JPH10132713A - 汚染を伴わない熱化学反応工程の操作システム - Google Patents
汚染を伴わない熱化学反応工程の操作システムInfo
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- JPH10132713A JPH10132713A JP9287419A JP28741997A JPH10132713A JP H10132713 A JPH10132713 A JP H10132713A JP 9287419 A JP9287419 A JP 9287419A JP 28741997 A JP28741997 A JP 28741997A JP H10132713 A JPH10132713 A JP H10132713A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/508—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
- B01L3/5085—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
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- B01L3/50825—Closing or opening means, corks, bungs
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- B01L3/50853—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates with covers or lids
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般的なプラスチック製のピペット端を使用
した流体移動が可能であり、しかも容器がしっかりと密
封されているために暖めても容器から危険量の流体が漏
れ出すことのないシステムを提供する。 【解決手段】 1または2以上の容器と、該容器のため
の1または2以上の内部の液密性の蓋と、前記容器を気
密に閉じうる1または2以上の外部の蓋とからなる流体
の熱処理のためのシステム。
した流体移動が可能であり、しかも容器がしっかりと密
封されているために暖めても容器から危険量の流体が漏
れ出すことのないシステムを提供する。 【解決手段】 1または2以上の容器と、該容器のため
の1または2以上の内部の液密性の蓋と、前記容器を気
密に閉じうる1または2以上の外部の蓋とからなる流体
の熱処理のためのシステム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱化学反応工程の非
汚染式操作システム、および反応容器に流体を出し入れ
する移送工程の実行方法に関する。
汚染式操作システム、および反応容器に流体を出し入れ
する移送工程の実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本発
明の方法は、妨害物質の導入および除去によって不純化
が発生する可能性のある解析操作において使用が可能で
ある。とくに試料の生成と増幅を伴う分子診断解析、た
とえばヨーロッパ特許第0 201 184号明細書記載のPC
Rを実行する際には、汚染の問題から密閉式の反応容器
が必要である。しかしながらこの種の解析を自動的に行
うばあいは、反応容器を何度も開閉しなければならな
い。さらに、この工程の実行温度は4〜95℃であり、
反応容器の密閉性の確保が一層重大な要素となってい
る。
明の方法は、妨害物質の導入および除去によって不純化
が発生する可能性のある解析操作において使用が可能で
ある。とくに試料の生成と増幅を伴う分子診断解析、た
とえばヨーロッパ特許第0 201 184号明細書記載のPC
Rを実行する際には、汚染の問題から密閉式の反応容器
が必要である。しかしながらこの種の解析を自動的に行
うばあいは、反応容器を何度も開閉しなければならな
い。さらに、この工程の実行温度は4〜95℃であり、
反応容器の密閉性の確保が一層重大な要素となってい
る。
【0003】密閉隔壁付き反応容器については、とくに
PCRに関連して国際公開第WO 95/11083号明細書で説
明されているが、これは反応容器の内容物を自動的に除
去するばあいにのみ適するものであって、反応容器への
流体の自動導入には適していない。試料を容器内に入れ
るばあいは、手動でスナップキャップを完全に開ける必
要がある。さらにこの容器を採用するばあいは、必ず使
い捨てのピペット端を使用しなければならない。これ
は、隔壁を侵入する際に要する力が大きく、一般的なプ
ラスチック製のピペット端ではこうした力を提供できな
いためである。また、所望の反加温キャップ(cap coun
ter-warming)は、隔壁のもつ熱的不安定さによって一
定の状況下でしか使用することができない。こうした影
響は並行して表出する。つまり、隔壁が薄いほど侵入し
やすくなるが、熱的不安定性が高くなる。
PCRに関連して国際公開第WO 95/11083号明細書で説
明されているが、これは反応容器の内容物を自動的に除
去するばあいにのみ適するものであって、反応容器への
流体の自動導入には適していない。試料を容器内に入れ
るばあいは、手動でスナップキャップを完全に開ける必
要がある。さらにこの容器を採用するばあいは、必ず使
い捨てのピペット端を使用しなければならない。これ
は、隔壁を侵入する際に要する力が大きく、一般的なプ
ラスチック製のピペット端ではこうした力を提供できな
いためである。また、所望の反加温キャップ(cap coun
ter-warming)は、隔壁のもつ熱的不安定さによって一
定の状況下でしか使用することができない。こうした影
響は並行して表出する。つまり、隔壁が薄いほど侵入し
やすくなるが、熱的不安定性が高くなる。
【0004】ヨーロッパ公開特許第O 642 828号明細書
には、同一の構成要素と不利益とを有するシステムが記
載されている。
には、同一の構成要素と不利益とを有するシステムが記
載されている。
【0005】国際公開第WO 83/01912号明細書には、シ
アン化カリウムを使用して行うヘモグロビン定量用の容
器が記載されているが、これに含まれる第1ストッパー
には分解されたシアン化カリウムが漏れ出ないようにチ
ャネルおよびキャップが付いている。この容器は温度処
理用のものではなく、温度処理には適していない。
アン化カリウムを使用して行うヘモグロビン定量用の容
器が記載されているが、これに含まれる第1ストッパー
には分解されたシアン化カリウムが漏れ出ないようにチ
ャネルおよびキャップが付いている。この容器は温度処
理用のものではなく、温度処理には適していない。
【0006】国際公開第WO 94/05425号明細書には容器
の蓋について説明されているが、これに含まれる弁は、
キャップ上を押してキャップ内に存在する流体を容器内
に流出させることにより開けるタイプのものである。
の蓋について説明されているが、これに含まれる弁は、
キャップ上を押してキャップ内に存在する流体を容器内
に流出させることにより開けるタイプのものである。
【0007】米国特許第4,362,698号明細書には、2つ
の要素によって構成される試料用容器のキャップについ
て説明されているが、この2つの要素は閉じても圧力シ
ールにはならず、また試料容器から、あるいは要素同士
を分離するにはその機能を破壊するしかない。
の要素によって構成される試料用容器のキャップについ
て説明されているが、この2つの要素は閉じても圧力シ
ールにはならず、また試料容器から、あるいは要素同士
を分離するにはその機能を破壊するしかない。
【0008】ドイツ公開特許第44 12 286号明細書に
は、蓋、反応容器および蓋操作装置で構成され、前記工
程を自動的に実行することのできるシステムについて説
明されているが、このシステムは蓋操作装置という付加
的要素を必要とする点で不利である。この点では、ドイ
ツ公開特許第29505707号明細書に記載されているものも
同様である。さらに、開蓋機構が操作を遅くする。
は、蓋、反応容器および蓋操作装置で構成され、前記工
程を自動的に実行することのできるシステムについて説
明されているが、このシステムは蓋操作装置という付加
的要素を必要とする点で不利である。この点では、ドイ
ツ公開特許第29505707号明細書に記載されているものも
同様である。さらに、開蓋機構が操作を遅くする。
【0009】米国特許第5,282,543号明細書に記載され
ている反応容器用の蓋装置では、ユニット内に複数の蓋
が単一のシール要素として配置されている。この装置
は、反応容器への直接的、自動的なピペッティング(pi
petting)には不適である。
ている反応容器用の蓋装置では、ユニット内に複数の蓋
が単一のシール要素として配置されている。この装置
は、反応容器への直接的、自動的なピペッティング(pi
petting)には不適である。
【0010】本発明の目的は、一般的なプラスチック製
のピペット端を使用した流体移送が可能であり、しかも
容器がしっかりと密封されているために暖めても容器か
ら危険量の流体が漏れ出すことのないシステムを提供す
ることにある。
のピペット端を使用した流体移送が可能であり、しかも
容器がしっかりと密封されているために暖めても容器か
ら危険量の流体が漏れ出すことのないシステムを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の核心は、第1
(内部)シール要素が気密式でなく流体を漏らさないよ
うに容器を閉鎖し、取り外し式の第2(外部)シール要
素が気密式に容器を閉鎖するような、反応容器上の2要
素式密閉システムにある。
(内部)シール要素が気密式でなく流体を漏らさないよ
うに容器を閉鎖し、取り外し式の第2(外部)シール要
素が気密式に容器を閉鎖するような、反応容器上の2要
素式密閉システムにある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明のシステムおよび方法を説明する。
明のシステムおよび方法を説明する。
【0013】図1は本発明にかかわる要素を使用するピ
ペッティング操作の諸工程を示す図、図2はシール要素
を備えた反応容器を示す図、図3はピペットの先端を挿
入した状態のシール要素付き反応容器を示す図、図4は
蓋加熱ブロックを備えた加熱ブロックの配置を示す図、
図5は多数の反応容器と可動式シール要素の配置用装置
を示す図、図6は蓋カウンター加熱ブロックを備えた加
熱ブロックにおける図5に示す装置の配置を示す図、図
7はシール要素の開口部の形状を示す図、図8はシール
要素と反応容器の接続の実例を示す図、図9は16個の
反応容器を含む装置の平面図、図10はプラスチック製
の横材で接続された図9の装置の一部断面側面説明図、
図11は図9の装置のための連成シール要素の平面図、
図12は連成シール要素の一部断面側面説明図、および
図13は自動装置内に配置された図5の連成要素の側面
図である。
ペッティング操作の諸工程を示す図、図2はシール要素
を備えた反応容器を示す図、図3はピペットの先端を挿
入した状態のシール要素付き反応容器を示す図、図4は
蓋加熱ブロックを備えた加熱ブロックの配置を示す図、
図5は多数の反応容器と可動式シール要素の配置用装置
を示す図、図6は蓋カウンター加熱ブロックを備えた加
熱ブロックにおける図5に示す装置の配置を示す図、図
7はシール要素の開口部の形状を示す図、図8はシール
要素と反応容器の接続の実例を示す図、図9は16個の
反応容器を含む装置の平面図、図10はプラスチック製
の横材で接続された図9の装置の一部断面側面説明図、
図11は図9の装置のための連成シール要素の平面図、
図12は連成シール要素の一部断面側面説明図、および
図13は自動装置内に配置された図5の連成要素の側面
図である。
【0014】本発明は、多数の容器と、個々の容器のた
めの多数の第1の蓋と、多数の容器を同時に閉じること
のできる1つまたは複数の第2の蓋とを含む、流体の熱
反応工程を取り扱うための装置に関する。また本発明
は、第1および第2シール要素で閉じた容器からピペッ
ト装置を使用して流体を出し入れするための移送手順に
関する。
めの多数の第1の蓋と、多数の容器を同時に閉じること
のできる1つまたは複数の第2の蓋とを含む、流体の熱
反応工程を取り扱うための装置に関する。また本発明
は、第1および第2シール要素で閉じた容器からピペッ
ト装置を使用して流体を出し入れするための移送手順に
関する。
【0015】本発明においては、反応容器とは、中に流
体を貯蔵できる容器1のことをいう。したがって、この
容器は閉鎖が可能、あるいは閉鎖された状態にある。た
だし、容器には第1の蓋および第2の蓋で閉じることの
できる少なくとも1つ以上の開口部がある。さらに、容
器には液密かつ気密に閉じられていない、あるいは閉じ
ることのできない開口部がない方がよい。また、容器は
とくに形状の点で耐熱性であって、110℃まではとく
に貯蔵する流体に対して不活性であることが好ましい。
反応容器として好適な物質は、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレンといった熱可展性プラスチックで
ある。こうした物質は、射出成形技術を利用して成形し
やすい。成形品はとくに、使い捨て用として設計する。
容器の材質としては、110℃まで変形することのない
ポリプロピレンがとくに適している。反応容器の壁は、
なるべく厚さが0.15mmから0.45mmのあいだ
の薄いものがよいが、約0.3mmであればさらに好適
である。形状は円錐型で、底になるにつれて先細りにな
っている方がよい。容積は0.05から50mlのあい
だが好適であるが、0.2から2mlであればさらに好
適である。容器の外形は、通常、それができる限り良好
に温度ユニット、たとえば加熱ブロックにはめ込まれる
ような設計であるという事実によって決定される。この
ために、培養ユニットから容器壁を通って容器内部およ
び内部の流体へと伝わる熱伝導性が向上する。この種の
反応容器は商業的に入手可能なものである。
体を貯蔵できる容器1のことをいう。したがって、この
容器は閉鎖が可能、あるいは閉鎖された状態にある。た
だし、容器には第1の蓋および第2の蓋で閉じることの
できる少なくとも1つ以上の開口部がある。さらに、容
器には液密かつ気密に閉じられていない、あるいは閉じ
ることのできない開口部がない方がよい。また、容器は
とくに形状の点で耐熱性であって、110℃まではとく
に貯蔵する流体に対して不活性であることが好ましい。
反応容器として好適な物質は、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレンといった熱可展性プラスチックで
ある。こうした物質は、射出成形技術を利用して成形し
やすい。成形品はとくに、使い捨て用として設計する。
容器の材質としては、110℃まで変形することのない
ポリプロピレンがとくに適している。反応容器の壁は、
なるべく厚さが0.15mmから0.45mmのあいだ
の薄いものがよいが、約0.3mmであればさらに好適
である。形状は円錐型で、底になるにつれて先細りにな
っている方がよい。容積は0.05から50mlのあい
だが好適であるが、0.2から2mlであればさらに好
適である。容器の外形は、通常、それができる限り良好
に温度ユニット、たとえば加熱ブロックにはめ込まれる
ような設計であるという事実によって決定される。この
ために、培養ユニットから容器壁を通って容器内部およ
び内部の流体へと伝わる熱伝導性が向上する。この種の
反応容器は商業的に入手可能なものである。
【0016】多数の反応容器を互いに接続することも可
能である。たとえば、16個の反応容器を互いに曲りバ
ーないし曲り横材によって各列8個ずつ2列に接続した
ものを使用すると効果的であることが証明されている。
容器は、たとえばPCRの実行用として共通の熱サイク
ラーにはまるような方法で互いに接続することが好まし
い。こうして接続した容器は、たとえば96−ウェルの
微小滴定プレート方式において次々と処理が可能であ
る。以下、「多数の容器」という表現は、4〜96個の
反応容器を好適なものとして意味しており、中でも最も
好適なものとして8〜16個の反応容器を意味してい
る。
能である。たとえば、16個の反応容器を互いに曲りバ
ーないし曲り横材によって各列8個ずつ2列に接続した
ものを使用すると効果的であることが証明されている。
容器は、たとえばPCRの実行用として共通の熱サイク
ラーにはまるような方法で互いに接続することが好まし
い。こうして接続した容器は、たとえば96−ウェルの
微小滴定プレート方式において次々と処理が可能であ
る。以下、「多数の容器」という表現は、4〜96個の
反応容器を好適なものとして意味しており、中でも最も
好適なものとして8〜16個の反応容器を意味してい
る。
【0017】本容器の内蓋(シール要素2)は、流体が
容器の開口部から不必要に漏れ出るのを防止する機能を
有している。内蓋は、弾性のシール材、たとえばラテッ
クスまたはシリコーンゴム製であることが好ましい。材
質の硬度は20〜100ショアが好適であり、30〜6
0ショアであればより好適である。ここではとくに好適
な材質として、弾性が40ショアであるエラストシルL
R 3003/40(ドイツのバッカー ケミー(Wacke
r Chemie)社製)を使用している。内蓋の厚さは0.1
〜20mmであり、0.5〜1.2mmであるのがとく
に好ましい。これは、この厚さが外部部位のうちの最も
薄い部分を基準にしていることを意味している。このこ
とはたとえば、蓋の全体的強度を増すため、あるいはシ
ール要素を容器開口部にはめ込むことができるように、
シーリングリング15などにより蓋の端部に厚さをもた
しうることを意味している。ピペット装置、たとえばプ
ラスチック製のピペット端の挿入を容易にするため、内
蓋に第2の薄肉部または開口部4を配置する。この開口
部は、異なった幾何学形状(図7a〜7d参照)にする
ことができる。これはたとえば1〜15mm長さの、ま
たは好適には1〜10mm長さのスリットにすることが
できる。開口部はまた、スリットが交差した十字形また
は星形にすることもできる。開口部は、流体が一滴もも
れないように閉じておくことが重要である。こうした第
1の蓋のスリットは、たとえばナイフなどで切開する、
あるいはパンチすることができる。ばあいによっては、
成形工程中に開けておくこともできる。
容器の開口部から不必要に漏れ出るのを防止する機能を
有している。内蓋は、弾性のシール材、たとえばラテッ
クスまたはシリコーンゴム製であることが好ましい。材
質の硬度は20〜100ショアが好適であり、30〜6
0ショアであればより好適である。ここではとくに好適
な材質として、弾性が40ショアであるエラストシルL
R 3003/40(ドイツのバッカー ケミー(Wacke
r Chemie)社製)を使用している。内蓋の厚さは0.1
〜20mmであり、0.5〜1.2mmであるのがとく
に好ましい。これは、この厚さが外部部位のうちの最も
薄い部分を基準にしていることを意味している。このこ
とはたとえば、蓋の全体的強度を増すため、あるいはシ
ール要素を容器開口部にはめ込むことができるように、
シーリングリング15などにより蓋の端部に厚さをもた
しうることを意味している。ピペット装置、たとえばプ
ラスチック製のピペット端の挿入を容易にするため、内
蓋に第2の薄肉部または開口部4を配置する。この開口
部は、異なった幾何学形状(図7a〜7d参照)にする
ことができる。これはたとえば1〜15mm長さの、ま
たは好適には1〜10mm長さのスリットにすることが
できる。開口部はまた、スリットが交差した十字形また
は星形にすることもできる。開口部は、流体が一滴もも
れないように閉じておくことが重要である。こうした第
1の蓋のスリットは、たとえばナイフなどで切開する、
あるいはパンチすることができる。ばあいによっては、
成形工程中に開けておくこともできる。
【0018】内蓋は、各容器上に個別に配置できるタイ
プの蓋である(個別キャップ)。ただし、反応容器の数
によっては連成蓋もまた可能である。連成蓋2は、容器
1の開口部に侵入するアダプタによって、好適には同じ
く蓋のシールリング15によって、反応容器および/ま
たは蓋に取り付けられる。内蓋は容器上に保持して処理
手順中に容器を閉じておくものとし、できればその後も
取り外さないのが好ましい。内蓋は開口部全体を覆うも
のであって、さらには容器リムをも覆うものである方が
よいが、容器内に部分的に挿入するタイプのものとする
こともできる。内蓋は、気密でないのが好ましい。
プの蓋である(個別キャップ)。ただし、反応容器の数
によっては連成蓋もまた可能である。連成蓋2は、容器
1の開口部に侵入するアダプタによって、好適には同じ
く蓋のシールリング15によって、反応容器および/ま
たは蓋に取り付けられる。内蓋は容器上に保持して処理
手順中に容器を閉じておくものとし、できればその後も
取り外さないのが好ましい。内蓋は開口部全体を覆うも
のであって、さらには容器リムをも覆うものである方が
よいが、容器内に部分的に挿入するタイプのものとする
こともできる。内蓋は、気密でないのが好ましい。
【0019】外蓋(シール要素3)は、内蓋に故意また
は偶発的な漏れが発生したとしても、気密シールを容器
内に保持しておくためのものである。したがってこれ
は、スリットのように製造時に形成されたものや、ピペ
ットの先端によって後にできたものを含むすべての内蓋
内の開口部を常時被覆している。基本的には、この外蓋
は、容器の開口部および/または内蓋にしっかりと押圧
されうるものであれば材質は問わない。したがって第1
の蓋用の素材として先に記述したような弾性材料を外蓋
に使用することもまた可能である。外蓋のばあいは開口
部の製造または形成に適合したものである必要はなく、
またピペット装置も侵入しないため、とくに上部を厚め
にすることができる。ただし、蓋を別々に暖めるような
ばあいは厚さは20mm以下とし、とくに0.1〜10
mmが好適である。蓋の加温(warming)は内蓋に凝結す
る凝縮水を蒸発させるためのものであるが、この機能も
外蓋に含ませることができる。ただし、蓋の加温は独立
した要素によって実行することもできる。とくに外蓋
は、加熱性要素上にあってその全体で第1の蓋付きの反
応容器へと押しつけられる弾性シール材質製の薄い取外
し可能な層、たとえばマットであるのが好ましい。外蓋
は、たとえば4〜96個の多数の容器を同時に閉じるこ
とができるものとする。容器数は、8〜16個であれば
より好適である。とくに好適な外蓋における1つの機能
は、それが内蓋と完全に分離可能なことにある。外蓋
は、ピペットを使用して内蓋を通じて流体を容器に出し
入れする際に除去される。この手順では、外蓋が容器お
よび内蓋から除去されるために、ピペット針が内蓋の開
口部へと侵入する際に外蓋に貫入する必要がない。
は偶発的な漏れが発生したとしても、気密シールを容器
内に保持しておくためのものである。したがってこれ
は、スリットのように製造時に形成されたものや、ピペ
ットの先端によって後にできたものを含むすべての内蓋
内の開口部を常時被覆している。基本的には、この外蓋
は、容器の開口部および/または内蓋にしっかりと押圧
されうるものであれば材質は問わない。したがって第1
の蓋用の素材として先に記述したような弾性材料を外蓋
に使用することもまた可能である。外蓋のばあいは開口
部の製造または形成に適合したものである必要はなく、
またピペット装置も侵入しないため、とくに上部を厚め
にすることができる。ただし、蓋を別々に暖めるような
ばあいは厚さは20mm以下とし、とくに0.1〜10
mmが好適である。蓋の加温(warming)は内蓋に凝結す
る凝縮水を蒸発させるためのものであるが、この機能も
外蓋に含ませることができる。ただし、蓋の加温は独立
した要素によって実行することもできる。とくに外蓋
は、加熱性要素上にあってその全体で第1の蓋付きの反
応容器へと押しつけられる弾性シール材質製の薄い取外
し可能な層、たとえばマットであるのが好ましい。外蓋
は、たとえば4〜96個の多数の容器を同時に閉じるこ
とができるものとする。容器数は、8〜16個であれば
より好適である。とくに好適な外蓋における1つの機能
は、それが内蓋と完全に分離可能なことにある。外蓋
は、ピペットを使用して内蓋を通じて流体を容器に出し
入れする際に除去される。この手順では、外蓋が容器お
よび内蓋から除去されるために、ピペット針が内蓋の開
口部へと侵入する際に外蓋に貫入する必要がない。
【0020】本発明における液密性とは、とくに、加温
に起因する圧力による付加的な力がかからない限り、あ
るいは意図的に開口部を形成または拡大しない限り流体
が漏れ出さないことを意味している。
に起因する圧力による付加的な力がかからない限り、あ
るいは意図的に開口部を形成または拡大しない限り流体
が漏れ出さないことを意味している。
【0021】気密性とは、蓋が2.5バール、また好適
には1.2バールの圧力までは気体または流体を容器な
どの密閉空間から漏出させることなく耐えうることを意
味している。
には1.2バールの圧力までは気体または流体を容器な
どの密閉空間から漏出させることなく耐えうることを意
味している。
【0022】本発明は、さらにピペット装置を使用して
流体を第1の蓋および第2の蓋で密閉した容器から出し
入れする方法に関する。本方法は、容器および内部シー
ル要素2から外部シール要素3を除去する工程と、内部
シール要素2を通って容器へピペット装置を挿入する工
程と、流体を容器からピペットに吸い取る、あるいは流
体をピペット装置から容器へと分配する工程とを含んで
いる。
流体を第1の蓋および第2の蓋で密閉した容器から出し
入れする方法に関する。本方法は、容器および内部シー
ル要素2から外部シール要素3を除去する工程と、内部
シール要素2を通って容器へピペット装置を挿入する工
程と、流体を容器からピペットに吸い取る、あるいは流
体をピペット装置から容器へと分配する工程とを含んで
いる。
【0023】移送が可能な液体は、たとえば、成分であ
る漿液、軟膜、血漿およびこれらから派生する流体など
の存在を検出するための試料流体またはその派生流体
や、核酸増幅法の結果である流体や、試料流体の成分の
検出、調製または増幅を行うための試薬を含有する流体
などである。
る漿液、軟膜、血漿およびこれらから派生する流体など
の存在を検出するための試料流体またはその派生流体
や、核酸増幅法の結果である流体や、試料流体の成分の
検出、調製または増幅を行うための試薬を含有する流体
などである。
【0024】本発明におけるピペット装置は、流体を吸
い込み、計量分配することのできる機器または装置を意
味している。これはピペット装置の吸取部分において流
体を吸引および放出して行なうものである。基本的に、
これらは金属針のような再使用可能な吸取装置でも可能
である。ただし、本発明では流体運搬用として1回だけ
使用するプラスチック製のピペットチップ5がとくに好
適である。こうしたプラスチック製ピペットチップは、
通常、たとえばポリプロピレンのように機械的応力に対
してさほど強靱でない材質で造られている。さらに、そ
の先端はさほど鋭利ではなく、常備の蓋を不用意に貫通
することがない。こうした理由から、本発明において
は、内蓋の開口部に予めスリット形状などの切り込みを
施しておくとよい。
い込み、計量分配することのできる機器または装置を意
味している。これはピペット装置の吸取部分において流
体を吸引および放出して行なうものである。基本的に、
これらは金属針のような再使用可能な吸取装置でも可能
である。ただし、本発明では流体運搬用として1回だけ
使用するプラスチック製のピペットチップ5がとくに好
適である。こうしたプラスチック製ピペットチップは、
通常、たとえばポリプロピレンのように機械的応力に対
してさほど強靱でない材質で造られている。さらに、そ
の先端はさほど鋭利ではなく、常備の蓋を不用意に貫通
することがない。こうした理由から、本発明において
は、内蓋の開口部に予めスリット形状などの切り込みを
施しておくとよい。
【0025】内蓋を通してピペット装置を容器に挿入す
る際には、たとえば、市販の自動ピペット装置を使用し
て自動的に行うことが望ましい。ただし基本的には、ピ
ペット装置はハンドピペットなどを使用して手動で挿入
することも可能である。この操作では、スリットなどの
内蓋における開口部は、ピペット装置が蓋を貫通し容器
内に侵入できる程度にまで拡張される。
る際には、たとえば、市販の自動ピペット装置を使用し
て自動的に行うことが望ましい。ただし基本的には、ピ
ペット装置はハンドピペットなどを使用して手動で挿入
することも可能である。この操作では、スリットなどの
内蓋における開口部は、ピペット装置が蓋を貫通し容器
内に侵入できる程度にまで拡張される。
【0026】本発明におけるさらなる工程は、容器に含
まれる流体をピペット装置に吸い取る工程、またはピペ
ットユニットに含まれる流体を容器に放出する工程の何
れかである。こうした操作によって、たとえば試料流体
に試薬を加えて容器中で反応を起こさせるといった作業
が可能となる。また、処理済みの試料流体から所定量を
ピペット装置内に吸い上げて除去することも可能であ
る。
まれる流体をピペット装置に吸い取る工程、またはピペ
ットユニットに含まれる流体を容器に放出する工程の何
れかである。こうした操作によって、たとえば試料流体
に試薬を加えて容器中で反応を起こさせるといった作業
が可能となる。また、処理済みの試料流体から所定量を
ピペット装置内に吸い上げて除去することも可能であ
る。
【0027】本発明のシステムは、流体を容器内で暖め
ることを想定した方法に関してとくに優位性を有してい
る。加温工程においては、容器は内蓋および外蓋によっ
て密閉し、事実上少しの流体または気体も容器から漏れ
出ないようにすることが望ましい。これを達成するため
には、外蓋を反応容器数に応じた一定の圧力で押し下げ
る。この力は、反応容器当たり0.1Nから10Nであ
るが、1Nから5Nが好適である。この圧力は、たとえ
ば蓋加熱機構をも内包する金属プレートのようなホルダ
ー12で蓋を垂直に押し下げることにより生成するとよ
い。この工程では、ホルダーはできるだけ均等な動作
で、かつ容器蓋の方向に垂直に移動させることが望まし
い。連成装置を使用するばあいは、すべての容器を同一
の圧力条件下で同時に閉じるものとする。このばあい、
外蓋は、水蒸気や煙霧などのガス状の流体成分が容器外
の環境に漏洩することをガス圧に対抗して防いでいる。
容器に含まれる流体を繰り返し加温、冷却する方法に
は、たとえばポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain
reaction)のような核酸の増幅法が含まれている。た
だし、単なる変性および交雑反応も加温工程を含むばあ
いがある。
ることを想定した方法に関してとくに優位性を有してい
る。加温工程においては、容器は内蓋および外蓋によっ
て密閉し、事実上少しの流体または気体も容器から漏れ
出ないようにすることが望ましい。これを達成するため
には、外蓋を反応容器数に応じた一定の圧力で押し下げ
る。この力は、反応容器当たり0.1Nから10Nであ
るが、1Nから5Nが好適である。この圧力は、たとえ
ば蓋加熱機構をも内包する金属プレートのようなホルダ
ー12で蓋を垂直に押し下げることにより生成するとよ
い。この工程では、ホルダーはできるだけ均等な動作
で、かつ容器蓋の方向に垂直に移動させることが望まし
い。連成装置を使用するばあいは、すべての容器を同一
の圧力条件下で同時に閉じるものとする。このばあい、
外蓋は、水蒸気や煙霧などのガス状の流体成分が容器外
の環境に漏洩することをガス圧に対抗して防いでいる。
容器に含まれる流体を繰り返し加温、冷却する方法に
は、たとえばポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain
reaction)のような核酸の増幅法が含まれている。た
だし、単なる変性および交雑反応も加温工程を含むばあ
いがある。
【0028】本発明のシステムを使用すれば、多数の好
適な方法を実行することができる。初期段階では、ピペ
ットを使用して試料流体を内蓋を通して容器に入れる。
この容器はその後、反応容器となる。さらに、所望の反
応を発生させるために必要な試薬は、先に入れておくば
あいもあれば、ピペットで試料流体に加えるばあいもあ
る。こうしたピペッティング工程のあいだ、外蓋は開い
ている。すなわち、シール要素3は取り外されている。
外蓋は加熱および/または冷却工程が始まる前に閉じら
れる。外蓋は、加温工程が完了したとき、および容器中
のガス圧が外の大気圧に相当するまで回復したのちに
も、再度取り外すことができる。必要であれば、前述し
た手順と同様の方法で、ピペッティング工程および/ま
たは加温工程を追加的に行う。たとえば加温工程後に流
体を容器から取り除くばあいは、圧力を均等にして外蓋
を開け、ピペット装置を内蓋を通して挿入し、必要量の
流体を容器からピペット装置に移す。ついで、ピペット
装置を内蓋を通して取り出し、さらに流体を所望の解析
処理用計量セルまたは他の反応容器などに移送する。
適な方法を実行することができる。初期段階では、ピペ
ットを使用して試料流体を内蓋を通して容器に入れる。
この容器はその後、反応容器となる。さらに、所望の反
応を発生させるために必要な試薬は、先に入れておくば
あいもあれば、ピペットで試料流体に加えるばあいもあ
る。こうしたピペッティング工程のあいだ、外蓋は開い
ている。すなわち、シール要素3は取り外されている。
外蓋は加熱および/または冷却工程が始まる前に閉じら
れる。外蓋は、加温工程が完了したとき、および容器中
のガス圧が外の大気圧に相当するまで回復したのちに
も、再度取り外すことができる。必要であれば、前述し
た手順と同様の方法で、ピペッティング工程および/ま
たは加温工程を追加的に行う。たとえば加温工程後に流
体を容器から取り除くばあいは、圧力を均等にして外蓋
を開け、ピペット装置を内蓋を通して挿入し、必要量の
流体を容器からピペット装置に移す。ついで、ピペット
装置を内蓋を通して取り出し、さらに流体を所望の解析
処理用計量セルまたは他の反応容器などに移送する。
【0029】本発明の方法は、内蓋を通した流体搬送工
程が完了したのちに、外蓋によって容器を再度密閉する
という追加の工程を有している。したがって、温度処理
反応を追加して行うことが可能である。
程が完了したのちに、外蓋によって容器を再度密閉する
という追加の工程を有している。したがって、温度処理
反応を追加して行うことが可能である。
【0030】図1は、本発明の好適な流体移送方法を示
している。容器1は、スリット状などの開口部4を有す
る内蓋2を使用して密閉されている。ピペット端5を挿
入するときに、外蓋3は内蓋から分離される。ピペット
ユニットの挿入後は、流体の吸い上げ、または放出が可
能である。
している。容器1は、スリット状などの開口部4を有す
る内蓋2を使用して密閉されている。ピペット端5を挿
入するときに、外蓋3は内蓋から分離される。ピペット
ユニットの挿入後は、流体の吸い上げ、または放出が可
能である。
【0031】この段階でも外蓋は開いている。ピペット
チップを取り出すと、容器は外部シール要素3で密閉さ
れ、温度処理の実行が可能となる。
チップを取り出すと、容器は外部シール要素3で密閉さ
れ、温度処理の実行が可能となる。
【0032】図2は、図1で使用可能な反応容器であっ
て寸法が現実よりも拡大されたものを示している。図1
に記載された要素に加えて、内蓋2の構成要素であるシ
ールリング15も示されている。
て寸法が現実よりも拡大されたものを示している。図1
に記載された要素に加えて、内蓋2の構成要素であるシ
ールリング15も示されている。
【0033】図3は、ピペットチップ5を内蓋2を通し
て容器1に挿入した状態であって寸法が現実よりも拡大
されたものを示している。蓋3は取り外されている。
て容器1に挿入した状態であって寸法が現実よりも拡大
されたものを示している。蓋3は取り外されている。
【0034】本発明のシステムは、多数の反応容器1を
互いに接続することにより(図4参照)シール要素3が
多数の反応容器用の「マット」として機能するに至るよ
うな装置において使用可能である。個々に開口部を有す
るシール要素2も同じく、互いに接続したユニットとし
て形成することができる。96−ウェルの微小滴定プレ
ート様式における設計が好適である。
互いに接続することにより(図4参照)シール要素3が
多数の反応容器用の「マット」として機能するに至るよ
うな装置において使用可能である。個々に開口部を有す
るシール要素2も同じく、互いに接続したユニットとし
て形成することができる。96−ウェルの微小滴定プレ
ート様式における設計が好適である。
【0035】シール要素3は、図4が示すように交換が
容易な蓋加熱ブロック要素7として設計するのが好まし
い。このために、マット用のホルダー8を装備する。マ
ットを有する加熱要素7は、回転の中心が9で示される
ヒンジによって容器1上に折り畳むことができる。
容易な蓋加熱ブロック要素7として設計するのが好まし
い。このために、マット用のホルダー8を装備する。マ
ットを有する加熱要素7は、回転の中心が9で示される
ヒンジによって容器1上に折り畳むことができる。
【0036】図5は設計の変形例を示している。このば
あい、反応容器用のホルダー12は、ヒンジ11および
フレーム10によってシール要素3と一体化され、図1
に示されるピペッティング工程を行なう際には開放でき
るように形成されている。
あい、反応容器用のホルダー12は、ヒンジ11および
フレーム10によってシール要素3と一体化され、図1
に示されるピペッティング工程を行なう際には開放でき
るように形成されている。
【0037】図6は、加熱ブロック6における図5に示
される設計変形例、および蓋加熱ブロック7、回転の中
心9を示している。
される設計変形例、および蓋加熱ブロック7、回転の中
心9を示している。
【0038】図7は、ピペットチップを挿入するための
本発明における開口部4の幾何学的変形例を示してい
る。図7aおよび7bはスリット、また図7cおよび7
dは小さな開口部を示している。
本発明における開口部4の幾何学的変形例を示してい
る。図7aおよび7bはスリット、また図7cおよび7
dは小さな開口部を示している。
【0039】シール要素はシリコーン製が望ましく、ま
た反応容器はポリプロピレン製が好適である。
た反応容器はポリプロピレン製が好適である。
【0040】こうした材質の接着特性の低さはよく知ら
れている。図8は反応容器のリム(「耳」)上に、対応
する孔13を有する広幅部分14を形成してシリコーン
シールを固定する1つの可能性を示している。さらに、
反応容器へと張り出したシールリング(15/図示され
ていない)を使用して密封している(図2参照)。
れている。図8は反応容器のリム(「耳」)上に、対応
する孔13を有する広幅部分14を形成してシリコーン
シールを固定する1つの可能性を示している。さらに、
反応容器へと張り出したシールリング(15/図示され
ていない)を使用して密封している(図2参照)。
【0041】図9および図10は、PCRを行うための
反応容器を示している。この例は16個の容器を含んで
おり、これが湾曲したバーないし横材によって各列に8
個ずつ2列に接続されている。このバーは高温によって
変形しないような形状につくられている。反応容器はシ
ール要素2(図11参照)と密着するための広幅部分
(耳)(14、図8参照)を有している。
反応容器を示している。この例は16個の容器を含んで
おり、これが湾曲したバーないし横材によって各列に8
個ずつ2列に接続されている。このバーは高温によって
変形しないような形状につくられている。反応容器はシ
ール要素2(図11参照)と密着するための広幅部分
(耳)(14、図8参照)を有している。
【0042】図11はシール要素2であるマットを示し
ている。マットは各容器に帰属する位置にスリット4を
有している。シール要素は、孔13によって容器プレー
ト(上)に密着させることができる。
ている。マットは各容器に帰属する位置にスリット4を
有している。シール要素は、孔13によって容器プレー
ト(上)に密着させることができる。
【0043】図12はシール要素2の断面を示してい
る。容器へと張り出したシールリング15およびスリッ
ト4(長手方向図)が示されている。
る。容器へと張り出したシールリング15およびスリッ
ト4(長手方向図)が示されている。
【0044】図13はフラップを上げた状態の図5の連
成装置を示している。フラップには本装置を同定する一
形式、たとえばバーコードを貼付することが可能であ
る。
成装置を示している。フラップには本装置を同定する一
形式、たとえばバーコードを貼付することが可能であ
る。
【0045】本発明の有利な点は、たとえばピペット装
置のような通常利用可能なモジュール以外に、特別な自
動モジュールを何ら必要としない点にある。これは、エ
レクシス(Elecsys)1010またはテカン(TECAN)ピペッ
トステーションといった自動化された分析器において分
子診断測定用として本発明を直接使用できることを意味
している。PCRカップ用のシールとして使用するばあ
い、試料およびPCR混合物をピペットで移した時点で
すべての反応容器が密閉される。したがって、煙霧が付
くことがない。また、これは追加的な処理工程のすべて
にも適用される。本発明は蓋を開ける必要がないため、
手動のPCRピペット法を大幅に簡素化する。本発明は
試料調製方法における反応容器として効果的に使用可能
である。ピペッティング工程では鋼製針あるいは使い捨
てのピペットチップを使用する。微小滴定プレート様式
が可能であり、低コストでの製造が可能である。先行技
術とは異なり、少なくとも蓋の1つが自動的に閉まる。
本発明の顕著に有利な点の1つは、PCRの後であって
も汚染なしに複数回容器から流体を取り出せることにあ
る。
置のような通常利用可能なモジュール以外に、特別な自
動モジュールを何ら必要としない点にある。これは、エ
レクシス(Elecsys)1010またはテカン(TECAN)ピペッ
トステーションといった自動化された分析器において分
子診断測定用として本発明を直接使用できることを意味
している。PCRカップ用のシールとして使用するばあ
い、試料およびPCR混合物をピペットで移した時点で
すべての反応容器が密閉される。したがって、煙霧が付
くことがない。また、これは追加的な処理工程のすべて
にも適用される。本発明は蓋を開ける必要がないため、
手動のPCRピペット法を大幅に簡素化する。本発明は
試料調製方法における反応容器として効果的に使用可能
である。ピペッティング工程では鋼製針あるいは使い捨
てのピペットチップを使用する。微小滴定プレート様式
が可能であり、低コストでの製造が可能である。先行技
術とは異なり、少なくとも蓋の1つが自動的に閉まる。
本発明の顕著に有利な点の1つは、PCRの後であって
も汚染なしに複数回容器から流体を取り出せることにあ
る。
【0046】つぎに本発明を以下の実施例によって詳述
する。
する。
【0047】実施例1 本実施例では、図6、9、10、11、12に示される
要素を含むシステムのための材料について説明する。
要素を含むシステムのための材料について説明する。
【0048】本実施例では、ポリプロピレン(濃度3.
5%で11NU10を添加したNovolen 1100 UCX)を反応容器
用材料として使用している。添加物(濃度10%までの
ものが使用可能)が熱伝導を向上させ、加熱ブロック内
で反応混合物が一段と早く加温される。反応容器のとく
に薄い壁(0.3mm)とその円錐形状がこれを可能な
らしめている。
5%で11NU10を添加したNovolen 1100 UCX)を反応容器
用材料として使用している。添加物(濃度10%までの
ものが使用可能)が熱伝導を向上させ、加熱ブロック内
で反応混合物が一段と早く加温される。反応容器のとく
に薄い壁(0.3mm)とその円錐形状がこれを可能な
らしめている。
【0049】反応容器の容積は0.25mlである。
【0050】シール要素2は、ドイツのバッカー ケミ
ー(Wacker Chemie)社製のElastosil LR 3003/40(弾
性40ショア(DIN53505)、厚さ1mmの弾性シリコー
ンゴム)で構成されるのが望ましい。
ー(Wacker Chemie)社製のElastosil LR 3003/40(弾
性40ショア(DIN53505)、厚さ1mmの弾性シリコー
ンゴム)で構成されるのが望ましい。
【0051】この実施例では、ピペットによる流体の取
り出しあるいは放出を促進させるために4mmのスリッ
トを設けている。
り出しあるいは放出を促進させるために4mmのスリッ
トを設けている。
【0052】シール要素3は同一材料で作られており、
厚さは同じく1mmである。
厚さは同じく1mmである。
【0053】実施例2 試料調製 核酸分析による試料調製にも、本発明にかかわる、同様
の高容量(たとえば1.5ml)の反応容器およびシス
テムが使用可能である。ベー フォーゲルステイン(B.
Vogelstein)およびデー ギレスピー(D.Gillespie)
による実験プロトコル(米国科学アカデミー会報、19
79年2月、第76巻、第2号、615〜619頁)に
よれば、方法IIにしたがってアガロースゲルから核酸を
分離するためには、25℃および37℃において種々の
温度工程を必要とする。本発明のシステムを使用してプ
ロトコルを自動化すれば、汚染の危険性を減らすことが
できる。アール ブーム(R.Boom)他(「臨床的微生物
学ジャーナル」1990年3月号、495〜503頁)
およびピー エム リザルディ(P.M.Lizardi)他
(「分析化学」第98巻、116〜122頁(1979
年))は、それぞれ56℃および50℃での培養に関す
る比較実験について説明しているが、本発明のシステム
によってこれを行えば汚染の危険性を低減することがで
きる。ピペッティング工程は専用のx、y、z自動ピペ
ット装置(キャンベラパッカード社のTECAN)を使用する
ことにより自動化が可能である。第2シール要素3を取
り除き、反応容器をピペット装置の作業面上に確実に置
いたのちは、何らの装置を追加することなく、また汚染
なしにピペッティング工程を実行することができる。本
発明の顕著に有利な点は、すべての容器がシール要素2
によって密閉されるため、煙霧が反応容器内にまったく
入らない点である。
の高容量(たとえば1.5ml)の反応容器およびシス
テムが使用可能である。ベー フォーゲルステイン(B.
Vogelstein)およびデー ギレスピー(D.Gillespie)
による実験プロトコル(米国科学アカデミー会報、19
79年2月、第76巻、第2号、615〜619頁)に
よれば、方法IIにしたがってアガロースゲルから核酸を
分離するためには、25℃および37℃において種々の
温度工程を必要とする。本発明のシステムを使用してプ
ロトコルを自動化すれば、汚染の危険性を減らすことが
できる。アール ブーム(R.Boom)他(「臨床的微生物
学ジャーナル」1990年3月号、495〜503頁)
およびピー エム リザルディ(P.M.Lizardi)他
(「分析化学」第98巻、116〜122頁(1979
年))は、それぞれ56℃および50℃での培養に関す
る比較実験について説明しているが、本発明のシステム
によってこれを行えば汚染の危険性を低減することがで
きる。ピペッティング工程は専用のx、y、z自動ピペ
ット装置(キャンベラパッカード社のTECAN)を使用する
ことにより自動化が可能である。第2シール要素3を取
り除き、反応容器をピペット装置の作業面上に確実に置
いたのちは、何らの装置を追加することなく、また汚染
なしにピペッティング工程を実行することができる。本
発明の顕著に有利な点は、すべての容器がシール要素2
によって密閉されるため、煙霧が反応容器内にまったく
入らない点である。
【0054】
【発明の効果】本発明のシステムおよび方法によれば、
一般的なプラスチック製のピペット端を使用した流体移
動が可能であり、しかも容器がしっかりと密封されてい
るために暖めても容器から危険量の流体が漏れ出すこと
がない。
一般的なプラスチック製のピペット端を使用した流体移
動が可能であり、しかも容器がしっかりと密封されてい
るために暖めても容器から危険量の流体が漏れ出すこと
がない。
【図1】本発明にかかわる要素を使用するピペッティン
グ操作の諸段階を示す図である。
グ操作の諸段階を示す図である。
【図2】シール要素を備えた反応容器を示す図である。
【図3】ピペットの先端を挿入した状態のシール要素付
き反応容器を示す図である。
き反応容器を示す図である。
【図4】蓋加熱ブロックを備えた加熱ブロックの配置を
示す図である。
示す図である。
【図5】多数の反応容器と可動式シール要素の配置用装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図6】蓋カウンター加熱ブロックを備えた加熱ブロッ
クにおける図5に示す装置の配置を示す図である。
クにおける図5に示す装置の配置を示す図である。
【図7】シール要素の開口部の形状を示す図である。
【図8】シール要素と反応容器の接続の実例を示す図で
ある。
ある。
【図9】16個の反応容器を含む装置の平面図である。
【図10】プラスチック製の横材で接続された図9の装
置の一部断面側面説明図である。
置の一部断面側面説明図である。
【図11】図9の装置のための連成シール要素の平面図
である。
である。
【図12】連成シール要素の一部断面側面説明図であ
る。
る。
【図13】自動装置内に配置された図5の連成要素の側
面図である。
面図である。
1 容器 2 内蓋 3 外蓋 4 開口部 7 加熱要素 10 フレーム 13 孔 14 広幅部分 15 シールリング
Claims (9)
- 【請求項1】 1または2以上の容器と、該容器のため
の1または2以上の内部の液密性の蓋と、前記容器を気
密に閉じうる1または2以上の外部の蓋とからなる流体
の熱処理のためのシステム。 - 【請求項2】 内部の液密性の蓋および外部の気密性の
蓋によってシールしうる容器内にまたは容器からピペッ
ト装置を用いて流体を移送する方法であって、必要に応
じて前記容器および内部の蓋から外部の蓋を除去する工
程、内部の蓋を通って容器へピペット装置を挿入する工
程、および流体を容器からピペット装置に吸い取るか、
または流体をピペット装置から容器へと分配する工程を
含んでなる方法。 - 【請求項3】 ピペット装置がプラスチックのピペット
チップであるか、またはプラスチックのピペットチップ
を含む請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 内部の蓋が、前記ピペット装置のため
に、予め形成された液密の貫通位置を有してなる請求項
2または3記載の方法。 - 【請求項5】 容器内の流体が、容器から取り出される
かまたは容器内に分配される前にまたは後に加温される
請求項2、3または4記載の方法。 - 【請求項6】 外部の蓋が、気密性を保つために、加温
操作のあいだ前記容器に押圧される請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】 流体移送工程が完了したのちにピペット
装置が容器内から取り除かれ、前記容器が内部の蓋によ
って気密にシールされる請求項2記載の方法。 - 【請求項8】 流体が加温されているあいだ外部の蓋が
蓋加熱機構によって加温される請求項6記載の方法。 - 【請求項9】 互いに接続されて単一のユニットを形成
する多数の容器と、該容器を同時に閉止しうる第1の閉
止要素と、該第1の閉止要素と物理的に分離可能であ
り、当該第1の閉止要素を覆って容器を閉止する第2の
閉止要素とからなる流体の熱処理のためのシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE1996143320 DE19643320A1 (de) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | System zur kontaminationsfreien Bearbeitung von thermischen Reaktionsprozessen |
DE19643320.7 | 1996-10-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132713A true JPH10132713A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=7809291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9287419A Pending JPH10132713A (ja) | 1996-10-21 | 1997-10-20 | 汚染を伴わない熱化学反応工程の操作システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0836884A3 (ja) |
JP (1) | JPH10132713A (ja) |
DE (1) | DE19643320A1 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000193570A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-07-14 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 珪素質分析試料中の不純物高感度分析のための試料処理器及びそれを用いた分析方法 |
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