JPH10127965A - リンキング装置 - Google Patents

リンキング装置

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JPH10127965A
JPH10127965A JP30083496A JP30083496A JPH10127965A JP H10127965 A JPH10127965 A JP H10127965A JP 30083496 A JP30083496 A JP 30083496A JP 30083496 A JP30083496 A JP 30083496A JP H10127965 A JPH10127965 A JP H10127965A
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JP
Japan
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knitted fabric
needle
feed amount
linking
setting
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JP30083496A
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English (en)
Inventor
Toshikatsu Hayashi
俊克 林
Saichiro Moriguchi
佐一郎 守口
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上がりのよい自動リンキングを可能に
することにある。 【解決手段】 リンキング装置は、第1の編地を目拾い
しつつ該第1の編地に針列の針による針刺しを順次行
い、第2の編地の縫合部を移動させて該第2の編地に針
列の針による針刺しを順次行い、第1および第2の編地
に同一の針列の針による針刺しをした状態で両編地を縫
合する。リンキング装置の制御装置は、第2の編地の縫
合部を複数の設定領域に仮想的に分割して1回の針刺し
当たりの第2の編地の送り量を設定領域毎に記憶してお
き、各針刺しの進行度合いから次に針刺しをする設定領
域を検出してその設定領域を対応する送り量に基づいて
第2の編地のための案内手段を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の編地につい
て目拾いをしながら他方の編地について目拾いをするこ
となく、2つの編地を縫合するリンキング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衿編地と身頃編地とを自動的に縫製する
自動リンキング装置の1つとして、特願平7−3238
81号公報に記載された装置がある。このリンキング装
置は、衿編地のような付属編地を目拾いしつつ、該付属
編地に針列の針による針刺しを順次行い、身頃編地の縫
合部(たとえば、衿ぐり)を編地案内手段により移動さ
せて身頃編地に前記針列の針による針刺しを順次行い、
両編地に同一の針列の針による針刺しをした状態で両編
地を縫合する。
【0003】しかし、従来のリンキング装置は、1回の
針刺し当たりの編地の移動量が一定であるため、仕上が
りのよいリンキングを期待することができない。たとえ
ば、身頃編地の縫合部を伸長させた状態でリンキング装
置に仕掛けるから、身頃編地の衿ぐりが伸長率の異なる
複数の部分で構成されていると、前記部分毎の針刺し数
が設定値と異なってしまい、その結果縫製後の身頃編地
の衿ぐり形状が縫製前の自然状態の形状と異なる、身頃
編地の編目の縦方向の配列ラインが縫製後に衿ぐり付近
で曲がってしまう、身体にあった立体的な丸みを身頃編
地に形成されない等の不都合を生じる。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、仕上がりの
よい自動リンキングを可能にすることにある。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明のリンキング装置は、
第1の編地を目拾いしつつ該第1の編地に針列の針によ
る針刺しを順次行い、第2の編地の縫合部を編地案内手
段により移動させて該第2の編地に針列の針による針刺
しを順次行い、第1および第2の編地に同一の針列の針
による針刺しをした状態で両編地を縫合するリンキング
装置であって、編地案内手段を制御する制御装置を含
み、該制御装置は、第2の編地の縫合部を複数の設定領
域に仮想的に分割して1回の針刺し当たりの第2の編地
の送り量を設定領域毎に記憶する記憶器と、各針刺しの
進行度合いから次に針刺しをする設定領域を検出してそ
の設定領域に対応する送り量を読み出し、当該設定領域
を移動させるべく読み出した送り量に基づいて編地案内
手段を作動させる制御器とを備える。
【0006】送り量は、縫製後の縫合部の形状が縫製前
の自然の状態を維持する値に設定してもよいし、縫合部
近傍の編目の配列方向が縦方向にまっすぐになる値に設
定してもよく、さらには編地に形成された丸みが縫製後
も維持する値に設定してもよい。これにより、第2の編
地は、設定領域毎に異なる速度で針刺し位置へ移動さ
れ、第1の編地に刺し通された針による盲刺しをされ
る。
【0007】本発明によれば、第2の編地を縫合部の設
定領域毎に適宜な速度で前進させることができるから、
仕上がりのよいリンキングをすることができる。
【0008】第1の編地への針刺し位置において第2の
編地に第1の編地への針刺しの後に針刺しをする手段を
備えてもよいし、第1の編地への針刺し位置より編地の
移動方向の下流側に設定された針刺し位置において第2
の編地に針刺しをする手段を備えてもよい。
【0009】記憶器は、第2の編地の縫合部を伸長率の
異なる部分毎の前記設定領域に仮想的に分割し、針刺し
1回当たりの第2の編地の送り量を対応する設定領域の
伸長率に応じて記憶してもよい。このようにすれば、第
2の編地の縫合部の長さ寸法を適宜な値に維持しながら
第2の編地を移動させることにより、縫製後の縫合部の
状態を縫製前の自然の状態に維持することができる。
【0010】記憶器は、第2の編地の縫合部をその伸長
率に関係なく前記設定領域に仮想的に分割し、第2の編
地の送り量を対応する設定領域に応じて記憶してもよ
い。送り量は、たとえば、試しリンキングを行って作業
者が仕上がり具合から各設定領域の送り量を適宜変更す
ることを繰り返すことにより決定することができる。こ
のようにすれば、縫製前の縫合部の自然の状態の形状を
縫製後も維持させること、縫製前の縫合部近傍の編目の
配列状態を縫製後も維持すること、または立体的な形状
を縫製により形成することができる。
【0011】記憶器は、第2の編地の縫合部を伸長率の
異なる部分毎の前記設定領域に仮想的に分割するととも
に、分割した各設定領域をさらに複数の小領域に仮想的
に細分割し、第2の編地の送り量を対応する設定領域の
伸長率に応じて設定領域毎または小領域毎に記憶しても
よい。送り量は、たとえば、先ず縫製後の編地の形状が
縫製前の形状から変化しないような送り量を設定領域毎
に決定し、その後は決定した送り量で試しリンキングを
行い、仕上がり具合から各設定領域の小領域毎の送り量
を修正することを繰り返すことにより決定することがで
きる。このようにすれば、縫製前の縫合部の自然の状態
を縫製後も維持させること、縫製前の縫合部近傍の編目
の配列状態を縫製後も維持すること、または立体的な形
状を縫製により形成することができる。
【0012】1回の針刺し当たりの第2の編地の送り量
は、針刺し回数に対応させて設定領域毎に記憶させても
よいし、第2の編地の総移動量に対応させて設定領域毎
に記憶させてもよい。後者の場合、第2の編地の総移動
量は第1の編地を移動させるローラの総回転数から求め
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図8に示すリンキング装置
10は、編地12の環状の縫合部を帯状または環状の編
地14により挟み付けて縫合する装置として用いられ
る。それゆえに、編地14は、一方の縁部と他方の縁部
とにおいて編地12に縫合される。たとえば、編地12
は前身頃と後身頃とを縫合したセータ用の身頃編地と
し、編地14は衿編地のような付属編地とすることがで
き、また編地12の縫合部を衿ぐり部分とし、編地14
の縫合部を衿編地の2つの縫合部とすることができる。
本実施例における編地は、両端が繋がれた帯状に形成さ
れており、また両縁に沿って並ぶ編目を2つの縫合部よ
り厳密には縫合される部分としている。
【0014】リンキング装置10は、それぞれが互いに
縫合すべき編目を拾いかつその編目にポイント針を刺し
通す一対の目拾い針刺し装置16,18と、第1、第2
および第3の編地案内装置と、両編地12,14を移動
させる共通の編地移動装置とを含む。
【0015】針移動装置すなわち目拾い針刺し装置16
および18は、ポイント針20,22の往復移動の方向
がほぼ直交するように、それぞれ針20および22を円
形に配列すなわち並設している。目拾い針刺し装置16
および18の針列は、それぞれ、針回転移動装置のドラ
ム24および26に保持されており、また針の並設方向
Aへドラム24および26とともに回転可能である。
【0016】ドラム24は、ドラム26の前面に一体的
に形成されている。目拾い針刺し装置16の針20の移
動経路上には、第1の針刺し位置B1と第3の針刺し位
置B3とが設定されている。目拾い針刺し装置18の針
22の移動経路上には、第2の針刺し位置B2が設定さ
れている。
【0017】針20は、針往復移動装置としての固定ガ
イド28と、針刺しのための針駆動装置としての針駆動
部材30とにより、第1の針刺し位置B1と第3の針刺
し位置B3との2箇所に分けて2段階に突出され、縫合
位置Dを通過した後、元の位置に復帰する。
【0018】ドラム24は、図4に示すように、固定フ
レーム32に中空軸34においてベアリング36および
溝カム38を介して回転可能に支持されており、またモ
ータ40および歯車42,44によりポイント針20,
22の針1ピッチ分毎に間欠的に所定の速度でA方向へ
回転移動される。ドラム24には、これの半径方向に延
在する複数の溝46(図5,図6参照)が円周方向に等
ピッチで形成されている。各針20は、ドラム24の内
部においてドラム24の半径方向に摺動自在に溝46に
受けられており、ドラム24の回転にともなって固定ガ
イド28によりドラム24の半径方向すなわち針の進退
方向に駆動される。
【0019】固定ガイド28は、第1の針刺し位置B1
において突出された針20を第3の針刺し位置B3でさ
らに突出させ、縫合位置Dを通過した後、針20を後退
させる。針駆動装置の長尺の針駆動部材30は、針20
を第1の針刺し位置B1において突出させるために、定
位置の支点ピン48に揺動自在に支持されており、また
クランクロッド50によりクランクピン52に連結され
ている。
【0020】駆動軸54は、中空軸34に回転可能に支
持されており、またモータ56および歯車58,60に
より回転される。後退されている針20がドラム24の
回転にともなって第1の針刺し位置B1に到達すると、
針駆動部材30は、その位置B1に到達した針20を突
き上げるように移動され、それによりその針20は第1
の針刺し位置B1に案内された編地14の編目に刺し通
される。編地14に刺し通された針20は、ドラム26
の回転により針駆動部材30との係合から解放される代
わりに、固定ガイド28と係合し、以後ドラム26の回
転にともなって固定ガイド28によりその突出量を制御
される。
【0021】目拾い針刺し装置18の針22は、図4に
示すように、ドラム26に形成された複数の孔に各々挿
通されてドラム26の軸線方向へ進退自在にドラム26
に保持されており、またフレーム32に固定された溝カ
ム38に回転自在に設けられており、さらにモータ40
および歯車42,44によりドラム24,26とともに
送り方向Aへ回転移動される。
【0022】針22も、図8に示すモータ62により駆
動される針駆動部材(図示せず)により針刺し位置B2
に到達したときに突出すなわち前進され、それによりそ
の針22は針刺し位置B2へ案内された編地14の編目
に刺し通される。溝カム38は、針刺し位置B2に到達
した針22がドラム26の軸線方向へ移動することを許
すとともに、ドラム26の回転により針駆動部材との係
合から解放される代わりに、溝カム38と係合するよう
に構成されている。
【0023】リンキング装置10は、編目の位置を修正
すべく編地を案内するように3箇所の針刺し位置B1,
B2,B3毎に設けられた第1、第2および第3の編地
案内装置を含む自動リンキング装置である。第1の編地
案内装置は編地14の縫合すべき2つの縁部の一方を第
1の針刺し位置B1へ案内し、第2の編地案内装置は編
地14の縫合すべき2つの縁部の他方を第2の針刺し位
置B2へ案内し、第3の編地案内装置は編地12を第3
の針刺し位置B3へ案内する。
【0024】第1の編地案内装置は、図1,図3,図
7,図8に示すように、編地14の一方の縁部を第1の
針刺し位置B1の上流側において第1の針刺し位置B1
に向けて前進させるローラ64と、第1の針刺し位置B
1に配置された一対のハンド66と、第1の針刺し位置
B1近傍における編地の状態を撮像するテレビカメラ6
8と、その出力に得られる画像信号を基に針刺しすべき
編目の位置情報を算出する編目検出装置すなわち画像処
理装置70と、ローラ64を回転させるモータ72と、
ローラ64を2次元的に移動させる2つのモータ74
と、ハンド66を3次元的に移動させる3つのモータ7
6とを含む。
【0025】図7に示すように、ローラ64は、編地1
4の一方の縁部の針刺しすべき編目の移動路すなわちリ
ンキングライン78と直交する方向(Y方向)へ伸びる
ように、ハンド66に関して編地14の移動方向すなわ
ち送り方向(X方向)上流側に配置されている。両ハン
ド66は、針刺し位置Bの側方を前後方向(X方向)に
平行に伸びており、またリンキングライン78に関して
互いに対向されている。
【0026】図7に示すように、ローラ64は、編地1
4の送り方向(矢印A方向)に回転されつつ、編地14
を後に詳細に説明するガイド130に押圧しながらロー
ラ64の軸線方向(Y方向)へ移動されることにより、
編地14の一方の縁部の針刺しすべき編目の位置を調整
する。ローラ64の軸線方向への移動量が制限値に達す
ると、ローラ64は、上昇(Z方向)されて編地14の
一方の縁部の押圧を解除した状態で軸線方向へ戻された
後、再び下降(Z方向)されることにより、編地14に
対する押圧位置を変更される。
【0027】両ハンド66は、X,YおよびZ方向へ同
期して同時に移動される。ハンド66は、編地14の一
方の縁部を押えつつ互いにY方向へ離されることによ
り、両ハンド66間に位置する編目、すなわち針刺し位
置B1近傍の編目をY方向へ拡張するとともに、拡張し
た編目を押えた状態でY方向へ移動しながらX方向へ前
進移動することにより編地14の一方の縁部をローラ6
4による送り速度よりやや早い速度で前進させる。
【0028】ハンド66による編地14の前進移動によ
り、編地14とローラ64との間に多少の滑りを生じる
が、編地14の一方の縁部の編目がローラ64とハンド
66とによりX方向に確実に拡張される。このため、針
刺し位置B1近傍の編目は、これを容易に識別すること
ができるように、および、針刺しが確実かつ容易になる
ように、ハンド66によりX方向およびY方向へ大きく
拡張される。
【0029】ハンド66は、また、編地14の一方の縁
部の針刺しすべき編目を針刺し位置B1へ案内すると、
編地14の一方の縁部の押圧を解除した状態で、所定位
置に後退され、次いで上記の位置調整動作すなわち位置
決め動作を実行する。
【0030】テレビカメラ68は、針刺し位置B1とそ
の近傍の編地であって両ハンド66間に位置する編目が
拡張されている編地を撮影し、その画像信号を画像処理
装置70に供給する。テレビカメラ68の出力に得られ
る画像信号の電圧レベルは、明度のような光学的特性が
編目の部位とその編目を形成している編糸の部位とで異
なるから、編目のような空間とその周りとで大きく異な
る。画像処理装置70は、そのような光学的特性の差に
より生じるテレビカメラ68の出力信号のレベルの差を
利用して編目を検出する。
【0031】画像処理装置70は、テレビカメラ68か
ら供給される画像信号を基に、編地14の一方の縁部の
針刺しすべき編目の位置と編地14の一方の縁部のX方
向に関する傾き量(傾き角度)とを算出し、それらの情
報を図8に示す制御装置82に供給する。制御装置82
に関しては、後に詳細に説明する。
【0032】この第1の編地案内装置は、編地位置調整
機構であるローラ64が編地14の一方の縁部を押圧し
つつ軸線方向へ移動することにより、編地14の一方の
縁部の傾きを修正する。ローラ64は、回転しつつおよ
び編地14の一方の縁部を押圧しつつ軸線方向へ移動す
ることにより、ハンド66とともに編地14の縁部の編
目を第1の針刺し位置B1へ案内する。その後、針駆動
部材30が針20を突出させてその針20を案内された
編目に挿し通す。そして、ハンド66が上昇してX方向
に後退する間に、後述するローラ120およびドラム2
4,26を針1ピッチ分だけ回転させて編地12,14
を移動させる。このようにしてリンキング装置10は、
針刺しすべき編目を目拾いしながら針刺ししていく。
【0033】第2の編地案内装置は、図1〜図3,図7
および図8に示すように、編地14の他方の縁部を第2
の針刺し位置B2の上流側において第1の針刺し位置B
2に向けて前進させるローラ84と、第2の針刺し位置
B1に配置された一対のハンド86と、第2の針刺し位
置B2近傍における編地の状態を撮像するテレビカメラ
88(図8参照)と、その出力に得られる画像信号を基
に針刺しすべき編目の位置情報を算出する編目検出装置
すなわち画像処理装置90と、ローラ84を回転させる
モータ92と、ローラ84を2次元的に移動させる2つ
のモータ94と、ハンド86を3次元的に移動させる3
つのモータ96とを含む。
【0034】ローラ84、ハンド86、テレビカメラ8
8、画像処理装置90およびモータ92,94,96
は、それぞれ、第1の編地案内装置におけるローラ6
4、ハンド66、テレビカメラ68、画像処理装置70
およびモータ72,74,76に対応し、また対応する
それらと同様に動作する。
【0035】それゆえに、第2の編地案内装置は、編地
位置調整機構であるローラ84が編地14の他方の縁部
を押圧しつつ、軸線方向へ移動することにより、編地1
4の他方の縁部の傾きを修正し、編地14の他方のリン
キングライン98(図7参照)上の編目を第2の針刺し
位置B2へ順次案内し、テレビカメラ88は第2の針刺
し位置B2の近傍の編地を撮像し、画像処理装置88は
編地14の他方の縁部の針刺しすべき編目の位置と編地
14の一方の縁部のX方向に関する傾き量とを図8に示
す制御装置82に供給する。
【0036】第1および第2の編地案内装置のモータ7
2,74,76,92,94および96は、それぞれ、
制御回路82により制御される駆動回路100,10
2,104,106,108および110により駆動さ
れる。なお、図2は第1および第2の編地案内装置を省
略しており、また図8は第1の編地案内装置のモータ8
2,84,86およびそれらの駆動回路92,94,9
6を1つのブロックにまとめて示している。
【0037】上記のように、編地14は、第1および第
2の編地案内装置のローラおよびハンドによる移動力を
直接受けて連続的または間欠的に移動される。なお、2
以上のローラを編地の移動方向に順次配置してもよい
し、二対以上のハンドを編地の移動方向に順次配置して
もよい。一対のハンドの代わりに、それらハンドと同様
に動作する一対のローラを用いてもよい。針刺しをすべ
き編目毎にハンドをX方向に往復移動させてもよいし、
針刺しをすべき複数の編目毎にハンドをX方向に往復移
動させてもよい。
【0038】第3の編地案内装置は、図1〜図3および
図8に示すように、第3の針刺し位置B3の上流側にお
いて編地12の縁、詳細には、衿ぐり部分の縁を検出す
る一対の編地端センサ112と、編地12の縁部の位置
を調整するローラ114と、ローラ114を回転させる
モータ116とを備える。
【0039】第3の編地案内装置は、ローラ114が両
編地センサ112による編地縁の検出に基づき、回転し
つつおよび編地12の縁部を押圧しつつ軸線方向へ移動
することにより、ドラム24,26の回転の同期して編
地12の縫合部分の縁の位置を調整しつつ、その縫合部
分を第3の針刺し位置B3へ案内する。両編地端センサ
112の出力信号は図8に示す制御装置82に供給さ
れ、ローラ114は制御装置82により制御される駆動
回路118により駆動される。
【0040】編地移動装置は、送りローラ120、編地
12,14を送りローラ120と共同して挟む従動ロー
ラ122と、送りローラ120を編地案内装置のローラ
64,84,114の回転またはドラム24,26の回
転と同期して回転させるモータ124(図8参照)と、
制御回路82に制御されてモータ124を駆動させる駆
動回路126(図8参照)とを備える。
【0041】編地12は、縫合部の周りの編地部分を送
りローラ120と円筒状のカバー128とにかけられ
る。これに対し、編地14は、送りローラ120と、目
拾い針刺し装置16および18の両ドラム24,26と
にかけられている。両編地12,14は、送りローラ1
20と両ドラム24,26とが同期して回転されること
により、移動される。
【0042】編地12,14のセット時、環状の編地1
4の一方の縁部は、目拾い針刺し装置16の側の突出し
ている全ての針を刺し通される。また、編地14の他方
の縁部は、目拾い針刺し装置18の側の突出している全
ての針を刺し通される。編地12は、目拾い針刺し装置
16の側の突出している針のうち、第3の針刺し位置B
3より下流側の全ての針を刺し通される。
【0043】編地14は、L字状に曲げられたガイド1
30によりL字状に曲げられ、その状態で、針回転移動
装置の回転にともなって、一方の縁部を第1の編地案内
装置により第1の針刺し位置B1に案内されるとともに
他方の縁部を第2の編地案内装置により第2の針刺し位
置B2に案内される。これにより、両縁部の編目は、第
1または第2の針刺し位置B1またはB2に正しく案内
される。
【0044】ガイド130の垂直な壁部分は、図1およ
び図2に示すように第2の針刺し位置B2まで伸びてい
る。ガイド130の水平な板部分は、図2に示すよう
に、第1の針刺し位置B1から狭い幅となっており、ド
ラム26の側の針列とドラム24との間に位置し、第1
の針刺し位置B1からさらにドラム24の円周方向に半
周以上延在している。
【0045】編地14は、第1の針刺し位置B1におい
て針20を一方の縁部の編目に刺し通され、第2の針刺
し位置B2において針22を他方の縁部の編目に刺し通
された後、さらに刺し通された針20,22とともに第
3の針刺し位置B3へ向けて移動される。針20は、編
地14の一方の縁部の編目に刺し通された後、第3の針
刺し位置B3の直前まで移動される間に編地14の一方
の縁部とともに弧状のガイド132の内側を通過する。
【0046】ガイド132は、カバー128に取り付け
られている。第3の編地案内装置のセンサ112および
ローラ114は、カバー128の外側に配置されてい
る。
【0047】編地12は、縫合すべき縁部を第3の編地
案内装置により第1および第3の針刺し位置B1,B3
間においてガイド132の外側に重ねられつつ、第3の
針刺し位置B3に案内される。ガイド132は、第3の
針刺し位置B3の直前で終了している。このため、編地
12は、第3の針刺し位置B3において、編地14の一
方の縁部に漸次重ねられ、ここで針20がさらに突出さ
れて編地12の編目に刺し通される。これにより、針2
0は、編地12の編目と編地14の一方の縁部の編目と
に刺し通される。編地12の縫合部分は、ローラ114
により単に縁の位置を調整されながら、第3の針刺し位
置B3へ案内されるから、針刺しすべき編目の目拾いは
行われず、いわゆる盲挿しされることになる。
【0048】針20のさらなる突出により、針20,2
2は、先端部を突き合わされるすなわち接触される。図
1には正確には示されていないが、針20は、図6に示
す固定ガイド28の形状からも明らかなように、第3の
針刺し位置B3の直前からドラム24の半径方向外方へ
移動し始め、第3の針刺し位置B3において針20の先
端がガイド132の外側面よりも突出することにより編
地12に刺し通され、さらに第3の針刺し位置B3を通
過した直後に完全な突出状態となる。
【0049】ガイド132は、針20の突出および突出
状態での移動を許容するように、一端が開放されたスリ
ットをドラム24の円周方向に形成している。リンキン
グ装置10の動作の開始にあたり、第1,第2および第
3の針刺し位置B1,B2およびB3において行う最初
の針刺しは、人手により行ってもよいし、自動的に行っ
てもよい。
【0050】編地14は、針22を刺し通された編目が
第3の針刺し位置B3から目移し位置Cへ移動する間
に、針22を刺し通された縁部を編地ガイド134によ
り図3に示すように目拾い針刺し装置16の側に漸次曲
げられる。針22を刺し通された編目は、また、針回転
移動装置の回転にともなって、目移し位置Cにおいて針
20に目移しをされる。
【0051】詳細には、編地14は、針22を刺し通さ
れた編目が第3の針刺し位置B3から、第3の針刺し位
置B3の下流側の目移し位置Cへ移動する間に、漸次U
字状に曲げられて、針22を刺し通された縁部をガイド
134により針22の先端へ向けて変位させられる。こ
れにより、針22を刺し通された編目は、ドラム24,
26の回転にともなって、目移し位置Cにおいてガイド
134により針20に目移しをされる。ガイド132
は、ドラム26の針22の並設方向すなわち配列方向に
延在し、かつ、針の移動方向に沿って徐々に針22の後
端から先端に向かう傾斜した案内面を有している。
【0052】編地14は、ドラム24,26の回転にと
もなって、ガイド136により針20の後端側へ変位さ
れて、他方の縁部を編地12の外側に重ねられ、その状
態で編地12とともに縫合位置Dに移動される。ガイド
134は、ドラム24側の針20の並設方向に延在し、
かつ、針20の移動方向に沿って針20の先端から後端
に向かう傾斜した案内面を有している。ガイド136の
案内面は、ガイド134の案内面と連続するように設け
られている。
【0053】針20に目移しされた編地14は、針回転
移動装置の回転にともなって、ガイド136によりさら
に曲げられて、他方の縁部を編地12の外側に重ねら
れ、その状態で縫合位置Dに移動され、縫合位置Dに配
置されたミシンのような縫合装置138により縫合され
る。縫合装置138は、縫い針140と、ルーバー14
2と、縫糸144とにより、2枚の編地12,14のか
がり縫いをする。図8に示すように、縫合装置138の
モータ146は、駆動回路148により駆動される。
【0054】縫合位置Dにおいて実際に縫合する編目
は、針20が刺し通された編目であることが好ましい
が、他の編目、たとえば針20が刺し通された編目に最
も近い編目であってもよい。縫合装置138は、セット
時に針刺し位置B1において人手により針刺しをされた
編目が縫合位置Dに到達した後に可動を開始し、編地1
2,14を縫合する。
【0055】針20は、針回転移動装置の回転にともな
って、縫合位置Dを通過した後、漸次後退される。縫合
された編地12,14は、ドラム24およびローラ12
0の回転により、ローラ120の側に引き寄せられ、そ
の途中において編目を針20から完全に外される。
【0056】ドラム24(26)を回転させるためのモ
ータ40ならびにポイント針20および22を移動させ
るためのモータ56および62は、それぞれ、図8に示
すように、制御装置82により制御される駆動回路15
0,52および154により駆動される。
【0057】制御装置82は、画像処理装置70,90
から供給される画像信号、センサ112から供給される
感知信号、および、設定器156に設定された各種の設
定情報を基に、駆動源としての各種のモータを制御する
制御信号を対応する駆動回路に出力する。ポイント針の
ピッチ、ローラの一回転当たりの編地の送り量等のリン
キング装置自体の固定データすなわち固定情報は予め制
御装置82に入力されている。しかし、リンキングに必
要なリンキング情報すなわち可変情報は、リンキングに
先だって、作業者により設定器156に設定される。
【0058】制御装置82は、設定器156に設定され
た各種の情報を取り込んで一時的に記憶するとともに、
制御装置自体で求めた各種の情報を一時的に記憶する記
憶器158と、回転移動量を計数するカウンタ160
と、記憶器158の情報およびカウンタ160の情報を
用いて編地12,14の送り量を制御する制御器162
とを備える。カウンタ160は、図示の例では、リンキ
ング装置10の動作介し後に出力されるドラムへのポイ
ント針1ピッチ分の回転指令を計数する。
【0059】次に、編地12,14の縫合部が、図9お
よび図10に示すセータの丸衿部分であるときと、図1
1および図12に示すセータのV衿部分であるときの制
御装置82の動作の実施例について説明する。
【0060】既に述べたように、編地12の縫合部は図
1〜図3に示すローラ120とカバー128とに伸長さ
れた状態に仕掛けられ、編地14の縫合部は、図1〜図
3に示す送りローラ120と両ドラム24,26とに伸
長された状態に仕掛けられる。
【0061】このため、編地12の縫合部が図9および
図10に示すセータの丸衿の部分であると、編地12の
縫合部の伸長率は、ほぼ直線状の衿天と、半円弧状の前
身切込み部とで異なる。また、前切身込み部の伸長率
も、衿天に近い部分と衿天から遠い部分とで異なる。こ
れは、一般に、衿天およびこれから遠い部分の編組織が
伸長しやすいコース方向すなわち横方向の組織であるの
に対し、残りの部位の編組織が伸長しにくいウエール方
向すなわち立て方向の組織であることによる。同様に、
編地12の縫合部が図11および図12に示すセータの
V衿の部分である場合も、編地12の縫合部の伸長率
は、ほぼ直線状の衿天と、V字状の前身切込み部とで異
なる。
【0062】それゆえに、丸衿の場合、編地12の縫合
部は、図9および図10に示すように、1回の針刺し当
たりのローラ144による編地12の送り量を伸長率
(伸び率)に適合させるために、衿天〜と、衿天の
端に続く第1および第3の前身切込み部〜および
〜と、衿天から遠い第2の前身切込み部〜との4
つの設定領域La,Lb,Lc,Ldに仮想的に分けら
れる。
【0063】リンキング装置10の場合、第3の針刺し
位置B3は、第1および第2の針刺し位置B1,B2よ
り、ポイント針数n0 分だけ下流側に位置する。このた
め、身頃編地12は、衿編地14が身頃編地12の所定
の位置から縫合されるように、図3、図9および図10
にS3で示す位置(第3の針刺し位置B3に対応する位
置)にポイント針を予め刺し通される。
【0064】たとえば、丸衿の場合、図9および図10
に示す身頃編地12の縫合開始位置S1が、リンキング
装置10への仕掛け時において第1および第2の針刺し
位置B1,B2で針刺しされていた衿編地14の編地部
分と縫合されるように、編地12がリンキング装置10
に仕掛けられる。なお、仕掛け時には、互いに繋がれて
いる衿編地14の端部が第1および第2の針刺し位置B
1,B2で針刺しされる。
【0065】図9および図10において、縫合がスター
トとして示す部位から開始するとき、以下の可変情報が
丸衿用の情報として設定器156に予め設定される。た
だし、第1および第3の前身切込み部の寸法および目数
は同じであるものとする。なお、以下の説明では、編地
12をリンキング装置10に仕掛ける前および編地12
を仕掛けた後のことを、それぞれ、セット前およびセッ
ト後という。
【0066】1.衿の目数(縫製する目数の総数):N
【0067】2.セット後の衿天の寸法:I
【0068】3.セット前の衿天の寸法:I0
【0069】4.セット前の衿周囲長さ:L0
【0070】5.丸衿の場合、セット後の各前身切込み
部横目部分の寸法:m
【0071】6.丸衿の場合、セット前の各前身切込み
部横目部分の寸法:M
【0072】7.丸衿の場合、スタート位置から部位
までの目数:n1
【0073】また、V衿の場合、編地12の縫合部は、
図11および図10に示すように、1回の針刺し当たり
の編地12の送り量を伸長率に適合させるために、衿天
〜と、衿天の端に続く第1および第2の前身切込み
部〜および〜との3つの設定領域La,Lb,
Lcに仮想的に分けられる。また縫合がスタートとして
示す部位から開始するとき、上記1〜4の可変情報が
V衿用の情報として設定器156に予め設定される。た
だし、第1および第2の前身切込み部の寸法および目数
は同じであるものとする。
【0074】リンキングの開始に先だって、図13に示
すように、制御装置82は、設定器に設定された縫合す
べき衿が丸衿であるか、V衿であるかに応じて、1〜7
または1〜4の各種の情報を取り込み、それらの情報を
基に制御に必要なデータの計算を行う(ステップ20
0)。
【0075】制御装置82は、縫合すべき衿の形状に応
じて、以下の演算をすることにより所定のデータを算出
する。
【0076】8.丸・Vいずれの場合も、X方向への単
位移動量当たりのローラ114の回転時間(ローラ/X
単位移動量):T
【0077】9.丸・Vいずれの場合も、セット後の衿
ぐりの周長L=N×針ピッチ
【0078】10.丸衿付けの場合、衿天の目数n=N
×I0 ・L0
【0079】11.丸衿付けの場合、スタートからま
での目数n2 =N−(n−n1 )
【0080】12.丸衿付けの場合、セット後の前身切
込み部縦目部分の寸法m1 =(L−m−I)/2
【0081】13.丸衿付けの場合、セット前の前身切
込み部縦目寸法M1 =(L0 −M−I0 )/2
【0082】14.丸衿付けの場合、〜までの目数
n5 =(N−n)×M/(L0 −I0 )=NM/L0
【0083】15.丸衿付けの場合、〜までおよび
〜までの目数n6 =(N−n5−n)/2
【0084】16.丸衿付けの場合、スタートからま
での目数n7 =n1 +n6
【0085】17.丸衿付けの場合、スタートからま
での目数n8 =n7 +n5
【0086】18.V衿付けの場合、〜までの目数
n3 =(N−n)/2
【0087】19.V衿付けの場合、目数n4 =n+n
3
【0088】20.丸・Vいずれの場合も、1目当たり
のローラ/X単位移動量1=E1=(L−I)/(N−
n)
【0089】21.丸・Vいずれの場合も、1目当たり
のローラ/X単位移動量2=E2=I/n
【0090】22.丸・Vいずれの場合も、1目当たり
のローラ/X単位移動量3=E3=[(L0 −m−I)
/2]/n6
【0091】23.丸・Vいずれの場合も、1目当たり
のローラ/X単位移動量4=E4=m/n5
【0092】次いで、図14に示すように、制御装置8
2は、丸衿付け時とV衿付け時とで処理を分岐し、ロー
ラ114による編地12の送り量を決定した後、カウン
タ160の計数値を基にして、丸衿付けの場合は部位
に達したか否かを、V衿付けの場合は部位
に達したか否かを検出し、検出した設定領域に対応する
送り量となるように駆動回路118に制御信号を出力す
るとともに、駆動回路104〜110,126,148
〜152に所定の制御信号を出力する(ステップ20
1)。
【0093】丸衿付けの場合、一回の針刺し当たりのロ
ーラ114による編地12の送り量Eは、以下のとおり
決定される。ただし、n0 は、第1の針刺し位置B1か
ら第3の針刺し位置B3までの間に存在するポイント針
20に対応する目数である。−n0 は、リンキング装置
10の動作介し時におけるカウンタ160の計数値(=
0)からn0 を減算した値を意味する。
【0094】(1)−n0 <針刺し完了目数<n1 の場
合は、E2とする。
【0095】(2)n1 ≦針刺し完了目数<n7 の場合
は、E3とする。
【0096】(3)n7 ≦針刺し完了目数<n8 の場合
は、E4とする。
【0097】(4)n8 ≦針刺し完了目数<n2 の場合
は、E3とする。
【0098】(5)n2 ≦針刺し完了目数≦Nの場合
は、E2とする。
【0099】V衿付けの場合、一回の針刺し当たりのロ
ーラの送り量Eは、以下のとおり決定される。
【0100】(1)−n0 <針刺し完了目数<n2 の場
合は、E1とする。
【0101】(2)n2 ≦針刺し完了目数<n3 の場合
は、E2とする。
【0102】(3)n3 ≦針刺し完了目数≦Nの場合
は、E1とする。
【0103】上記のようにして得られた一回の針刺し当
たりの送り量は、一回の針刺し当たりの設定領域の送り
量として記憶器158に記憶される。一回の針刺し当た
りの送り量をカウンタ160の計数値を用いて針刺し回
数に対応した送り量として求める代わりに、たとえば、
編地12の現在までの総移動量毎の送り量(編地12の
総移動量に対応した送り量)として求めてもよい。編地
12の総移動量は、ローラ120の回転回数から得るこ
とができる。
【0104】次いで、制御装置82は、衿の目数分の針
刺しが終了したか否かを判定する(ステップ202)。
この判定の結果終了していないし、制御装置82はステ
ップ201に戻る。しかし、終了していると、制御装置
82は、動作を終了する。
【0105】これにより、丸衿付けおよびV衿付けのい
ずれの場合も、ローラ114が縫合部の設定領域毎にそ
の伸長率に応じた送り量で回転されるから、詳細には伸
長率に比例した送り量で回転されるから、編地12の伸
長率が異なっても、リンキング装置10によって各設定
領域毎に針刺しされる目数は、各設定領域La,Lb,
Lc,Ld毎の目数n,n6 ,n5 ,n6 に等しい値と
なる。その結果、縫製前の縫合部の自然の状態が縫製後
も維持されるし、縫製前の縫合部近傍の身頃編地の編目
列の配列状態が縫製後も維持される。
【0106】図15を参照して丸衿付けの場合のステッ
プ202をより詳細に説明する。先ず、制御装置82
は、各駆動回路に制御信号を出力して、編地12,14
を移動させ(ステップ210)、針刺しを実行させる
(ステップ211)。
【0107】ステップ210において、制御装置82の
制御器162は、ドラムを針1ピッチ分回転させる指令
信号を受けるたびに、カウンタ160の計数値を読み込
み、読み込んだ計数値に対応する設定領域の送り量を記
憶器158から読み出し、読み出した送り量を基にロー
ラ114を回転させる制御信号を駆動回路118に出力
する。これにより、編地12は設定領域に応じた送り量
で順次送られる。
【0108】次いで、針刺しの完了した目数が、−n0
<針刺し完了目数<n1 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ212)、満す場合は送り量をE2に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ213)。
【0109】ステップ212の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n1
≦針刺し完了目数<n7 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ214)、満す場合は送り量をE3に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ215)。
【0110】ステップ214の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n7
≦針刺し完了目数<n8 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ216)、満す場合は送り量をE4に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ217)。
【0111】ステップ216の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n8
≦針刺し完了目数<n2 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ218)、満す場合は送り量をE3に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ219)。
【0112】ステップ218の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n2
≦針刺し完了目数<≦Nの条件を満すか否かを判定し
(ステップ220)、満す場合は送り量をE2に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ221)。
【0113】ステップ220の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、ステップ202を実行する。
【0114】V衿付けの場合のステップ201は、図1
6に示すステップにより行われる。先ず、制御装置82
は、各駆動回路に制御信号を出力して、編地12,14
を移動させ(ステップ230)、針刺しを実行させる
(ステップ231)。
【0115】ステップ230において、制御装置82の
制御器162は、ドラムを針1ピッチ分回転させる指令
信号を受けるたびに、カウンタ160の計数値を読み込
み、読み込んだ計数値に対応する設定領域の送り量を記
憶器158から読み出し、読み出した送り量を基にロー
ラ114を回転させる制御信号を駆動回路118に出力
する。これにより、編地12は設定領域に応じた送り量
で順次送られる。
【0116】次いで、針刺しの完了した目数が、−n0
<針刺し完了目数<n1 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ232)、満す場合は送り量をE1に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ233)。
【0117】ステップ232の判定の結果、満していな
いと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n2
≦針刺し完了目数<n3 の条件を満すか否かを判定し
(ステップ234)、満たす場合は送り量をE2に変更
し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信号
を各駆動回路に出力する(ステップ235)。
【0118】ステップ234の判定の結果、満たしてい
ないと、制御回路82は、針刺しの完了した目数が、n
3 ≦針刺し完了目数<≦Nの範囲に満たすか否かを判定
し(ステップ236)、満たす場合は送り量をE1に変
更し、その送り量で編地12,14を移動させる制御信
号を各駆動回路に出力する(ステップ237)。
【0119】ステップ236の判定の結果、満たしてい
ないと、制御回路82は、ステップ202を実行する。
【0120】上記の実施例は、編地を伸長率に応じて編
地の送り方向の複数の設定領域に仮想的に分割している
にすぎないが、分割された各設定領域をさらに複数の細
領域に細分割し、細領域毎に編地の送り量を設定しても
よい。その実施例を図17および図18を参照して説明
する。
【0121】図17を参照するに、身頃編地の衿ぐり
は、領域Laの衿天と、領域Lb,Lc,Ldの3つの
前身切込み部とに仮想的に粗分割され、さらに各領域を
La1〜L6 、Lb1 〜Lb4 、Lc1 〜Lc4 、Ld1
〜Ld4 に細領域に仮想的に細分割される。本実施例
では、等分に細分割し、各領域の境界に対応して身頃編
地に目印が付される。
【0122】図18を参照するに、図17の衿ぐりを縫
合するとき、先ず衿ぐりの各設定領域の寸法が作業者に
より測定され(ステップ241)、総針刺し数、測定結
果等の所定のデータすなわち情報が作業者により制御装
置に入力される(ステップ242)。
【0123】測定情報すなわち入力情報は、自然状態の
ときの衿ぐりの全長および各領域の長さ(自然長)と、
編地をリンキング装置に仕掛けたときの各領域の長さ
(仕掛長)である。以下、自然長は、全長をL0 、各領
域の長さを図17に示す記号La〜Ld4 のとおりと
し、仕掛け長(セット後の長さ)は、図17に示す記号
にダッシュを付した記号La' 〜Ld4'とする。
【0124】所定の情報が全て入力されると、制御装置
は、先ず、ローラ114による送り量を粗領域La〜L
d毎に算出し、算出した送り量を衿編地の目数に対応さ
せて粗領域毎に記憶器に記憶する(ステップ243)。
【0125】粗領域毎の送り量は、伸長率(伸び率)が
異なっても、縫製後の衿ぐりの形状が縫製前と異ならな
いように、各粗領域La〜Ldの針刺し数が設定値とな
る送り量として算出される。粗領域La〜Ldの送り量
Pa,Pb,Pc,Pdは、粗領域の針刺し数の設定値
をNa,Nb,Nc,Nd、衿ぐりの総針刺し数をNと
したとき、以下の演算により得ることができる。
【0126】Pa=La' /Na
【0127】Pb=Lb' /Nb
【0128】Pc=Lc' /Nc
【0129】Pd=Ld' /Nd
【0130】粗領域の針刺し数Na,Nb,Nc,Nd
を作業者が設定する代わりに、次の演算をすることによ
り得てもよい。
【0131】Na=N×La/L0
【0132】Nb=N×Lb/L0
【0133】Nc=N×Lc/L0
【0134】Nd=N×Ld/L0
【0135】次いで、制御装置は、求めた送り量を用い
て試しリンキングをする(ステップ244)。その結果
を基に、各粗領域の針刺しされた目数、換言すれば縫製
された編目の数が設定値になっているか否かを判定する
(ステップ245)。ステップ245の判定は、作業者
により行われる。
【0136】ステップ245における判定の結果、一致
していないと、対応する粗領域の送り量を微調整した
後、ステップ244に戻る。送り量の微調整と試しリン
キングとは、全ての粗領域の針刺しされた目数が設定値
と一致するまで繰り返される。
【0137】ステップ245における判定の結果、一致
していると、縫製後の衿ぐり付近の編目列が上下にまっ
すぐに揃っているか否かのような仕上がりはよいか否か
の判定が作業者により行われる(ステップ247)。こ
の判定は、縫製後の衿ぐり付近の編目列が図19に実線
170で示すように上下に揃っているか、一点鎖線17
2で示すように曲がっているかを確認することにより、
行うことができる。
【0138】ステップ247における判定の結果、リン
キングが良好な仕上がりであると、すなわちステップ2
44でした試しリンキング(一回目の試しリンキング)
が良好な仕上がりであると、得られた縫製後の編地につ
いて、作業者が各細領域の実際の針刺し数Na1'〜Na
6',Nb1'〜Nb4',Nc1'〜Nc4',Nd1'〜Nd4'
を数え、それらを制御装置に入力する。細領域の境界
は、予め編地に目印を付しておくことにより確認するこ
とができる。
【0139】各細領域の実際の針刺し数が入力される
と、制御装置は、各細領域の送り量を演算により求め、
求めた送り量を、カウンタ160の計数値Cを補正した
値C’(=−n0 )にそれぞれ対応させて設定する(ス
テップ251)。
【0140】各細領域の送り量は、実際の針刺し数Na
1'〜Nd4'と細領域の仕掛長La1'〜Ld4'とから得る
ことができる。細領域の送り量を求めるための演算式の
一例として、細領域La1 の送り量Pa1 を以下に示
す。他の各細領域の送り量も、同様の演算式により得る
ことができる。
【0141】Pa1 =La1'/Na1'
【0142】送り量の設定方法の一例として、以下に3
つについて記載する。
【0143】 C’=−n0 〜0 → P=Pa2
【0144】 C’=0〜na1 → P=Pa1
【0145】 C’=na1 〜(na1 +nb1 ) → P=Pb1
【0146】ステップ247における判定の結果、揃っ
ていないと、揃っていない部分に対応する各細領域La
1'〜Ld4'の針刺しすべき目数が変更される(ステップ
248)。ステップ248における目数の変更は、作業
者が経験的に行ってもよい。しかし、作業者が揃ってい
ないこととその領域とを制御装置に入力することによ
り、制御装置において所定量ずつ変更するようにしても
よい。
【0147】ステップ248における目数の変更は、編
目列が図19に2点鎖線で示すように傾斜している場
合、次回の試しリンキングで編目列がまっすぐに揃うよ
うに、対応する細領域の設定針刺し数を変更することに
より、行われる。設定針刺し数の変更は、縫製後の衿ぐ
りの各細領域の針刺し数、すなわち縫製された目数を作
業者が数え、編目列が真っ直ぐになるように、変更が必
要と思われる細領域の設定針刺し数を変更する。
【0148】次いで、制御装置は、ローラ114による
細領域毎の送り量を変更後の目数を用いて計算して設定
し(ステップ249)、変更後の目数を用いて試しリン
キングをする(ステップ250)。ステップ247〜2
50は、仕上がりが良好になるまで繰り返される。
【0149】ステップ149における細領域毎の送り量
の算出方法を、細領域Lc1 について代表して以下に説
明する。
【0150】細領域Lc1 の実際の針刺し数および変更
後の目数すなわち設定針刺し数をそれぞれNc1'および
Nc11とすると、新たな送り量Pc11はその細領域の仕
掛長Lc1'を用いた次式から得ることができる。
【0151】Pc11=Lc1'/Nc11
【0152】ここで、粗領域Lc全体の針刺し数Ncは
不変とする必要があるから、粗領域Lcの各細領域につ
いて、送り量を偏差ΔNc1(=Nc1'−Nc11) に対応
する分だけ全体的に補正する必要がある。細領域Lc1
〜Lc4 の補正後の送り量Pc1H〜Pc4Hは、次式から
得ることができる。ただし、Kは(Nc−ΔNC1 )/
Ncである。
【0153】Pc1H=K×Pc11
【0154】Pc2H=K×Pc2
【0155】Pc3H=K×Pc3
【0156】Pc4H=K×Pc4
【0157】ステップ247における判定の結果、試し
リンキングが良好な仕上がりであると、その試しリンキ
ングの際に実行された細領域毎の送り量を補正した値
C’に対応させて設定する。
【0158】次いで、制御装置82は、リンキング装置
10を本稼働させる(ステップ252)。これにより、
制御装置82は、各駆動回路に制御信号を出力して、編
地12,14を移動させ、針刺しを実行させる。
【0159】ステップ252において、制御装置82の
制御器162は、ドラムを針1ピッチ分回転させる指令
信号を受けるたびに、カウンタ160の計数値を読み込
み、読み込んだ計数値に対応する設定領域の送り量を記
憶器158から読み出し、読み出した送り量を基にロー
ラ114を回転させる制御信号を駆動回路118に出力
する。これにより、編地12は設定領域に応じた送り量
で順次送られる。
【0160】上記の結果、身頃編地12と衿編地14と
は、衿ぐり付近の編目列が図19に実線170で示すよ
うに縦に揃った状態に縫合される。その結果、縫製前の
縫合部の自然の状態が縫製後も維持されるし、縫製前の
縫合部近傍の編目列の配列状態が縫製後も維持される。
【0161】なお、カーディガンの衿部分のように、身
頃編地の縫合部が環状でない編地の場合は、縫い合わせ
るべき部分が閉じられていないから、このような身頃編
地をリンキング装置10に仕掛けても、仕掛け長が緊張
することはなく、よって仕掛長が自然長と等しいものと
して送り量を求めればよい。また、3つのポイント針列
を備えたリンキング装置を用いる場合は、補正値C’を
用いる代わりに、総送り量をカウンタ160の計数値C
に対応して設定すればよい。
【0162】上記の実施例は、いずれも、各設定領域を
伸び率により決定しているが、各設定領域を伸び率とは
無関係に設定してもよい。たとえば、各設定領域を、縫
製された編地部分の形状、縫製された編地付近の編目の
配列ライン、以外にまたはこれらと組み合わせて縫製さ
れた編地付近の立体的な丸みので具合に応じて、各設定
領域を設定し、試しリンキングを繰り返しながら各設定
領域に適した送り量を決定してもよい。このようにすれ
ば、身体に合った立体的な丸みを縫合部付近に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いるリンキング装置の概略的な正面
図である。
【図2】図1のリンキング装置の概略的な平面図であ
る。
【図3】図2のリンキング装置の概略的な側面図であ
る。
【図4】図2のリンキング装置における一方の針の駆動
部分の断面図である。
【図5】図13のリンキング装置における他方の針の駆
動部分の断面図である。
【図6】図2のリンキング装置における一方の針を移動
させるカム部分の正面図である。
【図7】図1のリンキング装置で用いる編地案内装置の
一実施例を示す概略的な斜視図である。
【図8】図1のリンキング装置の電気回路の一実施例を
示すブロック図である。
【図9】縫合すべき編地の衿ぐり部分の第1の実施例を
示す図であってリンキング装置に仕掛ける前の状態を示
す図である。
【図10】図9に示す編地の衿ぐり部分をリンキング装
置に仕掛けた状態を示す図である。
【図11】縫合すべき編地の衿ぐり部分の第2の実施例
を示す図であってリンキング装置に仕掛ける前の状態を
示す図である。
【図12】図11に示す編地の衿ぐり部分をリンキング
装置に仕掛けた状態を示す図である。
【図13】図9〜図12に示す形状の衿ぐり部分用の縫
合動作を説明するためのフローチャートの一実施例を示
す図である。
【図14】図13に続くフローチャートの一実施例を示
す図である。
【図15】図9および図10に示す衿ぐり部分用のステ
ップ201を詳細に説明するためのフローチャートの一
実施例を示す図である。
【図16】図11および図12に示す衿ぐり部分用のス
テップ201を詳細に説明するためのフローチャートの
一実施例を示す図である。
【図17】図16に示す形状の衿ぐり部分用の縫合動作
を説明するためのフローチャートの一実施例を示す図で
ある。縫合すべき編地の衿ぐり部分の第3の実施例を示
す図である。
【図18】図16に示す形状の衿ぐり部分用の縫合動作
を説明するためのフローチャートの一実施例を示す図で
ある。
【図19】図16に示す形状の衿ぐり部分と衿編地とを
縫合した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 リンキング装置 12,14 編地 16,18 目拾い針刺し装置 20,22 ポイント針 64,84 編地14用編地案内装置のローラ 66,86 編地14用編地案内装置のハンド 68,88 編地14用編地案内装置のテレビカメラ 114 編地12用編地案内装置のローラ 120 送りローラ 114 ローラ 138 縫合装置 140 縫い針 La〜Ld 設定領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の編地を目拾いしつつ該第1の編地
    に針列の針による針刺しを順次行い、第2の編地の縫合
    部を編地案内手段により移動させて該第2の編地に前記
    針列の針による針刺しを順次行い、第1および第2の編
    地に同一の針列の針による針刺しをした状態で両編地を
    縫合するリンキング装置であって、前記編地案内手段を
    制御する制御装置を含み、該制御装置は、第2の編地の
    縫合部を複数の設定領域に仮想的に分割して1回の針刺
    し当たりの第2の編地の送り量を前記設定領域毎に記憶
    する記憶器と、各針刺しの進行度合いから次に針刺しを
    する設定領域を検出してその設定領域に対応する送り量
    を読み出し、当該設定領域を移動させるべく読み出した
    送り量に基づいて編地案内手段を作動させる制御器とを
    備える、リンキング装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の編地への針刺し位置より下流
    側において前記第2の編地に針刺しをする手段を含む、
    請求項1に記載のリンキング装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶器は、前記縫合部を伸長率の異
    なる部分毎の前記設定領域に仮想的に分割し、前記送り
    量を対応する設定領域の伸長率に応じて記憶する、請求
    項1に記載のリンキング装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶器は、前記縫合部を伸長率に関
    係なく前記設定領域に仮想的に分割し、前記送り量を対
    応する設定領域に応じて記憶する、請求項1に記載のリ
    ンキング装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶器は、前記縫合部を伸長率の異
    なる部分毎の前記設定領域に仮想的に分割するととも
    に、分割した各設定領域をさらに複数の細領域に仮想的
    に細分割し、前記送り量を対応する設定領域の伸長率に
    応じて設定領域毎または細領域毎に記憶する、請求項1
    に記載のリンキング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110644146A (zh) * 2019-10-31 2020-01-03 东莞市缝神机械有限公司 一种高速同步带缝盘机

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