JPH10128786A - テーピング成形部品とその製造方法 - Google Patents

テーピング成形部品とその製造方法

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JPH10128786A
JPH10128786A JP29072696A JP29072696A JPH10128786A JP H10128786 A JPH10128786 A JP H10128786A JP 29072696 A JP29072696 A JP 29072696A JP 29072696 A JP29072696 A JP 29072696A JP H10128786 A JPH10128786 A JP H10128786A
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tape
molded
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component
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JP29072696A
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Yoshinori Nishino
芳紀 西野
Yoshichika Matsumoto
佳親 松本
Tomokazu Mitamura
知一 三田村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として、各種作業機に成形部品を確実に効
率よく供給することができ、必要に応じて、長さが種々
に異なる成形部品を製造するのに簡単な設備にて達成で
きるようにすることを目的とする。 【解決手段】 長手方向に一定のピッチでパーフォレー
ション1が形成されたテープ2の長手方向各部に所定の
配列状態で成形部品3を一体成形したもので、テープ2
は成形部品3と連続した薄肉スペーサ部6aをなし、成
形部品3は複数のものがテープ2と一体で所定長さL1
を持った1つのスペーサ部品6をなすように配列するこ
とにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製の各種の
成形部品がテープ状に連続したテーピング成形部品とそ
の製造方法に関し、多数の成形部品を順次に連続して自
動供給するのに適したテーピング成形部品とその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動機で製品を組み立て、または製造す
るのに各種の部品供給装置が用いられている。小さく、
かつ形が雑多な成形部品については、従来、振動により
部品を搬送するパーツフィーダを用いており、成形部品
を整列させて送出し1つ1つ一定の姿勢で所定位置まで
供給する。成形部品の大きさや形状がまちまちでも、パ
ーツフィーダはそれらの各種成形部品に対応して設計さ
れるので、各種の成形部品をそれぞれに専用のパーツフ
ィーダによって前記のように整列させて供給することが
できる。
【0003】そのような成形部品の一例として図5にス
ペーサaを示してある。このスペーサaは例えば特開平
5−290821号公報で知られているような二次電池
パックにおいて、これに封入した平行な2つの電池セル
の絶縁仕切りと、位置決めとに利用されている。このた
め、スペーサaは図5に上下逆にして示されている上向
きの基部a1が二次電池パックの底部に装着される。そ
して、スペーサaは2つの電池セルの円筒面間がなす隙
間にほぼ適合する横断面形状と、電池セルの長さにほぼ
等しい長さとを有している。スペーサaの横断面形状
は、図5に示すように大きな幅b1の基部a1から小さ
な幅b2の先端部a2までの両側が、途中先端部近くの
薄肉スペーサ部a3で薄肉幅b3をなす円弧状に湾曲し
た形状となっている。薄肉幅b3は二次電池パックのコ
ンパクト化のために絶縁に必要とされる最小限度に設定
される。また、電池セルの長さは数種類あるので、これ
に対応して用いられるスペーサaの長さも同様に数種類
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、成形部品は
成形むらや成形後の歪みによって寸法や形状にバラツキ
があるので、各種成形部品に対応して設計されたパーツ
フィーダでも部品の整列供給は必ずしも安定しない。小
さく、形状の複雑なものは整列しにくいので部品の供給
効率の低下が大きくなる。
【0005】また、パーツフィーダは、1種類の部品に
つき最低1台必要であるが、比較的大型になるので、設
備の占有面積が大きいし、設計、製作が困難で高価につ
く上、同じ用途の成形部品であっても、上記のように横
断面形状が同じで長さが違ったりすると、同種の成形部
品でありながら長さ等の違いによって設計の違うパーツ
フィーダを用いる必要があるので、設備費が高くつく。
【0006】また、成形部品は単品で成形する限り上記
スペーサaのように長さが違うごとに、成形する金型も
違ったものが必要であるので、成形部品を成形する設備
費も高くつく。上記スペーサaのような成形部品である
と、その薄肉幅b3を有する薄肉部a3は、成形のバラ
ツキや成形後の変形が生じやすく、これが仕切っている
2つの電池セルの間隔に狂いが生じ、電池セルの封入不
良等を招く原因になっている。
【0007】本発明の目的は、主として、各種作業機に
成形部品を確実に効率よく供給することができ、必要に
応じて、長さが種々に異なる成形部品を製造するのに同
一の成形金型を用いるだけの簡単な設備にて達成できる
テーピング部品およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明のテーピング部品は、長手
方向に搬送用のパーフォレーションが形成されたテープ
と、このテープの長手方向各部に所定の配列状態で一体
成形されてテープによって連続している成形部品とを備
えたことを特徴とするものである。
【0009】このような構成では、テープの各部に一体
成形されている成形部品のそれぞれは単独成形品であっ
ても、これらと一体になるテープによって連続したテー
ピング部品として多数の成形部品を1本のテープと同様
に一まとめにして、また、テープ2の長手方向の所定の
配列状態、および所定の姿勢での整列状態で簡易に取り
扱い、かつテープをパーフォレーションを利用して搬送
しながら各成形部品を配列状態に従った整列状態にて1
つ1つ所定の姿勢で作業機等に確実に供給し、各成形部
品が相互間のテープ部にて部品1つ1つの単位に簡易に
切り離され、使用されるようにすることができ、部品供
給効率が高く生産性の向上に貢献できる。しかも、テー
ピング部品をリール等に巻き取ると収納したり、成形部
品供給のために作業機等の部品供給部に装着するのにか
さ張らないし、テーピング部品を搬送し供給する部品供
給装置も簡単かつ小型な構造のものでよくなるので、設
備の占有面積および設備費が共に低減する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、さらに、成形部品はスペーサであり、テープは成形
部品と連続した薄肉スペーサ部をなしている。
【0011】このような構成では、請求項1の発明に加
え、さらに、成形部品はテープを自身と一体に連続した
薄肉スペーサ部とするので、成形部品を1つのスペーサ
部品単位で切り離して用いるのに、成形部品からはみ出
たテープ部分を残して利用される部品となり、テープを
所定の部品単位で寸切りするだけで1つのスペーサ部品
が得られ、切り離し作業がさらに簡単になる。また、成
形部品と一体の薄肉スペーサ部は一般に厚みの精度が高
いテープによる非成形部分として形成されていることに
より、成形のバラツキや成形後の歪み、変形の影響のな
い所定の厚みを持った薄肉スペーサ部が安定して得ら
れ、スペーサ機能の向上を図ることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、さらに、成形部品は複数のものがテープと一体で所
定長さを持った1つのスペーサ部品をなすように配列さ
れている。
【0013】このような構成では、請求項2の発明に加
え、さらに、テープに一体成形した複数の成形部品がテ
ープと一体で1つのスペーサ部品をなしていて、1つの
スペーサ部品とする成形部品の一体成形数を適宜に設定
することにより、同じ長さの成形部品をテープに一体成
形することきの配列状態を変えるだけで、種々の長さの
スペーサ部品が得られるので、スペーサ部品の長さが異
なっても成形型は1つでよく設備の占有面積およびコス
トが共に低減する。
【0014】請求項4の発明のテーピング部品の製造方
法は、テープをこれの長手方向に形成された搬送用のパ
ーフォレーションにより搬送する工程と、搬送されるテ
ープの長手方向各部のパーフォレーションがある所定の
部位の表裏両側から成形部品を一体成形する工程とを備
えて、成形部品がテープにて連続したテーピング成形部
品を製造する。
【0015】このような構成では、テープを搬送しなが
らその途中の位置で成形型により所定の成形部品を所定
の部位に一体成形するので、連続的にしかも必要な配列
パターンで一体成形して、各成形部品がテープによって
連続した請求項1、2の発明のテーピング部品を能率よ
く製造することができるし、配列パターンの違いによっ
て請求項3の発明のテーピング部品を製造することがで
きる。また、成形部品のテープへの一体成形がテープの
パーフォレーションがある所定の部位の表裏両側から行
われて、テープの表裏両側から一体成形された成形部品
の各部がテープのパーフォレーションを通じて一体に連
続して成形されるので、成形部品のテープへの結合が成
形部品の成形時のテープへの粘着固化、溶着固化による
一体構造だけの場合に比し強固になり、成形部品のテー
プからの脱落を確実に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な1つの実
施の形態について図1〜図4を参照しながら説明する。
【0017】本実施の形態は図1の(a)、(b)、図
4に示すように、長手方向に一定のピッチで搬送用のパ
ーフォレーション1が形成された図1の(c)に示すよ
うなテープ2と、このテープ2の長手方向各部に例えば
図1の(b)に示すような所定の配列状態で一体成形さ
れテープ2にて連続している成形部品3とを備えたテー
ピング部品4である。本実施の形態の成形部品3は上記
した二次電池パックでの電池セルの絶縁および位置決め
を行う図3に示すようなスペーサ部品6として用いるも
のの場合を示している。しかし、このようなものに限ら
れないのは勿論であり、型成形されるあらゆる成形部品
に適用され得る。
【0018】このように、テープ2の各部に一体成形さ
れている成形部品3のそれぞれは、個別に型成形される
単独成形品である。しかし、これら各成形部品3はこれ
らとの一体成形によって一体となっているテープ2によ
って連続したテーピング部品4となり、多数の成形部品
3を1本のテープと同様に一まとめにして、また、テー
プ2の長手方向の所定の配列状態、および所定の姿勢で
の整列状態で簡易に取り扱える。
【0019】また、テーピング部品4は、テープ2をパ
ーフォレーション1とこれに嵌まり合う図4に示すよう
なスプロケット10とを利用して長手方向に搬送しなが
ら各成形部品3を、前記配列状態および整列状態にて1
つ1つ所定の姿勢で図示しない作業機等に確実に供給
し、各成形部品3が図4に示すような直状のカッター2
1とこれに対向するカッター台22とによる簡単な切断
機構によって、図4、図3に示すような所定の長さL1
のスペーサ部品6等である部品1つ1つの単位に切り離
され、使用されるようにすることができ、部品供給効率
が高く生産性の向上に貢献できる。
【0020】しかも、本実施の形態では各成形部品3
は、テープ2のパーフォレーション1がある所定の部位
に表裏両側から一体成形されて、図2に示すようにテー
プ2の表裏両側の一体成形された成形部品3の各部がテ
ープ2のパーフォレーション1を通じて一体に連続して
いるので、成形部品3のテープ2への結合が成形部品3
の成形時のテープ2への粘着固化、溶着固化による一体
構造だけの場合に比し強固になり、成形部品3のテープ
2からの脱落を確実に防止することができる。
【0021】テーピング部品4は図1の(a)に示すよ
うにリール5等に巻き取ることができる。これによっ
て、テーピング部品4を収納したり、成形部品3の供給
のために図示しない作業機等の部品供給部に装着したり
するのにかさ張らない。また、成形部品3を供給するた
めにテーピング部品4を搬送しスペーサ部品6を供給す
る部品供給機構等も簡単かつ小型な構造のものでよくな
るので、設備の占有面積および設備費が共に低減する。
【0022】成形部品3は前記した図3に示すスペーサ
部品6を形成するのに、テープ2を自身と一体の薄肉ス
ペーサ部6aとして共用し、テープ2の成形部品3から
はみ出た部分を残したまま、最終の成形部品であるスペ
ーサ部品として利用されるようにしている。このため、
テーピング部品4の成形部品3を、例えば図3に示すよ
うな長さL1 を持ったスペーサ部品6を1つの部品単位
で切り離して用いるのに、成形部品3の輪郭に沿ってテ
ープ2から単独に切り離すような厄介な作業でなく、テ
ープ2を所定のスペーサ部品6の長さ単位L1 で寸切り
するだけでよい。従って、成形部品3がなすスペーサ部
品6を個別使用するための切り離し作業およびそれに必
要な機構が図4に示すもののような簡単なものになる。
また、スペーサ部品6の成形部品3と一体な薄肉部スペ
ーサ部6aは、一般に厚みの精度が高いテープ2による
非成形部分として形成されていることにより、成形のバ
ラツキや成形後の歪み、変形の影響のない所定の厚みを
持った薄肉スペーサ部が安定して得られ、スペーサ機能
の向上を図ることができる。
【0023】また、テープ2に図1の(b)、図3、図
4に示すように一体成形した複数の成形部品3が、テー
プ2と一体で長さL1 の1つのスペーサ部品6をなして
いて、1つのスペーサ部品6とする成形部品3の一体成
形数を適宜に設定することにより、図1の(b)、図3
に示すような同じ長さL0 の成形部品3をテープ2に一
体成形するときの配列状態を変えるだけで、種々の長さ
1 のスペーサ部品6が得られるので、製造するスペー
サ部品6の長さL1 が異なっても成形型は1つでよく設
備の占有面積およびコストが共に低減する。図1の
(b)、図3に示す長さL2 は1つ1つのスペーサ部品
6を切り離し使用されるようにするための間隔である。
これによって、本実施の形態でのスペーサ部品6の配列
ピッチは図1の(b)、図3に示す長さLとなる。
【0024】上記のようなテーピング部品4を製造する
には、例えば、図4に示すように、テープ2をこれの長
手方向に配列されたパーフォレーション1と、スプロケ
ット13とにより搬送しながら、搬送されるテープ2の
長手方向各部のパーフォレーション1がある所定の部位
の表裏両側から成形部品3を成形型12によって一体成
形する。
【0025】成形型12はテープ2が通る通路を相互間
に形成するとともに、この通路を通るテープ2の表裏両
側に成形部品3を一体成形するための図示しないキャビ
ティを形成する固定上型12aおよび可動下型12bを
持っている。本実施の形態ではこのキャビティには樹脂
材料をインジェクションするインジェクション機構12
a1を固定上型12aに設け、インジェクション成形す
るようにしてある。これは樹脂材料の供給が容易だから
である。しかし、成形部品3をテープ2に一体成形する
ことができれば成形方法は特に問わない。
【0026】成形型12は可動下型12bの上下動によ
って開閉でき、閉じた状態で樹脂材料をインジェクショ
ンされる都度、成形部品3の一体成形を行い、開くこと
によってテープ2が所定量搬送できるようにしてある。
従って、テープ2の一回一回の送り量を変えて、テープ
2が停止する都度インジェクション成形すれば、テープ
2のどの部分にどのような間隔で成形部品3を一体成形
するかの成形タイミングを自由に設定することができ
る。
【0027】このように、テープ2の表裏両側から成形
部品3が一体成形されるので、固定上型12aとの間で
一体成形後の成形部品3が固定上型12aとの間で引っ
掛かって、テープ2の搬送を邪魔するようなときは、固
定上型12aをテープ2に一体成形した成形部品3と引
っ掛かり合わない高さまで退避した位置に設置してお
き、可動下型12bが上動して成形型12を閉じるとし
にテープ2を固定上型12aとの間の所定位置まで持ち
上げて挟み付け、成形部品3のテープ2への一体成形を
行い、一体成形後に可動下型12bが可動して成形型1
2を開いたときに、テープ2は自身のテンションによっ
て上記持ち上げ位置から自然に下動して一体成形された
成形部品3を固定上型12aから引き抜き、固定上型1
2aとの干渉なく搬送されるようにすればよい。
【0028】テープ2は成形部品3のインジェクション
成形時に溶融しないことが必要である。そこで、本実施
の形態では紙製のものを用いている。しかし、これに限
られることなく金属製のものでも、あるいは溶融しなけ
れば合成樹脂製のものでもよい。
【0029】テープ2の搬送は、インジェクション成形
位置よりも手前であると、パーフォレーション1を利用
した従来通りのスプロケットによって搬送することはで
きるが、図4に示すようにインジェクション成形位置よ
りも後であると、テープ2のパーフォレーションが位置
する部分には成形部品3が一体成形されている部分とそ
うでない部分とがあるので、通常のスプロケットでは不
具合である。そこで、図4に示すスプロケット13は、
成形部品3が一体成形された後の、従って、テーピング
部品4におけるパーフォレーション1の配列状態に合っ
た歯13aを持ったものが用いられる。
【0030】このように、テープ2を搬送しながらその
途中の位置で成形型12により所定の成形部品3を所定
のタイミングでテープに一体成形するので、連続的にし
かも必要な配列パターンで能率よく成形することができ
る。また、上記スプロケット13によるテーピング部品
4の搬送によって、各種作業機に成形部品3ないしはこ
れがなすスペーサ部品6等を供給し、図4に示すように
カッター21とカッター台22等によって切断し用いら
れるようにすることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明のテーピング部品によれ
ば、テープの各部に一体成形されている成形部品のそれ
ぞれは単独成形品であっても、これらと一体になるテー
プによって連続したテーピング部品として多数の成形部
品を1本のテープと同様に一まとめにして、また、テー
プ2の長手方向の所定の配列状態、および所定の姿勢で
の整列状態で簡易に取り扱い、かつテープをパーフォレ
ーションを利用して搬送しながら各成形部品を配列状態
に従った整列状態にて1つ1つ所定の姿勢で作業機等に
確実に供給し、各成形部品が相互間のテープ部にて部品
1つ1つの単位に簡易に切り離され、使用されるように
することができ、部品供給効率が高く生産性の向上に貢
献できる。しかも、テーピング部品をリール等に巻き取
ると収納したり、成形部品供給のために作業機等の部品
供給部に装着するのにかさ張らないし、テーピング部品
を搬送し供給する部品供給装置も簡単かつ小型な構造の
ものでよくなるので、設備の占有面積および設備費が共
に低減する。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明に加
え、さらに、成形部品を1つのスペーサ部品単位で切り
離して用いるのに、成形部品からはみ出たテープ部分を
残して利用される部品であることにより、テープを所定
の部品単位で寸切りするだけで1つのスペーサ部品が得
られ、切り離し作業がさらに簡単になる。また、成形部
品と一体の薄肉スペーサ部は一般に厚みの精度が高いテ
ープによる非成形部分として形成されていることによ
り、成形のバラツキや成形後の歪み、変形の影響のない
所定の厚みを持った薄肉スペーサ部が安定して得られ、
スペーサ機能の向上を図ることができる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
に加え、さらに、1つのスペーサ部品とする成形部品の
一体成形数を適宜に設定することにより、同じ長さの成
形部品をテープに一体成形することきの配列状態を変え
るだけで、種々の長さのスペーサ部品が得られるので、
スペーサ部品の長さが異なっても成形型は1つでよく設
備の占有面積およびコストが共に低減する。
【0034】請求項4の発明のテーピング部品の製造方
法によれば、搬送されるテープの所定の部位に連続的に
しかも必要な配列パターンで一体成形して、各成形部品
がテープによって連続した請求項1、2の発明のテーピ
ング部品を能率よく製造することができるし、配列パタ
ーンの違いによって請求項3の発明のテーピング部品を
製造することができる。また、テープの表裏両側から一
体成形された成形部品の各部がテープのパーフォレーシ
ョンを通じて一体に連続して成形されるので、成形部品
のテープへの結合が成形部品の成形時のテープへの粘着
固化、溶着固化による一体構造だけの場合に比し強固に
なり、成形部品のテープからの脱落を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示し、その(a)はテ
ーピング部品の巻取り状態を示す斜視図、その(b)は
テーピング部品を直状状態で示す斜視図、その(c)は
テーピング部品に利用するテープの斜視図である。
【図2】図1のテーピング部品の成形部品を一体成形し
た部分の断面図である。
【図3】図1のテーピング部品から1つのスペーサ部品
を切り離した状態で示す斜視図である。
【図4】図1のテーピング部品の製造状態および供給状
態を示す斜視図である。
【図5】従来の成形部品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パーフォレーション 2 テープ 3 成形部品 4 テーピング部品 6 スペーサ 6a 薄肉スペーサ部 12 成形型 12a 固定上型 12a1 インジェクション機構 12b 可動下型 13 スプロケット 13a 歯 21 カッター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に搬送用のパーフォレーション
    が形成されたテープと、このテープの長手方向各部に所
    定の配列状態で一体成形されてテープによって連続して
    いる成形部品とを備えたことを特徴とするテーピング成
    形部品。
  2. 【請求項2】 成形部品はスペーサであり、テープは成
    形部品と連続した薄肉スペーサ部をなしている請求項1
    に記載のテーピング成形部品。
  3. 【請求項3】 成形部品は複数のものがテープと一体で
    所定長さを持った1つのスペーサ部品をなすように配列
    されている請求項2に記載のテーピング成形部品。
  4. 【請求項4】 テープをこれの長手方向に形成された搬
    送用のパーフォレーションにより搬送する工程と、搬送
    されるテープの長手方向各部のパーフォレーションがあ
    る所定の部位の表裏両側から成形部品を一体成形する工
    程とを備えて、成形部品がテープにて連続したテーピン
    グ成形部品を製造することを特徴とするテーピング成形
    部品の製造方法。
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