JPH10136281A - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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Publication number
JPH10136281A
JPH10136281A JP28627496A JP28627496A JPH10136281A JP H10136281 A JPH10136281 A JP H10136281A JP 28627496 A JP28627496 A JP 28627496A JP 28627496 A JP28627496 A JP 28627496A JP H10136281 A JPH10136281 A JP H10136281A
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JP
Japan
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video signal
signal
scanning
video
compression
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Application number
JP28627496A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Rokusha
和彦 六車
Yoshihiko Ogawa
佳彦 小川
Hisakatsu Ito
寿勝 伊東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順次走査の第1の映像信号Saと飛越走査の
第2の映像信号Sbを1つの映像表示装置に2画面表示
可能にする。 【解決手段】 1H間引き及び水平処理回路201は、
第1の映像信号Saを1Hごとに選択/非選択を切り換
えて1H単位の間引き処理を行い、選択された走査線l
pi1等を2H期間を越えない範囲で伸長する。子画面
処理回路202は、第2の映像信号Sbを第1の映像信
号Saに同期させるとともに1以下の任意の比率で圧縮
する。信号切換部203は、第1の映像信号Saの2H
期間内で回路201からの第1の映像信号Sa’と回路
202からの第2の映像信号Sb’を交互に切り換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2系統の映像信号
を1つの映像表示装置に2画面表示可能にする映像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本で放送されているNTSC方
式の映像信号はアスペクト比4:3の画像を前提とした
ものである。ところが近年、アスペクト比16:9のワ
イド画面テレビジョン受像機の普及に伴い、アスペクト
比4:3の映像をアスペクト比16:9のワイド画面に
表示するために、様々な表示形態が考案されている。そ
のひとつが、2系統の映像信号を左右に並べて表示する
いわゆるダブルウィンドウと呼ばれているものである。
【0003】図10は、ダブルウィンドウ処理を行う従
来の映像処理装置のブロック図である。図11は、図1
0中の各部の信号を模式的に示したものである。実際に
は走査期間には、水平帰線消去期間として画像の無い期
間が存在する。以下では図10、11を用いて従来の映
像処理装置の構成と動作を説明する。
【0004】2系統の第1と第2の飛越映像信号(以
下、第1と第2の映像信号という)Sa、Sbは、それ
ぞれ図10の入力端子11、12に入力される。例え
ば、第1の映像信号Saは図11(a)、第2の映像信
号信号Sbは図11(c)のようであるとする。図中l
a1、la2等は1水平走査期間の映像信号を示す。
【0005】但し、説明の簡単化のため、図11(c)
に示した第2の映像信号Sbは、図11(a)の第1の
映像信号Saとフレームのタイミングを同期させた後の
もので、フレームの開始、各ラインの開始のタイミング
は第1と第2の映像信号SaとSbで全く同一であると
した。フレームタイミングの同期については後述する。
【0006】また、前記第1の映像信号Saの同期信号
Daは入力端子14に、前記第2の映像信号Sbの同期
信号Dbは入力端子15にそれぞれ入力される。尚、後
述するように同期信号Daは、第1の映像信号Saのフ
レームの開始タイミング及び各走査線の開始タイミング
を表している。そして同期信号Dbは、第2の映像信号
Sbのフレームの開始タイミング及び各走査線の開始タ
イミングを表している。
【0007】入力端子14より入力された第1の映像信
号Saの同期信号Daは、水平1/2圧縮回路(以下、
水平圧縮回路という)101及び子画面処理回路102
に供給される。入力端子15より入力された2の映像信
号Sbの同期信号Dbは、子画面処理回路102に供給
される。
【0008】入力端子11より入力された第1の映像信
号Saは、水平圧縮回路101に供給される。水平圧縮
回路101は、入力された同期信号Daを用いて、入力
された第1の映像信号Saを1走査線(1H)期間の信
号la1を、次の様に処理する。図11(b)のように
最初の1/2H期間はla1を1/2に圧縮したla
1’を、次の1/2H期間は映像の無い期間となるよう
にした、圧縮された第1の映像信号Sa’を、信号切換
部103に供給する。同様にla1以降の第1の映像信
号la2等もla2’等のように1H毎に圧縮され、信
号切替部103の第1の入力端子16に供給される。
【0009】次に、入力端子12より入力された第2の
映像信号Sbは、図9の子画面処理回路102に供給さ
れる。
【0010】図10の子画面処理回路102は、第1の
映像信号Saの同期信号Daと第2の映像信号の同期信
号Dbを用いて、第2の映像信号Sbを第1の映像信号
Saとフレームのタイミングを同期させ、図11(d)
のように、最初の1/2H期間は映像信号の無い期間と
し、後の1/2H期間は入力された第2の映像信号Sb
の1H期間の信号lb1等を1/2の表示期間に圧縮し
たlb1’等とする圧縮された第2の映像信号Sb’
を、信号切換部103の第2の入力端子17に供給す
る。子画面処理回路102は、最初の1/2H期間はL
ow、後の1/2H期間はHighとなる切換信号SE
Lを、信号切換部103の第3の入力端子18に供給す
る。
【0011】信号切換部103は図11(f)のよう
に、子画面処理部102より供給される切換信号SEL
がLowの期間は第1の映像信号Sa’、切換信号SE
LがHighの期間は第2の映像信号Sb’を選択し、
選択した映像信号Soを出力端子13に出力する。
【0012】実際には、子画面処理回路102は、例え
ば図12のような構成で実現できる。また、図13は、
図12の各部の信号を摸式的に表したものである。以
下、子画面処理回路102の動作を、図12と図13を
用いて説明する。
【0013】ここで同期信号Daは、前記第1の映像信
号Saのフレームの開始タイミング及び各走査線の開始
タイミングを表しているとする(図13(a))。同様
に同期信号Dbは、前記第2の映像信号Sbのフレーム
の開始タイミング及び各走査線の開始タイミングを表し
ているとする(図13(b))。
【0014】第2の映像信号Sbの同期信号Dbは入力
端子14から入力され、書き込み制御部105及び読み
出し制御部106に供給される。第1の映像信号Saの
同期信号Daは端子15から入力され、読み出し制御部
106に供給される。
【0015】書き込み制御部105は同期信号Dbを用
いて、書き込み開始信号WR、書き込み許可信号WEを
生成し、メモリ104に供給する。また、読み出し制御
部106は同期信号Da及びDbを用いて、読み出し開
始信号RR、読み出し許可信号REと親子画面の切替信
号SELを生成し、RR及びREはメモリ104に、S
ELは出力端子18に供給する。
【0016】メモリ104は、入力端子12より供給さ
れた第2の映像信号Sb(図13(c))を書き込み制
御部105から供給された書き込み開始信号WRに従っ
て、メモリ104の先頭番地から書き込みを開始し、書
き込み制御部106から供給された書き込み許可信号W
Eに従って、メモリ104への書き込み実行/書き込み
停止を切り換える。
【0017】ここで、書き込み開始信号WRは、第2の
映像信号Sbのフレームの開始タイミングに開始パルス
を供給し、書き込み許可信号WEは1画素毎に書き込み
の実行/停止を切り換える。このとき、メモリ104に
は第2の映像信号Sbを1/2に間引いた信号が、フレ
ームの先頭から順に格納される。
【0018】第2の映像信号Sbを1/2に間引いた信
号が格納されたメモリ104は、読み出し制御部106
から供給された読み出し開始信号RRに従って、書き込
んだデータの読み出しをメモリ104の先頭番地から開
始し、読み出し制御部106から供給された読み出し許
可信号REに従って、読み出しの実行/停止を切り換え
る。ここで、読み出し開始信号RRは、第1の映像信号
Saのフレームの開始タイミングに開始パルスを供給す
る。
【0019】また、読み出し許可信号REは第1の映像
信号Saの1H期間を前半と後半で1/2に分割し、前
半の1/2は読み出し停止、後半の1/2は読み出しを
許可する。
【0020】親子画面の切換信号SELは、読み出し許
可信号REと同様に、第1の映像信号Saの1H期間を
前半と後半で1/2に分割し、前半の1/2はLow、
後半の1/2はHighとする。
【0021】このような処理を行うことにより、子画面
処理回路102では、前記第2の映像信号Sbを水平に
1/2圧縮する処理と、前記第2の映像信号Sbを前記
第1の映像信号Saのフレームタイミングに同期させる
処理を同時に行なうことができる。
【0022】本例では単純に間引き処理を行なったが、
高周波成分の折り返しを防ぐために、間引きの前段に低
域透過フィルタを挿入することがある。
【0023】以上のような処理を行って得られた映像信
号Soを、CRT等の映像表示装置で表示すれば、2系
統の第1と第2の映像信号Sa,Sbを左右に並べた映
像となる。
【0024】但し、それぞれの第1と第2の映像信号S
a、Sbは水平方向に1/2に圧縮されているため、そ
のまま表示すると、縦長の映像になってしまう。従っ
て、映像の真円率をある程度保たせるために、垂直偏向
の調整、映像を表示する走査線数を減少させる走査線変
換などを行なうことがある。
【0025】以上で述べたようなダブルウィンドウ表示
の技術は、飛越走査であるNTSC信号を入力するテレ
ビジョン受像機で実現されている。
【0026】上で述べた手法は、理論的には、コンピュ
ータ画像などに多く使用される順次走査信号を入力する
受像機にもそのまま当てはめることができる。しかし、
順次走査信号と飛越走査信号をダブルウィンドウ表示す
る場合には、飛越走査信号を順次走査に変換する等、処
理が複雑になってしまう。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】2画面を左右に並べて
表示するテレビジョン受像機では、入力する2系統の映
像信号がともに飛越走査の映像信号のものしか実現され
ていない。
【0028】そこで本発明は、順次走査の第1の映像信
号と飛越走査の第2の映像信号の2系統の両入力映像信
号を、1つの映像表示装置に2画面表示可能にする映像
処理装置を提供することを目的とする。
【0029】また本発明は、順次走査の第1の映像信号
と順次走査の第2の映像信号の2系統の両入力映像信号
を、1つの映像表示装置に2画面表示可能にする映像処
理装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
(第1の構成例)順次走査の第1の映像信号を入力する
第1の入力手段と、飛越走査の第2の映像信号を入力す
る第2の入力手段と、前記第2の映像信号を前記第1の
映像信号に同期させる同期手段と、前記第1の映像信号
に同期させた前記第2の映像信号を任意の比率で水平方
向に圧縮または伸長する第1の圧縮または伸長手段と、
前記第1の映像信号を走査線1本毎に選択、非選択を切
り換える選択手段と、前記選択手段で選択した前記第1
の映像信号を水平方向に任意の比率で伸長または圧縮す
る第2の伸長または圧縮手段と、前記第2の圧縮または
伸長手段からの前記第1の映像信号と前記第1の伸長ま
たは圧縮手段からの前記第2の映像信号を前記第1の映
像信号の2走査期間内で交互に切り換えて、水平走査周
波数が前記第1の映像信号の1/2である飛越走査の映
像信号を出力する信号切換手段とを具備することを特徴
とする。
【0031】(第2の構成例)飛越走査の第1の映像信
号を入力する第1の手段と、順次走査の第2の映像信号
を入力する第2の入力手段と、前記第2の映像信号を前
記第1の映像信号に同期させる同期手段と、前記第1の
映像信号に同期させた前記第2の映像信号を水平方向に
任意の比率で伸長または圧縮する第1の伸長または圧縮
手段と、前記第1の映像信号を圧縮または伸長する第2
の圧縮または伸長手段と、前記第2の圧縮または伸長手
段からの前記第1の映像信号と第1の伸長または圧縮手
段からの前記第2の映像信号を前記第1の映像信号の1
走査期間内で交互に切り換えて、水平走査周波数が前記
第1の映像信号と同一である飛越走査の映像信号を出力
する信号切換手段とを具備したことを特徴とする。
【0032】(第3の構成例)順次走査の第1の映像信
号を入力する第1の入力手段と、飛越走査の第2の映像
信号を入力する第2の入力手段と、前記第2の映像信号
を前記第1の映像信号に同期させる同期手段と、前記第
2の映像信号を水平方向に1/2水平圧縮する圧縮手段
と、前記第1の映像信号と前記圧縮手段からの前記第2
の映像信号を前記第1の映像信号の2走査期間内で交互
に切り換えて、水平走査周波数が前記第1の映像信号の
1/2である飛越走査の映像信号を出力する信号切換手
段とを具備することを特徴とする。
【0033】(第4の構成例)順次走査の第1の映像信
号を入力する第1の入力手段と、順次走査の第2の映像
信号を入力する第2の入力手段と、前記第2の映像信号
を前記第1の映像信号に同期させる同期手段と、前記第
1の映像信号と前記同期手段からの前記第2の映像信号
を前記第1の映像信号の2走査期間内で交互に切り換え
て、水平走査周波数が前記第1の映像信号の1/2であ
る飛越走査の映像信号を出力する信号切換手段とを具備
することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の映像処理装置の
第1の実施の形態の構成を示す。また図2は、図1の各
部における信号を模式的に示したものである。
【0035】図1の入力端子21には、順次走査の第1
の映像信号Saが入力される。入力端子22には、第1
の映像信号Saと1フレームの走査線数が同一で、フレ
ーム周波数が2倍の飛越走査の第2の映像信号Sbが入
力される。図2(a)、(d)にはそれぞれ第1の映像
信号Sa、第2の映像信号Sbを示す。
【0036】説明の簡単化のため、図2(d)の第2の
映像信号Sbは第1の映像信号Saにフレームタイミン
グを既に同期させてあるものとして表示してある。
【0037】また、図2(a)でlp1、lp2等は、
第1の映像信号Saにおける1走査期間の映像信号を示
す。同様に図2(d)でli1、li2等は第2の映像
信号Sbにおける1走査期間の映像信号を示す。従っ
て、第2の映像信号Sbの1走査期間は、第1の映像信
号Saの2走査期間に相当する。以後の説明では、1H
期間は第1の映像信号Saの1走査期間を表すものと
し、第2の映像信号Sbの1走査期間は2H期間と称す
ることにする。
【0038】また図1で、入力端子25には第1の映像
信号Saの同期信号Daが入力され、1H間引き及び水
平処理回路201に供給される。入力端子26には第2
の映像信号Sbの同期信号Dbが入力され、子画面処理
回路202に供給される。尚、同期信号Daは、第1の
映像信号Saのフレームの開始タイミング及び各走査線
の開始タイミングを示している。そして、同期信号Db
は、第2の映像信号Sbのフレームの開始タイミング及
び各走査線の開始タイミングを示している。
【0039】入力端子21に入力された第1の映像信号
Saは、1H間引き及び水平処理回路201に供給さ
れ、図2(b)のように1Hごとに、例えば奇数番の走
査線は選択、偶数番の走査線は非選択というように選択
/非選択を切り換えて間引き処理を行う。そして、選択
した走査線に水平処理を施した第1の映像信号Sa’を
信号切換部203に供給する。
【0040】ここで水平処理とは、例えば図2(c)の
ように、選択した走査線lp1等を伸長または圧縮した
lp1’のような信号とする。但し、2H期間を越えて
伸長した場合は、越えた部分は切り捨てるものとする。
【0041】ここで述べた1H間引き処理は、第1の映
像信号Saを飛越走査信号に変換し、さらに水平方向に
1/2に圧縮したのと同等の効果を持つ。
【0042】図3(a)のような順次走査の信号を、飛
越走査の信号に変換するには、最も単純には図3(b)
のように順次走査の信号を1Hごとに選択/非選択を切
り換えて1H単位の間引き処理を行い、選択した走査線
の走査に要する時間を2倍に伸長すればよい。
【0043】この伸長した信号を水平方向に1/2に圧
縮すると、図3(c)のようになる。従って、図3
(c)で示した映像信号は、第1の映像信号Saを1H
間引き処理し、水平方向に2倍に伸長し、その後水平方
向に1/2に圧縮したことになり、結果としては図2
(b)と同等な信号である。
【0044】故に、図2(b)で示した1H間引き処理
された信号は、第1の映像信号Saを飛越走査信号に変
換し、さらに水平方向に1/2に圧縮したものと同等な
信号であるといえる。
【0045】図1の入力端子22に入力された第2の映
像信号Sbは、子画面処理回路202に供給される。子
画面処理回路202は、第1の映像信号Saの同期信号
Daと、第2の映像信号Sbの同期信号Dbを用いて、
入力された第2の映像信号Sbのフレームの開始タイミ
ングを、第1の映像信号Saの奇数番目のフレームの開
始タイミングに同期させ、図2(e)のli1’等のよ
うに、映像信号li1等を前記1H間引き及び水平処理
回路201から出力された第1の映像信号のlp1’等
の映像期間を除く期間内に圧縮または伸長し、信号切換
部203に供給する。
【0046】また、子画面処理回路202は、同時に1
H間引き及び水平処理回路201からの第1の第1の映
像信号Sa’の映像表示期間はLow、子画面処理回路
202からの第2の映像信号Sb’の映像表示期間はH
ighとなる切換信号SELを出力し、信号切換部20
3に供給する。
【0047】信号切替部203は、切替信号SELがL
owの時は1H間引き及び水平処理回路201から供給
される第1の映像信号Sa’を選択し、切換信号SEL
がHighの時は子画面処理回路202から供給される
第2の映像信号Sb’を選択し、図2(g)のように選
択した出力映像信号Soiを出力端子23または、順次
走査変換処理回路204に供給する。
【0048】ここで子画面処理回路202は、従来例で
述べた図12のものとほぼ同様の構成で実現できる。相
違は、入力される同期信号Daが順次走査の第1の映像
信号Saのものである点、従来例では水平1/2圧縮で
あったのに対して、本実施例では1以下の任意の比率の
圧縮であるという点である。比率の相違については、書
き込み制御部105から供給される書き込み許可信号W
Eを変化させることにより目的の比率とすることができ
る。但し、メモリの前段に適当な低域通過フィルタを入
れる場合もある。
【0049】従って、出力端子23には、順次走査の第
1の映像信号Saと走査線数が同一で、フレーム周波数
が1/2倍の飛越走査の映像信号Soiが供給される。
この映像信号SoiをCRT等の飛越映像信号表示装置
に表示させると、順次走査の第1の映像信号Saと飛越
走査の第2の映像信号Sbを左右に並べて表示すること
ができる。
【0050】さらに、前記従来の技術では左右の映像の
大きさの比率が1:1であったが、本実施の形態によれ
ば、左右の大きさの比率を自由に変えることができる。
【0051】さらに、左右それぞれの画面内で画面の位
置によって、伸長や圧縮などの処理を加えることができ
る。
【0052】また、順次走査変換処理回路204は、入
力された飛越映像信号Soiを順次走査信号に変換し、
図2(h)のような、順次走査に変換された映像信号S
opを出力端子24に出力する。
【0053】ここで、図8と図9を用いて、順次走査変
換処理回路204の構成の一例とその動作を簡単に説明
する。順次走査変換処理回路204は、図8(a)の構
成からなる。図8(a)の中の垂直補間回路501は、
図8(b)のように構成されている。図8(a)の中の
2倍速変換回路502、503は、それぞれ図8(c)
のように構成されている。上記構成からなる順次走査変
換処理回路204は、図9に示すように動作する。
【0054】従って、出力端子24には、入力された第
1の映像信号Saと同一走査線数、同一フレーム周期の
順次走査の映像信号Sopが供給される。この映像信号
をCRT等の順次映像信号表示装置に表示させると、順
次走査の第1の映像信号Saと飛越走査の第2の映像信
号Sbを左右に並べて表示することができる。
【0055】さらに、前記従来の技術では左右の映像の
大きさの比率が1:1であったが、本実施例によれば、
左右の大きさの比率を自由に変えることができる。
【0056】さらに、左右それぞれの画面内で画面の位
置によって、伸長や圧縮などの処理を加えることができ
る。
【0057】尚、図1において飛越走査の第2の映像信
号Sbを入力端子21に入力し、順次走査の第1の映像
信号Saを入力端子22に入力しても良い。このとき、
1H間引き及び水平処理回路201の代わりに、第2の
映像信号Sbを水平方向に伸長または圧縮する水平処理
回路を設ける。また、子画面処理回路202は、第1の
映像信号Saを第2の映像信号Sbに同期させるととも
に水平方向に伸長または圧縮する。
【0058】以上で述べた2画面表示を行う映像処理装
置では、1H間引き及び水平処理回路201と、子画面
処理回路202において水平の圧縮・伸長処理を行って
自由に左右の比率を変化させることができるようにした
ものであったが、第1と第2の映像信号Sa、Sbを単
純に1/2に圧縮し、左右の比率が1:1であるような
映像処理装置では、図4のように簡単化することができ
る。
【0059】以下では、図4を用いて本発明の映像処理
装置の第2の実施の形態について説明する。また、図5
に、図4の各部における信号を模式的に示す。図4の中
で図1と同一参照番号を付した構成要素は、図1と同一
の処理を行うものとし、詳細な説明は省略する。但し、
子画面処理回路202の動作は、図1のものとは少し異
なる。
【0060】子画面処理回路202で、入力された飛越
走査の第2の映像信号Sbに施される水平処理は図5
(c)のように、順次走査の第1の映像信号Saの偶数
番目の走査期間への1/2圧縮された映像信号Sb’と
なる。
【0061】また、子画面処理回路202から出力され
る切換信号SELは、図5(d)のように第1の映像信
号Saの奇数番の走査線時はLow、偶数番の走査線時
はHighとなる。
【0062】従って、信号切換部203では、切換信号
SELがLowの場合は第1の映像信号Saを選択し、
切換信号SELがHighの場合は子画面処理回路20
2からの第2の映像信号Sb’を選択し、図5(e)の
ような映像信号Soiを出力端子23または、順次走査
変換処理回路204に供給する。
【0063】以上のような構成によれば、出力端子23
からは、順次走査の第1の映像信号Saと飛越走査の第
2の映像信号Sbを左右に並べて表示する飛越走査の映
像信号Soiが出力される。また、出力端子24から
は、順次走査の第1の映像信号Saと飛越走査の第2の
映像信号Sbを左右に並べて表示する順次走査の映像信
号Sopが出力される。
【0064】従って、単純に左右に並べる画像の比率を
1:1とする場合は、第1の実施例の図1から、1H間
引き及び水平処理回路201を取り除いた図4のような
構成とする事ができる。
【0065】第1、第2の実施例では、2系統の映像信
号入力のうち1系統が順次走査映像信号で他の1系統が
飛越走査映像信号であったが、2系統ともが順次走査映
像信号である場合にも、本発明は有効である。
【0066】図6は2系統の映像信号がともに順次走査
映像信号である場合の、本発明による映像処理装置の第
3の実施の形態の構成を示す。図6の中で図4と同じ参
照番号を付した構成要素は、図4と同じ機能をもつもの
とし、詳細な説明は省略する。また、図7は図6の各部
における信号を模式的に示したものである。順次走査の
第1の映像信号Saと順次走査の第2の映像信号Sc
は、走査線数、フレーム周波数ともに同一の映像信号で
あるとする。
【0067】図4と図6の差異は、図4では第2の映像
信号Sbは飛越走査の第2の映像信号であったが、図6
では順次走査の第2の映像信号Scである点、同時に、
図4の第2の同期信号Dbは飛越走査の第2の映像信号
Sbに対応する同期信号Dbであったが、図6の第2の
映像信号Scの同期信号Dcは順次走査の第2の映像信
号Scに対応する同期信号である点、図4の子画面処理
回路202では入力する映像信号は飛越走査の第2の映
像信号Sbであったのに対し、図6の子画面処理回路3
01では入力する映像信号が順次走査の第2の映像信号
Scである点、の3点である。
【0068】しかし、図6の子画面処理回路301の
は、構成は図12と同一であるが、ここでは単に第2の
映像信号Scを第1の映像信号Saにフレーム同期させ
る動作を行う。
【0069】従って、出力端子23には第1の映像信号
Saと第2の映像信号Scという2系統の映像を左右に
並べた映像信号Soiが出力され、入力した第1の映像
信号Sa及び第2の映像信号Scと走査線数が同一で、
フレーム周波数が1/2の飛越走査の信号で得られる。
【0070】さらに、出力端子24には、第1の映像信
号Saと第2の映像信号Scという2系統の映像を左右
に並べた映像信号Sopが、第1の映像信号Saと第2
の映像信号Scと同一の走査線数、同一フレーム周波数
の順次走査の信号で得られる。
【0071】尚、図1の第1の実施の形態と同様に、入
力端子12と信号切換部203の間に1H間引き及び水
平処理回路201を配置し、1H間引き処理は行わず第
1の映像信号Saを水平方向に伸長または圧縮しても良
い。そして子画面処理回路301で、第2の映像信号S
cを第1の映像信号に同期させるとともに水平方向に圧
縮または伸長しても良い。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、走査の種類に関わらず
2系統の入力映像信号を、1つの映像表示装置に2画面
表示可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像処理装置の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の各部における信号を模式図である。
【図3】順次走査の信号がを飛越走査の信号に変換され
た後水平方向に2倍に伸長され、さらに水平1/2圧縮
された信号の模式図である。
【図4】本発明の映像処理装置の第2の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4の各部における信号の模式図である。
【図6】本発明の映像処理装置の第3の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図7】図6の各部における信号の模式図である。
【図8】図1、図4、図6の中の順次走査変換処理回路
204の構成を示すブロック図である。。
【図9】図8の順次走査変換処理回路204の動作を説
明するための信号模式図である。
【図10】従来の映像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図11】図11の各部における信号の模式図である。
【図12】図10の子画面処理回路102の構成を示す
ブロック図である。
【図13】図12の各部における信号の模式図である。
【符号の説明】
201・・・1H間引き及び水平処理回路、202・・
・子画面処理回路、203・・・信号切換部、204・
・・順次走査変換処理回路、301・・・子画面処理回
路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次走査の第1の映像信号を入力する第
    1の入力手段と、 飛越走査の第2の映像信号を入力する第2の入力手段
    と、 前記第2の映像信号を前記第1の映像信号に同期させる
    同期手段と、 前記第1の映像信号に同期させた前記第2の映像信号を
    任意の比率で水平方向に圧縮または伸長する第1の圧縮
    または伸長手段と、 前記第1の映像信号を走査線1本毎に選択、非選択を切
    り換える選択手段と、 前記選択手段で選択した前記第1の映像信号を水平方向
    に任意の比率で伸長または圧縮する第2の伸長または圧
    縮手段と、 前記第2の圧縮または伸長手段からの前記第1の映像信
    号と前記第1の伸長または圧縮手段からの前記第2の映
    像信号を前記第1の映像信号の2走査期間内で交互に切
    り換えて、 水平走査周波数が前記第1の映像信号の1/2である飛
    越走査の映像信号を出力する信号切換手段とを具備する
    ことを特徴とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 飛越走査の第1の映像信号を入力する第
    1の手段と、 順次走査の第2の映像信号を入力する第2の入力手段
    と、 前記第2の映像信号を前記第1の映像信号に同期させる
    同期手段と、 前記第1の映像信号に同期させた前記第2の映像信号を
    水平方向に任意の比率で伸長または圧縮する第1の伸長
    または圧縮手段と、 前記第1の映像信号を圧縮または伸長する第2の圧縮ま
    たは伸長手段と、 前記第2の圧縮または伸長手段からの前記第1の映像信
    号と第1の伸長または圧縮手段からの前記第2の映像信
    号を前記第1の映像信号の1走査期間内で交互に切り換
    えて、水平走査周波数が前記第1の映像信号と同一であ
    る飛越走査の映像信号を出力する信号切換手段とを具備
    したことを特徴とする映像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の映像信号の伸長または圧縮を
    前記第1の映像信号の1走査期間で行い、前記第1の映
    像信号には伸長または圧縮を行なわず走査線の選択のみ
    を行うことを特徴とする請求項1記載の映像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の映像信号の伸長または圧縮を
    第2の映像信号の1走査期間で行い、前記第2の映像信
    号には伸長または圧縮を行なわないことを特徴とする請
    求項2記載の映像処理装置
  5. 【請求項5】 順次走査の第1の映像信号を入力する第
    1の入力手段と、 飛越走査の第2の映像信号を入力する第2の入力手段
    と、 前記第2の映像信号を前記第1の映像信号に同期させる
    同期手段と、 前記第2の映像信号を水平方向に1/2水平圧縮する圧
    縮手段と、 前記第1の映像信号と前記圧縮手段からの前記第2の映
    像信号を前記第1の映像信号の2走査期間内で交互に切
    り換えて、水平走査周波数が前記第1の映像信号の1/
    2である飛越走査の映像信号を出力する信号切換手段と
    を具備することを特徴とする映像処理装置。
  6. 【請求項6】 順次走査の第1の映像信号を入力する第
    1の入力手段と、 順次走査の第2の映像信号を入力する第2の入力手段
    と、 前記第2の映像信号を前記第1の映像信号に同期させる
    同期手段と、 前記第1の映像信号と前記同期手段からの前記第2の映
    像信号を前記第1の映像信号の2走査期間内で交互に切
    り換えて、水平走査周波数が前記第1の映像信号の1/
    2である飛越走査の映像信号を出力する信号切換手段と
    を具備することを特徴とする映像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記同期手段は、前記第2の映像信号を
    前記第1の映像信号に同期させるとともに前記第2の映
    像信号を水平方向に伸長または圧縮し、 前記第1の入力手段と前記信号切換手段の間に前記第1
    の映像信号を水平方向に圧縮または伸長する圧縮または
    伸長手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の映像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記信号切換手段からの前記飛越走査の
    映像信号を2倍の水平走査周波数の順次走査の映像信号
    に変換する順次走査変換処理手段を具備したことを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の映像処理装
    置。
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