JPH10127660A - 医療用フットコントロールスイッチ - Google Patents

医療用フットコントロールスイッチ

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JPH10127660A
JPH10127660A JP29362696A JP29362696A JPH10127660A JP H10127660 A JPH10127660 A JP H10127660A JP 29362696 A JP29362696 A JP 29362696A JP 29362696 A JP29362696 A JP 29362696A JP H10127660 A JPH10127660 A JP H10127660A
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JP
Japan
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foot
amplifier
hand piece
distortion
output
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JP29362696A
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Tetsuo Inoue
哲郎 井上
Keiichi Imazaike
圭一 今在家
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Takara Belmont Corp
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Takara Belmont Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボリュームを変化させて回転数を制御するも
のにあっては、踏み込みストロークが大きくなると共に
踏み込み量によって回転数を一定に保持する動作が困難
であり、歯科医の疲労度が増し、また、フットレバーの
上下動を回転動作に変換するための手段が必要となるた
め、フットコントローラ自体が大型になると共にデザイ
ン形状が限定され、かつ、コストが高くなるといった問
題があった。 【解決手段】 押圧力を加えることにより撓むフットペ
タル5と、該フットペタルの撓み面に固着された歪みゲ
ージ6と、該歪みゲージよりの出力を増幅する増幅器9
とを具備した医療用フットコントロールスイッチであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療、例えば、歯科
医療におけるハンドピースの回転数を制御するため、歯
科医が踏み込むことによって前記制御を行う医療用フッ
トコントロールスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科医療におけるハンドピースの回転数
を踏み込み式フットコントローラによって制御する従来
の方法としては、該フットコントローラを踏み込むこと
によりボリュームの抵抗値を変化させたり、エアーバル
ブの開度を変化させることによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したボ
リュームを変化させて回転数を制御するものにあって
は、踏み込みストロークが大きくなると共に踏み込み量
によって回転数を一定に保持する動作が困難であり、歯
科医の疲労度を増すといった問題があり、また、一般的
にボリュームを回転させるためには、フットレバーの上
下動を回転動作に変換するための手段が必要となるた
め、フットコントローラ自体が大型になると共にデザイ
ン形状が限定され、かつ、コストが高くなるといった問
題があった。
【0004】また、前記したエアーバルブの開度を変化
させて回転数を制御するものにあっては、前記ボリュー
ムの場合と同様に回転数制御および回転数を一定に保持
することが困難であるといった問題があり、また、エア
ーを扱うことから排気音が大きく耳障りであると共にコ
ストも高くなるといった問題があった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、踏み込みストローク
を小さくして回転保持を容易にすると共に、部品点数を
減らしてスペースを最小にできてデザインの自由度が得
られ、かつ、コストダウンを図ることができる医療用フ
ットコントロールスイッチを提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用フットコ
ントロールスイッチは前記した目的を達成せんとするも
ので、その手段は、押圧力を加えることにより撓むフッ
トペタルと、該フットペタルの撓み面に固着された歪み
ゲージと、該歪みゲージよりの出力を増幅する増幅器と
を具備したものである。
【0007】また、押圧力を加えることにより撓むフッ
トペタルと、該フットペタルの撓み面の両面に固着され
た2個の歪みゲージと、該2個の歪みゲージが接続され
たブリッジ回路と、該ブリッジ回路に接続され差電圧を
検出する差動増幅器と、該差動増幅器よりの出力を増幅
する増幅器とを具備することが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医療用フット
コントロールスイッチの実施の形態を図面と共に説明す
る。なお、この実施の形態にあっては、ハンドピースの
回転数を制御する場合について説明する。
【0009】図1、図2において、1は床面に設置され
る基板、2は該基板1上に固定された取付板、3は該取
付板2から起立された固定板、4は該固定板3からクラ
ンク状に折曲された弾性を有する歪曲板にして、先端に
固定されたフットペダル5を押下することにより固定側
水平部4aが歪曲する。
【0010】6は前記歪曲板4の固定側水平部4aの両
面に固定された歪みゲージにして、前記固定側水平部4
aが歪曲するとそれぞれの抵抗値が変化する。7は前記
歪曲板4aの固定側を覆うカバーである。
【0011】次に、前記したフットペダル5を踏み込ん
で固定側水平部4aを歪曲することにより、歪みゲージ
6の抵抗値が変化することによってハンドピースの回転
数制御を行うための回路について説明する。なお、図
1、図2と同一符号は同一部材を示している。
【0012】8は前記2個の歪みゲージ6が2辺に接続
された抵抗ブリッジ回路、9は該抵抗ブリッジ回路8の
抵抗値差分のみを増幅する作動増幅器、10は該作動増
幅器9よりの出力を増幅するゲイン調整可能な増幅器、
11は該増幅器10よりの出力からノイズを除去するフ
ィルタ、12は該フィルタ11の出力をモータ式ハンド
ピース13のモータを制御するためのモータ制御回路、
14は前記フィルタ11の出力をタービン式ハンドピー
ス15に供給される高圧空気の量を調整する比例電磁弁
16を制御するための比例電磁弁制御回路である。
【0013】以下、前記した構成に基づいて動作を説明
する。今、歯科医がハンドピース13または15を使用
するために、フットペダル5を踏み込むと、歪曲板4の
固定側水平部4aが歪曲して、これに取付けられている
2個の歪みゲージ6の抵抗値が表裏で逆抵抗値の変化と
して表れる。この抵抗値変化は抵抗ブリッジ回路8を介
して作動増幅器9で差分電圧が出力され、この電圧は増
幅器10で増幅される。なお、2つの歪みゲージ6を同
一歪曲板4に固定することにより、温度変動による抵抗
値の変化を相殺することができる。
【0014】前記増幅器10よりの出力はフィルタ11
においてノイズが除去され、モータ制御回路12および
比例電磁弁制御回路14に入力され、前記フットペダル
5の踏み込み量に応じた出力がモータ式ハンドピース1
3のモータあるいはタービン式ハンドピース15への高
圧空気量を調整する比例電磁弁に供給され、従って、ハ
ンドピース13または15は踏み込み量に応じた回転数
で回転される。
【0015】なお、前記した実施の形態にあっては、2
個の歪みゲージ6を利用したものを示したが、図4に示
すように1個の歪みゲージ6のみでもハンドピース1
3,15の回転数を制御することはできる。なお、動作
は前記した図3の動作と同じであるが、相違する点は、
前実施の形態における抵抗ブリッジ回路8よりの抵抗値
変化が小さいこと、および、温度変化による抵抗値変化
を相殺できないという点で相違するのみである。
【0016】
【発明の効果】本発明は前記したように、押圧力を加え
ることにより撓むフットペタルの一部に歪みゲージを取
付け、フットペダルの踏み込みによる前記歪みゲージよ
りの出力を増幅器で増幅するようにし、この出力によっ
てモータや比例電磁弁の開度を制御して回転数を制御す
るようにしたので、踏み込みに要する力が小さくて済む
と共に踏み込み量も少なくて済むので、歯科医等の医師
の疲労を軽減でき、しかも、スペース面からもデザイン
に自由度を持たせることができ、かつ、コストの低減を
図ることができる。
【0017】また、歪みゲージをフットペダルに対して
表裏に2個設置することにより、歪みゲージの抵抗値変
化を大きくとることができ、大きな出力が得られると共
に温度変化による抵抗値の変化を相殺して、使用の温度
条件に左右されることがない等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医療用フットコントロールスイッ
チの機構を示す平面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】ハンドピースの回転数を制御するための回路図
である。
【図4】ハンドピースの回転数を制御するための他の実
施の形態の回路図である。
【符号の説明】
4 歪曲板 5 フットペダル 6 歪みゲージ 8 抵抗ブリッジ回路 9 作動増幅器 10 増幅器 12 モータ制御回路 13 モータ式ハンドピース 14 比例電磁弁制御回路 15 タービン式ハンドピース 16 比例電磁弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】6は前記歪曲板4の固定側水平部4aの両
面に固定された歪みゲージにして、前記固定側水平部4
aが歪曲するとそれぞれの抵抗値が変化する。7は前記
歪曲板4の固定側を覆うカバーである。なお、前記した
歪曲板4は図面において板状のものを示しているが、丸
棒あるいは角棒状のものであってもよく、また、ペダル
5の踏み込み方向は、下方向のみならず横方向あるいは
斜め方向であってもよい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧力を加えることにより撓むフットペ
    タルと、該フットペタルの撓み面に固着された歪みゲー
    ジと、該歪みゲージよりの出力を増幅する増幅器とを具
    備したことを特徴とする医療用フットコントロールスイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 押圧力を加えることにより撓むフットペ
    タルと、該フットペタルの撓み面の両面に固着された2
    個の歪みゲージと、該2個の歪みゲージが接続されたブ
    リッジ回路と、該ブリッジ回路に接続され差電圧を検出
    する差動増幅器と、該差動増幅器よりの出力を増幅する
    増幅器とを具備したことを特徴とする医療用フットコン
    トロールスイッチ。
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