JPH10130546A - 荷電性樹脂微粒子 - Google Patents
荷電性樹脂微粒子Info
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- JPH10130546A JPH10130546A JP29926796A JP29926796A JPH10130546A JP H10130546 A JPH10130546 A JP H10130546A JP 29926796 A JP29926796 A JP 29926796A JP 29926796 A JP29926796 A JP 29926796A JP H10130546 A JPH10130546 A JP H10130546A
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Abstract
均一に摩擦帯電させることができ、上記画像形成装置に
て画像形成を行う場合には、かぶりの無い画像を形成
し、トナーが飛散することなく画像形成装置内がトナー
で汚れることが無く、高画質画像、高速度プロセス及び
省エネルギーが得られる荷電性微粒子を提供する。 【構成】 少なくとも芯材樹脂微粒子と、該芯材樹脂微
粒子表面に2価以上の金属を介して担持された表面樹脂
微粒子とからなることを特徴とする荷電性樹脂微粒子。
Description
電印刷、静電粉体塗装など静電力を利用して現像または
着色する場合に着色媒体として使用される荷電性微粒子
及びその製法に関するものである。
形成装置または粉体塗装においては様々な荷電性微粒子
が使用されていた。例えば、画像形成装置では一般にト
ナーと呼ばれる荷電性微粒子により感光体上に現像され
た画像を紙等の被転写体に転写し、約130〜200℃に 加
熱された加熱定着ローラーにより定着して画像が得られ
る。
成される画像の高画質化、プロセスの高速度化及び省エ
ネルギー化が求められている。高画質の画像を得るため
に、トナー粒子の粒子径を更に小さくしたトナーが検討
され、一方、プロセスの高速度化及び省エネルギー化を
達成するために、ガラス転移点と軟化温度の低い結着樹
脂を使用したトナーが活発に検討されるようになった。
が低い荷電性微粒子をトナーとして使用する場合、以下
の問題点がある。 1)粒径の小さな荷電性微粒子を摩擦帯電させる場合、
帯電のばらつきが大きく、上記画像形成装置により形成
される画像にかぶりが生じたり、画像形成を行う場合に
トナーが飛散して、上記のような画像形成装置内がトナ
ーで汚れる。帯電性改良のためトナー製造時に荷電調整
剤等を添加しても、荷電性微粒子中に均一に分散させる
ことが困難であり、これらの添加物が荷電性微粒子中に
片寄った状態で含有されるようになり、得られる荷電性
微粒子の帯電安定性が悪くなり上記と同様なトラブルを
生ずる。 2)ガラス転移点が低いため、上記画像形成装置内でト
ナーがブロッキングし粗大粒子化し、現像部への搬送が
困難になり現像ができなくなる。
低いためトナーの強度が低下し、一成分現像機では現像
ロール、現像ブレード、感光体上にフィルムが形成され
ることが多い。このようなトナーのフィルムが形成され
ると帯電させるべきトナーと現像ロールあるいは現像ブ
レードとが充分に接触できなくなり、トナーの帯電不足
が起き、かぶりが発生する。また、トナーが感光体に付
着すると、黒い汚れとなって画像に現れる。 4)二成分現像機ではトナーとキャリヤー間の相互摩擦
により摩擦電荷を受け取るが、トナーの強度が低いため
トナーがキャリア表面に融着しその結果トナーが充分に
摩擦電荷を獲得できなくなる。
電記録、静電印刷、静電粉体塗装など静電力を利用して
現像または着色するのに使用される荷電性微粒子におけ
る、上記のような問題を解決することを課題とするもの
である。すなわち本発明の目的は、粒径の小さな荷電性
微粒子に均一に摩擦帯電させることができ、例えば、上
記電子写真、静電記録、静電印刷等の画像形成装置にて
画像形成を行う場合には、かぶりの無い画像を形成し、
トナーが飛散することなく画像形成装置内がトナーで汚
れることが無く、高画質画像、高速度プロセス及び省エ
ネルギーが得られる荷電性微粒子を得ることである。
でトナーがブロッキングすることが無く、現像部への搬
送がスムーズに行える荷電性微粒子を得ることである。
本発明のさらに別の目的は、一成分現像機で現像ロー
ル、現像ブレード、感光体上にフィルムが形成されるこ
となく、トナーの帯電が充分であって、かぶりが発生せ
ず、また、トナーが感光体に付着することの無い荷電性
微粒子を得ることである。
でトナーの強度が高く、キャリア表面に融着せずに、ト
ナーが充分に摩擦電荷を獲得して、鮮明な画像が得られ
る荷電性微粒子を得ることである。本発明のさらに別の
目的は、粉体塗装に使用する場合においても、塗膜の薄
膜化が可能であり、帯電安定性が良好で、その結果得ら
れる塗膜の基材への密着性、均一性、鮮映性、耐水性の
良好な荷電性微粒子を得ることである。
解決すべくなされたものであり、 少なくとも芯材樹脂
微粒子と、該芯材樹脂微粒子表面に2価以上の金属を介
して担持された表面樹脂微粒子とからなることを特徴と
する荷電性樹脂微粒子を提供するものである。好ましく
は、該表面樹脂微粒子の粒子径が該芯材樹脂微粒子の粒
子径より小である荷電性樹脂微粒子であり、好ましく
は、該芯材樹脂微粒子のガラス転移温度が該表面樹脂微
粒子のガラス転移温度よりも低い荷電性樹脂微粒子であ
り、好ましくは、該表面樹脂微粒子の重量平均分子量が
該芯材樹脂微粒子の重量平均分子量より大である荷電性
樹脂微粒子であり、好ましくは、該金属が無機塩及び有
機金属キレートから選ばれた1種から派生した金属であ
る荷電性樹脂微粒子を提供するものである。
細に説明する。本発明の荷電性樹脂微粒子は少なくと
も、芯材樹脂微粒子、芯材樹脂微粒子表面近傍に担持さ
れた2価以上の金属、及び金属を介して芯材樹脂微粒子
に結合した表面樹脂微粒子から構成され、内部に芯材樹
脂微粒子が存在し、金属を介して芯材樹脂微粒子の表面
を表面樹脂微粒子が被覆する構造を持つ。
主要構成部分であって、少なくとも樹脂からなる微粒子
であり、好ましくは着色剤、必要に応じて帯電制御剤、
離型剤等も含有される。芯材樹脂微粒子の平均粒径は1
μmから200μmが好ましく、2μmから100μ
m、更に好ましくは3μmから50μmを使用する。ま
た、荷電性樹脂微粒子がトナーとして用いられる場合に
は、芯材樹脂微粒子の平均粒径としては画像形成装置と
の適合のため4μmから20μmのものが好ましい。荷
電性樹脂微粒子が粉体塗料として用いられる場合には、
荷電性微粉体の平均粒径は塗装装置との適合性及び塗膜
の鮮映性の観点から5μmから50μmのものが好適に
用いられる。
面に金属を介して担持されることにより、荷電性樹脂微
粒子に良好な帯電性、耐ブロッキング性、耐汚染性等の
粒子特性を付与する粒子であって、表面樹脂微粒子の粒
子径は芯材樹脂微粒子よりも小であることが好ましく、
更に好ましくは芯材樹脂微粒子の半分以下であり、特に
好ましくは粒子の直径が芯材樹脂微粒子の1/10以下
の微粉体が用いられる。表面樹脂微粒子の粒子径が上記
上限値を越えると芯材樹脂微粒子表面への表面樹脂微粒
子の結合が阻害されるので好ましくない。
100重量部に対して 25〜0.01部が好ましい
が、更に好ましくは1部から0.1部である。表面樹脂
微粒子の担持量が上記上限値を超えると遊離した表面樹
脂微粒子が発生し、上記下限値未満であると本願発明の
効果が得られない。芯材樹脂微粒子及び表面樹脂微粒子
と金属とを強く吸着或いは結合させる観点から、芯材樹
脂微粒子或いは表面樹脂微粒子の表面近傍にカルボキシ
ル基、アミノ基等の極性基が存在することが好ましい。
ることができ、Ti、Zr等のIVA族の金属、Cr、M
o、W等のVIA族の金属、Fe、Ru、Os、Co、R
h、Ir、Ni、Pd、Pt等のVIII族の金属、Cu、
Ag、Au等のIB族の金属、Zn、Cd等のIIB族の
金属が好ましく、これらの金属は酸化物、亜酸化物、過
酸化物、ハロゲン化物、硫酸塩、亜硫酸塩、硝酸塩、亜
硝酸塩、炭酸塩、水酸化物、シアン化物、金属錯体等の
金属化合物の形態で用いることができる。かかる金属
は、芯材樹脂微粒子上に分子間力、イオン結合、キレー
ト結合等の力で吸着、或いは結合し、その金属に対して
更に表面樹脂微粒子が同様の力で吸着、或いは結合する
と推測され、結果的に芯材樹脂微粒子上に表面樹脂微粒
子が金属を介して担持される。金属の量は芯材樹脂微粒
子100重量部に対して化合物の形態で30〜0.01
重量部が好ましく、更に好ましくは10から0.1重量
部である。上記金属は、分子状あるいは芯材樹脂微粒子
の粒子径よりも小さい粒子状で存在することが好まし
い。
前記の製法で作成した芯材樹脂微粒子に上記金属を担持
した後、更に表面樹脂微粒子をその金属を介して芯材樹
脂微粒子上に担持せしめる。具体的な手段としては水、
非水溶媒等の媒体中で担持させる湿式法、樹脂微粉末に
金属を粉体混合機中で担持させる乾式法等が使用できる
が、均一な構造の荷電性樹脂微粒子が得られるため、湿
式法が好ましい。
は、例えば芯材樹脂微粒子の水分散液と前記金属化合物
の水溶液とを一定時間混合して、芯材樹脂微粒子の表面
に金属を吸着或いは結合させ、更にこの混合液に表面樹
脂微粒子の水分散液を混合攪拌して、金属表面上に表面
樹脂微粒子を吸着或いは結合させる。それぞれの混合時
間は特に限定はないが、いずれも1時間〜10時間が好
ましく、金属とそれぞれの微粒子を構成する樹脂との親
和性が強い場合には短時間で十分である。更に混合液を
加熱することも効果的である。
光X線写真により確認が可能である。 金属を介した表
面樹脂微粒子の芯材微粒子状への担持は、例えば樹脂エ
マルジョンを表面樹脂微粒子として使用する場合には、
当初白濁していた分散液が透明となることにより確認で
きる。表面樹脂微粒子は芯材樹脂微粒子を核としてその
表面に形成される。層の厚みは表面樹脂微粒子直径の1
/2から1.5倍になる。
種の樹脂、好ましくは更に着色剤及び磁性体を、また必
要に応じて帯電制御剤、離型剤等をドライブレンドした
後、溶融混練りし、次いで粉砕、分級する溶融混合粉砕
法:樹脂を構成する単量体の混合物を乳化重合、懸濁重
合等を行い、得られた重合体分散液に好ましくは着色剤
及び磁性体を、また必要に応じて帯電制御剤、離型剤等
を添加し、均一に分散させた後適当な方法で凝集させて
粒子を得る凝集法等があるが、均一に単分散した芯材樹
脂微粒子が得られるため、凝集法が好ましい。
例えば上記各種配合物を添加した重合体分散液を加熱す
る、無機塩を添加する、pHを調整する等の条件下で
0.5〜10時間、好ましくは1〜5時間攪拌を続け、
重合体の粒子と着色剤等とを不安定化させて凝集粒子を
得ることができる。又、一旦1〜5μmの二次粒子を形
成させ、さらに加熱を続けて、この二次粒子同士を凝集
させて所定の芯材樹脂微粒子を得ることができる。この
ように二段階で凝集させて粒子を得る方法は、粒子径が
均一な粒子が得られため、好ましい。
分としては、一般にトナー または粉体塗料を製造する
場合に結着樹脂としてもちいられているものであれば、
どのような樹脂であってもよく、例えば、ポリスチレン
系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、
ポリエーテル系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、エポキシ樹脂、ブタジエン系樹脂等の熱可
塑性樹脂、あるいは尿素樹脂、ウレタン樹脂、ウレア樹
脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、さらにはこれらの
共重合体、ブロック重合体、グラフト共重合体およびポ
リマーブレンド等を用いることができる。
性樹脂のような完全なポリマーの状態にあるものに限ら
れず、熱硬化性樹脂におけるようなオリゴマーまたはプ
レポリマー、架橋剤等を含んだものを用いることも可能
であり、好ましくは共重合体、ブロック重合体、グラフ
ト共重合体およびポリマーブレンドが挙げられる。
ましく、極性基としてはカルボキシル基、スルホン基、
燐酸基、ホルミル基等の酸性極性基:アミノ基等の塩基
性極性基:アミド基、ヒドロキシル基、シアノ基等の中
性極性基等が挙げられる。上記極性基は、極性基を有す
る単量体を他の単量体と共重合する方法、極性基を持つ
低分子化合物を他の低分子化合物と縮合重合若しくは付
加重合する方法等により、樹脂中に導入することができ
る。
を持つ低分子化合物は、全反応材料中好ましくは0.0
1〜20%、更に好ましくは0.1〜10%使用され
る。極性基を持つ単量体の量が上記上限値を越えると多
湿下での帯電性が低下し、上記下限値に満たない場合に
は芯材樹脂微粒子表面に金属が効果的に担持しにくい傾
向がある。
を有する単量体としては、例えば、カルボキシル基を有
するα、β-エチレン性不飽和化合物及びスルホン基を
有するα,β-エチレン性不飽和化合物等を挙げること
ができる。
レン性不飽和化合物としては、例えば、アクリル酸、メ
タアクリル酸、フマ−ル酸、マレイン酸、イタコン酸、
ケイ皮酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノブチ
ルエステル、マレイン酸モノオクチルエステル等を挙げ
ることができる。上記スルホン基を有するα,β-エチ
レン性不飽和化合物としては例えば、スルホン化エチレ
ン、そのNa塩、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコ
ハク酸オクチル等を挙げることができる。
基を有する単量体としては、例えば、アミノ基、アミノ
基の塩及び4級アンモニウム基を有する炭素原子数1〜1
2、好ましくは2〜8、特に、好ましくは炭素原子数2の
脂肪族アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、Nを
環員として有する複素環基で置換されたビニ−ル化合物
及びN,N-ジアリル-アルキルアミンあるいはその4級アン
モニウム塩等を挙げることができる。中でも、アミノ
基、アミノ基の塩あるいは4級アンモニウム基を有す る
脂肪族アルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステルが塩基
性を有するコモノマ−として好ましく用いられる。
アンモニウム基を有する脂肪族アルコ−ルの(メタ)ア
クリル酸エステルとしては、例えば、ジメチルアミノエ
チルアクリレ−ト、ジメチルアミノエチルメタクリレ−
ト、ジエチルアミノエチルアクリレ−ト、ジエチルアミ
ノエチルメタクリレ−ト、これらの4級塩、3-ジメチル
アミノフェニルアクリレ−ト、2-ヒドロキシ-3-メタク
リルオキシプロピルトリメチルアンモニウム塩等を挙げ
ることができる。
されたビニ−ル化合物としては、例えば、ビニルピリジ
ン、ビニルピロリドン、ビニルN-メチルピリジニウムク
ロリド、ビニルN-エチルピリジニウムクロリド等を挙げ
ることができる。上記N,N-ジアリル-アルキルアミンと
しては、例えば、N,N-ジアリルメチルアンモニウムクロ
リド、N,N-ジアリルエチルアンモニウムクロリド等を挙
げることができる。
を有する単量体としては、(メタ)アクリル酸アミドあ
るいは随意N上で炭素原子数1〜18のアルキル基でモノ又
はジ−置換された(メタ)アクリル酸アミド、水酸基を
有する(メタ)アクリル酸エステル、シアノ基を有する
(メタ)アクリロニトリルが挙げられる。
意N上で炭素原子数1〜18のアルキル基でモノまたはジ−
置換された(メタ)アクリル酸アミドとしては、例え
ば、アクリルアミド、N-ブチルアクリルアミド、N,N-ジ
ブチルアクリルアミド、ピペリジルアクリルアミド、メ
タクリルアミド、N-ブチルメタクリルアミド、N,N-ジメ
チルアクリルアミド、N-オクタデシルアクリルアミド等
を挙げることができる。
ステルとしては(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等を挙
げることができる。
カルボキシル基を極性基として有する低分子化合物とし
ては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸無水フタ
ル酸、ベンゼン1・2・4トリカルボン酸、ベンゼン1
・2・5トリカルボン酸、ナフタレン2・5・7トリカ
ルボン酸、ナフタレン1・2・4トリカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラ
コン酸、1・2・4ブタントリカルボン酸、ヘキサン1
・2・5トリカルボン酸、1・3−ジカルボキシ−2−
カルボキシメチルプロペン、1・3−ジカルボキシ−2
−メチル−2−カルボキシメチルプロパン、テトラ(カ
ルボキシメチル)メタン、オクタン1・2・7・8テト
ラカルボン酸、無水マレイン酸等の脂肪族カルボン酸;
テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチル
テトラヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、
メチルハイミック酸、トリアルキルテトラヒドロフタル
酸、メチルシクロヘキセンジカルボン酸等の脂環式カル
ボン酸及びそれらの無水物等があげられる。
アミノ基を極性基として有する低分子化合物としては、
エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、テトラエチレンベンタミン、ジプロピレ
ンジアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ヘキサメ
チレンジアミン等の鎖状脂肪族アミン;メンセンジアミ
ン、イソフォロンジアミン、ビス(4−アミノ−3−メ
チルジンクロヘキシル)メタン、ジアミノジンクロヘキ
シルメタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、N
−アミノエチルピペラジン等の環状アミン;メタフェニ
レンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジ
フェニルスルフォン、ジアミノジエチルジフェニルメタ
ン等の芳香族アミン等があげられる。
水酸基を極性基として有する低分子化合物としては、
水、エチレングリコール、プロピレングリコール、へキ
シレングリコール、グリセリン、トリメチレンプロパ
ン、ヘキサントリオール、トリエタノールアミン、ジグ
リセリン、ペンタエリスリトール、メチルグリコジット
等の脂肪族ジオール;1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン等の脂肪族のヒドロキシフェニル置換物、
ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン
(4,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等エーテル化
ビスフェノール化合物等があげられる。
極性基を有するその他の低分子化合物として、上記各種
化合物に更にスルフォン基、燐酸基、ホルミル基等が結
合した化合物等も使用できる。
移点としては0℃から100℃のものが挙げられ、好ま
しくは常温での取扱いが容易な20℃から70℃のもの
が用いられる。上記樹脂の分子量としては2×103か
ら5×106のものが挙げられ、耐オフセット性を保つ
ため好ましくは1×104から1×106が用いられる。
更にトナーに使用する場合には、定着性と耐オフセット
のバランスを取るため、複数の分子量分布ピークを持つ
樹脂、分子量分布の広い樹脂も使用可能である。
させることが好ましい。着色剤の使用量は芯材樹脂微粒
子を構成する樹脂100重量部に対して30〜1重量部
が好ましく、20〜3重量部が更に好ましい。上記着色
剤としては、無機顔料、有機顔料及び合成染料を挙げる
ことができ、無機顔料または有機顔料が好ましく用いら
れ、また、一種若しくは二種以上の顔料及び/または一
種若しくは二種以上の染料を組み合わせて用いることも
できる。
属酸化物系顔料、カ−ボン系顔料、硫化物系顔料、クロ
ム酸塩系顔料、フェロシアン化塩系顔料を挙げることが
できる。
亜鉛粉、鉄粉、銅粉等を挙げることができる。上記金属
酸化物系顔料としては、例えば、マグネタイト、フェラ
イト、ベンガラ、酸化チタン、亜鉛華、シリカ、酸化ク
ロム、ウルトラマリ−ン、コバルトブル−、セルリアン
ブル−、ミラネルバイオレット、四酸化三鉛等を挙げる
ことができる。
−ボンブラック、サ−マトミックカ−ボン、ファ−ネス
ブラック等を挙げることができる。上記硫化物系顔料と
しては、例えば、硫化亜鉛、カドミウムレッド、セレン
レッド、硫化水銀、カドミウムイエロ−等を挙げること
ができる。
モリブデンレッド、バリウムイエロ−、ストロンチウム
イエロ−、クロムイエロ−等を挙げることができる。フ
ェロシアン化化合物系顔料としては、例えば、ミロリブ
ル−等を挙げることができる。
料、酸性染料系顔料及び塩基性染料系顔料、媒染染料系
顔料、フタロシアニン系顔料、並びにキナクドリン系顔
料及びジオキサン系顔料等を挙げることができる。上記
アゾ系顔料としては、例えば、ベンジジンイエロ−、ベ
ンジジンオレンジ、パ−マネントレッド4R、ピラゾロン
レッド、リソ−ルレッド、ブリリアントスカ−レット
G、ボンマル−ンライト等を挙げることができる。
としては、例えば、オレンジII、アシットオレンジR、
エオキシン、キノリンイエロ−、タ−トラジンイエロ
−、アシッドグリ−ン、ピ−コックブル−、アルカリブ
ル−等の染料を沈澱剤で沈澱させたもの、あるいはロ−
ダミン、マゼンタ、マカライトグリ−ン、メチルバイオ
レット、ビクトリアブル−等の染料をタンニン酸、吐酒
石、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、リンタン
グステンモリブデン酸などで沈澱させたもの等を挙げる
ことができる。
ドロキシアントラキノン類の金属塩類、アリザリンマ−
ダ−レ−キ等を挙げることができる。上記フタロシアニ
ン系顔料としては、例えば、フタロシアニンブル−、ス
ルホン化銅フタロシアニン等を挙げることができる。上
記キナクリドン系顔料及びジオキサン系顔料としては、
例えば、キナクリドンレッド、キナクリドンバイオレッ
ト、カルバゾ−ルジオキサンバイオレット等を挙げるこ
とができる。
アニリン黒、アントラキノン染料、アジン染料、アゾ染
料、アゾメチン染料、ベンゾ及びナフトキノン染料、イ
ンジゴ染料、インドフェノール、インドアニリン、イン
ダミン、ロイコ建染メ染料エステル、ナフタールイミド
染料、ニグロシン、インジュリン、ニトロ及びニトロソ
染料、オキサジン及びジオキサジン染料、酸化染料、フ
タロシアニン染料、ポリメチン染料、キノフタロン染
料、硫化染料、トリ及びジアリルメタン染料、チアジン
染料、キサンテン染料等を挙げることができるが、好ま
しくは、アニリン黒、ニグロシン染料、アゾ染料が用い
られ、さらに好適なものとしては、アゾ染料のうち分子
中にサリチル酸、ナフトエ酸または8−オキシキノリン
残基を有し、クロム、銅、コバルト、鉄、アルミニウム
等の金属と錯塩を形成するものが用いられる。
電制御剤、磁性体、離型剤等を含有することができる。
上記帯電制御剤としては、プラス用としてニグロシン系
の電子供与性染料、その他、ナフテン酸または高級脂肪
酸の金属塩、アルコキシル化アミン、4級アンモニウム
塩、アルキルアミド、キレ−ト、顔料、フッ素処理活性
剤等を挙げることができ、また、マイナス用として電子
受容性の有機錯体、その他、塩素化パラフィン、塩素化
ポリエステル、酸基過剰のポリエステル、銅フタロシア
ニンのスルホニルアミン等を挙げることができる。
して使用する場合には、前記芯材樹脂微粒子中に磁性体
が含有される。磁性体は、強磁性体の金属、金属酸化物
等種々のものが用いられるが、実質的に本発明を阻害し
なければ限定されるものではない。好ましくは、マグネ
タイト、フェライトなどあるいは、それらのカップリン
グ処理されたものが用いられる。
酸のCd、Ba、Ni、Co、St、Cu、Mg、Ca塩、オレイン酸の
Zn、Mn、Fe、Co、Cu、Pb、Mg塩、パルミチン酸のZn、C
o、Cu、Mg、Si、Ca塩、リノ−ル酸のZn、Co、Ca塩、リ
シノ−ル酸のZn、Cd塩、カプリル酸のPb塩、カプロン酸
のPb塩等の高級脂肪酸の金属塩や天然及び合成のパラフ
ィン類及び脂肪酸エステル類またはその部分鹸化物類、
アルキレンビス脂肪酸アミド類等があり、これらの化合
物の一種または二種以上を適宜組み合わせたものが用い
られる。
樹脂微粒子の製造方法は前記の粒径の樹脂微粒子を得る
製造方法であれば特に制限はなく、何れの製造方法であ
っても良く、 例えばモノマーを乳化重合、懸濁重合等
で重合して水分散状態の樹脂微粒子を得る方法:塊状、
フレーク状等の形態の固体状の樹脂を粉砕、分級する方
法等が挙げられるが、粒子径が均一な表面樹脂微粒子が
得られるため、乳化重合、懸濁重合等で表面樹脂微粒子
を得る方法が好ましい。乳化重合に使用するモノマーと
しては、各種スチレン系モノマー、アクリル系モノマ
ー、その他各種のビニルモノマーを使用することができ
る。乳化重合に使用されるモノマー以外の原料及び乳化
重合方法は公知の方法を用いることができる。
脂微粒子を構成する樹脂と同様に、極性基を含有するこ
とが好ましい。表面樹脂微粒子に含有される極性基は、
前記した芯材樹脂微粒子に使用される極性基以外に、表
面樹脂微粒子が乳化重合により得られる場合には、乳化
剤の極性基も極性基として効果がある。
ス転移点は、常温での取扱いが容易であるという観点か
ら10〜200℃が好ましく、20〜100℃が更に好
ましい。表面樹脂微粒子を構成する樹脂のガラス転移点
は、荷電性樹脂微粒子の耐熱性、強度の向上のため、芯
材樹脂微粒子を構成する樹脂のガラス転移点よりも高い
ことが好ましい。
1×107が好ましく、荷電性樹脂微粒子の定着性と強
度のバランスを保つため、更に好ましくは1×104〜
5×106である。表面樹脂微粒子を構成する樹脂の重
量平均分子量は、荷電性樹脂微粒子の強度が向上するた
め、芯材樹脂微粒子よりも大であることが好ましい。
微粒子の粒子形成時に着色剤、磁性体等の前記各種配合
物が配合される以外に、荷電性樹脂微粒子の粒子形成が
終了した後に更に必要に応じ、帯電制御材、流動化剤等
が添加することができる。上記帯電制御材は芯材樹脂微
粒子中に配合される帯電制御材を使用することができ
る。
ずれの流動化剤も使用できるが、例えば、疎水性シリ
カ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の微粉末を挙げる
ことができる。このような流動化剤は、トナ−100重
量部に対して0.01〜5重量部添加することが好まし
く、0.1〜1重量部がより好ましい。上記配合物を粉
体混合機、粉体表面改質機等を用いて荷電性樹脂微粒子
に外添することができる。
以上の金属を介して表面樹脂微粒子を担持させることに
より、荷電制御性に優れ、微粉体のブロッキングを防
ぎ、強度の高い荷電性微粉体を得ることが可能となる。
本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例
のみに限定されるものではない。なお物性の評価は以下
の試験方法で行った。
イザーIIを用いて体積基準のメディアン径を測定した。 2.ガラス転移点 ガラス転移点の測定は、(株)島津製作所製の示差走査
熱量計DSC−50を用い補外ガラス転移開始温度を測
定した。
クロマトグラフHLC-8020を用いて測定した。
合いを目視で評価した。 ○:全くブロッキングしない △:かるくケーキ状にブロッキングする ×:かたくブロッキングする
ts Corporate製の反射濃度計 RD−914を用いて黒
べた部を測定した。 6.解像度 解像度はプリンター(International Business Machine
s Corporation製LaserPrinter 4019−E)出力画像
の1mmあたりのライン数を目視確認して、解像度の評価
とした。本評価方法において解像度の値が大きいほど解
像度が高いことになる。
を測定する。色差L、a,bを求め印字前の自然紙白度 K0=100ー{(100ーL)2+a2+b2}1/2 印字後の非画像部白色度 K=100ー{(100ーL)2+a2+b2}1/2 よりかぶり濃度を次式で求める。 かぶり濃度(%)=K/K0×100 かぶり濃度はは低い値ほどよく、0.3以下で良好、
0.5以上で不良と判断できる。
を行い、層厚規制ブレードに対する固着を目視確認し
た。 ◎:全く固着しない ○:一部固着しているが画像には影響がない ×:一部固着しかつ画像に影響がある ××:ブレード全面に固着し印字不能
3箇所で、2.5cm×2.5cmのべた黒の記録を行
い、反射濃度計 RD−914により記録濃度を測定す
る。濃度記録した記録部の上にメンディングテープ(ス
コッチメンディングテープ810)を軽く貼り付け、テ
ープの上を1kgの円筒状のおもりをゆっくり1往復さ
せる。その後、メンディングテープを記録面に対し18
0度の角度で剥離し、薄利前に記録濃度を測定した場所
の残留濃度を測定する。次式により定着強度を計算す
る。 定着強度(%)= 残留濃度÷最初の濃度×100 定着強度は高い値ほどよく、90%以上で良好、80%
以下で不良と判断できる。
ー混合液を作成した。 スチレンモノマー 75部 アクリル酸n−ブチル 25部 アクリル酸 8部
0℃に加熱した後、液温度を70℃に保った状態で上記
モノマー混合物108部及び下記水溶液混合物をそれぞ
れ別々の滴下管より同時に4時間かけて滴下し、更に7
0℃で4時間かけて重合させて固形分50%の樹脂エマ
ルジョンを得た。 水 100部 ノニオン乳化剤(エマルゲン950) 1部 アニオン乳化剤(ネオゲンR) 1.5部 過硫酸カリウム 0.5部
ディスパーを用いて攪拌しなが25℃に加熱し、分散液
を得た。 上記樹脂エマルジョン 188部 カーボンブラック(プリンテックス150T) 5部 アゾ染料(ボントロンS-34) 1部 水 310部 次いで上記分散液を約2時間攪拌した後60℃まで加熱
し、アンモニアによって pH7.0に調整した。更
に、分散液を90℃まで加熱し、90℃で2時間攪拌を
継続したところ、約6μmの凝集物が得られ、これを芯
材樹脂微粒子試料とした。
一なモノマー混合液を作成した。 スチレンモノマー 75部 アクリル酸n−ブチル 25部 アクリロニトリル 1部 ジビニルベンゼン 0.3部 過酸化ベンゾイル 5部
反応層に入れ、更に上記モノマー混合物を添加した後攪
拌下で80度まで加熱する。 水 200部 ポリビニルアルコール(コ゛ーセノールKH-17) 0.2部 80℃攪拌下12時間保ち、懸濁重合樹脂を得た。樹脂
の洗浄、脱水、乾燥を行い、樹脂粉末を得た。この樹脂
のガラス転移点は50℃、降下式フローテスター軟化点
130℃であった。
140℃の熱ロールで混練する。 上記樹脂粉末 100部 カーボンブラック(プリンテックス150T) 5部 アゾ染料(ボントロンS-34) 1部 混練物を冷却後、フェザーミルを用いて、粗粉砕し、さ
らにジェットミルで微粉砕し、これを風力分級して平均
粒径6μmの微粉体を得、芯材樹脂微粒子とした。
まで加熱して攪拌下7時間保った。 ビスフェノールA−プロピレンオキサイド付加物 83部 テレフタル酸 17部 更にトリメリット酸10部を仕込み、減圧下で攪拌しな
がら2時間保ち樹脂塊を得た。この樹脂のガラス転移点
は50℃、降下式フローテスター軟化点130℃、酸価
は12KOHmg/gであった。
140℃の熱ロールで混練した。 樹脂 100部 カーボンブラック(プリンテックス150T) 5部 混練物を冷却後、フェザーミルを用いて、粗粉砕し、さ
らにジェットミルで微粉砕し、風力分級して平均粒径6
μmの微粉体を得、芯材樹脂微粒子試料とした。
なモノマー混合液を得た。 スチレンモノマー 80部 アクリル酸n−ブチル 20部 アクリロニトリル 1部 ジビニルベンゼン 0.4部 過酸化ベンゾイル 5部
反応機にいれ、更に上記モノマー混合物を重合反応機に
添加した後、窒素雰囲気下で80℃まで加熱して攪拌下
12時間保ち、懸濁重合物を得た。 水 200部 ポリビニルアルコール(コ゛ーセノールKH-17) 0.2部 得られた樹脂の洗浄、脱水、乾燥を行い、樹脂粉末を得
た。この樹脂のガラス転移点は61℃、降下式フローテ
スター軟化点150℃であった。
140℃の熱ロールで混練した。 樹脂粉末 100部 カーボンブラック(プリンテックス150T) 5部 アゾ染料(ボントロンS-34) 1部 上記混練り物を冷却後、フェザーミルを用いて、粗粉砕
し、さらにジェットミルで微粉砕し、風力分級して平均
粒径10μmの微粉体を得、芯材樹脂微粒子試料とし
た。
し、均一なモノマー混合物を得た。 スチレンモノマー 85部 アクリル酸n−ブチル 15部 アクリル酸 8部
0℃に加熱した後、液温度を70℃に保った状態で上記
モノマー混合物108部及び下記水溶液混合物をそれぞ
れ別々の滴下管より同時に4時間かけて滴下し、更に7
0℃で4時間かけて重合させて固形分50%、平均粒径
0.1μmの樹脂エマルジョンを得、表面樹脂微粒子と
した。なおこの樹脂のガラス転移点は63℃であった。 水 100部 ノニオン乳化剤(エマルゲン950) 1部 過硫酸カリウム 0.5部
ー100部に、サンドミルを用いてあらかじめ水に分散
させた20%ナフトエ酸系金属錯体(ボントロンE−8
2)分散液5部を加え、95℃まで加熱し、攪拌下1時
間保った。この混合物の一部を採取し、乾燥して得られ
た粒子の蛍光X線写真を撮ると、粒子表面にクロムが存
在しているのが確認された。上記混合物に、更に参考例
5で得られた表面樹脂微粒子分散液であるエマルジョン
2.5部を加え、攪拌下3時間保つと、混合液のエマル
ジョンによる白濁色が透明となり、表面樹脂微粒子の芯
材樹脂微粒子上への移行が確認された。
1μmの表面樹脂微粒子を担持した約6μmの荷電性樹
脂微粒子の分散液を得た。この分散液を冷却、分離、水
洗した後、乾燥して粉体状の荷電性樹脂微粒子を得た。
得られた荷電性樹脂微粒子100重量部に疎水性シリカ
を1部ヘンシェルミキサーを用いて添加混合し、試験用
現像剤とした。この現像剤を60℃の恒温室に24時間
貯蔵したところまったくブロッキングを起こしていなか
った。
E)に入れ、印字を行ったところ濃度が高く、解像度に
優れ、かぶりが少なく、定着強度の高い印字画像が得ら
れた。また、10000枚ライフ特性を評価した結果、層厚
規制ブレードに対する固着もなかった。結果を表1に示
した。
ー100部に塩化ニッケル(II)3.5部を加え 70
℃まで加熱して攪拌下3時間保ち、更に参考例5で得ら
れたエマルジョン2.5部を加え攪拌下3時間保ち、ニ
ッケル錯体を介して平均粒径0.1μmの表面樹脂微粒
子を担持した約6μmの荷電性樹脂微粒子を得た。その
後実施例1と同様の操作を行った。結果を表1に示し
た。
ー100部に水酸化ニッケル3.5部を加え、70℃ま
で加熱して攪拌下3時間保ち、更に参考例5で得られた
エマルジョン2.5部を加え攪拌下3時間保ち、ニッケ
ル錯体を介して平均粒径0.1μmの表面樹脂微粒子を
担持した約6μmの荷電性樹脂微粒子を得た。その後実
施例1と同様の操作を行った。結果を表1に示した。
3時間保った。 参考例2で得られた芯材樹脂微粒子 100部 水 100部 アニオン系乳化剤(ネオゲンR) 0.1部 塩化鉄(II) 3部 更に参考例5で得られたエマルジョン2.5部加え攪拌
下3時間保ち、鉄錯体を介し平均粒径0.1μmの表面
樹脂微粒子を担持した約6μmの荷電性樹脂微粒子を得
た。その後実施例1と同様の操作を行った。結果を表1
に示した。
3時間保った。 参考例3で得られた芯材樹脂微粒子 100部 水 100部 アニオン系乳化剤(ネオゲンR) 0.1部 20%ナフトエ酸系金属錯体−水分散液 5部 更に参考例5で得られたエマルジョン2.5部を加え攪
拌下3時間保ち、クロム錯体を介し平均粒径0.1μm
の表面樹脂微粒子を担持した約6μmの荷電性樹脂微粒
子を得た。その後実施例1と同様の操作を行った。結果
を表1に示した。
ーを冷却、分離、水洗した後、乾燥して得られた樹脂微
粒子を得た。この樹脂微粒子100重量部に疎水性シリ
カを1部ヘンシェルミキサーを用いて添加混合し、試験
用現像剤とした。この現像剤を用いて、実施例1と同様
の印字試験を行ったところ、非常にかぶりが多く、ま
た、ライフ特性試験において約100枚の段階で層厚規制
ブレードへ固着が現れ、印字濃度の低下、解像度の劣化
が生じた。またこの現像剤を60℃の恒温室に24時間
貯蔵したところかたくケーキ状にブロッキングしてい
た。
重量部に疎水性シリカを1部ヘンシェルミキサーを用い
て添加混合し、試験用現像剤とした。この現像剤を用い
て、実施例1と同様の印字試験を行った。結果を表1に
示す。
重量部に疎水性シリカを1部好適にヘンシェルミキサー
を用いて添加混合し、試験用現像剤とした。この現像剤
を用いて、実施例1と同様の印字試験を行った。結果を
表1に示す。
重量部に疎水性シリカを1部ヘンシェルミキサーを用い
て添加混合し、試験用現像剤とした。この現像剤を用い
て、実施例1と同様の印字試験を行った。結果を表1に
示す。
ペイント(株)製のカチオン電着塗料「U-600」を用いて
電着塗装した鋼板(厚さ0.8×100×200mmのもの)に、
市販のコロナ帯電方式スプレーガンを用いて、実施例1
で得られた荷電性樹脂微粒子を、粉体塗料を膜厚が30μ
mになるように静電塗装した。負荷された電圧は60kv
で、粒子は負に荷電された。次いで180℃で30分間焼付
けて試験片とした。平滑性が高く、鮮影性の良い塗膜が
得られた。
合にも均一に摩擦帯電させることができ、画像形成装置
にて画像形成を行う場合には、かぶりの無い画像を形成
し、トナーが飛散することなく画像形成装置内がトナー
で汚れることが無く、高画質画像、高速度プロセス及び
省エネルギーが得られる。又、画像形成装置内でトナー
がブロッキングすることが無く、現像部への搬送がスム
ーズに行え、一成分現像機で現像ロール、現像ブレー
ド、感光体上にフィルムが形成されることなく、トナー
の帯電が充分であって、かぶりが発生せず、トナーが感
光体に付着することが無い。
膜の薄膜化が可能であり、帯電安定性が良好で、その結
果得られる塗膜の基材への密着性、均一性、鮮映性、耐
水性が良好である。
Claims (17)
- 【請求項1】 少なくとも芯材樹脂微粒子と、該芯材樹
脂微粒子表面に2価以上の金属を介して担持された表面
樹脂微粒子とからなることを特徴とする荷電性樹脂微粒
子。 - 【請求項2】 該芯材樹脂微粒子の粒子表面近傍に極性
基が存在することを特徴とする請求項1記載の荷電性樹
脂微粒子。 - 【請求項3】 該表面樹脂微粒子の粒子表面近傍に極性
基が存在することを特徴とする請求項1あるいは2いず
れか記載の荷電性微粒子。 - 【請求項4】 該表面樹脂微粒子の粒子径が該芯材樹脂
微粒子の粒子径より小であることを特徴とする請求項1
〜3いずれか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項5】 該表面樹脂微粒子を構成する樹脂のガラ
ス転移温度が該芯材樹脂微粒子を構成する樹脂のガラス
転移温度よりも高いことを特徴とする請求項1〜4いず
れか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項6】 該表面樹脂微粒子を構成する樹脂の重量
平均分子量が該芯材樹脂微粒子を構成する樹脂の重量平
均分子量より大であることを特徴とする請求項1〜5い
ずれか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項7】 該金属が無機塩及び有機金属キレートか
ら選ばれた1種から派生した金属であることを特徴とす
る請求項1〜6いずれか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項8】 該芯材樹脂微粒子が着色剤を含有するこ
とを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の荷電性樹脂
微粒子。 - 【請求項9】 該芯材樹脂微粒子が樹脂エマルジョンを
凝集してなる物であることを特徴とする請求項1〜8い
ずれか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項10】 該荷電性樹脂微粒子がトナー用荷電性
樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1〜9いずれ
か記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項11】 該荷電性樹脂微粒子が粉体塗料用荷電
性樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1〜10い
ずれか記載の荷電性樹脂微粒子。 - 【請求項12】 芯材樹脂微粒子の水分散液に、2価以
上の金属を混合して混合液とし、その後更に該混合液に
表面樹脂微粒子を混合して、少なくとも芯材樹脂微粒子
と、該芯材樹脂微粒子表面に2価以上の金属を介して担
持された表面樹脂微粒子とからなる荷電性樹脂微粒子を
得ることを特徴とする荷電性樹脂微粒子の製造方法。 - 【請求項13】 該芯材樹脂微粒子及び該表面樹脂微粒
子の粒子表面近傍に極性基が存在することを特徴とする
請求項12記載の荷電性樹脂微粒子の製造方法。 - 【請求項14】 該表面樹脂微粒子の粒子径が該芯材樹
脂微粒子の粒子径より小であることを特徴とする請求項
12〜13いずれか記載の荷電性樹脂微粒子の製造方
法。 - 【請求項15】 該金属が無機塩及び有機金属キレート
から選ばれた1種から派生した金属であることを特徴と
する請求項12〜14いずれか記載の荷電性樹脂微粒子
の製造方法。 - 【請求項16】 該芯材樹脂微粒子が着色剤を含有する
ことを特徴とする請求項12〜15いずれか記載の荷電
性樹脂微粒子の製造方法。 - 【請求項17】 該芯材樹脂微粒子が樹脂エマルジョン
を凝集してなる物であることを特徴とする請求項12〜
16いずれか記載の荷電性樹脂微粒子。
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JPH10130546A true JPH10130546A (ja) | 1998-05-19 |
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---|---|---|---|---|
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JP2020132709A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | 富士電機株式会社 | 粉体塗料、粉体塗料の混合体、塗装品、粉体塗装装置、並びに、粉体塗装方法 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP29926796A patent/JP3567652B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9464206B2 (en) | 2014-06-09 | 2016-10-11 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Thermosetting powder coating material comprising powder particles having specific amount of divalent or polyvalent metal ions, and coated article |
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