JPH10127985A - ドライクリーナのソープ濃度管理装置 - Google Patents

ドライクリーナのソープ濃度管理装置

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JPH10127985A
JPH10127985A JP8303591A JP30359196A JPH10127985A JP H10127985 A JPH10127985 A JP H10127985A JP 8303591 A JP8303591 A JP 8303591A JP 30359196 A JP30359196 A JP 30359196A JP H10127985 A JPH10127985 A JP H10127985A
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JP
Japan
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soap
solvent
concentration
amount
washing tub
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Application number
JP8303591A
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English (en)
Inventor
Koichi Hatsuda
剛一 初田
Takami Rika
隆美 李家
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯槽内に供給される溶剤量を測定するセン
サを用いることなく、溶剤量に適した量のソープを自動
投入する。 【解決手段】 洗濯槽内の溶剤中のソープ濃度C1を測
定し(S5)、その後に少量のソープを投入し(S1
1)、再びソープ濃度C2を測定する(S13)。ソー
プ投入前後のソープ濃度変化(C2−C1)、及び投入し
たソープ量Aに基づいて溶剤量がわかるから、その溶剤
量、ソープ濃度の目標値C0及びソープ濃度C2を基にソ
ープの追加投入量に対応したソープ供給ポンプの作動時
間T2を算出し(S14)、この時間T2だけソープ供給
ポンプを駆動しソープを投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油系溶剤等を用
いて洗濯を行なうドライクリーナにおけるソープ濃度管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にドライクリーナでは、石油系等の
溶剤にカチオン系又はアニオン系等のソープを混合し、
このソープ濃度を適切な値(例えば0.3〜0.5%程
度)に保つと所望の洗浄性能が発揮される。溶剤に混入
されたソープは、洗濯物に染み込んで外部に運び去られ
たり、溶剤の循環路中に設けられたフィルタに吸着され
たりすることにより減少する。そのため、ドライクリー
ナによる洗浄行程時には、溶剤中のソープ濃度を測定
し、ソープ濃度が不足している場合には不足分のソープ
を自動的に追加投入するような処理が行なわれている。
【0003】例えば特公平7−28993号公報には、
このようなソープの自動濃度管理を行なうドライクリー
ナが開示されている。すなわち、このドライクリーナ
は、洗濯槽への溶剤の給液量を測定する溶剤給液量測定
手段と、給液された溶剤のソープ濃度を測定するソープ
濃度測定手段と、溶剤の給液量及び測定したソープ濃度
に基づき洗濯槽内の溶剤を所定のソープ濃度にするため
に必要なソープ供給用ポンプの作動時間を算出する演算
手段とを備えている。溶剤給液量測定手段は、具体的に
は所定流量以上の溶剤が溶剤給液路に流れたときに検知
信号を出力する流量センサと、洗濯槽内の液位が所定液
位に到達したことを検知する液位センサと、所定流量以
上の溶剤が溶剤給液路に流れ始めてから洗濯槽内の液位
が所定液位に到達するまでの時間を計測する計時手段と
から構成される。
【0004】演算手段は、計時手段により測定された溶
剤給液量に対応する時間Tx、ソープ濃度センサにより
測定されたソープ濃度Cx[%]及びソープ濃度の目標値
として入力設定された値Cy[%]に基づき、次式による
演算を実行することによりソープ供給用ポンプの作動時
間Tyを求める。 Ty=(Tx/B)・(Cy−Cx) ここで、Bはソープ供給用ポンプの供給能力等に依存す
る係数である。測定されたソープ濃度Cxがソープ濃度
の目標値Cyに不足している場合、この作動時間Tyだけ
ソープ供給用ポンプを動作させることにより溶剤中のソ
ープ濃度を目標値Cyに近づける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドライクリーナでは流量センサ等の溶剤給液量測定
手段を備える必要があり、一般にこのようなセンサは高
価であるためコストが高くなる。また、流量センサは溶
剤の循環路中に設ける必要があるため、市場に多く出回
っている、ソープ濃度センサを備え測定したソープ濃度
に応じて作業者自らがソープを投入するソープ手動投入
のドライクリーナに対して上記のようなソープ濃度管理
機能を後付けすることは困難であった。
【0006】本発明は上記問題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、高価なセンサ等を
使用することなく通常備えられているソープ濃度測定機
能を利用して自動的に最適な量のソープを投入するドラ
イクリーナのソープ濃度管理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、溶剤を収容した溶剤タンクと、洗
濯物を収容するドラムを内装した洗濯槽と、該洗濯槽に
前記溶剤タンクから溶剤を供給する溶剤供給手段とを備
えるドライクリーナにおいて、溶剤に混合するソープの
濃度を管理するソープ濃度管理装置であって、 a)ソープを収容したソープ容器と、 b)前記洗濯槽内に供給される溶剤に前記ソープ容器から
ソープを供給するソープ供給手段と、 c)前記洗濯槽へ供給される溶剤のソープ濃度を測定する
濃度測定手段と、 d)少量のソープを前記ソープ供給手段により供給する前
後のソープ濃度を前記濃度測定手段によりそれぞれ測定
し、該ソープ投入量及び測定結果に基づき溶剤量を算出
する第1演算手段と、 e)該第1演算手段により算出された溶剤量、少量のソー
プが供給された後のソープ濃度及びソープ濃度の目標値
に基づき、溶剤のソープ濃度を該目標値に近づけるため
に必要な前記ソープ供給手段の作動時間を算出する第2
演算手段と、 f)該第2演算手段の演算結果に基づき前記ソープ供給手
段を作動させる制御手段と、を備えることを特徴として
いる。
【0008】また、上記ソープ濃度管理装置は、少量の
ソープを供給する前に前記濃度測定手段により測定され
たソープ濃度がソープ濃度の目標値以上であるとき、ソ
ープ供給を行なわない構成とすることが好ましい。
【0009】更に、上記ソープ濃度管理装置は、ドライ
クリーナの標準使用溶剤量に対応する指標を設定する設
定手段を備え、該設定手段により設定された指標に応じ
て少量のソープを供給する際のソープ量を決定する構成
とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るソープ濃度管理装置
では、洗浄を実行する前に、第1演算手段は、溶剤が溜
められた洗濯槽に既知量の少量のソープを供給する前後
のソープ濃度をそれぞれ測定し、そのソープ濃度の差
(変化量)とソープの供給量とから洗濯槽内の溶剤量を
算出する。第2演算手段は、第1演算手段による溶剤量
の算出結果を受け、少量のソープが供給された後のソー
プ濃度と目標値との差をなくすために必要なソープ供給
量を求め、ソープ供給手段の能力(例えばポンプの吸引
・吐出能力)に応じてそのソープ供給量を得るためのソ
ープ供給手段の作動時間を算出する。これにより、洗濯
槽に供給される溶剤量を直接測定する手段を備えていな
くても、計算により算出された溶剤量及びソープ濃度の
目標値に適合した適宜の量のソープが追加投入される。
【0011】なお、実際の演算においては、上述のよう
に第1演算手段にて溶剤量を算出した後に第2演算手段
にて作動時間を算出するという手順をとる必要はなく、
始めのソープ投入量、そのソープ投入前後の各ソープ濃
度、及びソープ濃度の目標値に基づいて作動時間を算出
することができる。
【0012】溶剤量を算出するために少量のソープを供
給する前に既に溶剤中の残留ソープの濃度が目標値以上
である場合には、ソープを追加投入する必要はない。そ
こで、少量のソープを供給する前に濃度測定手段により
測定したソープ濃度が目標値以上である場合には、ソー
プ追加投入ための処理を停止し速やかに洗浄を実行す
る。
【0013】溶剤量を算出するために供給するソープ量
が溶剤量に対して少な過ぎるとソープ濃度は僅かしか変
化しないから、算出される溶剤量の誤差が大きくなる。
逆に、始めのソープ量が溶剤量に対して多過ぎると、そ
の供給によりソープ濃度が目標値を越えてしまう恐れが
ある。したがって、始めのソープ供給は溶剤量やソープ
濃度の目標値を勘案した適宜の量であることが望まし
い。そこで、例えば、このソープ濃度管理装置を既存の
ドライクリーナに取り付けて使用する場合、作業者は設
定手段により当該ドライクリーナの標準使用溶剤量に対
応する指標を入力設定する。第1演算手段は、設定され
た指標に応じて始めに供給するソープ量を決定する。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るソープ濃度管理装置によれ
ば、洗濯槽内の溶剤量を測定する流量センサ、液位セン
サ等の給液量測定手段がドライクリーナに装備されてい
なくても、ソープ供給動作及びソープ濃度の測定により
溶剤量が算出され、その溶剤量に見合った量のソープが
追加投入される。したがって、ソープ濃度の自動管理を
行なうのに従来は必要であった高価なセンサが不要にな
ると共に、そのようなセンサを装備していないドライク
リーナに対しても簡単にソープ濃度の自動管理の機能を
付加することができる。
【0015】更に、標準使用溶剤量に対応する指標を外
部から入力設定し、その指標に応じて始めに投入するソ
ープ量を変えるようにすることにより、洗濯容量の相違
する種々のドライクリーナに適合する汎用性の広いソー
プ濃度管理装置を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明によるソープ濃度管理装置の実
施例を図面を参照して説明する。図1はこの実施例によ
るソープ濃度管理装置を備えたドライクリーナの配管系
統を示す構成図である。図示しないドラムを内装する洗
濯槽10底部に連結された排液管路はボタントラップ1
1に接続されている。ボタントラップ11は、排出され
た溶剤に混入する衣服のボタンのような固形物を除去す
るためのフィルタの一種である。このボタントラップ1
1には、例えばフロートスイッチ等から成る液位センサ
12が付属して設けられており、洗濯槽10内の溶剤の
液位が所定液位に達したことを検知できるようになって
いる。ボタントラップ11底部の排液口には排液弁13
が接続されている。
【0017】溶剤タンク14は洗浄に必要な量以上の溶
剤を貯えておくためのもので、その給液口には元弁15
が接続されている。排液弁13及び元弁15の他方は合
流し、逆止弁16を介して溶剤ポンプ17の吸入口側に
接続されている。溶剤ポンプ17の吐出口側はフィルタ
18の入口側に連結され、フィルタ18の出口側は溶剤
の温度制御用の熱交換器19に接続されている。フィル
タ18は濾紙及び活性炭を内蔵しており、溶剤に混入し
た微小な塵や不純物を除去する。熱交換器19には必要
に応じて冷却用の水(又は冷却風)、或いは加熱用の蒸
気が導入され、溶剤を所定の温度範囲に維持する働きを
する。
【0018】熱交換器19の出口側は循環弁20を介し
て溶剤タンク14へ接続されると共に、給液弁21を介
して洗濯槽10上部に接続されている。給液弁21と洗
濯槽10との間にはソープ濃度センサ22が設けられて
いる。ソープ供給ポンプ23はソープ容器24からソー
プを吸引し、吐出されたソープは洗濯槽10内に投入さ
れる。洗濯槽10を乾燥室として兼用する場合(いわゆ
るホットドライクリーナである場合)には、洗濯槽10
に熱風を循環供給する通気路内に気化溶剤を回収する溶
剤回収部25を設け、冷却により凝縮液化した溶剤に混
入している水を水分離器26にて除去した後に溶剤タン
ク14に戻す。
【0019】図2は本実施例のドライクリーナにおける
ソープ濃度管理に関連する電気系構成図である。制御部
40はマイクロコンピュータ等から構成され、CPU、
ROM、RAM、I/O部等を含んでいる。制御部40
には、操作部41からキー入力信号が入力されると共
に、液位センサ12及びソープ濃度センサ22から検知
信号がそれぞれ入力される。また、制御部40は運転の
進行状況をモニタする表示を行なうための信号を表示部
42に出力する。更に、制御部40はROMに格納して
いる運転プログラムに従って駆動回路43に制御信号を
出力し、溶剤ポンプ17及びソープ供給ポンプ23の動
作を制御すると共に、排液弁13、元弁15、循環弁2
0及び給液弁21の開閉を制御する。
【0020】上記構成を有するドライクリーナにおける
ソープ濃度管理の制御動作を図3のフローチャートに沿
って説明する。まず、作業者により操作部41において
ソープ濃度の目標値が設定される(ステップS1)。ソ
ープ濃度の目標値はソープの種類により相違するが通常
0.3〜0.5%程度であって、設定した値を変更する
必要がなければ毎回設定する必要はない。制御部40は
設定されたソープ濃度の目標値をRAMに目標値C0
[%]として記憶する。
【0021】作業者が操作部41にて洗浄開始ボタンを
操作すると(ステップS2)、制御部40は排液弁13
及び循環弁20を閉鎖すると共に元弁15及び給液弁2
1を開放し(ステップS3)、更に溶剤ポンプ17を駆
動するべく駆動回路43に制御信号を出力する(ステッ
プS4)。これにより、溶剤タンク14内の溶剤は溶剤
ポンプ17に吸引・吐出されて、フィルタ18、熱交換
器19、給液弁21を通って洗濯槽10内に供給され
る。
【0022】上記給液中に、制御部40はソープ濃度セ
ンサ22からの検知信号により洗濯槽10に供給される
溶剤中のソープ濃度C1[%]を測定する(ステップS
5)。そして、ソープ濃度C1をRAMに記憶している
目標値C0と比較し(ステップS6)、C1≧C0である
ときには予めリセットされているソープ供給フラグFを
セットする(ステップS7)。
【0023】制御部40は液位センサ12からの検知信
号により洗濯槽10内の液位が所定液位に達したことを
検知すると(ステップS8)、溶剤タンク14からの給
液を停止するために元弁15を閉鎖し排液弁13を開放
する(ステップS9)。これにより、洗濯槽10内の溶
剤はボタントラップ11、溶剤ポンプ17、フィルタ1
8、熱交換器19、給液弁21を通って洗濯槽10に循
環するため、洗濯槽10内の液位はほぼ一定に維持され
る。
【0024】このとき、洗濯槽10内の液位は既知であ
るが、ドラムに収容されている衣類の量やその繊維の種
類により吸液量が大きく相違するから、洗濯槽10に溜
まっている溶剤量(厳密には洗濯槽10を含む上記溶剤
の循環路中の溶剤量)は未知である。そこで、ソープ供
給フラグFを判定し(ステップS10)、ソープ供給フ
ラグFがリセットされているときにはステップS11以
降へと進み、溶剤量を算出するための処理を行なう。
【0025】まず、ソープ供給ポンプ23を駆動し、洗
濯槽10内に所定量A[L]のソープを投入する(ステッ
プS11)。すなわち、ソープ供給ポンプ23の供給能
力がK[L/分]であるとき、式(1)にてソープ供給ポ
ンプ23の作動時間T1を算出し、この時間T1だけソー
プ供給ポンプ23を駆動する。 T1=A/K …(1) ここで、所定量Aは、標準使用溶剤量S[L]、測定した
ソープ濃度C1、及びソープ濃度の目標値C0に基づいて
適当に決められる。標準使用溶剤量Sは通常洗濯槽10
の大きさに応じて決められており、予め制御部40のR
OMに記憶される。
【0026】標準使用溶剤量Sに対し、当該時点でのソ
ープ濃度C1をソープ濃度の目標値C0にするために必要
なソープ量P[L]は(2)式で求まる。 P=S・(C0−C1)/100 …(2) 洗濯槽10内の溶剤量が標準使用溶剤量Sよりも少ない
場合、追加投入すべきソープの量はソープ量Pよりも当
然少ないから、溶剤量の減少分を考慮して所定量Aはソ
ープ量Pよりも少ない値に設定しておく必要がある。し
かしながら、洗濯槽10内の溶剤量に対して所定量Aが
少な過ぎると、所定量Aのソープを投入した後のソープ
濃度変化が小さく、後述の溶剤量の算出の精度が劣化し
てしまう。このため、所定量Aは適度な量にしておくこ
とが好ましく、例えば算出したソープ量Pの1/5程度
の値とするとよい。
【0027】上述のようなソープ投入後、所定時間(例
えば30秒程度)ドラムを回転させて通常の洗浄を実行
する(ステップS12)。これにより、投入されたソー
プが洗濯槽10内で攪拌されて溶剤とよく混ざり合う。
【0028】次に制御部40は、ソープ濃度センサ22
の検知信号によりソープ濃度C2[%]を測定する(ステ
ップS13)。このときのソープ濃度C2は、上記ステ
ップS11にて投入されたソープに相当する分だけ濃度
が高まっている筈であり、その濃度変化は洗濯槽10内
の溶剤量に依存している。この溶剤量D[L]は式(3)
により逆算できる。 D=A/(C2−C1) …(3) また、ソープ濃度C2を目標値C0にするために必要な追
加のソープ量Q[L]は、 Q=D・(C0−C2)=A・(C0−C2)/(C2−C1) …(4) となる。更に、ソープ供給ポンプ23の作動時間T2
[分]は、 T2=Q/K=A・(C0−C2)/〔K・(C2−C1)〕 …(5) となる。
【0029】したがって、制御部40は、ステップS5
にて測定したソープ濃度C1、ステップS13にて測定
したソープ濃度C2、ソープ濃度の目標値C0、及びステ
ップS11でのソープの投入量Aに基づき作動時間T2
を算出することができる(ステップS14)。そして、
ソープ供給ポンプ23をこの時間T2だけ駆動すること
により洗濯槽10にソープを追加投入する(ステップS
15)。
【0030】以上のソープの投入行程が終了したならば
洗浄を開始する(ステップS16)。また、上記ステッ
プS10にてソープ供給フラグFがセットされていると
きには、ソープの追加投入を行なう必要がないのでステ
ップS10からS16へと進み、速やかに洗浄を開始す
る。
【0031】なお、以上の説明では、洗濯槽10内の溶
剤を、ボタントラップ11→溶剤ポンプ17→フィルタ
18→熱交換器19→給液弁21→洗濯槽10と循環さ
せながら洗浄を行なう場合について述べた。このため、
式(3)により算出される溶剤量は実際には洗濯槽10
を含む上記循環路中に存在する溶剤量であり、この溶剤
が目標とするソープ濃度となるようにソープ濃度が管理
される。
【0032】これに対し、上記ドライクリーナでは、洗
浄中は給液弁21及び排液弁13を閉鎖した状態、すな
わち洗濯槽10の溶剤を循環させずに溜めたままで洗浄
を行なうようにすることもできる。この場合には、式
(3)により算出される溶剤量は純粋に洗濯槽10内に
存在する溶剤量であり、この溶剤が目標とするソープ濃
度となるようにソープ濃度が管理される。但し、この場
合にはソープ濃度センサ22は洗濯槽10内の溶剤に含
まれるソープ濃度を検知可能な位置、例えば洗濯槽10
とボタントラップ11との間に配置する必要がある。
【0033】更に上記ドライクリーナは、洗濯槽10及
び溶剤タンク14を含めた循環路を形成し、この循環路
に溶剤を流しながら洗浄を行なう構成とすることもでき
る。この場合には、式(3)により算出される溶剤量は
洗濯槽10及び溶剤タンク14を含む循環路中に存在す
る全溶剤量であり、この溶剤が目標とするソープ濃度と
なるようにソープ濃度が管理される。このように、いず
れの場合においても洗浄に利用される洗濯槽10内の溶
剤のソープ濃度は洗浄に適したソープ濃度に管理され
る。
【0034】なお、上記説明ではソープ自動濃度管理機
能を組み込んだドライクリーナについて述べたが、ソー
プ自動投入器を備えていないドライクリーナにソープ濃
度管理装置を後付けする構成とすることもできる。この
ようなソープ濃度管理装置では、種々の洗濯容量のドラ
イクリーナに対応可能なように、標準使用溶剤量又はそ
の指標となる値を予め入力設定できるようにしておく。
例えば、ドライクリーナの洗濯容量(10kg、20k
g...)を入力設定するようにしておくと、この種の
ドライクリーナおける洗濯容量に対する標準使用溶剤量
はほぼ決まっているから、入力設定された洗濯容量を標
準使用溶剤量に換算し、この標準使用溶剤量を始めのソ
ープ量Pを算出する際に利用することができる。
【0035】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえることは明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のソープ濃度管理装置を備え
たドライクリーナの配管系統を示す構成図。
【図2】 本実施例のドライクリーナの電気系構成図。
【図3】 本実施例のドライクリーナにおけるソープ濃
度管理の制御動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…洗濯槽 17…溶剤ポンプ 22…ソープ濃度センサ 23…ソープ供給ポンプ 24…ソープ容器 40…制御部 41…操作部 43…駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤を収容した溶剤タンクと、洗濯物を
    収容するドラムを内装した洗濯槽と、該洗濯槽に前記溶
    剤タンクから溶剤を供給する溶剤供給手段とを備えるド
    ライクリーナにおいて、溶剤に混合するソープの濃度を
    管理するソープ濃度管理装置であって、 a)ソープを収容したソープ容器と、 b)前記洗濯槽内に供給される溶剤に前記ソープ容器から
    ソープを供給するソープ供給手段と、 c)前記洗濯槽へ供給される溶剤のソープ濃度を測定する
    濃度測定手段と、 d)少量のソープを前記ソープ供給手段により供給する前
    後のソープ濃度を前記濃度測定手段によりそれぞれ測定
    し、該ソープ投入量及び測定結果に基づき溶剤量を算出
    する第1演算手段と、 e)該第1演算手段により算出された溶剤量、少量のソー
    プが供給された後のソープ濃度及びソープ濃度の目標値
    に基づき、溶剤のソープ濃度を該目標値に近づけるため
    に必要な前記ソープ供給手段の作動時間を算出する第2
    演算手段と、 f)該第2演算手段の演算結果に基づき前記ソープ供給手
    段を作動させる制御手段と、 を備えることを特徴とするソープ濃度管理装置。
  2. 【請求項2】 少量のソープを供給する前に前記濃度測
    定手段により測定されたソープ濃度がソープ濃度の目標
    値以上であるとき、ソープ供給を行なわないことを特徴
    とする請求項1に記載のソープ濃度管理装置。
  3. 【請求項3】 ドライクリーナの標準使用溶剤量に対応
    する指標を設定する設定手段を備え、該設定手段により
    設定された指標に応じて少量のソープを供給する際のソ
    ープ量を決定することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のソープ濃度管理装置。
JP8303591A 1996-10-28 1996-10-28 ドライクリーナのソープ濃度管理装置 Pending JPH10127985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030037918A (ko) * 2001-11-07 2003-05-16 주식회사 엘지생활건강 분말세제의 계면활성제 상당분의 분석방법 및 여과장치
JP2010537787A (ja) * 2007-09-07 2010-12-09 ディバーシー・インコーポレーテッド 物質供給システムと方法

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