JPH10135028A - 極低温装置 - Google Patents

極低温装置

Info

Publication number
JPH10135028A
JPH10135028A JP29018496A JP29018496A JPH10135028A JP H10135028 A JPH10135028 A JP H10135028A JP 29018496 A JP29018496 A JP 29018496A JP 29018496 A JP29018496 A JP 29018496A JP H10135028 A JPH10135028 A JP H10135028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
cooling
refrigerant
cryogenic
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29018496A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoaki Terai
元昭 寺井
Kazumasa Kikukawa
和雅 菊川
Akihiko Miura
秋彦 三浦
Takahiro Fujinami
孝洋 藤波
Hiroyuki Nakao
裕行 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Transport Engineering Inc, Central Japan Railway Co filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29018496A priority Critical patent/JPH10135028A/ja
Publication of JPH10135028A publication Critical patent/JPH10135028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】外部動力を使わない自然冷却方式でかつ被冷却
体が複数あっても液溜部との配管系が複雑にならず安定
条件を容易に設定できる極低温装置を得る。 【解決手段】被冷却体2の上方に設置され、内部に極低
温冷媒3を収容する液溜部4と、4からの3を内部に溜
めることにより得られる3の蒸発気泡を4に戻すことで
2を冷却する閉ループ状の冷却配管6と、6と4の間に
連通可能に接続され、4からの3を6に導く接続配管9
および補助液溜部8を備え、9,6の配管内の管壁に付
着する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記蒸発気泡の表面張
力および粘着力に打ち勝つように、9および6の底部の
うち少なくとも6の底部の鉛直面に対する傾斜角ならび
に6および9の直径を設定した極低温装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導磁石等の極
低温装置に係わり、特にLHe、LH2 、LN2等の冷
媒による冷却を行う極低温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の極低温装置について、特に冷媒を
収容する液溜部が被冷却体の上方に設置された自然落下
循環方式を用いた極低温装置を例にして説明する。この
自然落下循環方式の一例として、特開昭61−7106
8号公報に示されるように、液化した冷媒と気化した冷
媒との密度差を利用して冷媒の循環動力を得るようにし
た気泡ポンプ方式があるが、これはポンプ等の冷媒循環
動力の手段が不必要であることから小形化に適する構造
である。
【0003】そこで、この種の極低温装置について図1
3を参照して説明する。図13では冷媒の循環部分のみ
が図示されていて、超電導コイル、輻射シールド板等の
被冷却体の詳細やそれを断熱支持する支持体および外部
に取り付けられる各種ポート、バルブ、安全弁、センサ
ー類等は説明の煩雑さのために省賂している。
【0004】図13に示すように真空断熱容器1の内部
に被冷却体2が設置され、この上方には極低温冷媒3を
収容する冷媒溜部例えば液溜部4が設置され、この液溜
部4の底部に断熱支持された供給配管5の一端側に有す
る入り口部5aが接続されている。供給配管5の他端側
は被冷却体2を冷却するループ状の冷却配管6の底部と
連通可能に接続されている。液溜部4の側壁には注液配
管7が貫通され、注液配管7の先端有する放出口7a
が、供給配管5の入り口部5aに位置するように配置さ
れている。冷却配管6の上部には、戻り配管16の一端
が連通するように接続され、戻り配管16の他端が液溜
部4に連通するように接続されている。液溜部4の上部
には開放配管17が接続されている。
【0005】このような構成のものにおいて、図示しな
い極低温冷媒供給装置から注液配管7に極低温冷媒3を
供給することにより、冷媒3はこの重力により放出口7
a、入り口部5a、供給配管5を順次通り、冷却配管6
に供給されるので、冷媒3は被冷却体2と熱交換され、
気化される。この気化された冷媒は、冷却配管6内を蛇
行しながら戻り配管16を通り、液溜部4の上部空間に
供給される。
【0006】図13の構成において、特開平3−272
108号公報と同様に、液溜部4への注液配管7の放出
口7aが、供給配管5の入り口部5aに近接するように
配設されているので、予冷時に冷媒3を外部より供給配
管5を通し直接被冷却体2へ送られ、予冷時間の短縮が
図られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の自然
落下循環方式の極低温装置では、液溜部4と被冷却体2
を冷却する冷却配管6との間を接続するための接続配管
として、供給配管5と戻り配管16の2本必要である。
【0008】このため、図14に示すように、複数の被
冷却体2を冷却する極低温装置に構成した場合には、配
管系の構造が複雑になる。そこで、図14の配管構成を
簡単にするため、図15のように構成することが考えら
れる。すなわち、供給配管5を液溜部4に直接接続する
前に合流させ、同様に戻り配管16を液溜部4に直接接
続する前に合流させたものである。
【0009】このように構成することにより、配管構成
を簡素化できるが、自然落下循環方式により冷媒3を流
すことを前提としており、合流する相互の配管5,16
間の影響が考えられ、循環を安定にする条件を見いだす
には試行錯誤による充分な検証が必要となることから、
その設定が困難である。
【0010】さらに、図13に示すように注液配管7に
予冷配管作用を兼用させた場合には、液溜部4に追加注
液をした時に注液管内に残る暖められたガスが注液初期
時にどうしても被冷却体2へ送られてしまい、被冷却体
2の温度を上昇させてしまうおそれがあった。
【0011】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、外部動力を使わない自然冷却方式でかつ被
冷却体が複数あっても液溜部との配管系が複雑にならず
安定条件を容易に設定できる極低温装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、被冷却体の上方に設置
され、内部に極低温冷媒を収容する冷媒溜部と、前記冷
媒溜部からの極低温冷媒を内部に溜めることにより得ら
れる前記冷媒の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すことで前
記被冷却体を冷却する閉ループ状の冷却配管と、前記冷
却配管と前記冷媒溜部の間に連通可能に接続され、前記
冷媒溜部からの極低温冷媒を前記冷却配管に導く接続配
管および補助冷媒溜部を備え、前記接続配管および前記
冷却配管の配管内の管壁に付着する冷媒の蒸発気泡の浮
力が、前記蒸発気泡の表面張力および粘着力に打ち勝つ
ように、前記接続配管および前記冷却配管の底部のうち
少なくとも前記冷却配管の底部の鉛直面に対する傾斜角
ならびに前記冷却配管および前記接続配管の直径を設定
したことを特徴とする極低温装置である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、複数の被冷却体の上方に設置され、内部に
極低温冷媒を収容する冷媒溜部と、前記冷媒溜部からの
極低温冷媒を内部に溜めることにより得られる前記冷媒
の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すことで前記各被冷却体
をそれぞれ冷却する複数の閉ループ状の冷却配管と、前
記各冷却配管と前記冷媒溜部の間にそれぞれ連通可能に
接続され、前記冷媒溜部からの極低温冷媒を前記各冷却
配管に導く複数の接続配管および複数の補助冷媒溜部を
備え、前記各接続配管および前記各冷却配管の配管内の
管壁に付着する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記蒸発気泡
の表面張力および粘着力に打ち勝つように、前記各接続
配管および前記各冷却配管の底部のうち少なくとも前記
各冷却配管の底部の鉛直面に対する傾斜角ならびに前記
各冷却配管および前記接続配管の直径を設定した構成と
したことを特徴とする極低温装置である。
【0014】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、複数の被冷却体の上方に設置され、内部に
極低温冷媒を収容する冷媒溜部と、前記冷媒溜部からの
極低温冷媒を内部に溜めることにより得られる前記冷媒
の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すことで前記各被冷却体
をそれぞれ冷却する複数の閉ループ状の冷却配管と、前
記冷却配管のうちの一つと前記冷媒溜部の間にそれぞれ
連通可能に接続され、前記冷媒溜部からの極低温冷媒を
前記冷却配管のうちの一つに導く第1の接続配管および
補助冷媒溜部と、前記補助冷媒溜部と前記冷却配管のう
ちの残り全てとそれぞれ連通可能に接続された第2の接
続配管を備え、前記各接続配管および前記各冷却配管の
配管内の管壁に付着する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記
蒸発気泡の表面張力および粘着力に打ち勝つように、前
記各接続配管および前記各冷却配管の底部のうち少なく
とも前記各冷却配管の底部の鉛直面に対する傾斜角なら
びに前記各冷却配管および前記接続配管の直径を設定し
た構成としたことを特徴とする極低温装置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記冷却配管の一部と前記補助媒体溜部の
間に連通可能に接続され断熱支持した供給配管を接続し
たことを特徴とする請求項1記載の極低温装置である。
【0016】請求項1〜4のいずれかに対応する発明に
よれば、冷媒の蒸発気泡の浮力が蒸発気泡の表面張力お
よび粘着力に打ち勝ち各冷却管内で発生した蒸発気泡は
各冷却管を上昇し補助液溜に抜け、合流した蒸発気泡は
接続配管を通し補助液溜部から液溜め部へ戻され、蒸発
気泡が抜ければ自重により冷媒が補給されるので安定し
た冷却が行われる。この結果、被冷却体と液溜部途の間
の接続配管の本数が減らせ構造の簡素化が可能となる。
【0017】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記冷却配管の一部に予冷用供給配管を接
続するかまたは前記各冷却配管の一部にそれぞれ予冷用
供給配管を連通可能に接続したことを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の極低温装置である。
【0018】請求項5に対応する発明によれば、請求項
1の作用の他に、予冷用供給配管を備えているので、冷
却配管の予冷時間の短縮が可能となる。前記目的を達成
するため、請求項6に対応する発明は、前記各冷却配管
相互間を連通配管により連通可能に接続したことを特徴
とする請求項2項または請求項3記載の極低温装置であ
る。
【0019】請求項6に対応する発明によれば、連通配
管を備えているので、請求項1の作用の他に、冷却配管
の一部に一時的に過大な入熱があっても、安定した冷却
が維持できる。
【0020】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記接続配管、前記連通配管および前記予
冷用供給配管にベローズまたは配管曲げ等の伸縮可能部
を設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記
載の極低温装置である。
【0021】請求項7に対応する発明によれば、請求項
1の作用の他に、ベローズまたは伸縮可能部を設けてあ
るので、熱収縮逃げが可能となり、配管に働く過大な熱
応力を回避することができる。
【0022】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記冷却配管の少なくとも1カ所を該冷却
配管の材料より電気抵抗の高い材料で構成したことを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の極低温装置で
ある。
【0023】請求項8に対応する発明によれば、請求項
1の作用の他に、冷却配管の閉ループの一部を高電気抵
抗部に変更することにより、閉ループ抵抗を高くし、誘
導される電流値を下げ発熱を抑えることが可能となる。
【0024】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、前記冷却配管の途中に連通可能で、かつ前
記被冷却体に接触されるように良熱伝導体からなる補助
媒体溜部を少なくとも1個を設けたことを特徴とする請
求項1,2,3のいずれかに記載の極低温装置である。
【0025】請求項9に対応する発明によれば、請求項
1の作用の他に、冷却配管だけでなく、補助液溜部によ
っても被冷却体の冷却が可能となり、より一層の冷却効
率の向上が図られる。
【0026】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、前記補助媒体溜部は、超電導装置の電流
リードの冷却部を兼用したことを特徴とする請求項9記
載の極低温装置である。
【0027】請求項10に対応する発明によれば、請求
項1の作用の他に、補助媒体溜部で電流リードの冷却を
兼ねさせることができ、この結果電流リード専用の冷却
装置が不必要になり装置の構造を簡素化できる。
【0028】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、前記液溜部に極低温冷媒を再凝縮させる
極低温冷凍機を接続したことを特徴とする請求項1〜9
のいずれかに記載の極低温装置である。
【0029】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、前記液溜部に極低温冷媒を液化供給させ
る極低温冷凍機を接続したことを特徴とする請求項1〜
9のいずれかに記載の極低温装置である。
【0030】請求項11または請求項12に対応する発
明によれば、請求項1の作用の他に、供給配管、予冷用
用供給配管および連通配管等の追加により運用がより便
利になると共に、冷却の安定性を確保できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 <第1実施形態(請求項1に対応)> (構成)図1は、真空断熱容器1内の構成のみを示して
いる。真空断熱容器1内には、断熱支持等で固定される
被冷却体2が設置され、この上方には極低温冷媒3を収
容する冷媒溜部例えば液溜部4が設置されている。被冷
却体2の表面には、蛇腹形状で閉ループ状の冷却配管6
が密着するように設けられている。冷却配管6は図のよ
うに蛇腹状に折曲された2本の配管6a,6bの端部同
士を連結したものであり、配管6a,6bの直径は後述
するような値であって、配管6a,6bの下端部は鉛直
面に対して所定の傾斜角度となるように設定されてい
る。
【0032】冷却配管6の上端部には、補助媒体溜部例
えば補助液溜部8が連通するように連結され、補助液溜
部8には接続配管9の一端部が連通するように接続さ
れ、接続配管9の他端部が液溜部4の底部に、この底部
に対して垂直でかつ液溜部4内部と連通するように接続
されている。
【0033】液溜部4の側壁には、注液配管7の一端部
が貫通され、かつ底面部に近接するように設けられ、ま
た液溜部4の上部に通常開放状態の開放配管17が接続
されている。
【0034】そして、接続配管9および冷却配管6の配
管内の管壁に付着する冷媒3の蒸発気泡の浮力が、鉛直
面に対して蒸発気泡の表面張力および粘着力に打ち勝つ
ように、冷却配管6の底部が鉛直面に対して蒸発気泡の
表面張力および粘着力に打ち勝つに足りる傾斜角に設定
されている。また、接続配管9および冷却配管6の直径
は、接続配管9および冷却配管6の配管内の管壁に付着
する冷媒3の蒸発気泡の浮力が、該蒸発気泡の表面張力
および粘着力に打ち勝つように設定されている。
【0035】(作用)以上述べた第1実施形態によれ
ば、自然落下循環方式のように冷媒を循環させるのでは
なく、冷媒を冷却配管中に溜めて蒸発気泡を戻す方式と
し、冷媒3の蒸気気泡の浮力が蒸発気泡の表面張力およ
び粘着力に打ち勝つように、冷却配管6の傾斜角ならび
に冷却配管6および接続配管9の直径が設定を行ってい
るため、冷却配管6内で発生した蒸発気泡は各配管6
a,6bを上昇し補助液溜部8に抜け、合流した蒸発気
泡は接続配管9を通し補助液溜部8から液溜部4に抜け
る。蒸発気泡が抜ければ自重により冷媒3が冷却管6に
補助液溜部8を通し補給され、安定した冷却が行われ
る。
【0036】また、冷却配管6aの配管6aの一部で一
時的に入熱が過大になり、冷媒3の蒸発気泡が多量に発
生し、その冷却配管6aが蒸発気泡で満たされ冷媒3の
補給が不足するような場合でも、閉ループを構成する他
の配管6bから補給がなされる。
【0037】図1では、冷却配管6の構成として配管6
a,6bが2本の場合を示しているが、3本以上の配管
でも同様な作用が可能である。 (効果)この結果、第1実施形態によれば、図13の従
来の自然落下循環方式の極低温装置に較べ、被冷却体2
と液溜部4との間の接続配管の本数が減らすことがで
き、これにより配管系の構成の簡素化が図れる。具体的
には、図13の供給配管5を省いた構造に近い。
【0038】また、冷却配管6の一部例えば配管6aで
一時的に過大な入熱があった場合でも閉ループを構成す
る他の配管6bから冷媒3が補給されるため、安定した
冷却状態を保つことができる。
【0039】さらに、本冷却方式では冷媒3が冷却配管
6内に常に溜まっていることから、最悪上部の液溜部4
の冷媒3がなくなった時でも、冷却配管6内に残ってい
る冷媒3の沸騰熱伝達による冷却が確保されるという大
きな利点がある。
【0040】なお、液溜部4内部の冷媒3の量が少なく
なっても、注液配管7から液溜部4内に冷媒3を補給す
るだけで、被冷却体2の温度を上昇させるおそれもな
い。 <第2実施形態(請求項2に対応)>図2に示すよう
に、被冷却体2が複数個あり(図では2個であるが、3
個以上でもよい)、各被冷却体2に冷却配管6をそれぞ
れ密着させ、各被冷却体2の上方に液溜部4を設置する
ことは前述の実施形態と同様であり、各冷却配管6の上
部と液溜部4の底部にはそれぞれ補助液溜部8とほぼク
ランク状の接続配管9を接続した配管部材の両端部がそ
れぞれ連通可能に接続されている。この場合、冷媒3の
蒸気気泡の浮力が蒸発気泡の表面張力および粘着力に打
ち勝つように、冷却配管6の底部および接続配管9の大
半の部分が鉛直面に対して所定の傾斜角となるように設
定され、さらに冷媒3の蒸気気泡の浮力が蒸発気泡の表
面張力および粘着力に打ち勝つように冷却配管6および
接続配管9の直径が設定されている。
【0041】以上述べた第2実施形態も第1実施形態と
同様の作用効果が得られる。 <第3実施形態(請求項3に対応)>図3に示すよう
に、被冷却体2が複数個あり(図では2個であるが、3
個以上でもよい)、各被冷却体2に冷却配管6をそれぞ
れ密着させ、各被冷却体2の上方に液溜部4を設置する
ことは前述の実施形態と同様であり、各冷却配管6のう
ち例えば右側の冷却配管6の上部と液溜部4の底部には
補助液溜部8と接続配管9を接続した直線状の配管部材
を両端部がそれぞれ連通可能に接続されている。そし
て、左側の冷却配管6の上部にほぼ垂直に補助液溜部8
の一端部が接続され、補助液溜部8の他端部に、新たに
接続配管9aの一端部が鉛直面に対して所定の傾斜角と
なるように接続され、接続配管9aの他端部が補助液溜
部8に連結可能に接続されている。
【0042】この場合も、冷媒3の蒸気気泡の浮力が蒸
発気泡の表面張力および粘着力に打ち勝つように、冷却
配管6の底部および接続配管9aが鉛直面に対して所定
の傾斜角となるように設定され、さらに冷媒3の蒸気気
泡の浮力が蒸発気泡の表面張力および粘着力に打ち勝つ
ように冷却配管6および接続配管9,9aの直径が設定
されている。
【0043】以上述べた第3実施形態も第1実施形態と
同様の作用効果が得られるばかりでなく、図2の実施形
態に比べて接続配管9の数を減少させることができ、さ
らに配管系の構造の簡素化が図れる。
【0044】<第4実施形態(請求項4に対応)>図4
は、図1の実施形態に新たに断熱支持した供給配管5b
を準備し、供給配管5bの両端部を冷却配管6の底部と
補助液溜部8に一部にそれぞれ連通可能に接続した点の
みが図1とは異なる。
【0045】このように構成することにより、被冷却体
2の熱負荷が大きく冷却配管6での蒸発気泡が多量に発
生し、冷却配管6が蒸発気泡で塞がれることが予想され
る場合、冷却配管6の直径を大きく設定することが考え
られるが、図4に示すように補助液溜部8から断熱した
供給配管5bを冷却配管6の底部に接続することによっ
ても冷媒3の循環が確保され同様の効果が期待できる。
これ以外は、第1実施形態と同様の作用効果が得られ
る。
【0046】<第5実施形態(請求項5に対応)>図5
は、図1の実施形態の冷却配管6の底部に予冷用供給配
管10の一端部を、冷却配管6と連通するように接続し
た点のみが図1とは異なる。
【0047】このように構成することにより、外部から
直接冷媒3を予冷用供給配管10を通して冷却配管6に
送液できるので、被冷却体2の予冷時間の短縮が図れ
る。これ以外は、第1実施形態と同様の作用効果が得ら
れる。
【0048】図5は、被冷却体2が1個の場合を示して
いるが、被冷却体2が複数個ある場合でも図5と同様に
構成することもできる。 <第6実施形態(請求項6に対応)>図6は、図3の実
施形態に新たに連通配管11を準備し、連通配管11の
両端部を、前記各冷却配管6の底部相互間に連通可能に
接続した点のみが、図3とは異なる点である。
【0049】このように構成することにより、予冷時に
は各冷却配管6の底部(下部)から冷却されるため、連
通配管11を通して被冷却体2a,2b毎の冷却が均等
化され、予冷時間の短縮が図れる。また、一部の被冷却
体2aで一時的に発熱(入熱)が過大となり、冷媒3の
蒸発気泡が多量に発生し、冷却配管6もしくは接続配管
9aで蒸発気泡の抜けが悪くなり、冷媒3の補給が不足
するような場合でも、連通配管11を通して周辺の被冷
却体2bより冷媒3の補給がなされるため、安定な冷却
状態を保つことができる。これ以外の作用効果は図3と
同一である。
【0050】図6では被冷却体2a,2bが2個の場合
を示しているが、被冷却体2が3個以上の場合も同様で
ある。 <第7実施形態(請求項7に対応)>図7に示すように
複数の被冷却体2毎に、複数の冷却配管6がそれぞれ密
着された場合であって、各冷却配管6の底部同士が連通
配管11により連通接続され、連通配管11には予冷用
供給配管10が連通するように接続され、さらに各冷却
配管6の上部に補助液溜8の一端部がそれぞれ連通する
ように接続され、各補助液溜8の他端部に接続配管9a
が接続され、該補助液溜8の一つと液溜部4の底部の間
に接続配管9の両端部が連通されるように接続したもの
である。接続配管9,9aはいずれも鉛直面に対して所
定の傾斜角だけ傾斜して設置されている。
【0051】このような構成のものにおいて、接続配管
9,9a、予冷用供給配管10および連通配管11の途
中に、ベローズまたは配管曲げ等の伸縮可能部12,1
2a,12bを設けたものである。
【0052】このように構成することにより、以下のよ
うな作用効果が得られる。すなわち、被冷却体2が大形
になると、通常その冷却時の熱収縮により被冷却体2間
を相互に接続される上記の配管9,9a,10,11が
相互に引っ張られて熱応力を受けるが、上記のベローズ
または伸縮可能部12、12a、12bを設けることに
より熱収縮逃げが可能となり、配管9,9a,10,1
1に働く過大な熱応力を回避することができる。
【0053】図7では被冷却体2が2個の場合を示して
いるが、被冷却体2が3個以上の場合も同様である。 <第8実施形態(請求項8に対応)>図8は、図1の実
施形態において、閉ループ状に形成されている冷却配管
6の途中に、冷却配管6の材料より電気抵抗の大きい材
料からなる高電気抵抗部6cを構成した点のみが異な
る。
【0054】通常、冷却配管6は熱伝達を良くするため
アルミニウムおよび銅もしくはそれらの合金等の電気抵
抗の低い材料を使用するため、超電導磁石装置等では強
力な磁界変動もしくは強磁界中での振動により冷却配管
6の閉ループに誘導電流が流れ発熱を生じるが、上述の
ように冷却配管6の閉ループの一部を高電気抵抗部6c
に変更することにより、閉ループ抵抗を高くし、誘導さ
れる電流値を下げ発熱を抑えることが可能となる。
【0055】図8では被冷却体2が1個の場合を示して
いるが、2個以上の場合も同様である。 <第9実施形態(請求項9に対応)>図9は、図1と類
似した構成で、被冷却体2に密着されている冷却配管9
の上部および底部にそれぞれ補助液溜部8,8aを連通
可能に連結し、補助液溜部8,8aをそれぞれ被冷却体
2と接触(固定)させたものであるする。この場合、補
助液溜部8,8aはアルミニウム、銅もしくはそれらの
合金等の良熱伝導体で構成されている。これ以外の構成
は、図1と同一構成である。
【0056】このように構成することにより、冷却配管
6だけでなく、補助液溜部8、8aによっても被冷却体
2の冷却が可能となり、より一層の冷却効率の向上が図
られ、冷却配管6の簡素化が可能となる。
【0057】なお、図9は補助液溜部8、8aを設けた
場合を示しているが、このうちの補助液溜部8だけでも
冷却効率の向上が図られる。また、図9は被冷却体2が
1個の場合を示しているが、被冷却体2が複数個あって
も同様に構成することができる。
【0058】<第10実施形態(請求項10に対応)>
図10は図1と類似した構成で、冷却配管6の上部に補
助液溜部8bを連通可能に連結し、補助液溜部8bに超
電導装置の電流リード13に接触(固定)させるように
構成したものである。これ以外の構成は図1と同一であ
る。
【0059】このように構成することにより、電流リー
ド13の冷却を兼ねさせることができ、この結果電流リ
ード13専用の冷却装置が不必要になり装置の構造を簡
素化できる。
【0060】図10では被冷却体2が1個の場合を示し
ているが、2個以上の場合も同様である。 <第11実施形態(請求項11に対応)>図11は図1
の構成に、新たに極低温冷凍機14、凝縮部14a、コ
ンプレッサ15、バルブ18、安全弁19を追加したも
ので、これ以外の構成は図1と同一である。
【0061】具体的には、冷却サイクルの液溜部4にコ
ンプレッサ15と連通された冷凍機14を取り付け、凝
縮部14aを液溜部4内に配置し、また注液配管7およ
び開放配管17の端部にそれぞれバルブ18を設置し、
さらに開放配管17の一部に安全弁19を設置したもの
である。
【0062】このように構成することにより、冷却配管
6内で蒸発してきた冷媒3の気泡が冷凍機14により冷
却されることから再液化され、追加注液することなく運
用できる。
【0063】<第12実施形態(請求項12に対応)>
図12は、図11と類似した構成で、極低温冷凍機14
に凝縮部14aを設けず、極低温冷凍機14に有する液
化供給口14bおよび回収口14cを液溜部4内に開口
するように構成したものである。
【0064】冷却配管6内で蒸発してきた冷媒3の気泡
が、回収口14cから冷凍機14内に回収されて冷却さ
れ、これにより再液化された冷媒3が、液化供給口14
bから液溜部4に供給されることから、追加注液するこ
となく運用できる。図12では被冷却体2が1個の場合
を示しているが、2個以上の場合も同様である。
【0065】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、外部動力を
使わない自然冷却方式でかつ被冷却体が複数あっても液
溜部との配管系が複雑にならず安定条件を容易に設定で
きる極低温装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極低温装置の第1実施形態の概略構成
を示す図。
【図2】本発明の極低温装置の第2実施形態の概略構成
を示す図。
【図3】本発明の極低温装置の第3実施形態の概略構成
を示す図。
【図4】本発明の極低温装置の第4実施形態の概略構成
を示す図。
【図5】本発明の極低温装置の第5実施形態の概略構成
を示す図。
【図6】本発明の極低温装置の第6実施形態の概略構成
を示す図。
【図7】本発明の極低温装置の第7実施形態の概略構成
を示す図。
【図8】本発明の極低温装置の第8実施形態の概略構成
を示す図。
【図9】本発明の極低温装置の第9実施形態の概略構成
を示す図。
【図10】本発明の極低温装置の第10実施形態の概略
構成を示す図。
【図11】本発明の極低温装置の第11実施形態の概略
構成を示す図。
【図12】本発明の極低温装置の第12実施形態の概略
構成を示す図。
【図13】従来の極低温装置の第1の例の概略構成を示
す図。
【図14】従来の極低温装置の第2の例の概略構成を示
す図。
【図15】従来の極低温装置の第3の例の概略構成を示
す図。
【符号の説明】
1…真空断熱容器 2、2a、2b…被冷却体 3…極低温冷媒 4…液溜部 5、5b…供給配管 5a…入り口部 6、6a、6b…冷却配管 6c…高電気抵抗部 7…注液配管 7a…放出口 8、8a、8b…補助液溜部 9、9a…接続配管 10…予冷用供給配管 11…連通配管 12、12a、12b…伸縮可能部 13…電流リード 14…極低温冷凍機 14a…凝縮部 14b…液化供給口 14c…回収口 15…コンプレッサー 16…戻り配管 17…開放配管 18…バルブ 19…安全弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 元昭 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 菊川 和雅 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 三浦 秋彦 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝トランスポートエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 藤波 孝洋 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝トランスポートエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 中尾 裕行 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却体の上方に設置され、内部に極低
    温冷媒を収容する冷媒溜部と、 前記冷媒溜部からの極低温冷媒を内部に溜めることによ
    り得られる前記冷媒の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すこ
    とで前記被冷却体を冷却する閉ループ状の冷却配管と、 前記冷却配管と前記冷媒溜部の間に連通可能に接続さ
    れ、前記冷媒溜部からの極低温冷媒を前記冷却配管に導
    く接続配管および補助冷媒溜部を備え、 前記接続配管および前記冷却配管の配管内の管壁に付着
    する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記蒸発気泡の表面張力
    および粘着力に打ち勝つように、前記接続配管および前
    記冷却配管の底部のうち少なくとも前記冷却配管の底部
    の鉛直面に対する傾斜角ならびに前記冷却配管および前
    記接続配管の直径を設定したことを特徴とする極低温装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の被冷却体の上方に設置され、内部
    に極低温冷媒を収容する冷媒溜部と、 前記冷媒溜部からの極低温冷媒を内部に溜めることによ
    り得られる前記冷媒の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すこ
    とで前記各被冷却体をそれぞれ冷却する複数の閉ループ
    状の冷却配管と、 前記各冷却配管と前記冷媒溜部の間にそれぞれ連通可能
    に接続され、前記冷媒溜部からの極低温冷媒を前記各冷
    却配管に導く複数の接続配管および複数の補助冷媒溜部
    を備え、 前記各接続配管および前記各冷却配管の配管内の管壁に
    付着する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記蒸発気泡の表面
    張力および粘着力に打ち勝つように、前記各接続配管お
    よび前記各冷却配管の底部のうち少なくとも前記各冷却
    配管の底部の鉛直面に対する傾斜角ならびに前記各冷却
    配管および前記接続配管の直径を設定した構成としたこ
    とを特徴とする極低温装置。
  3. 【請求項3】 複数の被冷却体の上方に設置され、内部
    に極低温冷媒を収容する冷媒溜部と、 前記冷媒溜部からの極低温冷媒を内部に溜めることによ
    り得られる前記冷媒の蒸発気泡を前記冷媒溜部に戻すこ
    とで前記各被冷却体をそれぞれ冷却する複数の閉ループ
    状の冷却配管と、 前記冷却配管のうちの一つと前記冷媒溜部の間にそれぞ
    れ連通可能に接続され、前記冷媒溜部からの極低温冷媒
    を前記冷却配管のうちの一つに導く第1の接続配管およ
    び補助冷媒溜部と、 前記補助冷媒溜部と前記冷却配管のうちの残り全てとそ
    れぞれ連通可能に接続された第2の接続配管を備え、 前記各接続配管および前記各冷却配管の配管内の管壁に
    付着する冷媒の蒸発気泡の浮力が、前記蒸発気泡の表面
    張力および粘着力に打ち勝つように、前記各接続配管お
    よび前記各冷却配管の底部のうち少なくとも前記各冷却
    配管の底部の鉛直面に対する傾斜角ならびに前記各冷却
    配管および前記接続配管の直径を設定した構成としたこ
    とを特徴とする極低温装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却配管の一部と前記補助媒体溜部
    の間に連通可能に接続され断熱支持した供給配管を接続
    したことを特徴とする請求項1記載の極低温装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却配管の一部に予冷用供給配管を
    接続するかまたは前記各冷却配管の一部にそれぞれ予冷
    用供給配管を連通可能に接続したことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の極低温装置。
  6. 【請求項6】 前記各冷却配管相互間を連通配管により
    連通可能に接続したことを特徴とする請求項2項または
    請求項3記載の極低温装置。
  7. 【請求項7】 前記接続配管、前記連通配管および前記
    予冷用供給配管にベローズまたは配管曲げ等の伸縮可能
    部を設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに
    記載の極低温装置。
  8. 【請求項8】 前記冷却配管の少なくとも1カ所を該冷
    却配管の材料より電気抵抗の高い材料で構成したことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の極低温装
    置。
  9. 【請求項9】 前記冷却配管の途中に連通可能で、かつ
    前記被冷却体に接触されるように良熱伝導体からなる補
    助媒体溜部を少なくとも1個を設けたことを特徴とする
    請求項1,2,3のいずれかに記載の極低温装置。
  10. 【請求項10】 前記補助媒体溜部は、超電導装置の電
    流リードの冷却部を兼用したことを特徴とする請求項9
    記載の極低温装置。
  11. 【請求項11】 前記液溜部に極低温冷媒を再凝縮させ
    る極低温冷凍機を接続したことを特徴とする請求項1〜
    9のいずれかに記載の極低温装置。
  12. 【請求項12】 前記液溜部に極低温冷媒を液化供給さ
    せる極低温冷凍機を接続したことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれかに記載の極低温装置。
JP29018496A 1996-10-31 1996-10-31 極低温装置 Pending JPH10135028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29018496A JPH10135028A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 極低温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29018496A JPH10135028A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 極低温装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10135028A true JPH10135028A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17752845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29018496A Pending JPH10135028A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 極低温装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10135028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530328A (ja) * 2014-09-08 2017-10-12 シーメンス ヘルスケア リミテッドSiemens Healthcare Limited 極低温冷却用の装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530328A (ja) * 2014-09-08 2017-10-12 シーメンス ヘルスケア リミテッドSiemens Healthcare Limited 極低温冷却用の装置
US10712077B2 (en) 2014-09-08 2020-07-14 Siemens Healthcare Limited Arrangement for cryogenic cooling

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3446883B2 (ja) 液体ヘリウム再凝縮装置およびその装置に使用するトランスファーライン
KR102053387B1 (ko) 냉각 회로 내의 과냉 액체를 이용한 소비자 냉각 장치
US6107905A (en) Superconducting magnet apparatus
US6389821B2 (en) Circulating cryostat
JP3996935B2 (ja) クライオスタット構造
JP4031121B2 (ja) クライオスタット装置
US20130160975A1 (en) Thermosiphon cooling system and method
US20060218942A1 (en) Cryogen tank for cooling equipment
US4291541A (en) Cryostat with external refrigerator for super-conducting NMR spectrometer
JPH11102800A (ja) 超電導高周波加速空胴および粒子加速器
EP3343574B1 (en) Superconducting coil pre-cooling method and superconducting magnet apparatus
US8922308B2 (en) Systems and methods for alternatingly switching a persistent current switch between a first mode and a second mode
US6804968B2 (en) Cryostat configuration with improved properties
US11573279B2 (en) Displacer in magnetic resonance imaging system
JPS607396B2 (ja) 超電導装置
JPH11248326A (ja) 冷凍機
JPH10135028A (ja) 極低温装置
JPH10246547A (ja) 理化学機器冷却用液化ガスの再液化装置
CN101105358B (zh) 用于冷却的装置
JP2003086418A (ja) 極低温装置
JP2008091802A (ja) 極低温容器
JPS624309A (ja) 極低温装置
JPS624308A (ja) 極低温装置
JPS632122B2 (ja)
JP2000353614A (ja) 低温装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525