JPH10132U - かつらベース - Google Patents

かつらベース

Info

Publication number
JPH10132U
JPH10132U JP001660U JP166097U JPH10132U JP H10132 U JPH10132 U JP H10132U JP 001660 U JP001660 U JP 001660U JP 166097 U JP166097 U JP 166097U JP H10132 U JPH10132 U JP H10132U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wig base
wig
hair
net
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP001660U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2588305Y2 (ja
Inventor
邦彦 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aderans Co Ltd
Original Assignee
Aderans Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aderans Co Ltd filed Critical Aderans Co Ltd
Priority to JP1997001660U priority Critical patent/JP2588305Y2/ja
Publication of JPH10132U publication Critical patent/JPH10132U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588305Y2 publication Critical patent/JP2588305Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自毛の利用を可能にするかつらに使用するか
つらベースにおいて、生産性の向上を図ると共に、フィ
ット感を向上する。 【解決手段】 可撓性を有すると共に変形状態の形状保
持が可能な芯材2を形成する。ネットを二つ折りした筒
状ネット3に前記芯材2を設けて帯状体1A,1Bを形
成する。これら帯状体1A,1Bを縫着によって網目状
に複数接続してかつらベース9を形成する。このかつら
ベース9のネット部分に毛を植毛し、頭部に押し当てる
ことによりかつらベース9を頭部形状に合わせて変形保
持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自毛の利用を可能にするかつらに使用されるかつらベース用帯状体と かつらベースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のかつらとして、人工皮膚からなるかつらベースの後頭部対応箇 所に複数のスリットを設け、このスリットより自毛を引き出すことにより自毛の 利用を可能にしたものか実開昭60−136330号公報等で提案され、また糸 状部材を格子状に配設したネット部材によりかつらベースを形成し、前記糸状部 材間の隙間から自毛を引き出すことにより自毛の利用を可能にしたものが特開昭 61−97411号公報で提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、かつらベースを使用者の頭形状に合わせてかつらを 製造しているので、かつらベースは各使用者の頭形状にそれぞれ合わせながら1 つ1つ製作しなければならず生産性が低いという問題があった。さらに上記従来 技術において、人工皮膚からなるかつらベースに自毛を引き出すスリットを設け るタイプのものは、通常柔軟で弾性を有するプラスチックで人工皮膚を形成して いるので、スリットから自毛を引き出す力によってスリット周縁部分の人工皮膚 が引き裂かれ易いとともに、スリット周縁部分に反り返りの癖がついてしまう上 、かつらの毛と自毛とが分離し易く自然感に欠けるという問題がある。一方、糸 状部材からなるネット部材を用いるタイプのものは、糸状であるので植毛できる 部分が少なく、かつ植毛された毛が線状になるのでかつらの毛と自毛とが分離し 易く自然感に欠けるという問題がある。
【0004】 そこで本考案は生産性の向上を図るとともに、かつらの毛と自毛との分離を抑 制して自然感を高めかつ自毛の引き出しによるかつらベースの引き裂きや反り帰 りを防止し、着用感の向上を図ることができるかつらベースを提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のかつらベースは、可撓性を有すると共に変形状態の形状保持が可能な 芯材を形成し、この芯材を筒状ネットに設けて帯状体を形成し、この帯状体を複 数網目状に接続してかつらベースの一部を形成し、前記網目状に接続した帯状体 からなるかつらベースと、人工皮膚とネットの少なくとも一方からなるかつらベ ースとを組み合わせて構成したものである。
【0006】 また、本考案のかつらベースは、ネットを二つ折りした前記筒状ネットに前記 芯材を固定したものである。
【0007】 さらに、本考案のかつらベースは、前記芯材がプラスチックである。
【0008】
【作用】
上記構成によって、帯状体を用いたかつらベースをほぼ任意形状に製作し、こ のかつらベースに植毛してなるかつらを使用者の頭に押し当てることにより、芯 材が頭形状に合わせて変形しかつ形状保持して頭形状に一致したかつらが得られ 、着用感が向上する。また、筒状ネットに植毛されたかつらの毛は幅広く分布し て自由に動くので網目状の隙間から引き出された自毛と良くなじみ、自毛とかつ らの毛との分離が抑制され、自然感が高められる。また、帯状体には芯材が配設 されているので、かつらベースの隙間から自毛を引き出す力によってその隙間周 縁部分が引き裂かれたり反り返ったりする心配が無い。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0010】 図1乃至図3はかつらベース用帯状体1を示しており、これは可撓性を有し変 形状態の形状保持が可能な芯材2を筒状ネット3内に配設して構成される。芯材 2としては図2,図3で示すような適宜な断面形状を有する金属製線材または形 状記憶性を有するプラスチックや合金6、あるいは形状記憶性を有する合金をプ ラスチックテープ5により被覆したもの等が用いられる。形状記憶性を有するプ ラスチックとは例えば変形温度Tg=35〜55℃以上に加熱して頭に押し当てるこ とにより頭形状に変形しこの後Tgより低い温度に冷却した後は頭形状の変形状 態を形状保持する特性を有するものであり、形状記憶性を有する合金とはかつら を繰り返し使用することにより、芯材2に折り曲げ癖がついてもTg以上の温度 に加熱することによりその折り曲げ癖が直る特性を有するものである。筒状ネッ ト3はナイロン,ポリエステルまたは綿等の材料からなるネット素材を使用し、 幅が6mm乃至40mmのネット素材を筒状にして5乃至15mm程度の幅又は径を有する ように構成される。またネットを二つ折りした筒状ネット3は長さ方向の一縁部 を縫着部7により止着したり、または図2に示すように長さ方向の両縁端を縫着 部7により止着したり、図3に示すようにネットを二つ折りした筒状ネット3の 一縁又は両縁部を接着部又は溶着部8により固着して形成される。この場合、芯 材2が筒状ネット3内で動かないように、芯材2を筒状ネット3に縫着等の手段 で固定するのが好ましい。
【0011】 図4乃至図11は前述したかつらベース用帯状体1を用いて構成されるかつら ベース9を示しており、図4,図5においては周縁用のかつらベース用帯状体1 A内に複数の彎曲状かつらベース用帯状体1Bの両端を縫着又は接着等の手段に より網目状に接続して部分かつら用のかつらベース9を構成している。図6は図 5で示したかつらベース9のネット部分に毛10を植毛した状態を示しており、図 4及び図5に示すようにほぼ頭部形状に合わせて形成したかつらベース9を図7 に示すように頭部11に押し当てることによりかつらベース9は頭部11の形状に合 致した状態に変形しかつ形状保持され、図示しないピン等止着具により頭部11に 固定され、自毛10Aを網目状の隙間12から外方に引き出して使用されるものであ る。この場合かつらを頭部に押し当てることにより網目形状は変形する。図8は 図4乃至図7で示したかつらベース9の前頭部対応箇所にネットと人工皮膚の少 なくとも一方からなるかつらベース13を接着又は縫着等の手段により接続したも のであり、図9の使用状態図で判る通りかつらの前頭部が薄いかつらベース13に よって迷彩されるとともに後頭部がかつらの毛10と自毛10Aを組み合わせて使用 される。かつらベース用帯状体1の網目は図10に示す四角形、あるいは図11 に示す三角形等任意に選定することができる。また隙間12の周囲は40mm以上であ ることが好ましい。
【0012】 以上の通り、上記各実施例においては可撓性を有し変形状態の形状保持が可能 なかつらベース用帯状体1によってかつらベース9を構成しているため、かつら ベース9を一種類大量に生産し、これに植毛して各使用者の頭部に押し当てるこ とにより、それぞれの使用者の頭部形状に合致したかつらを得ることができ、こ れによって生産性の向上を図ることができる。また、かつらベース用帯状体1は 筒状ネット3を有するため、このネット部分にかつらの毛10を幅広く分布して多 量に植毛することができ、かつこの毛10の動きが自由であり、隙間12から引き出 される自毛10Aと良くなじみ、自毛10Aとかつらの毛10との分離が抑制されて自 然感が高められ、通気性も良好である。また、かつらベース用帯状体1は芯材2 を有するため、自毛10Aを隙間12から引き出す力によって隙間12の周縁が切り裂 かれたり反り返ったりする心配がなく耐久性も良好である。さらに、ネットを二 つ折りすることにより筒状ネット3の製造が容易となり、また、プラスチックの 芯材2を用いることによりソフト感の向上も図られる。また、実施例上の効果と して形状記憶性を有するプラスチックからなる芯材2を用いることにより加熱し たかつらベースを頭に押し当てて冷却するだけで頭部形状に合致したかつらが得 られるとともに耐食性に優れ折り曲げ癖がつく心配もない。また形状記憶性を有 する合金からなる芯材2を用いることによりかつらを繰り返し装着することによ り折り曲げ癖がついても加熱により容易に折り曲げ癖が直るため耐使用回数も向 上する。またこの合金をプラスチックテープで被覆することによりさらにソフト 感の向上も図られる。
【0013】 なお本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨の範囲内にお いて種々の変形実施が可能である。例えば上記各実施例では男性用かつらおよび 女性用かつらに適用することができ、また全体かつらあるいは部分かつらにも適 用することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は可撓性を有すると共に変形状態の形状保持が可能な芯材を形成し、こ の芯材を筒状ネットに設けて帯状体を形成し、この帯状体を複数網目状に接続し てかつらベースの一部を形成し、前記網目状に接続した帯状体からなるかつらベ ースと、人工皮膚とネットの少なくとも一方からなるかつらベースとを組み合わ せて構成したことにより、生産性の向上を図るとともに、かつらの毛と自毛との 分離を抑制して自然感を高めかつ自毛の引き出しによるかつらベースの引き裂き や反り返りを防止し、着用感の向上を図ることができるかつらベースを提供でき る。
【0015】 また本考案はネットを二つ折りした前記筒状ネットに前記芯材を固定したこと により、生産性の向上を図るとともに、かつらの毛と自毛との分離を抑制して自 然感を高めかつ自毛の引き出しによるかつらベースの引き裂きや反り返りを防止 し、着用感の向上を図ることができるかつらベースを提供できる。
【0016】 さらに本考案は前記芯材がプラスチックであることにより、生産性の向上を図 るとともに、かつらの毛と自毛との分離を抑制して自然感を高めかつ自毛の引き 出しによるかつらベースの引き裂きや反り返りを防止し、着用感の向上を図るこ とができるかつらベースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すかつらベース用帯状体の
一部切欠平面図である。
【図2】かつらベース用帯状体の他の実施例を示す断面
図である。
【図3】かつらベース用帯状体の他の実施例を示す断面
図である。
【図4】かつらベースを示す一部を拡大した平面図であ
る。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】かつらベースに植毛した状態を示す断面図であ
る。
【図7】かつら装着状態を示す断面図である。
【図8】かつらベースの他の実施例を示す平面図であ
る。
【図9】図8のかつらベースの装着状態を示す断面図で
ある。
【図10】かつらベースの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図11】かつらベースの他の実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 かつらベース用帯状体 2 芯材 3 筒状ネット 9 かつらベース 13 かつらベース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有すると共に変形状態の形状保
    持が可能な芯材を形成し、この芯材を筒状ネットに設け
    て帯状体を形成し、この帯状体を複数網目状に接続して
    かつらベースの一部を形成し、前記網目状に接続した帯
    状体からなるかつらベースと、人工皮膚とネットの少な
    くとも一方からなるかつらベースとを組み合わせて構成
    したことを特徴とするかつらベース。
  2. 【請求項2】 ネットを二つ折りした前記筒状ネットに
    前記芯材を固定したことを特徴とする請求項1記載のか
    つらベース。
  3. 【請求項3】 前記芯材がプラスチックであることを特
    徴とする請求項1又は2記載のかつらベース。
JP1997001660U 1997-03-13 1997-03-13 かつらベース Expired - Lifetime JP2588305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001660U JP2588305Y2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 かつらベース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001660U JP2588305Y2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 かつらベース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10132U true JPH10132U (ja) 1998-06-19
JP2588305Y2 JP2588305Y2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=15824957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997001660U Expired - Lifetime JP2588305Y2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 かつらベース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588305Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513558U (ja) * 1978-07-13 1980-01-28
KR100598708B1 (ko) * 2000-04-19 2006-07-10 가부시키가이샤 아데랑스 착용자의 자모 활용형 가발 및 그 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513558U (ja) * 1978-07-13 1980-01-28
KR100598708B1 (ko) * 2000-04-19 2006-07-10 가부시키가이샤 아데랑스 착용자의 자모 활용형 가발 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2588305Y2 (ja) 1999-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7131449B2 (en) Wig
JP5527724B2 (ja) 付け睫毛
WO2008026631A1 (fr) Perruque utilisant les cheveux du porteur
JP4989184B2 (ja) かつら及びその製造方法
JP2002038323A (ja) 自毛活用型かつら
JP5306195B2 (ja) かつらベース
JP2019044277A (ja) 人工毛シート
WO2011040481A1 (ja) かつら
TW201124093A (en) Wig
US2660826A (en) Artificial waterproof hair ornament
JPH10132U (ja) かつらベース
JP4576634B2 (ja) 毛髪用止着具、この止着具を用いたかつら及びその装着方法
KR101852872B1 (ko) 가발 및 그 제작방법
JP4753400B2 (ja) 自毛活用型かつら及びその製造方法
JP2554502B2 (ja) かつら
JP5722478B2 (ja) 頭髪装身具用ベース
US20230200475A1 (en) Weftlock for hair styling and wig assemblies
KR101623548B1 (ko) 가발의 골조구조
JP3131163U (ja) ウィッグ
JP7236156B2 (ja) 衛生マスク用アダプター
JPH0721530Y2 (ja) かつら
KR101148045B1 (ko) 지퍼를 이용한 가발 부착방법
US20170202289A1 (en) Hair extension device
JP3869390B2 (ja) 部分かつら
JPH059801A (ja) かつら

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980928

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term