JPH10126970A - 電源電圧監視回路 - Google Patents
電源電圧監視回路Info
- Publication number
- JPH10126970A JPH10126970A JP8273650A JP27365096A JPH10126970A JP H10126970 A JPH10126970 A JP H10126970A JP 8273650 A JP8273650 A JP 8273650A JP 27365096 A JP27365096 A JP 27365096A JP H10126970 A JPH10126970 A JP H10126970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- power supply
- signal
- load circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マンガン電池等の内部抵抗が大きい電池に対
しても確実に動作する電源電圧監視回路を提供する。 【解決手段】 比較手段104が、基準電圧生成手段1
03が生成した基準電圧と端子電圧検出手段102が検
出した検出電圧とを比較する。この比較結果が前記検出
電圧が前記基準電圧より低い場合には、記憶手段1は負
荷回路105への電圧供給を停止状態にし、この停止状
態を記憶しておく。しかし、リセット手段2は、前記端
子電圧検出手段102の検出した端子電圧が所定値以上
の場合には前記記憶手段1が記憶している電圧供給停止
状態を解除する。
しても確実に動作する電源電圧監視回路を提供する。 【解決手段】 比較手段104が、基準電圧生成手段1
03が生成した基準電圧と端子電圧検出手段102が検
出した検出電圧とを比較する。この比較結果が前記検出
電圧が前記基準電圧より低い場合には、記憶手段1は負
荷回路105への電圧供給を停止状態にし、この停止状
態を記憶しておく。しかし、リセット手段2は、前記端
子電圧検出手段102の検出した端子電圧が所定値以上
の場合には前記記憶手段1が記憶している電圧供給停止
状態を解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電圧監視回路
に係り、特に電池等の電圧が一定値以下になった場合に
負荷回路の動作を制限する電源電圧監視回路に関する。
に係り、特に電池等の電圧が一定値以下になった場合に
負荷回路の動作を制限する電源電圧監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾電池,蓄電池等を用いた多くの
製品が、この種の電源電圧監視回路を使用している。図
3は、従来の電源電圧監視回路W1 の一例のブロック図
であり、図4は該ブロック図の動作を説明する図であ
る。
製品が、この種の電源電圧監視回路を使用している。図
3は、従来の電源電圧監視回路W1 の一例のブロック図
であり、図4は該ブロック図の動作を説明する図であ
る。
【0003】電源電圧監視回路W1 は、電池電源101
の出力電圧の分圧信号を生成する分圧回路102と、基
準電圧信号を生成する基準電圧生成回路103と、分圧
回路102から入力する信号の電圧と基準電圧生成回路
103から入力する信号の電圧との2つの入力信号の電
圧を比較し、その比較結果を出力する比較器104とを
備えている。105は電池電源101が電源供給する負
荷回路であり、106は電源スイッチである。
の出力電圧の分圧信号を生成する分圧回路102と、基
準電圧信号を生成する基準電圧生成回路103と、分圧
回路102から入力する信号の電圧と基準電圧生成回路
103から入力する信号の電圧との2つの入力信号の電
圧を比較し、その比較結果を出力する比較器104とを
備えている。105は電池電源101が電源供給する負
荷回路であり、106は電源スイッチである。
【0004】次に電源電圧監視回路W1 の動作を、図
3,図4に基づいて説明する。基準電圧生成回路103
は、電源スイッチ106がオンのときに一定の電圧(基
準電圧)Vr の基準電圧信号Rを送出する。分圧回路1
02は、電池電源101の電圧に比例した電圧であり、
且つ電池電源101の電圧が使用可能電圧Vt になった
ときに基準電圧Vr に等しくなるような電圧の分圧信号
Dを送出する(電池電源101の電圧=使用可能電圧V
t のとき、分圧信号Dの電圧=基準電圧Vr )。
3,図4に基づいて説明する。基準電圧生成回路103
は、電源スイッチ106がオンのときに一定の電圧(基
準電圧)Vr の基準電圧信号Rを送出する。分圧回路1
02は、電池電源101の電圧に比例した電圧であり、
且つ電池電源101の電圧が使用可能電圧Vt になった
ときに基準電圧Vr に等しくなるような電圧の分圧信号
Dを送出する(電池電源101の電圧=使用可能電圧V
t のとき、分圧信号Dの電圧=基準電圧Vr )。
【0005】比較器104は、分圧信号Dと基準電圧信
号Rとを比較し、分圧信号Dが基準電圧信号Rより高電
圧となるとき負荷回路停止信号Sを無効状態にし、逆に
分圧信号Dの方が低電圧となるとき負荷回路停止信号S
を有効状態にする。また、負荷回路105は負荷回路停
止信号Sが無効状態のとき通常動作を行い、有効状態の
とき停止する。そして、電池電源101の放電が進み電
源電圧が使用可能電圧Vt 以下になると、分圧信号Dの
電圧は基準電圧Vr 以下になり、負荷回路停止信号Sが
有効状態になって、負荷回路105は停止する。
号Rとを比較し、分圧信号Dが基準電圧信号Rより高電
圧となるとき負荷回路停止信号Sを無効状態にし、逆に
分圧信号Dの方が低電圧となるとき負荷回路停止信号S
を有効状態にする。また、負荷回路105は負荷回路停
止信号Sが無効状態のとき通常動作を行い、有効状態の
とき停止する。そして、電池電源101の放電が進み電
源電圧が使用可能電圧Vt 以下になると、分圧信号Dの
電圧は基準電圧Vr 以下になり、負荷回路停止信号Sが
有効状態になって、負荷回路105は停止する。
【0006】しかしながら、図3に示す手段には次のよ
うな欠点がある。即ち、図4(A)に示すように、電池
電源101の放電が進んで電池電圧が使用可能電圧Vt
より低くなると、分圧信号Dの電圧は基準電圧Vr 以下
になる。これにより、負荷回路停止信号Sが「有効」に
なって負荷回路105が停止し、電池電源101の負荷
が軽減される。
うな欠点がある。即ち、図4(A)に示すように、電池
電源101の放電が進んで電池電圧が使用可能電圧Vt
より低くなると、分圧信号Dの電圧は基準電圧Vr 以下
になる。これにより、負荷回路停止信号Sが「有効」に
なって負荷回路105が停止し、電池電源101の負荷
が軽減される。
【0007】すると、図4(B)に示すように、電池電
圧Vs が使用可能電圧Vt 以上に回復し、負荷回路停止
信号Sは「無効」になり、負荷回路105は再び通常動
作を行う。その結果、電池電源101の負荷が大きくな
って電池電圧が使用可能電圧Vt 以下に下がり、負荷回
路停止信号Sが「有効」になって負荷回路105が停止
する。
圧Vs が使用可能電圧Vt 以上に回復し、負荷回路停止
信号Sは「無効」になり、負荷回路105は再び通常動
作を行う。その結果、電池電源101の負荷が大きくな
って電池電圧が使用可能電圧Vt 以下に下がり、負荷回
路停止信号Sが「有効」になって負荷回路105が停止
する。
【0008】このように、電源スイッチ106を接続し
たままの状態で、負荷回路105の動作と停止とが繰り
返されてしまう(図4(B)参照)。これでは負荷回路
105の正常な動作を確保することができないので好ま
しくない。図5はかかる不都合を解消した電源電圧監視
回路W2 であり、電源電圧の分圧信号Dと基準電圧信号
Rとをヒステリシスを持った比較器104aに入力し、
比較結果を負荷回路停止信号Sとして使用する。なお、
既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略
する。
たままの状態で、負荷回路105の動作と停止とが繰り
返されてしまう(図4(B)参照)。これでは負荷回路
105の正常な動作を確保することができないので好ま
しくない。図5はかかる不都合を解消した電源電圧監視
回路W2 であり、電源電圧の分圧信号Dと基準電圧信号
Rとをヒステリシスを持った比較器104aに入力し、
比較結果を負荷回路停止信号Sとして使用する。なお、
既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略
する。
【0009】比較器104aは、図6に示すように、電
池電源101の分圧信号Dと基準電圧信号Rとを比較
し、電池電源101の放電が進んで分圧信号Dの電圧が
基準電圧信号Rの電圧にヒステリシスVH の2分の1の
電圧を減じた電圧Vr - より低くなったとき負荷回路停
止信号Sを有効状態にし、電池電源の電圧が回復してき
て分圧信号Dの電圧がヒステリシスVH の2分の1の電
圧Vr + より高くなったとき負荷回路停止信号Sを無効
状態にする。
池電源101の分圧信号Dと基準電圧信号Rとを比較
し、電池電源101の放電が進んで分圧信号Dの電圧が
基準電圧信号Rの電圧にヒステリシスVH の2分の1の
電圧を減じた電圧Vr - より低くなったとき負荷回路停
止信号Sを有効状態にし、電池電源の電圧が回復してき
て分圧信号Dの電圧がヒステリシスVH の2分の1の電
圧Vr + より高くなったとき負荷回路停止信号Sを無効
状態にする。
【0010】即ち、電源スイッチ106をオンにして分
圧信号Dの電圧がVr + 以上となる電源電圧Vs が供給
されると、負荷回路停止信号Sが無効状態になって、負
荷回路は動作状態になる。逆に、電池電源101の放電
が進み電源電圧Vs が使用可能電圧Vt 以下になると、
分圧信号Dの電圧はVr - 以下になり、負荷回路停止信
号Sが有効状態になって、負荷回路105は停止する。
圧信号Dの電圧がVr + 以上となる電源電圧Vs が供給
されると、負荷回路停止信号Sが無効状態になって、負
荷回路は動作状態になる。逆に、電池電源101の放電
が進み電源電圧Vs が使用可能電圧Vt 以下になると、
分圧信号Dの電圧はVr - 以下になり、負荷回路停止信
号Sが有効状態になって、負荷回路105は停止する。
【0011】ところで、前記図5に示す手段には以下の
ような欠点がある。即ち、図5に示す手段においては、
負荷回路105が動作と停止を繰り返さないためには、
ヒステリシス電圧(不感帯電圧)VH が次の2つの条件
,を満たす必要がある。
ような欠点がある。即ち、図5に示す手段においては、
負荷回路105が動作と停止を繰り返さないためには、
ヒステリシス電圧(不感帯電圧)VH が次の2つの条件
,を満たす必要がある。
【0012】 ヒステリシス電圧VH は、負荷回路1
05が停止によって起こる分圧信号Dの変動電圧値より
も大きいこと。この条件が満たされないと、電源スイッ
チ106を接続したままの状態で負荷回路停止信号が、
有効状態と無効状態を繰り返してしまい(図7参照
(A))、前記図3に示した回路の問題点が解決しな
い。しかし、前記条件が満たされると、図7(B)に示
すように、分圧信号Dの電圧VSDがVr + を超えないの
で、有効状態と無効状態とが繰り返されず、前記図3に
示した回路の問題点が解決する。
05が停止によって起こる分圧信号Dの変動電圧値より
も大きいこと。この条件が満たされないと、電源スイッ
チ106を接続したままの状態で負荷回路停止信号が、
有効状態と無効状態を繰り返してしまい(図7参照
(A))、前記図3に示した回路の問題点が解決しな
い。しかし、前記条件が満たされると、図7(B)に示
すように、分圧信号Dの電圧VSDがVr + を超えないの
で、有効状態と無効状態とが繰り返されず、前記図3に
示した回路の問題点が解決する。
【0013】 使用可能な電池電源101を用いて電
源スイッチ106をオンにした直後の電池電圧VS の分
圧信号Dの電圧VSDは、Vr + よりも大きいこと。この
条件が満たされないと、電源スイッチ106投入直後か
ら負荷回路停止信号Sが無効状態にならない。
源スイッチ106をオンにした直後の電池電圧VS の分
圧信号Dの電圧VSDは、Vr + よりも大きいこと。この
条件が満たされないと、電源スイッチ106投入直後か
ら負荷回路停止信号Sが無効状態にならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負荷回
路が重負荷の場合(消費電流が大の場合)、負荷回路の
停止による電池電圧の回復度合は大きくなり、マンガン
電池等の内部抵抗が大きい電池を使用すると前述の条件
,を満たすことが不可能になってしまう。
路が重負荷の場合(消費電流が大の場合)、負荷回路の
停止による電池電圧の回復度合は大きくなり、マンガン
電池等の内部抵抗が大きい電池を使用すると前述の条件
,を満たすことが不可能になってしまう。
【0015】その理由を図8を用いて説明する。即ち、
電池の等価回路は、図8の一点鎖線で示す枠内と考えら
れる。この場合、外部負荷の消費電流Iが大きいと(重
負荷の場合)、内部抵抗Ri の電圧降下VD (=Ri ×
I)も大きくなる。このことは、消費電流Iと内部抵抗
Ri とが大きい場合に、外部抵抗(外部負荷)が無くな
ったときの電池電圧の回復が大きいことを意味する。
電池の等価回路は、図8の一点鎖線で示す枠内と考えら
れる。この場合、外部負荷の消費電流Iが大きいと(重
負荷の場合)、内部抵抗Ri の電圧降下VD (=Ri ×
I)も大きくなる。このことは、消費電流Iと内部抵抗
Ri とが大きい場合に、外部抵抗(外部負荷)が無くな
ったときの電池電圧の回復が大きいことを意味する。
【0016】電池からの放電電流が大きくなると、放電
停止による電池電圧の回復も大きくなる。従って、負荷
回路有効状態時に負荷消費電流が大きい場合、負荷回路
の有効/無効状態の繰り返しを避けるためにヒステリシ
ス電圧VH を大きくする必要がある。その結果、Vr +
がVSDを超える値となり、条件を満足できなくなって
しまう場合がある。そこで、本発明の目的は、マンガン
電池等の内部抵抗が大きい電池に対しても確実に動作す
る電源電圧監視回路を提供することである。
停止による電池電圧の回復も大きくなる。従って、負荷
回路有効状態時に負荷消費電流が大きい場合、負荷回路
の有効/無効状態の繰り返しを避けるためにヒステリシ
ス電圧VH を大きくする必要がある。その結果、Vr +
がVSDを超える値となり、条件を満足できなくなって
しまう場合がある。そこで、本発明の目的は、マンガン
電池等の内部抵抗が大きい電池に対しても確実に動作す
る電源電圧監視回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、直流電源の端子電圧を検出す
る端子電圧検出手段と、基準電圧を生成する基準電圧生
成手段と、前記端子電圧検出手段が検出した検出電圧と
前記基準電圧生成手段が生成した基準電圧とを比較する
比較手段と、該比較手段が前記検出電圧が基準電圧より
低いと判断した場合に、負荷回路への電圧供給を停止状
態にしたまま記憶する記憶手段と、前記端子電圧検出手
段が検出した端子電圧が所定電圧以上の場合に、前記記
憶手段の電圧供給停止状態を解除するリセット手段とを
備えたことを特徴とする。
に請求項1記載の発明は、直流電源の端子電圧を検出す
る端子電圧検出手段と、基準電圧を生成する基準電圧生
成手段と、前記端子電圧検出手段が検出した検出電圧と
前記基準電圧生成手段が生成した基準電圧とを比較する
比較手段と、該比較手段が前記検出電圧が基準電圧より
低いと判断した場合に、負荷回路への電圧供給を停止状
態にしたまま記憶する記憶手段と、前記端子電圧検出手
段が検出した端子電圧が所定電圧以上の場合に、前記記
憶手段の電圧供給停止状態を解除するリセット手段とを
備えたことを特徴とする。
【0018】請求項1記載の発明によれば、比較手段
が、基準電圧生成手段が生成した基準電圧と端子電圧検
出手段が検出した検出電圧とを比較する。この比較結果
が前記検出電圧が前記基準電圧より低い場合には、記憶
手段は負荷回路への電圧供給を停止状態にし、この停止
状態を記憶しておく。しかし、リセット手段は、前記端
子電圧検出手段の検出した端子電圧が所定値以上の場合
には前記記憶手段が記憶している電圧供給停止状態を解
除する。このようにすれば、直流電源の端子電圧が単に
上昇しただけでは前記負荷回路へは電圧供給がされず、
所定値以上でなければ前記電圧供給がされない。従っ
て、負荷回路への電圧供給の有効/無効が繰り返される
ことがない。
が、基準電圧生成手段が生成した基準電圧と端子電圧検
出手段が検出した検出電圧とを比較する。この比較結果
が前記検出電圧が前記基準電圧より低い場合には、記憶
手段は負荷回路への電圧供給を停止状態にし、この停止
状態を記憶しておく。しかし、リセット手段は、前記端
子電圧検出手段の検出した端子電圧が所定値以上の場合
には前記記憶手段が記憶している電圧供給停止状態を解
除する。このようにすれば、直流電源の端子電圧が単に
上昇しただけでは前記負荷回路へは電圧供給がされず、
所定値以上でなければ前記電圧供給がされない。従っ
て、負荷回路への電圧供給の有効/無効が繰り返される
ことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。図1は本実施形態例
の電源電圧監視回路Wの回路ブロック図であり、図2は
本実施形態例の動作フローチャートである。
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。図1は本実施形態例
の電源電圧監視回路Wの回路ブロック図であり、図2は
本実施形態例の動作フローチャートである。
【0020】図1に示すように、電源電圧監視回路W
は、分圧回路102と基準電圧生成回路103と比較器
104とを備え、更に、比較器104が比較した結果の
出力信号(分圧信号Dが基準電圧信号Rより大か小か)
を記憶する記憶回路1と、該記憶回路1に記憶された内
容をリセットするリセット信号を送出するリセット信号
生成回路2と備えている。101は電源電池、105は
負荷回路である。
は、分圧回路102と基準電圧生成回路103と比較器
104とを備え、更に、比較器104が比較した結果の
出力信号(分圧信号Dが基準電圧信号Rより大か小か)
を記憶する記憶回路1と、該記憶回路1に記憶された内
容をリセットするリセット信号を送出するリセット信号
生成回路2と備えている。101は電源電池、105は
負荷回路である。
【0021】次に、本実施形態例の動作を、図1および
図2を参照しつつ説明する。基準電圧生成回路103
は、電源スイッチ106がオンのときに基準電圧信号R
として一定の電圧(基準電圧)Vr を送出する。分圧回
路102は、電池電源101の電圧に比例し且つ電池電
源101が使用可能な電圧Vt になったときに、基準電
圧Vr に等しくなるような電圧を有する分圧信号Dを送
出する。
図2を参照しつつ説明する。基準電圧生成回路103
は、電源スイッチ106がオンのときに基準電圧信号R
として一定の電圧(基準電圧)Vr を送出する。分圧回
路102は、電池電源101の電圧に比例し且つ電池電
源101が使用可能な電圧Vt になったときに、基準電
圧Vr に等しくなるような電圧を有する分圧信号Dを送
出する。
【0022】先ず、電源スイッチ106をオンにすると
(ステップS1)、リセット信号生成回路2はリセット
信号を生成しリセット信号を送出する(ステップS
2)。このリセット信号の所定時間送出により分圧回路
102,基準電圧生成回路103,比較器104,記憶
回路1の動作が安定する(ステップS3)。
(ステップS1)、リセット信号生成回路2はリセット
信号を生成しリセット信号を送出する(ステップS
2)。このリセット信号の所定時間送出により分圧回路
102,基準電圧生成回路103,比較器104,記憶
回路1の動作が安定する(ステップS3)。
【0023】リセット信号の送出が終了した後(ステッ
プS4)、電池電源101の分圧信号Dの電圧と基準電
圧信号Rの基準電圧Vr とを比較し、電源電圧が使用可
能電圧より高い場合には(ステップS5;YES)、比
較器104から負荷回路停止信号S1 を記憶回路1に送
出し、記憶回路1のリセット状態を保持する。このとき
記憶回路1からの負荷停止信号S2 を無効にし、負荷回
路105に電圧を供給する(ステップS6)。また、ス
テップS5において、電源電圧が使用可能電圧未満の場
合には(ステップS5;NO)、負荷停止信号S2 を有
効にし、負荷値の電圧供給を停止する(ステップS
7)。
プS4)、電池電源101の分圧信号Dの電圧と基準電
圧信号Rの基準電圧Vr とを比較し、電源電圧が使用可
能電圧より高い場合には(ステップS5;YES)、比
較器104から負荷回路停止信号S1 を記憶回路1に送
出し、記憶回路1のリセット状態を保持する。このとき
記憶回路1からの負荷停止信号S2 を無効にし、負荷回
路105に電圧を供給する(ステップS6)。また、ス
テップS5において、電源電圧が使用可能電圧未満の場
合には(ステップS5;NO)、負荷停止信号S2 を有
効にし、負荷値の電圧供給を停止する(ステップS
7)。
【0024】以上に示す論理で負荷回路105への電圧
供給を制御すれば、電源スイッチ106を投入した直後
に、電池電圧が使用可能電圧以上であれば負荷回路10
5を動作させることができ、また、電源スイッチ106
を投入後、一旦負荷回路105が停止すると、再度電源
スイッチ106を入れ直さない限り負荷回路105は動
作しない。従って、例えば、リチウム電池から重い負荷
回路へ電圧供給する場合にも、負荷回路の電圧供給の有
効/無効を繰り返すことがない。
供給を制御すれば、電源スイッチ106を投入した直後
に、電池電圧が使用可能電圧以上であれば負荷回路10
5を動作させることができ、また、電源スイッチ106
を投入後、一旦負荷回路105が停止すると、再度電源
スイッチ106を入れ直さない限り負荷回路105は動
作しない。従って、例えば、リチウム電池から重い負荷
回路へ電圧供給する場合にも、負荷回路の電圧供給の有
効/無効を繰り返すことがない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、負荷回路が大きく使用電池の内部抵抗が大き
い場合でも確実に負荷回路を停止させることができる。
によれば、負荷回路が大きく使用電池の内部抵抗が大き
い場合でも確実に負荷回路を停止させることができる。
【図1】本発明の実施形態例のブロック図である。
【図2】同実施形態例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図3】第1従来例のブロック図である。
【図4】前記第1従来例の不都合を説明する図である。
【図5】図3に示す第1従来例の不都合を解消した第2
従来例のブロック図である。
従来例のブロック図である。
【図6】前記第2従来例に用いている比較器のヒステリ
シスを説明する図である。
シスを説明する図である。
【図7】(A)は前記第2従来例の不都合を説明する
図、(B)は第2従来例の不都合を解消するための説明
図である。
図、(B)は第2従来例の不都合を解消するための説明
図である。
【図8】電池の内部抵抗が高い場合の不都合を説明する
ための図である。
ための図である。
1 記憶回路 2 リセット信号生成回路 101 電池電源 102 分圧回路 103 基準電圧生成回路 104 比較器 105 負荷回路 106 電源スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源の端子電圧を検出する端子電圧
検出手段と、 基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、 前記端子電圧検出手段が検出した検出電圧と前記基準電
圧生成手段が生成した基準電圧とを比較する比較手段
と、 該比較手段が前記検出電圧が前記基準電圧より低いと判
断した場合に、負荷回路への電圧供給を停止状態にした
まま記憶する記憶手段と、 前記端子電圧検出手段が検出した端子電圧が所定電圧以
上の場合に、前記記憶手段の電圧供給停止状態を解除す
るリセット手段とを備えたことを特徴とする電源電圧監
視回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273650A JPH10126970A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電源電圧監視回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273650A JPH10126970A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電源電圧監視回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10126970A true JPH10126970A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17530648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273650A Pending JPH10126970A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電源電圧監視回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10126970A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142766A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Nec Computertechno Ltd | 電力障害検知回路、電源装置付き装置および電力障害検知方法 |
WO2015015527A1 (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 給電制御装置 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273650A patent/JPH10126970A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142766A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Nec Computertechno Ltd | 電力障害検知回路、電源装置付き装置および電力障害検知方法 |
WO2015015527A1 (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 給電制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8334673B2 (en) | Voltage monitoring apparatus including active power source, low consumption power source, and a failure diagnosis section to disconnect active power source as a result of failure | |
JP4285550B2 (ja) | 車載用緊急通報装置 | |
US20200195016A1 (en) | Precharge controller | |
JPH10126970A (ja) | 電源電圧監視回路 | |
US20060152090A1 (en) | Device for waking up a control unit | |
JP2988185B2 (ja) | 多重通信装置 | |
US7193624B2 (en) | Display apparatus with power saving capability | |
US20020069373A1 (en) | Safe shutdown device for an uninterruptible power supply (UPS) system and method for safely shuting down a UPS system | |
JPH0831464A (ja) | 蓄電池管理装置 | |
US20190146547A1 (en) | Semiconductor integrated circuit device | |
JPH0614558A (ja) | インバータ装置 | |
JP2001166016A (ja) | 蓄電池の寿命検知装置及びそれを備えた無停電電源装置、電源システム | |
JP2001166017A (ja) | 車載バッテリの電源電圧監視システム | |
JP7487750B2 (ja) | 車載システム及び車両 | |
JP3334678B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP2500592B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH0356043A (ja) | 無停電電源装置における蓄電池の診断方法 | |
JP4183575B2 (ja) | 電源供給システムおよび電源供給装置 | |
JP3171099B2 (ja) | コンピュータの電源オン/オフ制御方式 | |
JPH10201092A (ja) | 強制動作機能付き制御回路及び半導体装置 | |
JPH0715318Y2 (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH04188209A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH10341533A (ja) | 無停電電源装置 | |
JP2024025753A (ja) | 双方向交流電力変換装置 | |
JPH05336655A (ja) | 電源制御回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050510 |