイパス手段が前記シース部内に配設した管路
として構成されることを特徴とする第1項に記載の吸引
生検具。 4.前記収納部が前記シース部から着脱自在であること
を特徴とする第1項ないし第3項のいずれか1項に記載
の吸引生検具。
【0030】5.内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能な
シース部と、前記シース部の手元側に設けられた吸引手
段と、前記シース部の遠位端に位置する切除組織収納部
と、前記収納部の遠位端に位置する先端処置部と、前記
先端処置部に設けられた吸引孔と、前記先端処置部内に
設けられたカッタ部材とを具備し、前記吸引手段により
前記吸引孔を通して前記先端処置部に生体組織を吸引
し、前記先端処置部と前記カッタ部材の相対移動により
生体組織を切除し、前記収納部に切除組織を収納する吸
引生検具において、前記収納部が前記シース部から着脱
自在であることを特徴とする吸引生検具。
【0031】6.前記収納部が可撓性を有することを特
徴とする第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の吸
引生検具。 7.内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシース部と、
前記シース部の手元側に設けられた吸引手段と、前記シ
ース部の遠位端に位置する切除組織収納部と、前記収納
部の遠位端に位置する先端処置部と、前記先端処置部に
設けられた吸引孔と、前記先端処置部内に設けられたカ
ッタ部材とを具備し、前記吸引手段により前記吸引孔を
通して前記先端処置部に生体組織を吸引し、前記先端処
置部と前記カッタ部材の相対移動により生体組織を切除
し、前記収納部に切除組織を収納する吸引生検具におい
て、前記収納部が可撓性を有することを特徴とする吸引
生検具。 8.前記組織収納部の内径が前記先端処置部の内径より
も大なることを特徴とする第1項ないし第7項のいずれ
か1項に記載の吸引生検具。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸引生検
具は、複数の切除組織を収納する収納部を有しながら
も、吸引力が低下せず、連続的な組織採取が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係る吸引生
検具の全体図、(b)は(a)の吸引生検具の挿入部の
側断面図、(c)は(a)の吸引生検具の挿入部を分解
して採取組織を回収する状態を示す側断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る吸引生検具の挿
入部の側断面図である。
【図3】(a)は従来の吸引生検具のシース部の側断面
図、(b)は(a)の吸引生検の吸引孔に組織を吸引し
た状態を示す側断面図、(c)は(a)の吸引生検具の
先端を開口して採取組織を回収する状態を示す側断面図
である。
【符号の説明】
1…吸引生検具 2…挿入部 3…操作部 5…シース部 8…組織収納部 4a…可撓部(収納部) 4b…処置部 6…カッタ部材 7…吸引孔 11…バイパス吸引管路(バイパス手段) 21…吸引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 耕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 篠塚 実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシ
    ース部と、前記シース部の手元側に設けられた吸引手段
    と、前記シース部の遠位端に位置する切除組織収納部
    と、前記収納部の遠位端に位置する先端処置部と、前記
    先端処置部に設けられた吸引孔と、前記先端処置部内に
    設けられたカッタ部材とを具備し、前記吸引手段により
    前記吸引孔を通じて前記先端処置部に生体組織を吸引
    し、前記先端処置部とカッタ部材との相対移動により生
    体組織を切除し、前記収納部に切除組織を収納する吸引
    生検具において、 前記シース部の先端側と前記先端処置部とを連通するバ
    イパス手段を具備することを特徴とする吸引生検具。
JP8301906A 1996-11-13 1996-11-13 吸引生検具 Pending JPH10137247A (ja)

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Date Code Title Description
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