JPH10136555A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JPH10136555A
JPH10136555A JP30577496A JP30577496A JPH10136555A JP H10136555 A JPH10136555 A JP H10136555A JP 30577496 A JP30577496 A JP 30577496A JP 30577496 A JP30577496 A JP 30577496A JP H10136555 A JPH10136555 A JP H10136555A
Authority
JP
Japan
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circuit
earth leakage
zero
surge absorber
main circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP30577496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Toyama
博之 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電圧を印加した場合、電源側端子を負荷機
器に、負荷側端子を電源に逆接続しても、焼損等の事故
を引き起こすことがない漏電遮断器を提供する。 【解決手段】 漏電遮断器1は、主回路の不平衡電流を
検知する零相変流器2と、零相変流器2の出力信号を増
幅し、トリップコイル4を励磁することにより主回路の
接点5を引き外す電子回路3と、電子回路3をサージ電
圧から保護するサージアブソーバ6と、零相変流器2に
電流を流し主回路の接点5を引き外す疑似漏電回路7と
を具備し、サージアブソーバ6と疑似漏電回路7とを並
列に接続して並列回路8を形成し、並列回路8と主回路
との間に過電流保護素子であるヒューズ9を直列に接続
して構成され、疑似漏電回路7は、テスト抵抗10とテ
ストスイッチ11とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電を検出して主
回路の接点を引き外す漏電遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の漏電遮断器は、図3に示すような
ものであった。即ち、漏電遮断器41は、主回路の不平
衡電流を検知する零相変流器42と、零相変流器42の
出力信号を増幅し、トリップコイル44を励磁すること
により主回路の接点45を引き外す電子回路43と、電
子回路43をサージ電圧から保護するサージアブソーバ
46と、零相変流器42に電流を流し主回路の接点45
を引き外す疑似漏電回路47とで構成され、疑似漏電回
路47は、テスト抵抗48とテストスイッチ49とで構
成されていた。
【0003】また、図4に示すようなものであった。即
ち、漏電遮断器51は、主回路の不平衡電流を検知する
零相変流器52と、零相変流器52の出力信号を増幅
し、トリップコイル54を励磁することにより主回路の
接点55を引き外す電子回路53と、零相変流器52に
電流を流し主回路の接点55を引き外す疑似漏電回路5
7とで構成され、疑似漏電回路57は、テスト抵抗58
とテストスイッチ59とで構成され、過大サージによる
バリスタの焼損を防止するために疑似漏電回路57に並
列にサージアブソーバ56が接続されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す漏電遮断器41は、200V定格の漏電遮断器に4
00Vを印加するような誤って過電圧を印加してしまっ
た場合、サージアブソーバ46がショートモードで故障
し内部短絡を起こすため、漏電遮断器41及び周囲の機
器に過電圧が印加され、これらを焼損させたり、作業者
が怪我をするといった事故を引き起こすという危険があ
った。
【0005】また、図4に示す漏電遮断器51は、電源
側端子に電源を、負荷側端子に負荷機器を接続した正接
続の状態で、誤って過電圧が印加された場合、サージア
ブソーバ46に電流が流れ始めると、この電流を零相変
流器42が検知し、電子回路43が零相変流器42の出
力信号を増幅し、トリップコイル44を励磁し、主回路
の接点45を引き外す。そのため漏電遮断器51や、そ
の周囲の機器、及び負荷機器が焼損することがないが、
しかし電源側端子を負荷機器に、負荷側端子を電源に接
続した逆接続した状態で200V定格の漏電遮断器に4
00Vを印加するような誤って過電圧を印加してしまっ
た場合は、サージアブソーバ46に電流が流れ始める
と、この電流を零相変流器42が検知し、電子回路43
が零相変流器42の出力信号を増幅し、トリップコイル
44を励磁し、主回路の接点45を引き外す。そのた
め、負荷機器が焼損するようなことはない。しかしその
後もサージアブソーバ46に電流が流れ続け、ショート
モードで故障し内部短絡を起こすため、漏電遮断器51
及び周囲の機器を焼損させたり、作業者が怪我をすると
いった事故を引き起こすという危険があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の漏電遮断器の
問題点に鑑み、本発明の目的は、過電圧を印加した場
合、電源側端子を負荷機器に、負荷側端子を電源に逆接
続しても、焼損等の事故を引き起こすことがない漏電遮
断器を提供するもので、主回路の不平衡電流を検知する
零相変流器と、該零相変流器の出力信号を増幅し、トリ
ップコイルを励磁することにより前記主回路の接点を引
き外す電子回路と、該電子回路をサージ電圧から保護す
るサージアブソーバと、前記零相変流器に電流を流し前
記主回路の接点を引き外す疑似漏電回路とを具備する漏
電遮断器において、前記サージアブソーバと前記疑似漏
電回路とを並列に接続して並列回路を形成し、該並列回
路と前記主回路との間に過電流保護素子を直列に接続し
たことである。
【0007】
【発明の実施の形態】漏電遮断器の電源側端子に電源
を、負荷側端子に負荷機器を接続した正接続の状態で、
誤って過電圧が印加された場合、サージアブソーバに電
流が流れ始めると、この電流を零相変流器が検知し、電
子回路が零相変流器の出力信号を増幅し、トリップコイ
ルを励磁し、主回路の接点を引き外す。そのため漏電遮
断器や、その周囲の機器、及び負荷機器が焼損すること
がない。
【0008】一方、漏電遮断器の電源側端子に負荷機器
を、負荷側端子に電源を接続した逆接続の状態で、誤っ
て過電圧が印加された場合、サージアブソーバに電流が
流れ始めると、この電流を零相変流器が検知し、電子回
路が零相変流器の出力信号を増幅し、トリップコイルを
励磁し、主回路の接点を引き外す。そのため、漏電遮断
器や、その周囲の機器、及び負荷機器が焼損することが
ない。その後サージアブソーバには電流が流れ続ける
が、サージアブソーバが焼損する前にヒューズが溶断す
るので、漏電遮断器が焼損することはない。また、ヒュ
ーズが溶断した漏電遮断器は、テストスイッチを押して
も疑似漏電回路に電流が流れず、主回路の接点が引き外
されないので、故障が容易に確認でき、再び使用するこ
とができないので安全である。
【0009】
【実施例】本発明に係る漏電遮断器の第1実施例を図1
に示す。以下この図面に基づいて説明する。
【0010】漏電遮断器1は、主回路の不平衡電流を検
知する零相変流器2と、零相変流器2の出力信号を増幅
し、トリップコイル4を励磁することにより主回路の接
点5を引き外す電子回路3と、電子回路3をサージ電圧
から保護するサージアブソーバ6と、零相変流器2に電
流を流し主回路の接点5を引き外す疑似漏電回路7とを
具備し、サージアブソーバ6と疑似漏電回路7とを並列
に接続して並列回路8を形成し、並列回路8と主回路と
の間に過電流保護素子であるヒューズ9を直列に接続し
て構成され、疑似漏電回路7は、テスト抵抗10とテス
トスイッチ11とで構成される。
【0011】漏電遮断器1の電源側端子に電源を、負荷
側端子に負荷機器を接続した正接続の状態で、誤って過
電圧が印加された場合、サージアブソーバ6に電流が流
れ始めると、この電流を零相変流器2が検知し、電子回
路3が零相変流器2の出力信号を増幅し、トリップコイ
ル4を励磁し、主回路の接点を引き外す。そのため漏電
遮断器1や、その周囲の機器、及び負荷機器が焼損する
ことがない。
【0012】一方、漏電遮断器1の電源側端子に負荷機
器を、負荷側端子に電源を接続した逆接続の状態で、誤
って過電圧が印加された場合、サージアブソーバ6に電
流が流れ始めると、この電流を零相変流器2が検知し、
電子回路3が零相変流器2の出力信号を増幅し、トリッ
プコイル4を励磁し、主回路の接点5を引き外す。その
ため、漏電遮断器1や、その周囲の機器、及び負荷機器
が焼損することがない。その後サージアブソーバ6には
電流が流れ続けるが、サージアブソーバ6が焼損する前
にヒューズ9が溶断するので、漏電遮断器1が焼損する
ことはない。また、ヒューズ9が溶断した漏電遮断器1
は、テストスイッチ11を押しても疑似漏電回路7に電
流が流れず、主回路の接点5が引き外されないので、故
障が容易に確認でき、再び使用することができないので
安全である。
【0013】尚、本実施例では過電圧保護素子にヒュー
ズ9を用いたが、これに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であ
る。
【0014】本発明に係る漏電遮断器の第2実施例を図
2に示す。以下この図面に基づいて説明する。
【0015】漏電遮断器21は、主回路の不平衡電流を
検知する零相変流器22と、零相変流器22の出力信号
を増幅し、トリップコイル24を励磁することにより主
回路の接点25を引き外す電子回路23と、電子回路2
3をサージ電圧から保護するサージアブソーバ26と、
零相変流器22に電流を流し主回路の接点25を引き外
す疑似漏電回路27とを具備し、サージアブソーバ26
と疑似漏電回路27とを並列に接続して並列回路28を
形成し、並列回路28と主回路との間に過電流保護素子
であるヒューズ29を直列に接続して構成され、疑似漏
電回路27は、テスト抵抗30とテストスイッチ31と
で構成される。
【0016】漏電遮断器21の電源側端子に電源を、負
荷側端子に負荷機器を接続した正接続の状態で、誤って
過電圧が印加された場合、サージアブソーバ26に電流
が流れ始めると、この電流を零相変流器22が検知し、
電子回路23が零相変流器22の出力信号を増幅し、ト
リップコイル24を励磁し、主回路の接点25を引き外
す。そのため漏電遮断器21や、その周囲の機器、及び
負荷機器が焼損することがない。
【0017】一方、漏電遮断器21の電源側端子に負荷
機器を、負荷側端子に電源を接続した逆接続の状態で、
誤って過電圧が印加された場合、サージアブソーバ26
に電流が流れ始めると、この電流を零相変流器22が検
知し、電子回路23が零相変流器22の出力信号を増幅
し、トリップコイル24を励磁し、主回路の接点を引き
外す。そのため、漏電遮断器21や、その周囲の機器、
及び負荷機器が焼損することがない。その後サージアブ
ソーバ26には電流が流れ続けるが、サージアブソーバ
26が焼損する前にヒューズ29が溶断するので、漏電
遮断器21が焼損することはない。また、ヒューズ29
が溶断した漏電遮断器21は、テストスイッチ21を押
しても疑似漏電回路27に電流が流れず、主回路の接点
25が引き外されないので、故障が容易に確認でき、再
び使用することができないので安全である。
【0018】本実施例はヒューズ29が溶断することに
より電子回路23に過電圧が印加されるのを防ぐことで
きるので、電子回路23の過電圧対策を特に講ずる必要
がない。
【0019】尚、本実施例では過電圧保護素子にヒュー
ズ29を用いたが、これに限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係る漏電遮断器
は、主回路の不平衡電流を検知する零相変流器と、該零
相変流器の出力信号を増幅し、トリップコイルを励磁す
ることにより前記主回路の接点を引き外す電子回路と、
該電子回路をサージ電圧から保護するサージアブソーバ
と、前記零相変流器に電流を流し前記主回路の接点を引
き外す疑似漏電回路とを具備する漏電遮断器において、
前記サージアブソーバと前記疑似漏電回路とを並列に接
続して並列回路を形成し、該並列回路と前記主回路との
間に過電流保護素子を直列に接続したことによって、漏
電遮断器に過電圧を印加した場合、電源側端子を負荷機
器に、負荷側端子を電源に逆接続しても、焼損等の事故
を引き起こすことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏電遮断器の第1実施例の説明図
である。
【図2】本発明に係る漏電遮断器の第2実施例の説明図
である。
【図3】従来の漏電遮断器の一実施例の説明図である。
【図4】従来の漏電遮断器の他の実施例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・漏電遮断器、2・・・零相変流器、3・・・電
子回路、4・・・トリップコイル、5・・・接点、6・
・・サージアブソーバ、7・・・疑似漏電回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路の不平衡電流を検知する零相変流
    器と、該零相変流器の出力信号を増幅し、トリップコイ
    ルを励磁することにより前記主回路の接点を引き外す電
    子回路と、該電子回路をサージ電圧から保護するサージ
    アブソーバと、前記零相変流器に電流を流し前記主回路
    の接点を引き外す疑似漏電回路とを具備する漏電遮断器
    において、前記サージアブソーバと前記疑似漏電回路と
    を並列に接続して並列回路を形成し、該並列回路と前記
    主回路との間に過電流保護素子を直列に接続したことを
    特徴とする漏電遮断器。
JP30577496A 1996-10-30 1996-10-30 漏電遮断器 Pending JPH10136555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30577496A JPH10136555A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 漏電遮断器

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JP30577496A JPH10136555A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 漏電遮断器

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JPH10136555A true JPH10136555A (ja) 1998-05-22

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ID=17949193

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JP30577496A Pending JPH10136555A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 漏電遮断器

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JP (1) JPH10136555A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051239A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Toto Ltd 漏電保護装置
US6882257B2 (en) * 2000-08-22 2005-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Earth Leakage Breaker

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US6882257B2 (en) * 2000-08-22 2005-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Earth Leakage Breaker
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