JPH10134581A - 半導体記憶装置の読み出し回路 - Google Patents

半導体記憶装置の読み出し回路

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JPH10134581A
JPH10134581A JP8289464A JP28946496A JPH10134581A JP H10134581 A JPH10134581 A JP H10134581A JP 8289464 A JP8289464 A JP 8289464A JP 28946496 A JP28946496 A JP 28946496A JP H10134581 A JPH10134581 A JP H10134581A
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JP
Japan
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circuit
output
sense amplifier
data
level
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JP8289464A
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English (en)
Inventor
Shunichi Sakata
俊一 坂田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イコライズ手段を駆動する信号に同期して出
力データの電位変動の保障を行っていたので、イコライ
ズ手段を備えたセンスアンプにしか適用できなかった。 【解決手段】 スイッチ回路13およびラッチ回路16
からなる保障回路を備えた読み出し回路において、セン
スアンプ11の出力データの遷移を直接検出するデータ
遷移検出回路17を設け、このデータ遷移検出回路17
の検出出力に基づいてスイッチ回路13のオン/オフ制
御を行うとともに、スイッチ回路13のオフ期間中はそ
の直前にラッチ回路16に保持したデータを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置の
読み出し回路に関し、特にセンスアンプの出力データの
外乱等による電位変動を保障する回路を備えた半導体記
憶装置の読み出し回路に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルからのデータの読み出し時に
おいて、センスアンプの出力データが外乱等によって電
位変動を生じ、誤データを出力する場合がある。かかる
不具合を防止するために、センスアンプと後段の出力回
路との間に、出力データの電位変動時にオフ(開)状態
となるスイッチ回路を設けるとともに、当該スイッチ回
路がオフ状態となる直前の出力データを保持するラッチ
回路を設け、スイッチ回路のオフ期間中はラッチ回路の
保持データを出力することで、出力データの外乱等によ
る電位変動を保障する保障回路を備えた半導体記憶装置
の読み出し回路がある。
【0003】この種の読み出し回路の従来例を図7に示
す。図7において、センスアンプ71は、ソースが共通
接続された差動対のNchMOSトランジスタQ71,
Q72と、これらMOSトランジスタQ71,Q72の
ソース共通接続点に接続された電流源72と、ゲートと
ドレインとが共通接続されてMOSトランジスタQ71
のドレインと電源Vddとの間に接続されたPchMO
SトランジスタQ73と、MOSトランジスタQ72の
ドレインと電源Vddとの間に接続されかつMOSトラ
ンジスタQ73とゲートが共通接続されたPchMOS
トランジスタQ74とからなる差動アンプ構成となって
いる。
【0004】このセンスアンプ71において、差動対の
MOSトランジスタQ71,Q72の各ゲートには、メ
モリセル(図示せず)から読み出されるデータDおよび
その反転データDbが印加される。センスアンプ71は
このデータD,Dbの微小電位差を検出して増幅する。
そして、MOSトランジスタQ72のドレインが出力端
となり、この出力端から微小信号電圧を増幅して得られ
る出力データが導出される。また、差動対のMOSトラ
ンジスタQ71,Q72の各ドレイン間には、NcnM
OSトランジスタQ75が接続されている。
【0005】このMOSトランジスタQ75は、図示せ
ぬ回路から出力される制御信号Bが印加されることによ
ってオン状態となり、差動対のMOSトランジスタQ7
1,Q72の各ドレインを短絡し、“H”レベルから
“L”レベルに、または“L”レベルから“H”レベル
に遷移するドレイン電位を瞬時に中間レベルにすること
で、出力データの遷移速度を高速化するイコライズ手段
としての作用をなす。
【0006】センスアンプ71の出力端、即ちMOSト
ランジスタQ72のドレインと後段の出力回路(図示せ
ず)との間にはスイッチ回路73が設けられている。こ
のスイッチ回路73は、通常はオン(閉)状態にあり、
上記制御信号Bおよびその反転信号Bbに応じてオフ
(開)状態となってセンスアンプ71と後段の出力回路
とを切り離し、出力データの後段の出力回路への転送を
中断する。
【0007】スイッチ回路73の出力端には、並列接続
された2個のインバータ74,75からなるラッチ回路
76が接続されている。このラッチ回路76は、スイッ
チ回路73がオフ状態となる直前のセンスアンプ71の
出力データを保持し、スイッチ回路73がオフ期間中は
保持しているデータを出力する。このスイッチ回路73
およびラッチ回路76により、出力データの外乱等によ
る電位変動を保障する保障回路が構成されている。
【0008】次に、上記構成の回路動作について、図8
のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
【0009】先ず、制御信号Bが発生されるイコライズ
区間においては、MOSトランジスタQ75がオン状態
となり、差動対のMOSトランジスタQ71,Q72の
各ドレインを短絡することで、各ドレイン電位は中間レ
ベルとなる。これにより、MOSトランジスタQ72の
ドレイン出力であるセンスアンプ71の出力データOU
T′は、本来“L”レベルあるいは“H”レベルにある
べきイコライズ区間では中間レベルとなる。これをその
まま後段の出力回路へ転送したのでは誤データとなる。
【0010】ところが、このイコライズ区間では、制御
信号Bおよびその反転信号Bbに応答してスイッチ回路
73がオフ状態となり、センスアンプ71の出力データ
OUT′の後段の出力回路への転送を中断する。そし
て、ラッチ回路76の保持データ、即ちスイッチ回路7
3がオフ状態となる直前の出力データOUT′を出力す
る。これにより、最終的な出力データOUTの波形から
明らかなように、イコライズ区間での出力データOU
T′の電位変動が保障されるため、正常なデータを後段
の出力回路に転送できることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の読み出し回路においては、スイッチ回路73が
制御信号Bおよびその反転信号Bbに同期して作動する
構成となっているので、イコライズ手段(MOSトラン
ジスタQ75)を備えたセンスアンプにおけるイコライ
ズ区間での電位変動にしか適用できないという問題があ
った。すなわち、センスアンプ71の出力データOU
T′のイコライズ区間での電位変動については保障でき
るものの、それ以外の電位変動、例えば突発的なノイズ
による電位変動については保障できなかった。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、突発的なノイズによ
る電位変動等についても保障し得る半導体記憶装置の読
み出し回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体記憶
装置の読み出し回路は、メモリセルから読み出される微
小信号電圧を検出して増幅するセンスアンプと、このセ
ンスアンプの出力データの遷移を検出し、その検出時に
一定時間だけ検出出力を発生するデータ遷移検出回路
と、センスアンプと後段の出力回路との間に設けられ、
データ遷移検出回路の検出出力の発生期間だけオフ状態
となってセンスアンプと後段の出力回路とを切り離すス
イッチ回路と、このスイッチ回路がオフ状態となる直前
のセンスアンプの出力データを保持するラッチ回路とを
備えた構成となっている。
【0014】上記構成の読み出し回路において、データ
遷移検出回路は、センスアンプの出力データの遷移を直
接検出し、その検出時にスイッチ回路に対して一定時間
だけ検出出力を与える。スイッチ回路は、この検出出力
に応答してオフ状態となり、センスアンプと後段の出力
回路とを切り離し、センスアンプの出力データを後段の
出力回路に転送するのを中断する。この中断期間では、
スイッチ回路がオフ状態となる直前にラッチ回路に保持
されたデータが転送される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示す回路図である。
【0016】図1において、センスアンプ11として、
例えば差動アンプ構成のものが用いられている。すなわ
ち、ソースが共通接続された差動対のNchMOSトラ
ンジスタQ11,Q12と、これらMOSトランジスタ
Q11,Q12のソース共通接続点に接続された電流源
12と、ゲートとドレインとが共通接続されてMOSト
ランジスタQ11のドレインと電源Vddとの間に接続
されたPchMOSトランジスタQ13と、MOSトラ
ンジスタQ12のドレインと電源Vddとの間に接続さ
れかつMOSトランジスタQ13とゲートが共通接続さ
れたPchMOSトランジスタQ14とから構成されて
いる。
【0017】このセンスアンプ11において、差動対の
MOSトランジスタQ12,Q11の各ゲートには、メ
モリセル(図示せず)から読み出されるデータDおよび
その反転データDbが印加される。センスアンプ11
は、このデータD,Dbの微小電位差を検出して増幅す
る。そして、MOSトランジスタQ72のドレインがセ
ンスアンプ11の出力端Oとなり、この出力端Oから出
力データが導出される。このセンスアンプ11の出力端
O、即ちMOSトランジスタQ12のドレインと後段の
出力回路(図示せず)との間にはスイッチ回路13が設
けられている。
【0018】このスイッチ回路13は、各ゲートがMO
SトランジスタQ12のドレインに共通に接続されて入
力端となり、かつ各ドレインが共通接続されて出力端と
なるPchMOSトランジスタQ15およびNchMO
SトランジスタQ16と、MOSトランジスタQ16の
ソースと電源Vddとの間に接続されたPchMOSト
ランジスタQ17と、MOSトランジスタQ15のソー
スとグランドとの間に接続されたNchMOSトランジ
スタQ18とから構成されている。そして、MOSトラ
ンジスタQ17,Q18の各ゲートには、後述する制御
信号Aおよびその反転信号Abが印加される。
【0019】スイッチ回路13の出力端、すなわちMO
SトランジスタQ15,Q16のドレイン共通接続点に
は、並列接続された2個のインバータ14,15からな
るラッチ回路16が接続されている。このラッチ回路1
6は、スイッチ回路13がオフ状態となる直前のセンス
アンプ11の出力データを保持し、スイッチ回路13が
オフ期間中は保持しているデータを出力する。このスイ
ッチ回路13およびラッチ回路16により、出力データ
の外乱等による電位変動を保障する保障回路が構成され
ている。
【0020】センスアンプ11の出力端(MOSトラン
ジスタQ12のドレイン)Oにはさらに、センスアンプ
11の出力データが“H”レベルから“L”レベルへ、
または“L”レベルから“H”レベルへ遷移したことを
検出するデータ遷移検出回路17が接続されている。こ
のデータ遷移検出回路17の構成の一例について、以下
に説明する。
【0021】PchMOSトランジスタQ19およびN
chMOSトランジスタQ20が並列接続されてトラン
スファゲート18を、同様にPchMOSトランジスタ
Q21およびNchMOSトランジスタQ22が並列接
続されてトランスファゲート19をそれぞれ構成してい
る。そして、センスアンプ11の出力端(ノード)Oと
トランスファゲート18の入力端との間には、2個のイ
ンバータ20,21が縦続接続され、2段目のインバー
タ21の出力端とグランドとの間にはコンデンサC11
が接続されている。
【0022】さらに、センスアンプ11の出力端Oとト
ランスファゲート19の入力端との間にはインバータ2
2が縦続接続され、その出力端とグランドとの間にはコ
ンデンサC12が接続されている。MOSトランジスタ
Q19およびMOSトランジスタQ22の各ゲートは、
インバータ20の出力端に共通に接続されている。ま
た、MOSトランジスタQ20およびMOSトランジス
タQ21の各ゲートは、センスアンプ11の出力端Oに
共通に接続されている。
【0023】トランスファゲート18,19の各出力端
は共通に接続され、その共通接続点にはインバータ23
の入力端が接続されている。そして、このインバータ2
3の出力端からは先述した制御信号Aが出力され、スイ
ッチ回路13のMOSトランジスタQ17のゲートに印
加される。また、インバータ23の入力は、制御信号A
の反転信号Abとしてスイッチ回路13のMOSトラン
ジスタQ18のゲートに印加される。
【0024】ここで、上記構成のデータ遷移検出回路1
7の回路動作について、図2のタイミングチャートを参
照しつつ説明する。なお、図2において、aはセンスア
ンプ11の出力、bはインバータ20の出力、cはイン
バータ21の出力、dはインバータ22の出力、eは制
御信号Aの反転信号Abの各波形を示している。
【0025】先ず、センスアンプ11の出力aが“L”
レベルの状態では、インバータ20の出力bが“H”レ
ベル、インバータ21の出力cが“L”レベル、インバ
ータ22の出力dが“H”レベルにある。これにより、
MOSトランジスタQ21,Q22がオン状態にあるた
め、インバータ22の“H”レベルの出力dがトランス
ファゲート19を通過し、よって制御信号(反転信号)
Abは“H”レベルとなる。
【0026】次に、センスアンプ11の出力aが“L”
レベルから“H”レベルへ遷移すると、MOSトランジ
スタQ21がオフ状態、MOSトランジスタQ20がオ
ン状態となるが、インバータ20の出力bが引き続き
“H”レベルにあり、MOSトランジスタQ22がオン
状態にあるため、制御信号Abは“H”レベル状態を維
持する。
【0027】センスアンプ11の出力aが“L”レベル
から“H”レベルへ遷移してから一定時間t11が経過
すると、インバータ20,22の各出力b,dが“H”
レベルから“L”レベルへ遷移する。この遷移により、
MOSトランジスタQ22がオフ状態、MOSトランジ
スタQ19がオン状態となるため、インバータ21の
“L”レベルの出力cがトランスファゲート18を通過
し、よって制御信号Abは“L”レベルとなる。ここ
で、上記一定時間t11は、インバータ1個分の遅延時
間である。
【0028】インバータ20,22の各出力b,dが
“H”レベルから“L”レベルへ遷移してから一定時間
t12が経過すると、インバータ21の出力cが“L”
レベルから“H”レベルへ遷移する。このとき、MOS
トランジスタQ19,Q20がオン状態にあるため、イ
ンバータ21の“H”レベルの出力cがトランスファゲ
ート18を通過し、よって制御信号Abは“L”レベル
から“H”レベルに遷移する。ここで、上記一定時間t
12は、インバータ21およびコンデンサC11による
時定数回路の時定数によって決まる時間である。
【0029】このようにして、データ遷移検出回路17
は、センスアンプ11の出力データaが“L”レベルか
ら“H”レベルへ、または“H”レベルから“L”レベ
ルへ遷移したことを直接検出し、その検出時に一定時間
t12だけ検出出力を、図1のスイッチ回路13の制御
信号Aおよびその反転信号Abとして発生する。
【0030】次に、このデータ遷移検出回路17を用い
た本実施形態に係る読み出し回路の回路動作について、
図3のタイミングチャートを参照しつつ説明する。な
お、図3において、はメモリセル(図示せず)から読
み出されたデータD,Db、はセンスアンプ11の出
力データOUT′、は制御信号Aの反転信号Ab、
は最終的な出力データOUTの各波形を示している。
【0031】先ず、メモリセルから読み出されたデータ
D,Dbは微小信号電圧であり、その電位差は微小であ
るため、ノイズ等の影響を強く受け易く、特にデータ遷
移時は不安定である。十分に時間が経過すれば安定状態
となるが、センスアンプ11の出力端Oの状態によって
は、出力データOUTは“H”レベルあるいは“L”レ
ベルに定まらない状態となる。
【0032】ここで、センスアンプ11の出力データO
UT′が“L”レベルから“H”レベル、または“H”
レベルから“L”レベルへ遷移すると、これをデータ遷
移検出回路17が検出し、その検出時に一定時間だけ制
御信号Aおよびその反転信号Abを発生する。すると、
この制御信号Aおよびその反転信号Abに応答してそれ
までオン(閉)状態にあったスイッチ回路13がオフ
(開)状態となり、センスアンプ11と後段の出力回路
とを切り離す。
【0033】これにより、データ遷移時に不安定な状態
にあるセンスアンプ11の出力データOUT′は、後段
の出力回路へは転送されない。このとき、ラッチ回路1
6には、スイッチ回路13がオフ状態となる直前のデー
タが保持されており、この保持データがセンスアンプ1
1の不安定な出力データOUT′に代えて後段の出力回
路に転送されることになる。そして、微小電位差が定常
になり、制御信号Aおよびその反転信号Abが消滅する
と、出力ラッチ区間が終了し、スイッチ回路13が再び
オン状態となってセンスアンプ11の正しい出力データ
OUT′を後段の出力回路へ転送する。
【0034】上述したように、スイッチ回路13および
ラッチ回路16からなる保障回路を備えた読み出し回路
において、センスアンプ11の出力データOUT′の遷
移を直接検出するデータ遷移検出回路17を設け、この
データ遷移検出回路17の検出出力に基づいてスイッチ
回路13のオン/オフ制御を行うようにしたことによ
り、突発的なノイズによる電位変動を保障できるととも
に、微小電位差のバウンド時に起こり得るセンスアンプ
11の出力データOUT′の誤出力を確実に防止するこ
とができる。
【0035】図4は、データ遷移検出回路17の構成の
他の例を示すブロック図である。図4において、縦続接
続された4個のインバータ31〜34と、同様に縦続接
続された3個のインバータ35〜37が設けられ、各1
段目のインバータ31,35の各入力端がセンスアンプ
11の出力端Oに接続される。一方のインバータ段の1
段目の出力と4段目の出力はNORゲート38の2入力
となる。また、センスアンプ11の出力データと他方の
インバータ段の3段目の出力はNORゲート39の2入
力となる。NORゲート38,39の各出力は、NOR
ゲート40の2入力となる。NORゲート40の出力は
反転信号Abとなり、さらにインバータ41で反転され
て制御信号Aとなる。
【0036】上記構成のデータ遷移検出回路17におけ
る各部の波形を図5のタイミングチャートに示す。同図
において、aはセンスアンプ11の出力、b,c,d,
eはインバータ31,32,33,34の各出力、f,
g,hはインバータ35,36,37の各出力、i,j
はNORゲート38,39の各出力、kはNORゲート
40の出力である制御信号(反転信号)Abの各波形を
示している。
【0037】このデータ遷移検出回路17においては、
出力aの“L”レベルから“H”レベルへの遷移タイミ
ングから出力b,fの“H”レベルから“L”レベルへ
の遷移タイミングまでの時間がインバータ1個分の遅延
時間に相当し、制御信号(反転信号)Abの“L”レベ
ルの期間、即ち出力ラッチ区間はインバータの段数によ
って決まる。
【0038】このように、全て論理ゲートを用いて構成
したデータ遷移検出回路17によれば、トランスファゲ
ートを用いた先の例のデータ遷移検出回路17に比較し
て、安定した回路動作が得られる。
【0039】図6は、後段の出力回路の構成の一例を示
す回路図である。図6において、正電源Vddと負電源
Vssとの間に、PchMOSトランジスタQ31およ
びNchMOSトランジスタQ32が直列に接続されて
いる。MOSトランジスタQ31のゲートにはNAND
ゲート51の出力端が、MOSトランジスタQ32のゲ
ートにNORゲート52の出力端がそれぞれ接続されて
いる。
【0040】NANDゲート51は図1の出力データO
UTを一方の入力とするとともに、先述した制御信号
(反転信号)Abを他方の入力とする。NORゲート5
2は、該出力データOUTを一方の入力とするととも
に、先述した制御信号Aを他方の入力とする。そして、
MOSトランジスタQ31,Q32のドレイン共通接続
点が回路出力端となり、この回路出力端から最終的な出
力データDoutが導出される。
【0041】このように、出力回路において、制御信号
Aおよびその反転信号Abを用いて出力データDout
を一旦高インピーダンスの状態にすることにより、出力
データDoutの貫通電流を低減させることも可能とな
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センスアンプの出力データの外乱等による電位変動を保
障する回路を備えた半導体記憶装置の読み出し回路にお
いて、センスアンプの出力データの遷移を直接検出する
データ遷移検出回路を設け、このデータ遷移検出回路の
検出出力に基づいて保障動作を行うようにしたことによ
り、突発的なノイズによる電位変動を保障できるととも
に、微小電位差のバウンド時に起こり得るセンスアンプ
の出力データの誤出力を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図2】データ遷移検出回路の一例の回路動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る読み出し回路の回路動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図4】データ遷移検出回路の構成の他の例を示すブロ
ック図である。
【図5】データ遷移検出回路の他の例の回路動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】出力回路の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来例を示す回路図である。
【図8】従来例の回路動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
11 センスアンプ 13 スイッチ回路 16 ラッチ回路 17 データ遷移検出回路 18,19 トランスファゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルから読み出される微小信号電
    圧を検出して増幅するセンスアンプと、 前記センスアンプの出力データの遷移を検出し、その検
    出時に一定時間だけ検出出力を発生するデータ遷移検出
    回路と、 前記センスアンプと後段の出力回路との間に設けられ、
    前記データ遷移検出回路の検出出力の発生期間だけオフ
    状態となって前記センスアンプと後段の出力回路とを切
    り離すスイッチ回路と、 前記スイッチ回路がオフ状態となる直前の前記センスア
    ンプの出力データを保持するラッチ回路とを備えたこと
    を特徴とする半導体記憶装置の読み出し回路。
JP8289464A 1996-10-31 1996-10-31 半導体記憶装置の読み出し回路 Pending JPH10134581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922443B1 (en) 1999-11-16 2005-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal transmission circuit
JP6069544B1 (ja) * 2016-01-19 2017-02-01 力晶科技股▲ふん▼有限公司 ラッチ回路及び半導体記憶装置

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