JPH10133824A - データ読出・処理システム及びその方法 - Google Patents

データ読出・処理システム及びその方法

Info

Publication number
JPH10133824A
JPH10133824A JP28833796A JP28833796A JPH10133824A JP H10133824 A JPH10133824 A JP H10133824A JP 28833796 A JP28833796 A JP 28833796A JP 28833796 A JP28833796 A JP 28833796A JP H10133824 A JPH10133824 A JP H10133824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
reading
time slot
devices
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28833796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Oshima
豊 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28833796A priority Critical patent/JPH10133824A/ja
Publication of JPH10133824A publication Critical patent/JPH10133824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムに組込まれる記憶装置や読出装置の
仕様や性能や設置数を任意に変更でき、かつデータ読出
及び処理において高い信頼性を確保する。 【解決手段】 一連のデータを複数の単位データに分割
して記憶する複数の記憶装置6a〜6cと、入力されたデー
タをデータ処理するデータ処理装置11a 〜11c と、各記
憶装置毎に設けられ、自己宛のタイムスロット信号を受
信する毎に自己の記憶装置に記憶されている各単位デー
タを順次読出す複数の読出装置7a〜7cと、各読出装置へ
各タイムスロット信号を送出タイミングをずらせてそれ
ぞれ所定周期で送出するタイムスロット管理装置12a
と、各読出装置で順次読出された各単位データをデータ
処理装置へ送信する送信装置10a 〜10c とを備えたデー
タ読出・処理システムにおいて、タイムスロット管理装
置12a は、各タイムスロット信号の送信周期Tbを外部
指示に応じて可変設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置に記憶され
た一連のデータを読出してデータ処理装置へ送信してこ
のデータ処理装置でデータ処理するデータ読出・処理シ
ステム及びデータ読出・処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロッピーディスクドライブ装
置や磁気ディスク装置等の記憶装置に記憶された動画像
や音声データを読出してモニタ装置やTVやコンピュー
タの表示画面に表示出力してスピーカで音声出力する場
合に、記憶装置からか動画像や音声データを読出す読出
装置と動画像や音声データを再生する再生装置とが別々
の装置の場合が多々ある。
【0003】このようなシステムにおいて、動画像や音
声データを記憶装置から読出して再生装置へ転送してリ
アルタイムで再生するためには、動画像や音声データの
転送レートを適切な値で保証することが重要である。例
えば、5Mbpsで再生することが要求される動画像や
音声データが記憶装置に記憶されている場合に、4Mb
psで読出すと、再生装置において、データアンダーフ
ローとなり、再生画像が中断する。
【0004】このような事態を解消するために例えば図
7に示すシステムが提唱されている。読出装置2はデー
タ転送要求信号発生装置5からデータ転送要求が一定時
間間隔tで入力される毎に、記憶装置1から動画像や音
声データを読出して送信装置3へ転送する。動画像や音
声データを受領した送信装置3はこの受領した動画像や
音声データを再生装置4へ送信する。再生装置4は受信
した動画像や音声データを表示画面に表示するとともに
音声出力する。
【0005】この場合、再生装置4は一定時間t当たり
データサイズd1の動画像や音声データを再生する必要
がある場合、読出装置2はデータ転送要求発生時に、デ
ータサイズdlの画像・音声データを読出し、送信装置
3は一定時間t当たりデータサイズd1の画像・音声デ
ータを送信可能であればよい。
【0006】なお、データサイズdの大きさは、使用す
る記憶装置1の仕様や読出装置2の割込み転送要求処理
性能等に依存する。しかしながら、近年、記憶装置1に
おいては、動画像や音声データはMPEG手法やDCT
手法を用いて画像圧縮された状態で記憶されている。し
たがって、この記憶装置1から画像圧縮された動画像や
音声データを読出して、圧縮状態を解除して実時間の動
画像や音声データとして送信装置3へ転送するために
は、読出装置2は高速処理が要求される。
【0007】このような不都合を解消するために図8に
示すデータ読出・処理システムが考えらる。このデータ
読出・処理システムにおいては、動画像や音声データか
らなる一連のデータDを、時間Taで読出すことが可能
なデータサイズd2の単位データD(0),D(1),
D(2),...,D(n)に分割し、複数配置された
各記憶装置6a,6b,6cへ分散して格納する。例え
ば、先頭の記憶装置6aには、D(0),D(3),D
(6),....が記憶され、2番目の記憶装置6bに
は、D(1),D(4),D(7),....が記憶さ
れ、最後の記憶装置6cにはD(2),D(5),D
(8),...が記憶されている。
【0008】各記憶装置6a,6b,6cにはそれぞれ
読出装置7a,7b,7cが接続されている。各読出装
置7a,7b,7cはスイッチ8を介して複数の送信装
置コントローラ9a,9b,9cに接続される。各送信
装置コントローラ9a,9b,9cにはそれぞれ送信装
置10a,10b,10cが接続されている。
【0009】タイムスロット管理装置12内は、タイマ
装置13、カウンタ装置14及び比較装置15が設けら
れている。カウンタ装置14は常時タイマ装置13から
出力されているクロックを用いて経過時間Tを計時し
て、その値を比較装置15へ送出する。
【0010】比較装置15は、カウンタ装置14の経過
時間Tが予め設定される時間Tbに達すると、各読出装
置7a,7b,7c及び各送信装置コントローラ9a,
9b,9cへそれぞれタイムスロット信号S1 ,S2
3 を互いの出力タイミングを時間Taだけずらせて送
出する。この時間Taは、図9のタイムチャートに示す
ように、各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 の送信
周期Tbの1/3の時間に設定されている。
【0011】Ta=(1/3)・Tb 各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 には、図9に示
すように、先頭部分に各読出装置6a,6b,6cを特
定するための2ビットの指定情報ADが付加されてい
る。
【0012】各読出装置7a,7b,7cは、自己宛の
タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 を受信する毎に、
自己の読出装置7a,7b,7cから単位データD
(0)、D(1),D(2),…を読して、スイッチ8
を介して、各送信機コントローラ9a.9b,9cへ送
信する。
【0013】スイッチ8を介して、読出装置7a,7
b,7cから各単位データD(i),D(i+1),D
(i+2)を受領した各送信機コントローラ9a,9
b,9cは各送信装置10a,10b,10cを介して
各再生装置11a,11b,11cへ各単位データD
(i),D(i+1),D(i+2),…を順番に送信
する。
【0014】各再生装置11a,11b,11cは受信
した各単位データD(i),D(i+1),D(i+
2),…を一旦受信バッファに格納した後、この受信バ
ッファから格納した各単位データD(i),D(i+
1),D(i+2),…を読出し、一連の動画像及び音
声データとして表示出力すると共に音声出力する。した
がって、受信時刻から所定の遅延時間τ経過後に動画像
及び音声データの再生が開始される。
【0015】このように、各記憶装置6a,6b,6c
に一連のデータを複数の単位データとして分割してへ格
納し、読出,転送,送信処理に必要な送信周期Tbを有
する各タイムトロット信号S1 ,S2 ,S3 を送信タイ
ミングを時間Taだけすらせて送信することによって、
たとえ個々の読出,転送,送信処理に必要な信号周期T
bがリアルタイムで表示できない時間であっても、シス
テム全体として、一連の動画像や音声データを各再生装
置11a,11b,11cで表示できかつ音声出力でき
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すデータ読出・処理システムにおいても、まだ解消す
べき次のような各課題があった。 (1) 図8に示したデータ読出・処理システムにおい
て、各記憶装置6a〜6c及び各読出装置7a〜7bは
全て等しい仕様及び性能を有していると仮定している。
しかし、実施のシステムにおいては、各記憶装置6a〜
6c及び各読出装置7a〜7bはそれぞれ仕様や性能が
異なる。したがって、性能の最も低い記憶装置及び各読
出装置の性能に対応する時間が各タイムスロット信号S
1 ,S2 ,S3 の送信周期Tbとなる。
【0017】この場合、読出性能(速度)の低い読出装
置を読出性能(速度)の高い読出装置に交換すると、ボ
トルネックは解消される。その結果、各タイムスロット
信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期Tbを短くして、より
少ない読出装置で一連の動画像及び音声データをリアル
タイムで再生できるようにする要望がある。
【0018】逆に、読出性能(速度)の低い安価な読出
装置を多数台設置することによって、一連の動画像及び
音声データをリアルタイムで再生することもことも可能
である。この場合は、各タイムスロット信号S1 ,S
2 ,S3 の送信周期Tbを長く設定する必要がある。
【0019】しかしながら、図8に示したデータ読出・
処理システムにおいては、各タイムスロット信号S1
2 ,S3 の送信周期Tbは予め設定された固定値であ
るので、記憶装置や読出装置の設置台数や仕様や性能
(速度)を簡単に変更できない問題がある。
【0020】(2) 図8に示したデータ読出・処理シス
テムにおける記憶装置6a,6b,6cが多数設置され
ている場合においては、各記憶装置に記憶されている各
単位データD(i),D(i+1),D(i+2),D
(i+3),…において、一連のデータの分割手法によ
っては、たとえ1台の記憶装置又は読出装置に異常が発
生して再生装置が一つの単位データを送信できなかった
としても、再生装置側で、欠落した単位データを補間し
て品質は多少低下するが一応データを再生できるように
している。
【0021】しかし、異常発生した記憶装置又は読出装
置を点検したり修理するためには、データ読出・処理シ
ステムの動作一旦停止させる必要がある。 (3) 図8に示したデータ読出・処理システムにおいて
は、図9のタイムチャートに示すように、タイムスロッ
ト信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期Ta(タイムスロッ
ト)以内に、読出装置7a〜7cは読出装置6a〜6c
より単位データを読出してスイッチ8へ転送し、送信装
置コントローラ9a〜9cはそのスイッチ8から単位デ
ータを読出して、送信装置10a〜10cから再生装貴
11a〜11cへ送信する。
【0022】ここで、この1つの送信周期Tb(タイム
スロット)内の動作を更に細分化してタイミングを規定
したい場合がある。例えば、各読出装置7a〜7cは各
記憶装置6a〜6cから単位データを読出た後、この単
位データをスイッチ8を介して送信装置コントローラ9
a〜9c(送信装置10a〜10c)へ転送する必要が
ある。しかしながら、図8に示したシステムにおいて
は、この転送開始のタイミングを判定する手法がなかっ
た。
【0023】さらに、送信装置コントローラ9a〜9c
は、スイッチ8を介して単位データを受領した後で、こ
の単位データを送信装置10a〜10cで再生装置11
a〜11cへ送信する必要がある。しかしながら、図8
に示したシステムにおいては、この送信開始のタイミン
グを判定する手法がなかった。
【0024】(4) 図8に示したデータ読出・処理シス
テムにおいては、各読出装置7a〜7cが各記憶装置6
a〜6cから各単位データを読出して最終的に各送信装
置10a〜10cが.再生装置11a〜11cへ各単位
データを送信する送信速度と、再生装置11a〜11c
が受信した各単位データを表示し音声出力する速度とは
完全に一致しない。
【0025】すなわち、各タイムスロット信号S1 ,S
2 ,S3 は各再生装量11a〜11cへは伝送されな
い。これは各再生装置11a〜11cが一般に送信装置
10a〜10cとは物理的に離れた場所に設置されるこ
とがその理由である。したがって、各再生装置11a〜
11cは順次受信する単位データを一旦自己の受信バッ
ファへ格納して、この受信バッファに格納された各単位
データを自己の内部クロックで読出して再生する必要が
ある。
【0026】ここで、送信側のタイムスロット信号S
1 ,S2 ,S3 の送信周期Tbを作成するタイマ装置1
3及びカウンタ装置14と、各再生装置11a〜11c
のクロックを作成するタイマとの間に僅かでも誤差が存
在すると、前記受信バッファに記憶されている単位デー
タが受信バッファをオーバフローしたり、アンターフロ
ーする懸念がある。このような状態になると、再生装置
11a〜11cでデータが正しく再生できない懸念があ
る。
【0027】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、記憶装置や読出装置の仕様や性能、異常の
有無等に応じてタイムスロットスット信号の送信周期や
送信有無を最適に設定することによって、システムに組
込まれる記憶装置や読出装置の仕様や性能や設置数を任
意に変更でき、かつ高い性能と高い信頼性と実現できる
データ読出・処理システム及びデータ読出・処理方法を
提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の請求項1においては、一連のデータを複数
の単位データに分割して記憶する複数の記憶装置と、入
力されたデータをデータ処理するデータ処理装置と、各
記憶装置毎に設けられ、自己宛のタイムスロット信号を
受信する毎に自己の記憶装置に記憶されている各単位デ
ータを順次読出す複数の読出装置と、各読出装置へ各タ
イムスロット信号を送出タイミングをずらせてそれぞれ
所定周期で送出するタイムスロット管理装置と、各読出
装置で順次読出された各単位データをデータ処理装置へ
送信する送信装置とを備えたデータ読出・処理システム
において、タイムスロット管理装置に対して、各タイム
スロット信号の送信周期を外部指示に応じて可変設定す
るようにしている。
【0029】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムであれば、各タイムスロット信号の送信周期を記
憶装置や読出装置の仕様や性能及び台数に応じて最適状
態にに変更できる。逆に、必要に応じて記憶装置や読出
装置の仕様や性能及び台数を任意に設定変更できる。
【0030】また、請求項2においては、上述したデー
タ読出・処理システムにおいて、各読出装置又は各記憶
装置の異常を検出する異常検出手段を設け、かつ、タイ
ムスロット管理装置は、この異常検出手段にて検出され
た異常状況に応じて、各読出装置に対するタイムスロッ
ト信号の送信の有無及び送信周期を変更するようにして
いる。
【0031】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムであれば、例えば一つの読出装置又は記憶装置に
異常が検出されると、この異常発生した読出装置又は記
憶装置にタイムスロット信号を送信しないように、他の
読出装置に対するタイムスロット信号の送信周期が自動
的に変更されるので、システムを停止することなく、故
障した読出装置又は記憶装置を切り離して修理できる。
【0032】請求項3においては、上述したデータ読出
・処理システムにおいて、タイムスロット管理装置は、
各読読出装置へ読出した単位データの送信装置に対する
転送タイミングを指示する転送サブタイムスロット信号
を送出し、かつ送信装置へ各単位データのデータ処理装
置に対する送信タイミングを指示する送信サブタイムス
ロット信号を送出するようにしている。
【0033】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムであれば、転送サブタイムスロット信号及び送信
サブタイムスロット信号を採用しているので、タイムス
ロット信号における1つの送信周期Ta(タイムスロッ
ト)内の動作を更に細分化して動作開始タイミングを規
定することが可能であり、各部の動作をより正確に制御
できる。
【0034】また、請求項4においては、上述したデー
タ読出・処理システムにおいて、データ処理装置におけ
る受信バッファに蓄積されているデータ量を検出するバ
ッファ容量検出手段が設けられており、タイムスロット
管理装置は、バッファ容量検出手段で検出されたデータ
量に応じて各タイムスロット信号の送信周期を変更す
る。
【0035】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムであれば、例えば、全部の読出装置を合計した時
間当たりの読出速度がデータ処理装置におけるデータ処
理速度より低くなって、受信バッファに一時記憶されて
いる単位データ数が許容下限を下回ると、各タイムスロ
ット信号の送信周期を短くして、合計した読出速度を上
昇できる。
【0036】逆に、合計した時間当たりの読出速度がデ
ータ処理装置におけるデータ処理速度より高くなって、
受信バッファに一時記憶されている単位データ数が許容
上限を上回ると、各タイムスロット信号の送信周期を長
くして、合計した読出速度を低下できる。
【0037】さらに、請求項5においては、一連のデー
タを複数の単位データに分割して複数の記憶装置へ書込
み、タイムスロット管理装置から各記憶装置の読出装置
へそれぞれ送出タイミングをずらせて所定周期でタイム
スロット信号を送出し、各記憶装置は自己宛のタイムス
ロット信号を受信する毎に自己の記憶装置に記憶されて
いる各単位データを順次読出して送信装置へ転送し、送
信装置は順次入力される各単位データをデータ処理装置
へ送信し、データ処理装置は受信した各単位データをデ
ータ処理するデータ読出・処理方法において、タイムス
ロット管理装置は、各タイムスロット信号の送信周期を
外部指示に応じて可変設定している。
【0038】このように構成されたデータ読出・処理方
法においては、請求項1と同様に、必要に応じて記憶装
置や読出装置の仕様や性能及び台数を任意に設定変更可
能である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
データ読出・処理方法が採用されたデータ読出・処理シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。図8に示す
従来のデータ読出・処理システムと同一部分には同一符
号が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明
は省略されている。
【0040】タイムスロット管理装置12aは一種のコ
ンピュータ等の情報処理装置で構成されており、このタ
イムスロット管理装置12a内に、タイマ装置13a、
カウンタ装置14a、比較装置15a、レジスタ装置1
6及び入力装置17が組込まれている。
【0041】入力装置17は、例えばキーボードや表示
装置等で構成されている。そして、操作者が、必要に応
じて、この入力装置17を介して、各読出装置7a,7
b,7cに対する各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S
3 における図9のタイムチヤートで示した送信周期Tb
を入力する。入力装置17を介して入力された送信周期
Tbはレジスタ装置16に記憶保持される。そして、レ
ジスタ装置16に記憶保持された送信周期Tbは比較装
置15aへ設定される。
【0042】一方、タイマ装置13aは、例えば1ms
間隔のクロックをカウンタ装置14aへ常時送出してい
る。カウンタ装置14aは、常時タイマ装置13aから
入力されているクロックを計数しており、計数値を経過
時刻Tとして次の比較装置15aへ送出する。また、カ
ウンタ装置14aは比較装置15aからカウンタリセッ
ト信号が入力すると、計数していた経過時刻Tを0にリ
セットする。
【0043】比較装置15aは、カウンタ装置14aの
経過時刻Tがレジスタ装置16に記憶保持されている送
信周期Tbの1/3の時間Ta(Tb=3・Ta)の0
倍(T=0・Ta=0)、1倍(T=1・Ta)、2倍
(T=2・Ta)に達する毎に、図9のタイムチャート
に示すように、各読出装置7a,7b,7cへそれぞれ
各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 を送出する。各
タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 の先頭部分には図
9で示したように、2ビットの指定情報ADが付加され
ている。
【0044】さらに、比較装置15aは、カウンタ装置
14aの経過時刻Tが送信周期Tbに達すると、カウン
タ装置14aへカウンタリセット信号を送出する。した
がって、図9に示すように、各タイムスロット信号S
1 ,S2 ,S3 は操作者か指定した送信周期Tb で、か
つ互いの送出タイミングが時間Taづつずれて各読出装
置7a,7b,7cへ送信される。
【0045】各読出装置7a,7b,7cは、自己宛の
タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 を受信する毎に、
自己の記憶装置6a,6b,6cから単位データD
(0)、D(1),D(2),…を読して、スイッチ8
を介して、各送信機コントローラ9a.9b,9cへ転
送する。
【0046】スイッチ8を介して、読出装置7a,7
b,7cから各単位データD(i),D(i+1),D
(i+2)を受領した各送信機コントローラ9a,9
b,9cは各送信装置10a,10b,10cを介して
データ処理装置としての各再生装置11a,11b,1
1cへ各単位データD(i),D(i+1),D(i+
2),…を順番に送信する。
【0047】各再生装置11a,11b,11cは受信
した各単位データD(i),D(i+1),D(i+
2),…を一旦受信バッファに格納した後、この受信バ
ッファから格納した各単位データD(i),D(i+
1),D(i+2),…を読出して一連の動画像及び音
声データとして表示出力すると共に音声出力する。した
がって、受信時刻から所定の遅延時間τ経過後に動画像
及び音声データの再生が開始される。
【0048】このように構成された第1実施形態のデー
タ読出・処理システムにおいては、各読出装置7a,7
b,7cへ送出するタイムスロット信号S1 ,S2 ,S
3 の送信周期Tbは操作者が入力装置17を用いて任意
の値に設定可能である。
【0049】前述したように、各再生装置11a,11
b,11cで一連のデータとしての動画像や音声データ
をリアルタイムで再生するに要する各記憶装置6a,6
b,6cからの合計の読出速度は一定である条件を満た
すならば、記憶装置及び読出装置の設置数、各読出装置
の読出処理速度等は任意に変更できる。この場合、設置
数や読出処理速度に応じて各読出装置に送出するタイム
スロット信号の送信周期Tbを設定変更するのみでよ
い。
【0050】したがって、必要に応じて記憶装置や読出
装置の仕様や性能及び台数を任意に設定変更できる。 (第2実施形態)図2は本発明の第2実施形態のデータ
読出・処理システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示した第1実施形態のデータ読出・処理シス
テムと同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0051】この第2実施形態のデータ読出・処理シス
テムにおいて、各読出装置7a,7b,7cには、それ
ぞれ読出装置7a,7b,7cや記憶装置6a,6b,
6cの異常や故障を検出する異常検出手段としての故障
検出装置18a,18b,18cが取付けられている。
同様に、各送信装置コントローラ9a,9b,9cに
は、それぞれ送信装置コントローラ読出装置9a,9
b,9cや送信装置10a,10b,10cの異常や故
障を検出する異常検出手段としての故障検出装置19
a,19b,19cが取付けられている。
【0052】各故障検出装置18a,18b,18c,
19a,19b,19cは自己が管轄する読出装置、記
憶装置、送信装置コントローラ、送信装置に異常や故障
を検出すると、故障検出信号eを入力設定装置20へ送
出する。
【0053】タイムスロット管理装置12b内には、タ
イマ装置13aと、カウンタ装置14aと、比較装置1
5bと、レジスタ装置16baとが組込まれている。入
力値設定装置20は、図3のタイムチャートの左側に示
すように、各故障検出装置18a〜19cから全く故障
検出信号eが入力されていない状態においては、レジス
タ装置16aへ各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3
における送信周期Tbと、この送信周期Tbの1/3の
時間Taとを書込む。
【0054】この場合、比較装置15bは、図1に示す
第1実施形態と同様に、各読出装置7a,7b,7cに
対して時間Taだけ、出力タイミングをずらせた送信周
期Tbを有する各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3
を出力する。
【0055】また、入力値設定装置20は、図3のタイ
ムチャートの右側に示すように、各故障検出装置18a
〜19cのうちの一つの故障検出装置から故障検出信号
eが入力されると、この故障検出信号eから異常発生又
は故障発生の記憶装置、読出装置、送信装置コントロー
ラ、送信装置を特定する。そして、異常発生又は故障発
生が記憶装置又は読出装置の場合は、対応するタイムス
ロット信号を特定する。そして、その特定されたタイム
スロット信号と前記送信周期Tbより短い送信周期Td
とその送信周期Tdの1/2の時間Tcをレジスタ装置
16aへ書込む。
【0056】この場合、比較装置15bは、図3のタイ
ムチャートの右側に示すように、レジスタ装置16aに
記憶された故障対象の読出装置に対するタイムスロット
信号を除き、変更された送信周期Tbを有する各タイム
スロット信を前記時間Tcだけ出力タイミングをずらせ
て正常な各読出装置へ出力する。
【0057】例えば、記憶装置6cと読出装置7cの障
検出装置18aから故障検出信号eが出力されると、異
常又は故障と反対された読出装置7cに対するタイムス
ロット信号S3 の送出が停止され、他の読出装置7a,
7bに対する送信周期Tdを有する各タイムスロット信
号S1 ,S2 が時間Tcだけ、出力タイミングがずれた
状態で出力される。
【0058】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムにおいて、前述したように、記憶装置6a,6
b,6cが多数設置されている場合においては、たとえ
1台の記憶装置又は読出装置に異常が発生して一つの単
位データが送信できなかったとしても、再生装置側で、
欠落した単位データを補間して品質は低下するが一応デ
ータを再生できる。
【0059】この場合、タイムスロット管理装置12b
及び比較装置15bにおいて、異常発生した読出装置7
c又は記憶装置6cにタイムスロット信号S3 を送信し
ないように、他の読出装置7a,7bに対するタイムス
ロット信号S1 ,S2 の送信周期Td及び出力タイミン
グ差Tcが自動的に設定されるので、システムを停止す
ることなく、故障した読出装置7c又は記憶装置6cを
切り離して修理できる。よって、システム全体の信頼性
を向上できる。
【0060】(第3実施形態)図4は本発明の第3実施
形態のデータ読出・処理システムの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示した第1実施形態のデータ読出
・処理システムと同一部分には同一符号が付してある。
したがって、重複する部分の詳細説明は省略されてい
る。
【0061】この第3実施形態のデータ読出・処理シス
テムにおけるタイムスロット管理装置12c内には、タ
イマ装置13a、カウンタ装置14a、比較装置15
c、選択回路21、3個のレジスタ装置22a,22
b,22c、及び入力装置17が組込まれている。
【0062】キーボード及び表示装置から構成された入
力装置17は、操作者が入力操作した各タイムスロット
信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期Tbをレジスタ装置2
2cへを設定する。また、入力装置17は、図5に示す
ように、操作者が入力操作した転送サブタイムスロット
信号SS1 及び送信サブタイムスロット信号SS2 の各
時間TS1,TS2を各レジスタ装置22a,22bへ設定
する。
【0063】この各時間TS1,TS2は、対応する各サブ
タイムスロット信号SS1 ,SSの各出力タイミング
を基準の各タイムスロット信号S ,S2 ,S3 の出
力時刻からの経過時間で示した各時間である。
【0064】タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 は対
応する各読出装置7c,7b,7cが各記憶装置6a,
6b,6cからそれぞれ単位データを読出開始する時刻
を指定する。また、最初の転送サブタイムスロット信号
SS1 は各読出装置7c,7b,7cが各記憶装置6
a,6b,6cから読出した各単位データをスイッチ8
を介して送信装置コントローラ9a,9b,9c(送信
装置10a,10b,10c)へ転送開始する時刻を指
定する。
【0065】さらに、次の送信サブタイムスロット信号
SS2 は送信装置コントローラ9a,9b,9c及び送
信装置10a,10b,10cがスイッチ8を介して受
領した単位データを再生装置11a,11b,11cへ
送信開始する時刻を指定する。
【0066】すなわち、図5に示すように、転送サブタ
イムスロット信号SS2 の出力までの時間TS1が読取装
置7a〜7cにおける単位データの読取所要時間を示
し、時間(TS2−TS1)が読取装置7a〜7cからスイ
ッチ8を介して送信装置10a〜10cまでの転送所要
時間を示し、最後の時間(Tb−TS2)が送信装置10
a〜10cから再生装置11a〜11cまでの送信所要
時間を示す。
【0067】転送,送信サブタイムスロット信号SS
1 ,SS2 の先頭部分には、前記各タイムスロット信号
1 ,S2 ,S3 と同様に、サブタイムスロット信号で
あることの情報と該当サブタイムスロット信号がどの読
出装置7a〜7c又はどの送信装置コントローラ9a〜
9c(送信装置10a〜10c)宛ての信号であるのか
を示す情報が付されている。
【0068】選択回路21は、比較装置15cからの選
択信号に基づいて3つのレジスタ装置22a,22b,
22cを順番に選択して、各時間TS1,TS2及び送信周
期Tbを順番に比較装置15cへ送出させる。システム
が起動されたときの選択回路21の初期状態は転送サブ
タイムスロット信号SS1 に対応する時間TS1のレジス
タ装置22aに設定されている。
【0069】システムが起動されると、比較装置15c
は、カウンタ装置14aに対してカウンタリセット信号
を送出して、カウンタ装置14aから出力される経過時
間Tを0にリセットする。
【0070】比較装置15cは、この経過時間Tが0に
リセットされたタイミングで例えば先頭の読出装置7a
に対するタイムスロット信号S1 を出力する。そして、
経過時間Tが選択回路21で選択されたレジスタ装置2
2aから出力されている時間TS1に達すると、転送サブ
タイムスロット信号SS1 を該当読出装置7aへ送出す
る。
【0071】転送サブタイムスロット信号SS1 の送出
処理が終了すると、選択回路21へ選択信号を送出し
て、この選択回路21に次のレジスタ装置22bを選択
させる。その結果、比較装置15cには、レジスタ装置
22bからの送信サブタイムスロット信号SS1 に対応
する時間TS2が入力される。そして、経過時間Tが選択
回路21で選択されたレジスタ装置22bから出力され
ている時間TS2に達すると、次の送信サブタイムスロッ
ト信号SS2 を各送信装置コントローラ9a〜9c(送
信装置10a〜10c)へ送出する。
【0072】送信サブタイムスロット信号SS2 の送出
処理が終了すると、選択回路21へ選択信号を送出し
て、この選択回路21にさらに次のレジスタ装置22c
を選択させる。その結果、比較装置15cには、レジス
タ装置22cからのタイムスロット信号S1 に対応する
送信周期Tbが入力される。
【0073】そして、経過時間Tが選択回路21で選択
されたレジスタ装置22cから出力されている送信周期
Tbに達すると、カウンタ装置14aへカウンタリセッ
ト信号を送出して、カウンタ装置14aから出力される
経過時間Tを0にリセットする。その結果、読出装置7
aに対する次のタイムスロット信号S1 が出力される。
【0074】なお、上述した説明においては、3台の読
出装置7a,7b,7cのうち先頭の読出装置7aに対
するタイムスロット信号S1 及び転送,送信の各サブタ
イムスロット信号SS1 ,SS2 に対する出力タイミン
グについて説明したが、2台目及び3台目の読出装置7
b,7cに対するタイムスロット信号S2 ,S3 及び各
サブタイムスロット信号SS1 ,SS2 に対する出力タ
イミングは、先頭のタイムスロット信号S1 の出力タイ
ミングに対して、送信周期Tbの1/3の時間Taづづ
離れたタイミングで出力される。
【0075】各読出装置7a,7b,7cはそれぞれ自
己を指定したタイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 を受
信すると記憶装置6a,6b,6cから単位データの読
出を開始し、それぞれ自己を指定した転送サブタイムス
ロット信号SS1 を受信すると、記憶装置6a,6b,
6cから読出した単位データをスイッチ8を介して各送
信装置コントローラ9a,9b,9cへ転送開始する。
【0076】各送信装置コントローラ9a,9b,9c
は、送信サブタイムスロット信号SS2 を受領すると、
読出装置7a,7b,7cから転送された単位データを
送信装置10a,10b,10cを介して再生装置11
a,11b,11cへ送信開始する。
【0077】このように構成されたデータ読出・処理シ
ステムにおいては、通常のタイムスロット信号S1 ,S
2 ,S3 の他に、転送サブタイムスロット信号SS1
び送信サブタイムスロット信号SS2 を用いて各読出装
置7a〜7c,各送信装置コントローラ9a〜9c及び
各送信装置10a〜10cの動作開始タイミングを指定
している。
【0078】すなわち、時間TS1で読出装置7a〜7c
における単位データの読出処理の終了を保証でき、時間
(TS2−TS1)で読出装置7a〜7cからスイッチ8を
介して送信装置10a〜10cまでの転送処理の終了を
保証でき、さらに、時間(Tb−TS2)が送信装置10
a〜10cから再生装置11a〜11cまでの送信処理
の終了を保証できる。
【0079】このように、各タイムスロット信号S1
2 ,S3 における1つの送信周期Tb(タイムスロッ
ト)内の動作を更に細分化して動作タイミングを規定す
ることが可能であり、システムに組込まれた読出装置及
び送信装置を含む各部の動作をより正確に制御できる。
【0080】(第4実施形態)図6は本発明の第4実施
形態のデータ読出・処理システムの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示した第1実施形態のデータ読出
・処理システムと同一部分には同一符号が付してある。
したがって、重複する部分の詳細説明は省略されてい
る。
【0081】この第4実施形態のデータ読出・処理シス
テムにおいては、各再生装置11a,11b,11c内
に、図示しない受信バッファに一時記憶されている単位
データのデータ量Q1 .Q2 ,Q3 を検出するバッファ
容量検出回路23a,23b,23cが設けられてい
る。そして、この検出された各データ量Q1 .Q2 ,Q
3 は入力値設定装置20aへ入力される。
【0082】入力値設定装置20aは、各バッファ容量
検出回路23a,23b,23cから入力された各デー
タ量Q1 ,Q2 ,Q3 が予め設定された許容範囲の上限
値QU と下限値QL との間に位置している通常状態にお
いては、各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 の予め
設定された基準となる前述した送信周期Tbをタイムス
ロット管理装置12dのレジスタ装置16へ設定する。
【0083】この場合、比較装置15aは、図1の第1
実施形態システムと同様に、各タイムスロット信号S
1 ,S2 ,S3 、を指定された送信周期Tbで、かつ互
いの送出タイミングを時間Taだけずらせて各読出装置
7a,7b,7cへ順次送出する。
【0084】また、入力値設定装置20aは、各バッフ
ァ容量検出回路23a,23b,23cから入力された
各データ量Q1 ,Q2 ,Q3 が許容範囲の上限値QU
上回ると、前記基準の送信周期Tbを微小時間ΔTだけ
長くした送信周期(Tb+ΔT)を作成して、レジスタ
装置16へ設定する。
【0085】その結果、比較装置15aから出力される
各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期がT
bから(Tb+ΔT)へ延長される。1つのタイムスロ
ット信号S1 ,S2 ,S3 で各読出装置7a〜7cが読
出す単位データのデータ量は変化しないので、単位時間
当りに再生装置11a〜11cへ送信されるデータ量が
減少する。よって、各受信バッファに一時記憶されてい
る単位データのデータ量Qが減少して、許容範囲内に入
る。
【0086】なお、一定時間経過しても、データ量Qが
許容範囲の上限値QU を上回った状態が継続すると、送
信周期をさらに長くする。さらに、入力値設定装置20
aは、各バッファ容量検出回路23a,23b,23c
から入力された各データ量Q1 .Q2 ,Q3 が許容範囲
の下限値QL を下回ると、前記基準の送信周期Tbを微
小時間ΔTだけ短くした送信周期(Tb−ΔT)を作成
して、レジスタ装置16へ設定する。
【0087】その結果、比較装置15aから出力される
各タイムスロット信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期がT
bから(Tb−ΔT)へ短縮される。よって、単位時間
当たりに再生装置11a〜11cへ送信されるデータ量
が増加する。その結果、各受信バッファに一時記憶され
ている単位データのデータ量Qが増加して、許容範囲内
に入る。
【0088】なお、一定時間経過しても、データ量Qが
許容範囲の下限値QL を下回った状態が継続すると、送
信周期をさらに短くする。したがって、たとえ、タイム
スロット信号S1 ,S2 ,S3 の送信周期Tbを計数す
るタイムスロット管理装置12d内のタイマ装置13a
のクロックの周期と、各再生装置11a〜11c内に組
込まれたタイマ装置のクロックの周期とが完全に一致し
ていなくても、各再生装置11a〜11cの受信バッフ
ァにおいて、オーバーフロー現象やアンダーフロー現象
が生じる事が未然に防止される。
【0089】その結果、各記憶装置6a〜6cに亘って
記憶された一連の動画像や音声データが各再生装置11
a〜11cにて常に正しく再生され、システム全体の信
頼性を大幅に向上できる。
【0090】なお、本発明は上述した各実施形態システ
ムに限定されるものではない。各実施形態システムにお
いては、各記憶装置6a〜6cに動画像や音声データを
記憶して、データ処理装置としての各再生装置11a〜
11cでこの動画像や音声データを表示し音声出力し
た。
【0091】しかし、各記憶装置6a〜6cにテキスト
データや数値データを記憶して、パーソナルコンピュー
タ等の通常のデータ処理装置で、受信したデータを処理
してもよい。さらに、記憶装置6a〜6c及び読出装置
7a〜7cの設置数も3台に限定されることなく、各装
置の仕様や性能に応じて任意の台数に設定できる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ読
出・処理システム及びデータ読出・処理方法において
は、システムに組込まれた各記憶装置や各読出装置の仕
様や性能、異常の有無、さらに、データ処理装置の受信
バッファに一時記憶されるデータ量に応じて各読出装置
へ送出するタイムスロットスット信号の送信周期や送信
の有無を最適に設定している。
【0093】したがって、システムに組込まれる記憶装
置や読出装置の仕様や性能や設置数を簡単に任意に変更
でき、かつ高い性能と高い信頼性と実現できる。また、
タイムスロットスット信号の他にこのタイムスロットス
ット信号の送信間隔の間にさらに転送及び送信のタイミ
ングを指示する転送及び送信のサブタイムスロットスッ
ト信号を各読出装置及び送信装置へ送出している。その
結果、データをより確実にデータ処理装置へ送信でき、
システムの信頼性をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わるデータ読出・
処理方法を適用したデータ読出・処理システムの概略構
成を示すブロック図
【図2】 本発明の第2実施形態のデータ読出・処理シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図3】 同第2実施形態のデータ読出・処理システム
の動作を示すタイムチャート
【図4】 本発明の第3実施形態のデータ読出・処理シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図5】 同第3実施形態のデータ読出・処理システム
の動作を示すタイムチャート
【図6】 本発明の第4実施形態のデータ読出・処理シ
ステムの概略構成を示すブロック図
【図7】 データ読出及びデータ処理の基本ステムを示
す図
【図8】 一般的なデータ読出・処理システムの概略構
成を示すブロック図
【図9】 同一般的なデータ読出・処理システムの動作
を示すタイムチャート
【符号の説明】
6a,6b,6c…記憶装置 7a,7b,7c…読出装置 8…スイッチ 9a,9b,9c…送信装置コントローラ 10a,10b,10c…送信装置 11a,11b,11c…再生装置(データ処理装置) 12,12a,12b,12c,12d…タイムスロッ
ト管理装置 13,13a…タイマ装置 14,14a…カウンタ装置 15,15a,15b,15c…比較装置 16,16a,22a,22b,22c…レジスタ装置 17…入力装置 18a,18b,18c,19a,19b,19c…故
障検出装置 20,20a…入力値設定装置 21…選択回路 23a,23b,23c…バッファ容量検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のデータを複数の単位データに分割
    して記憶する複数の記憶装置と、入力されたデータをデ
    ータ処理するデータ処理装置と、前記各記憶装置毎に設
    けられ、自己宛のタイムスロット信号を受信する毎に自
    己の記憶装置に記憶されている各単位データを順次読出
    す複数の読出装置と、前記各読出装置へ各タイムスロッ
    ト信号を送出タイミングをずらせてそれぞれ所定周期で
    送出するタイムスロット管理装置と、前記各読出装置で
    順次読出された各単位データを前記データ処理装置へ送
    信する送信装置とを備えたデータ読出・処理システムに
    おいて、 前記タイムスロット管理装置は、前記各タイムスロット
    信号の送信周期を外部指示に応じて可変設定することを
    特徴とするデータ読出・処理システム。
  2. 【請求項2】 一連のデータを複数の単位データに分割
    して記憶する複数の記憶装置と、入力されたデータをデ
    ータ処理するデータ処理装置と、前記各記憶装置毎に設
    けられ、自己宛のタイムスロット信号を受信する毎に自
    己の記憶装置に記憶されている各単位データを順次読出
    す複数の読出装置と、前記各読出装置へ各タイムスロッ
    ト信号を送出タイミングをずらせてそれぞれ所定周期で
    送出するタイムスロット管理装置と、前記各読出装置で
    順次読出された各単位データを前記データ処理装置へ送
    信する送信装置とを備えたデータ読出・処理システムに
    おいて、 前記各読出装置又は各記憶装置の異常を検出する異常検
    出手段を設け、 前記タイムスロット管理装置は、前記異常検出手段にて
    検出された異常状況に応じて、前記各読出装置に対する
    タイムスロット信号の送信の有無及び送信周期を変更す
    ることを特徴とするデータ読出・処理システム。
  3. 【請求項3】 一連のデータを複数の単位データに分割
    して記憶する複数の記憶装置と、入力されたデータをデ
    ータ処理するデータ処理装置と、前記各記憶装置毎に設
    けられ、自己宛のタイムスロット信号を受信する毎に自
    己の記憶装置に記憶されている各単位データを順次読出
    す複数の読出装置と、前記各読出装置へ各タイムスロッ
    ト信号を送出タイミングをずらせてそれぞれ所定周期で
    送出するタイムスロット管理装置と、前記各読出装置で
    順次読出された各単位データを前記データ処理装置へ送
    信する送信装置とを備えたデータ読出・処理システムに
    おいて、 前記タイムスロット管理装置は、前記各読読出装置へ読
    出した単位データの前記送信装置に対する転送タイミン
    グを指示する転送サブタイムスロット信号を送出し、か
    つ前記送信装置へ各単位データのデータ処理装置に対す
    る送信タイミングを指示する送信サブタイムスロット信
    号を送出することを特徴とするデータ読出・処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 一連のデータを複数の単位データに分割
    して記憶する複数の記憶装置と、入力されたデータを一
    旦受信バッファに格納し、その後この受信バッファに格
    納された各単位データを読出してデータ処理するデータ
    処理装置と、前記各記憶装置毎に設けられ、自己宛のタ
    イムスロット信号を受信する毎に自己の記憶装置に記憶
    されている単位データを順次読出す複数の読出装置と、
    前記各読出装置へ各タイムスロット信号を送出タイミン
    グをずらせてそれぞれ所定周期で送出するタイムスロッ
    ト管理装置と、前記各読出装置で順次読出された各単位
    データを前記データ処理装置へ送信する送信装置とを備
    えたデータ読出・処理システムにおいて、 前記データ処理装置における受信バッファに蓄積されて
    いるデータ量を検出するバッファ容量検出手段を設け、 前記タイムスロット管理装置は、前記バッファ容量検出
    手段で検出されたデータ量に応じて前記各タイムスロッ
    ト信号の送信周期を変更することを特徴とするデータ読
    出・処理システム。
  5. 【請求項5】 一連のデータを複数の単位データに分割
    して複数の記憶装置へ書込み、タイムスロット管理装置
    から前記各記憶装置の読出装置へそれぞれ送出タイミン
    グをずらせて所定周期でタイムスロット信号を送出し、
    各記憶装置は自己宛のタイムスロット信号を受信する毎
    に自己の記憶装置に記憶されている各単位データを順次
    読出して送信装置へ転送し、送信装置は順次入力される
    各単位データをデータ処理装置へ送信し、データ処理装
    置は受信した各単位データをデータ処理するデータ読出
    ・処理方法において、 前記タイムスロット管理装置は、前記各タイムスロット
    信号の送信周期を外部指示に応じて可変設定することを
    特徴とするデータ読出・処理方法。
JP28833796A 1996-10-30 1996-10-30 データ読出・処理システム及びその方法 Pending JPH10133824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28833796A JPH10133824A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 データ読出・処理システム及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28833796A JPH10133824A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 データ読出・処理システム及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10133824A true JPH10133824A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17728896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28833796A Pending JPH10133824A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 データ読出・処理システム及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10133824A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4689740A (en) Two-wire bus-system comprising a clock wire and a data wire for interconnecting a number of stations
EP0051332B1 (en) Two-wire bus-system comprising a clock wire and a data wire for interconnecting a number of stations
US11036662B2 (en) Interrupt monitoring systems and methods for failure detection for a semiconductor device
KR20170088267A (ko) 멀티 스크린을 통해 출력되는 영상을 소프트웨어를 이용하여 동기화하기 위한 방법 및 그 장치
WO1985001168A1 (en) Data transmission system
US20080062829A1 (en) Method and apparatus for determining start of user data in one data block of optical disc by detecting sync patterns disposed between two data blocks
JP2008293230A (ja) データ転送装置
CN112486899B (zh) 集成电路、汇流排系统及排程方法
JPH10133824A (ja) データ読出・処理システム及びその方法
US20050010904A1 (en) Information recording device, method for the same, program for the same and recording medium storing the program
US7827455B1 (en) System and method for detecting glitches on a high-speed interface
CN107612539B (zh) 一种电平转化器的时钟输入信号异常的处理方法
US20050172036A1 (en) Method for transmitting data in a multi-chip system
US4327409A (en) Control system for input/output apparatus
JP2007257462A (ja) バスリセット・システム及び方法
KR100429267B1 (ko) 외부기기 전송 인식 오류 처리장치와 방법
JP2769064B2 (ja) 系統選択制御方式
JPH1174893A (ja) データ通信装置およびその通信方法
US8238385B2 (en) Data processing circuit and data processing method
JP3318926B2 (ja) 時刻同期方式
KR940008100B1 (ko) 데이터통신방법
JP2630077B2 (ja) クロック同期式シリアルインターフェース
JPH0581165A (ja) データ転送回路
JPH09185555A (ja) Fifoメモリー制御装置
JP2004120053A (ja) データ供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02