JPH10134538A - ディスク状記録媒体 - Google Patents
ディスク状記録媒体Info
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- JPH10134538A JPH10134538A JP28626096A JP28626096A JPH10134538A JP H10134538 A JPH10134538 A JP H10134538A JP 28626096 A JP28626096 A JP 28626096A JP 28626096 A JP28626096 A JP 28626096A JP H10134538 A JPH10134538 A JP H10134538A
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- Japan
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- disk
- recording medium
- main body
- hub
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のハブチャッキング方式のディスクは、
ディスク本体部にセンターハブを接着剤で固着していた
ために、ディスク本体部とセンターハブが熱膨張係数の
異なる素材で形成されている場合に、熱膨張量の差によ
って、ディスク本体部が反ったり、変形してしまうとい
う問題点があったので、これを解決する。 【解決手段】 ディスク状記録媒体1は、ディスク本体
部2と、該媒体本体部2の中央孔2aに取り付けられた
センターハブ3とを有し、該センターハブ3が記録再生
装置のディスクテーブルに磁気吸引されて、該ディスク
テーブル上にチャッキングされるようになっている。上
記センターハブ3は、上記ディスク本体部2の上,下面
を挾着する上,下部ハブ構成体11,12とで構成され
ている。上,下部ハブ構成体11,12は、互に嵌まり
合う筒状部11a,12aを有している。上記筒状部1
1a,12aは、これらを嵌め合わせたときに互に係合
する抜防止用の凹,凸部21,22を有している。
ディスク本体部にセンターハブを接着剤で固着していた
ために、ディスク本体部とセンターハブが熱膨張係数の
異なる素材で形成されている場合に、熱膨張量の差によ
って、ディスク本体部が反ったり、変形してしまうとい
う問題点があったので、これを解決する。 【解決手段】 ディスク状記録媒体1は、ディスク本体
部2と、該媒体本体部2の中央孔2aに取り付けられた
センターハブ3とを有し、該センターハブ3が記録再生
装置のディスクテーブルに磁気吸引されて、該ディスク
テーブル上にチャッキングされるようになっている。上
記センターハブ3は、上記ディスク本体部2の上,下面
を挾着する上,下部ハブ構成体11,12とで構成され
ている。上,下部ハブ構成体11,12は、互に嵌まり
合う筒状部11a,12aを有している。上記筒状部1
1a,12aは、これらを嵌め合わせたときに互に係合
する抜防止用の凹,凸部21,22を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体本体部の
中央孔にセンターハブを取り付け、該センターハブを介
して、記録再生装置のディスクテーブル上に固定される
ようになっている所謂ハブチャッキング方式のディスク
状記録媒体(担体)に関するものである。
中央孔にセンターハブを取り付け、該センターハブを介
して、記録再生装置のディスクテーブル上に固定される
ようになっている所謂ハブチャッキング方式のディスク
状記録媒体(担体)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハブチャッキング方式のディスク状記録
媒体(担体)として図10〜図11に示したものが知ら
れている。図14は、ディスク状記録媒体の分解斜視
図、図11は、使用状態の断面図である。上記ディスク
状記録媒体101は、信号記録面を有する記録媒体本体
部102と、該記録媒体本体部102の中心孔102a
に取り付けられたセンターハブ103とを有している。
媒体(担体)として図10〜図11に示したものが知ら
れている。図14は、ディスク状記録媒体の分解斜視
図、図11は、使用状態の断面図である。上記ディスク
状記録媒体101は、信号記録面を有する記録媒体本体
部102と、該記録媒体本体部102の中心孔102a
に取り付けられたセンターハブ103とを有している。
【0003】上記記録媒体本体部102は、合成樹脂や
ガラス等の素材によって中心部に上記中央孔102aを
有する円板状に形成されている。
ガラス等の素材によって中心部に上記中央孔102aを
有する円板状に形成されている。
【0004】上記センターハブ103は、鉄等の磁性金
属板によって、フランジ部103aを有する有底円筒状
に形成されている。
属板によって、フランジ部103aを有する有底円筒状
に形成されている。
【0005】上記センターハブ103は、上記フランジ
部103aに連続する円筒部103bを上記記録媒体本
体部102の中央孔102aに挿入し、上記フランジ部
103aを記録媒体本体部102の上面に接着剤104
で接着することにより、記録媒体本体部102に取り付
けられている。
部103aに連続する円筒部103bを上記記録媒体本
体部102の中央孔102aに挿入し、上記フランジ部
103aを記録媒体本体部102の上面に接着剤104
で接着することにより、記録媒体本体部102に取り付
けられている。
【0006】そして、上記ディスク状記録媒体101を
記録再生装置に挿入すると、図11に示したように、該
記録再生装置のディスクテーブル201に設けたマグネ
ット202によって、上記センターハブ103が吸引さ
れて、上記ディスク状記録媒体101は、ターンテーブ
ル201のハブ支持面203上にチャッキング(吸着固
定)されるようになっている。
記録再生装置に挿入すると、図11に示したように、該
記録再生装置のディスクテーブル201に設けたマグネ
ット202によって、上記センターハブ103が吸引さ
れて、上記ディスク状記録媒体101は、ターンテーブ
ル201のハブ支持面203上にチャッキング(吸着固
定)されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスク状記録媒体101は、上述したように、合成樹
脂製或はガラス生の記録媒体本体部102に、金属製の
センターハブ103を接着剤104で接着して取り付け
る構成になっていたために次に述べるような問題点があ
った。
ディスク状記録媒体101は、上述したように、合成樹
脂製或はガラス生の記録媒体本体部102に、金属製の
センターハブ103を接着剤104で接着して取り付け
る構成になっていたために次に述べるような問題点があ
った。
【0008】(1)熱膨張係数の異なる素材で作られて
いる記録媒体本体部102とセンターハブ103を接着
剤104で強固に結合しているために、上記ディスク状
記録媒体101が高温の雰囲気に曝されると上記熱膨張
係数の差により、記録媒体本体部102に反りや変形が
発生する。高密度記録による大容量化が図られているデ
ィスク状記録媒体においては、僅かな反りや変形によっ
ても記録不良或は再生不良等の不具合が生じてしまう。
いる記録媒体本体部102とセンターハブ103を接着
剤104で強固に結合しているために、上記ディスク状
記録媒体101が高温の雰囲気に曝されると上記熱膨張
係数の差により、記録媒体本体部102に反りや変形が
発生する。高密度記録による大容量化が図られているデ
ィスク状記録媒体においては、僅かな反りや変形によっ
ても記録不良或は再生不良等の不具合が生じてしまう。
【0009】(2)接着剤104が固化したのちは、記
録媒体本体部102へのセンターハブ103の取付位置
の補正等が困難である。
録媒体本体部102へのセンターハブ103の取付位置
の補正等が困難である。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決し、温
度上昇等による記録媒体本体部の反りや変形を防止する
とともに、記録媒体本体部へのセンターハブの取り付け
を容易に行うことができるディスク状記録媒体を提供す
ることを目的としてなされたものである。
度上昇等による記録媒体本体部の反りや変形を防止する
とともに、記録媒体本体部へのセンターハブの取り付け
を容易に行うことができるディスク状記録媒体を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体本体
部と、該記録媒体本体部の中央孔に取り付けられたセン
ターハブとを有し、該センターハブが記録再生装置のデ
ィスクテーブルに磁気吸引されて、該ディスクテーブル
上にチャッキングされるようになっているディスク状記
録媒体において、上記センターハブを、上記記録媒体本
体部の上,下面を挾着する上,下部ハブ構成体とで構成
し、これら上,下部ハブ構成体に、上記記録媒体本体部
の上,下面を挾着した状態において互に嵌合する筒状部
を設けるとともに、これら筒状部には、抜防止用の凹,
凸部を設け、上記上,下部ハブ構成体の筒状部を嵌合す
ると、上記抜防止用の凹部に凸部が係合して、上記上,
下部ハブ構成体が記録媒体本体部の上,下面を挾着した
状態で一体的に結合されるようにした。
部と、該記録媒体本体部の中央孔に取り付けられたセン
ターハブとを有し、該センターハブが記録再生装置のデ
ィスクテーブルに磁気吸引されて、該ディスクテーブル
上にチャッキングされるようになっているディスク状記
録媒体において、上記センターハブを、上記記録媒体本
体部の上,下面を挾着する上,下部ハブ構成体とで構成
し、これら上,下部ハブ構成体に、上記記録媒体本体部
の上,下面を挾着した状態において互に嵌合する筒状部
を設けるとともに、これら筒状部には、抜防止用の凹,
凸部を設け、上記上,下部ハブ構成体の筒状部を嵌合す
ると、上記抜防止用の凹部に凸部が係合して、上記上,
下部ハブ構成体が記録媒体本体部の上,下面を挾着した
状態で一体的に結合されるようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク状記録
媒体(以下、ディスクという)1と記録再生装置301
(以下、ドライブ装置という)の斜視図である。上記デ
ィスク1は、記録媒体本体部(以下、ディスク本体部)
2と、該ディスク本体部2の中央部に取り付けられたセ
ンターハブ3とからなっていて、カートリッジ(ケー
ス)4に回転可能に収納されている。上記カートリッジ
4の前端部にはヘッド挿入用の開口部5が設けられてい
る。上記開口部5にはシャッター6が回動可能に取り付
けられている。
媒体(以下、ディスクという)1と記録再生装置301
(以下、ドライブ装置という)の斜視図である。上記デ
ィスク1は、記録媒体本体部(以下、ディスク本体部)
2と、該ディスク本体部2の中央部に取り付けられたセ
ンターハブ3とからなっていて、カートリッジ(ケー
ス)4に回転可能に収納されている。上記カートリッジ
4の前端部にはヘッド挿入用の開口部5が設けられてい
る。上記開口部5にはシャッター6が回動可能に取り付
けられている。
【0013】そして、上記カートリッジ4をドライブ装
置301のカートリッジ装填部302に挿入すると、該
ドライブ装置301に設けたシャッター開放部材(図示
省略)により上記シャッター6が開いて、上記開口部5
からドライブ装置301の回動アクチュエータ303の
先端部が上記カートリッジ4内に侵入する。上記カート
リッジ4がカートリッジ装填部302内に完全に装填さ
れた状態になると、スピンドル軸304に取り付けられ
たディスクテーブル305が上動し、上記カートリッジ
4の底面に設けられたスピンドル挿入用の開口部からカ
ートリッジ4内に侵入し、マグネット306で上記セン
ターハブ3を吸着して、ディスク1をディスクテーブル
305上にチャッキングするとともに、上記センターハ
ブ3をカートリッジ4の下ハーフ4aから浮き上がらせ
て回転自在な状態にする。
置301のカートリッジ装填部302に挿入すると、該
ドライブ装置301に設けたシャッター開放部材(図示
省略)により上記シャッター6が開いて、上記開口部5
からドライブ装置301の回動アクチュエータ303の
先端部が上記カートリッジ4内に侵入する。上記カート
リッジ4がカートリッジ装填部302内に完全に装填さ
れた状態になると、スピンドル軸304に取り付けられ
たディスクテーブル305が上動し、上記カートリッジ
4の底面に設けられたスピンドル挿入用の開口部からカ
ートリッジ4内に侵入し、マグネット306で上記セン
ターハブ3を吸着して、ディスク1をディスクテーブル
305上にチャッキングするとともに、上記センターハ
ブ3をカートリッジ4の下ハーフ4aから浮き上がらせ
て回転自在な状態にする。
【0014】図2は、ディスク1の分解斜視図である。
上記ディスク本体部2は、ポリカーボネート系樹脂,ポ
リスチレン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂,ノルボルネ
ン系樹脂,ポリメチルメタクリレート樹脂等の合成樹脂
やアルミニュウム或はガラスにより、中央部に中心孔2
aを有する肉厚0.5〜3mm程度の円盤状に形成され
ていて、主面部に磁気記録層,光磁気記録層或は光記録
層が設けられている。
上記ディスク本体部2は、ポリカーボネート系樹脂,ポ
リスチレン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂,ノルボルネ
ン系樹脂,ポリメチルメタクリレート樹脂等の合成樹脂
やアルミニュウム或はガラスにより、中央部に中心孔2
aを有する肉厚0.5〜3mm程度の円盤状に形成され
ていて、主面部に磁気記録層,光磁気記録層或は光記録
層が設けられている。
【0015】上記センターハブ3は、上記ディスク本体
部2の上,下面を挾着する磁性を有するステンレススチ
ール等の金属製の一対の上,下部ハブ構成体11,12
とで構成されている。
部2の上,下面を挾着する磁性を有するステンレススチ
ール等の金属製の一対の上,下部ハブ構成体11,12
とで構成されている。
【0016】上記上部ハブ構成体11は、上記ディスク
本体部2の中心孔2aよりも小径の筒状部11aと、該
筒状部11aの一端側に設けられた上記中心孔2aより
も大径のフランジ部11bと、上記筒状部11aの他端
側に設けられた底面板11cとからなっていて、上記フ
ランジ部11bには環状の凹部11dが設けられている
とともに、上記底面板11cの中央部には、スピンドル
軸挿入用の凸部11eが設けられている。
本体部2の中心孔2aよりも小径の筒状部11aと、該
筒状部11aの一端側に設けられた上記中心孔2aより
も大径のフランジ部11bと、上記筒状部11aの他端
側に設けられた底面板11cとからなっていて、上記フ
ランジ部11bには環状の凹部11dが設けられている
とともに、上記底面板11cの中央部には、スピンドル
軸挿入用の凸部11eが設けられている。
【0017】一方、下部ハブ構成体12は、上記上部ハ
ブ構成体11の筒状部11aの下端が嵌合する筒状部1
2aと、該筒状部12aの一端側に設けられたフランジ
部12bと、上記筒状部12aの他端側に設けられた底
面板12cとからなっていて、上記底面12cの中央部
にはスピンドル軸挿入孔12dが設けられている。
ブ構成体11の筒状部11aの下端が嵌合する筒状部1
2aと、該筒状部12aの一端側に設けられたフランジ
部12bと、上記筒状部12aの他端側に設けられた底
面板12cとからなっていて、上記底面12cの中央部
にはスピンドル軸挿入孔12dが設けられている。
【0018】上記上,下部ハブ構成体11,12の筒状
部11a,12aは、これら筒状部11a,12aを嵌
合した状態において、互に係合して、これら筒状部11
a,12a相互の抜けを防止する複数対の抜防止用の
凹,凸部21,22を有している。
部11a,12aは、これら筒状部11a,12aを嵌
合した状態において、互に係合して、これら筒状部11
a,12a相互の抜けを防止する複数対の抜防止用の
凹,凸部21,22を有している。
【0019】上記抜防止用の凹部21は、下部ハブ構成
体12の筒状部12aを矩形状に切欠することにより形
成されている。
体12の筒状部12aを矩形状に切欠することにより形
成されている。
【0020】上記抜防止用の凸部22は、上部ハブ構成
体11の筒状部11aを矩形状の舌片状に切起すことに
より形成されている。上記矩形状の舌片状の凸部22
は、つけ根部分(下端部)から先端部(上端部)に向け
て徐々に上記筒状部11aの外周面からの突出度合を増
すように傾斜状に形成されている。上記凹,凸部21,
22は、上記筒状部11a,12aの周方向に略120
°の角間隔をもって3個づつ形成されている。
体11の筒状部11aを矩形状の舌片状に切起すことに
より形成されている。上記矩形状の舌片状の凸部22
は、つけ根部分(下端部)から先端部(上端部)に向け
て徐々に上記筒状部11aの外周面からの突出度合を増
すように傾斜状に形成されている。上記凹,凸部21,
22は、上記筒状部11a,12aの周方向に略120
°の角間隔をもって3個づつ形成されている。
【0021】上記上,下部ハブ構成体11,12のディ
スク本体部2への組付けは、例えば次のような順序で行
われる。
スク本体部2への組付けは、例えば次のような順序で行
われる。
【0022】先ず、図3(A)に示したように、下部ハ
ブ構成体12のフランジ部12bをディスク本体部2の
下面に当てて、中心孔2aの周縁部を支持する。次に、
図3(B)に示したように、上部ハブ構成体11の筒状
部11aをディスク本体部2の上面側から、上記中心孔
2aおよび上記下部ハブ構成体12の筒状部12aに挿
入すると、上記筒状部11aに切起し形成された舌片状
の凸部22の外側面が上記中心孔2aの周面に当接して
押圧され、上記舌片状の凸部22は、上記筒状部11a
の内周側に撓む。そして、図3(C)に示したように、
上記舌片状の凸部22が上記下部ハブ構成体12の筒状
部12aに切欠形成した凹部21の位置に来ると、上記
舌片状の凸部22は、自身の持つ弾性で復帰し、上記凹
部21内に嵌まり込んで上記凹,凸部21,22が係合
して、上記上,下部ハブ構成体11,12は、フランジ
部11b,12bでディスク本体部2の上,下面を挾着
した状態で一体的に結合された状態になるのである。
ブ構成体12のフランジ部12bをディスク本体部2の
下面に当てて、中心孔2aの周縁部を支持する。次に、
図3(B)に示したように、上部ハブ構成体11の筒状
部11aをディスク本体部2の上面側から、上記中心孔
2aおよび上記下部ハブ構成体12の筒状部12aに挿
入すると、上記筒状部11aに切起し形成された舌片状
の凸部22の外側面が上記中心孔2aの周面に当接して
押圧され、上記舌片状の凸部22は、上記筒状部11a
の内周側に撓む。そして、図3(C)に示したように、
上記舌片状の凸部22が上記下部ハブ構成体12の筒状
部12aに切欠形成した凹部21の位置に来ると、上記
舌片状の凸部22は、自身の持つ弾性で復帰し、上記凹
部21内に嵌まり込んで上記凹,凸部21,22が係合
して、上記上,下部ハブ構成体11,12は、フランジ
部11b,12bでディスク本体部2の上,下面を挾着
した状態で一体的に結合された状態になるのである。
【0023】第1実施例のディスク1は、上述のような
構成であり、上,下部ハブ構成体11,12のフランジ
部11b,12bでディスク2の上,下面を挾着してい
るので、ディスク本体部2とセンターハブ3とが熱膨張
係数の異なる素材で形成されていて、これらディスク本
体部2とセンターハブ3とが高温下に曝されるなどし
て、両者間に熱膨張量の差異が生じた場合でも、ディス
ク本体部2とセンターハブ3との間には滑りが生じて、
ディスク本体部2が反ったり変形したりするのを未然に
防止するのである。
構成であり、上,下部ハブ構成体11,12のフランジ
部11b,12bでディスク2の上,下面を挾着してい
るので、ディスク本体部2とセンターハブ3とが熱膨張
係数の異なる素材で形成されていて、これらディスク本
体部2とセンターハブ3とが高温下に曝されるなどし
て、両者間に熱膨張量の差異が生じた場合でも、ディス
ク本体部2とセンターハブ3との間には滑りが生じて、
ディスク本体部2が反ったり変形したりするのを未然に
防止するのである。
【0024】図4は、第2実施例のディスクの要部を示
す斜視図である。この実施例において、上記舌片状の凸
部22の先端部22aは、円弧状に形成されていて、図
5に示したように、凹部21内に嵌合したときに、上記
凸部22の先端部22aが上記凹部21の内面に点接触
するようになっている。
す斜視図である。この実施例において、上記舌片状の凸
部22の先端部22aは、円弧状に形成されていて、図
5に示したように、凹部21内に嵌合したときに、上記
凸部22の先端部22aが上記凹部21の内面に点接触
するようになっている。
【0025】上述のように、凸部22の先端部22aを
凹部21の内面に点接触させることにより、上,下部ハ
ブ構成体11,12の筒状部11a,12aに所定の角
間隔をもって複数の凹,凸部21,22を形成した場合
に、これら凹,凸部21,22の係合によって得られる
ディスク本体部2の挾着力を、筒状部11a,12aの
全周に亘って平均化し、安定した挾着力を得ることがで
きるようになっている。他の構成は、第1実施例の場合
と同じであるので重複する説明を省略する。
凹部21の内面に点接触させることにより、上,下部ハ
ブ構成体11,12の筒状部11a,12aに所定の角
間隔をもって複数の凹,凸部21,22を形成した場合
に、これら凹,凸部21,22の係合によって得られる
ディスク本体部2の挾着力を、筒状部11a,12aの
全周に亘って平均化し、安定した挾着力を得ることがで
きるようになっている。他の構成は、第1実施例の場合
と同じであるので重複する説明を省略する。
【0026】図6は、第3実施例のディスクの要部を示
す断面図である。この実施例において、上記舌片状の凸
部22の長さL1は、上記凹部21の長さL2よりも大に
形成されている。従って、上記凸部22の先端部22a
は、上記下部ハブ構成体12の筒状部12aの内周面に
当接して、上記筒状部12aの外周面側に突出するのを
防止し、上記舌片状の凸部22の先端部22aが上記筒
状部12aの外周面側に突出することによる各種の弊
害、例えば、凹,凸部21,22の係合の離脱等を防止
することができる。なお、上記舌片状の凸部22の先端
部22a近傍の外側面には、上記凹部21の内側面に係
合する突出部22bが形成されている。他の構成は、第
1,第2実施例と同じであるので重複する説明を省略す
る。
す断面図である。この実施例において、上記舌片状の凸
部22の長さL1は、上記凹部21の長さL2よりも大に
形成されている。従って、上記凸部22の先端部22a
は、上記下部ハブ構成体12の筒状部12aの内周面に
当接して、上記筒状部12aの外周面側に突出するのを
防止し、上記舌片状の凸部22の先端部22aが上記筒
状部12aの外周面側に突出することによる各種の弊
害、例えば、凹,凸部21,22の係合の離脱等を防止
することができる。なお、上記舌片状の凸部22の先端
部22a近傍の外側面には、上記凹部21の内側面に係
合する突出部22bが形成されている。他の構成は、第
1,第2実施例と同じであるので重複する説明を省略す
る。
【0027】図7は、第4実施例のディスクの要部を示
す斜視図である。この実施例は、上記凹部21に向けて
凸部22を導く挿入ガイド部23を設けた場合を示して
いる。上記挿入ガイド部23は、上記下部ハブ構成体1
2の筒状部12aの一部を切起すことにより、上記凹部
21の両側部の上方に形成された一対のガイド突起2
4,25からなっている。そして、上記ガイド突起2
4,25間に、上記舌片状の凸部22を位置させた状態
で挿入すれば、上記凸部22は、一対のガイド突起2
4,25によりガイドされて、自づと上記凹部21に導
かれるようになっている。他の構成は、第1,第2,第
3実施例と同じであるので重複する説明は省略する。
す斜視図である。この実施例は、上記凹部21に向けて
凸部22を導く挿入ガイド部23を設けた場合を示して
いる。上記挿入ガイド部23は、上記下部ハブ構成体1
2の筒状部12aの一部を切起すことにより、上記凹部
21の両側部の上方に形成された一対のガイド突起2
4,25からなっている。そして、上記ガイド突起2
4,25間に、上記舌片状の凸部22を位置させた状態
で挿入すれば、上記凸部22は、一対のガイド突起2
4,25によりガイドされて、自づと上記凹部21に導
かれるようになっている。他の構成は、第1,第2,第
3実施例と同じであるので重複する説明は省略する。
【0028】なお、図面に示す実施例では、図3(C)
および図6に示したように、上部ハブ構成体11のフラ
ンジ部11bに環状の凹部11dを形成し、該環状の凹
部11dと、下部ハブ構成体12のフラットなフランジ
部12bとの間でディスク本体部2の上,下面を挾着す
る構成としたが、図8に示したように、上記環状の凹部
11dに代えて上,下部ハブ構成体11,12のフラン
ジ部11b,12bのディスク挾着面にエンボス加工、
ローレット加工或はサンドブラスト加工等を施すなどし
て、滑り防止部31を形成し、該滑り防止部31により
挾着したディスク本体部2の滑りを防止してもよい。ま
た、図9に示したように、上,下部ハブ構成体11,1
2のフランジ部11b,12bの対向部に突起32,3
3を形成し、これら突起32,33でディスク本体部2
の上,下面を挾着する構成としてもよい。この場合に突
起32,33のいずれか一方の突起のディスク本体部2
に対する接触面積と、他方の突起のディスク本体部2に
対する接触面積とに差をもたせておけば、これら突起3
2,33の形成位置誤差等を吸収して容易、かつ確実
に、突起32,33を対向させることができる。
および図6に示したように、上部ハブ構成体11のフラ
ンジ部11bに環状の凹部11dを形成し、該環状の凹
部11dと、下部ハブ構成体12のフラットなフランジ
部12bとの間でディスク本体部2の上,下面を挾着す
る構成としたが、図8に示したように、上記環状の凹部
11dに代えて上,下部ハブ構成体11,12のフラン
ジ部11b,12bのディスク挾着面にエンボス加工、
ローレット加工或はサンドブラスト加工等を施すなどし
て、滑り防止部31を形成し、該滑り防止部31により
挾着したディスク本体部2の滑りを防止してもよい。ま
た、図9に示したように、上,下部ハブ構成体11,1
2のフランジ部11b,12bの対向部に突起32,3
3を形成し、これら突起32,33でディスク本体部2
の上,下面を挾着する構成としてもよい。この場合に突
起32,33のいずれか一方の突起のディスク本体部2
に対する接触面積と、他方の突起のディスク本体部2に
対する接触面積とに差をもたせておけば、これら突起3
2,33の形成位置誤差等を吸収して容易、かつ確実
に、突起32,33を対向させることができる。
【0029】また、図面に示す実施例では、上部ハブ構
成体11の筒状部11aに凸部22を形成し、下部ハブ
構成体12の筒状部12aに凹部21を形成した場合を
示したが、これとは逆に、上部ハブ構成体11の筒状部
11aに凹部21を形成し、下部ハブ構成体12の筒状
部12aに凸部22を形成してもよい。また、実施例で
は一方の筒状部を窓状に切欠して凹部21を形成し、他
方の筒状部を切起して舌片状の凸部22を形成した場合
を示したが、一方の筒状部の一部を半球形状に窪ませて
凹部21を形成し、他方の筒状部の一部を半球形状に突
出させた凸部22を形成してもよい。
成体11の筒状部11aに凸部22を形成し、下部ハブ
構成体12の筒状部12aに凹部21を形成した場合を
示したが、これとは逆に、上部ハブ構成体11の筒状部
11aに凹部21を形成し、下部ハブ構成体12の筒状
部12aに凸部22を形成してもよい。また、実施例で
は一方の筒状部を窓状に切欠して凹部21を形成し、他
方の筒状部を切起して舌片状の凸部22を形成した場合
を示したが、一方の筒状部の一部を半球形状に窪ませて
凹部21を形成し、他方の筒状部の一部を半球形状に突
出させた凸部22を形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明のディスクには次に述べるような
効果がある。
効果がある。
【0031】(1)請求項1のディスクは、上,下部ハ
ブ構成体の筒状部を嵌合すると、これら筒状部に設けた
抜防止用の凹,凸部が互に係合して、上記上,下部ハブ
構成体は、一体的に結合された状態になる。そして、上
記上,下部ハブ構成体でディスク本体部は、上,下面を
挾着された状態になるので、上記ディスク本体部と上,
下部ハブ構成体の熱膨張量に差異が生じた場合に、両者
間に滑りが生じるので、従来のディスク本体部のセンタ
ーハブを接着剤で接着していた場合のようにディスク本
体部に反りや変形が発生するのを防止することができ、
高密度記録に好適な信頼性の高い製品となる。
ブ構成体の筒状部を嵌合すると、これら筒状部に設けた
抜防止用の凹,凸部が互に係合して、上記上,下部ハブ
構成体は、一体的に結合された状態になる。そして、上
記上,下部ハブ構成体でディスク本体部は、上,下面を
挾着された状態になるので、上記ディスク本体部と上,
下部ハブ構成体の熱膨張量に差異が生じた場合に、両者
間に滑りが生じるので、従来のディスク本体部のセンタ
ーハブを接着剤で接着していた場合のようにディスク本
体部に反りや変形が発生するのを防止することができ、
高密度記録に好適な信頼性の高い製品となる。
【0032】(2)請求項2のディスクは、上,下部ハ
ブ構成体の筒状部の一部を切起すことにより、抜防止用
の凸部を形成したので、金属板にプレス加工等を施し
て、上,下部ハブ構成体を形成する際などに、これと同
時に上記凸部を容易に形成することができる。また、上
記切起し形成された凸部の先端部を凹部の内側面に当接
させることにより、上記筒状部相互の抜けを確実に防止
することができる。
ブ構成体の筒状部の一部を切起すことにより、抜防止用
の凸部を形成したので、金属板にプレス加工等を施し
て、上,下部ハブ構成体を形成する際などに、これと同
時に上記凸部を容易に形成することができる。また、上
記切起し形成された凸部の先端部を凹部の内側面に当接
させることにより、上記筒状部相互の抜けを確実に防止
することができる。
【0033】(3)請求項3のディスクは、凸部の先端
部を円弧状に形成し、凹部の内側面に点接触する構成に
なっているので、上記筒状部の周方向に所定の角間隔を
もって複数の凸部を形成し、これら凸部の先端部をそれ
ぞれ凹部の内側面に点接触させることにより、上記上,
下部ハブ構成体によるディスク本体部の挾着力を筒状部
の全周に亘って、平均化して安定した挾着力を得ること
ができる。
部を円弧状に形成し、凹部の内側面に点接触する構成に
なっているので、上記筒状部の周方向に所定の角間隔を
もって複数の凸部を形成し、これら凸部の先端部をそれ
ぞれ凹部の内側面に点接触させることにより、上記上,
下部ハブ構成体によるディスク本体部の挾着力を筒状部
の全周に亘って、平均化して安定した挾着力を得ること
ができる。
【0034】(4)請求項4のディスクは、上,下部ハ
ブ構成体のいずれか一方の筒状部に設けた舌片状の凸部
を先端部が他方の筒状部の周面から突出することが原因
で起る凹,凸部の係合離脱等を確実に防止することがで
きる。
ブ構成体のいずれか一方の筒状部に設けた舌片状の凸部
を先端部が他方の筒状部の周面から突出することが原因
で起る凹,凸部の係合離脱等を確実に防止することがで
きる。
【0035】(5)請求項5のディスクは、挿入ガイド
部によって、凸部を凹部に導き、これら凹,凸部を確
実、容易に係合させることができる。
部によって、凸部を凹部に導き、これら凹,凸部を確
実、容易に係合させることができる。
【図1】ディスクとドライブ装置の斜視図。
【図2】第1実施例の分解斜視図。
【図3】(A)組付け工程を示す断面図。 (B)組付け工程を示す断面図。 (C)組付け工程を示す断面図。
【図4】第2実施例の要部の斜視図。
【図5】第2実施例の要部の正面図。
【図6】第3実施例の要部の断面図。
【図7】第4実施例の要部の斜視図。
【図8】フランジ部の変形例の断面図。
【図9】フランジ部の変形例の断面図。
【図10】従来例の分解斜視図。
【図11】使用状態の断面図。
1…ディスク状記録媒体(ディスク)、2…ディスク本
体部、2a…中心孔、3…センターハブ、11,12…
上,下部ハブ構成体、11a,12a…筒状部、21,
22…抜防止用の凹,凸部、31…挿入ガイド部。
体部、2a…中心孔、3…センターハブ、11,12…
上,下部ハブ構成体、11a,12a…筒状部、21,
22…抜防止用の凹,凸部、31…挿入ガイド部。
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体本体部と、該記録媒体本体部の
中央部に接着されたセンターハブとを有し、該センター
ハブが記録再生装置のディスクテーブルに磁気吸引され
て、該ディスクテーブル上にチャッキングされるように
なっているディスク状記録媒体において、 上記センターハブは、上記記録媒体本体部の上,下面を
挾着する上,下部ハブ構成体とで構成されていて、 上記上,下部ハブ構成体は、上記記録媒体本体部の上,
下面を挾着した状態において互に嵌合する筒状部を有し
ているとともに、 上記上,下部ハブ構成体の筒状部は、これら筒状部を嵌
合した状態において互に係合して、これら筒状部相互の
抜けを防止する抜防止用の凹,凸部を有していることを
特徴とするディスク状記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1において、 抜防止用の凹,凸部は、上,下部ハブ構成体の筒状部の
いずれか一方を切欠し、他方を切起すことにより形成さ
れていることを特徴とするディスク状記録媒体。 - 【請求項3】 請求項2において、 上,下部ハブ構成体の筒状部の一方を切起すことにより
形成された凸部の先端部は、円弧状に形成されていて、
凹部の内側面に点接触する構成になっていることを特徴
とするディスク状記録媒体。 - 【請求項4】 請求項2において、 上,下部ハブ構成体の筒状部の一方を切起すことにより
形成された凸部は、他方を切欠することにより形成され
た凹部よりも長く形成されていることを特徴とするディ
スク状記録媒体。 - 【請求項5】 請求項1において、 上,下部ハブ構成体の筒状部は、抜防止用の凹部へ凸部
を導く挿入ガイド部を有していることを特徴とするディ
スク状記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28626096A JPH10134538A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ディスク状記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28626096A JPH10134538A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ディスク状記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10134538A true JPH10134538A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17702070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28626096A Pending JPH10134538A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ディスク状記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10134538A (ja) |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28626096A patent/JPH10134538A/ja active Pending
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