JPH10127013A - 電動機 - Google Patents

電動機

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Publication number
JPH10127013A
JPH10127013A JP27816396A JP27816396A JPH10127013A JP H10127013 A JPH10127013 A JP H10127013A JP 27816396 A JP27816396 A JP 27816396A JP 27816396 A JP27816396 A JP 27816396A JP H10127013 A JPH10127013 A JP H10127013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
coil end
coil
insulating paper
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP27816396A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hida
淳一 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP27816396A priority Critical patent/JPH10127013A/ja
Publication of JPH10127013A publication Critical patent/JPH10127013A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、簡単な構造でロータの回転数に
左右されずに安定した冷却能力を得ることができる電動
機を提供することを課題とする。 【解決手段】 ステータ4の端部から突出したコイルエ
ンド10に相間用絶縁紙21が挿入され、この相間用絶
縁紙21の先端部がコイルエンド10の端部から突出し
て放熱用のフィン22を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機に係り、
特に電動機の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導電動機の構造を図6に示す。
円筒形状のフレーム1の両端部にそれぞれエンドブラケ
ット2及び3が固定されている。多数のリング状部材の
積層体からなるステータ4がフレーム1内に収容され、
ステータ4の内部に円柱形状のロータ5が挿入されてい
る。ロータ5の中心にはシャフト6が焼嵌めされてお
り、このシャフト6がそれぞれエンドブラケット2及び
3に固定されたベアリング7及び8により回転自在に支
持されている。ステータ4には誘導磁界を形成するため
のコイル巻線が巻回されており、このコイル巻線の一部
がコイルエンド10としてステータ4の両端部から外方
へ突出している。フレーム1及びエンドブラケット2に
は、放熱用の開口部11及び12が形成されている。
【0003】図示しないが、ロータ5には複数の軸方向
のスロットバーが埋設されており、コイル巻線に電流を
流して誘導磁界を形成すると、この誘導磁界からスロッ
トバーが力を受け、これによりロータ5が回転する。こ
のとき、電流を流したコイル巻線に発熱が生じるため、
電動機内部、特にステータ4の両端部から突出して空気
中に晒されているコイルエンド10の付近が高温になり
易くなる。そこで、フレーム1及びエンドブラケット2
にそれぞれ放熱用の開口部11及び12が形成されると
共にロータ5の両端部に複数のロータファン13がシャ
フト6の長さ方向に突出して設けられており、ロータ5
と共に回転するロータファン13によって開口部11及
び12を介して通風を行い、コイルエンド10を冷却し
ていた。なお、エンドブラケット2及び3の内側にはそ
れぞれ環状にエアガイド14及び15が設けられ、これ
らのエアガイド14及び15により定常的な通風が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
5と共に回転するロータファン13によって冷却してい
たため、ロータ5の回転が停止すると冷却能力は劣化
し、一方高速回転時にはロータファン13による風損が
増加して電動機の効率の低下を招くという問題点があっ
た。また、ロータファン13はアルミダイカストによっ
て製造されるが、その製造費用がかさみ、電動機全体の
コストアップとなっていた。
【0005】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単な構造でロータの回転数に
左右されずに安定した冷却能力を得ることができる電動
機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機
は、円筒状のステータと、ステータに巻回されると共に
その一部がステータの端部から外方へコイルエンドとし
て突出しているコイル巻線と、ステータの内部に回転自
在に挿入されたロータと、コイルエンド内に挿入され且
つその先端部がコイルエンドの放熱のためにコイルエン
ドから突出する相間用絶縁紙とを備えたものである。な
お、相間用絶縁紙の先端部を、コイルエンドの端部から
ステータの軸方向に放射状に突出したフィン形状に形成
することができる。さらに、この相間用絶縁紙の先端部
をステータの径方向外方へ折り曲げることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の実施の形
態に係る電動機を示す。円筒形状のフレーム1の両端部
にそれぞれエンドブラケット2及び3が固定されてい
る。多数のリング状部材の積層体からなる円筒状のステ
ータ4がフレーム1の内部に収容され、中心にシャフト
6が焼嵌めされた円柱形状のロータ5がステータ4の内
部に挿入されている。シャフト6はエンドブラケット2
及び3にそれぞれ固定されたベアリング7及び8により
回転自在に軸支されている。ステータ4には誘導磁界を
形成するためのコイル巻線が巻回されており、このコイ
ル巻線の一部がコイルエンド10としてステータ4の両
端部から外方へ突出している。また、フレーム1及びエ
ンドブラケット2には、電動機内部を冷却するために放
熱用の開口部11及び12が形成されている。なお、放
熱用の開口部はエンドブラケット3にも形成することも
できる。
【0008】コイル巻線は、電動機を駆動する際にそれ
ぞれ異なる相電流が流される複数の巻線群からなり、コ
イルエンド10において、互いに異なる相電流が短絡し
ないように互いに隣接する巻線群の間に相間用絶縁紙2
1が挿入されている。図2に示されるように、この相間
用絶縁紙21の先端部はコイルエンド10の放熱のため
にコイルエンド10の端部から突出し、直角に折り曲げ
られてフィン22を形成している。
【0009】相間用絶縁紙21は、例えば図3に示され
るように、その一辺から複数のフィン22が突出し、各
フィン22が直角に折り曲げられたほぼ矩形状の絶縁紙
から形成されている。それぞれこのような構造を有する
複数枚の相間用絶縁紙21をコイルエンド10に挿入す
ることにより、図4に示されるように、コイルエンド1
0の端部からステータ4の軸方向に放射状にフィン22
が突出し、さらにステータ4の径方向外方へ屈曲してい
る。コイルエンド10から突出しているフィン22は、
ワニス含浸によって固められている。
【0010】次に、この実施の形態に係る電動機の動作
について説明する。図示しないが、ロータ5には複数の
軸方向のスロットバーが埋設されており、コイル巻線に
電流を流して誘導磁界を形成すると、この誘導磁界から
スロットバーが力を受けてロータ5がシャフト6と共に
回転する。このとき、コイル巻線に発熱が生じるが、ス
テータ4内に位置するコイル巻線からの熱はステータ4
を介してフレーム1に伝導され、さらにフレーム1から
電動機外部の大気中へ放出される。一方、ステータ4の
端部から突出しているコイルエンド10で発生した熱
は、相間用絶縁紙21に伝導し、さらにコイルエンド1
0の端部から突出するフィン22を介して空気中へ放出
される。特に、フィン22の近傍に位置するフレーム1
及びエンドブラケット2には開口部11及び12が形成
されているため、これらの開口部11及び12により電
動機の内部が通風され、これによりフィン22からの放
熱が促進される。
【0011】このように、従来から使用されていた相間
用絶縁紙21の一部をコイルエンド10の端部から突出
させて放熱用のフィン22としているため、部品点数を
増加することなく、またロータ5の回転数に拘わらず
に、安定した冷却を行うことができる。
【0012】なお、コイルエンド10から突出するフィ
ン22をステータ4の径方向外方へ屈曲させたので、コ
イルエンド10の端部からエンドブラケット2及び3ま
での距離が短くても冷却用のフィン22を設けることが
できる。コイルエンド10の端部からエンドブラケット
2及び3までの距離が十分に確保されている場合には、
フィン22をステータ4の径方向外方へ屈曲させずに、
図5に示されるように、ステータ4の軸方向へ延出させ
てもよい。
【0013】この発明は、図1に示したような誘導電動
機に限らず、例えばDCブラシレスモータ等の各種の電
動機にも適用して、同様に冷却の安定性の向上を図るこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る電
動機は、簡単な構造でロータの回転数に左右されずに安
定した冷却能力を得ることができ、安価に電動機の高効
率化及び長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電動機を示す断面
図である。
【図2】実施の形態に係る電動機のコイルエンド付近を
示す拡大図である。
【図3】実施の形態で用いられた相間用絶縁紙を示す斜
視図である。
【図4】実施の形態に係る電動機のコイルエンド付近を
示す斜視図である。
【図5】他の実施の形態に係る電動機のコイルエンド付
近を示す斜視図である。
【図6】従来の電動機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2,3 エンドブラケット 4 ステータ 5 ロータ 6 シャフト 7,8 ベアリング 10 コイルエンド 11,12 開口部 21 相間用絶縁紙 22 フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のステータと、 前記ステータに巻回されると共にその一部が前記ステー
    タの端部から外方へコイルエンドとして突出しているコ
    イル巻線と、 前記ステータの内部に回転自在に挿入されたロータと、 コイルエンド内に挿入され且つその先端部がコイルエン
    ドの放熱のためにコイルエンドから突出する相間用絶縁
    紙とを備えたことを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記相間用絶縁紙の先端部は、コイルエ
    ンドの端部から前記ステータの軸方向に放射状に突出し
    たフィン形状を有することを特徴とする請求項1に記載
    の電動機。
  3. 【請求項3】 前記相間用絶縁紙の先端部は、前記ステ
    ータの径方向外方へ折り曲げられていることを特徴とす
    る請求項2に記載の電動機。
JP27816396A 1996-10-21 1996-10-21 電動機 Pending JPH10127013A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27816396A JPH10127013A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 電動機

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JP27816396A JPH10127013A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 電動機

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JPH10127013A true JPH10127013A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17593473

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JP27816396A Pending JPH10127013A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 電動機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100187922A1 (en) * 2008-09-23 2010-07-29 Aerovironment, Inc. Motor air flow cooling
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