JPH10135612A - プリント配線板、回路基板及び実装方法 - Google Patents

プリント配線板、回路基板及び実装方法

Info

Publication number
JPH10135612A
JPH10135612A JP28855096A JP28855096A JPH10135612A JP H10135612 A JPH10135612 A JP H10135612A JP 28855096 A JP28855096 A JP 28855096A JP 28855096 A JP28855096 A JP 28855096A JP H10135612 A JPH10135612 A JP H10135612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
printed wiring
wiring board
electronic component
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28855096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ito
秀幸 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28855096A priority Critical patent/JPH10135612A/ja
Publication of JPH10135612A publication Critical patent/JPH10135612A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • H05K1/095Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks for polymer thick films, i.e. having a permanent organic polymeric binder
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • H05K3/245Reinforcing conductive patterns made by printing techniques or by other techniques for applying conductive pastes, inks or powders; Reinforcing other conductive patterns by such techniques
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】鉛を全く使用することなくプリント配線板上に
電子部品を実装し得ると共に、当該実装された電子部品
を容易に交換し得るプリント配線板、回路基板及び実装
方法を実現し難かつた。 【解決手段】プリント配線板の各電極を、当該プリント
配線板の実装面に固定形成された導電材からなる第1の
電極構成部と、第1の電極構成部上に積層形成された熱
可塑性樹脂材からなる導電性樹脂層と、導電性樹脂層上
に積層形成された導電材からなる第2の電極構成部とで
形成し、電子部品の各電極端子をそれぞれプリント配線
板の対応する電極と鉛を含まない接合材を用いて接合す
るようにしたことにより、電子部品をプリント配線板上
から容易に取り外すことができ、かくして鉛を全く使用
することなく電子部品を実装し得ると共に、当該実装さ
れた電子部品を容易に交換し得るプリント配線板、回路
基板及び実装方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段(図1〜図6) 発明の実施の形態 (1)実施例による回路基板の構成(図1及び図2) (2)実施例による回路基板の製造手順(図1〜図4) (3)実施例の動作及び効果(図1〜図6) (4)他の実施例(図1〜図6) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板、回
路基板及び実装方法に関し、特に表面実装型電子部品を
搭載する配線基板、配線基板上に表面実装型電子部品が
実装されてなる回路基板及び表面実装型電子部品を配線
基板上に実装する実装方法に適用して好適なものであ
る。
【0004】
【従来の技術】従来、図7(A)に示すように、回路基
板1においては、実装面2A上に所定の配線パターンが
形成されたプリント配線板2上の所定位置に所定の電子
部品3A〜3Cを搭載することにより製造されている。
この場合このような回路基板1の生産現場では、図7
(B)に示すように、電子部品3A〜3Cの電極端子3
BXとプリント配線板2の電極4との接合材5として鉛
を含んだはんだが用いられていた。
【0005】しかしながら、近年、地球環境に対する鉛
の影響が広く認識されてきており、このため上述のよう
な回路基板1の生産分野においても、電子部品3A〜3
Cの電極端子3BXとプリント配線板2の電極4との間
の接合材5として、鉛を含まない新たな接合材の検討が
始められている。
【0006】実際上、現在ではこのような目的を達成す
るため、電子部品3A〜3C及びプリント配線板2間の
接合材5として、鉛を全く含んでいないはんだや、はん
だと同じ生産環境及び生産設備を利用することができる
エポキシ系樹脂材を用いた実装技術の研究が進められて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在のとこ
ろ鉛を全く含んでいないはんだは、低融点のものは熱疲
労に耐え得るものがなく、また高融点のものは融点が高
過ぎるために電子部品3A〜3Cが破損するおそれがあ
るなど、実用に耐え得るものが開発されておらず、めど
すらついていないのが実状である。
【0008】一方エポキシ系樹脂材は、熱硬化性である
ために一度加熱すると完全に硬化する性質を有してい
る。このため電子部品3A〜3C及びプリント配線板2
間の接合材5としてエポキシ系樹脂材を用いた場合に
は、はんだのようにプリント配線板2上に実装された電
子部品3A〜3Cを容易に交換することができず、この
結果不良部品を良品と交換するいわゆるリワークを容易
に行い難くなる問題がある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、鉛を全く使用することなくプリント配線板上に電子
部品を実装し得ると共に、当該実装された電子部品を容
易に交換し得るプリント配線板、回路基板及び実装方法
を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、プリント配線板において、当該プ
リント配線板の実装面に固定形成された導電材からなる
第1の電極構成部と、第1の電極構成部上に積層形成さ
れた熱可塑性樹脂材からなる導電性樹脂層と、導電性樹
脂層上に積層形成された導電材からなる第2の電極構成
部とから電極を形成するようにした。
【0011】この結果このプリント配線板上に電子部品
が各電極端子がそれぞれ当該プリント配線板の対応する
電極と鉛を全く含まない接合材を用いて接合するように
して実装された状態において、当該電子部品と接合され
た電極を、その導電性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂材
が軟化する温度にまでスポツト加熱することによつて、
当該電子部品の電極端子をプリント配線板の電極の第2
の電極構成部と一体にプリント配線板上から離反させる
ことができる。従つてこのプリント配線板においては、
実装された電子部品を容易に取り外すことができる。
【0012】また本発明においては、回路基板におい
て、プリント配線板の各電極を、当該プリント配線板の
実装面に固定形成された導電材からなる第1の電極構成
部と、第1の電極構成部上に積層形成された熱可塑性樹
脂材からなる導電性樹脂層と、導電性樹脂層上に積層形
成された導電材からなる第2の電極構成部とで形成し、
電子部品の各電極端子をそれぞれプリント配線板の対応
する電極の第2の電極構成部に鉛を含まない接合材を用
いて接合するようにした。
【0013】この結果、交換したい電子部品と接合され
たプリント配線板の電極を、その導電性樹脂層を形成す
る熱可塑性樹脂材が軟化する温度にまでスポツト加熱す
ることによつて、当該電子部品の電極端子をプリント配
線板の電極の第2の電極構成部と一体にプリント配線板
上から離反させることができる。従つてプリント配線板
上から電子部品を容易に取り外すことができる。
【0014】さらに本発明においては、実装方法におい
て、プリント配線板の実装面に、導電性の第1の電極構
成部上に熱可塑性樹脂材を介して導電性の第2の電極構
成部が積層形成されてなる電極を形成する第1の工程
と、電子部品の各電極端子をそれぞれプリント配線板の
対応する電極と鉛を含まない接合材を用いて接合するよ
うにしてプリント配線板上に電子部品を実装する第2の
工程とを設けるようにした。
【0015】この結果、プリント配線板上に各電極端子
がそれぞれ当該プリント配線板の対応する電極と鉛を全
く含まない接合材を用いて接合するようにして電子部品
が実装された場合においても、交換したい電子部品と接
合されたプリント配線板の電極を、その導電性樹脂層を
形成する熱可塑性樹脂材が軟化する温度にまでスポツト
加熱することによつて、当該電子部品の電極端子をプリ
ント配線板の電極の第2の電極構成部と一体にプリント
配線板上から離反させることができる。従つてプリント
配線板上から電子部品を容易に取り外すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0017】(1)実施例による回路基板の構成 図7との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、10は全体として本発明を適用した回路基板を示
し、プリント配線板11の実装面11A上の所定位置に
所定の表面実装型の電子部品3A〜3Cが搭載されるこ
とにより構成されている。
【0018】この場合プリント配線板11においては、
図2に示すように、各電極12が、それぞれプリント配
線板11の実装面11A上に固定形成された銅等の導電
材からなる第1の電極構成部13と、当該第1の電極構
成部13上に積層形成された熱可塑性樹脂材からなる導
電性樹脂層14と、当該導電性樹脂層14上に積層形成
された導電材からなる第2の電極構成部15とから構成
されている。
【0019】また各電子部品3A〜3Cにおいては、そ
れぞれ各電極端子3BXがプリント配線板11の対応す
る電極12の第2の電極構成部15上に熱硬化性樹脂材
16により電気的及び物理的に接合されるようにして当
該プリント配線板11上に実装されている。
【0020】これによりこの回路基板10においては、
プリント配線板11の電極12の導電性樹脂層14を加
熱してこれを軟化させることによつて、対応する電子部
品3A〜3Cの電極端子3BXをプリント配線板11の
第2の電極構成部15と一体に当該プリント配線11上
から取り外すことができ、かくして電子部品3A〜3C
の交換(リワーク)を容易に行い得るようになされてい
る。
【0021】この実施例の場合、電子部品3A〜3Cの
電極端子3BXとプリント配線板11の対応する電極1
2とを接合する熱硬化性樹脂材16としては、プリント
配線板11の各電極12の導電性樹脂層14を形成する
熱可塑性樹脂材の軟化温度よりも高い温度で硬化するも
のが用いられている。
【0022】これによりこの回路基板10においては、
プリント配線板11の各電極12上に熱硬化性樹脂材1
6を介して電子部品3A〜3Cの対応する電極端子3B
Xを載置し、この後熱硬化性樹脂材16を加熱により硬
化させるようにして当該プリント配線板11上に電子部
品3A〜3Cを実装する際に、熱硬化性樹脂材16が硬
化する前にプリント配線板11の電極12の導電性樹脂
層14を形成する熱可塑性樹脂材が軟化するのを防止し
得るようになされている。
【0023】(2)実施例による回路基板の製造手順 ここで実際上このようなプリント配線板11は、図3
(A)〜図4(B)に示す以下の手順により製造するこ
とができる。
【0024】すなわちまず通常の方法によりプリント配
線板を作製した後、図3(A)に示すように、このプリ
ント配線板20の実装面20A上に、図2のように層構
造にしたい加工対象の各電極21にそれぞれ対応させて
開口部22Aが穿設されたスクリーン22を位置決めし
た状態で載置する。
【0025】次いで熱可塑性樹脂材23が所定の粘度を
呈する所定温度状態を保持しながら、当該熱可塑性樹脂
材23を印刷法により図3(B)のようにプリント配線
板20の各加工対象の電極21上に所定高さで供給す
る。
【0026】次いで図3(C)に示すように、熱可塑性
樹脂材23が所定の粘度を呈する所定温度状態を保持し
ながら、熱可塑性樹脂材23が供給された各電極21上
に当該熱可塑性樹脂材23を介して銅泊24を載せた
後、図3(C)及び図4(A)に示すように、この銅泊
24のうち、プリント配線板20の加工対象の電極21
上に熱可塑性樹脂材23を介して位置する部分24Aを
所定の切断・加圧ヘツド25により打ち抜く。なおこの
際銅泊24は、プリント配線板20の電極21に対応さ
せて一部分ずつ打ち抜くようにしても、またプリント配
線板20の複数の電極21に対応させて複数部分を一気
に打ち抜くようにしても良い。
【0027】この後このプリント配線板20を熱可塑性
樹脂材23が硬化する温度(常温)の雰囲気下において
放置する。これにより図4(B)に示すような、加工対
象の電極21(図2に示すプリント配線板11の第1の
電極構成部13に相当)上に熱可塑性樹脂材からなる導
電性樹脂層26(図2に示すプリント配線板11の導電
性樹脂層14に相当)を介して銅泊24A(図2に示す
プリント配線板11の第2の電極構成部15に相当)が
積層されてなる層構造の電極27を有するプリント配線
板20を得ることができる。
【0028】なおこのプリント配線板20上に電子部品
を実装する場合、例えば印刷法を用いてこのプリント配
線板20の各電極27上にそれぞれ熱硬化性樹脂材を供
給(又は電子部品の電極端子に熱硬化性樹脂材を供給)
した後、このプリント配線板20上に各電子部品をそれ
ぞれ電極端子がプリント配線板20の対応する電極27
の銅泊24A(第2の電極構成部)上に位置するように
位置決めした状態で載置する。
【0029】さらにこの後リフロー炉を利用して、プリ
ント配線板20の各電極27上にそれぞれ供給された熱
硬化性樹脂材を硬化させる。この際リフローの温度は、
プリント配線板20の各電極27上に供給した熱硬化性
樹脂材は硬化するが、プリント配線板20の電極27の
導電性樹脂層26を形成する熱可塑性樹脂材23(図3
(A)〜(C))が軟化しない温度に設定する。
【0030】これにより図1に示すような回路基板10
を得ることができる。
【0031】(3)実施例の動作及び効果 以上の構成において、この回路基板10では、プリント
配線板11上に実装された電子部品3A〜3Cのリワー
クを行う場合、プリント配線板11の電極12のうち、
図5(A)に示すように、交換する電子部品3A〜3C
の電極端子3BXと接合された電極12のみ加熱(スポ
ツト加熱)することにより当該電極12の導電性樹脂層
14を形成する熱可塑性樹脂材を軟化させた後、図5
(B)に示すように、この電子部品3A〜3Cの電極端
子3BXをプリント配線板11の電極12を構成する第
2の電極構成部15と一体に第1の電極構成部13から
引き剥がすようにして当該電子部品3A〜3Cをプリン
ト配線板11上から取り外す。
【0032】次いでこのプリント配線板11の第1の電
極構成部13上に図6(A)のように残つた熱可塑性樹
脂材14Aを必要に応じてアルコールなどで図6(B)
のように洗浄し、この後図6(C)のようにこの第1の
電極構成部13上に所定温度を保持した状態で再び所定
量の熱可塑性樹脂材30を供給する。
【0033】続いてこの第1の電極構成部13上に熱可
塑性樹脂材30を介して銅泊を載置した後、当該銅泊の
うち、第1の電極構成部13と熱可塑性樹脂材30を介
して対向する部分を所定治具を用いて打ち抜くことによ
り図6(D)のように第2の電極構成部31を形成し、
この後この電極の第1及び第2の電極構成部13、31
間の熱可塑性樹脂材30を加熱することにより硬化させ
る。
【0034】次いでこのようにして形成された新たな各
電極32上に、例えばデイスペンサ等を用いてそれぞれ
熱硬化性樹脂材33を所定量供給し、この後このプリン
ト配線板11上に良品の電子部品3A〜3Cをその電極
端子3BXがプリント配線板11の対応する電極32と
熱硬化性樹脂材33を介して接触するように載置する。
【0035】さらにこの後、このプリント配線板11の
対応する電極32上の熱硬化性樹脂材33をスポツト加
熱することにより硬化させ、かくして交換した電子部品
3A〜3Cの各電極端子3BXをそれぞれプリント配線
板11の対応する電極32の第2の電極構成部31と接
合する。
【0036】これによりプリント配線板11に搭載され
ていた不良部品を良品と交換することができる。
【0037】ここでこの回路基板10の場合、上述のよ
うに各電子部品3A〜3Cの各電極端子3BXがそれぞ
れ熱硬化性樹脂材16を用いてプリント配線板11の対
応する電極12と接合されている。従つてこの回路基板
10は、鉛を含む接合材を用いることなく、また上述の
ように既存の生産設備を用いて生産することができる。
【0038】またこの回路基板10の場合、上述のよう
にプリント配線板11の各電極12が第1及び第2の電
極構成部13、15からなる層構造を有しており、しか
もこれら第1及び第2の電極構成部13、15が熱可塑
性樹脂材(導電性樹脂層14)を用いて接合されている
ため、対応する電極12の熱可塑性樹脂材を加熱するこ
とによつて、プリント配線板11上に実装された各電子
部品3A〜3Cをプリント配線板11上から容易に取り
外して交換することができる。
【0039】以上の構成によれば、プリント配線板11
の電極12を熱可塑性樹脂材を介して接合された第1及
び第2の電極構成部13、15からなる層構造とし、電
子部品3A〜3Cの電極端子3BXをプリント配線板1
1の電極12の第2の電極構成部15に熱硬化性樹脂材
16を用いて接合するようにして各電子部品3A〜3C
をプリント配線板11上に実装するようにしたことによ
り、この回路基板10を従来の生産設備を用いて製造す
ることができると共に、プリント配線板11上に実装さ
れた各電子部品3A〜3Cをプリント配線板11上から
容易に取り外すことができ、かくして鉛を全く使用する
ことなくプリント配線板上に電子部品を実装し得ると共
に、当該電子部品を容易に交換し得るプリント配線板、
回路基板及び実装方法を実現できる。
【0040】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、プリント配線板11の電
極12を銅等の導電材からなる第1及び第2の電極構成
部13、15と、これら第1及び第2の電極構成部1
3、15を接合する熱可塑性樹脂材からなる導電性樹脂
層14とでなる3層構造に形成するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、第2の電極構成
部15上に更に導電性の部材又は物質を積層するように
してプリント配線板11の電極12を4層以上の層構造
とするようにしても良く、要は、少なくともプリント配
線板11の実装面11Aに固定形成された導電材からな
る第1の電極構成部と、第1の電極構成部上に積層形成
された熱可塑性樹脂材からなる導電性樹脂層と、当該導
電性樹脂層上に積層形成された導電材からなる第2の電
極構成部とでプリント配線板11の電極12を形成する
のであれば、プリント配線板11の電極12の構成とし
ては、この他種々の構成を適用できる。
【0041】また上述の実施例においては、電子部品3
A〜3Cの各電極端子3BXと、プリント配線板11の
対応する電極12とを接合する接合材として、エポキシ
系の熱硬化性樹脂材を用いるようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の熱硬化性
樹脂材を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、プリント
配線板において、当該プリント配線板の実装面に固定形
成された導電材からなる第1の電極構成部と、第1の電
極構成部上に積層形成された熱可塑性樹脂材からなる導
電性樹脂層と、導電性樹脂層上に積層形成された導電材
からなる第2の電極構成部とから電極を形成するように
したことにより、このプリント配線板上に電子部品が各
電極端子をそれぞれ当該プリント配線板の対応する電極
と鉛を全く含まない接合材を用いて接合するようにして
実装された場合においても、当該電子部品をプリント配
線板上から容易に取り外すことができ、かくして鉛を全
く使用することなく電子部品を実装し得ると共に、当該
実装された電子部品を容易に交換し得るプリント配線板
を実現できる。
【0043】また回路基板において、プリント配線板の
各電極を、当該プリント配線板の実装面に固定形成され
た導電材からなる第1の電極構成部と、第1の電極構成
部上に積層形成された熱可塑性樹脂材からなる導電性樹
脂層と、導電性樹脂層上に積層形成された導電材からな
る第2の電極構成部とで形成し、電子部品の各電極端子
をそれぞれプリント配線板の対応する電極と鉛を含まな
い接合材を用いて接合するようにしたことにより、電子
部品をプリント配線板上から容易に取り外すことがで
き、かくして鉛を全く使用することなく電子部品を実装
し得ると共に、当該実装された電子部品を容易に交換し
得る回路基板を実現できる。
【0044】さらに実装方法において、プリント配線板
の実装面に、導電性の第1の電極構成部上に熱可塑性樹
脂材を介して導電性の第2の電極構成部が積層形成され
てなる電極を形成する第1の工程と、電子部品の各電極
端子をそれぞれプリント配線板の対応する電極と鉛を含
まない接合材を用いて接合するようにしてプリント配線
板上に電子部品を実装する第2の工程とを設けるように
したことにより、形成された回路基板のプリント配線板
上から電子部品を容易に取り外すことができ、かくして
鉛を全く使用することなく電子部品を実装し得ると共
に、当該実装された電子部品を容易に交換し得る実装方
法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による回路基板の構成を示す側面図であ
る。
【図2】図1に示すプリント配線板の電極構造を部分的
に断面をとつて示す側面図である。
【図3】実施例による回路基板の製造手順の説明に供す
る断面図である。
【図4】実施例による回路基板の製造手順の説明に供す
る断面図である。
【図5】実施例による回路基板における電子部品の交換
作業の説明に供する断面図である。
【図6】実施例による回路基板における電子部品の交換
作業の説明に供する断面図である。
【図7】従来の回路基板の構成を部分的に断面をとつて
示す側面図である。
【符号の説明】
3A〜3C……電子部品、3BX……電極端子、10…
…回路基板、11、20……プリント配線板、11A、
20A……実装面、12、21……電極、13、15…
…電極構成部、14、26、30……導電性樹脂層、2
3……熱可塑性樹脂材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搭載する電子部品の電極端子に対応させ
    て、上記電子部品の実装面に電極が形成されたプリント
    配線板において、 上記電極は、 上記実装面に固定形成された導電材からなる第1の電極
    構成部と、 上記第1の電極構成部上に積層形成された熱可塑性樹脂
    材からなる導電性樹脂層と、 上記導電性樹脂層上に積層形成された導電材からなる第
    2の電極構成部とを具えることを特徴とするプリント配
    線板。
  2. 【請求項2】電子部品の各電極端子をそれぞれプリント
    配線板の実装面に形成された対応する電極と接合するよ
    うにして上記プリント配線板上に上記電子部品を実装す
    ることにより形成された回路基板において、 上記プリント配線板の各上記電極は、 上記実装面に固定形成された導電材からなる第1の電極
    構成部と、 上記第1の電極構成部上に積層形成された熱可塑性樹脂
    材からなる導電性樹脂層と、 上記導電性樹脂層上に積層形成された導電材からなる第
    2の電極構成部とを具え、 上記電子部品は、 各上記電極端子がそれぞれ上記プリント配線板の対応す
    る上記電極の上記第2の電極構成部に鉛を含まない接合
    材を用いて接合されたことを特徴とする回路基板。
  3. 【請求項3】上記電子部品の各上記電極端子をそれぞれ
    上記プリント配線板の対応する上記電極の上記第2の電
    極構成部の接合する上記接合材は、 上記プリント配線板の上記電極の上記導電性樹脂層を形
    成する上記熱可塑性樹脂材が軟化する温度よりも低い温
    度で硬化する熱硬化性樹脂材でなることを特徴とする請
    求項2に記載の回路基板。
  4. 【請求項4】電子部品の各電極端子をそれぞれプリント
    配線板の実装面に形成された対応する電極と接合するよ
    うにして上記プリント配線板上に上記電子部品を実装す
    る実装方法において、 上記プリント配線板の上記実装面に、導電性の第1の電
    極構成部上に熱可塑性樹脂材を介して導電性の第2の電
    極構成部が積層形成されてなる上記電極を形成する第1
    の工程と、 上記電子部品の各上記電極端子をそれぞれ上記プリント
    配線板の対応する電極と鉛を含まない接合材を用いて接
    合するようにして上記プリント配線板上に上記電子部品
    を実装する第2の工程とを具えることを特徴とする実装
    方法。
  5. 【請求項5】上記第2の工程では、 上記電子部品の各上記電極端子をそれぞれ上記プリント
    配線板の対応する上記電極の上記第2の電極構成部の接
    合する上記接合材として、上記プリント配線板の上記電
    極の上記導電性樹脂層を形成する上記熱可塑性樹脂材が
    軟化する温度よりも低い温度で硬化する熱硬化性樹脂材
    を用いることを特徴とする請求項4に記載の実装方法。
JP28855096A 1996-10-30 1996-10-30 プリント配線板、回路基板及び実装方法 Pending JPH10135612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28855096A JPH10135612A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリント配線板、回路基板及び実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28855096A JPH10135612A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリント配線板、回路基板及び実装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10135612A true JPH10135612A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17731704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28855096A Pending JPH10135612A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 プリント配線板、回路基板及び実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10135612A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111645407A (zh) * 2020-07-07 2020-09-11 广东捷骏电子科技有限公司 印刷台板、真空丝印机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111645407A (zh) * 2020-07-07 2020-09-11 广东捷骏电子科技有限公司 印刷台板、真空丝印机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0530840B1 (en) Electric circuit board module and method for producing electric circuit board module
US7229293B2 (en) Connecting structure of circuit board and method for manufacturing the same
JPH05304369A (ja) プリント配線板、その製造方法及びその製造用ラミネート
JP2001267714A (ja) 電子回路装置
JP2007335701A (ja) 積層基板の製造方法
JPH06120670A (ja) 多層配線基板
JPH0621627A (ja) 回路基板への電気部品実装方法
JP3930222B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004296562A (ja) 電子部品内蔵基板及びその製造方法
US6437251B1 (en) Flexible board made by joining two pieces through an adhesive film
JPWO2009107342A1 (ja) 電子部品モジュールの製造方法
US8794499B2 (en) Method for manufacturing substrate
US8365397B2 (en) Method for producing a circuit board comprising a lead frame
JPH10135612A (ja) プリント配線板、回路基板及び実装方法
JP4285362B2 (ja) 電子部品の実装構造および電子部品の製造方法
JP4622449B2 (ja) 電子部品内蔵基板及びその製造方法
JP2619164B2 (ja) プリント配線板の製造方法
DE102004023305A1 (de) Leistungshalbleiter
JP5003528B2 (ja) 電子部品モジュールの製造方法
JPH09326326A (ja) 電子部品、配線基板及び電子部品の配線基板への実装構造
CN112739054A (zh) 一种smt元件贴片方法及电路板
JP4810272B2 (ja) プリント配線板、プリント配線板の製造方法、電子機器
JPH0677285A (ja) Ic素子の実装方法
JP2023156805A (ja) プリント回路板の製造方法、プリント回路板及びプリント回路板用構造体
JPH03167890A (ja) プリント配線板ユニットの形成方法