JPH10131732A - 内燃エンジンの油温制御方法及び装置 - Google Patents

内燃エンジンの油温制御方法及び装置

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JPH10131732A
JPH10131732A JP8289639A JP28963996A JPH10131732A JP H10131732 A JPH10131732 A JP H10131732A JP 8289639 A JP8289639 A JP 8289639A JP 28963996 A JP28963996 A JP 28963996A JP H10131732 A JPH10131732 A JP H10131732A
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oil
oil temperature
heater
temperature
lubricating oil
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JP8289639A
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Masaaki Yoshikawa
雅明 吉川
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温・低負荷時に潤滑油の温度(油温)を所
定値まで素早く高めるとともに、低温・低負荷運転を含
む全運転域において油温を所定値に保ってロス馬力の低
減と燃費及び排ガス特性の改善を図ることができる内燃
エンジンの油温制御装置を提供すること。 【構成】 潤滑油の温度を検出する油温センサー26
と、潤滑油を加熱するオイルヒーター22と、潤滑油を
冷却するオイルクーラー23及び前記油温センサー26
によって検出された油温によって前記オイルヒーター2
2及びオイルクーラー23を駆動制御するECU(制御
手段)17を含んで油温制御装置を構成し、前記油温セ
ンサー26によって検出された油温が設定値以下である
場合にはオイルヒーター22を駆動して潤滑油を加熱す
るとともにオイルクーラー23を非作動とし、油温が設
定値を超えるとオイルヒーター22を非作動とするとと
もにオイルクーラー23を駆動して潤滑油を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの潤
滑油(オイル)の温度を所定値に保つようにした油温制
御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの暖機時の燃費と排ガス特
性の改善を目的として、冷却系のスプリットクーリング
等が従来より試みられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スプリットクーリング等の手法では、エンジン冷却系の
入口と出口における水温差が10℃以下と小さく、シス
テムが複雑化する割には効果が小さいという問題があっ
た。
【0004】ところで、エンジン始動直後のアイドリン
グ運転時のような低温・低負荷時には潤滑油の温度(油
温)が低く、潤滑油の粘度が大きいためにエンジンのロ
ス馬力が大きくなり、排ガス特性も悪化するという問題
がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、低温・低負荷時に潤滑油の温
度(油温)を所定値まで素早く高めるとともに、低温・
低負荷運転を含む全運転域において油温を所定値に保っ
てロス馬力の低減と燃費及び排ガス特性の改善を図るこ
とができる内燃エンジンの油温制御方法及び装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、潤滑油の温度を検出し、検
出された油温が設定値以下である場合には潤滑油を加熱
し、油温が設定値を超えると潤滑油を冷却することを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、検出された油温が設定値以下である場合に
は、潤滑油を加熱するとともに潤滑油の循環量を絞るこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、潤滑油の温度を検
出する油温センサーと、潤滑油を加熱するオイルヒータ
ーと、潤滑油を冷却するオイルクーラー及び前記油温セ
ンサーによって検出された油温に基づいて前記オイルヒ
ーター及びオイルクーラーを駆動制御する制御手段を含
んで油温制御装置を構成し、前記油温センサーによって
検出された油温が設定値以下である場合にはオイルヒー
ターを駆動して潤滑油を加熱するとともにオイルクーラ
ーを非作動とし、油温が設定値を超えるとオイルヒータ
ーを非作動とするとともにオイルクーラーを駆動して潤
滑油を冷却するようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、オイルパンを仕切壁によって複数の油室に
区画し、仕切壁に開閉バルブを設け、前記油温センサー
によって検出された油温が設定値以下である場合には前
記開閉バルブを閉じて潤滑油の循環量を絞るようにした
ことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、ウォータポンプと
ラジエータを含んで閉ループを構成する冷却回路から分
岐して前記オイルクーラーに至る冷却水通路の途中に開
閉バルブを設け、前記油温センサーによって検出された
油温が設定値以下である場合には前記開閉バルブを閉
じ、油温が設定値を超えると開閉バルブを開くようにし
たことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、前記オイルヒーターを電気ヒー
ターで構成したことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、前記オイルヒーターを排気ガス
を熱源とする廃熱ヒーターで構成したことを特徴とす
る。
【0013】従って、本発明によれば、油温が設定値以
下の低温・低負荷時にはオイルヒーターを駆動して潤滑
油を加熱するとともにオイルクーラーを非作動とするた
め、油温は設定値まで素早く高められ、この結果、潤滑
油の粘度が下がってエンジンのロス馬力が低減し、これ
に伴って燃費と排ガス特性が改善される。そして、油温
が設定値を超えると、オイルヒーターを非作動とすると
ともにオイルクーラーを駆動して潤滑油を冷却するよう
にしたため、油温は全運転域において設定値に保たれ、
ロス馬力の低減と燃費及び排ガス特性の改善が全運転域
において達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る油温制御装置を示す内燃エンジンの模式図、
図2は図1のA−A線断面図である。
【0016】図1に示す内燃エンジン1は水冷4サイク
ルエンジンであって、これのシリンダブロック2の上部
にはシリンダヘッド3が被着され、下部にはオイルパン
4が取り付けられている。又、該内燃エンジン1にはク
ランク軸5が図1の左右方向に配されており、シリンダ
ブロック2の正面側(図1の左側)の端面には、クラン
ク軸5によって駆動されるオイルポンプ6が取り付けら
れている。そして、クランク軸5のシリンダブロック2
の正面から延出する端部にはプーリ7が結着されてい
る。
【0017】更に、シリンダブロック2の正面側上部に
はウォータポンプ8が設置されており、該ウォータポン
プ8の軸端にはプーリ9が結着されている。そして、こ
のプーリ9と前記プーリ7との間には無端状のタイミン
グベルト10が巻装されている。
【0018】ここで、エンジン潤滑系の構成について説
明する。
【0019】潤滑油(オイル)を貯留する前記オイルパ
ン4の内部はバッフルプレート11によって図示のよう
に油室S1,S2に区画されており、バッフルプレート
11には、これに形成されて円形の連通孔11aを開閉
する開閉バルブ12が設けられている。
【0020】上記開閉バルブ12は、図2に示すよう
に、円板状の弁体12aと、該弁体12を支持する弁軸
12bとで構成されており、弁軸12bのオイルパン4
外へ延出する端部にはアーム13が結着されている。そ
して、アーム13にはアクチュエータとしてのダイヤフ
ラム14が連結されており、ダイヤフラム14は負圧導
入管15を経て不図示のインテークマニホールドに接続
され、この負圧導入管15の途中にはバキュームスイッ
チングバルブ(ECVSV)16が介設されている。
尚、バキュームスイッチングバルブ16は、制御手段で
あるエンジンコントロールユニット(以下、ECUと略
称する)17に電気的に接続されている。
【0021】而して、オイルパン4内の一方の油室S1
内に収容された潤滑油にはオイルストレーナ18が浸漬
されており、該オイルストレーナ18と前記オイルポン
プ6の吸入側とはオイル吸入管19によって接続されて
おり、オイルポンプ6の吐出側から導出するオイル吐出
通路20はオイルフィルター21に接続されている。
【0022】上記オイルフィルター21内にはオイルヒ
ーター22とオイルクーラー23が収納されており、こ
れらのオイルヒーター22とオイルクーラー23を貫通
して上方へ立ち上がるオイル通路24はシリンタダブロ
ック2内に形成されたオイルメインギャラリー25に接
続されている。そして、オイルメインギャラリー25に
は、ここを流れる潤滑油の温度(油温)を検出するため
の油温センサー26が取り付けられており、この油温セ
ンサー26は前記ECU17に電気的に接続されてい
る。
【0023】次に、エンジン冷却系の構成について説明
する。
【0024】エンジン冷却系は、前記ウォータポンプ8
とラジエータ27を含んで閉ループを構成する冷却回路
を有しており、この冷却回路には、ウォータポンプ8か
ら吐出されてシリンダブロック2とシリンダヘッド3に
形成された不図示のウォータジャケットを経てエンジン
1外へ流れる冷却水を前記ラジエータ27に導く冷却水
通路28と、ラジエータ27において冷却された冷却水
をウォータポンプ8に戻す冷却水通路29が設けられて
おり、ウォータポンプ8に近い冷却水通路29の途中に
はサーモスタット弁30が介設されている。
【0025】又、上記冷却水通路28からはバイパス通
路31が分岐しており、このバイパス通路31はウォー
タポンプ8に接続されており、このバイパス通路31か
らは前記オイルクーラー23に至る冷却水通路32が分
岐している。そして、この冷却水通路32の途中には、
前記ECU17によって開閉されるウォータバルブ(W
/V)33が介設されており、オイルクーラー23の出
口側は冷却水通路34によってウォータポンプ8の入口
側に接続されている。
【0026】而して、本発明に係る油温制御装置は、以
上の開閉バルブ12、ECU17、オイルヒーター2
2、オイルクーラー23、油温センサー26及びウォー
タバルブ33を含んで構成されているが、以下にその作
用を説明する。
【0027】内燃エンジン1が始動されると、これのク
ランク軸5によってオイルポンプ6が駆動されるととも
に、クランク軸5の回転がプーリ7、タイミングベルト
10及びプーリ9を経てウォータポンプ8に伝達されて
該ウォータポンプ8が駆動される。
【0028】而して、上述のようにオイルポンプ6とウ
ォータポンプ8が駆動されると、潤滑油と冷却水はそれ
ぞれシリンダブロック2とシリンダヘッド3に供給され
て各部の潤滑と冷却に供されるが、内燃エンジン1が始
動された直後のアイドリング運転時、つまり、低温・低
負荷運転時においては、冷却水温が低く、サーモスタッ
ト弁30は閉じている。従って、ウォータポンプ8から
吐出される冷却水は、シリンダブロック2とシリンダヘ
ッド3に形成されたウォータジャケットを図1に矢印に
て示すように流れて各部を冷却し、温度の高くなった冷
却水はバイパス通路31を通ってウォータポンプ8に戻
り、以後、同様に循環してラジエータ27には導かれな
いため、その温度が次第に上昇する。
【0029】一方、オイルポンプ6が駆動されると、オ
イルパン4内の潤滑油はオイルストレーナ18から吸引
されてオイル吸入管19を経てオイルポンプ6に至り、
オイルポンプ6によって昇圧された潤滑油はオイル吐出
通路20からオイルフィルター21に流入し、オイルフ
ィルター21で浄化された後にオイル通路24を通って
オイルメインギャラリー25に至り、オイルメインギャ
ラリー25から各部に供給されて各摺動部の潤滑に供さ
れた後、オイルパン4に落下して回収される。
【0030】而して、オイルメインギャラリー25を流
れる潤滑油の温度(油温)は油温センサー26によって
検出され、その検出信号はECU17に入力される。す
ると、ECU17は、油温センサー26によって検出さ
れた油温が設定値以下である場合には、開閉バルブ12
とウォータバルブ33を共に閉じるとともに、オイルヒ
ーター22に通電する。
【0031】上述のように開閉バルブ12が閉じられる
と、オイルパン4内の油室S2に貯留された潤滑油は循
環しないために潤滑油の循環量が絞られ、循環量が絞ら
れた潤滑油はオイルヒーター22によって強制的に加熱
される。そして、このとき、ウォータバルブ33が閉じ
ているためにオイルクーラー23へは冷却水が流れず、
潤滑油はオイルクーラー23によって冷却されない。
【0032】従って、エンジン始動後のアイトドリング
運転時等における低温・低負荷運転時において潤滑油の
温度が設定値以下である場合には、オイルクーラー23
による冷却が停止された状態で、循環量が絞られた潤滑
油がオイルヒーター22によって強制的に加熱されるた
め、油温は設定値まで素早く上昇し、潤滑油の粘度が下
がって内燃エンジン1の摩擦損失に伴うロス馬力が低減
されて燃費と排ガス特性が改善される。
【0033】他方、前述のように冷却水温度が次第に上
昇すると、サーモスタット弁30が開き、エンジン1を
冷却して温度の高くなった冷却水は冷却水通路28を経
てラジエータ27に導かれ、ラジエータ27で冷却され
た後に冷却水通路29からウォータポンプ8に戻され、
以後は同様の作用を繰り返してその温度が略一定に保た
れるが、油温センサー26によって検出された油温が設
定値を超えると、ECU17はバキュームスイッチング
バルブ16を開いてインテークマニホールドの吸気負圧
を負圧導入管15を経てダイヤフラム14に導入し、該
ダイヤフラム14を駆動して開閉バルブ12を図1に示
すように開くとともに、ウォータバルブ33も開き、オ
イルヒーター22への通電を遮断する。
【0034】すると、オイルパン4内の油室S2に貯留
されている潤滑油も循環するために潤滑油の循環量が増
えるとともに、冷却水がオイルクーラー23に導かれる
ため、潤滑油はオイルクーラー23によって冷却されて
その温度(油温)が設定値に保たれる。尚、このとき、
オイルヒーター22への通電は遮断されるため、オイル
ヒーター22による潤滑油の加熱は行われない。
【0035】以上のように、本実施の形態においては、
油温が設定値以下の低温・低負荷時にはオイルヒーター
22に通電して潤滑油を加熱するとともにオイルクーラ
ー23を非作動とするため、油温は設定値まで素早く高
められ、この結果、潤滑油の粘度が下がってエンジン1
のロス馬力が低減し、これに伴って燃費と排ガス特性が
改善される。そして、油温が設定値を超えると、オイル
ヒーター22への通電を遮断するとともにオイルクーラ
ー23に冷却水を通して潤滑油を冷却水で冷却するよう
にしたため、油温は全運転域において設定値に保たれ、
エンジン1のロス馬力の低減と燃費及び排ガス特性の改
善が全運転域において達成される。
【0036】尚、本実施の形態では、潤滑油を冷却水で
冷却するようにしたが、走行風等の他の冷媒で冷却する
ようにしても良い。
【0037】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本発明の実
施の形態2に係る油温制御装置を示す内燃エンジンの模
式図であり、本図においては図1に示したと同一要素に
は同一符号を付しており、以下、それらについての説明
は省略する。
【0038】本実施の形態においては、オイルヒーター
22が排気ガスを熱源とする廃熱ヒーターで構成されて
おり、シリンダヘッド3に接続されたエキゾーストマニ
ホールド35から分岐する排気導入管36はオイルヒー
ター22の入口側に接続されている。そして、オイルヒ
ーター22の出口側からは排気吐出管37が導出してお
り、排気導入管36の途中には、ECU17によって開
閉される排気バルブ(E/V)38が介設されている。
尚、他の構成は実施の形態1のそれと同様である。
【0039】而して、本実施の形態においては、油温セ
ンサー26によって検出された油温が設定値以下である
場合には、ECU17は開閉バルブ12とウォータバル
ブ33を閉じる一方、排気バルブ38を開き、循環量が
絞られた潤滑油をエキゾーストマニホールド35から排
気導入管36を経てオイルヒーター22に導かれる排気
ガスの熱によって強制的に加熱する。尚、このとき、ウ
ォータバルブ33が閉じられてオイルクーラー23には
冷却水が導かれないため、オイルクーラー23による潤
滑油の冷却は行われない。
【0040】そして、油温センサー26によって検出さ
れた油温が設定値を超えると、ECU17は排気バルブ
38を閉じる一方、開閉弁12とウォータバルブ33を
開き、オイルヒーター22による潤滑油の加熱を停止し
た状態で、循環量が増えた潤滑油をオイルクーラー23
で冷却して油温を設定値に保つ。
【0041】従って、本実施の形態においても、油温が
設定値以下である場合には、オイルクーラー23による
潤滑油の冷却を行わない状態で、循環量が絞られた潤滑
油を強制的に加熱して油温を設定値まで素早く高め、油
温が設定値に達すると、オイルヒーター22による潤滑
油の加熱を停止した状態で、潤滑油の循環量を増やすと
ともに、潤滑油をオイルクーラー23によって冷却して
油温を設定値に保つようにしたため、実施の形態1と同
様に、エンジン1のロス馬力の低減と燃費及び排ガス特
性の改善が全運転域において達成される。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、油温が設定値以下の低温・低負荷時にはオイル
ヒーターを駆動して潤滑油を加熱するとともにオイルク
ーラーを非作動とするため、油温は所定値まで素早く高
められ、この結果、潤滑油の粘度が下がってエンジンの
ロス馬力が低減し、これに伴って燃費と排ガス特性が改
善される。そして、油温が設定値を超えると、オイルヒ
ーターを非作動とするとともにオイルクーラーを駆動し
て潤滑油を冷却するようにしたため、油温は全運転域に
おいて所定値に保たれ、ロス馬力の低減と燃費及び排ガ
ス特性の改善が全運転域において達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る油温制御装置を示
す内燃エンジンの模式図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る油温制御装置を示
す内燃エンジンの模式図である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 4 オイルパン 11 バッフルプレート(仕切壁) 12 開閉バルブ 17 ECU(制御手段) 22 オイルヒーター(電気ヒーター、廃熱ヒー
ター) 23 オイルクーラー 26 油温センサー 27 ラジエータ 32 冷却水通路 33 ウォータバルブ(開閉バルブ) S1,S2 油室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01M 11/00 F01M 11/00 G F01N 5/02 F01N 5/02 G F02F 7/00 302 F02F 7/00 302A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油の温度を検出し、検出された油温
    が設定値以下である場合には潤滑油を加熱し、油温が設
    定値を超えると潤滑油を冷却することを特徴とする内燃
    エンジンの油温制御方法。
  2. 【請求項2】 検出された油温が設定値以下である場合
    には、潤滑油を加熱するとともに潤滑油の循環量を絞る
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃エンジンの油温制
    御方法。
  3. 【請求項3】 潤滑油の温度を検出する油温センサー
    と、潤滑油を加熱するオイルヒーターと、潤滑油を冷却
    するオイルクーラー及び前記油温センサーによって検出
    された油温に基づいて前記オイルヒーター及びオイルク
    ーラーを駆動制御する制御手段を含んで構成され、前記
    油温センサーによって検出された油温が設定値以下であ
    る場合にはオイルヒーターを駆動して潤滑油を加熱する
    とともにオイルクーラーを非作動とし、油温が設定値を
    超えるとオイルヒーターを非作動とするとともにオイル
    クーラーを駆動して潤滑油を冷却するようにしたことを
    特徴とする内燃エンジンの油温制御装置。
  4. 【請求項4】 オイルパンを仕切壁によって複数の油室
    に区画し、仕切壁に開閉バルブを設け、前記油温センサ
    ーによって検出された油温が設定値以下である場合には
    前記開閉バルブを閉じて潤滑油の循環量を絞るようにし
    たことを特徴とする請求項3記載の内燃エンジンの油温
    制御装置。
  5. 【請求項5】 ウォータポンプとラジエータを含んで閉
    ループを構成する冷却回路から分岐して前記オイルクー
    ラーに至る冷却水通路の途中に開閉バルブを設け、前記
    油温センサーによって検出された油温が設定値以下であ
    る場合には前記開閉バルブを閉じ、油温が設定値を超え
    ると開閉バルブを開くようにしたことを特徴とする請求
    項3又は4記載の内燃エンジンの油温制御装置。
  6. 【請求項6】 前記オイルヒーターは電気ヒーターで構
    成されることを特徴とする請求項3,4又は5記載の内
    燃エンジンの油温制御装置。
  7. 【請求項7】 前記オイルヒーターは排気ガスを熱源と
    する廃熱ヒーターで構成されることを特徴とする請求項
    3,4又は5記載の内燃エンジンの油温制御装置。
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