JPH10135745A - 増幅回路 - Google Patents
増幅回路Info
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- JPH10135745A JPH10135745A JP29068996A JP29068996A JPH10135745A JP H10135745 A JPH10135745 A JP H10135745A JP 29068996 A JP29068996 A JP 29068996A JP 29068996 A JP29068996 A JP 29068996A JP H10135745 A JPH10135745 A JP H10135745A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーディオアンプなどに用いられる増幅回路
の高効率対策において必須のスイッチングノイズの影響
の改善を目的とする。 【解決手段】 入力信号ASを増幅して増幅信号ZSを出力
する増幅部13と、第1の電圧±VccL と、該第1の電圧
±VccL に比して高い第2の電圧±VccH との何れか
を、増幅信号ZSに応じて選択し、増幅部13の電源電圧±
Vcとして供給する選択切換回路11,12 とを具備し、選
択切換回路11,12 は、増幅部13又は選択切換回路11,12
の近くでAMラジオが動作している間は、増幅信号ZSの
大小に関らず第1の電圧±VccL を選択すること。
の高効率対策において必須のスイッチングノイズの影響
の改善を目的とする。 【解決手段】 入力信号ASを増幅して増幅信号ZSを出力
する増幅部13と、第1の電圧±VccL と、該第1の電圧
±VccL に比して高い第2の電圧±VccH との何れか
を、増幅信号ZSに応じて選択し、増幅部13の電源電圧±
Vcとして供給する選択切換回路11,12 とを具備し、選
択切換回路11,12 は、増幅部13又は選択切換回路11,12
の近くでAMラジオが動作している間は、増幅信号ZSの
大小に関らず第1の電圧±VccL を選択すること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は増幅回路に関し、更
に詳しく言えば、オーディオアンプなどに用いられる増
幅回路の高効率対策において必須のスイッチングノイズ
の影響の改善を目的とする。
に詳しく言えば、オーディオアンプなどに用いられる増
幅回路の高効率対策において必須のスイッチングノイズ
の影響の改善を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来例に係るオーディオアンプについて
以下で説明する。従来、一定電圧を電源電圧としていた
オーディオアンプにおいては、そのアンプの最大出力に
対応する必要があるため、常時最大出力を取り出せるほ
どの高電圧でアンプを駆動していた。
以下で説明する。従来、一定電圧を電源電圧としていた
オーディオアンプにおいては、そのアンプの最大出力に
対応する必要があるため、常時最大出力を取り出せるほ
どの高電圧でアンプを駆動していた。
【0003】このような回路では、出力が微小なレベル
であったような場合においても、上述の高電圧でアンプ
を駆動するために、小レベルの出力でもアンプ内の消費
電力は必要以上に大きくなり、アンプの効率が低くなっ
ていた。特に車載用のオーディオアンプなどのように、
電源電圧が低く、消費電力のロスが無視出来ないような
回路に適用した場合にこの問題が顕著に現れていた。
であったような場合においても、上述の高電圧でアンプ
を駆動するために、小レベルの出力でもアンプ内の消費
電力は必要以上に大きくなり、アンプの効率が低くなっ
ていた。特に車載用のオーディオアンプなどのように、
電源電圧が低く、消費電力のロスが無視出来ないような
回路に適用した場合にこの問題が顕著に現れていた。
【0004】そこで、アンプの高効率化を図るために、
電源切替方式と称する以下のような回路が提案されてい
た。この回路は、図3に示すように、スイッチング回路
SW10,SW20、アンプAP0、ダイオードD1
0,D20、コンパレータCP10,CP20を有し、
入力信号ASを増幅して増幅信号ZSをスピーカSPに
出力する回路であって、±21Vの低電圧±VccL と±
31Vの高電圧±VccH を生成する不図示の2系統の電
源回路を用いて、増幅信号ZSが小さいときには±21
Vの低電圧±VccL をアンプAP0の電源電圧±Vcと
し、大きいときには±31Vの高電圧±VccH を用いる
というように、増幅信号ZSの大小に応じて電源電圧を
切り替える回路である。
電源切替方式と称する以下のような回路が提案されてい
た。この回路は、図3に示すように、スイッチング回路
SW10,SW20、アンプAP0、ダイオードD1
0,D20、コンパレータCP10,CP20を有し、
入力信号ASを増幅して増幅信号ZSをスピーカSPに
出力する回路であって、±21Vの低電圧±VccL と±
31Vの高電圧±VccH を生成する不図示の2系統の電
源回路を用いて、増幅信号ZSが小さいときには±21
Vの低電圧±VccL をアンプAP0の電源電圧±Vcと
し、大きいときには±31Vの高電圧±VccH を用いる
というように、増幅信号ZSの大小に応じて電源電圧を
切り替える回路である。
【0005】上記回路によれば、入力信号ASが小レベ
ルで±21Vを超えない場合にはコンパレータCP1
0,CP20の出力がハイレベル(以下で“H”と称す
る)であって、スイッチング回路SW10,SW20は
それぞれOFFしており、アンプAPには低電圧側の±
21Vの電圧が電源電圧±Vcとして印加され、入力信
号ASが増幅されて増幅信号ZSが生成されてスピーカ
SPに出力される。
ルで±21Vを超えない場合にはコンパレータCP1
0,CP20の出力がハイレベル(以下で“H”と称す
る)であって、スイッチング回路SW10,SW20は
それぞれOFFしており、アンプAPには低電圧側の±
21Vの電圧が電源電圧±Vcとして印加され、入力信
号ASが増幅されて増幅信号ZSが生成されてスピーカ
SPに出力される。
【0006】その後、増幅信号ZSが大レベルとなって
±21Vの電源電圧±Vcを超えてしまうほどになる
と、増幅信号ZSと電源電圧±Vcとを常時検出してい
るコンパレータCP10,CP20の出力がローレベル
(以下“L”と称する)になり、スイッチング回路SW
1,SW2がそれぞれONし、±31Vの高電圧±Vcc
H がアンプAPに電源電圧±Vcとして供給され、これ
を用いて増幅信号ZSが生成される。
±21Vの電源電圧±Vcを超えてしまうほどになる
と、増幅信号ZSと電源電圧±Vcとを常時検出してい
るコンパレータCP10,CP20の出力がローレベル
(以下“L”と称する)になり、スイッチング回路SW
1,SW2がそれぞれONし、±31Vの高電圧±Vcc
H がアンプAPに電源電圧±Vcとして供給され、これ
を用いて増幅信号ZSが生成される。
【0007】このようにして図4に示すように増幅信号
ZSの大小に合わせて電源電圧を切換えて、小レベルの
ときには最大出力よりも低い±21Vという低電圧±V
ccLを電源電圧としてアンプに供給することにより、最
大出力に対応可能な一定電圧でアンプを常時駆動する場
合に比して、出力電力に対する消費電力のロスが少なく
なり、効率が向上する。
ZSの大小に合わせて電源電圧を切換えて、小レベルの
ときには最大出力よりも低い±21Vという低電圧±V
ccLを電源電圧としてアンプに供給することにより、最
大出力に対応可能な一定電圧でアンプを常時駆動する場
合に比して、出力電力に対する消費電力のロスが少なく
なり、効率が向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電源切替方式の回路では、増幅信号ZSの大小に応じて
スイッチング素子SW10,SW20が頻繁にON/O
FFを繰り返し、殆ど常時ON/OFF動作を繰り返し
ているほどなので、このスイッチングノイズの影響が周
辺にある機器に悪影響をもたらす場合がある。
電源切替方式の回路では、増幅信号ZSの大小に応じて
スイッチング素子SW10,SW20が頻繁にON/O
FFを繰り返し、殆ど常時ON/OFF動作を繰り返し
ているほどなので、このスイッチングノイズの影響が周
辺にある機器に悪影響をもたらす場合がある。
【0009】近年のオーディオシステムではチューナ、
アンプ、CDプレイヤーなどが一体化されているものが
多く、特にこのようなシステムにおいて、チューナーが
このアンプの近くで動作している時には、スイッチング
素子SW10,SW20のスイッチングノイズがラジオ
放送に漏れこんでしまい、チューナーから雑音として出
力されてしまうという問題が生じていた。特に高速動作
を行うSW10,SW20の高調波成分がノイズとして
AMラジオ周波数帯にのりやすいので、この現象が顕著
であった。
アンプ、CDプレイヤーなどが一体化されているものが
多く、特にこのようなシステムにおいて、チューナーが
このアンプの近くで動作している時には、スイッチング
素子SW10,SW20のスイッチングノイズがラジオ
放送に漏れこんでしまい、チューナーから雑音として出
力されてしまうという問題が生じていた。特に高速動作
を行うSW10,SW20の高調波成分がノイズとして
AMラジオ周波数帯にのりやすいので、この現象が顕著
であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図1に示すように、入力信号を
増幅して増幅信号を出力する増幅部と、第1の電圧と、
該第1の電圧に比して高い第2の電圧との何れかを、前
記増幅信号に応じて選択し、前記増幅部の電源電圧とし
て供給する選択切換回路とを具備し、前記選択切換回路
は、前記増幅部又は前記選択切換回路の近くでAMラジ
オが動作している間は、前記増幅信号の大小に関らず前
記第1の電圧を選択することを特徴とする増幅回路によ
り、上記課題を解決するものである。
に鑑み成されたもので、図1に示すように、入力信号を
増幅して増幅信号を出力する増幅部と、第1の電圧と、
該第1の電圧に比して高い第2の電圧との何れかを、前
記増幅信号に応じて選択し、前記増幅部の電源電圧とし
て供給する選択切換回路とを具備し、前記選択切換回路
は、前記増幅部又は前記選択切換回路の近くでAMラジ
オが動作している間は、前記増幅信号の大小に関らず前
記第1の電圧を選択することを特徴とする増幅回路によ
り、上記課題を解決するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下で本発明の実施形態に係る増
幅回路について図面を参照しながら説明する。この増幅
回路は、チューナ、CDプレイヤー、カセットテープレ
コーダーなどが一体化されているオーディオシステム等
に搭載され、チューナー等の機器に共用されているアン
プである。
幅回路について図面を参照しながら説明する。この増幅
回路は、チューナ、CDプレイヤー、カセットテープレ
コーダーなどが一体化されているオーディオシステム等
に搭載され、チューナー等の機器に共用されているアン
プである。
【0012】本実施形態に係る増幅回路は、図1に示す
ように、第1の選択切換回路11,第2の選択切換回路
12及びアンプ13を有し、増幅信号ZSが小さいとき
には±21Vの低電圧±VccL をアンプ13の電源電圧
±Vcとして用い、大きいときには±31Vの高電圧±
VccH を電源電圧±Vcとして用いるというように、増
幅信号ZSの大小に応じてアンプ13の電源電圧を切り
替える回路である。なお、低電圧±VccL は第1の電圧
の一例であり、高電圧±VccH は第2の電圧の一例であ
る。
ように、第1の選択切換回路11,第2の選択切換回路
12及びアンプ13を有し、増幅信号ZSが小さいとき
には±21Vの低電圧±VccL をアンプ13の電源電圧
±Vcとして用い、大きいときには±31Vの高電圧±
VccH を電源電圧±Vcとして用いるというように、増
幅信号ZSの大小に応じてアンプ13の電源電圧を切り
替える回路である。なお、低電圧±VccL は第1の電圧
の一例であり、高電圧±VccH は第2の電圧の一例であ
る。
【0013】第1の選択切換回路11は、第1のコンパ
レータCP1,第1のスイッチング素子SW1を有し、
増幅信号ZSの大小に応じて低電圧+VccL と高電圧+
VccH との何れかを選択し、アンプ13の正側の電源電
圧として供給する回路である。第1のコンパレータCP
1は、増幅信号ZSと正側の電源電圧+Vcとを常時検
出して比較し、正側の電源電圧+Vcが増幅信号ZSを
上回ると出力が“H”になり、電源電圧+Vcが増幅信
号ZSを下回ると出力が“L”になるという回路であ
る。
レータCP1,第1のスイッチング素子SW1を有し、
増幅信号ZSの大小に応じて低電圧+VccL と高電圧+
VccH との何れかを選択し、アンプ13の正側の電源電
圧として供給する回路である。第1のコンパレータCP
1は、増幅信号ZSと正側の電源電圧+Vcとを常時検
出して比較し、正側の電源電圧+Vcが増幅信号ZSを
上回ると出力が“H”になり、電源電圧+Vcが増幅信
号ZSを下回ると出力が“L”になるという回路であ
る。
【0014】第1のスイッチング素子SW1は、第1の
コンパレータCP1の出力が“H”のときにOFFし、
第1のコンパレータCP1の出力が“L”のときにON
することで、OFFしたときには低電圧+VccL をアン
プ13に供給し、ONしたときには高電圧+VccH をア
ンプ13に供給する回路である。本実施形態では、第1
のスイッチング素子SW1に、第1のコンパレータCP
1の出力と並列に1本の信号線が接続されている。この
信号線は、AMラジオが近くで動作していることを示す
AMラジオ動作信号AMを入力させる信号線である。従
って、第1のスイッチング素子SW1にはAMラジオ信
号AMのレベルによってもON/OFFをする機能が付
加されていることになり、これが本発明の特徴点であ
る。
コンパレータCP1の出力が“H”のときにOFFし、
第1のコンパレータCP1の出力が“L”のときにON
することで、OFFしたときには低電圧+VccL をアン
プ13に供給し、ONしたときには高電圧+VccH をア
ンプ13に供給する回路である。本実施形態では、第1
のスイッチング素子SW1に、第1のコンパレータCP
1の出力と並列に1本の信号線が接続されている。この
信号線は、AMラジオが近くで動作していることを示す
AMラジオ動作信号AMを入力させる信号線である。従
って、第1のスイッチング素子SW1にはAMラジオ信
号AMのレベルによってもON/OFFをする機能が付
加されていることになり、これが本発明の特徴点であ
る。
【0015】第2の選択切換回路12は、第2のコンパ
レータCP2,第2のスイッチング素子SW2を有し、
増幅信号ZSの大小に応じて低電圧−VccL と高電圧−
VccH との何れかを選択し、アンプ13の負側の電源電
圧−Vcとして供給する回路である。その構成の詳細に
ついては正側の第1の選択切換回路と同様なので説明を
省略する。
レータCP2,第2のスイッチング素子SW2を有し、
増幅信号ZSの大小に応じて低電圧−VccL と高電圧−
VccH との何れかを選択し、アンプ13の負側の電源電
圧−Vcとして供給する回路である。その構成の詳細に
ついては正側の第1の選択切換回路と同様なので説明を
省略する。
【0016】アンプは、第1,第2の選択切換回路1
1,12から供給される電源電圧±Vcを用いて、入力
信号ASを増幅して増幅信号ZSを出力する回路であ
る。上記回路の動作を以下で2つの場合に分けて説明す
る。なお、以下では第1の選択切換回路11による正側
の電源電圧+Vcの生成動作について説明し、第2の選
択きり代え回路12の動作については第1の選択切換回
路11の動作と同様なので説明を省略する。
1,12から供給される電源電圧±Vcを用いて、入力
信号ASを増幅して増幅信号ZSを出力する回路であ
る。上記回路の動作を以下で2つの場合に分けて説明す
る。なお、以下では第1の選択切換回路11による正側
の電源電圧+Vcの生成動作について説明し、第2の選
択きり代え回路12の動作については第1の選択切換回
路11の動作と同様なので説明を省略する。
【0017】(1)AMラジオがアンプの近くで動作し
ていない場合の動作 この場合には、出力信号ZSが小レベルで+21Vを超
えない場合には第1のコンパレータCP1の出力は
“H”であって、第1のスイッチング回路SW1はOF
Fしており、21Vの低電圧+VccL がアンプ13に電
源電圧+Vcとして供給され、この21Vの電源電圧+
Vcを用いて入力信号ASが増幅されて増幅信号ZSが
生成され、スピーカSPに出力される。
ていない場合の動作 この場合には、出力信号ZSが小レベルで+21Vを超
えない場合には第1のコンパレータCP1の出力は
“H”であって、第1のスイッチング回路SW1はOF
Fしており、21Vの低電圧+VccL がアンプ13に電
源電圧+Vcとして供給され、この21Vの電源電圧+
Vcを用いて入力信号ASが増幅されて増幅信号ZSが
生成され、スピーカSPに出力される。
【0018】その後、増幅信号ZSが大レベルとなって
+21Vの低電圧+VccL を超えてしまうほどになる
と、増幅信号ZSと電源電圧+Vcとを常時検出してい
る第1のコンパレータCP1の出力が“L”になり、ス
イッチング回路SW1,SW2がそれぞれONし、+3
1Vの高電圧+VccH がアンプ13に電源電圧+Vcと
して供給され、これによって増幅信号ZSが生成され
る。
+21Vの低電圧+VccL を超えてしまうほどになる
と、増幅信号ZSと電源電圧+Vcとを常時検出してい
る第1のコンパレータCP1の出力が“L”になり、ス
イッチング回路SW1,SW2がそれぞれONし、+3
1Vの高電圧+VccH がアンプ13に電源電圧+Vcと
して供給され、これによって増幅信号ZSが生成され
る。
【0019】このようにして図2に示すように増幅信号
ZSの大小に合わせて電源電圧+Vcを切換え、小レベ
ルのときには最大出力よりも低い±21Vという低電圧
+VccL を電源電圧+Vcとしてアンプ13に供給する
ことにより、常時最大出力に対応可能な一定電圧でアン
プを駆動する場合に比して出力電力に対する消費電力の
ロスが少なくなり、効率が向上する。
ZSの大小に合わせて電源電圧+Vcを切換え、小レベ
ルのときには最大出力よりも低い±21Vという低電圧
+VccL を電源電圧+Vcとしてアンプ13に供給する
ことにより、常時最大出力に対応可能な一定電圧でアン
プを駆動する場合に比して出力電力に対する消費電力の
ロスが少なくなり、効率が向上する。
【0020】(2)AMラジオが動作している際の動作 この動作が本発明の特徴たる動作である。この場合に
は、“H”のAM動作信号AMが第1のスイッチング素
子SW1に入力されるので、図2に示すように第1のコ
ンパレータCP1の出力に関らず、強制的に第1のスイ
ッチング素子SW1はOFFし、アンプ13の電源電圧
+Vcとしては低電圧+VccL が選択される。
は、“H”のAM動作信号AMが第1のスイッチング素
子SW1に入力されるので、図2に示すように第1のコ
ンパレータCP1の出力に関らず、強制的に第1のスイ
ッチング素子SW1はOFFし、アンプ13の電源電圧
+Vcとしては低電圧+VccL が選択される。
【0021】すると、この間すなわちAMラジオが上記
増幅回路の近くで動作しているときには、第1のスイッ
チング素子SW1は全くON/OFF動作をせず、常時
OFFしているので、このスイッチングノイズがAMラ
ジオ放送内に混入してノイズとなって現れることを抑止
することが可能になる。また、このとき、第1のスイッ
チング素子SW1を強制的にONさせて電源電圧+Vc
を高電圧+VccH に切替えたままにすることも考えられ
るが、この場合には消費電力のロスが大きく、それによ
る発熱量も大きくなるので、特に当該回路を集積回路装
置に実装した時に、その大きな発熱量に対応可能な特別
の放熱設計をする必要があり、不都合である。
増幅回路の近くで動作しているときには、第1のスイッ
チング素子SW1は全くON/OFF動作をせず、常時
OFFしているので、このスイッチングノイズがAMラ
ジオ放送内に混入してノイズとなって現れることを抑止
することが可能になる。また、このとき、第1のスイッ
チング素子SW1を強制的にONさせて電源電圧+Vc
を高電圧+VccH に切替えたままにすることも考えられ
るが、この場合には消費電力のロスが大きく、それによ
る発熱量も大きくなるので、特に当該回路を集積回路装
置に実装した時に、その大きな発熱量に対応可能な特別
の放熱設計をする必要があり、不都合である。
【0022】しかし、本実施形態では第1のスイッチン
グ素子SW1をOFFさせて電源電圧+Vcを低電圧+
VccL に切替えたままにしているので、発熱量も高電圧
+VccH を選択した場合に比して少なくて済み、通常の
放熱設計で対応できるので、その点でも有効である。な
お、アンプがAMラジオの信号増幅をしている場合に
は、アンプ13の電源電圧±Vcが低電圧±VccL なの
で、AMラジオの出力信号が大きいときには出力が歪む
こともあるが、AMラジオの信号は元々音質がそれほど
良好ではないので、多少出力が歪んでもそれほど悪影響
はない。
グ素子SW1をOFFさせて電源電圧+Vcを低電圧+
VccL に切替えたままにしているので、発熱量も高電圧
+VccH を選択した場合に比して少なくて済み、通常の
放熱設計で対応できるので、その点でも有効である。な
お、アンプがAMラジオの信号増幅をしている場合に
は、アンプ13の電源電圧±Vcが低電圧±VccL なの
で、AMラジオの出力信号が大きいときには出力が歪む
こともあるが、AMラジオの信号は元々音質がそれほど
良好ではないので、多少出力が歪んでもそれほど悪影響
はない。
【0023】また、本実施形態では第1のスイッチング
素子SW1にAMラジオ動作信号AMを直接入力させ
て、これで第1のスイッチング素子SW1のON/OF
Fを直接制御しているが、本発明はこれに限らず、例え
ば第1のコンパレータCP1にこのAMラジオ動作信号
AMを入力させ、この信号AMが入力されたときにはコ
ンパレータCP1の出力を強制的に“H”にするような
機能を第1のコンパレータCP1に付加しても、結果と
して第1のスイッチング素子SW1のON/OFFを制
御できるので、このような方式を用いても本実施形態と
同様の効果を奏する。
素子SW1にAMラジオ動作信号AMを直接入力させ
て、これで第1のスイッチング素子SW1のON/OF
Fを直接制御しているが、本発明はこれに限らず、例え
ば第1のコンパレータCP1にこのAMラジオ動作信号
AMを入力させ、この信号AMが入力されたときにはコ
ンパレータCP1の出力を強制的に“H”にするような
機能を第1のコンパレータCP1に付加しても、結果と
して第1のスイッチング素子SW1のON/OFFを制
御できるので、このような方式を用いても本実施形態と
同様の効果を奏する。
【0024】また、このスイッチング素子SW1の駆動
回路の形態に合わせてコンパレータの論理を反転させて
使用した場合でも、同様の効果を奏する。例えば、スイ
ッチング素子がMOSFETであれば、ゲートと+Vc
cHとの間にコレクタを接続し、エミッタをアースに接
続し、ベースに第1のコンパレータCP1の出力を接続
することで、同様の効果を奏する。また第2のスイッチ
ング素子SW2も同様である。
回路の形態に合わせてコンパレータの論理を反転させて
使用した場合でも、同様の効果を奏する。例えば、スイ
ッチング素子がMOSFETであれば、ゲートと+Vc
cHとの間にコレクタを接続し、エミッタをアースに接
続し、ベースに第1のコンパレータCP1の出力を接続
することで、同様の効果を奏する。また第2のスイッチ
ング素子SW2も同様である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る増幅
回路によれば、入力信号を増幅して増幅信号を出力する
増幅部と、第1の電圧と、該第1の電圧に比して高い第
2の電圧との何れかを、増幅信号に応じて選択し、増幅
部の電源電圧として供給する選択切換回路とを具備し、
かつ選択切換回路は、増幅部又は選択切換回路の近くで
AMラジオが動作している間は、増幅信号の大小に関ら
ず第1の電圧を選択しているので、AMラジオが動作し
ている間には選択切換回路に必須のスイッチング素子が
低電圧である第1の電圧側に切替えられているため、ス
イッチングノイズが発生しないので、このスイッチング
ノイズがAMラジオ放送にノイズとして混入するという
悪影響を抑止することが可能になる。
回路によれば、入力信号を増幅して増幅信号を出力する
増幅部と、第1の電圧と、該第1の電圧に比して高い第
2の電圧との何れかを、増幅信号に応じて選択し、増幅
部の電源電圧として供給する選択切換回路とを具備し、
かつ選択切換回路は、増幅部又は選択切換回路の近くで
AMラジオが動作している間は、増幅信号の大小に関ら
ず第1の電圧を選択しているので、AMラジオが動作し
ている間には選択切換回路に必須のスイッチング素子が
低電圧である第1の電圧側に切替えられているため、ス
イッチングノイズが発生しないので、このスイッチング
ノイズがAMラジオ放送にノイズとして混入するという
悪影響を抑止することが可能になる。
【0026】また、低電圧の第1の電圧側に切替えたま
まにしているので、発熱量も高電圧の第2の電圧側に切
替えた場合に比して少なくて済み、特に集積回路装置に
実装した場合には、通常の放熱設計で対応でき、発熱量
が大きいのに対応するための特別な放熱設計を必要徒し
ないので、その点でも有効である。
まにしているので、発熱量も高電圧の第2の電圧側に切
替えた場合に比して少なくて済み、特に集積回路装置に
実装した場合には、通常の放熱設計で対応でき、発熱量
が大きいのに対応するための特別な放熱設計を必要徒し
ないので、その点でも有効である。
【図1】本発明の実施形態に係る増幅回路の回路図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態に係る増幅回路の動作を示す
図である。
図である。
【図3】従来例に係る増幅回路の回路図である。
【図4】従来例に係る増幅回路の動作を説明する図であ
る。
る。
11 第1の選択切換回路 12 第2の選択切換回路 13 アンプ(増幅部) AS 入力信号 ZS 増幅信号 AM AMラジオ動作信号 ±VccL 低電圧(第1の電圧) ±VccH 高電圧(第2の電圧) ±Vc 電源電圧 CP1 第1のコンパレータ CP2 第2のコンパレータ SW1 第1のスイッチング素子 SW2 第2のスイッチング素子 SP スピーカ
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を増幅して増幅信号を出力する
増幅部と、 第1の電圧と、該第1の電圧に比して高い第2の電圧と
の何れかを、前記増幅信号に応じて選択し、前記増幅部
の電源電圧として供給する選択切換回路とを具備し、 前記選択切換回路は、前記増幅部又は前記選択切換回路
の近くでAMラジオが動作している間は、前記増幅信号
の大小に関らず前記第1の電圧を選択することを特徴と
する増幅回路。 - 【請求項2】 前記選択切換回路は、前記増幅信号を検
出してその大小を判定するコンパレータと、 前記コンパレータの出力に基づいてON/OFFして前
記第1又は第2の電圧を前記増幅部に供給し、前記AM
ラジオが動作していることを示すAM動作信号が入力さ
れている間には、前記増幅信号の大小に関らずOFFし
て前記第1の電圧を前記増幅部に供給するスイッチング
素子を有することを特徴とする請求項1記載の増幅回
路。
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---|---|---|---|
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JP29068996A JP3439049B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 増幅回路 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012066659A1 (ja) * | 2010-11-17 | 2012-05-24 | 株式会社日立製作所 | 高周波増幅器及びそれを用いた高周波モジュール並びに無線機 |
JP5554842B2 (ja) * | 2010-11-17 | 2014-07-23 | 株式会社日立製作所 | 高周波増幅器 |
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-
1996
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