JPH10128434A - 薄肉パイプの加工方法 - Google Patents

薄肉パイプの加工方法

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JPH10128434A
JPH10128434A JP27933796A JP27933796A JPH10128434A JP H10128434 A JPH10128434 A JP H10128434A JP 27933796 A JP27933796 A JP 27933796A JP 27933796 A JP27933796 A JP 27933796A JP H10128434 A JPH10128434 A JP H10128434A
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JP
Japan
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core material
thin pipe
diameter
pipe
thin
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Pending
Application number
JP27933796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Nakamura
村 正 信 中
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Tube Forming KK
Original Assignee
Tube Forming KK
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Publication date
Application filed by Tube Forming KK filed Critical Tube Forming KK
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2058Shape of roller along rotational axis
    • G03G2215/2061Shape of roller along rotational axis concave

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 薄肉パイプの外径を中央部で細く端部で太く
する加工を研磨によらずに行うことができ、しかも型も
不要で安価にできる薄肉パイプの加工方法を提供する。 【解決手段】 中央部を細く端部を太く形成した芯材を
使用してその外側に加工すべき加熱した薄肉パイプを嵌
込んで形成するようにする。すなわち所定長さを有する
線膨脹率の低い材料からなる芯材1の直径を支持面を除
く両端部から中央部にかけて漸次縮径するように形成
し、この芯材1にこれとほぼ等しい長さを有する薄肉パ
イプ2aを加熱して遊嵌させたのち、冷却することによ
り薄肉パイプ2bの内周面を芯材1の外周面に倣って密
着成形させ、前記薄肉パイプを再加熱して薄肉パイプ2
bの径を膨脹させ、芯材1から引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機のヒートロ
ーラ等に使用される薄肉パイプに係り、特に薄肉パイプ
の外面の研磨を省略することができる薄肉パイプの加工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機に用いられているヒート
ローラ等の材料には、内部にヒータを設けるためにパイ
プ材が使用されている。このヒートローラはスイッチの
ONにより直ちに加熱されるものでないと複写機として
の機能の立ち上がりが悪く、そのため、熱伝導を良好に
するように出来るだけ薄肉のパイプが使用されている。
【0003】一方、ヒートローラの表面は中央部の径が
端部の径よりも数十μ単位ではあるが細い径に、また中
央部から端部にかけては滑らかに仕上がっていないとヒ
ートローラ間を通る複写紙の移動がスムーズに行われ
ず、複写紙が皺になる現象が起こり、従来はこの径差を
研磨により付与するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら研磨が均
等に行われないと厚みにむらが生じ、そのためカラーコ
ピー等においてはコピー時に色むらが出るなどの不具合
は避けられない。
【0005】さりとて0.2mm程度の肉厚のパイプ材
を研磨により上述のような径差に仕上げることは非常に
精密な仕上となり、コスト高になる。
【0006】これに対して外径を研磨によらず内面を仕
上げることにより外径研磨と同じ効果を得ることができ
るものとして特開昭58−62675号公報(管状体の
内面仕上げ方法)が開示されているが、これは外径の太
さが一様なものに対して有効なものであり、複写機に用
いられている径の差を必要とするヒートローラ等に対し
てこの方法を適用することはできなかった。
【0007】また肉厚が一定で、しかも殆ど研磨加工を
省略して中央部の径を端部の径よりも細い径に仕上げる
方法の公知技術として特開平8−123231号公報
(複写機用定着ローラおよびその製造方法)が開示され
ているが、この方法はバルジ加工により薄肉パイプの定
着ローラを得るもので、出来上がったものは本発明によ
るものと同一のものが得られるものの、バルジ加工は液
圧装置が大掛かりのものとなり、しかも上下の型を必要
とするから結局コスト高となる欠点は避けられなかっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄肉パイプの
外径の太さを中央部で細く端部で太くする加工を研磨に
よらずに行うことができ、しかも型が不要で安価にでき
る薄肉パイプの加工方法を提供することを課題としたも
ので、その手段としては、中央部を細く端部を太く形成
した芯材を使用してその外側に加工すべき薄肉パイプを
加熱して嵌込むようにしたことにある。すなわち、請求
項1記載の発明は、所定長さを有する線膨脹率の低い材
料からなる芯材の直径を支持面を除く両端部から中央部
にかけて漸次縮径するように形成し、この芯材にこれと
ほぼ等しい長さを有する薄肉パイプを加熱して遊嵌させ
たのち、冷却することにより該薄肉パイプの内面を前記
芯材の外周面に倣って密着成形させ、再加熱により前記
薄肉パイプの径を膨脹させて前記芯材から引き抜くこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。本発明にかかる薄肉パイプの
加工方法は図1乃至図5に示した手順により行われる。
【0010】図1は芯材1の外面を示す側面図で、この
芯材1は所定長さLを有して長手方向の中央部の外径d
0 が両端部1aの外径D0 よりも漸次縮径されて30〜
50μ程度細くなっており、材質は例えばセラミックの
ように線膨脹率の低いもので、表面は精密加工により仕
上げたものが使用されている。なお両端部1aは加工さ
れる薄肉パイプの両端に例えば軸受面を形成させるため
端面からL0 の長さは同じ外径D0 の支持面となってお
り、順次縮径されるのは支持面の長さL0 を外れた部分
からとされている。
【0011】これに対して薄肉パイプ(成形前を2aと
する)は図2にその断面を示すように材質は例えばアル
ミニュームや鉄材のように伝導率の高い材質のもので、
厚さtは0.2mm程度のものが使用される。これを前
記芯材1の外周面に遊嵌させるために加熱により径を膨
脹させる。
【0012】芯材1に遊嵌させた時点の状態は図3
(A)に示すように薄肉パイプ2aの内径は膨脹により
芯材1の外径D0 よりも大きいため薄肉パイプ2aの内
径と芯材1の中央部の外径d0 との間には両端部の外径
0 との隙間S1 よりも大きな隙間S2 となっている。
しかしながら薄肉パイプ2aの内面は冷却に伴い芯材1
の形状に倣つて図3(B)に示すように芯材1の外周面
に密着した形状に変形して常温状態で薄肉パイプ2bと
なる。これにより薄肉パイプ2bの外周面も薄肉のため
中央部が細く端部にかけて順次太くなる形状に変わるこ
とになる。なお、冷却は自然冷却あるいは強制冷却のい
ずれでもよい。
【0013】この状態になると薄肉パイプ2bを芯材1
から抜き出すことができないため、再度薄肉パイプ2b
を芯材1ともども再加熱する。これによりと薄肉パイプ
2bは熱伝導率が高いので膨脹して内径も大きくなる。
【0014】しかし芯材1の方は線膨脹率が低いため膨
脹の程度が少ないので芯材1の外径D0 と薄肉パイプ2
bの最も細い内径との間には図4に示すように僅少の隙
間S3 が生ずる。この隙間S3 を利用して薄肉パイプ2
bを芯材1から引き抜くことにより薄肉パイプ2bは加
工されたヒートローラとして使用することができる状態
となる。
【0015】すなわち加工されたヒートローラは必要の
場合のみ研磨したのち、テフロンによるコーティングを
行なってから使用される。
【0016】なおヒートローラの軸受面2cは芯材1の
両端部1aに接触した薄肉パイプ2bの両端部分が冷却
により芯材1の両端部1aに倣って形成される。
【0017】これにより図5(A)に外観図を示すよう
に両端に軸受面2cが設けられた形態となり、そしてこ
の軸受面2cを図示しない軸受により支持することによ
りヒートローラを軸受周りに回転可能とすることができ
る。
【0018】また軸受面2cの肉厚は極めて薄いために
実際には図5(B)に図5(A)の断面を示すように別
の補強材3をローラである薄肉パイプ2c内に挿入して
溶接または圧嵌めその他の固着手段により一体とし、こ
れを軸として使用するようにされる。図中、4はヒータ
挿入用の穴である。
【0019】図6は本発明の加工方法の応用例を示すも
ので、この方法によれば中央部が両端部と同径Dで、そ
のそれぞれの間を縮径dとした形状の薄肉パイプとする
こともできるので単に複写機のローラに限ることなく同
様な加工により他の用途への利用も可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、つぎのような効果が得られる。 1)中央部が両端部よりも漸次縮径された薄肉パイプに
よるローラが外径の研削加工や表面研磨なしに加工でき
るから極めて容易にかつ短時間に得ることができ、しか
も仕上がりも良好なものとなる。 2)ローラの長手方向の肉厚が変わることによる強度低
下が防止される。 3)加工に際して、従来のバルジ加工のように型や液圧
装置のような大掛かりな設備を必要としないから製作コ
ストも大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薄肉パイプの加工方法に使用さ
れる芯材の側面図。
【図2】図1の芯材に遊嵌される薄肉パイプの断面図。
【図3】(A)は図2の薄肉パイプが図1の芯材に遊嵌
された状態を示す断面図、(B)は薄肉パイプが冷却に
より芯材に倣って加工された状態を示す断面図。
【図4】図3(B)の薄肉パイプを再加熱して膨脹させ
た状態を示す断面図。
【図5】(A)は図4から薄肉パイプを引き抜いてロー
ラとした場合の外観図。(B)は(A)の部分断面図。
【図6】本発明により加工された応用例の一実施形態を
示す断面図。
【符号の説明】
1 芯材 1a 両端部 2a 薄肉パイプ(加工前) 2b 薄肉パイプ(加工後) 2c 軸受面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さを有する線膨脹率の低い材料から
    なる芯材の直径を支持面を除く両端部から中央部にかけ
    て漸次縮径するように形成し、この芯材にこれとほぼ等
    しい長さを有する薄肉パイプを加熱して遊嵌させたの
    ち、冷却することにより該薄肉パイプの内周面を前記芯
    材の外周面に倣って密着成形させ、前記薄肉パイプを再
    加熱してその径を膨脹させて前記芯材から引き抜くこと
    を特徴とする薄肉パイプの加工方法。
JP27933796A 1996-10-22 1996-10-22 薄肉パイプの加工方法 Pending JPH10128434A (ja)

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