JPH10129293A - 二輪車用操作レバー装置 - Google Patents

二輪車用操作レバー装置

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JPH10129293A
JPH10129293A JP30580596A JP30580596A JPH10129293A JP H10129293 A JPH10129293 A JP H10129293A JP 30580596 A JP30580596 A JP 30580596A JP 30580596 A JP30580596 A JP 30580596A JP H10129293 A JPH10129293 A JP H10129293A
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省三 花井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブルの引代を少なくすることなく操作レバ
ーの初期位置の調節を容易に行に得ると共に、構成簡易
にして低コスト化及び小型化を図り得る二輪車の操作レ
バー装置を提供する。 【解決手段】ハンドルバーに固着されるホルダーの支軸
に回動可能に設けられた操作レバー及びケーブルが係止
されたレバー部材と、支軸から所定距離離れた位置の操
作レバーに設けられレバー部材に当接して回動させるス
トッパと、ホルダーに操作子の操作により回転可能に設
けられその回転中心からの距離が異なる複数のカム面を
有するカムと、操作レバーとレバー部材間に設けられ操
作レバーを反操作方向側に付勢するバネとを具備し、カ
ムを回転させることによりカム面に当接するストッパの
位置を調整し、操作レバーの初期位置を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動二輪車
等のクラッチレバーやブレーキレバー等の二輪車用操作
レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の操作レバー装置に
は、グリップとこのグリップに対して所定の間隔を有し
て回動可能に設けられたクラッチレバーやブレーキレバ
ー等の操作レバーが設けられている。そして、この操作
レバー装置には、運転者の手の大きさに応じて、グリッ
プに対する操作レバーの初期位置を調整する調整手段が
装備されている。
【0003】この調整手段を装備した操作レバー装置
は、例えば実公平3−57588号公報に開示されてい
る。この操作レバー装置の調整手段は、操作レバーに回
動自在に設けられて深さの異なる複数の凹所が形成され
た調節子と、操作レバーの中心までの距離を異にして操
作子に穿設された複数のピン孔と、これらピン孔に一端
部が選択的に嵌合されると共に他端部が複数の凹所に選
択的に係合される押圧ピンとを備え、調節子を回転させ
て調節子の深さの異なる凹所に押圧ピンを選択的に嵌合
させることにより、操作レバーの初期位置を調節するよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この操
作レバー装置にあっては、調節子の回転操作によって操
作レバーをグリップに近づけた位置に設定した場合、操
作レバーの操作ストローク、すなわちケーブル引代が少
なくなってケーブルを十分に引くことができないという
問題点があった。すなわち、一般的に操作レバーの回転
角度とケーブルストロークの関係を示すストローク特性
は、調整手段を持たない操作レバー装置の場合、図6の
直線aで示す如くなり、操作レバーの回転角度がθの時
に、ブレーキもしくはクラッチを十分に作動させ得るケ
ーブルストロークLが得られる如く設定されている。
【0005】しかし、上記の操作レバー装置の調整手段
にあっては、操作レバーの回転角度の初期位置を0度の
位置からθiの位置まで単にずらしただけであり、この
θiの位置を初期位置として、直線aと同じ傾斜角度の
二点鎖線で示す直線bのストローク特性しか得られな
い。その結果、回転角度がθの位置において、ワイヤー
ストロークはLより小さいL1となり、ブレーキもしく
はクラッチを十分に作動させ得るケーブルストロークL
が得られず、ケーブル引代が少なくなるわけである。
【0006】また、調節子の円形の外周面に深さの異な
る凹所を形成したり、操作子に複数のピン孔を穿設する
必要があるため、部品形状が複雑化してその加工が面倒
になり部品コストがアップすると共に、機構も複雑化し
て部品点数も多くかつ部品自体も大きくなって、操作レ
バー装置の低コスト化及び小型化が困難であるという問
題点があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、ケーブルの引代を少なくすること
なく操作レバーの初期位置の調節を容易に行い得ると共
に、構成簡易にして低コスト化及び小型化を図り得る二
輪車用操作レバー装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は、ハンドルバーに固定されたホルダーと、
ホルダーの支軸に回動可能に設けられた操作レバー及び
該操作レバーと別体でケーブルが係止されたレバー部材
と、支軸から所定距離離れた位置の操作レバーに設けら
れレバー部材に当接して該レバー部材を回動させ得るス
トッパと、ホルダーに操作子の操作により回転可能に設
けられその回転中心からの距離が異なる複数のカム面を
有するカムと、ストッパとレバー部材間に設けられ操作
レバーを反操作方向側に付勢するバネとを具備し、カム
を操作子で回転させてカム面に当接するストッパの位置
を調整し、操作レバーの初期位置を調節することを特徴
とする。
【0009】このように形成することにより、操作子を
回転操作するとホルダーに回転可能に設けられたカムが
回転し、そのカム面にバネで付勢されている操作レバー
のストッパが当接して、操作レバーの初期位置が設定さ
れる。カムの各カム面はその回転中心からの距離が異な
り、例えば距離が最も長い位置のカム面に設定した場合
は、操作レバーのストッパがレバー部材に当接した状態
(間隙がゼロの状態)となり、グリップとの間隔が最も
狭い初期位置に設定され、操作レバーの回動操作と同時
にレバー部材も回動してケーブルが引っ張られる。
【0010】一方、カムのカム面を回転中心からの距離
が最も短い位置のカム面に設定した場合は、ストッパが
バネで押され、操作レバーがグリップから離れる方向
(反操作方向)に所定角度回転して、グリップとの間隔
が最も広い初期位置に設定される。この時、操作レバー
のストッパはレバー部材から離れた状態となり、ストッ
パとレバー部材間に所定の間隙が形成される。
【0011】この状態で操作レバーを回動操作すると、
間隙によりレバー部材の回動開始は、操作レバーが所定
角度回動しストッパがレバー部材に当接した後になる。
そして、ストッパがレバー部材に当接した後は、操作レ
バーに追従してレバー部材が回動して、グリップとの間
隔が最も狭い場合と同様の所定のケーブルストロークが
得られる。すなわち、カムのカム面により、ストッパの
初期位置を設定することにより、レバー部材の回動開始
位置が調整され、ケーブルストロークを少なくすること
なく、グリップと操作レバー間の間隔が調節されること
になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発
明に係わる二輪車用操作レバー装置を示し、図1がその
平面図、図2がその一部を破断して示す平面図、図3が
図1のA−A線矢視断面図、図4及び図5がその動作説
明図である。
【0013】図1〜図3において、操作レバー装置1
は、グリップ2と、このグリップ2と所定の間隔を有し
て配設されるクラッチレバー3(操作レバー)を有して
いる。クラッチレバー3は、その基端側3aがハンドル
バー4に固定されたホルダー5に、ピボット、ボルトか
らなる支軸6を中心に回動可能に設けられ、その先端側
3bは所定形状に屈曲されて手の握り部7が形成されて
いる。また、ホルダー5の上面には、クラッチレバー3
のグリップ2に対する初期位置を設定し得る略円盤形状
の操作子8が回転可能に設けられている。
【0014】この操作子8は、図3に示すように、外周
面にローレットが施された円盤部8aと、この円盤部8
aの下面中心位置に立設された軸部8bを有し、軸部8
bがホルダー5の軸孔5aに嵌挿されている。軸部8b
の先端はカム10の軸孔11に嵌合され、カム10に設
けた凹部12内で平ワッシャ13を介してネジ14を軸
部8bにネジ込むことにより、操作子8とカム10がホ
ルダー5に取り付けられている。
【0015】また、操作子8の円盤部8aの裏面には、
断面三角形状の凹部15が6個形成され、この凹部15
内の一つにはボール16が収容されている。このボール
16がホルダー5の凹部17内に嵌装されたバネ18で
支持されることにより、ボール16が円盤部8a裏面に
バネ18で常時押圧され、操作子8の回転が規制されて
円盤部8aが所定位置に保持されている。
【0016】カム10は、図2に示すように、変形6角
形状に形成されて6つのカム面10a〜10fを有して
いる。この6つのカム面10a〜10fのうち、カム1
0の回転中心O1からの寸法(距離)は、カム面10a
が最も大きくカム面10fが最も小さくなる如く段階的
に設定(10a>10b>10c>10d>10e>1
0f)され、カム面10a〜10fのうちの一つが、ク
ラッチレバー3に一体的に設けられたストッパ20の外
側端面20aに当接している。このストッパ20は、平
面視長方形状でクラッチレバー3の基端側3aに下方に
向けて部分的に立設する状態で設けられている。
【0017】なお、各カム面10a〜10fの接続部分
は、操作子8の回転を容易にするためのアール面がそれ
ぞれ形成され、カム10は、ホルダー5に設けられた凹
部21内で、その回転中心O1を中心にして回転し得る
如く設けられている。また、円盤部8aの表面には、図
1に示すように、各カム10のカム面10a〜10fの
位置を明らかにするため、各カム面10a〜10fに対
応した例えば1〜6の数字(あるいはアルファベット
等)が表示されている。
【0018】一方、ホルダー5の支軸6には、操作レバ
ー2とは別体のレバー部材22の基端側が回動可能に軸
支されている。このレバー部材22は、その先端側にケ
ーブル係止部23が設けられ、このケーブル係止部23
に、ホルダー5に螺合されたケーブルガイド24を介し
てケーブル25(図4参照)の端部が適宜方法によって
係止されている。ケーブル25の他端は、図示しないブ
レーキもしくはクラッチ機構に連結されている。なお、
レバー部材22は、その側面がホルダー5の側面に当接
することにより、ケーブル25側への回動が規制されて
初期位置に保持されている。
【0019】そして、レバー部材22は、クラッチレバ
ー3のストッパ20と対向する部分に凹部26が形成さ
れている。この凹部26は幅狭部26aと幅広部26b
を有する二段階状に形成され、幅狭部26a内には圧縮
バネ27が嵌挿され、圧縮バネ27の一端部は幅狭部2
6a底面に当接し、他端部がストッパ20の内側端面2
0bに当接している。この圧縮バネ27によって、スト
ッパ20はその内側端面20bを介して、常時図2の矢
印イ方向、すなわちクラッチレバー3が開く矢印ロ方向
(クラッチレバー3の反操作方向)に付勢されている。
【0020】なお、レバー部材22の凹部26とストッ
パ20の寸法関係は、ストッパ20の外形が幅狭部26
aの幅より大きくかつ幅広部26bの幅より小さく設定
され、ストッパ20の少なくとも内側端面20bが凹部
26の幅広部26b内に常時位置し得る如く構成されて
いる。また、ホルダー5の下面には、図3に示すよう
に、クラッチスイッチ30が固定され、このクラッチス
イッチ30の作動子30aは、レバー部材22に当接し
ている。このクラッチスイッチ30は、レバー部材22
の回動により作動子30aへの押圧力が解除されて、例
えばオフする。さらに、グリップ2の基端側には、図1
に示すように、各種スイッチ31〜33や表示34等が
設けられている。
【0021】次に、この操作レバー装置1の動作を図4
〜図6等に基づいて説明する。なお、図4はカム10の
カム面10aがストッパ20に当接している状態を示
し、図5はカム面10fがストッパ20に当接している
状態を示している。先ず、図4の状態においては、操作
子8の円盤部8aを指で回転操作し、例えば表示1を適
宜のマーク(図示せず)に合わせて、回転中心O1に対
する寸法が最も大きいカム面10aの位置にセットす
る。
【0022】操作子8が所定位置にセットされると、カ
ム面10aがストッパ20の外側端面20aに当接し、
かつストッパ20の内側端面20bがレバー部材22の
凹部26の幅広部26b底面に当接し、クラッチレバー
3が初期位置S1の状態、すなわちグリップ2に対する
間隔が最も小さい状態に設定される。
【0023】したがって、この状態においてクラッチレ
バー3を手でグリップ2側(矢印へ方向)に回動操作す
ると、クラッチレバー3のストッパ20の内側端面20
bでレバー部材22の幅広部26b底面が押され、クラ
ッチレバー3の回動と同時にレバー部材22も回動す
る。
【0024】これにより、レバー部材22のケーブル係
止部23が矢印ハ方向に移動して、クラッチレバー3が
初期位置S1から最大回動位置S4までの回動範囲xを
回動し、この回動範囲xに対応した距離だけケーブル2
5が引っ張られる。
【0025】次に、図5に示す状態においては、操作子
8の円盤部8aを表示6の位置に回転操作することによ
って、回転中心O1に対する寸法が最も小さいカム面1
0fにセットすると、ストッパ20が圧縮バネ27の付
勢力によって、カム面10f方向に押されてその外側端
面20aがカム面10fに当接する。したがって、スト
ッパ20と一体のクラッチレバー3は支軸6を支点にし
て、図5の矢印ニ方向に回動、すなわち、クラッチレバ
ー3が反操作方向(図2の矢印ロ方向)に回動して、ク
ラッチレバー3のグリップ2に対する間隔は、最も大き
い初期位置S2に設定されることになる。
【0026】この状態において、ストッパ20の外側端
面20aはカム面10fに当接しているものの、ストッ
パ20の内側端面20bはレバー部材22の幅広部26
b底面から離れ、所定の間隙Kが形成されている。そし
て、クラッチレバー3をグリップ2側(矢印へ方向)に
回動操作すると、ストッパ20とレバー部材22の上記
間隙Kに対応した回動範囲xiが解消されるまでの間
は、クラッチレバー3だけの回動となり、レバー部材2
2は初期位置に停止している。
【0027】すなわち、クラッチレバー3が間隙Kを回
動している間はレバー部材22は回動せず、クラッチレ
バー3が所定角度回転し、ストッパ20の内側端面20
bがレバー部材22の幅広部26b底面に当接すると、
レバー部材22が図4の場合と同様に回動範囲x回動し
て、ケーブル25が回動範囲xに対応した距離だけ引っ
張られることになる。
【0028】なお、カム10の他のカム面10b〜10
fについても、間隙Kの寸法に対応するレバー部材22
の回動開始までの回動範囲xiが異なるのみで、図5の
場合と同様に動作し、回転角度がθの位置において、所
定のケーブルストロークLにそれぞれ達することにな
る。
【0029】つまり、この操作レバー装置1のストロー
ク特性は、図6の直線cの如くなり、角度0度からθi
間の回動開始までの角度が上記回動範囲xiに対応し、
θi以降は直線cに沿って立ち上がり、回転角度がθの
時にケーブルストロークLが得られることになる。すな
わち、クラッチレバー3をカム面10a〜10fによっ
て初期位置に設定した場合、クラッチレバー3は、スト
ッパ20がレバー部材22の幅広部26bに当接する以
前にxiの回動範囲を回動し得ることになり、この回動
範囲xiの値がゼロ(カム面10aの場合)から最大値
(カム面10fの場合)まで変化する。
【0030】このように、上記実施例の操作レバー装置
1によれば、クラッチレバー3に設けたストッパ20
を、圧縮バネ27の付勢力で移動調整し、回転中心O1
に対して距離が異なる複数のカム面10a〜10fのい
ずれかに当接させるため、操作子8の円盤部8aを回転
操作して、所定のカム面10a〜10fをストッパ20
に当接させることにより、クラッチレバー3の初期位置
を図2に示す回動範囲xiの範囲内で6段階に設定する
ことができる。その結果、運転者の手の大きさに応じて
グリップ2に対するクラッチレバー3の初期位置を調節
することができ、例えば操作性の向上や走向の安全性向
上が図れる。
【0031】そして、特に6つのカム面10a〜10f
のうち、カム面10aを除くカム面10b〜10fを使
用し、グリップ2に対するクラッチレバー3の初期位置
の間隔を広く設定した場合にあっては、クラッチレバー
3のストッパ20とケーブル25を引くレバー部材22
との間に、各カム面10b〜10fに対応した間隙Kが
それぞれ形成される。そのため、クラッチレバー3の回
動操作に所定の遊びができるものの、その後は所定の回
転角度θで所定のケーブルストロークLに達するように
ケーブル25を引くことができ、従来例のように、遊び
により所定のケーブルストロークLが得られなくなる等
の不具合発生を防止することができる。
【0032】また、クラッチレバー3の間隔を調節する
機構が、クラッチレバー3に一体形成されたストッパ2
0、ホルダー5に回転可能に設けられたカム面10a〜
10fを有するカム10、凹部26を有するレバー部材
22及び圧縮バネ27等で形成されるため、構成を簡略
化することができ、例えばカム10をクラッチレバー3
自体に設ける必要がなくなり、操作レバー装置1の小型
化が図れる。また、従来例に比較して部品点数を削減す
ることができたり、部品加工が容易になったり、あるい
はクラッチレバー3の操作開始時にストッパ20に急激
な力が作用することがなく、各部品をプラスチック等の
安価な材料で形成することができる。これらのことか
ら、操作レバー装置1の小型化と低コスト化を同時に図
ることが可能になる。
【0033】さらに、カム10を回転させる操作子8の
円盤部8aの表面側に、各カム面10a〜10fに対応
した数字等の表示が設けられると共に、操作子8の円盤
部8aがクラッチレバー3の基端側3a上面に設けられ
ているため、カム面10a〜10fの位置状態を一目で
把握することができると共に、操作子8の回転操作時
に、バネ18で支持されたボール16の凹部15への嵌
合によるアクション力を受けるため、回転状態を認識し
つつその操作を容易かつ確実に行うことが可能になる。
【0034】なお、上記実施例においては、カム10の
カム面10a〜10fが6面である場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでもなく、5面以
下や7面以上のカム面を設けるようにしても良い。ま
た、上記実施例においては、操作レバーがクラッチレバ
ー3である場合について説明したが、ブレーキレバーに
も同様に適用することができる。
【0035】さらに、上記実施例における、操作レバー
装置1の構造、ストッパ20、レバー部材22、操作子
8等の形状及び取付位置等は一例であって、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であること
は言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ケーブルの引代を少なくすることなく操作レバーの初期
位置の調節を容易に行うことができる共に、構成簡易に
して操作レバー装置の低コスト化及び小型化を図ること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる二輪車用操作レバー装置の平面
【図2】同その一部を破断して示す平面図
【図3】同図1のA−A線矢視断面図
【図4】同その動作説明図
【図5】同他の動作説明図
【図6】同操作レバーの回転角度とケーブルストローク
の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1・・・・・・・・・操作レバー装置 2・・・・・・・・・グリップ 3・・・・・・・・・クラッチレバー 4・・・・・・・・・ハンドルバー 5・・・・・・・・・ホルダー 6・・・・・・・・・支軸 8・・・・・・・・・操作子 10・・・・・・・・カム 10a〜10f・・・カム面 20・・・・・・・・ストッパ 20a・・・・・・・外側端面 20b・・・・・・・内側端面 22・・・・・・・・レバー部材 23・・・・・・・・ケーブル係止部 25・・・・・・・・ケーブル 26・・・・・・・・凹部 26a・・・・・・・幅狭部 26b・・・・・・・幅広部 27・・・・・・・・圧縮バネ K・・・・・・・・・間隙 O1・・・・・・・・回転中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルバーに固定されたホルダーと、該
    ホルダーの支軸に回動可能に設けられた操作レバー及び
    該操作レバーと別体でケーブルが係止されたレバー部材
    と、前記支軸から所定距離離れた位置の操作レバーに設
    けられ前記レバー部材に当接して該レバー部材を回動さ
    せ得るストッパと、前記ホルダーに操作子の操作により
    回転可能に設けられその回転中心からの距離が異なる複
    数のカム面を有するカムと、前記ストッパとレバー部材
    間に設けられ操作レバーを反操作方向側に付勢するバネ
    とを具備し、前記カムを操作子で回転させてカム面に当
    接する前記ストッパの位置を調整し、操作レバーの初期
    位置を調節することを特徴とする二輪車用操作レバー装
    置。
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