JPH1012735A - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法

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JPH1012735A
JPH1012735A JP17850896A JP17850896A JPH1012735A JP H1012735 A JPH1012735 A JP H1012735A JP 17850896 A JP17850896 A JP 17850896A JP 17850896 A JP17850896 A JP 17850896A JP H1012735 A JPH1012735 A JP H1012735A
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宏勇 張
Jun Koyama
潤 小山
Satoshi Teramoto
聡 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス型の液晶表示装置にお
いて、画素の開口率を高くする。 【構成】 斜線で示される活性層に対する配線317の
コンタクトを開口312内において形成する。この際、
開口312内において、配線317のパターンに活性層
をパターニングする。即ち、開口312内において、活
性層は配線317のパターンによって自己整合的にパタ
ーニングされる。こうすることで、コンタクトの面積を
大きくとることができる。一方で、配線317も特別に
コンタクト用のパターニンとしなくてよい。そして、高
い開口率を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書で開示する発明は、
半導体集積回路における電極コンタクト部の構成に関す
る。またその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
が知られている。これは、基板としてガラス基板や石英
基板を利用し、その基板上に形成された薄膜トランジス
タを各画素毎に配置した構成を有している。
【0003】従来から利用されている一般的なアクティ
ブマトリクス型の液晶表示装置の画素部分の作製工程を
以下に示す。
【0004】図6以下にアクティブマトリクス回路の一
部分(一つの画素の部分)の作製工程を上面から見た様
子を示す。また図6のA−A’で切った断面を図8
(A)に示す。また図6のB−B’で切った断面を図8
(B)に示す。また図7のa−a’で切った断面を図9
(A)に示す。
【0005】まず図6(A)及び図8(A)に示すよう
に、ガラス基板11上に下地膜として酸化珪素膜12を
成膜する。酸化珪素膜12を成膜したら、薄膜トランジ
スタの活性層の出発膜となる非晶質珪素膜を成膜する。
さらにレーザー光の照射や加熱処理により非晶質珪素膜
を結晶性珪素膜に変成する。
【0006】結晶性珪素膜を得たら、これをパターニン
グし、活性層13のパターンを形成する。この活性層1
3を上面から見た形状は、図6(A)で示される。また
そのA−A’で切った断面が図8(A)で示される。
【0007】次にゲイト電極を構成するための導電材料
でなる膜を成膜する。この導電材料としては、各種シリ
サイド材料や金属材料が利用される。次にこの導電材料
でなる膜をパターニングし、14で示されるゲイト電極
を形成する。
【0008】ゲイト電極14は、図6(B)に示される
ようにゲイト線15から延在した状態で形成される。ゲ
イト線15は後に形成されるソース線とともにアクティ
ブマトリクス領域に格子状に配置される。
【0009】次にゲイト電極14をマスクとして不純物
イオンの注入を行い、自己整合的にソース領域16とド
レイン領域18を形成する。ここで、Nチャネル型の薄
膜トランジスタを作製するのであれば、P(リン)を注
入する。またPチャネル型の薄膜トランジスタを作製す
るのであれば、B(ボロン)を注入する。
【0010】また上記不純物イオンの注入工程におい
て、自己整合的にチャネル形成領域17の領域が決ま
る。
【0011】こうして図8(B)に示す断面状態を得
る。ここで、図6(B)のB−B’で切った断面が図8
(B)である。次に層間絶縁膜19として窒化珪素膜ま
たは酸化珪素膜を成膜する。こうして図8(C)に示す
状態を得る。
【0012】次に図8(D)に示すようにソース領域1
6とドレイン領域18に対してのコンタクトホール20
及び21を層間絶縁膜19に対して形成する。
【0013】そして図9(A)に示すように、ソース領
域16にコンタクトした電極22とドレイン領域18に
コンタクトした電極23を同時に形成する。
【0014】図9(A)で示す断面状態を上方から見た
様子を図7に示す。図7のa−a’で切った断面が図9
(A)に対応する。
【0015】図7に示されているように、活性層のソー
ス領域16に比較して、ソース線22のコンタクト部は
大きな面積を有している。また、ドレイン領域18のコ
ンタクト用の電極23のパターンもドレイン領域18の
パターンに比較して一回り大きなものとなっている。
【0016】これは、20及び21で示されるコンタク
トホールの形成時における位置合わせ(マスク合わせ)
の誤差(位置ズレ)と、22及び23で示される配線と
電極パターンの形成時における位置合わせの誤差(位置
ズレ)に対応するためのマージンを見込んであるためで
ある。
【0017】上記の位置ズレは、ガラス基板の収縮や露
光機自身の有する位置合わせ誤差によって少なからず生
じてしまう。一般に液晶表示装置を作製する場合は、基
板としてガラス基板を用い、さらにその面積が大面積で
あるので、上記の位置ズレが数μm程度生じてしまう。
従って、上述のような位置ズレを見込んだマージンが必
要とされる。
【0018】図9(A)に示す状態を得たら、第2の層
間絶縁膜25として樹脂材料でなる膜25を成膜する。
樹脂材料でなる膜を利用するのは、その表面を平坦にで
きるからである。こうして図9(B)に示す状態を得
る。
【0019】次に電極23に達するコンタクトホールの
形成を行い。ITOでなる画素電極26の形成を行う。
こうして図9(C)に示す状態を得る。
【0020】またアクティブマトリクス領域ではなく、
周辺駆動回路やその他集積回路を構成するための薄膜ト
ランジスタの作製工程を上面から見た概略を図12及び
図13に示す。
【0021】図12(A)に示すのは、珪素膜でなる活
性層1201上に図示しないゲイト絶縁膜を成膜し、さ
らにその上に1202で示されるゲイト電極を配置した
状態である。
【0022】さらに図12(B)に示すのは、(A)に
示す状態に図示しない層間絶縁膜を成膜し、その上にソ
ース及びドレイン領域へのコンタクト電極(さらにはコ
ンタクト部から延在する配線)1203と1204を形
成した状態である。
【0023】1205と1206で示されるのはコンタ
クトホールである図示しない層間絶縁膜に形成される。
このコンタクトホールを介して、不純物領域とコンタク
ト電極との接続が行われる。
【0024】このような構成においては、活性層120
1の位置合わせ精度、コンタクトホール1205と12
06の位置合わせ精度、電極1203と1204の位置
合わせ精度に対するマージンを見るためにaで示される
寸法で余分で面積が必要とされる。
【0025】このaで示される寸法は、まず活性層12
01とコンタクトホール1206とが合うようにするた
めのマージン、さらにコンタクトホール1206と電極
1204とが合うようにするためのマージンをみるため
に必要とされる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】アクティブマトリクス
型の液晶表示層においては、画素部分の開口率を極力高
めることが要求される。
【0027】しかしながら、上述したような構成におい
ては、コンタクトに利用される電極の占める面積が大き
く、透過率を高めることができない。
【0028】一般に開口率100%というのは不可能で
ある。これは、図7に示すようにソース線22やゲイト
線15の占める面積があるからである。
【0029】従って、開口率を高めるには、コンタクト
に必要とされる電極パターンの占める面積を極力小さく
することが要求される。
【0030】例えば図7に示す構成において、ソース線
22と電極23とには、コンタクトに利用されず、開口
率の低下を招く要因として存在する領域がある。この領
域は、位置合わせのマージンを確保するために必要とれ
るものであるが、工程終了後にはデットスペースとなっ
てしまう。このデットスペースは遮光領域となり、開口
率を低下させてしまう。
【0031】また、一般に集積回路においても以下に示
すような問題が生じる。アクティブマトリクス型の液晶
表示装置には、周辺駆動回路一体型と称されるものがあ
る。これは、アクティブマトリクス回路の周囲にアクテ
ィブマトリクス回路を駆動する周辺駆動回路を同一基板
上に集積化したものである。
【0032】当然周辺駆動回路は薄膜トランジスタでも
って構成される。そしてこの周辺駆動回路は装置全体を
小型化するために高い集積度が要求される。
【0033】しかし、図12に示すような一般的な薄膜
トランジスタのパターンでは、集積度を高めることには
数々の困難がある。その1つは、aで示される寸法を無
闇に小さくすることはできないということである。この
寸法は、作製工程におけるガラス基板の収縮やマスク合
わせ精度に関係するもので、ある値以上小さくすること
は困難である。
【0034】特に基板として大面積であり、また収縮す
るガラス基板を利用した集積回路の場合に上記の位置合
わせ精度を確保することは重要な問題となる。
【0035】また一般にデザインルールを小さくした場
合、それに対応してコンタクトホールを小さくすること
が一般には行われる。
【0036】しかし、コンタクトホールを小さくするこ
とは、接触抵抗の増加、接触不良の発生といった問題を
生じる。
【0037】例えば、5μmルールから3μmルールへ
とデザインルールを変更すると、コンタクトの面積は
(5μm)2 =25μm2 から(3μm)2 =9μm2
と減少する。即ち、コンタクト面積は1/3近くに減少
することになる。
【0038】デザインルールを5μmルールから3μm
ルールへと変更しても扱う電流値が1/3となる訳では
ない。従って、この場合、コンタクト部分における電流
密度は3倍近くになることになる。
【0039】このような状況においては、局所的な加熱
によるコンタクト部分の破壊や不良が発生し易い。
【0040】本発明者らの研究においてもデザインルー
ルを小さくした場合に生じる不良要因として、コンタク
ト部分の破壊が数多く見られることが確認されている。
【0041】デザインルールを小さくすることは、回路
面積を小さくする必要性から今後も益々要求される事項
である。
【0042】従って、上述のようなデザインルールの減
少に従ってコンタクト面積が二乗に比例して減少する状
況は、今後益々重大な問題となる。
【0043】本明細書で開示する発明は、コンタクトの
形成に必要とされる位置合わせのマージンを確保した上
で、さらに不要な電極のパターンを削除し、極力開口率
を高める構成を提供することを課題とする。
【0044】また、特にガラス基板上に薄膜トランジス
タを集積化する際に、より集積度を高めることができる
構成を提供することを課題とする。
【0045】そして、集積度を高めても(即ち、デザイ
ンルールを小さくしても)コンタクト面積を極力大きく
とることができる構成を提供することを課題とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、図4(C)にその具体的な構成の1例を示す
ように、層間絶縁膜311下に存在する半導体層に対す
るコンタクトを有し、前記コンタクトは半導体層の一部
308が露呈する開口312内において形成され、前記
開口内部においてパターニングされた配線317が前記
半導体層の一部308にコンタクトしており、半導体層
は前記開口312内部において前記配線317と同じパ
ターンにパターニングされている(図2参照)ことを特
徴とする。
【0047】上記構成においては、コンタクトの面積
(半導体層と配線が接触する面積)より開口312の面
積の方を大きいものとすることにより、位置合わせのマ
ージンをとることができる。
【0048】また上記構成の具体的な他の例として図1
4に示す構成がある。図14に示す構成においては、層
間絶縁膜下に存在する半導体層1401に対するコンタ
クトを有し、前記コンタクトは半導体層の一部が露呈す
る開口内1407において形成され、前記開口内部にお
いてパターニングされた電極または配線1409が前記
半導体層にコンタクトしており、半導体層は前記開口内
部において前記電極または配線と同じパターンにパター
ニングされていることを特徴とする。
【0049】他の発明の構成は、図2及び図4(C)に
その具体的な例を示すように、層間絶縁膜311下に存
在する半導体層308に対して前記層間絶縁膜に形成さ
れた開口312内において電極または配線317がコン
タクトした構成を有し、前記開口内において半導体層の
端面の少なくとも一部と前記電極または配線の端面の少
なくとも一部とが一致または概略一致していることを特
徴とする。
【0050】上記構成を採用することで、コンタクト面
積を確保した上で、デザインルールを小さくした構成を
実現することができる。上記構成は、コンタクト用の開
孔312内で配線317をパターニングすることによっ
て、必然的に得られるものである。
【0051】他の発明の構成は、図2及び図4(C)に
その具体的な例を示すように、層間絶縁膜311下に存
在する半導体層308に対して前記層間絶縁膜に形成さ
れた開口312内において電極または配線317がコン
タクトした構成を有し、前記開口内において前記電極ま
たは配線は、開口の縁の少なくとも一辺と重ならないこ
とを特徴とする。
【0052】上記構成は、コンタクト用の開孔312内
で配線317をパターニングすることによって、必然的
に得られるものである。
【0053】他の発明の構成は、図2にその具体的な構
成の1例を示すように、アクティブマトリクス型の液晶
表示装置の画素に配置された薄膜トランジスタを有し、
前記薄膜トランジスタの不純物領域とアクティブマトリ
クス回路を構成するソース線317とのコンタクト部に
おいて、前記不純物領域はソース線のパターンにパター
ニングされていることを特徴とする。
【0054】他の発明の構成は、図2のその具体的な構
成の1例を示すように、アクティブマトリクス型の液晶
表示装置の画素に配置された薄膜トランジスタを有し、
前記薄膜トランジスタの不純物領域の一部は、コンタク
トする金属電極318または金属配線317の形状に自
己整合的にパターニングされていることを特徴とする。
【0055】他の発明の構成は、図3及び図4にその具
体的な構成の1例を示すように、層間絶縁膜311下に
存在する半導体層308に対するコンタクトの形成方法
であって、半導体層の一部が露呈する開口312を形成
する工程と、前記開口内部において半導体層にコンタク
トする配線317を形成する工程と、を有し、前記配線
317の形成時において、図2に示されるように配線3
17のパターンに半導体層308がパターニングされる
ことを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】図4に示すように、開口312内
において不純物領域308を配線317のパターンに自
己整合的にパターニングする(図2参照)ことで、配線
317の面積を最小限なものとすることができる。
【0057】即ち、配線317のパターニング時におい
て、コンタクトに不要な不純物領域を同時にエッチング
することで、開口312内においてコンタクトに必要な
不純物領域だけを残存させることができる。
【0058】また、自己整合的に位置合わせが行われる
ことで、コンタクトに寄与しない配線317の領域(従
来必要とされていた大きめのパターン)が必要とされな
い。このことにより、高い開口率を有したアクティブマ
トリクス回路を得ることができる。
【0059】また、活性層の一部(ソースおよび/また
はドレイン領域を構成する不純物領域の一部)をも、コ
ンタクトする配線または電極によってコンタクトに必要
とされる面積にパターニングされるので、活性層によっ
て遮光される光の成分を少なくすることができる。この
ことも高い開口率を得ることができる要因となる。
【0060】また、コンタクトに利用される面積(配線
または電極と半導体層との接触面積)を大きく確保でき
る一方で、コンタクトに利用されない配線または電極の
領域を除去するので、デザインルールを小さくすること
ができる。
【0061】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例では、アクティブマトリクス型の
液晶表示装置における画素の部分の構成を示す。図1及
び図2に示すのは、上面から見た作製工程図である。図
3〜図5に示すのは断面作製工程図である。
【0062】まず図3(A)に示すようにガラス基板3
01上に下地膜として酸化珪素膜302をスパッタ法に
より3000Åの厚さに成膜する。
【0063】次に図示しない非晶質珪素膜をプラズマC
VD法により500Åの厚さに成膜する。そしてレーザ
ー光の照射を行うことにより、結晶化を行い結晶性珪素
膜を得る。
【0064】そして得られた結晶性珪素膜をパターニン
グすることにより303で示される薄膜トランジスタの
活性層を得る。こうして図3(A)に示す状態を得る。
【0065】活性層のパターン形状を図1(A)に示
す。図1(A)のA−A’で切った断面が図3(A)に
対応する。
【0066】次にゲイト電極として機能する酸化珪素膜
304を1000Åの厚さにプラズマCVD法により成
膜する。(図3(B))
【0067】さらに、ゲイト線およびそこから延在した
ゲイト電極を構成するためのアルミニウム膜(図示せ
ず)をスパッタ法により4000Åの厚さに成膜する。
ここでは、アルミニウム膜中にスカンジウムを0.18重量
%含有させる。これは、後の工程において、アルミニウ
ムの異常成長に起因したヒロックやウィスカーと呼ばれ
る針状あるいは刺状の突起物が形成されてしまうことを
抑制するためである。
【0068】アルミニウム膜を成膜したら、パターニン
グを施すことにより、ゲイト電極305を形成する。ゲ
イト電極305は、図1(B)に示すようにゲイト線3
07から延在した状態で形成される。図1(B)のB−
B’で切った断面が図3(B)に対応する。
【0069】ゲイト電極305の形成を行ったら、電解
溶液中においてゲイト電極305を陽極とした陽極酸化
を行う。この工程において、陽極酸化膜306を100
0Åの厚さに形成する。
【0070】この陽極酸化膜306は、アルミニウムパ
ターンの表面を物理的及び電気的に保護する機能を有す
る。具体的には、配線間ショートの防止、ヒロックやウ
ィスカーの発生の防止といった機能を有している。ま
た、後の不純物イオンの注入工程において、その厚さの
分でオフセットゲイト領域を形成するために機能する。
【0071】陽極酸化膜の代わりとしては、酸化性雰囲
気におけるプラズマ処理により形成されるプラズマ酸化
膜を利用することができる。
【0072】そして図3(B)の状態において、不純物
イオンの注入を行う。本実施例においては、Pチャネル
型の薄膜トランジスタを作製するためにB(ボロン)イ
オンの注入を行う。(Nチャネル型を作製するのであれ
ばP(リン)イオンの注入を行う)
【0073】この工程において、308と310の領域
にBイオンが注入される。308の領域がソース領域、
310の領域がドレイン領域となる。また、309の領
域がチャネル形成領域となる。
【0074】また図示しないが、チャネル領域309と
ソース/ドレイン領域との間に陽極酸化膜306の厚さ
でオフセットゲイト領域が形成される。
【0075】次に第1の層間絶縁膜311として窒化珪
素膜をプラズマCVD法により5000Åの厚さに成膜
する。こうして図3(C)に示す状態を得る。
【0076】次にソース領域308及びドレイン領域3
10に達するコンタクトホール(開口)312と313
を形成する。こうして図3(D)に示す状態を得る。こ
のコンタクトホール312と313の形状や位置関係は
図2に示される。このコンタクオホールの形成には、ド
ライエッチングを利用することが好ましい。
【0077】次に図4(A)に示されるように、金属膜
314をスパッタ法により4000Åの成膜する。この
金属膜314は、500Å厚のチタン膜と2000Å厚
さのアルミニウム膜と500Å厚のチタン膜との積層膜
でもって構成される。
【0078】チタン膜を利用するのは、半導体や各種導
電材料とのオーム接触がとりやすいからである。アルミ
ニウム膜を利用するのは、その低抵抗性が必要とされる
からである。特にこの金属膜はソース線を構成すること
になるので、その配線抵抗を下げることは非常に重要な
こととなる。
【0079】図4(A)に示すような状態を得たら、図
4(B)に示すようにレジストマスク315と316を
配置する。
【0080】そして、上記マスクを利用して、金属膜3
14をパターニングする。こうして317と318で示
されるパターンを形成する。
【0081】この際、図2に示すようにソース線317
及び電極318のパターニングと同時に活性層もパター
ニングがされる。即ち、ソース線317及び電極318
のパターンでもって自己整合的にコンタクトの一方を構
成するソース領域308及びドレイン領域310もパタ
ーニングされる。このパターニングは、ドライエッチン
グを利用し、金属膜314のパーニングと活性層のパタ
ーニングとを連続的に行うことが好ましい。
【0082】こうして図4(B)に示す状態を得る。こ
こで、図2のC−C’で切った断面が図4(C)に対応
する。
【0083】図4(C)において、317で示されるパ
ターンは、ソース線である。図から明らかなようにソー
ス線317は直接ソース領域308にコンタクトする。
【0084】本実施例においては、コンタクトホール3
12を大きくとり、その内部においてソース線317が
直接ドレイン領域にコンタクトする構成としている。
【0085】ここで重要なのは、コンタクトホール31
2の内部に配線317が完全に入り込んでいることであ
る。即ち、コンタクト部においては、コンタクトする金
属配線の面積よりも開口部の方が大きい面積を有してい
る。このコンタクトする面積と開口部の面積との差で位
置合わせのマージンが確保される。
【0086】このような構成とすることで、コンタクト
ホール312の位置がズレたり、配線317の位置がズ
レたりしてもソース領域308とソース線317とのコ
ンタクトを確実にとることができる。また、ソース線3
17の占める面積を小さくすることができる。(図2参
照)
【0087】また、ドレインコンタクト部においても、
318で示されるコンタクト電極の面積を小さなものと
することができる。この部分においてもドレイン領域3
10へのコンタクトホール313の面積をコンタクト電
極318がドレイン領域にコンタクトする面積よりも大
きくとっている。
【0088】このような構成とすることで、コンタクト
ホール313の位置がズレたり、コンタクト用の電極3
18位置がズレたりしてもドレイン領域と電極318と
のコンタクトを確実にとることができる。また、電極3
18の占める面積を特に大きくする必要がないものとす
ることができる。(図2参照)
【0089】図4(C)に示す状態を得たら、樹脂材料
により、第2の層間絶縁膜319を成膜する。樹脂材料
を用いるのは、その上面を平坦化できるからである。こ
うして図5(A)に示す状態を得る。
【0090】次に図5(B)に示すようにコンタクトホ
ール320を形成する。このコンタクトホール320の
底部において、コンタクト電極318の一部が露呈す
る。
【0091】次にITOでもって画素電極321を形成
する。こうしてアクティブマトリクス回路部の画素部分
を完成させる。この後、ラビング膜の成膜やラビング処
理、さらに液晶パネルの組立等の工程が行われ、液晶表
示装置が完成する。
【0092】図7と図2を比較すれば明らかなように、
本実施例に示す構成を採用した場合、コンタクトが行わ
れる部分における金属膜の面積を少なくすることができ
る。従って、開口率を最大限高めることができる。
【0093】〔実施例2〕本実施例は、薄膜トランジス
タの形式としてボトムゲイト型のものを利用した場合の
例である。図10に示すのは、図4(C)に示す作製工
程の1状態に対応する断面図である。
【0094】図10において、1001がガラス基板で
あり、1003がガラス基板上に形成されたゲイト電極
である。ゲイト電極1003はゲイト線から延在したも
のとして形成される。
【0095】1002はゲイト絶縁膜である。1004
やソース領域であり、1006はドレイン領域である。
1005はチャネル形成領域である。
【0096】1007は層間絶縁膜であり、1008と
1009とが層間絶縁膜1007に形成されたコンタク
ト用の開口である。
【0097】1010はソース線であり、開口1008
内においてソース領域1004にコンタクトしている。
1011はドレイン領域1006にコンタクトした電極
である。この電極1006も開孔1009内においてド
レイン領域1006にコンタクトしている。
【0098】本実施例に示す構成においても、図2のそ
の上面図を示す構成と同様にコンタクト部分以外の余分
なパターンを削ることができる。
【0099】〔実施例3〕本明細書に開示する発明は、
周辺駆動回路を一体化したアクティブマトリクス型の液
晶表示装置に利用することができる。
【0100】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
は、以下に示すような用途に利用することができる。図
11(A)に示すのは、デジタルスチールカメラや電子
カメラ、または動画を扱うことができるビデオムービー
と称される装置である。
【0101】この装置は、カメラ部2002に配置され
たCCDカメラ(または適当な撮影手段)で撮影した画
像を電子的に保存する機能を有している。そして撮影し
た画像を本体2001に配置された液晶表示装置200
3に表示する機能を有している。装置の操作は、操作ボ
タン2004によって行われる。
【0102】本明細書に開示する発明を利用した場合、
高開口率を有した液晶表示装置を得ることができるの
で、高い輝度を得ることができる。また高い輝度を有し
ているが故に所定の輝度を得るための消費電力を小さく
できる。従って、図11(A)に示すような携帯型の装
置には有用なものとなる。
【0103】図11(B)に示すのは、携帯型のパーソ
ナルコンピュータである。この装置は、本体2101に
装着された開閉可能なカバー(蓋)2102に液晶表示
装置2104が備えられ、キーボード2103から各種
情報を入力したり、各種演算操作を行うことができる。
【0104】図11(C)に示すのは、カーナビゲーシ
ョンシステムにフラットパネルディスプレイを利用した
場合の例である。カーナビゲーションシステムは、アン
テナ部2304と液晶表示装置2302を備えた本体か
ら構成されている。
【0105】ナビゲーションに必要とされる各種情報の
切り換えは、操作ボタン2303によって行われる。一
般には図示しないリモートコントロール装置によって操
作が行われる。
【0106】カーナビゲーションシステムは直射日光の
下で利用されることもあるので、図1に示すような構成
を採用し、高開口率を有し、高い輝度を得られる液晶表
示装置を利用することは有用なものとなる。
【0107】図11(D)に示すのは、投射型の液晶表
示装置の例である。図において、光源2402から発せ
られた光は、液晶表示装置2403によって光学変調さ
れ、画像となる。画像は、ミラー2404、2405で
反射されてスクリーン2406に映し出される。
【0108】図11(E)に示すのは、ビデオカメラの
本体2501にビューファインダーと呼ばれる表示装置
が備えられた例である。
【0109】ビューファインダーは、大別して液晶表示
装置2502と画像が映し出される接眼部2503とか
ら構成されている。
【0110】図11(E)に示すビデオカメラは、操作
ボタン2504によって操作され、テープホルダー25
05に収納された磁気テープに画像が記録される。また
図示しないカメラによって撮影された画像は表示装置2
502に表示される。また表示装置2502には、磁気
テープに記録された画像が映し出される。
【0111】図11(E)に示すようなビデオカメラは
野外で利用されることを考慮する必要がある。よって、
本明細書で開示する発明を利用し、極力高い開口率を有
した液晶表示装置を用い、高い輝度を得ることが重要と
なる。
【0112】〔実施例4〕本実施例は、例えばアクティ
ブマトリクス型の液晶表示装置において、アクティブマ
トリクス回路とともに同一ガラス基板上に周辺駆動回路
や各種メモリ回路、さらに各種演算回路を集積化する場
合に利用することができる。
【0113】薄膜トランジスタを利用した各種集積回路
を構成する場合、極力に薄膜トランジスタ間の間隔を短
くし、所定の面積内にできるだけ多くの薄膜トランジス
タを詰め込むことが要求される。
【0114】図14に本実施例の集積化された薄膜トラ
ンジスタの回路を示す。図14には、2つの薄膜トラン
ジスタが集積化された状態が示されている。図14に
は、2つの薄膜トランジスタに対して1つのゲイト電極
が共通に配置された構成が示されている。
【0115】図14(A)において、1401と140
2は、薄膜トランジスタの活性層である。活性層は結晶
性珪素膜で構成される。
【0116】1406で示されるのは、図示しないゲイ
ト絶縁膜上に形成されたゲイト電極のパターンである。
ゲイト絶縁膜は活性層を覆う様して形成されている。
【0117】1407と1408で示されるのは、活性
層1401と1402のソース領域とドレイン領域に対
する開口である。なお、1403は活性層1401のソ
ース領域であり、1404は活性層1402のドレイン
領域である。また、1405は活性層1402のソース
領域であり、1405は活性層1402のドレイン領域
である。
【0118】この開口1407と1408の内部におい
て、ソース領域1403と1405、さらにドレイン領
域1404と1405とが露呈している。
【0119】開口1407と1408の位置合わせ精度
はそれ程要求されない。例えば、開口1407の位置合
わせの精度は、活性層1401のドレイン領域1404
と活性層1403のドレイン領域1405とが露呈する
範囲で許容される。
【0120】図14(B)に示すのは、(A)で示す状
態からさらに先に進んだ工程における状態である。図1
4(B)には、図14(A)に示す状態に加えて、ソー
ス電極(ソース配線)1409と1411、さらにドレ
イン電極(ドレイン配線)1413と1415が形成さ
れた状態が示されている。
【0121】図14(B)に示す状態においては、開口
1407の内部において、電極1409はソース領域1
403とコンタクトする。また開口1407内部におい
て、ソース領域1403は電極1409のパターンにパ
ターニングされている。
【0122】1410、1412、1414、1416
は、各電極が半導体(ソース/ドレインの不純物領域)
コンタクトしている領域を示す。
【0123】以下において、ソース領域1403へのコ
ンタクト電極1409を例にとり、本実施例に示す構成
を採用した場合の有意点を説明する。
【0124】電極1409の位置合わせ精度は、ソース
領域1403と電極1409のパターンが重なる範囲内
で許容される。換言すれば、位置合わせ精度に基づい
て、活性層ソース領域1403や電極1410の寸法が
決定される。
【0125】図14(B)に示すような構造において
は、開口1407の内部において、電極1409のパタ
ーンでもって、ソース領域1403がパターニングされ
てしまう。即ち、開口内においては、コンタクトに必要
とされる以外の半導体層のパターンは除去されてしま
う。
【0126】また位置合わせに必要とされる手間が、図
12に示すような従来の構成に比較して軽減される。
【0127】本実施例に示す構成においては、図に示さ
れている工程において、 (1)活性層1401の形成 (2)電極1409の形成 においてパターニング工程が必要とされる。
【0128】この場合、活性層1401と電極1409
の相対的な位置関係を合わせることが必要とされる。
【0129】ここで重要なのは、開口1407の形成に
際する位置合わせ精度が実質的に要求されないというこ
とである。
【0130】一方、図12に示すような従来の手法にお
いては、 (1)活性層1201のパターニング (2)コンタクトホール1205、1206の形成 (3)電極1203、1204の形成 といった3回のパターニング工程が必要とされる。
【0131】従って、活性層1201に対するコンタク
トホール1205、1206の位置合わせ、コンタクト
ホールに対する電極1203、1204の位置合わせが
必要とされる。
【0132】このことは、図12に示す構成において
は、図14に示す構成に比較して位置合わせに際する負
担が倍になることを意味している。
【0133】図12に示す構成を採用して、2つの薄膜
トランジスタが集積化された構成を実施する場合、図1
3に示すような集積度になってしまう。ここで、aはコ
ンタクトを得るために必要なマージンであり、bは隣合
う素子同士の間隔を保つために必要とする寸法である。
【0134】しかし、本実施例に示す構成を採用した場
合、図13の場合と同じデザインルールで図14(B)
に示すような集積度を得ることができる。
【0135】位置合わせの負担を半減できることから、
cで示される寸法も図13のbで示される寸法に比較し
て小さくすることができる。
【0136】そしてなによりも、コンタクトする電極
(例えば1409で示される)の面積をコンタクトマー
ジンをとるために大きくする必要がなく、さらにコンタ
クトの面積を大きくとることができるという特徴があ
る。
【0137】〔実施例5〕本実施例は、実施例4の示す
構成を変形した場合の例である。図15及び図16に本
実施例の作製工程上面図を示す。
【0138】図に示すのは、3つの薄膜トランジスタが
並べれた(集積化)された構成である。
【0139】まず図15(A)に示すように薄膜トラン
ジスタの活性層を構成する基となる半導体薄膜パターン
1501である。このパターン1501で3つ分の薄膜
トランジスタの活性層が後に構成される。1502と1
503は、後に薄膜トランジスタ同士を分離する溝とな
る。
【0140】1504が図示しないゲイト絶縁膜(パタ
ーン1501を覆って形成される)上に形成されたゲイ
ト電極である。
【0141】(B)に示すのは、図示しない層間絶縁膜
を成膜後、コンタクト用の開口1505と1506とを
形成した状態である。この開口の内部において半導体薄
膜パターン1501の一部は露呈している。
【0142】(B)に示す状態を得たら、ゲイト電極1
504をマスクとして不純物イオンの注入を行い、ゲイ
ト電極1504が存在する以外の領域に一導電型を付与
する不純物をドーピングする。
【0143】図示しない層間絶縁膜上にソース/ドレイ
ン領域へコンタクトする電極(及び配線)を形成する。
【0144】図16において、1507、1509、1
511がソース電極(ソース領域にコンタクトする電
極)である。1513、1515、1517がドレイン
電極(ドレインにコンタクトする電極)である。
【0145】図15(A)の1501で示される活性層
は、1507等で示される電極をパターニングする際に
電極と同じ形状に開口(1505や1506で示され
る)内でパターニングされる。そしてこの際、素子間分
離が行われる。
【0146】即ち、ソース及びソレイン領域へのコンタ
クト電極のパターニン時に同時に活性層の分離が行われ
る。こうして、1509、1510、1511で示され
る各活性層のパターンが形成される。
【0147】本実施例で特徴とするのは、コンタクト用
の電極の形成時に同時に活性層の素子間分離を行うこと
である。こうすることにより、素子間隔を近づけること
ができ同時にコンタクト面積を大きくとることができ
る。
【0148】これは、コンタクト用の開口面積をコンタ
クト面積よりも大きくとり、かつコンタクトする電極の
パターンを利用して不純物領域を開口内でパターニング
する構成としたことによる。
【0149】このような構成とすると、コンタクト用の
開口の位置合わせ精度を問題とすることなく、活性層と
コンタクト用の電極の位置合わせを問題とすればよいの
で、従来と同様なデザインルールを用いても、より集積
度を高くすることができる。
【0150】〔実施例6〕本実施例は、アクティブマト
リクス回路において、極力開口率を高めた構成に関す
る。
【0151】図17に本実施例の概略の構成を示す。図
17において、701がソース線であり、704がゲイ
ト線である。斜線で示されるのが活性層である。活性層
はその大部分がソース線701と重なるように配置され
ている。
【0152】活性層のソース領域とソース線とのコンタ
クトは、開口703の内部において702で示される領
域でもって行われる。
【0153】開口703の内部において、活性層はソー
ス線701にパターンにパターニングされる。
【0154】705で示されるのは、開口706−内部
において、ドレイン領域とコンタクトする電極である。
開口706の内部において、電極705のパターンでも
ってドレイン領域はパターニングされる。
【0155】本実施例に示す構成においてもコンタクト
のための位置合わせのマージンをとりつつコンタクトに
必要とされる以外の電極面積を必要としない構造とする
ことができる。また同時にコンタクト面積を大きくとる
ことができる。
【0156】上記の有意性は、コンタクト用の開口内に
おいて、コンタクトする電極のパターンを利用して、コ
ンタクト相手の半導体をパターニングすることにより得
られるものである。
【0157】
【発明の効果】本明細書で開示する発明を利用すること
により、コンタクトの形成に必要とされる位置合わせの
マージンを確保した上で、さらに不要な電極のパターン
を削除し、極力開口率を高める構成を提供することがで
きる。
【0158】また、アクティブマトリクス回路の駆動回
路やその他各種集積回路の集積度を高くすることができ
る。そして、同一ガラス基板上にアクティブマトリクス
回路と各種集積回路を集積化した構成において、その集
積度をより高めることができる。
【0159】本明細書で開示する発明は、液晶表示装置
のみではなく、エレクトロクロミックス材料を用いた表
示装置にも利用することができる。また、広く装置を光
が透過する形式のフラットパネルディスプレイに利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素部分の作製工程を示す上面図。
【図2】 画素部分の作製工程を示す上面図。
【図3】 画素部分の作製工程を示す断面図。
【図4】 画素部分の作製工程を示す断面図。
【図5】 画素部分の作製工程を示す断面図。
【図6】 従来における画素部分の作製工程を示す上面
図。
【図7】 従来における画素部分の作製工程を示す上面
図。
【図8】 従来における画素部分の作製工程を示す断面
図。
【図9】 従来における画素部分の作製工程を示す断面
図。
【図10】ボトムゲイト型の薄膜トランジスタを配置し
た画素部分の作製工程を示す断面図。
【図11】アクティブマリクス型の液晶表示装置に応用
例を示した図。
【図12】従来における薄膜トランジスタの構成を示す
上面図。
【図13】従来における集積化された薄膜トランジスタ
の構成を示す上面図。
【図14】集積化された薄膜トランジスタの構成を示す
上面図。
【図15】集積化された薄膜トランジスタの作製工程を
示す上面図。
【図16】集積化された薄膜トランジスタの構成を示す
上面図。
【図17】画素部分を示す上面図。
【符号の説明】
301 ガラス基板 302 下地膜(酸化珪素膜) 303 活性層(結晶性珪素膜) 304 ゲイト絶縁膜(酸化珪素膜) 305 ゲイト電極 306 陽極酸化膜 307 ゲイト線 308 ソース領域 309 チャネル形成領域 310 ドレイン領域 311 層間絶縁膜(窒化珪素膜) 312、313 コンタクト用の開口 314 金属膜(Ti/Al/Ti積層
膜) 315、316 レジストマスク 317 ソース線 318 コンタクト電極 319 層間絶縁膜(樹脂膜) 320 コンタクト用の開口 321 画素電極ITO電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】層間絶縁膜下に存在する半導体層に対する
    コンタクトを有し、 前記コンタクトは半導体層の一部が露呈する開口内にお
    いて形成され、 前記開口内部においてパターニングされた電極または配
    線が前記半導体層にコンタクトしており、 半導体層は前記開口内部において前記電極または配線と
    同じパターンにパターニングされていることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、コンタクトする面積よ
    り開口の面積の方が大きいことを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、半導体層にコンタクト
    する電極または配線は開口の縁の少なくとも一辺と重な
    らないことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】層間絶縁膜下に存在する半導体層に対して
    前記層間絶縁膜に形成された開口内において電極または
    配線がコンタクトした構成を有し、 前記開口内において半導体層の端面の少なくとも一部と
    前記電極または配線の端面の少なくとも一部とが一致ま
    たは概略一致していることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】層間絶縁膜下に存在する半導体層に対して
    前記層間絶縁膜に形成された開口内において電極または
    配線がコンタクトした構成を有し、 前記開口内において前記電極または配線は、前記層間絶
    縁膜に形成された開口の縁の少なくとも一辺と重ならな
    いことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】アクティブマトリクス型の液晶表示装置の
    画素に配置された薄膜トランジスタを有し、 前記薄膜トランジスタの不純物領域とアクティブマトリ
    クス回路を構成するソース線とのコンタクト部におい
    て、前記不純物領域はソース線のパターンにパターニン
    グされていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】アクティブマトリクス型の液晶表示装置の
    画素に配置された薄膜トランジスタを有し、 前記薄膜トランジスタの不純物領域の一部は、コンタク
    トする金属電極または金属配線の形状に自己整合的にパ
    ターニングされていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】層間絶縁膜下に存在する半導体層に対する
    コンタクトの形成方法であって、 半導体層の一部が露呈する開口を形成する工程と、 前記開口内部において半導体層にコンタクトする電極ま
    たは配線を形成する工程と、 を有し、 前記配線の形成時において、電極または配線のパターン
    に半導体層がパターニングされることを特徴とする半導
    体装置の作製方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、パターニングはドライ
    エッチングにより行われることを特徴とする半導体装置
    の作製方法。
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