JPH10126303A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH10126303A
JPH10126303A JP8275050A JP27505096A JPH10126303A JP H10126303 A JPH10126303 A JP H10126303A JP 8275050 A JP8275050 A JP 8275050A JP 27505096 A JP27505096 A JP 27505096A JP H10126303 A JPH10126303 A JP H10126303A
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JP
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reception
communication
signal
level
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JP8275050A
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Shinya Kishi
信哉 貴志
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手装置との通信の可否の状態を表示すると
ともに送信と受信の進行中の動作を報知する無線通信装
置を提供する。 【解決手段】 無線通信装置に、送信用のIR発光ダイ
オード、受信用のIRフォトダイオード、マイクロプロ
セッサ、液晶表示装置、発光ダイオードおよびブザーを
備える。液晶表示装置に通信相手装置名を表示し、通信
の可否に応じてその表示色を変える。IR発光ダイオー
ドに供給する送信信号とIRフォトダイオードから出力
される受信信号をマイクロプロセッサに与えて、信号レ
ベルに基づいて送信や受信が進行中であるか否かを判別
し、液晶表示装置の表示、発光ダイオードの発光、ブザ
ーの発音により送信中または受信中であることを報知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置に関
するものであり、特に、相手装置との通信状態を使用者
に報知する機能を有する無線通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光、電波等の無線波を媒体として通信す
る無線通信では、有線通信と異なり、通信装置間の接続
の状態すなわち通信の可否の状態が使用者に判り難い。
また、無線波による接続の状態が変動し易く、通信装置
同士が通信可能な状態にあっても、障害物の出現や装置
の移動等によって接続が断たれ、容易に通信不能に陥
る。相手装置との通信が可能であるか否かが判らない
と、使用者は、相手装置に受信されることのない送信を
したり、自装置に届かないデータの受信を待ったりする
ことになる。
【0003】通信の可否を視覚化して提示することによ
り、使用者を援助する技術が特開平4−207819号
公報に提案されている。パーソナルコンピュータ(P
C)とその周辺装置とのデータ授受を無線で行うシステ
ムにおいて、PCを表す像と周辺装置を表す像と両像を
結ぶ線を表示装置に表示し、PCと周辺装置の通信の可
否に応じて両像を結ぶ線の表示を変更するものである。
使用者は、表示された線を見ることにより、その時点で
どの周辺装置が利用可能であるかを知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
技術では、通信可能な状態にあるか否かが判るのみで、
実際の動作状態、すなわち送信や受信が進行中であるか
否かを知ることはできない。このため、変化しやすい通
信の可否を常時把握することは困難であり、動作状態に
応じて装置を操作することも容易ではない。
【0005】例えば、線表示が通信可能を表していると
き、受信中である可能性があるから、通信装置を停止さ
せてよいか否かを判断することはできない。また、線表
示が通信不能を表しているとき、自装置または相手装置
に故障が生じているのか、あるいは装置に異常はなく単
に無線波が届かないことにより通信不能になっているの
かを知ることができないため、適切な処置を講じること
が難しい。
【0006】本発明は、相手装置との通信の可否の状態
を表示するとともに送信と受信の動作状態を報知する無
線通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、表示装置を有し、相手装置との通信が
可能なときに表示装置にその相手装置との通信が可能で
あることを表す像を表示する無線通信装置において、送
信信号に基づいて送信中であるか否かを判別する送信状
態判別手段と、受信信号に基づいて受信中であるか否か
を判別する受信状態判別手段と、送信状態判別手段が送
信中であると判別したときに動作する第1の報知手段
と、受信状態判別手段が受信中であると判別したときに
動作する第2の報知手段とを備える。
【0008】表示装置に表示される像は相手装置と通信
を行い得る状態にあることを表す。無線通信装置が送信
している時は第1の報知手段が動作し、受信している時
は第2の報知手段が動作する。送信中であるか否かの判
別は、送信命令等に基づいて間接的に行われるのではな
く、実際に送信される信号に基づいて直接行われる。受
信中であるか否かの判別も、受信信号に基づいて直接行
われる。第1および第2の報知手段は、それぞれ進行中
の送信および受信の動作を使用者に知らせることにな
る。
【0009】具体的には、第1の報知手段および第2の
報知手段をそれぞれ表示装置に表示される像とする。こ
れらの像は、相互に識別可能でかつ相手装置との通信が
可能であることを表す像と識別可能なものであればよ
い。すなわち、通信が可能であることを表す像とは別に
新たに像を表示してもよく、通信が可能であることを表
す像の表示形式、例えば色や点滅周期等、を変るように
してもよい。表示装置の像は通信の可否とその時点での
送信や受信の進行状況を使用者に知らせる。
【0010】第1の報知手段および第2の報知手段をそ
れぞれ発光装置としてもよい。これらの発光装置は表示
装置とは別のものである。通信の可否は表示装置の像に
よって、送信や受信の進行状況は発光装置の点灯や消灯
によって使用者に報知される。
【0011】第1の報知手段および第2の報知手段をそ
れぞれ発音装置としてもよい。通信の可否は表示像によ
って、送信や受信の進行状況は音によって使用者に報知
される。
【0012】上記の各無線通信装置は赤外光によって通
信するものとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である無線通
信装置の概略構成を図1に示す。この無線通信装置1は
赤外(IR)光を用いて送信と受信を行うものであり、
同一プロトコルで動作する不特定な複数の装置と一時に
通信し得るように設定されている。まず、送受信に関わ
る基本構成と動作について説明する。無線通信装置1
は、コンピュータシステム11、IRインターフェイス
21、赤外光を発する送信用の発光ダイオード22、赤
外光を受ける受信用のフォトダイオード23を備えてい
る。
【0014】コンピュータシステム11は、送信するデ
ータの生成と受信したデータの処理を行うとともに、送
信動作と受信動作を制御する。コンピュータシステム1
1にはROM16およびRAM17が設けられている。
ROM16は、コンピュータシステム11が行う通信制
御に関するプログラムと、装置1の名前、識別コード等
の通信に必要なパラメータを記憶している。RAM17
は、送信データの作成や受信データの解析において、一
時的にデータを記憶するワークエリアとして利用され
る。
【0015】コンピュータシステム11は、生成したデ
ータに自身の名前および識別コードを含むヘッダーを付
加して送信データを作成し、IRインターフェイス21
に与える。この送信データは「1」および「0」の2値
からなる。IRインターフェイス21は与えられた送信
データの値に応じて高低2レベルの信号を生成し、発光
ダイオード22に与える。具体的には、IRインターフ
ェイス21は与えられた送信データの値が「1」のとき
高レベル(Hレベル)を、値が「0」のとき低レベル
(Lレベル)を出力する。
【0016】発光ダイオード22は、IRインターフェ
イス21から与えられた信号がHレベルのときに発光
し、Lレベルのときには発光しない。したがって、送信
する2値データの値に応じて発光ダイオード22の発光
の有無が決まり、IRインターフェイス21から発光ダ
イオード22に与えられる信号は送信信号そのものであ
る。
【0017】フォトダイオード23は発光ダイオード2
2が発する赤外光と同一波長の赤外光に対して感受性を
有するように設定されている。したがって、フォトダイ
オード23の出力は、他の装置に備えられた発光ダイオ
ード22から発せられた赤外光を受光したときにHレベ
ルとなり、他の装置の発光ダイオード22からの赤外光
を受光しないときはLレベルとなる。フォトダイオード
23の出力信号は受信信号そのものであり、IRインタ
ーフェイス21に与えられる。
【0018】IRインターフェイス21は、フォトダイ
オード23から与えられた受信信号に基づいて、他の装
置が送信したデータを復元して2値の受信データとす
る。具体的には、受信信号がHレベルのときに値「1」
を、受信信号がLレベルのときに値「0」をコンピュー
タシステム11に出力する。コンピュータシステム11
は、受信データのヘッダーに含まれる識別コードから自
身宛に送信されたデータであるか否かを判別し、自身宛
のデータのみを処理する。
【0019】無線通信装置1は、相手装置との通信が可
能な状態にあるか否かを表示によって使用者に知らせ
る。このために、装置1には、カラーの液晶表示装置
(LCD)12が備えられている。LCD12はLCD
駆動回路14を介してコンピュータシステム11に接続
されており、コンピュータシステム11によって動作を
制御される。なお、LCD12は、送信するデータや受
信したデータの表示にも兼用される。
【0020】相手装置との通信が可能であるか否かの判
定は次のようにして行う。まず、装置1から相手装置
に、応答を求める応答要求信号を送信する。応答要求信
号を受信した相手装置は、これに応えて応答信号を返送
する。応答信号を受信した装置1は、応答信号を受信し
たことを知らせる応答確認信号を送信する。
【0021】装置1は、応答信号を受信したことで、自
身からの送信を相手装置が受信し得ることおよび相手装
置からの送信を自身が受信し得ること、すなわち双方向
の通信が可能であることが判る。同様に相手装置は、応
答確認信号を受信することで、通信を求めてきた装置と
の双方向の通信が可能であることが判る。装置1は、自
身が応答要求信号を送信したにもかかわらず相手装置か
らの応答信号を受信しないとき、および他の装置からの
応答要求信号に対して応答信号を返送したにもかかわら
ずその装置から応答確認信号を受信しないとき、その装
置とは通信不能であると判定することになる。
【0022】この通信可否の判定処理はコンピュータシ
ステム11の制御によってなされる。コンピュータシス
テム11は、相手装置と通信可能であると判定したと
き、相手装置と通信可能であることを表す像をLCD1
2に表示させ、相手装置と通信不能であると判定したと
き、相手装置と通信不能であることを表す像をLCD1
2に表示させる。これらの表示は、通信の可否を明瞭に
表すものであればどのような形式であってもよい。ここ
では、相手装置の名前を異なる色で表示することにより
通信の可否を表す。通常の通信を行っているときに通信
不能となった場合は、通信可能であることを表す表示を
通信不能であることを表す表示に変更する。
【0023】無線通信装置1は、相手装置との通信が可
能な状態にあるか否かを表示するのみならず、送信や受
信が進行中であるか否かをLCD12に表示し、さらに
発光および発音によって送信や受信が進行中であるか否
かを使用者に報知する。このために、装置1には、ブザ
ー13、マイクロプロセッサ31および可視光を発する
2つの発光ダイオード32、33が備えられている。
【0024】ブザー13はブザー駆動回路15を介して
コンピュータシステム11に接続されており、コンピュ
ータシステム11によって発音を制御される。マイクロ
プロセッサ31には2つのタイマー34、35、ROM
36およびRAM37が設けられている。ROM36は
マイクロプロセッサ31が行う処理を記したプログラム
を記憶しており、RAM37はワークエリアとして一時
的な記憶に利用される。
【0025】マイクロプロセッサ31には、IRインタ
ーフェイス21から発光ダイオード22に与えられる送
信信号と、フォトダイオード23からIRインターフェ
イス21に与えられる受信信号が供給される。マイクロ
プロセッサ31は、送信信号のレベルから装置1が送信
中であるか否かを判別し、受信信号のレベルから装置1
が受信中であるか否かを判別して、HレベルとLレベル
をとる送信検知信号および受信検知信号を生成する。
【0026】具体的には、マイクロプロセッサ31は、
送信信号がHレベルのときは送信検知信号をHレベルと
し、受信信号がHレベルのときは受信検知信号をHレベ
ルとする。送信信号や受信信号がLレベルのとき、マイ
クロプロセッサ31は、通常の場合、送信検知信号や受
信検知信号をLレベルとするが、送信信号や受信信号の
Hレベルの持続時間が短い場合は、それに続くLレベル
の期間にも送信検知信号や受信検知信号を所定時間Hレ
ベルのままに保つ。
【0027】送信検知信号および受信検知信号は送信動
作や受信動作が進行中であることを使用者に報知するた
めに、発光ダイオード32、33の発光、ブザー13の
発音、LCD12の表示の制御に用いられるものであ
り、送信検知信号や受信検知信号のHレベルの持続時間
が短いと、発光、発音、表示の持続時間が短くなって、
使用者が認識し難くなるからである。ここでは、送信検
知信号や受信検知信号のHレベルを少なくとも0.5秒
以上維持するように設定している。送信信号および受信
信号のHレベルの持続時間はそれぞれタイマー34およ
び35によって計測される。
【0028】送信信号と送信検知信号の関係を図3に例
示する。(a)は、送信信号が0.5秒を超えて連続し
てHレベルになった場合であり、送信検知信号のレベル
は送信信号のレベルに対応している。(b)は、0.2
秒程度の期間に送信信号が2回Hレベルになった場合を
示しており、送信検知信号は0.5秒間Hレベルに保た
れる。(c)は、0.5秒の期間内に送信信号が3回H
レベルになり、0.5秒経過後もHレベルが継続した場
合を示している。送信検知信号は、送信信号が最初にH
レベルになったときから0.5秒経過後にはじめてLレ
ベルになるまで、連続してHレベルに保たれる。図示し
ないが、受信検知信号のレベルも全く同様に設定され
る。
【0029】マイクロプロセッサ31は発光ダイオード
32および発光ダイオード33に、それぞれ送信検知信
号および受信検知信号を駆動信号として与える。発光ダ
イオード32、33は与えられた信号がHレベルのとき
に発光し、Lレベルのときには発光しない。使用者は、
発光ダイオード32、33の光により、送信や受信が進
行中であることが判る。なお、発光ダイオード32と発
光ダイオード33が異なる波長の光を発するように設定
しておけば、送信と受信を色によって一層容易に識別す
ることが可能である。
【0030】送信検知信号と受信検知信号はコンピュー
タシステム11にも与えられる。コンピュータシステム
11は、送信検知信号がHレベルのとき第1の矢印をL
CD12に表示させ、受信検知信号がHレベルのとき第
1の矢印と逆向きの第2の矢印をLCD12に表示させ
て、送信中であることおよび受信中であることを示す。
送信検知信号と受信検知信号がともにHレベルのときは
第1の矢印と第2の矢印の両方を表示させる。送信検知
信号がLレベルのときは第1の矢印は表示せず、受信検
知信号がLレベルのときは第2の矢印は表示しない。
【0031】送信または受信の動作が進行中であること
を表す表示は、矢印に限られるものではなく、受信と送
信が明確に識別可能でかつ通信の可否を表す表示と明瞭
に識別できれば、どのような表示形式をとってもよい。
例えば、通信の可否を表すために表示している相手装置
名を点滅させることにより、送信または受信が進行中で
あることを示し、点滅周期を違えることにより送信と受
信を区別することができる。また、相手装置名の表示
を、通信可能なとき、通信不能なとき、送信中、受信中
でそれぞれ異なる色にしてもよい。送信と受信が同時に
進行しているときは、点滅周期や表示色をさらに違え
て、送信または受信が単独で進行している場合と区別す
る。
【0032】コンピュータシステム11は、また、送信
検知信号がHレベルのときや受信検知信号がHレベルの
ときに、ブザー13を発音させる。ブザー駆動回路15
は3種類の駆動信号をブザー13に与えることできるよ
うに設定されており、ブザー13は与えられる駆動信号
に応じて異なる周波数の音を発する。コンピュータシス
テム11は、送信検知信号がHレベルで受信検知信号が
Lレベルのときに第1の駆動信号を、送信検知信号がL
レベルで受信検知信号がHレベルのときに第2の駆動信
号を、両信号がともにHレベルのときに第3の駆動信号
を出力するように、ブザー駆動回路を制御する。
【0033】したがって、ブザー13は送信のみが進行
中のとき、受信のみが進行中のとき、および送信と受信
が同時に進行中のときに、それぞれ高さの異なる第1、
第2および第3の音を発することになる。送信検知信号
と受信検知信号がともにLレベルのときには、コンピュ
ータシステム11はブザー13を発音させない。なお、
ブザー13に代えてスピーカーを備え、異なるメロディ
ーやリズムの音で送信と受信を区別して報知するように
してもよい。
【0034】無線通信装置1は送信と受信を並行して行
うことが可能であり、送信信号に基づく送信動作の報知
と受信信号に基づく受信動作の報知はマルチタスクで並
行処理される。装置1における送信動作の報知に関する
処理の流れを図2に示す。受信動作の報知の処理は送信
動作の報知の処理とほぼ同じである。
【0035】処理開始後、まず、ステップ#10におい
て、送信動作の報知を初期化する。すなわち、LCD1
2の第1の矢印の表示、発光ダイオード32の発光、お
よびブザー13の第1の発音を停止させておく。このと
き同時に、第2の矢印の表示、発光ダイオード33の発
光、第2の発音を停止させて、受信動作の報知も初期化
しておく。
【0036】初期化終了後、#20でタイマー34をリ
セットし、#30で送信信号がHレベルであるか否かを
判定する。送信信号がLレベルのときはHレベルになる
まで#30の判定を繰り返す。送信信号がHレベルにな
ると、#40で、LCD12に第1の矢印を表示し、発
光ダイオード32を発光させ、ブザー13に第1の音を
発音させる。このとき、受信動作の報知のためにブザー
13が第2の音を発音していた場合は、ブザー13に第
3の音を発音させる。
【0037】次いで、#50でタイマー34をスタート
させ、#60で再び送信信号がHレベルであるか否かを
判定する。送信信号がHレベルのときはLレベルになる
まで#60の判定を繰り返す。送信信号がLレベルにな
ると、#70において、タイマー34の計測値が0.5
秒に達したか否かを判定する。タイマー値が0.5秒未
満のときは、#60に戻って再度送信信号のレベル判定
を行う。
【0038】タイマー値が0.5秒以上のときは、#8
0で、LCD12の第1の矢印の表示、発光ダイオード
32の発光、およびブザー13の第1の音の発音を停止
させる。ブザー13が第3の音を発音していた場合は、
第2の音の発音に切り換える。その後、#20に戻っ
て、一連の処理を反復する。
【0039】以上説明したように、無線通信装置1は、
相手装置との通信が可能か否かを表示するとともに、送
信および受信が進行中であることを、表示、発光、およ
び発音によって報知する。したがって、使用者は、通信
の可否という静的な状態のみならず進行中の動的な状態
を常時知ることができ、変化する通信状態に適切に対処
することができる。
【0040】なお、上記無線通信装置1では、送信と受
信の動作を報知するために、表示、発光および発音とい
う3方法を同時に用いているが、必ずしも全ての方法を
用いる必要はなく、通信装置の用途や使用条件等に応じ
ていずれかを用いるようにすればよい。また、通信媒体
として赤外光を使用する例を示したが、本発明は、通信
媒体に依存するものではないから、赤外光以外の光、電
波または音波による無線通信にも適用することが可能で
ある。
【0041】本発明の無線通信装置は、電子手帳をはじ
め他機と無線でデータ授受を行う機能を備えた携帯用電
子機器、テレビジョンやオーディオ機器等の家庭用電化
製品のリモートコントロールシステム、コンピュータと
周辺装置を無線で接続するコンピュータシステム、コン
ピュータシステム間を無線で接続するコンピュータネッ
トワーク等、大小様々な規模の無線通信に利用すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の無線通信装置によるときは、
使用者は、通信の可否のみならず、送信中であるか否か
および受信中であるか否かという通信装置の動作状態を
知ることができる。このため、使用者は、装置の進行中
の動作に応じた適切な操作をすることが可能になり、例
えば、通信可能な状態にあるとき、受信中の期間を避け
て装置を停止させることができる。また、送信や受信が
実際に行われていることが判るから、通信不能のときに
その原因を特定することが容易になり、適切な対応処置
を速やかに講じることできる。
【0043】しかも、送信中であるか否かの判別は送信
直前の送信信号に基づいて直接なされ、受信中であるか
否かの判別は受信直後の受信信号に基づいて直接なされ
るから、装置の送信と受信の動作判別に誤りが生じる可
能性はきわめて小さい。したがって、装置の動作状態が
正しく報知される。
【0044】請求項2の無線通信装置では、使用者は表
示装置を見るだけで通信の可否と装置の動作状態を一度
に知ることができる。
【0045】請求項3の無線通信装置では、使用者は通
信の可否と進行中の動作をともに視覚によって知ること
になるが、両者は個別に与えられるから見誤りの危険性
がない。表示装置に多数の通信相手装置との通信の可否
を同時に表示するとき、表示は複雑になるが、このよう
なときでも動作状態を容易かつ明確に知ることができ
る。
【0046】請求項4の無線通信装置では、装置の動作
状態は音によって報知されるため、使用者は見るという
意図的な動作をすることなく装置の動作状態を知ること
ができる。また、受信の報知音を大きくすれば通信装置
から離れた場所にいても受信があったことを知ることが
できるから、使用者は送信時以外に通信装置の近傍にい
る必要がない。
【0047】請求項5の無線通信装置は、簡素に構成す
ることができて携帯に適したものとなり、しかも、通信
の可否と動作状況を報知することができるから、携帯す
ることによって生じる通信不能の状況に容易に対処する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無線通信装置の一実施形態の概略構
成を示す図。
【図2】 上記無線通信装置における送信動作の報知の
処理の流れを示すフローチャート。
【図3】 上記無線通信装置における送信信号と送信検
知信号の関係の例を示す図。
【符号の説明】
1 無線通信装置 11 コンピュータシステム 12 液晶表示装置 (第1の報知手段、第2の報
知手段) 13 ブザー (第1の報知手段、第2の報
知手段) 21 IRインターフェイス 22 IR発光ダイオード 23 IRフォトダイオード 31 マイクロプロセッサ (送信状態判別手段、受
信状態判別手段) 32 発光ダイオード (第1の報知手段) 33 発光ダイオード (第2の報知手段) 34、35 タイマー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置を有し、相手装置との通信が可
    能なときに前記表示装置に前記相手装置との通信が可能
    であることを表す像を表示する無線通信装置において、 送信信号に基づいて送信中であるか否かを判別する送信
    状態判別手段と、 受信信号に基づいて受信中であるか否かを判別する受信
    状態判別手段と、 前記送信状態判別手段が送信中であると判別したときに
    動作する第1の報知手段と、 前記受信状態判別手段が受信中であると判別したときに
    動作する第2の報知手段とを備えることを特徴とする無
    線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の報知手段および第2の報知手
    段はそれぞれ前記表示装置に表示される像であることを
    特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の報知手段および第2の報知手
    段はそれぞれ発光装置であることを特徴とする請求項1
    に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の報知手段および第2の報知手
    段はそれぞれ発音装置であることを特徴とする請求項1
    に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 赤外光によって通信することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無線通信
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159958A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Sony Corp 無線情報通信システム,ユーザ端末,通信目的装置,無線情報通信方法,およびプログラム
JP2007081527A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Hitachi Communication Technologies Ltd 3地点音声会議用無線lan端末およびそのアドレス表示方法

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