JPH10126918A - ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法 - Google Patents

ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法

Info

Publication number
JPH10126918A
JPH10126918A JP8275712A JP27571296A JPH10126918A JP H10126918 A JPH10126918 A JP H10126918A JP 8275712 A JP8275712 A JP 8275712A JP 27571296 A JP27571296 A JP 27571296A JP H10126918 A JPH10126918 A JP H10126918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conditioning duct
air conditioning
cable tray
air
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8275712A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Eto
藤 博 志 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8275712A priority Critical patent/JPH10126918A/ja
Publication of JPH10126918A publication Critical patent/JPH10126918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントの建設工事の工期を短縮することが
できるケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体、並びに
その据付方法を提供する。 【解決手段】 プラント内のケーブルを支持するために
前記プラント内に付設されるケーブルトレイ1a、1b
と、前記プラント内の空気を調和するために前記プラン
ト内に付設される空調ダクト2と、前記ケーブルトレイ
1a、1bと前記空調ダクト2とを連結して一体化する
連結部材3と、を備えている。前記連結部材3によって
一体化された前記ケーブルトレイ1a、1b及び前記空
調ダクト2を前記プラント内の所定位置に付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体に係わり、特に、大規模プラント
内に付設されるケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体
に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模なプラントの建設工事における空
調ダクト及びケーブルトレイの従来の据付方法につい
て、原子力発電所の建設工事を例にとって図7を参照し
て説明する。
【0003】原子力発電所の建屋の建設工事において
は、建屋の躯体を構築するための建築工事、配管等を付
設するための機械工事といった各種の工事が行われる。
まず、建築工事において、建屋の躯体30を構築するた
めの配筋布設及び型枠・支保工設置等の作業を実施する
と共に、機械工事において、各種設備の設置用サポート
31、32、33、34、35を取り付けるための複数
の埋め込み金物36、36…36、埋設配管(図示せ
ず)等を設置し、コンクリートを打設する。そして、打
設したコンクリートの養生を終えたら、型枠・支保工の
解体・撤去作業を行い、引き続いて建屋内の設備設置工
事を行うことになる。
【0004】設備設置工事においては、まず、空調ダク
ト37を設置するための設置用サポート32を、天井3
8及び仕切壁39に埋設された埋め込み金物36、3
6、36、36に取り付ける。ここで、一般に空調ダク
ト37は高所に付設されるため、その取り付け作業を行
う際には足場が必要となる。そこで、取り付け位置の高
さにあった仮設足場40を組み立てて床41に設置し、
作業者はこの仮設足場40を利用して空調ダクト37用
の設置用サポート32を埋め込み金物36に取り付け
る。そして、設置用サポート32を埋め込み金物36に
取り付けた後、空調ダクト37を設置用サポート32に
設置する。なお、天井38に付設される配管46及びそ
の設置用サポート31を取り付ける際にも仮設足場40
が利用される。
【0005】次に、ケーブルトレイ42、43、44を
設置するための設置用サポート33、34、35及び補
強用サポート45を、仕切壁39に埋設された埋め込み
金物36、36、36、36に取り付ける。この取り付
け作業においても仮設足場が必要となるが、一般的には
空調ダクト37とケーブルトレイ42、43、44とは
それらの取り付け高さが異なるため、空調ダクト37の
設置の際に使用した仮設足場40をそのまま使用するこ
とができない。そこで、ケーブルトレイ42、43、4
4の取り付け位置に合わせて仮設足場を組み直し、この
新たに組まれた仮設足場を利用して設置用サポート3
3、34、35及び補強サポート45を埋め込み金物3
6に取り付ける。そして、取り付けられた設置用サポー
ト33、34、35にケーブルトレイ42、43、44
を設置する。
【0006】なお、高さの異なる二種類の仮設足場40
を床41に設置して、空調ダクト37の設置作業とケー
ブルトレイ42、43、44の設置作業とを並行して行
う場合もあるが、図7に示したように空調ダクト37の
取り付け位置とケーブルトレイ42、43、44の取り
付け位置とが上下の関係にある場合には、互いの仮設足
場40が干渉してしまうので両方の足場を同時に床41
に設置することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の工事方
法によれば、空調ダクト37の据付位置とケーブルトレ
イ42、43、44の据付位置とが異なっているので、
それらの据付作業において1つの仮設足場を共用するこ
とができず、仮設足場40の搬入、組み立て、解体及び
搬出のために膨大な作業を必要とし、建設工事の工数の
増加と工期の長期化を招いてしまうという問題があっ
た。空調ダクト37及びケーブルトレイ42、43、4
4はプラント全体に付設される設備であり、しかも、仮
設足場40の設置作業とその他の作業との間で調整を行
う必要もあるから、仮設足場40の設置作業の複雑化は
工期の大幅な長期化をもたらし、特に、原子力発電所の
ような大規模なプラントにおいては極めて深刻な問題で
あった。さらに、空調ダクト37及びケーブルトレイ4
2、43、44のそれぞれの据付位置が上下の関係にあ
る場合には、2つの足場を同時に組むことができないの
で並行作業は不可能であり、工期がますます延びてしま
うという問題があった。
【0008】また、従来の工事方法によれば、建屋の天
井38、仕切壁39等に埋設された埋め込み金物36、
36…36に設置用サポート31、32、33、34、
35を取り付け、これらの設置用サポート31、32、
33、34、35に空調ダクト37及びケーブルトレイ
42、43、44を設置するという煩雑な作業を、空調
ダクト37及びケーブルトレイ42、43、44のそれ
ぞれについて別個独立に行う必要があったので、空調ダ
クト37及びケーブルトレイ42、43、44がプラン
ト全体に付設される設備であることと相まって、建設工
事の工期が大幅に長期化していた。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述した種々の
問題を解決し、プラントの建設工事の工期を短縮するこ
とができるケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体、並
びにその据付方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のケーブル
トレイ及び空調ダクトの複合体は、プラント内のケーブ
ルを支持するために前記プラント内に付設されるケーブ
ルトレイと、前記プラント内の空気を調和するために前
記プラント内に付設される空調ダクトと、前記ケーブル
トレイと前記空調ダクトとを連結して一体化する連結部
材と、を備え、前記連結部材によって一体化された前記
ケーブルトレイ及び前記空調ダクトを前記プラント内の
所定位置に付設するようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載のケーブルトレイ及び空調ダ
クトの複合体は、前記連結部材によって前記ケーブルト
レイの上方又は下方に前記空調ダクトを連結したことを
特徴とする。
【0012】請求項3記載のケーブルトレイ及び空調ダ
クトの複合体は、前記連結部材によって前記ケーブルト
レイの側方に前記空調ダクトを連結したことを特徴とす
る。
【0013】請求項4記載のケーブルトレイ及び空調ダ
クトの複合体は、前記空調ダクトは、二組の対向する壁
部材によって断面方形状に構成されており、前記空調ダ
クトの一組の対向する壁部材を折り畳み自在に形成した
ことを特徴とする。
【0014】請求項5記載のケーブルトレイ及び空調ダ
クトの複合体の据付方法は、請求項4記載のケーブルト
レイ及び空調ダクトの複合体をプラントの適所に付設す
るための据付方法であって、前記ケーブルトレイ及び空
調ダクトの複合体を付設する設置ラインに沿って、前記
プラントの壁等の構造部材に適当な間隔で複数の支持体
を突設し、前記空調ダクトを折り畳んだ状態で前記複数
の支持体に前記ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体
を支持させ、折り畳み状態にある前記空調ダクトを開く
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明によるケーブルトレイ及び空調ダクトの複
合体の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるケーブルトレイ及び空調ダク
トの複合体の一部断面斜視図である。図1に示したよう
に、プラント内のケーブルを支持するための2体のケー
ブルトレイ1a、1bが適当な間隔で上下二段に配設さ
れており、さらに、下段のケーブルトレイ1bの下方に
は適当な間隔で断面方形状の空調ダクト2が配置されて
いる。ここで、ケーブルトレイ1a、1b及び空調ダク
ト2の長さは同一であり、この長さは、ケーブルトレイ
1a、1b及び空調ダクト2をプラント内に据え付ける
際の作業性を考慮して適当な値に決定される。
【0016】一対のケーブルトレイ1a、1b及び空調
ダクト2は、連結部材3によって連結されて一体化され
ている。この連結部材3は、上段及び下段のケーブルト
レイ1a、1bの各下面に固着された二組の水平支持部
材4a、4a、4b、4bと、空調ダクト2の上面に固
着された一対の水平支持部材4c、4cと、これらの水
平支持部材4a、4b、4cを上下方向に結合する一対
の結合部材5、5とによって構成されている。
【0017】空調ダクト2は、二組の対向する壁部材
6、6、7、7によって断面方形状に構成されており、
空調ダクト2の両側壁を構成する一対の壁部材6、6
は、それぞれ、空調ダクト2の長手方向に設けられた中
央ヒンジ軸8、8を介して蝶着された一対の細長部材6
a、6bによって構成されている。また、一対の細長部
材6a、6bによって構成された各壁部材6、6は、長
手方向に設けられた一対の縁側ヒンジ軸9、9を介して
上下の壁部材7、7に軸着されている。
【0018】次に、本実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体をプラントの適所に設置するため
の据付方法について説明する。
【0019】ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体を
プラント内に搬入する際には、図2及び図3に示したよ
うに空調ダクト2の一対の壁部材6、6を折り畳んだ状
態としておき、さらに、折り畳まれた空調ダクト2の上
下を断面コ字状の一対のストッパー10、10によって
挟み込んで開かないようにする。
【0020】一方、図2に示したように、プラントの仕
切壁39等に対して、ケーブルトレイ及び空調ダクトの
複合体を設置するラインに沿って複数の埋め込み金物3
6を適当な間隔で配設し、各埋め込み金物36に支持体
11を水平方向に予め突設しておく。
【0021】そして、床に設置された適当な高さの仮設
足場を利用して、ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合
体の据付作業を開始する。ここで、本実施形態によるケ
ーブルトレイ及び空調ダクトの複合体は、ケーブルトレ
イ1a、1bと空調ダクト2とが連結部材3によって予
め一体化されているので、据付けのために必要となる仮
設足場は一種類で済む。
【0022】据付作業においては、図2に示したよう
に、空調ダクト2を折り畳んだままの状態のケーブルト
レイ及び空調ダクトの複合体を、支持体11の側方から
仕切壁39側に移動させて据え付ける。このとき、仕切
壁39に突設された支持体11が下段のケーブルトレイ
1bと空調ダクト2との間隙に挿入されるようにし、挿
入された支持体11と下段のケーブルトレイ1bとを固
着する。最後に、一対のストッパー10、10を空調ダ
クト2から取り外し、図4に示したように空調ダクト2
を開いて断面方形状にする。ここで、空調ダクト2は、
支持体11に固着された下段のケーブルトレイ4bの下
方に配置されているので、折り畳み状態から解放された
空調ダクト2は自重によって方形断面を維持することが
できる。そして、上記手順を繰り返しながら複数のケー
ブルトレイ及び空調ダクトの複合体を設置ラインに沿っ
て設置し、設置された複合体同士を連結して据付作業を
終了する。
【0023】以上述べたように本実施形態によるケーブ
ルトレイ及び空調ダクトの複合体によれば、従来は別体
であったケーブルトレイ1a、1bと空調ダクト2とが
予め一体化されて複合体を形成しているので、この複合
体を据え付けることによってケーブルトレイ1a、1b
と空調ダクト2とを同時に設置することができ、したが
って、従来行われていたような仮設足場の組み替え作業
等が不要となるので、従来に比して必要工数が減少して
作業効率が大幅に向上し、建設工事の工期を大幅に短縮
することができる。
【0024】また、本実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体によれば、空調ダクト2は折り畳
み自在に構成されているので、空調ダクト2を折り畳み
状態としてプラントへの搬入作業、或いは据付作業を行
うことによって、これらの作業の効率を向上させること
ができる。
【0025】さらに、本実施形態によるケーブルトレイ
及び空調ダクトの複合体の据付方法によれば、プラント
の仕切壁39等に突設された支持体11に複合体を支持
させて固定することによって簡単に複合体を据え付ける
ことができる。
【0026】第2実施形態 次に、本発明によるケーブルトレイ及び空調ダクトの複
合体の第2実施形態について図面を参照して説明する。
なお、上記第1実施形態と同一部材には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0027】本実施形態によるケーブルトレイ及び空調
ダクトの複合体は、上記第1実施形態と同様に、ケーブ
ルトレイと空調ダクトとを連結部材によって一体化した
ものであるが、本実施形態の場合にはケーブルトレイと
空調ダクトとを水平方向に並べて連結している。
【0028】図5は、本実施形態によるケーブルトレイ
及び空調ダクトの複合体を示した一部断面斜視図であ
り、図5に示したように、プラント内のケーブルを支持
するための2体のケーブルトレイ1a、1bが適当な間
隔で上下二段に配設されている。
【0029】そして、本実施形態においては、ケーブル
トレイ1a、1bの側方(水平方向)に断面方形状の空
調ダクト2が配置されている。ここで、ケーブルトレイ
1a、1b及び空調ダクト2の長さは同一であり、この
長さは、ケーブルトレイ1a、1b及び空調ダクト2を
プラント内に据え付ける際の作業性を考慮して適当な値
に決定される。
【0030】一対のケーブルトレイ1a、1b及び空調
ダクト2は、連結部材3によって連結されて一体化され
ている。この連結部材3は、上段及び下段のケーブルト
レイ1a、1bの各下面に固着された二組の水平支持部
材4a、4a、4b、4bと、これらの水平支持部材4
a、4b、4cを上下方向に結合すると共に空調ダクト
2の一方の側面に固着された一対の結合部材5、5とに
よって構成されている。
【0031】空調ダクト2は、二組の対向する壁部材
6、6、7、7によって断面方形状に構成されており、
空調ダクト2の上部及び下部を構成する一対の壁部材
6、6は、それぞれ、空調ダクト2の長手方向に設けら
れた中央ヒンジ軸8、8を介して蝶着された一対の細長
部材6a、6bによって構成されている。また、一対の
細長部材6a、6bによって構成された各壁部材6、6
は、長手方向に設けられた一対の縁側ヒンジ軸9、9を
介して、空調ダクト2の両側部を構成する壁部材7、7
に軸着されている。ここで、空調ダクト2の両側部を構
成する一対の壁部材7、7のうちの一方は、上記の如く
連結部材3に固着されている。
【0032】次に、本実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体をプラントの適所に設置するため
の据付方法について説明する。
【0033】ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体を
プラント内に搬入する際には、空調ダクト2の両壁部材
6、6を折り畳んだ状態としておき、さらに、必要に応
じて、折り畳まれた空調ダクト2の両側を、図3に示し
た断面コ字状の一対のストッパー10、10によって挟
み込んで開かないようにする。
【0034】一方、図6に示したように、プラントの仕
切壁39等に対して、ケーブルトレイ及び空調ダクトの
複合体を設置するラインに沿って複数の埋め込み金物3
6を適当な間隔で配設し、各埋め込み金物36に支持体
11a、11bを水平方向に予め突設しておく。ここ
で、本実施形態においては、複合体の下面を支持する支
持体11aと、複合体の上面を支持する支持体11bと
が、複合体の高さに合わせて予め所定間隔で突設されて
いる。
【0035】そして、床に設置された適当な高さの仮設
足場を利用して、ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合
体の据付作業を開始する。ここで、本実施形態によるケ
ーブルトレイ及び空調ダクトの複合体は、ケーブルトレ
イ1a、1bと空調ダクト2とが連結部材3によって予
め一体化されているので、据付けのために必要となる仮
設足場は一種類で済む。
【0036】据付け作業においては、空調ダクト2を折
り畳んだままの状態のケーブルトレイ及び空調ダクトの
複合体を、支持体11の側方から仕切壁39側に移動さ
せて据え付ける。このとき、図6に示したように、仕切
壁39に突設された上側の支持体11aと下側の支持体
11bとの間に複合体を挿入するようにし、挿入された
複合体と支持体11a、11bとを固着する。最後に、
一対のストッパー10、10を空調ダクト2から取り外
し、図4に示したように空調ダクト2を開いて断面方形
状にする。ここで、本実施形態においては、折り畳まれ
た空調ダクト2は水平方向に開かれる。そして、上記手
順を繰り返しながら複数のケーブルトレイ及び空調ダク
トの複合体を設置ラインに沿って設置し、設置された複
合体同士を連結して全設置作業を終了する。
【0037】以上述べたように本実施形態によるケーブ
ルトレイ及び空調ダクトの複合体によれば、従来は別体
であったケーブルトレイ1a、1bと空調ダクト2とが
予め一体化されて複合体を形成しているので、この複合
体を据え付けることによってケーブルトレイ1a、1b
と空調ダクト2とを同時に設置することができ、したが
って、従来行われていたような仮設足場の組み替え作業
等が不要となるので、従来に比して必要工数が減少して
作業効率が大幅に向上し、建設工事の工期を大幅に短縮
することができる。
【0038】また、本実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体によれば、空調ダクト2は折り畳
み自在に構成されているので、空調ダクト2を折り畳み
状態としてプラントへの搬入作業、或いは据付作業を行
うことによって、これらの作業の効率を向上させること
ができる。
【0039】さらに、本実施形態によるケーブルトレイ
及び空調ダクトの複合体の据付方法によれば、プラント
の仕切壁39等に突設された支持体11に複合体を支持
させて固定することによって簡単に複合体を据え付ける
ことができる。
【0040】なお、上記第1及び第2実施形態において
は、2体のケーブルトレイ1a、1bと1体の空調ダク
ト2とを一体化した複合体を例として説明したが、本発
明の適用範囲はこれに限られるものではなく、例えば3
体以上のケーブルトレイを空調ダクトと一体化して複合
体を形成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるケーブル
トレイ及び空調ダクトの複合体によれば、従来は別体で
あったケーブルトレイと空調ダクトとが予め一体化され
て複合体を形成しているので、この複合体を据え付ける
ことによってケーブルトレイと空調ダクトとを同時に設
置することができ、したがって、従来行われていたよう
な仮設足場の組み替え作業等が不要となるので、従来に
比して必要工数が減少して作業効率が大幅に向上し、建
設工事の工期を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体を示した一部断面斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体の据付方法を説明するための一部
断面斜視図。
【図3】本発明の第1及び第2実施形態によるケーブル
トレイ及び空調ダクトの複合体の空調ダクトを折り畳ん
だ状態を示した断面図。
【図4】本発明の第1及び第2実施形態によるケーブル
トレイ及び空調ダクトの複合体の空調ダクトを折り畳ん
だ状態から開くときの状態を示した断面図。
【図5】本発明の第2実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体を示した一部断面斜視図。
【図6】本発明の第2実施形態によるケーブルトレイ及
び空調ダクトの複合体を据え付けた状態を示した一部断
面斜視図。
【図7】従来のケーブルトレイ及び空調ダクトの据付方
法を説明するための縦断面図。
【符号の説明】
1a、1b ケーブルトレイ 2 空調ダクト 3 連結部材 4a、4b、4c 水平支持部材 5 結合部材 6、7 壁部材 8 中央ヒンジ軸 9 縁側ヒンジ軸 10 ストッパー 11、11a、11b 支持体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント内のケーブルを支持するために前
    記プラント内に付設されるケーブルトレイと、前記プラ
    ント内の空気を調和するために前記プラント内に付設さ
    れる空調ダクトと、前記ケーブルトレイと前記空調ダク
    トとを連結して一体化する連結部材と、を備え、 前記連結部材によって一体化された前記ケーブルトレイ
    及び前記空調ダクトを前記プラント内の所定位置に付設
    するようにしたことを特徴とするケーブルトレイ及び空
    調ダクトの複合体。
  2. 【請求項2】前記連結部材によって前記ケーブルトレイ
    の上方又は下方に前記空調ダクトを連結したことを特徴
    とする請求項1記載のケーブルトレイ及び空調ダクトの
    複合体。
  3. 【請求項3】前記連結部材によって前記ケーブルトレイ
    の側方に前記空調ダクトを連結したことを特徴とする請
    求項1記載のケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体。
  4. 【請求項4】前記空調ダクトは、二組の対向する壁部材
    によって断面方形状に構成されており、前記空調ダクト
    の一組の対向する壁部材を折り畳み自在に形成したこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記
    載のケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体。
  5. 【請求項5】請求項4記載のケーブルトレイ及び空調ダ
    クトの複合体をプラントの適所に付設するための据付方
    法であって、 前記ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体を付設する
    設置ラインに沿って、前記プラントの壁等の構造部材に
    適当な間隔で複数の支持体を突設し、 前記空調ダクトを折り畳んだ状態で前記複数の支持体に
    前記ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体を支持さ
    せ、 折り畳み状態にある前記空調ダクトを開くことを特徴と
    するケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体の据付方
    法。
JP8275712A 1996-10-18 1996-10-18 ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法 Pending JPH10126918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275712A JPH10126918A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275712A JPH10126918A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10126918A true JPH10126918A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17559329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8275712A Pending JPH10126918A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10126918A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150380911A1 (en) * 2013-02-15 2015-12-31 Rittal Gmbh & Co. Kg Combination Cable and Air Channel for Air Conditioning an Electrical Enclosure, and a Corresponding Electrical Enclosure
CN116367514A (zh) * 2023-04-23 2023-06-30 河北鸿宇通信器材有限公司 通信机房一体化空调管道与电缆桥架

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150380911A1 (en) * 2013-02-15 2015-12-31 Rittal Gmbh & Co. Kg Combination Cable and Air Channel for Air Conditioning an Electrical Enclosure, and a Corresponding Electrical Enclosure
US10283946B2 (en) * 2013-02-15 2019-05-07 Rittal Gmbh & Co. Kg Switch cabinet with a combination cable and air channel
CN116367514A (zh) * 2023-04-23 2023-06-30 河北鸿宇通信器材有限公司 通信机房一体化空调管道与电缆桥架
CN116367514B (zh) * 2023-04-23 2023-09-22 河北鸿宇通信器材有限公司 通信机房空调管道与电缆桥架一体化系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6427400B1 (en) Cable support apparatus
JP5391836B2 (ja) モジュール構造物及びプラントの建設工法
JP2013525648A (ja) 展開型(Evolving)建築構造物の改良
JPH07198885A (ja) 鋼板コンクリート構造建屋及びその構築方法
JPH10266602A (ja) プラントの建屋の建設方法及びその建設に用いられるモジュール構造物
EP1031669B1 (en) Building frames with sigma-profile
US20050144857A1 (en) Modular building system
JPH10126918A (ja) ケーブルトレイ及び空調ダクトの複合体並びにその据付方法
US8347585B2 (en) Modular seismically restrained distribution system and method of installing the same
JP4019881B2 (ja) 小規模事業用建物及びその建築工法
JPH10121713A (ja) 荷取りステージ及びその取付け方法
JPS61162679A (ja) 原子力プラント建屋の建設工法
JPH1061025A (ja) ユニット建物とその構築方法
JP3559673B2 (ja) プラントの建屋とその建屋の建設方法
JP2022089706A (ja) 建物内部階段先行施工方法
JP3281972B2 (ja) 鉄筋ユニットおよびそれを用いる鉄筋コンクリート造建築物の施工方法
JPH1162011A (ja) ユニット建物及びその構築方法
JPS62228975A (ja) 原子力プラントの建設工法
JP2888913B2 (ja) 外壁パネルの取付方法
JP3616303B2 (ja) 組立建築物および建築物用通し壁パネル
JPH0412296Y2 (ja)
EP3705656A1 (en) System for modular construction of a building
JP2023148697A (ja) 足場用パネル支持部材及びそれを備えた足場
JP2000220207A (ja) 鉄筋コンクリート建物
GB1579569A (en) Method of erecting a building