JPH10134890A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10134890A
JPH10134890A JP28674496A JP28674496A JPH10134890A JP H10134890 A JPH10134890 A JP H10134890A JP 28674496 A JP28674496 A JP 28674496A JP 28674496 A JP28674496 A JP 28674496A JP H10134890 A JPH10134890 A JP H10134890A
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光 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離脱操作時の半嵌合も防止できるようにす
る。 【解決手段】 正規嵌合状態から雌雄のハウジング1,
2を離脱させるには、ばね部材20を弾縮させつつ、移
動部材19を鎖線のようにロックアーム5の押圧部6の
後方まで押し込む。その状態から雌ハウジング1を引っ
張ると、ロックアーム5の突起7が係合部15の後側の
誘導面17を登りつつ撓み変形して係止が解除され、雄
ハウジング2から外すことができる。その場合、半嵌合
状態に止め置かれると、保持力が解放された移動部材1
9がばね部材20に蓄勢されたばね力で前方に移動する
過程で押圧部6を押圧し、突起7を誘導面17に沿って
下らせて、ロックアーム5を元姿勢に戻しつつ雌ハウジ
ング1を正規の嵌合位置に引き戻すか、あるいはロック
アーム5ともども雌ハウジング1を大きく押し出す。い
ずれにしても半嵌合が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半嵌合防止機能を
備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半嵌合防止機能を備えた
コネクタの一例として、特開平4−306575号公報
に記載のものが知られている。このものは、一方のコネ
クタハウジングにばね部材が設けられて、そのばね部材
を他方のコネクタハウジングのばね受け部に突き当てる
構造となっており、両ハウジングはばね部材を弾縮させ
つつ嵌合され、半嵌合のままで嵌合操作が止められる
と、ばね部材の復元弾力によって両ハウジングが大きく
離間され、これをもって半嵌合状態が容易に分かるよう
になっている。また、両ハウジングが正規に嵌合された
ところでロックされるとともに、ばね受け部がばね部材
から外れてばね部材が初期状態に復元するようになって
いる。このようにばね部材を初期状態に戻すのは、ばね
部材のへたりを防止して、次回の嵌合操作時において再
び半嵌合の防止機能を有効に果たさせるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタハ
ウジングが半嵌合状態に止め置かれるのは、上記のよう
な嵌合操作時に限らず、離脱操作をした場合にも生ずる
おそれがある。例えば、メンテナンス等において作業者
がハウジングの離脱作業を行っていた際、急用が入って
離脱作業を中途で止めたような場合である。そのような
場合、従来のものでは、ばね部材が初期状態に戻ってい
てコネクタハウジングを引き離す機能は果たし得ないの
で、そのまま半嵌合状態に止め置かれてしまう。すなわ
ち、離脱時の半嵌合は防止できないという問題があっ
た。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたも
のであって、その目的は、嵌合操作時はもちろんのこ
と、離脱操作時にも半嵌合状態に止め置かれるのを防止
できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される
一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウ
ジングには、他方のコネクタハウジングとの嵌合過程で
撓み変形し嵌合完了とともに復帰して相手側コネクタハ
ウジングに係止することにより両コネクタハウジングを
ロック状態とするロックアームが設けられ、前記他方の
コネクタハウジングには両コネクタハウジングの嵌合過
程において撓み状態となっているロックアームによって
押し込まれる移動部材と、この移動部材を常には戻し方
向に付勢し両コネクタハウジングの嵌合完了とともに前
記ロックアームのロック解除方向への撓みを規制可能な
位置へ移動部材を押し戻す付勢部材とが設けられ、さら
に前記移動部材はロックアームの撓みを規制する位置か
ら撓みを許容する位置への操作可能に配置され、両コネ
クタハウジングが離脱過程にあるときには前記移動部材
が撓み状態にある前記ロックアームと当接して前記一方
のコネクタハウジングを離脱方向に付勢可能となってい
る構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記他方のコネクタハウジングには、両コネクタハ
ウジングが嵌合過程にある場合に前記ロックアームを持
ち上げ方向に撓み変形させ嵌合完了とともにロックアー
ムに係止可能な係合部材が設けられている構成としたと
ころに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項2の発
明において、前記係合部材には、正規嵌合状態から前記
一方のコネクタハウジングの引き抜き操作を行った場合
に前記ロックアームを撓み変形させつつその係合部材へ
乗り上げるように誘導可能な誘導部が設けられ、かつ前
記移動部材とロックアームとの間には、このロックアー
ムが誘導部に乗り上げて止まっている場合に、前記移動
部材が付勢力により元位置に移動復帰する過程で前記ロ
ックアームを誘導部から降ろしつつ前記一方のコネクタ
ハウジングを正規嵌合状態に引き戻すガイド機構が設け
られている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>請求項1の発明の作用は以下のよう
である。両コネクタハウジングが正規に嵌合された状態
では、ロックアームが元位置に復動してロックされ、ま
た移動部材が付勢力で撓み規制位置に復動することでロ
ックアームの撓み変形が規制されて二重ロックされてい
る。両コネクタハウジングを離脱する場合は、移動部材
を付勢力に抗して撓み許容位置に逃がし、ロックアーム
を撓み変形させつつ係止を外して一方のコネクタハウジ
ングを引き抜く。その際、半嵌合状態に止め置かれてい
ると、ロックアームが撓み変形した状態にあるため、移
動部材が付勢力で移動復帰する途中でロックアームを押
し出し、両コネクタハウジングを大きく離間させる。す
なわち本発明によれば、コネクタハウジングの離脱操作
時に付勢部材に付勢力を蓄勢して、その付勢力で両コネ
クタハウジングを離間させることができる構造としたか
ら、コネクタハウジングの離脱操作時における半嵌合も
防止することができる。
【0007】<請求項2の発明>ロックアームは嵌合過
程で係合部材に乗り上げつつ撓み変形し、正規に嵌合し
たところで復動して係合部材に係止する。 <請求項3の発明>移動部材を撓み許容位置に逃がしつ
つ一方のコネクタハウジングの引き抜き操作を行うと、
ロックアームが誘導部で誘導されて撓み変形することで
係止が解除され、引き続き一方のコネクタハウジングを
引き抜くことができる。すなわち離脱操作が簡単とな
る。ここでロックアームが誘導部に乗り上げた状態で半
嵌合に止め置かれると、移動部材が付勢力で元位置に移
動復帰する過程で、ガイド機構の機能によりロックアー
ムが誘導部から降ろされつつ一方のコネクタハウジング
が正規の嵌合状態に引き戻される。同様に半嵌合に止め
置かれることが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>まず図1ないし図8によって、本発明
の第1実施形態を説明する。本実施形態のコネクタは、
図1および図2に示すように、互いに嵌合される雌側の
コネクタハウジング1(以下、雌ハウジングと言う)
と、雄側のコネクタハウジング2(以下、雄ハウジング
という)とを備えている。なお以下では、それぞれのハ
ウジング1,2において、嵌合面側を前方とする。
【0009】雌ハウジング1は合成樹脂材によって略直
方体状に形成され、図示しない雌側端子金具が収容され
るキャビティ3が左右に2個並んで形成されている。雌
ハウジング1の上面における左右の側縁にはガイド壁4
が突設されているとともに、幅方向の中央部にはロック
アーム5が形成されている。このロックアーム5は、前
縁側から少し立ち上がって後方に向けて延出した形状と
なっていて、延出端が上方に向けて撓み変形可能となっ
ている。このロックアーム5の上面の長さ方向の中央部
には、詳しくは後記する雄ハウジング2に設けられた移
動部材19を押圧可能な押圧部6が突設されている。ま
た、ロックアーム5の左右の側縁には、一対の突起7が
形成されている。両突起7は、先端側の下面がテーパ面
8とされている。
【0010】雄ハウジング2は、同じく合成樹脂材によ
って雌ハウジング1よりも一回り大きい直方体状に形成
され、本体部10の前面側に雌ハウジング1が嵌合され
るフード部11が形成されている。本体部10内には、
図示しないキャビティが2個左右に並んで形成されてお
り、各キャビティ内に雄側端子金具が挿入されて、それ
ぞれのタブがフード部11内に突出されるようになって
いる。フード部11の天井面の左右の側縁には、雌ハウ
ジング1のガイド壁4が進入可能とされるガイド溝12
が形成されているとともに、幅方向の中央部には、ロッ
クアーム5の進入溝13が形成されている。この進入溝
13の左右の側壁には、上記したロックアーム5の左右
の側縁の突起7と係合可能な係合部15が形成されてい
る。係合部15の前後両端には、テーパ状の誘導面1
6,17が形成されている。
【0011】雄ハウジング2の上面には、移動部材19
と、これを移動付勢するばね部材20とが装着されてい
る。詳細には、雄ハウジング2の上面板22における幅
方向の中央部に、後縁に開口し、かつ前縁の少し手前位
置に達するガイド溝23が切られている。また、その上
面板22の下方位置には、本体部10の後面の少し前方
位置から、フード部11内に所定寸法進入した位置にわ
たって水平な基板25が設けられている。この基板25
は、支点部26を介して本体部10と連結されていて、
その支点部26を中心とした揺動可能となっている。基
板25の後端縁には鈎状のばね受け突部27が形成され
ているとともに、前端側には、ロックアーム5の進入を
許容する溝28が切られている。
【0012】移動部材19は、図1に示すように、雄ハ
ウジング2の全幅よりも少し小さい左右方向に細長い形
状に形成され、その左右の側面には、上記したガイド溝
23の側縁に嵌まる嵌合溝30が形成されている。ま
た、移動部材19の上面の後縁には操作突部31が形成
されている。一方のばね部材20は、帯状のばね鋼板を
ジグザグ状に屈曲して形成されている。
【0013】移動部材19とばね部材20とは以下のよ
うにして装着される。移動部材19は、左右の嵌合溝3
0をガイド溝23の側縁に嵌めつつ後面側から挿入され
る。挿入された移動部材19は、基板25のばね受け突
部27のテーパ面27Aに当たって、基板25を図2の
時計回り方向に揺動させつつ押し込まれ、移動部材19
がばね受け突部27を超えたところで基板25が元の水
平姿勢に復帰し、移動部材19はガイド溝23で案内さ
れ、またその底面を基板25から進入溝13の側壁に設
けられた案内面32に沿わせつつ前方に押し込まれて、
ガイド溝23の前縁23Aに突き当たることで押し込み
が停止される。続いて上記と同じ要領で移動部材19の
後面側にばね部材20が挿入され、基板25のばね受け
突部27の手前側に嵌められる。
【0014】上記によって、ばね部材20の弾力で移動
部材19が前方に移動付勢され、ガイド溝23の前縁2
3Aに押し付けられた状態で停止される。また、雄ハウ
ジング2の上面板22の後縁側と、基板25の下面の後
縁側とを囲むようにして箱形のカバー34が嵌められ、
カバー34に設けられた突部35を雄ハウジング2に設
けられた係止孔36に嵌めることで固定され、これによ
り基板25が不用意に揺動変形することが規制されるよ
うになっている。なお、雌ハウジング1が嵌合された場
合、ロックアーム5が元位置にある限りは、ロックアー
ム5の押圧部6が移動部材19の底面よりも下方に位置
する設定となっている(図3参照)。また、移動部材1
9の前面の下縁には、斜めのガイド面38が形成されて
いる。
【0015】この第1実施形態は以上のような構造であ
って、続いてその作動を説明する。雄ハウジング2に
は、既述した要領で移動部材19、ばね部材20及びカ
バー34が組み付けられる。そして雌雄のハウジング
1,2にそれぞれ雌雄の端子金具を挿入したのち、図2
の矢線に示すように、雄ハウジング2のフード部11内
に雌ハウジング1が嵌合される。雌ハウジング1の全長
の略半分が嵌合されると、図3に示すように、ロックア
ーム5の左右の突起7のテーパ面8が、係合部15の前
側の誘導面16に突き当たる。引き続き雌ハウジング1
が押し込まれると、図4に示すように、両面8,16で
ガイドされつつロックアーム5が上方に撓み変形し、押
圧部6が移動部材19の前面に突出する。
【0016】さらに雌ハウジング1を押し込むと、図5
に示すように、ばね部材20を弾縮しつつ移動部材19
が後方に押し込まれる。雌ハウジング1が正規位置まで
押し込まれると、ロックアーム5の突起7が係合部15
を超えることで、図6に示すようにロックアーム5が元
位置に復帰して、突起7が係合部15の後面側に係止さ
れるとともに、図7に示すように、解放された移動部材
19がばね部材20の復元弾拡力によって前方位置に復
動し、ロックアーム5の押圧部6の上方を覆う。これに
よりロックアーム5の撓み変形が規制され、すなわち二
重ロックがなされる。
【0017】なお上記の嵌合動作において、図5に示す
ように、半嵌合状態に止められると、ばね部材20の復
元弾力により移動部材19が前進付勢されていること
で、ロックアーム5の押圧部6が押されて、雌ハウジン
グ1が雄ハウジング2のフード部11内から大きく後退
される。それにより半嵌合にあったことが容易に判別さ
れる。
【0018】図7に示す正規の嵌合状態から両ハウジン
グ1,2を離脱させるには、以下のようにして行う。ま
ず、操作突部31に指を掛けてばね部材20を弾縮させ
つつ、移動部材19を図7の鎖線に示すように、ロック
アーム5の押圧部6の後方まで押し込む。そして、移動
部材19をその位置に保持したまま雌ハウジング1を引
っ張ると、ロックアーム5の突起7が係合部15の後側
の誘導面17を登りつつ撓み変形して係合部15に乗り
上げる。これによりロックアーム5の係止が解除される
ので、引き続き雌ハウジング1を引き抜けば、雄ハウジ
ング2から外すことができる。移動部材19の保持力を
除去すれば、移動部材19は元の前方位置に復帰され
る。
【0019】上記の離脱操作に際して、例えば図8に示
すように、突起7が係合部15の後側の誘導面17に乗
り上げた状態で離脱操作が中断される場合があり得る。
そのときは、ロックアーム5が少し上方に撓み変形し
て、押圧部6が移動部材19の斜めのガイド面38と対
応しているので、移動部材19の保持力が解放されてば
ね部材20の復元弾拡力により前方に移動復帰する際
に、ガイド面38が押圧部6を押して突起7を後側の誘
導面17に沿って下らせつつロックアーム5を元姿勢に
戻し、同時に雌ハウジング1を正規の嵌合位置に引き戻
す。
【0020】また、突起7が係合部15に乗り上げた状
態で離脱操作が中断されることもあり得る。その場合
は、移動部材19の保持力が解放されて前方に移動復帰
する際に、図5の破線の矢線に示すように、移動部材1
9の前面の垂直面19Aが押圧部6を押圧することによ
って、ロックアーム5ともども雌ハウジング1が大きく
押し出される。いずれにしても、離脱操作時において半
嵌合状態に止め置かれるおそれはない。
【0021】以上説明したように本実施形態によれば、
嵌合操作時において半嵌合の防止ができることに加え、
離脱操作時には、改めてばね部材20に付勢力を蓄勢で
きるようにして、その付勢力をロックアーム5を引き込
むか、押し出すかに利用できるようにしたから、離脱操
作における半嵌合も確実に防止することができる。
【0022】<第2実施形態>図9は本発明の第2実施
形態を示す。この第2実施形態では、移動部材41と、
ばね部材20との装着構造が、第1実施形態とは異なっ
ている。ここでは移動部材41が、下板42と上板43
との2部材から構成されている。下板42は平板状であ
って、一方、上板43は、後端に操作突部31を突設し
た平板の下面に連結脚44が突設された構造となってい
る。連結脚44の下端面には突部45が形成されるとと
もに、下板42にはその突部45が圧入される圧入孔4
6が形成されている。また、雄ハウジング2には、前面
側に開口して後面の少し手前に至る装着孔47が形成さ
れ、その中にばね部材20と、移動部材41の下板42
とが装着可能とされている。また装着孔47の上面に
は、上板43の連結脚44を挿通可能なガイド溝48が
前後方向の所定領域にわたって形成されている。
【0023】すなわち、雄ハウジング2の装着孔47に
は前面からまずばね部材20が挿入され、続いて移動部
材41の下板42が、ばね部材20を弾縮させつつ圧入
孔46がガイド溝48に達するまで押し込まれる。次
に、下板42をその位置に保持したまま、上板43の連
結脚44をガイド溝48に上面側から通し、突部45を
圧入孔46に圧入することで下板42と上板43とを一
体に結合する。一体結合された移動部材41の保持力を
解放すると、ばね部材20の復元弾力で移動部材41が
前方に移動付勢され、連結脚44がガイド溝48の前端
に突き当たって移動が停止された状態で装着される。そ
の他の構造は前記第1実施形態と同様であって、同一機
能を有する部位については同一符号を付すことで重複し
た説明は省略する。
【0024】この第2実施形態も、ばね部材20を弾縮
して移動部材41を押し込みつつ両ハウジング1,2の
嵌合が行われ、一方、両ハウジング1,2を離脱させる
場合には、ばね部材20を弾縮させつつ移動部材41を
後方に押し込んでおいて、雌ハウジング1を引き抜けば
よい。第1実施形態と同様に、嵌合時と離脱時の両方に
おいて半嵌合を防止することができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)ばね部材としては、上記実施形態に例示したもの
に限らず、例えば圧縮コイルばねを複数本並列する等、
要は移動部材を前方に移動付勢する機能を果たせば、他
の形式のばねを用いてもよい。
【0026】(2)また上記実施形態は、係合部の後側
にも誘導面を設けて、雌ハウジングを引き抜き操作する
ことでロックアームを撓み変形させつつ係止を解除し得
る構造としたが、後側の誘導面は除去して、ロックアー
ムを強制的に持ち上げることで初めて係止を解除し得る
ようにしてもよく、そのようなものも本発明に含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】雌雄のハウジングの嵌合前の状態の断面図であ
る。
【図3】ロックアームの突起が係合部に当接した状態の
断面図である。
【図4】ロックアームが撓み変形した状態の断面図であ
る。
【図5】移動部材が押し込まれた状態の断面図である。
【図6】ロックアームが係止された状態の断面図であ
る。
【図7】移動部材が元位置に復帰して二重ロックされた
状態の断面図である。
【図8】両ハウジングの離脱時における半嵌合の一状態
を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の雌雄のハウジングの嵌
合前の状態の断面図である。
【符号の説明】
1…雌ハウジング 2…雄ハウジング 5…ロックアーム 6…押圧部 7…突起 15…係合部 17…誘導面 19…移動部材 20…ばね部材 23…ガイド溝 38…ガイド面 41…移動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
    ングのうちの一方のコネクタハウジングには、他方のコ
    ネクタハウジングとの嵌合過程で撓み変形し嵌合完了と
    ともに復帰して相手側コネクタハウジングに係止するこ
    とにより両コネクタハウジングをロック状態とするロッ
    クアームが設けられ、 前記他方のコネクタハウジングには両コネクタハウジン
    グの嵌合過程において撓み状態となっているロックアー
    ムによって押し込まれる移動部材と、この移動部材を常
    には戻し方向に付勢し両コネクタハウジングの嵌合完了
    とともに前記ロックアームのロック解除方向への撓みを
    規制可能な位置へ移動部材を押し戻す付勢部材とが設け
    られ、さらに前記移動部材はロックアームの撓みを規制
    する位置から撓みを許容する位置への操作可能に配置さ
    れ、両コネクタハウジングが離脱過程にあるときには前
    記移動部材が撓み状態にある前記ロックアームと当接し
    て前記一方のコネクタハウジングを離脱方向に付勢可能
    となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記他方のコネクタハウジングには、両
    コネクタハウジングが嵌合過程にある場合に前記ロック
    アームを持ち上げ方向に撓み変形させ嵌合完了とともに
    ロックアームに係止可能な係合部材が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係合部材には、正規嵌合状態から前
    記一方のコネクタハウジングの引き抜き操作を行った場
    合に前記ロックアームを撓み変形させつつその係合部材
    へ乗り上げるように誘導可能な誘導部が設けられ、かつ
    前記移動部材とロックアームとの間には、このロックア
    ームが誘導部に乗り上げて止まっている場合に、前記移
    動部材が付勢力により元位置に移動復帰する過程で前記
    ロックアームを誘導部から降ろしつつ前記一方のコネク
    タハウジングを正規嵌合状態に引き戻すガイド機構が設
    けられていることを特徴とする請求項2記載のコネク
    タ。
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