JPH10129227A - 車両用サスペンション - Google Patents

車両用サスペンション

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JPH10129227A
JPH10129227A JP28406896A JP28406896A JPH10129227A JP H10129227 A JPH10129227 A JP H10129227A JP 28406896 A JP28406896 A JP 28406896A JP 28406896 A JP28406896 A JP 28406896A JP H10129227 A JPH10129227 A JP H10129227A
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shock absorber
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Junji Komatsu
順二 小松
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和男 福山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的大きな路面反力に耐えながら、簡素で
耐久性の良い車両用サスペンションを提供することにあ
る。 【解決手段】 ショックアブソーバ28の上端が車体上
方基部22に連結され、下部が車輪24を枢支するナッ
クル26の上部に一体的に連結され、ナックル26の下
部がジョイント部材35を介し一端が車体21側に枢着
されたアーム29の回動端と連結され、ナックル26は
その上連結部aをショックアブソーバに締結部材Bによ
り一体的に連結されると共に同ナックルの中央部にスピ
ンドル25を取付け、スピンドルの基端部252がショ
ックアブソーバ28の下部に締結部材Bにより一体的に
連結された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
下部に車輪を枢支するナックルが一体的に連結された車
両用サスペンション、特に、上記ナックルが車輪を枢支
するスピンドルを一体的に備えた車両用サスペンション
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のサスペンション装置は路面の凹
凸が直接車体に伝わらないように緩衝すべくスプリング
やショックアブソーバ(ダンパ)を採用し乗員の乗り心
地を確保すると共に、車輪の向きを抑制することより、
操縦安定性に大きく関係している。このようなサスペン
ション装置の内、特に、ストラット型ショックアブソー
バを用いたサスペンション装置が乗用車や小型トラック
等に多用されている。このストラット型サスペンション
は連結されているアーム類の各支持点がそれぞれ比較的
遠くに分散するので、車体の製造誤差によるアライメン
ト変化が少なく、調整が不要であること、構造が簡単で
あり、軽量でスペースを採らないなどの利点が有る。
【0003】このストラット型サスペンションが前輪側
に用いられた場合の一例を図7に示した。このストラッ
ト型サスペンションは乗用車の前輪2及び駆動軸1を枢
支するナックル3と、ナックル3の上部に一体結合され
たストラット型ショックアブソーバ4と、ナックル3の
下部にボールジョイント5を介し枢支されたロアアーム
6とを備える。ここで、ロアアーム6の図示しない枢支
端部は車体下方基部にピン結合され、ストラット型ショ
ックアブソーバ4の上端部はストラット部に図示しない
縦向きピンを介し枢支される。更に、ナックル3は図示
しないアームを突設し、その端部にステアリング系のリ
ンクが図示しないボールジョイントを介し結合される。
このため、ステアリング系より操舵力を受けると、ボー
ルジョイント5とストラット型ショックアブソーバ4の
図示しない縦向きピンとを結ぶ操舵中心線L1を中心に
前輪2が回動し、操舵角を可変できる。
【0004】このようなストラット型サスペンション
は、前輪1からの路面反力をナックル3により支持し、
ストラット型ショックアブソーバ4を経て車体側に伝え
て荷重を分散支持し、この際、ストラット型ショックア
ブソーバ4のバネ及びショックアブソーバ本体が路面反
力中の上下加速度成分を吸収する構造となっている。と
ころで、このようなストラット型サスペンションは前後
輪いずれの側にも採用されるが、特に従動輪を支持する
サスペンションに採用された場合、図8に示すように、
そのナックル7はその中央に従動輪を枢支するスピンド
ル8を一体的に突設し、その上端部をショックアブソー
バ本体9に一体的に結合し、その下端部を車体下方基部
に枢支されるロアアーム10の回動端にピン11を介し
連結される。
【0005】この場合、従動輪から伝達される路面反力
はスピンドル8とナックル7の結合部分pを経て、ナッ
クル7上部とショックアブソーバ本体9の結合部分qに
伝わることより、各結合部分は十分な結合剛性を必要と
する。このため、図8に示すストラット型サスペンショ
ンではショックアブソーバ本体9の下部に取付けブラケ
ット12が巻き付け装着され、同ブラケットの互いに対
向する一対の縦向きフランジ13,13の間にナックル
7の上部を挾み、これらを上下2箇所をボルト14でそ
れぞれ共締めするという構成を採る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示す
ナックル7が鋳造や鍛造であったとすると、スピンドル
8とナックル7とはそれぞれ別個に製作され一体に連結
される。この場合、鋳造や鍛造で成形されたスピンドル
8付きのナックル7は比較的重量が大きくなる上に、コ
スト増をも招きやすく、問題となっている。一方、図8
に示すナックル7が板金であったとすると、比較的重量
が小さくなるが、この場合も、スピンドル8はタイヤか
らの路面反力を受けるとこの路面反力をスピンドル8の
ボス部の結合部分pを経て板金のナックル7の中央部分
に伝え、同ナックル7上端の結合部分qよりショックア
ブソーバ本体9に伝える。この結果、特に結合部分pは
大きな応力集中部となる。このため、結合部分pを成す
板金のナックル7とスピンドル8のボス部とは十分な結
合強度を保つように確実に固定される必要があり、ナッ
クル7自体の板厚をも十分厚くする必要があり、この場
合も軽量化やコスト低減を十分に図ることが出来なかっ
た。
【0007】本発明の目的は、比較的大きな路面反力に
耐えられると共に耐久性の良い車両用サスペンションを
提供することにあり、副次的には軽量化をも図れる車両
用サスペンションを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ショ
ックアブソーバの上端が車体に連結され、同ショックア
ブソーバの下部が車輪を枢支するナックルの上部に一体
的に連結され、上記ナックルの下部がジョイント部材を
介し一端が車体側に枢着されたアームの回動端と連結さ
れる車両用サスペンションにおいて、上記ナックルはそ
の上端部を上記ショックアブソーバに締結部材により一
体的に連結されると共に同ナックルの中央部に車輪を枢
支するスピンドルを貫挿し、上記スピンドルの基端部が
上記ショックアブソーバの下部に一体的に連結されたこ
とを特徴とする。従って、ナックルの上端部がショック
アブソーバに一体的に連結され、ナックルの中央部に車
輪を枢支するスピンドルが固定され、しかもスピンドル
の基端部がショックアブソーバの下部に一体的に連結さ
れたので、スピンドルはナックルの中央部とショックア
ブソーバの下部の2箇所で結合され、特に車輪からの路
面反力はスピンドルを通して直接ショックアブソーバの
下部に伝えられるようになる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
サスペンションにおいて、上記ナックルがそれぞれ板金
製のアウタプレートとインナプレートにより閉断面空間
を成すように形成されたことを特徴とする。従って、ナ
ックルがアウタプレートとインナプレートを閉断面空間
を成すように互いに重ね合わしてなるので、ナックルの
支持剛性を確保できると共に軽量化される。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の車両用サスペンションにおいて、上記ショックア
ブソーバの下部には互いに対向する一対のフランジを有
する取付けブラケットが固定され、上記ナックルの上端
部が上記フランジの一端に装着され、上記スピンドルの
基端部が上記フランジのもう一方の端部に装着されたこ
とを特徴とする。従って、ショックアブソーバの下部に
取付けブラケットを介しナックルが一体的に連結され、
特に、そのナックルの上端部がフランジの一端に取り付
けられ、スピンドルの基端部がフランジのもう一方の端
部に取付けられたので、一対のフランジに対しナックル
の上端部やスピンドルの基端部を共締めするようにな
る。
【0011】
【実施の形態】図1には本発明の適用された車両用サス
ペンションを示した。この車両用サスペンション20は
ストラット型サスペンションを成し、車両の後部のスト
ラット部に装備されている状態を示している。ここで、
ストラット部はサイドメンバ21と同サイドメンバの外
側に一体的に接合されるインナパネル22とインナパネ
ル22の下端に端部が接合されるリアフロアパネル23
とを備え、車両用サスペンション20を構成するロアア
ーム29はインナパネル22とサイドメンバ21もしく
はクロスメンバ39とに亘り取付けられている。
【0012】ここで、車両用サスペンション20は、車
輪(後輪)24を枢支するスピンドル25と、このスピ
ンドルの長手方向での中央に位置するボス部251が固
定されたナックル26と、ナックル26の上連結部a及
びスピンドル25の基端部252がボルト結合される取
付けブラケット27と、この取付けブラケット27が巻
き付け固着されるストラット型ショックアブソーバ28
と、ナックル26の下部の下連結部bにボルト結合され
るロアアーム29と、ナックル26の下連結部bより下
方に延出するブッシュ31と、ブッシュ31にピン結合
されるトレーリングアーム30とを備える。
【0013】ストラット型ショックアブソーバ28はそ
のバネ281及びショックアブソーバ本体282が路面
反力中の上下加速度成分を吸収でき、ショックアブソー
バ本体282の上端がゴムインシュレータ32を介しイ
ンナパネル22の上端に結合され、下端が取付けブラケ
ット27を介しナックル26に一体的に連結される。取
付けブラケット27はショックアブソーバ本体282の
下部に比較的大きな上下幅をもって巻き付け固定され
る。しかも、取付けブラケット27はその巻き付け方向
における両端部に互いに対向する一対のフランジ271
(図3参照)を形成される。一対のフランジ271は上
下2ヵ所に図示しないボルト挿通口を形成され、上側の
ボルト挿通口にはインナプレート34の上連結部aが、
下側のボルト挿通口にはスピンドル25の基端部252
がそれぞれボルトBにより締付固定される。
【0014】ナックル26はアウタプレート33とイン
ナプレート34を閉断面空間Dを成すように互いを重ね
合わして形成される。即ち、図1乃至図4に示すよう
に、アウタプレート33は縦向き深皿状の板金部材であ
り、インナプレート34は縦向き浅皿状の板金部材であ
る。ここでは、インナプレート34及びアウタプレート
33がそれぞれの底部を車外側(図1において左側)に
向けた状態で重ね合わされ、互いの当接部分が互いに溶
接され、これによって両者間に閉断面空間Dを確保した
ナックル26が形成されている。なお、図3、図4に示
すように、平面視においてアウタプレート33の下部は
左側に、インナプレート34の下部は右側にずれて重ね
合わされている。
【0015】アウタプレート33の中央には穴331が
形成され、同穴331の環状の折り返し縁部332内に
スピンドル25のボス部251が嵌挿され、両者間は全
周にわたって溶接される。インナプレート34の中央に
は中央穴341が形成され、同穴にスピンドル25は貫
挿され、同部位は溶接される。このようにスピンドル2
5はアウタプレート33とインナプレート34との両者
に溶接されることによりスピンドル25自体の支持剛性
を上げることが出来、しかもナックルの補強にも成って
いる。スピンドル25の基端側(図1で右端側)の基端
部252は一対のフランジ271間に挟持され、フラン
ジの下側のボルト挿通口に挿通されるボルトBにより両
者は共締される。
【0016】インナプレート34の上連結部aは図4に
示すように平断面がコ字型を成し、一対の縦向きフラン
ジ342,342を備え、同縦向きフランジ間に取付け
ブラケット27のフランジ271が嵌挿され、フランジ
271の上側のボルト挿通口に挿通されるボルトBによ
り両者は図示しないスペーサを介し共締される。インナ
プレート34の下連結部bは前後に下フランジ343,
343を備え、中央下壁には下方に延出するブッシュ3
1を備える。
【0017】図3、図4に示すように、下フランジ34
3,343は車体前後方向Yに比較的大きな幅を保って
対向し、その間は横向き軸35で接合される。横向き軸
35の前側端351(図3では左側)はアウタプレート
33の下フランジ333にも溶接され、後側端352
(図3では右側)は下フランジ343より突出する。こ
こで、横向き軸35の前側端351及び後側端352に
はロアアーム29の一対の揺動端291,291がそれ
ぞれ枢着される。なお、ロアアーム29は車体側の枢支
端292が図1に示すようにサイドメンバ21側もしく
はクロスメンバ39側の枢支ブラケット36にピン結合
される。
【0018】ブッシュ31の筒部311にはトレーリン
グアーム30の揺動端がピン結合される。ここで、トレ
ーリングアーム30は車体前後方向Yに対して傾斜して
設けられ、その図示しない枢支端が車体側にピン結合さ
れ、揺動端が車幅方向Xに対して傾斜させて設けられた
ブッシュ31にピン結合される。図1に示した車両用サ
スペンション20は、車両の走行時に、ストラット型シ
ョックアブソーバ28のバネ281が路面反力を支え、
しかもバネ281及びショックアブソーバ本体282が
路面反力中の上下加速度成分を吸収する。
【0019】この場合、車輪24からの路面反力はアウ
タプレート33の中央部と同部より間隔Lだけ離れた取
付けブラケット27の下部とに支持されたスピンドル2
5に伝わる。この場合、路面反力はナックル26と取付
けブラケット27の2箇所に分散して支持されるため、
スピンドル25が1点支持される場合(図8のような場
合)と比較して各入力点の分担荷重が低減され、十分な
剛性を確保出来、結果としてナックルの板厚を増加させ
ることなく耐久性を向上させることが出来る。更に、ナ
ックル26自体は取付けブラケット27に対し一体結合
される必要上、少なくとも2点でボルト止めされる必要
があるが、ここではナックル26の上連結部aとスピン
ドル25の基端部252との2点が取付けブラケット2
7に共締めされたので、あえてボルト止め箇所を増やす
必要が無く、部品点数の増加を防止出来る。
【0020】しかも、スピンドル25は間隔L(図2参
照)を保った状態で2点支持される構成のため、閉断面
空間Dを大きく確保すれば、間隔Lを容易に大きくで
き、スピンドル25に加わる曲げ荷重に対する強度を容
易に強化出来、この点で重量増を抑えて剛性強化を図れ
るという利点がある。更に、車輪24からの路面反力は
スピンドル25のボス部251を介しアウタプレート3
3及びインナプレート34を経て取付けブラケット27
の上部に伝わると共にスピンドル25の基端部252よ
り直接取付けブラケット27の下部に伝わる。このよう
にスピンドル25に加わる路面反力の一部を基端部25
2より直接ショックアブソーバ28の取付けブラケット
2に伝えるので、荷重伝達効率が良く、この点でナック
ル26の耐久性をより強化出来る。
【0021】図1の車両用サスペンションで用いたナッ
クル26は、深皿状の板金部材であるアウタプレート3
3と浅皿状の板金部材であるインナプレート34を共に
縦向きにした上で、インナプレート34の底部にアウタ
プレート33を同方向に向けて重ね合わせ、互いの当接
部分を溶接して形成されている。これに代えて、図5に
示すように、アウタプレート33aの上下端を伸ばして
上連結部a及び下連結部bを形成し、アウタプレート3
3aの開口側(図5において右側)に同開口の中間部を
閉鎖するように平断面コ字形のインナプレート34aを
外嵌状に重ね合わせて溶接し、これら両者間に閉断面空
間Dを形成したナックル26aを形成してもよい。
【0022】この場合、インナプレート34aはアウタ
プレート33aの補強部材として主に作用し、特に、ナ
ックル26aの支持剛性の向上を図れる。更に、ここ
で、スピンドル25のボス部251からアウタプレート
33aに伝わった路面反力はインナプレート34aにも
伝達されると共に直接アウタプレート33aの上連結部
aより取付けブラケット27のフランジ271に伝わ
り、この場合、より荷重伝達効率が向上する。図6には
他の実施態様例を示した。
【0023】図6の車両用サスペンションはストラット
型ショックアブソーバに代え、ショックアブソーバ40
とコイルスプリング41とを分離して並設し、ショック
アブソーバ40の下部に一体結合されたナックル42を
ロアアーム43の回動端に、コイルスプリング41の下
端をロアアーム43の中間部にそれぞれ連結している。
しかも、ロアアーム43はその枢支端側が前後2箇所に
区分され、それぞれの部分が車体基部側にピン結合され
るという構成を採る。更に、ショックアブソーバ40の
上端はダンパ44,45に揺動規制を受ける揺動リンク
46に連結され、コイルスプリング41の上端部は車体
基部のバネ受け47に連結されている。ここでのショッ
クアブソーバ40の下部に一体結合されたナックル42
及びスピンドル48は図1のナックル26及びスピンド
ル25と同様の構成を採るものがそのまま採用され、図
1の車両用サスペンションと同様の作用効果が得られ
る。
【0024】上述の各実施態様例は非操舵の従動輪とし
て説明したが、操舵輪用の従動輪ととしても同様に本発
明を適用出来、同様の作用効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、車輪
を枢支するスピンドルはナックルの中央部とショックア
ブソーバの下部の2箇所で結合され、特に車輪からの路
面反力はスピンドルを通して直接ショックアブソーバの
下部に伝えられる。このため、車輪からの路面反力を伝
達効率よくスピンドルよりショックアブソーバに伝えら
れ、比較的大きな路面反力に耐えら、耐久性の良い車両
用サスペンションが得られる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
サスペンションにおいて、ナックルが板金製のアウタプ
レートとインナプレートにより閉断面空間を成すように
形成される。このため、ナックルが剛性を確保できると
共に軽量化され、全体として支持剛性の低下を招くこと
無く軽量化された車両用サスペンションが得られる。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の車両用サスペンションにおいて、ショックアブソ
ーバの下部に取付けブラケットを介しナックルが一体的
に連結され、ナックルの上端部が取付けブラケットの一
端に装着され、スピンドルの基端部が取付けブラケット
のもう一方の端部に装着された。このため、ショックア
ブソーバの下部とナックルとの結合剛性を取付けブラケ
ットを介して強化出来、特に、スピンドルの基端部が取
付けブラケットのもう一方の端部に共締めされたのでナ
ックルの軽量化及び部品点数の増加を防止出来、しかも
取付けブラケットの上下2位置の間隔を比較的大きく採
れ、この点でも結合剛性の強化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された車両用サスペンションの断
面図である。
【図2】図1の車両用サスペンションで用いるナックル
の拡大側面図である。
【図3】図1の車両用サスペンションで用いるナックル
の拡大正面図である。
【図4】図1の車両用サスペンションで用いるナックル
の拡大平面図である。
【図5】図1の車両用サスペンションの変形例における
ナックル部分の切欠要部側面図である。
【図6】本発明の他の実施態様例としての車両用サスペ
ンションの断面図である。
【図7】従来の車両用サスペンションの概略構成図であ
る。
【図8】従来の他の車両用サスペンションにおけるナッ
クル部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
20 車両用サスペンション 21 サイドメンバ 22 インナパネル 24 車輪 25 スピンドル 251 ボス部 252 基端部 26 ナックル 27 取付けブラケット 28 ストラット型ショックアブソーバ 281 バネ 282 ショックアブソーバ本体 29 ロアアーム 291 揺動端 31 ブッシュ 33 アウタプレート 333 下フランジ 34 インナプレート 35 横向き軸 351 前側端 352 後側端 36 枢支ブラケット a 上連結部 b 下連結部 B ボルト X 車幅方向 Y 前後方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショックアブソーバの上端が車体に連結さ
    れ、同ショックアブソーバの下部が車輪を枢支するナッ
    クルの上部に一体的に連結され、上記ナックルの下部が
    ジョイント部材を介し一端が車体側に枢着されたアーム
    の回動端と連結される車両用サスペンションにおいて、
    上記ナックルはその上端部を上記ショックアブソーバに
    締結部材により一体的に連結されると共に同ナックルの
    中央部に車輪を枢支するスピンドルを貫挿し、上記スピ
    ンドルの基端部が上記ショックアブソーバの下部に一体
    的に連結されたことを特徴とする車両用サスペンショ
    ン。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用サスペンションにお
    いて、 上記ナックルがそれぞれ板金製のアウタプレートとイン
    ナプレートにより閉断面空間を成すように形成されたこ
    とを特徴とする車両用サスペンション。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の車両用サスペ
    ンションにおいて、 上記ショックアブソーバの下部には互いに対向する一対
    のフランジを有する取付けブラケットが固定され、上記
    ナックルの上端部が上記フランジの一端に装着され、上
    記スピンドルの基端部が上記フランジのもう一方の端部
    に装着されたことを特徴とする車両用サスペンション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10399425B2 (en) 2017-07-10 2019-09-03 Subaru Corporation Automobile vehicle

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