JPH0535839Y2 - - Google Patents

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JPH0535839Y2
JPH0535839Y2 JP2205389U JP2205389U JPH0535839Y2 JP H0535839 Y2 JPH0535839 Y2 JP H0535839Y2 JP 2205389 U JP2205389 U JP 2205389U JP 2205389 U JP2205389 U JP 2205389U JP H0535839 Y2 JPH0535839 Y2 JP H0535839Y2
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temperature
cooler
distiller
distillation
temperature sensor
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、蒸溜再生可能な溶剤を用いるドライ
クリーナに関する。
(ロ) 従来の技術 この種のドライクリーナの一例が実開昭63−
103890号公報に開示されている。このものは、蒸
溜溶剤を冷却するクーラーの冷却水量を検出して
冷却不足かどうかをまず判別する。そして冷却可
の場合に、クーラーの中段の温度をセンサで検知
し、それを上限、下限の各設定温度と比較し、こ
の比較結果に基ずいて蒸留器の加熱手段を非作動
にしている。
具体的には、蒸留器からの蒸留溶剤が流入して
いるときのクーラー内は下限温度40℃を越え上限
温度60℃を越えないようになつている。そして、
センサが上限温度60℃を検知すると冷却水の温度
が高いか、又は冷却水が不足していると判断し、
要するに冷却機能が異常と判断して異常表示をし
ていた。
一方蒸留器内の溶剤がなくなると、クーラーに
導入される高温の蒸留溶剤もなくなり、クーラー
は冷却コイルにより温度低下してくる。するとセ
ンサが下限温度40℃を検知して蒸留器からの蒸留
溶剤がなくなつたと判断して、蒸留器を加熱する
加熱手段を非作動にし、蒸留作業を終了してい
た。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし乍ら、上述の従来技術では、センサが下
限温度40℃を検知するのは、蒸留器からの蒸留溶
剤がなくなつた時だけではない。即ち、冷却水の
温度が低い時や蒸留器からの蒸留溶剤の量が少な
い時は、センサ部分の温度は、なかなか下限温度
40℃以上にならない場合がある。
これらの原因は、センサーをクーラー内の中段
に位置させているためである。即ち、クーラーの
上部から流入した蒸留溶剤は冷却コイルによつて
熱交換されるのでクーラー内下方に行くに従い低
下する。従つて中段に位置したセンサ部分は下限
温度40℃以下のままの場合がある。更にセンサを
気液の境界部分に位置させてあるので、クーラー
の内圧の変化により液面が変化し、その液面がセ
ンサ位置を越えると、このセンサは、凝縮液の温
度を検知してしまう。すると凝縮液の温度は低い
ので、センサは直ちに下限温度40℃を検知して蒸
留中にもかかわらず、蒸留が終了したと判断して
いた。
一方センサが上限温度60℃を検知して冷却機能
が異常と判断する時は、上述したように冷却水の
温度が高い時であるが、冷却水の温度が異常でな
い程度の温度の時でも、センサ部分は60℃以上に
なる時がある。それは上述したように蒸留器から
高温の蒸留溶剤が継続して入つており冷却コイル
と充分熱交換されない内にセンサが検知するため
であり、そのためセンサが上限温度60℃を検知し
ても、それが本当に冷却機能の異常ということは
できず、結果的に異常検知が正しく行われず、又
そのために、蒸留中にもかかわらず、蒸留が終了
したと判断してこの蒸留作業を早期に終了してし
まうという問題が生じていた。
本考案は上記の問題点を解決したもので、クー
ラー内の上下2位置での温度を検知して蒸留作業
を効率よく行おうとするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案による解決手段は、再生せんとする溶剤
を加熱蒸溜する蒸溜器と、この蒸留器を加熱する
加熱手段と、上記蒸溜器により蒸留された蒸溜溶
剤を導入する導入口を上部に設け、凝縮した凝縮
液を所定量滞留させ、且つこの滞留凝縮液を水分
離器へ導出する導出口を設けたクーラーと、この
クーラー内に設けられ、一部が上記滞留凝縮液に
浸漬して該クーラーを冷却する冷却コイルと、こ
の冷却コイルに冷却水を供給する冷水供給手段
と、上記クーラー内上部に設けられ、蒸溜器から
の蒸溜溶剤の温度を検知する第1温度センサと、
上記クーラー内の滞留凝縮液の温度を検知する第
2温度センサと、上記第1温度センサの検知温度
に基づいて、蒸溜器による蒸留の終了を判別する
終了温度判別部と、この終了温度判別部からの判
別信号に基づいて、上記加熱手段を非作動にする
加熱制御部と、上記第2温度センサの検知温度に
基づいて上記冷水供給手段の異常を判別する異常
温度判別部と、この異常温度判別部からの判別信
号に基づいて、異常表示を行う異常表示部を備え
たドライクリーナである。
(ホ) 作用 冷却能力の高低は第2温度センサの検知温度で
判別し、蒸溜の進捗は第1温度センサの検知温度
で判別する。従つて、冷却水温が異常に低い場合
でも、第1温度センサは上部の従来よりも高い温
度、例えば55℃程度を検知するので、蒸溜は進め
られる。即ち、蒸溜の進捗は従来よりも高温の領
域で判別していく。
一方、高温域で判別していくと、冷却能力の低
いことを検知しにくいが、これは第2温度センサ
が検知する。即ち、蒸溜が進んで本来は能力に沿
つた一定な温度を検知するべきところが、非常な
高温、例えば65℃程度を検知すると、これは冷却
水温が高すぎる、冷却水が不足していると判別す
るのである。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて説明すると、洗浄用の溶
剤を収容した第1タンク1、すすぎ用の溶剤を収
容した第2タンク2は、夫々元弁3,4を介して
ポンプ5の吸込側に接続してある。ポンプ5の吐
出側の主流路は、逆止弁6、フイルター弁7、カ
ートリツジ式のフイルター8、ソープ濃度検出器
9、給液弁10を介して洗浄槽11に連通する。
この主流路のソープ濃度検出器9の上流側は、循
環弁12を介して第1タンク1に戻る。また、こ
の主流路のフイルター弁7の上流側は、蒸溜弁1
3を介して蒸溜器14に連なる。そして、フイル
ター弁7及びフイルター8を、バイパス弁15を
有するバイパス路によつてバイパスしている。洗
浄槽11の排気口は、ボタントラツプ16及び排
液弁17を介してポンプ5の吸込側に接続してあ
る。
蒸溜器14からの蒸溜溶剤は、クーラー18及
び水分離器19を介して第2タンク2に至る。洗
浄槽11には、衣類中の溶剤を凝縮させつつ衣類
を乾燥させるために、回収槽20が付設してあ
る。また、ボタントラツプ16には、フロートス
イツチ等の液位検知手段21が付設してある。
ここで、蒸溜器14は、スチーム供給源及び供
給弁22により収納溶剤を加熱するものであり、
供給弁22を開閉することにより加熱制御され
る。また、クーラー18は、チラー等の冷水供給
源から供給された冷却水を上→下→上と移動させ
る冷却コイル23を内装しており、蒸溜器14か
らの蒸溜溶剤を上部から導入し、下部から水分離
器19に導出する。そして、このクーラー18の
上段には第1温度センサ24が、下段には第2温
度センサ25が夫々設けてあり、クーラー18内
の温度を検知する。
而して、ドライクリーナの運転全体はCPU,
ROM,RAM,I/Oからなるマイクロコンピ
ユータ(以下マイコン)26によつて制御され、
その制御ブロツク図を第2図で示す。マイコン2
6は、運転制御、特に蒸溜制御のために、加熱制
御部27、終了温度判別部28、異常温度判別部
29、5分カウンタ30及び15分カウンタ31を
構成する。
次に、第3図のフローチヤート及び第4図イ,
ロの温度特性図に基づいて、蒸溜作業を単独に行
なうか、運転プログラム中の蒸溜作業を行なう場
合について説明する。
まず、マイコン26の加熱制御部27がスチー
ムの供給弁22を開放する。すると、蒸溜器14
内の使用ずみ溶剤は約130℃で加熱蒸溜され、ク
ーラー18内に上部から導入されていく。第1温
度センサ24は、導入された蒸溜溶剤と冷却コイ
ル23との熱交換されるところの温度を検知し、
その検知信号をマイコン26に出力している。ま
た、第2温度センサ25は、導入され、凝縮液化
した溶剤の温度を検知し、その検知信号をマイコ
ン26に出力している。
マイコン26の終了温度判別部28は、終了温
度55℃と第1温度センサ24の検知温度を比較、
判別し、異常温度判別部29は、異常温度65℃と
第2温度センサ25の検知温度を比較、判別す
る。
第1温度センサ24が上昇時の終了温度55℃を
検知すると、終了判別部28が初期判別信号を出
力し、第2温度センサ25が異常温度65℃を検知
するか見る。異常が無ければ、このまま凝縮液化
が進み、第1温度センサ24が下降時の終了温度
55℃を検出すると、終了判別部28が終了判別信
号を出力し、この出力信号により5分カウンタ3
0がカウントを開始する。そして、5分経過する
と、供給弁22が閉成されて蒸溜作業が終了す
る。
供給弁22を開放した作業初期にあつて、第1
温度センサ24が上昇時の55℃を検知しない間
は、15分カウンタ31のカウントアツプを待ち、
その後5分カウンタ30のカウントアツプを経て
閉弁する。即ち、20分間は蒸溜作業を行なう。ま
た、第2温度センサ25が作業中に65℃以上を検
知すると、閉弁して冷却不足の表示を表示器32
によつて行なう。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、クーラーの上部の温度で終了
判別を行なうと共に、下部の温度で異常判別を行
なうので、高温領域で安定して判別できると共
に、冷却不足を的確に判別でき、蒸溜作業を極め
て信頼性の高い状態で実行するドライクリーナを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による要部の断面図、第2図は
制御ブロツク図、第3図は動作説明図のためのフ
ローチヤート、第4図イ,ロは第1、第2温度セ
ンサが検知する温度特性図、第5図はドライクリ
ーナの配管系統図である。 14……蒸溜器、18……クーラー、22……
供給弁、23……冷却コイル、24……第1温度
センサ、25……第2温度センサ、26……マイ
コン、27……加熱制御部、28……終了温度判
別部、29……異常温度判別部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生せんとする溶剤を加熱蒸溜する蒸溜器と、
    この蒸留器を加熱する加熱手段と、上記蒸溜器に
    より蒸留された蒸溜溶剤を導入する導入口を上部
    に設け、凝縮した凝縮液を所定量滞留させ、且つ
    この滞留凝縮液を水分離器へ導出する導出口を設
    けたクーラーと、このクーラー内に設けられ、一
    部が上記滞留凝縮液に浸漬して該クーラーを冷却
    する冷却コイルと、この冷却コイルに冷却水を供
    給する冷水供給手段と、上記クーラー内上部に設
    けられ、蒸溜器からの蒸溜溶剤の温度を検知する
    第1温度センサと、上記クーラー内の滞留凝縮液
    の温度を検知する第2温度センサと、上記第1温
    度センサの検知温度に基づいて、上記蒸留器によ
    る蒸溜の終了を判別する終了温度判別部と、この
    終了温度判別部からの判別信号に基づいて、上記
    加熱手段を非作動にする加熱制御部と、上記第2
    温度センサの検知温度に基づいて上記冷水供給手
    段の異常を判別する異常温度判別部と、この異常
    温度判別部からの判別信号に基づいて、異常表示
    を行う異常表示部を備えたドライクリーナ。
JP2205389U 1989-02-27 1989-02-27 Expired - Lifetime JPH0535839Y2 (ja)

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