JP2004087154A - 漏電遮断器のテスト回路 - Google Patents

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JP2004087154A JP2002242862A JP2002242862A JP2004087154A JP 2004087154 A JP2004087154 A JP 2004087154A JP 2002242862 A JP2002242862 A JP 2002242862A JP 2002242862 A JP2002242862 A JP 2002242862A JP 2004087154 A JP2004087154 A JP 2004087154A
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test
earth leakage
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leakage breaker
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Hiroyuki Toyama
外山 博之
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Kawamura Electric Inc
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Kawamura Electric Inc
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Abstract

【課題】零相変流器や漏電検出IC等が故障した状態でテストスイッチを押し続けた場合でもテスト抵抗を破裂させたり焼損させたりすることがなく、漏電遮断器の破裂や焼損を防止する漏電遮断器のテスト回路を提供する。
【解決手段】テスト回路7はテスト抵抗8とテストスイッチ9とを直列接続して構成し、テスト回路7の一方端をトリップコイル3の2次側に接続し、他方端を主回路のL2に接続して電源を確保する。零相変流器2や漏電検出IC4が故障した状態でテストスイッチ9を押し続けると、テスト抵抗8がショートしてテスト回路7とトリップコイル3に大電流が流れ、トリップコイル3が励磁して引き外し装置6を駆動し、主回路L1,L2の主接点5を遮断させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、漏電を擬似的に発生させて漏電遮断器が正常に動作するかどうかを確認するためのテスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すように漏電遮断器11は主回路L1,L2を貫通させた零相変流器12によって主回路L1,L2の漏電を検出すると漏電検出IC14からの出力によってトリップコイル13を励磁し、このトリップコイル13の励磁によって引き外し装置16を動作させて主接点15を遮断するようになっている。この漏電遮断器11が漏電発生時に正常に動作するかどうかを確認するために備えられるテスト回路17は、直列接続したテスト抵抗18とテストスイッチ19とで構成され、零相変流器12に貫通させて、一方端を主回路のL1に接続し、他方端を主回路のL2に接続して電源を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
テスト回路に使用されるテスト抵抗は、漏電遮断器が短時間に遮断動作することを前提にしているので小さな定格電力のものが使用されている。そして、テスト抵抗として一般によく使用されるのは炭素皮膜抵抗で、この炭素皮膜抵抗は定格オーバーで故障するとショートするようになっており、燃え上がったり、破裂したりする。そのため、漏電遮断器が零相変流器の断線や漏電検出ICの故障等で漏電を検知できなくなった場合に、テストスイッチを押し続けてしまうと、漏電遮断器が遮断せずテスト抵抗が定格オーバーになって破裂し、漏電遮断器内の配置によってはテスト抵抗の破裂によって発生した爆風や破片が線間短絡を誘発し、漏電遮断器の内圧を上昇させて漏電遮断器自体が破裂する虞があるため、危険であった。
【0004】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的は、零相変流器や漏電検出IC等が故障した状態でテストスイッチを押し続けた場合でもテスト抵抗を破裂させたり焼損させたりすることがなく、漏電遮断器の破裂や焼損を防止する漏電遮断器のテスト回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、主回路を貫通させた零相変流器によって主回路の漏電を検出すると漏電検出ICからの出力によってトリップコイルを励磁し、トリップコイルの励磁によって引き外し装置を動作させて主接点を遮断する漏電遮断器が漏電発生時に正常に動作するかどうかを確認するために備えられ、直列接続したテスト抵抗とテストスイッチとで構成されるテスト回路において、テスト回路の一方端をトリップコイルの2次側に接続したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
漏電遮断器のテスト回路はテスト抵抗とテストスイッチとを直列接続して構成し、テスト回路の一方端をトリップコイルの2次側に接続し、他方端を主回路に接続して電源を確保する。零相変流器や漏電検出ICが故障した状態でテストスイッチを押し続けると、テスト抵抗がショートしてテスト回路とトリップコイルに大電流が流れ、トリップコイルが励磁して引き外し装置を駆動し、主回路の主接点を遮断させる。
【0007】
【実施例】
本発明に係る漏電遮断器のテスト回路の実施例を図1の添付図面に基づいて説明する。
【0008】
漏電遮断器1は、主回路L1,L2に流れる漏洩電流を検出するために主回路L1,L2を貫通させた零相変流器2と、漏電検出時に零相変流器2からの出力を受けてトリップコイル3を励磁させる漏電検出IC4と、トリップコイル3の励磁により駆動されて主回路L1,L2に設けられた主接点5を遮断させる引き外し装置6と、漏電遮断器1が漏電発生時に正常に動作するかどうかを確認するためのテスト回路7とを備えている。
【0009】
テスト回路7は、直列接続したテスト抵抗8とテストスイッチ9とで構成され、零相変流器2に貫通させて、一方端をトリップコイル3の2次側(主回路に直接接続されていない側)に接続し、他方端を主回路のL2に接続して電源を確保している。尚、トリップコイル3の1次側は主回路L1の主接点5の2次側に接続されている。
【0010】
ここで、零相変流器2が断線したり、漏電検出IC4が故障した状態でテストスイッチ9を押し続けた場合、テスト抵抗8に従来例と同じ炭素皮膜抵抗を使用していると、テスト抵抗8がショートしてテスト回路7に大電流が流れる。そうすると、この大電流はトリップコイル3にも流れるため、トリップコイル3を励磁して引き外し装置6を駆動し、主接点5を遮断させることができる。これにより、テストスイッチ9を押し続けてもテスト抵抗8への通電が遮断するため、テスト抵抗8が破裂したり、焼損することがなく、漏電遮断器1の破裂や焼損を防止することができる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように主回路を貫通させた零相変流器によって主回路の漏電を検出すると漏電検出ICからの出力によってトリップコイルを励磁し、トリップコイルの励磁によって引き外し装置を動作させて主接点を遮断する漏電遮断器が漏電発生時に正常に動作するかどうかを確認するために備えられ、直列接続したテスト抵抗とテストスイッチとで構成されるテスト回路において、テスト回路の一方端をトリップコイルの2次側に接続したことにより、零相変流器や漏電検出IC等が故障した状態でテストスイッチを押し続けた場合でも主接点を遮断させるのでテスト抵抗を破裂させたり焼損させたりすることがなく、漏電遮断器の破裂や焼損を防止するという効果がある。また、部品点数を増加させず、コストが上がらないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏電遮断器の回路図である。
【図2】従来の漏電遮断器の回路図である。
【符号の説明】
1…漏電遮断器
2…零相変流器
3…トリップコイル
4…漏電検出IC
5…主接点
6…引き外し装置
7…テスト回路
8…テスト抵抗
9…テストスイッチ
L1,L2…主回路

Claims (1)

  1. 主回路を貫通させた零相変流器によって前記主回路の漏電を検出すると漏電検出ICからの出力によってトリップコイルを励磁し、該トリップコイルの励磁によって引き外し装置を動作させて主接点を遮断する漏電遮断器が漏電発生時に正常に動作するかどうかを確認するために備えられ、直列接続したテスト抵抗とテストスイッチとで構成されるテスト回路において、該テスト回路の一方端を前記トリップコイルの2次側に接続したことを特徴とする漏電遮断器のテスト回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102099979A (zh) * 2008-07-15 2011-06-15 西门子公司 通过故障电流保护设备执行自测试的方法以及故障电流保护设备

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