JPH10132545A - オゾン発生装置の放電管検査装置 - Google Patents

オゾン発生装置の放電管検査装置

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Publication number
JPH10132545A
JPH10132545A JP28784196A JP28784196A JPH10132545A JP H10132545 A JPH10132545 A JP H10132545A JP 28784196 A JP28784196 A JP 28784196A JP 28784196 A JP28784196 A JP 28784196A JP H10132545 A JPH10132545 A JP H10132545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge tube
tube
shaft
distance
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28784196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Toda
雅之 戸田
Norimasa Yoshino
徳正 吉野
Toshiharu Sato
利晴 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP28784196A priority Critical patent/JPH10132545A/ja
Publication of JPH10132545A publication Critical patent/JPH10132545A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査所要時間が短く、容易に且つ正確に寸法
測定が行えるオゾン発生装置の放電管検査装置を提供す
る。 【解決手段】 所定長さの取付片12と、金属との距離
に対応した出力を発するセンサであり、取付片12の両
端に距離φDを隔てて各々取り付けられた渦電流式変位
センサ13a,13bと、前記取付片12の長さ方向中
間点に、該取付片12に直交して固設された軸体10
と、該軸体10の外周に設けられ、放電管内挿入時の軸
体位置を放電管の中心軸に保持するためのバネ11とを
設ける。検査時は、放電管内に挿入し、相対する(18
0℃ずれた)センサ13a,13bの読みをφDに加え
ることにより、内径が測定できる。この軸体10を軸方
向に移動すれば、バネ11の働きにより管軸に対して一
定の位置を保ちながら移動することができ、管の内径を
連続して測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置の
オゾン発生容器の組み立て、試験に係り、特にオゾン発
生の放電管検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水処理など大量のオゾンを使用する場
合、通常無声放電によるオゾン生成が行われる。無声放
電とは、ガラスなどの誘電体を挟んで、高電圧の交流を
印加することにより発生する電流密度の薄い放電であ
る。この方法がオゾン生成には最も適していると言われ
ている。
【0003】さて、この放電管の形態であるが、現在用
いられているオゾン発生装置では多重円筒型と呼ばれる
ものが一般的である。
【0004】この多重円筒型放電管は接地電極となるス
テンレス管と同軸となるように内面に高圧電極を付けた
ガラス管(誘電体管)を挿入するものである。このとき
ステンレス管とガラス管の間にできる空間(放電ギャッ
プ)に無声放電が発生し、この放電空間でオゾンが生成
される。このギャップの長さは1〜1.5mm程度であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の無声放電型オゾ
ン発生装置において、放電の状態を良好にし、オゾン生
成効率を向上させるために、放電ギャップを均一に且つ
正確にすることは大変有効である。すなわち前述のステ
ンレス管の内径とガラス管の外径を正確に規定する事が
重要である。このため現在は、高精度のステンレス管と
ガラス管を導入する傾向にある。
【0006】しかし、素材そのものが高精度であっても
容器製作段階で溶接等の加工が必要であり、最終的に当
初の公差が保たれないことがある。このような放電管は
全体の発生効率に影響を与えるため、使用できない。
【0007】さて、前述のように寸法が著しく異なる放
電管または、著しく不均一な放電ギャップを持つ放電管
は、これを切り離さなければならない。このためステン
レス管の内径検査、および放電ギャップの検査が必要と
なる。
【0008】従来、ステンレス管の内径の測定は図3
(a),(b)に示すようなシリンダーゲージを用いて
いる。図3において1は測定ピン、2はダイアルゲー
ジ、3はローラーであり、測定ピン1が上下すると、そ
れに応じてダイアルゲージ2の読みが変わるものであ
る。予め基準器に合わせ、その基準器の内径との偏差を
読み取る。
【0009】この方法では測定時の誤差が大きくなり、
また測定する人による差が激しい。さらに、調整等が煩
雑で検査に時間がかかる等の多くの問題がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、検査所要時間が短く、容易に且つ正確に寸
法測定が行えるオゾン発生装置の放電管検査装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)所定長
さのセンサ取り付け片と、金属との距離に対応した出力
を発するセンサであり、前記センサ取り付け片の両端に
各々取り付けられた複数の変位センサと、前記センサ取
り付け片の長さ方向中間点に、該センサ取り付け片に直
交して固設された軸体と、前記軸体の外周に設けられ、
放電管内挿入時の軸体位置を放電管の中心軸に保持する
ためのバネとを備え、無声放電型オゾン発生装置の放電
管内に挿入して、放電管の寸法測定を行うことを特徴と
し、(2)前記複数の変位センサ間の距離は、オゾン発
生装置の接地電極管の内径よりもわずかに小さいことを
特徴とし、(3)放電管内に軸方向に挿入される軸体
と、金属との距離に対応した出力を発するセンサであ
り、前記軸体の端部に、該軸体に直交してバネを介して
設けられた複数の変位センサとを備え、無声放電型オゾ
ン発生装置の放電管内に挿入して、放電管の寸法測定を
行うことを特徴とし、(4)前記複数の変位センサ間の
距離は、オゾン発生装置の誘電体管の内径とほぼ同一で
あることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。本発明では前述の問題を解消
するために非接触の変位センサを応用して次のような検
査装置を構成した。この装置では非接触で且つ金属との
距離に対応した出力を持つものならどのセンサでも利用
できる。例えば渦電流式変位センサは最も適している。
このセンサをステンレス管の内壁に一定の間隔を持って
保持し、軸方向に移動することで、連続的にステンレス
管の内径を測定しうる。またギャップ精度の測定も可能
である。
【0013】本発明では先ず、ステンレス管の内径を測
定するために、検査装置を図1のように構成した。図1
において軸体10の外周にはバネ11が設けられるとと
もに、先端付近には取付片12を介して複数個のセンサ
(渦電流式変位センサ)13a,13bが設けられてい
る。これらセンサ13a,13bは外向きに配置され、
センサの先端部の間の距離はφDとなるように固定され
ている。この距離φDはステンレス管の内径より僅かに
小さいものとする。バネ11はステンレス管内部への挿
入時に、軸体10がステンレス管の中心軸と常に一致す
るように作用する。
【0014】上記のように構成された装置において検査
時は、相対する(180℃ずれた)センサ13a,13
bの読みをφDに加えることにより、内径が測定でき
る。この軸体10を軸方向に移動すれば、バネ11の働
きにより管軸に対して一定の位置を保ちながら移動する
ことができ、ステンレス管の内径を連続して測定するこ
とができる。
【0015】また本発明では、放電管のギャップを検査
するための装置を図2に示すように構成した。図2にお
いて、軸体10の先端付近にはバネ機構21を介して複
数個のセンサ(渦電流式変位センサ)13a,13bが
設けられている。このセンサ13a,13bの各先端間
の距離は、ガラス管の内径とほぼ等しくしておく。
【0016】このように構成した装置を、ガラス管が挿
入された放電管の、ガラスの内部に挿入すると、センサ
13a,13bがガラス管の内壁に密着する。この時の
センサの読みはガラス管の厚みを含んだギャップ長とな
る(尚ガラス管に高圧電極は設けられていないものとす
る)。この測定値からガラスの厚みを減じることで、ギ
ャップ長を測定することができる。また前記同様に軸体
10をガラス管内の軸方向に移動すれば、バネ機構21
の働きにより管の内壁に密着しながら移動することがで
き、ギャップ長を連続して測定することができる。
【0017】
【実施例】前記図2の装置はガラス管の厚み測定にも応
用することができる。この場合はまずガラス管の外壁に
アルミ箔、鉛等の容易に変形できる金属を密着させる。
そして図2の装置をガラス管内に挿入すると、センサの
読みはガラス管の厚みを示すことになる。
【0018】尚、変位センサは渦電流式変位センサ13
a,13bに限らず、非接触で且つ金属との距離に対応
した出力を持つ他の近接センサを用いても良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属との
距離に対応した出力を持つセンサを、放電管の軸に対し
て一定の位置を保って軸方向に移動できるか、又は管の
内壁に密着させて軸方向に移動できるように構成したの
で、検査所要時間が短く、容易に且つ正確に、しかも連
続して放電管の寸法測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図3】従来の検査装置の一例を示し、(a)は斜視
図、(b)は背面図。
【符号の説明】
10…軸体 11…バネ 12…取付片 13a,13b…渦電流式変位センサ 21…バネ機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さのセンサ取り付け片と、金属と
    の距離に対応した出力を発するセンサであり、前記セン
    サ取り付け片の両端に各々取り付けられた複数の変位セ
    ンサと、前記センサ取り付け片の長さ方向中間点に、該
    センサ取り付け片に直交して固設された軸体と、前記軸
    体の外周に設けられ、放電管内挿入時の軸体位置を放電
    管の中心軸に保持するためのバネとを備え、 無声放電型オゾン発生装置の放電管内に挿入して、放電
    管の寸法測定を行うことを特徴とするオゾン発生装置の
    放電管検査装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の変位センサ間の距離は、オゾ
    ン発生装置の接地電極管の内径よりもわずかに小さいこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオゾン発生装置の放電
    管検査装置。
  3. 【請求項3】 放電管内に軸方向に挿入される軸体と、
    金属との距離に対応した出力を発するセンサであり、前
    記軸体の端部に、該軸体に直交してバネを介して設けら
    れた複数の変位センサとを備え、 無声放電型オゾン発生装置の放電管内に挿入して、放電
    管の寸法測定を行うことを特徴とするオゾン発生装置の
    放電管検査装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の変位センサ間の距離は、オゾ
    ン発生装置の誘電体管の内径とほぼ同一であることを特
    徴とする請求項3に記載のオゾン発生装置の放電管検査
    装置。
JP28784196A 1996-10-30 1996-10-30 オゾン発生装置の放電管検査装置 Pending JPH10132545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038814A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Toa Grout Kogyo Co Ltd 管路内径測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038814A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Toa Grout Kogyo Co Ltd 管路内径測定装置

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