JPH10135599A - フレキシブルプリント配線板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の製造方法

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JPH10135599A
JPH10135599A JP28879996A JP28879996A JPH10135599A JP H10135599 A JPH10135599 A JP H10135599A JP 28879996 A JP28879996 A JP 28879996A JP 28879996 A JP28879996 A JP 28879996A JP H10135599 A JPH10135599 A JP H10135599A
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JP
Japan
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circuit
conductor
insulating layer
photosensitive permanent
photosensitive
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JP28879996A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Imai
光夫 今井
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層に開口部を形成する際の位置合わせ精
度が良好で、工程数が少なく、かつ高価な装置を用いず
に製造することができるフレキシブル配線板の製造方法
及びフレキシブル配線板を提供する。 【解決手段】 導体21の一方の面に第1の感光性永久
絶縁層23を形成し、次いで導体21の回路26を形成
し、導体21の回路26の上に、第2の感光性永久絶縁層
27を形成し、第1及び第2の感光性永久絶縁層23,
27を露光し現像する。これにより、導体回路の両側に
開口部を有する感光性永久絶縁層が形成された両面露出
構造のFPCが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント配線板の製造方法に関し、特に両面露出構造に適し
たフレキシブルプリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】両面露出構造フレキシブルプリント配線
板(以下、FPCと記す)、図4に示すように、導体1
とその両側に設けられた絶縁層2,3とを有しており、
両方の絶縁層から導体パターンの露出部4,5が形成さ
れた構造を有している。
【0003】このような構造の両面露出構造FPCを製
造するために、従来、以下の2つの方法が採用されてい
る。
【0004】第1の方法は以下の手順で行われる。先
ず、図5の(a)に示すように、接着剤7を有する絶縁
フィルム6に導体パターンに対応した開口部8を形成す
る孔明け加工を行い、このフィルム6を、図5(b)に
示すように、銅箔からなる導体9に貼り合わせ、さらに
図5(c)に示すように、熱硬化型又は紫外線硬化型の
インクレジスト10により開口部8を埋める。ここまで
で、第1段階のベース基材作製が終了する。
【0005】次に、前処理研磨を行い。引き続き図5
(d)に示すように、印刷法(印刷→硬化)又は写真法
(ドライフィルムラミネーション→露光→現像)により
エッチングレジストパターン11を形成し、続いて図5
(e)に示すようにエッチングにより導体9に導体パタ
ーン間隙12を形成し、図5(f)に示すように、レジ
ストを剥離する。これにより回路が形成される。
【0006】その後、図5(g)に示すように、回路保
護のために用いる接着剤7’を設けた絶縁フィルム6’
に開口部8’を形成し、図5(h)に示すように、これ
をパターンが形成された導体9に貼り合わせる。これに
より、両面露出構造FPCが完成する。なお、これら回
路保護のための工程はレジスト印刷で行う場合もある。
【0007】第2の方法は、第1の方法におけるあらか
じめ開口部を設けた絶縁層6を用いる代わりに、絶縁層
のうち少なくとも片面をエキシマレーザ等のレーザビー
ムを用いて孔明けする技術である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方法の場合には、両面露出部を形成するにあたり、絶縁
層を導体に貼り合わせる前に、絶縁層に予め開口部を形
成しておく必要があるため、孔明け済み絶縁フィルムを
取り扱わざるを得ず、したがって導体パターンと開口部
との位置合わせが困難であると共に、工程数が多くなる
という欠点がある。
【0009】また、第2の方法の場合は、開口部を形成
する際の位置合わせ精度は良好であるものの、特殊で高
価なレーザ装置を使用するため、製造コストが高くなる
という欠点がある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、絶縁層に開口部を形成する際の位置合わせ
精度が良好で、工程数が少なく、かつ高価な装置を用い
ずに製造することができるフレキシブル配線板の製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ルプリント配線板の製造方法は、導体の一方の面に第1
の感光性永久絶縁層を形成する工程と、前記導体の回路
を形成する工程と、前記導体の回路の上に、第2の感光
性永久絶縁層を形成する工程と、前記第1及び第2の感
光性永久絶縁層を露光し現像することによりこれらに開
口部を形成する工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。図1(a)乃至(f)は、本発明
の一実施形態に係る両面露出構造FPCの製造方法を工
程順に示す断面図である。この方法は、(1)ベース基
材の作製、(2)回路形成、(3)回路保護及び両面の
開口部形成の3段階からなる。
【0013】(1)ベース基材の作製 まず、図1(a)に示すように、銅箔などの導体21の
両面に、ドライフィルム状のエッチングレジスト22と
感光性永久絶縁フィルム23とを、60〜100℃の温
度で同時に熱圧着してラミネートする。感光性永久絶縁
フィルム23の表面には保護フィルム24を形成する。
なお、ドライフィルム状のエッチングレジスト22を熱
圧着する代わりに、図2に示すようなレジストインク2
2’を塗布してもよい。
【0014】(2)回路形成 次いで、エッチングレジスト22側のみを露光し、現像
する。これにより図1(b)に示すように、エッチング
レジスト22には回路用パターン25が形成される。こ
こで露光条件としては例えば40〜60mJ/cm2
採用される。また、現像液としては例えば30℃の1%
炭酸ナトリウム水溶液が採用される。この際に、感光性
永久絶縁フィルム側は露光せず、現像時に溶解しないよ
うに、保護フィルム24も残しておく。
【0015】次に、図1(c)に示すように、導体21
をエッチングし、回路26を形成する。
【0016】その後、レジスト22を剥離すると、図1
(d)に示す構造が得られる。剥離液としては例えば2
%の水酸化ナトリウムが採用される。この場合に、感光
性永久絶縁フィルム23は、保護フィルムが残っている
ので剥離されない。
【0017】(3)回路保護及び両面同時の開口部形成 レジスト剥離後、図1(e)に示すように、感光性永久
絶縁フィルム27を回路26の上に熱圧着し、その上に
保護フィルム28を形成する。
【0018】次いで、図1(f)に示すように、保護フ
ィルム24,28を剥離し、感光性永久絶縁フィルム2
3及び28を露光し、現像して、夫々開口部29及び3
0を形成し、最後に感光性永久絶縁フィルム23,27
をキュアさせる。ここで、露光条件としては例えば10
0〜250mJ/cm2が採用され、現像液としては例
えば30℃の1%炭酸ナトリウム水溶液が採用される。
また、感光性永久絶縁フィルムのキュア条件としては、
例えば150〜170℃、50〜70分が採用される。
【0019】以上の工程により、導体回路26と、その
両側に設けられ、夫々開口部(露出部)29及び30を
有する感光性永久絶縁フィルム23及び27を備えた両
面露出構造のFPCが得られる。
【0020】このように、従来の接着剤付き絶縁フィル
ムの代わりに、感光性を有する永久絶縁層を使用するの
で、開口部の形成は、絶縁フィルムを導体に貼り合わせ
た後にすることができ、しかも開口部の形成を写真法で
行うので、従来の孔明け済み絶縁フィルムを貼り合わせ
る方法に比較して位置合わせ精度が向上する。
【0021】また、従来のように、柔らかくて薄く、い
わゆる腰のないフィルムを枚葉で取り扱う工程がなくな
るため、自動化工程への置き換えが可能になると同時
に、両面同時に開口するため、回路形成のエッチングの
際に孔埋め用レジストインクで開口部を埋める必要がな
く、結果として工程数を減少させることができる。
【0022】更に、レーザのような特殊で高価な装置を
用いる必要はなく、従来から用いられてきたプリント板
製造装置を適用することができるので、低コストで製造
することができる。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形が可能である。例えば上記例で
は、両面露出構造のFPCを製造する例について示した
が、これに限るものではない。また、上記各工程の条件
等もそれに限るものではなく、得ようとするFPCに応
じて適宜設定すればよい。
【0024】なお、本発明で使用する感光性永久絶縁フ
ィルムは、材料の有する機能・特性に依存するが、ドリ
ル又はパンチングでは形成することができない微小孔を
写真法により形成することができる。従って、図3に示
すように、ベース絶縁層31上に導体回路32を形成
し、その上に感光性永久絶縁フィルム33を形成して、
そのフィルム33に微小孔を形成し、そこにメッキ法で
マイクロバンプ34を形成することにより、マイクロ接
続部を有するFPC構造を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の接着剤付き絶縁フィルムの代わりに、感光性を有
する永久絶縁層を使用するので、貼り合わせた後に写真
法により開口部を形成することができ、孔明け済み絶縁
フイルムを位置合わせしながら貼り合わせる必要がなく
なるので、位置合わせ精度が向上する。また、従来の接
着剤付き絶縁層で問題となる接着剤の開口部ないへのし
み出しがなくなり、設計値との不整合がなくなる。更
に、回路形成前に開口部形成工程がないので、従来必要
としていた孔埋め用レジストインクが不要となり、材料
費と工程数の削減とを実現することができる。更にま
た、従来のような、柔らかくて薄いフィルムを枚葉で取
り扱う工程がなくなるため、自動化が容易になり、結果
として工程数を減少させることができ、品質も向上す
る。更にまた、レーザのような特殊で高価な装置を用い
る必要はなく、従来装置をそのまま適用することができ
るので、低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る両面露出構造FPC
の製造方法を説明するための図である。
【図2】エッチングレジストにレジストインクを使用し
た際の状態を示す図である。
【図3】本発明を適用したマイクロ接続部を有するFP
Cの構造を示す断面図である。
【図4】従来の両面露出構造FPCを示す断面図であ
る。
【図5】従来の両面露出構造FPCの製造方法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
21:導体 22:エッチングレジスト 23、27:感光性永久絶縁フィルム 24、28:保護フィルム 25:回路パターン 26:回路 29、30:開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体の一方の面に第1の感光性永久絶縁
    層を形成する工程と、前記導体の回路を形成する工程
    と、前記導体の回路の上に、第2の感光性永久絶縁層を
    形成する工程と、前記第1及び第2の感光性永久絶縁層
    を露光し現像することによりこれらに開口部を形成する
    工程と、を有することを特徴とするフレキシブルプリン
    ト配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 導体回路と、その両側に設けられ、開口
    部を有する感光性永久絶縁層とを備えたことを特徴とす
    るフレキシブルプリント配線板。
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Cited By (4)

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