JPH10131254A - ジョイントナット - Google Patents

ジョイントナット

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JPH10131254A
JPH10131254A JP28646196A JP28646196A JPH10131254A JP H10131254 A JPH10131254 A JP H10131254A JP 28646196 A JP28646196 A JP 28646196A JP 28646196 A JP28646196 A JP 28646196A JP H10131254 A JPH10131254 A JP H10131254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
water tank
drain port
tank body
annular flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP28646196A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Inuzuka
明彦 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Living Tech Co Ltd filed Critical Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority to JP28646196A priority Critical patent/JPH10131254A/ja
Publication of JPH10131254A publication Critical patent/JPH10131254A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽等の水槽体の排水口部における排水ジョ
イントの着脱作業に係る締付ナットの位置合わせ及び脱
落防止が図られるジョイントナットを提供する。 【解決手段】 排水口部と略同口径で水槽体の底部厚さ
と同じ長さ寸法からなる貫通筒の両開口端に環状フラン
ジを有する形状を呈し、かつ、一方側の環状フランジに
排水ジョイントと係合するナット部材を埋設状態に配置
し、弾性ゴムあるいは軟質性合成樹脂で一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面器や浴槽など
として使用される水槽体の排水口部に装着される排水ジ
ョイントの止着に用いるジョイントナットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなキッチンシンクや浴槽
などの水槽体10にあっては、水槽体の本体底部に開口
成形した排水口部11に別部品からなる排水ジョイント
20が取付けられ、本体裏底部10aにおいて所定の排
水配管系などに接続されている。
【0003】前記排水ジョイント20には、排水口部1
1の開口周縁に係止するように外方に張出して成形され
た係止フランジ20aと、外周面の所定範囲に螺着用の
ネジ山が形成されている。排水ジョイント20は水槽体
10内の底面10b側から開口端縁にゴムパッキン30
を配設した排水口部11に装着されて係止フランジ20
aが開口周縁で係止され、裏底部10a側において前記
ネジ山と対をなす締付ナット40を係合させて締着回転
を与えることにより止着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、排水ジョイ
ントは、水槽体の裏底部において締付ナットによる止着
がなされていることから、着脱作業が面倒なものとなっ
ているのが現状である。すなわち、排水ジョイントの止
着作業においては、予めに排水口部に装着した排水ジョ
イントを押さえたうえで裏底部側から締付ナットの螺着
を図るか、あるいは、裏底部側に仮止め的に締付ナット
を配設しておいて前記排水ジョイントを装着するなどし
ていたが、例えば浴槽などといった大型の水槽体の場合
には排水ジョイントの装着作業に複数の作業者を要する
ものとなり、また、締付ナットを仮止め的に配設する場
合にあっては排水口部との位置合わせが面倒であるなど
といった問題点を有していた。
【0005】また、排水ジョイントの交換などに際して
該排水ジョイントを取外す場合にあっても、前記排水ジ
ョイントとの螺合が解かれると締付ナットは本体裏底部
から脱落してしまうといった不具合があり、締付ナット
の紛失の恐ればかりでなく、交換部品の装着時には前述
したと同様な手間をかけなければならないといった問題
点もあった。
【0006】本発明は、上記した事情のもとになされた
ものであり、その目的とするところは、水槽体本体の排
水口部への係止手段を備えたジョイントナットを成形す
ることにより、排水口部における排水ジョイントの着脱
作業に係る締付ナットの位置合わせ及び脱落防止が図ら
れるジョイントナットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、水槽体底部等に成形された排水口部
に装着される排水ジョイントの止着に用いるジョイント
ナットにおいて、排水口部と略同口径で水槽体の底部厚
さと同じ長さ寸法からなる貫通筒の両開口端に環状フラ
ンジを有する形状を呈し、かつ、一方側の環状フランジ
に前記排水ジョイントと係合するナット部材を埋設状態
に配置し、弾性ゴムあるいは軟質性合成樹脂で一体成形
してなるジョイントナットを構成するものである。
【0008】
【作用】上記構成としたことにより、排水ジョイントを
止着するナット部材が水槽体裏底部側で排水口部と連通
する状態に配備されるうえに、従来用いていたパッキン
部材等が不要とされることになる。
【0009】本発明によるジョイントナットは水槽体裏
底部側から環状フランジを挿入することにより取付けが
図られ、排水口部内に挿入された環状フランジが成形材
料の有する柔軟性によって変形して排水口部内を通過
し、本体底面側にまで貫通したときに排水口部周縁に係
止する状態に復元して保持される。
【0010】これにより、一方側の環状フランジに内包
されているナット部材のネジ孔は排水ジョイントに対し
て螺合可能な状態となるように位置するものとなり、排
水ジョイントを水槽体内の底面側から差込めば、該排水
ジョイントの先端外周に形成されているネジ山は水槽体
裏底部側に位置するナット部材のネジ孔に突当たり、排
水ジョイントに締着方向への回転を与えることにより止
着されるものとなる。
【0011】また、この止着により排水口部の開口縁側
に保持されている環状フランジは排水ジョイントの係止
フランジと水槽体底面との間に狭まれて従来用いていた
パッキンと同様に機能するものとなる。
【0012】さらに、排水ジョイントを交換する場合に
おいても、該ジョイントナットが排水ジョイントの取外
しによって水槽体裏底部から脱落することなく保持さ
れ、部品交換を容易にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
ものであり、ジョイントナット1は、排水口部と略同口
径で水槽体の底部厚さと同じ長さ寸法からなる貫通筒1
aの両開口端に環状フランジ1b,1cを有する形状を
呈し、かつ、一方側の環状フランジに前記排水口部と係
合するナット部材2を埋設状態に配置して構成するもの
である。該ジョイントナット1は弾性ゴムあるいは軟質
性合成樹脂などからなる成形材料により成形され、例え
ばインサート成形等によって前記ナット部材2とともに
一体に設けるものである。
【0014】すなわち、図示したように貫通筒1aの両
開口端に形成する前記環状フランジは、一方側がパッキ
ン部材を兼用するように肉薄に設けてなる第一の環状フ
ランジ1bであって、他方側が排水ジョイントのネジ山
と対をなすナット部材2を内包した第二の環状フランジ
1cとなっている。
【0015】そして、前記第二の環状フランジ1cに内
包されるナット部材2は、そのネジ孔中心を貫通筒の中
心軸と一致させて同心円上に配置し、貫通筒1aの内周
面の延長としてネジ孔の螺刻面2aが環状に位置するよ
うに設けられており、貫通筒内に挿入される排水ジョイ
ント20と螺合可能に設けてある。
【0016】図2は本発明のジョイントナット1を水槽
体10の排水口部11に取付けた状態を示すものであ
り、水槽体裏底部10a側から排水口部11に対して前
記第一の環状フランジ1bを挿入すると、第一の環状フ
ランジ1bは成形材料の有する柔軟性によって変形して
排水口部11内を通過し、水槽体内底面10b側にまで
貫通したときに排水口部の開口周縁に係止する形状に復
元し、裏底部10aに位置する第二の環状フランジ1c
とで水槽体底面を挟んだ状態で排水口部に装着されるも
のとなる。
【0017】したがって水槽体の排水口部11において
は、底面10b側の開口周縁に第一の環状フランジ1b
が位置するとともに内周面が貫通筒1aで覆われた状態
を呈するものとなり、排水ジョイントの着脱作業に対し
て不都合を与えるものではなく、従来と同様なパッキン
機能を備えるものとなる。前記第一の環状フランジ1b
にあっては排水ジョイント20の係止フランジ20aに
挟まれ、また第二の環状フランジ11cの端面部にあっ
ても、排水配管系と接続するような場合のパッキンとし
て機能する効果が得られる。
【0018】このように、ジョイントナット1を装着し
た排水口部11に前記排水ジョイント20を水槽体内の
底面10b側から挿入すると、裏底部10a側にはナッ
ト部材2を内包してなる第二の環状フランジ1cが位置
していることから、排水ジョイント20とナット部材2
とは螺合可能に当接し、締着方向への回転を与えること
により容易に止着がなされる。また、排水ジョイント2
0を取外す場合においても、該排水ジョイント20に解
放方向への回転を与えることによりなされ、取外し後も
ジョイントナット1は排水口部11に保持されており、
止着に係る締着ナットの紛失などが防止され、部品交換
も簡単になされる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水槽体底部等に成形された排水口部に装着される排水ジ
ョイントの止着に用いるジョイントナットにおいて、排
水口部と略同口径で水槽体の底部厚さと同じ長さ寸法か
らなる貫通筒の両開口端に環状フランジを有する形状
で、かつ、一方側の環状フランジに前記排水ジョイント
と係合するナット部材を埋設状態に配置し、弾性ゴムあ
るいは軟質性合成樹脂で一体成形したことにより、一方
側の環状フランジに内包されたナット部材のネジ孔が裏
底部側の排水口部と連通する状態で配備されるものとな
り、排水ジョイントを本体底面側から差込めば、位置合
わせをすることなくナット部材のネジ孔に突当たり、排
水ジョイントに締着方向への回転を与えることにより簡
単に止着されるものとなる。また、排水ジョイントの交
換などの都合で排水ジョイントが取外されるような場合
においても、水槽体裏底部から脱落することなく保持さ
れることから止着に係る締付ナットの紛失などの恐れも
なく、部品交換が容易となるといった優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す半断面図である。
【図2】 本発明のジョイントナットの取付状態を示す
断面図である。
【図3】 従来の排水ジョイントの取付状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1……ジョイントナット、1a……貫通筒、1b……第
一の環状フランジ、1c……第二の環状フランジ、2…
…ナット部材、10……水槽体、10a……水槽体の裏
底部、10b……水槽体の底面、11……排水口部、2
0……排水ジョイント、20a……係止フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽体底部等に成形された排水口部に装
    着される排水ジョイントの止着に用いるジョイントナッ
    トにおいて、 排水口部と略同口径で水槽体の底部厚さと同じ長さ寸法
    からなる貫通筒の両開口端に環状フランジを有する形状
    を呈し、かつ、一方側の環状フランジに前記排水ジョイ
    ントと係合するナット部材を埋設状態に配置し、弾性ゴ
    ムあるいは軟質性合成樹脂で一体成形したことを特徴と
    するジョイントナット。
JP28646196A 1996-10-29 1996-10-29 ジョイントナット Pending JPH10131254A (ja)

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JP28646196A JPH10131254A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 ジョイントナット

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JP28646196A JPH10131254A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 ジョイントナット

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JPH10131254A true JPH10131254A (ja) 1998-05-19

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ID=17704698

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JP28646196A Pending JPH10131254A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 ジョイントナット

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JP (1) JPH10131254A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000336723A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Cleanup Corp 洗面化粧台
JP2013100644A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Lixil Corp 浴槽排水継手

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JP2000336723A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Cleanup Corp 洗面化粧台
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