JPH08161680A - 福祉用防災システム - Google Patents

福祉用防災システム

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JPH08161680A
JPH08161680A JP32997094A JP32997094A JPH08161680A JP H08161680 A JPH08161680 A JP H08161680A JP 32997094 A JP32997094 A JP 32997094A JP 32997094 A JP32997094 A JP 32997094A JP H08161680 A JPH08161680 A JP H08161680A
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alarm
welfare
signal
disaster prevention
prevention system
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Toshio Ikegawa
敏男 池川
Kenichi Nakano
賢一 中野
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高齢者や難聴者及び視覚障害者等のハンデキ
ャップを負った身体障害者にも確実に異常や来客を知ら
せることができると共に取り付け工事を極力少なくする
ことができる福祉用防災システムを提供する。 【構成】 火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並びに非
常用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタンスイッチ
から信号が出力されると、警報送受信機100は信号を
無線信号に変換して送信する。警報送受信機100から
送信された信号を携帯式警報受信部50が受信すると、
その表示部36に異常又は来客に応じたメッセージ又は
キャラクタを表示すると共に本体を振動させる。これに
より高齢者や難聴者及び視覚障害者等のハンデキャップ
を負った身体障害者であっても確実に自家で生じた異常
や来客を知ることができる。また、携帯式警報受信機5
0を無線式とした分、取り付け工事の省力化が図れると
共に壁面に与える傷を最小限に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高齢者や難聴者及び視
覚障害者等のハンディキャップを負った身体障害者に対
して住戸内における火災、ガス漏れ、侵入及び非常や来
客等を知らせる福祉用防災システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の福祉用防災システムとし
て、例えば図19に示すように火災、ガス漏れ又は防犯
等のセンサ自体又はこれらセンサの近傍に設けられ、セ
ンサからの信号を貰って警報ランプを点灯させるものや
匂を発生させるもの、或いは一般の防災システムの受信
機から移報信号を貰って警報ランプを点灯させるものが
知られている。なお、警報ランプとしては難聴者が気付
き易いように主にストロボランプが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の福祉用防災システムにあっては、次のような問題点
があった。 (イ)センサや警報ランプを固定して設置するので、身
体の正常な人であってもその設置場所以外に居る場合に
は異常等が生じても気付かないし、設置場所であっても
センサや警報ランプが背後にある場合には気付き難い。
とりわけ、高齢者や難聴者及び視覚障害者等のハンディ
キャップを負った身体障害者にとっては顕著である。 (ロ)匂を発生させて異常を知らせるようにしても匂の
届かない所では異常が生じても気付かないし、匂を発生
させる香料が無くなった場合はこれを補充しなければな
らない。 (ハ)このシステムの設置には工事が必要であり、高齢
者や難聴者及び視覚障害者等のハンディキャップを負っ
た身体障害者が行なえるものではない。 (ニ)借家にあっては工事の際に壁面を傷付けることか
ら家主に嫌がられる。
【0004】そこで本発明は、難聴者及び視覚障害者等
のハンディキャップを負った身体障害者に自家で生じた
異常や来客を確実に知らせることができると共に取り付
け工事を極力少なくすることができる福祉用防災システ
ムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による福祉用防災システムは、火災、
ガス漏れ又は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンス
イッチ又は来客用押しボタンスイッチ等からの信号を入
力してこの信号を内蔵の無線送信手段又は外付けの無線
送信機にて送信する警報送信機と、この警報送信機とは
別体に設けられた携帯式の警報受信機とを備えた福祉用
防災システムであって、前記警報受信機は、前記警報送
信機から送信された信号を受信する受信手段と、表示手
段と、火災、ガス漏れ、侵入、非常及び来客等を知らせ
る為の複数のメッセージ又は複数のキャラクタを記憶す
る記憶手段と、前記受信手段にて受信された信号の内容
に対応するメッセージ又はキャラクタを前記記憶手段か
ら読み出して前記表示手段に表示する表示制御手段と、
前記警報受信機本体を振動させる振動手段と、前記表示
制御手段による前記メッセージ又は前記キャラクタの前
記表示手段への表示と同時に前記受信手段にて受信され
た信号に応じて前記振動手段を制御する振動制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として例えば請求項2
記載の発明のように、前記振動制御手段に、前記受信手
段にて受信された信号に基づいて緊急の度合いを判定
し、緊急の度合いが大きいと判断した場合には前記振動
手段の振動が強くなるように動作させ、緊急の度合いが
小さいと判断した場合には前記振動手段の振動が弱くな
るように動作させる機能を設けても良い。例えば請求項
3記載の発明のように、前記振動制御手段に、前記受信
手段にて受信された信号に基づいて緊急の度合いを判定
し、緊急の度合いが大きいと判断した場合には前記振動
手段を短い間隔で断続的に動作させ、緊急の度合いが小
さいと判断した場合には緊急の度合いが大きいと判断し
た場合よりも長い間隔で前記振動手段を断続的に動作さ
せる機能を設けても良い。
【0007】例えば請求項4記載の発明のように、可視
的な光を出力する光出力手段と、前記受信にて受信され
た信号に応じて前記光出力手段を動作させる光出力制御
手段とを更に備えても良い。例えば請求項5記載の発明
のように、前記光出力手段は、複数の色の異なる光の出
力が可能であるものとし、また、前記光出力制御手段
に、前記受信手段にて受信された信号に基づいて緊急の
度合いを判定し、その度合いに応じて前記光出力手段の
発光色を変化させる機能を設けても良い。例えば請求項
6記載の発明のように、前記表示手段の表示部分の照明
を行なう照明手段を更に備えても良い。
【0008】例えば請求項7記載の発明のように、火
災、ガス漏れ、防犯、非常及び来客等を知らせる為の複
数のメッセージ又は複数のキャラクタを記憶する記憶手
段と、前記警報送信機から送信された信号を受信する受
信手段と、この受信手段により受信された信号の内容に
対応するメッセージ又はキャラクタを前記記憶手段から
読み出して前記表示手段に表示する表示制御手段と、受
信した前記警報送信機からの信号を前記警報受信機へ向
けて送信する送信手段とを備えた警報送受信機を更に備
えても良い。
【0009】例えば請求項8記載の発明のように、前記
警報送受信機に、火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並
びに非常用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタンス
イッチ等からの信号を有線を介して取り込む信号入力手
段を設けても良い。例えば請求項9記載の発明のよう
に、前記警報送受信機の電源を商用電源とし、その商用
電源の取り込みを商用電源コンセントパネルに差込み可
能なプラグを介して行なうと共にこのプラグを前記警報
送受信機本体の裏面に設けても良い。
【0010】例えば請求項10記載の発明のように、複
数組の差込み口を有する商用電源コンセントパネルの各
組間の間隔と同じ間隔で、前記プラグの他にダミープラ
グを設けても良い。例えば請求項11記載の発明のよう
に、前記ダミープラグを、前記警報送受信機本体に対し
て可倒可能としても良い。例えば請求項12記載の発明
のように、前記警報送信機の無線送信手段又は外付けの
無線送信機を特定小電力無線又はペ−ジャに適合した電
波型式及び送信出力を有するものとし、また、前記警報
受信機の受信手段を、特定小電力無線又はペ−ジャに適
合した電波型式を有するものとしても良い。
【0011】
【作用】本発明では、火災、ガス漏れ又は防犯等のセン
サ並びに非常用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタ
ンスイッチ等から信号が出力されると、その信号が無線
信号に変換されて送信される。そして、送信された信号
が携帯式の警報受信機にて受信されると、その警報受信
機の表示手段に異常又は来客に応じたメッセージ又はキ
ャラクタが表示されると共に警報受信機本体が振動す
る。特に火災、ガス漏れ、侵入及び非常等の緊急の場合
は通常よりも大きく振動する。したがって、警報受信機
を常時持ち歩くことができると共に表示と振動で異常を
知らせることから、高齢者や難聴者及び視覚障害者等の
ハンディキャップを負った身体障害者でも確実に自家で
生じた異常や来客を知ることができる。また、警報受信
機は無線式であることから、取り付け工事が必要であ
り、その分取り付け工事の省力化が図れると共に壁面に
与える傷を最小限に抑えることができる。
【0012】更に、本発明では、火災、ガス漏れ又は防
犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ又は来客
用押しボタンスイッチ等から信号が出力されると、その
信号が無線信号に変換されて送信される。そして、送信
された信号が警報送受信機にて受信されると、その警報
送受信機の表示手段に異常又は来客に応じたメッセージ
又はキャラクタが表示されると共に受信された信号が携
帯式の警報受信機へ向けて送信される。警報送受信機か
ら送信された信号が警報受信機にて受信されると、上記
同様に警報受信機の表示手段に異常又は来客に応じたメ
ッセージ又はキャラクタが表示されると共に警報受信機
本体が振動する。
【0013】また、警報送受信機の背面に設けられたプ
ラグによりコンセントから商用電源が取り込まれる。ま
た、コンセントに空いている差し込み口がある場合は警
報送受信機の背面に設けられたダミープラグを差し込む
ことができる。また、警報送受信機は火災、ガス漏れ又
は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ又は
来客用押しボタンスイッチ等からの信号を有線を介して
取り込むこともできる。したがって、警報送受信機をコ
ンセントにて固定することができるので、取り付け工事
が不要になる。また、この警報送受信機と警報受信機の
みでも異常の発生や来客があったことを知ることができ
るので完全に工事が不要になり、壁面に傷を付けること
が全くない。高齢者や難聴者への導入が極めて容易に行
なえる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の福祉用防災シ
ステムの一実施例について説明する。図1は本発明に係
る福祉用防災システムの実施例1の全体構成を示すブロ
ック図である。 (I)実施例1. A.福祉用防災システムの構成 (a)全体構成 福祉用防災システムは、図1に示すように無線式火災警
報器1や無線式ガス漏れ警報器2等の各種警報器(警報
送信機)と携帯式警報受信機50とから構成される。無
線式火災警報器1は煙を検出して火災信号を送信するも
のであり、無線式ガス漏れ警報器2はガス漏れセンサ3
からの信号を移報器4を介して取り込んでガス漏れ信号
を送信する。これら無線式警報器は、センサ部とこのセ
ンサ部の出力を電波を利用して送信する無線送信部とか
ら構成され、これらセンサ部と無線送信部は互いに嵌合
するようになっている。これら無線式警報器は簡単な工
事によって天井や壁等に取り付けることができる。
【0015】その他、防犯センサ等のセンサからの信号
や非常用押しボタン及び来客ボタン等の押しボタンスイ
ッチからの信号も図示せぬ無線式警報器から送信され
る。なお、一つの無線式警報器が一括して各種センサや
押しボタンスイッチからの信号を取り込んで送信する場
合もある。いずれにおいてもセンサからの信号を送信す
るものである。以下、無線式火災警報器1を例に挙げ
る。
【0016】(b)無線式火災警報器1の構成 図2は無線式火災警報器1の構成を示すブロック図であ
る。この図において、11はセンサであり、煙を検出す
ることで検出信号を出力する。12はRAMであり、C
PU13の動作において使用されると共にアドレス等の
記憶に使用される。14はROMであり、CPU13を
制御するためのプログラムが記憶されている。15はア
ドレス設定器であり、無線式火災警報器1のアドレス番
号の設定に使用する。このアドレス設定器15によって
設定されたアドレスがCPU13によってRAM12の
所定の領域に書き込まれる。
【0017】CPU13はセンサ11からの信号を入力
すると、その信号に基づいてデータを作成し、更にその
データとRAM12に記憶されたアドレスデータとから
送信データを作成して変調部16に供給する。変調部1
6はCPU13から供給された送信データを変調してR
F送信部17へ出力する。RF送信部17は変調部16
からの変調データを無線信号に変換してアンテナ18か
ら出力する。RF送信部17は特定小電力無線に適合し
た電波型式及び送信出力を有するものである。なお、他
の無線式警報器もこの無線式火災警報器1と略同様の構
成をなしている。
【0018】次に、携帯式警報受信機50の構成につい
て説明する。 (c)携帯式警報受信機50の構成 図3は携帯式警報受信機50の構成を示すブロック図で
ある。この図において、30は発振部であり、基準クロ
ック信号を出力する。31は分周部であり、発振部30
より出力されるクロック信号を分周して本警報受信機5
0に必要とされるクロック信号を出力する。この分周部
31によって分周されたクロック信号はCPU32に取
り込まれる。33はキー入力部であり、図示せぬ電源オ
ン/オフキーの他に図4に示すように、照明/復旧キー
K2、防犯セットキーK3及び来客セットキーK4を有
して構成される。
【0019】電源オン/オフキーはこの警報受信機50
の電源のオン/オフを設定するものである。照明/復旧
キーK2はランプ38の点灯/消灯と、表示部36に表
示しているメッセージ及びキャラクタの消去と、振動の
停止とを行なうものであり、ランプ38が消灯している
ときにこの照明/復旧キーK3を押すと、ランプ38が
点灯すると共に表示部36の表示の消去並びに振動が停
止する。この場合、現在時刻が表示されているときにこ
の照明/復旧キーK3を押しても現在時刻の表示は消去
されず、異常や来客を示すメッセージ及びキャラクタが
表示されているときにこの照明/復旧キーK3を押すと
表示されている異常や来客を示すメッセージ及びキャラ
クタが消去される。また、一度ランプ38が点灯すると
この照明/復旧キーK3を再度押すまでは継続して点灯
し続ける。
【0020】防犯セットキーK3は防犯に係わる処理を
行なうか否かを設定するものであり、防犯セットした場
合は侵入に係わるデータが受信された際に侵入を知らせ
る表示が行なわれると共に振動が発生する。防犯セット
しない場合は侵入に係わるデータが受信されても侵入を
知らせる表示が行なわれず、また振動も発生しない。来
客セットキーK4は来客に係わる処理を行なうか否かを
設定するものであり、来客セットした場合は来客に係わ
るデータが受信された際に来客を知らせる表示が行なわ
れると共に振動が発生し、来客セットしない場合は来客
に係わるデータが受信されても来客を知らせる表示が行
なわれず、また振動も発生しない。
【0021】RAM34はCPU32の動作において使
用されると共に各種レジスタが設定される。 (d)RAM34のエリアマップ RAM34には以下に示すレジスタが設定される。 表示レジスタ:表示を行なうデータを記憶する為のレジ
スタ 計時レジスタ:計時を行なう為のレジスタ Lレジスタ:照明/復旧キーK2の設定状態を判別する
為のレジスタ Mレジスタ:防犯セットキーK3の設定状態を判別する
為のレジスタ Nレジスタ:来客セットキーK4の設定状態を判別する
為のレジスタ Tタイマレジスタ:150分間の計測に使用するタイマ
【0022】35はROMであり、CPU32を制御す
るためのプログラムが記憶されている。また、ROM3
5には火災、ガス漏れ、侵入、非常及び来客等に応じた
複数のメッセージと複数のキャラクタが記憶されてい
る。36は表示部であり、ROM35に記憶された各種
メッセージやキャラクタの表示に使用される。この表示
部36には例えば液晶が用いられる。ここで、図5は表
示部36にて表示されるキャラクタの一例を示す図であ
り、この図に示す(a)は火災警報、(b)はガス漏れ
警報、(c)は侵入警報、(d)は来客報知、(e)は
電池電圧低下報知及び(f)定期通報異常報知である。
図3に戻り、37は表示制御部であり、CPU32から
供給される表示データ及び制御信号にしたがって表示部
36の表示を行なう。38はランプであり、表示部36
の照明に使用される。このランプ38は照明/復旧キー
K3が押されることにより点灯する。39は異なる2つ
色(例えば赤色と緑色)の発光を行なう発光ダイオード
であり、表示制御部37により点滅駆動される。
【0023】40は振動発生部であり、携帯式警報受信
機50の本体を振動させる。この振動発生部40として
は例えばボイスコイルモータ又は通常のモータが使用さ
れる。通常のモータ場合はその回転軸に偏心してウェイ
トが取り付けられる。41は振動駆動部であり、CPU
32からの制御信号にしたがって振動発生部40を駆動
する。42はバッテリ電圧検出部であり、図示せぬバッ
テリ(電池)の電圧を検出する。このバッテリ電圧検出
部42による検出結果はCPU32に取り込まれる。4
3はアンテナ、44はRF受信部であり、アンテナ43
から取り込んだ無線信号のなかから特定の周波数の無線
信号を選択して出力する。45は復調部であり、RF受
信部44からの無線信号をデータを復調する。復調部4
5にて復調されたデータはCPU32に取り込まれる。
【0024】(e)CPU32の主な制御内容 (イ)復調部45から出力されるデータを入力し、異常
の種別及び警報器の特定を行なう。例えば無線式火災警
報器1が設置されていて、この無線式火災警報器1から
無線信号が送信された場合、CPU32は復調部45か
ら出力されるアドレスデータにより無線式火災警報器1
を特定し、更に異常データより火災を特定する。 (ロ)特定した異常及び警報器に対応するメッセージデ
ータ及びキャラクタデータをROM35から読み出し、
これらを制御信号と共に表示制御部37に供給する。例
えば火災の場合は「カサイ」というメッセージデータを
読み出すと共に火災のシンボルであるキャラクタデータ
を読み出す。そして読み出された各データは表示制御部
37によって表示部36に表示される。この場合、図4
に示すように表示される。
【0025】(ハ)異常の種別及び警報器の特定を行な
った後、振動駆動部41を制御して振動発生部40を例
えば15秒間動作させる。特に、特定した異常が火災、
ガス漏れ又は侵入の場合は振動が強くなるように振動駆
動部41を制御する。すなわち、緊急の度合いが大きい
と判断した場合には来客時よりも振動が強くなるように
制御する。 (ニ)また、火災、ガス漏れ又は侵入であると判断する
と発光ダイオード39を赤色で点滅させ、来客であると
判断すると発光ダイオード39を緑色で点滅させる。
【0026】(ヘ)照明/復旧キーK3が押されている
間ランプ38を点灯させる。 (ト)分周部31からのクロック信号に基づいて計時を
行ない、異常時、来客時、電池電圧低下時及び定期通報
異常時以外は、時刻データを制御信号と共に表示制御部
37に供給する。これにより、異常時、来客時、電池電
圧低下時及び定期通報異常時以外は表示部36に時刻が
表示される。
【0027】以上の構成において図面を参照しながら実
施例1の福祉用防災システムの動作について説明する。 B.福祉用防災システムの動作 (a)無線式火災警報器1の動作 図6は無線式火災警報器1の動作を示すフローチャート
である。まず、ステップS10でセンサ出力が有るか否
かの判定を行なう。この判定においてセンサ出力が無い
と判断するとステップS22に進み、前回の定期通報か
ら150分経過したか否かの判定を行なう。この判定に
おいて前回の定期通報から150分経過していないと判
断するとステップS10に戻る。これに対して前回の定
期通報から150分経過したとステップS24に進み、
定期通報データを変調部16に供給する。この処理を行
なった後、ステップS10に戻る。
【0028】上記ステップS10の判定において、セン
サ出力が有ると判断するとステップS12に進み、セン
サ出力をデータに変換する。次いで、ステップS14で
RAM12に記憶されたアドレスデータを読み出し、こ
のアドレスデータとセンサ出力を変換したデータとから
送信データを作成する。そして、ステップS16で送信
データを変調部16へ出力する。これにより送信データ
が変調される。そして、変調データがRF送信部17で
無線信号に変換されてアンテナ18から中空へ出力され
る。ステップS16の処理が終了した後、ステップS1
8に進み、送信解除がされたか否かの判定を行なう。こ
の判定において送信解除がされていないと判断するとス
テップS16に戻り、繰り返し送信データの送信を行な
う。これに対して送信解除がされたと判断するとステッ
プS20で送信を停止した後、ステップS10に戻る。
【0029】(b)携帯式警報受信機50の動作 図7、図8及び図9は携帯式警報受信機50の動作を示
すフローチャートである。 (イ)ゼネラルフロー 図7は全体処理を示すゼネラルフローである。まず、ス
テップS50で受信データが有るか否かの判定を行な
う。すなわち、復調部44からデータが出力されたか否
かの判定を行なう。この判定において、受信データが無
いと判断するとステップS52に進み、キー入力が有る
か否かの判定を行なう。これに対して受信データが有る
と判断するとステップS64に進み、異常の種別及び警
報器を特定する処理を行なう。この処理の詳細について
は後述する。
【0030】ステップS52の判定においてキー入力が
無いと判断するとステップS54に進む。これに対して
キー入力が有ると判断するとステップS66に進み、キ
ー入力処理を行なう。この処理の詳細については後述す
る。ステップS54に進むと計時処理を行なう。この処
理はバッテリ(電池)が消耗するまで継続して行なわれ
る。計時処理に続いてステップS56でバッテリの電圧
をチェックする。そして、ステップS58でチェックし
たバッテリ電圧が所定値以下であるか否かを判定する。
この判定においてバッテリ電圧が所定値以下になってい
ないと判断するとステップS60に進み、現在時刻を表
示する処理を行なう。これに対してバッテリ電圧が所定
値以下であると判断するとステップS62に進み、RO
M35からバッテリ電圧低下を知らせるメッセージ及び
キャラクタを読み込む。次いでステップS60でバッテ
リ電圧低下を知らせるメッセージ及びキャラクタを表示
する処理を行なう。この処理を行なった後、ステップS
50に戻る。
【0031】(ロ)異常種別及び警報器特定処理 図8及び図9は異常種別及び警報器特定処理を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS70で受信データ
が火災を示すものであるか否かの判定を行なう。この判
定において火災を示すものであると判断するとステップ
S72に進み、発光ダイオード39を赤色で点滅させ
る。次いでステップS74で振動を発生させる。この場
合、火災であるので通常よりも強い振動を発生させる。
振動を発生させる処理を行なった後、ステップS76で
ROM35から火災を知らせるメッセージ及びキャラク
タを読み出す。そして、ステップS60(図7参照)に
進み、火災を知らせるメッセージ及びキャラクタを表示
部36に表示させる。
【0032】上記ステップS70の判定において、受信
データが火災を示すものでないと判断するとステップS
80に進み、受信データがガス漏れを示すものであるか
否かの判定を行なう。この判定においてガス漏れを示す
ものであると判断するとステップS82に進み、発光ダ
イオード39を赤色で点滅させる。次いでステップS8
4で振動を発生させる。この場合、ガス漏れであるので
通常よりも強い振動を発生させる。振動を発生させる処
理後、ステップS86でROM35からガス漏れを知ら
せるメッセージ及びキャラクタを読み出す。そして、ス
テップS60(図7参照)に進み、ガス漏れを知らせる
メッセージ及びキャラクタを表示部36に表示させる。
【0033】上記ステップS80の判定において、受信
データがガス漏れを示すものでないと判断するとステッ
プS90に進み、受信データが侵入を示すものであるか
否かの判定を行なう。この判定において侵入を示すもの
であると判断するとステップS92に進み、Mレジスタ
の値が「1」であるか否か即ち防犯セットされているか
否かの判定を行なう。この判定においてMレジスタの値
が「1」でない即ち防犯セットされていないと判断する
とステップS60(図7参照)に進む。この場合、侵入
に関する表示は行なわれない。これに対してMレジスタ
の値が「1」である即ち防犯セットされていると判断す
るとステップS94に進み、発光ダイオード39を赤色
で点滅させる。次いでステップS96で振動を発生させ
る。この場合、侵入であるので通常よりも強い振動を発
生させる。振動を発生させる処理後、ステップS98で
ROM35から侵入を知らせるメッセージ及びキャラク
タを読み出す。そして、ステップS60(図7参照)に
進み、侵入を知らせるメッセージ及びキャラクタを表示
部36に表示させる。
【0034】上記ステップS90の判定において、受信
データが侵入を示すものでないと判断するとステップS
100(図9参照)に進み、受信データが来客を示すも
のであるか否かの判定を行なう。この判定において来客
を示すものであると判断するとステップS102に進
み、Nレジスタの値が「1」であるか否か即ち来客セッ
トされているか否かの判定を行なう。この判定において
Nレジスタの値が「1」でない即ち来客セットされてい
ないと判断するとステップS60に進む(図7参照)。
この場合、来客に関する表示は行なわれない。これに対
してNレジスタの値が「1」である即ち来客セットされ
ていると判断するとステップS104に進み、発光ダイ
オード39を緑色で点滅させる。次いでステップS10
6で振動を発生させる。この場合、来客であるので通常
の大きさの振動を発生させる。振動を発生させる処理
後、ステップS108でROM35から来客を知らせる
メッセージ及びキャラクタを読み出す。そして、ステッ
プS60(図7参照)に進み、来客を知らせるメッセー
ジ及びキャラクタを表示部36に表示させる。
【0035】上記ステップS100の判定において、受
信データが来客を示すものでないと判断するとステップ
S110に進み、受信データが定期通報を示すものであ
るか否かの判定を行なう。この判定において定期通報を
示すものであると判断するとステップS112に進み、
発光ダイオード39を緑色で点滅させる。次いでステッ
プS60に進む(図7参照)。この場合、定期通報に関
する表示は行なわれない。一方、ステップS110の判
定において、定期通報でないと判断するとステップS1
14で前回の定期通報からの経過時間が150分以上で
あるか否かの判定を行なう。この判定において前回の定
期通報からの経過時間が150分以内であると判断する
とステップSS60に進む(図7参照)。この場合、定
期通報に関する表示は行なわれない。これに対して前回
の定期通報からの経過時間が150分以上であると判断
するとステップS116でROM35から定期通報異常
を知らせるメッセージ及びキャラクタを読み出す。そし
て、ステップS60(図7参照)に進み、定期通報異常
を知らせるメッセージ及びキャラクタを表示部36に表
示させる。
【0036】(ハ)キー入力処理 図10はキー入力処理を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS120で電源オフか否かの判定を行な
う。この判定において電源オフであると判断するとステ
ップS122に進み、電源をオフして処理を終了する。
これに対して電源オフでないと判断するとステップS1
24に進み、キー入力のあったキーが照明/復旧キーK
2であるか否かの判定を行なう。この判定において、キ
ー入力のあったキーが照明/復旧キーK2であると判断
するとステップS126に進み、Lレジスタの値が
「1」であるか否か即ち照明/復旧キーK2が先に押さ
れていたか否かの判定を行なう。この判定において照明
/復旧キーK2が先に押されていないと判断するとステ
ップS128に進み、Lレジスタの値を「1」に設定す
る。この設定後ステップS130でランプ38を点灯さ
せる。
【0037】ランプ38を点灯させた後、ステップS1
32で表示部36に表示されているメッセージ及びキャ
ラクタを消去し、また振動を停止させる。この処理後ス
テップS60に進む(図7参照)。この場合、照明/復
旧に関する表示は行なわれない。一方、ステップS12
6の判定において、照明/復旧キーK2が先に押されて
いると判断するとステップS134に進み、Lレジスタ
の値を「0」に設定し、次いでステップS136でラン
プ38を消灯させる。ランプ38を消灯させた後、ステ
ップS132で表示部36に表示されているメッセージ
及びキャラクタを消去し、また振動を停止させる。この
処理後ステップS60に進む(図7参照)。この場合、
照明/復旧に関する表示は行なわれない。
【0038】上記ステップS124の判定において、キ
ー入力のあったキーが照明/復旧キーK2でないと判断
するとステップS140に進み、キー入力のあったキー
が防犯セットキーK3であるか否かの判定を行なう。こ
の判定においてキー入力のあったキーが防犯セットキー
K3であると判断するとステップS142に進み、Mレ
ジスタの値が「1」であるか否か即ち防犯セットされた
か否かの判定を行なう。この判定においてMレジスタの
値が「1」であると判断するとステップS144でMレ
ジスタの値を「0」に設定する。これに対してMレジス
タの値が「1」でないと判断するとステップS146で
Mレジスタの値を「1」に設定する。ステップS144
又は146の処理後、ステップS60に進む(図7参
照)。この場合、防犯に関する表示は行なわれない。
【0039】上記ステップS140の判定において、キ
ー入力のあったキーが防犯セットキーK3でないと判断
するとステップS150に進み、キー入力のあったキー
が来客セットキーK4であるか否かの判定を行なう。こ
の判定においてキー入力のあったキーが来客セットキー
K4であると判断すると、ステップS152でNレジス
タの値が「1」であるか否か即ち来客セットされたか否
かの判定を行なう。この判定においてNレジスタの値が
「1」であると判断すると、ステップS154でNレジ
スタの値を「0」に設定する。これに対してNレジスタ
の値が「1」でないと判断するとステップS156でN
レジスタの値を「1」に設定する。ステップS154又
は156の処理後、ステップS60に進む(図7参
照)。この場合、来客に関する表示は行なわれない。
【0040】このように第1実施例では、火災、ガス漏
れ又は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ
又は来客用押しボタンスイッチから信号が出力される
と、その信号を無線信号に変換して送信する。そして、
送信された信号を携帯式警報受信機50が受信すると、
その表示部36に異常又は来客に応じたメッセージ又は
キャラクタが表示されると共に本体が振動する。特に火
災、ガス漏れ、侵入及び非常等の緊急の場合は通常より
も大きく振動する。したがって、携帯式警報受信機50
を常時持ち歩くことができると共に表示と振動で異常を
知らせることから、高齢者や難聴者及び視覚障害者等の
ハンディキャップを負った身体障害者でも確実に自家で
生じた異常や来客を知ることができる。また、携帯式警
報受信機50は無線式であることから取り付け工事が不
要であり、その分取り付け工事の省力化が図れると共に
壁面に与える傷を最小限に抑えることができる。
【0041】(II)実施例2.図11は本発明に係る福
祉用防災システムの実施例2の警報送受信機100の外
観を示す図であり、図12は警報送受信機100の透視
図である。また、図13は警報送受信機100の構成を
示すブロック図である。なお、無線式火災警報器1と携
帯式警報受信機50は上記第1実施例と同様であるので
これらの構成及び動作は上記説明に代えるものとする。
【0042】A.福祉用防災システムの構成 (a)警報送受信機100の外観構成 図11において、102は表示部であり、火災、ガス漏
れ、侵入、非常及び来客等を知らせる表示を行なう。こ
の表示部102は、火災、ガス漏れ、侵入、非常及び来
客等に応じて描かれたシンボルと、これらシンボルに対
応して警報送受信機100の内部側に設けられた複数の
ランプ(図示略)とから構成されており、例えば火災が
生じた場合には火災のシンボルに対応したランプが点滅
する。103はスピーカであり、異常及び来客等を音声
で出力するために使用される。105はアンテナであ
る。
【0043】警報送受信機100は電源として商用電源
を使用するので、図12に示すようにその背面にプラグ
105が設けられている。このプラグ106をコンセン
ト200に差し込むことによって商用電源が得られる。
また、警報送受信機100の背面にはプラグ106の他
にダミープラグ107が設けられており、このダミープ
ラグ107はコンセント200の他方の差し込み口に差
し込むことができるようになっている。すなわち、プラ
グ106との距離がコンセント200の上下の差し込み
口の間隔と同間隔になるように設けられており、プラグ
106をコンセント200の一方の差し込み口に差し込
む際にダミープラグ107もコンセント200の他方の
差し込み口に差し込むことができる。このダミープラグ
107により警報送受信機100が壁面に確実に固定さ
れる。プラグ105とダミープラグ107は警報送受信
機100の本体に対して可倒自在になっており、使用し
ない場合には倒しておくことができる。
【0044】(b)警報送受信機100の構成 図13において、120は発振部であり、基準クロック
信号を出力する。121は分周部であり、発振部120
より出力されるクロック信号を分周して本警報送受信機
100に必要とされるクロック信号を出力する。この分
周部121によって分周されたクロック信号はCPU1
22に取り込まれる。123は操作部であり、図示せぬ
電源オン/オフキー、復旧キー、防犯セットキー、来客
セットキー、非常スイッチ及びアドレス設定キー等を有
して構成される。電源オン/オフキーは警報送受信機1
00の電源のオン/オフを設定するものである。復旧キ
ーは異常や来客等を知らせる音声メッセージの出力を停
止させるものである。防犯セットキーは防犯に係わる処
理を行なうか否かを設定するものであり、防犯セットし
た場合は侵入に係わるデータが受信された際に侵入を知
らせる音声メッセージが出力される。防犯セットしない
場合は侵入に係わるデータが受信されても侵入を知らせ
る音声メッセージの出力は行なわれない。
【0045】来客セットキーは来客に係わる処理を行な
うか否かを設定するものであり、来客セットした場合は
来客に係わるデータが受信された際に来客を知らせる音
声メッセージが出力される。来客セットしない場合は来
客に係わるデータが受信されても来客を知らせる音声メ
ッセージの出力は行なわれない。非常スイッチは携帯式
警報受信機50に非常通報を行なう場合に使用される。
アドレス設定キーは有線により接続される火災、ガス漏
れ又は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ
又は来客用押しボタンスイッチに対してアドレスを設定
する場合に使用される。このアドレス設定キーを使用し
て設定されたアドレスは後述するRAM124の所定の
領域に記憶される。
【0046】RAM124はCPU122の動作におい
て使用されると共に各種レジスタが設定される。 (c)RAM124のエリアマップ RAM124には以下に示すレジスタが設定される。 計時レジスタ:計時を行なう為のレジスタ Lレジスタ:復旧キーの設定状態を判別する為のレジス
タ Mレジスタ:防犯セットキーの設定状態を判別する為の
レジスタ Nレジスタ:来客セットキーの設定状態を判別する為の
レジスタ Tタイマレジスタ:150分間の計測に使用するタイマ
【0047】125はROMであり、CPU122を制
御するためのプログラムが記憶されている。127は表
示制御部であり、CPU122から供給される制御信号
にしたがって表示部102の各ランプを点滅させる。1
28は異なる2つ色(例えば赤色と緑色)の発光を行な
う発光ダイオードであり、表示制御部127により駆動
される。129は音声合成増幅部であり、CPU122
から供給される制御データにしたがって音声合成した
後、アナログの音声信号に変換して出力する。この場
合、音声合成増幅部129には火災、ガス漏れ、侵入、
非常及び来客等を知らせる音声データを記憶したメモリ
が設けられている。音声合成増幅部129からの音声信
号はスピーカ103に供給される。
【0048】130はセンサ信号を入力する信号入力部
であり、火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並びに非常
用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタンスイッチか
らの信号を入力する。この信号入力部130により入力
された信号はCPU122に取り込まれる。132はR
F送受信部であり、アンテナ105により取り込んだ無
線信号から特定の周波数の無線信号を選択して出力する
一方、変調されたデータを無線信号に変換してアンテナ
105を介して中空へ出力する。このRF送信部132
は特定小電力無線に適合した電波型式及び送信出力を有
するものである。133は変調/復調部であり、RF送
受信部132からの無線信号をデータを復調する一方、
CPU122からのデータを変調する。この変調/復調
部133にて復調されたデータはCPU122に取り込
まれる。134は電源部であり、商用電源を整流して警
報送受信機100に必要とされる直流電圧を出力する。
【0049】(d)CPU122の主な制御内容 (イ)変調/復調部133から出力されるデータを入力
し、異常の種別及び警報器の特定を行なう。例えば無線
式火災警報器1が設置されていて、この無線式火災警報
器1から無線信号が送信された場合、変調/復調部13
3から出力されるアドレスデータにより無線式火災警報
器1を特定し、更に異常データより火災を特定する。 (ロ)特定した異常及び警報器に対応する表示を行なう
ための制御信号を表示制御部37に供給する。例えば火
災の場合は火災のシンボルに対応するランプを点滅させ
る。
【0050】(ハ)異常の種別及び警報器の特定を行な
った後、火災、ガス漏れ、侵入、非常、来客及び定期通
報異常を知らせる音声メッセージを音声合成増幅部12
9から出力させる制御を行なう。例えば火災の場合は
「火災が発生しました」という音声メッセージを繰り返
し出力させる。また、定期通報異常時の場合は「定期通
報異常が発生しました」という音声メッセージを繰り返
し出力させる。 (ニ)また、火災、ガス漏れ又は侵入であると判断する
と発光ダイオード128を赤色で点滅させ、来客である
と判断すると発光ダイオード128を緑色で点滅させ
る。
【0051】(ホ)変調/復調部133から出力される
データを入力した後、このデータを送信するために変調
/復調部133に供給する。 (ヘ)アドレス設定キーにて入力された火災、ガス漏れ
又は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ又
は来客用押しボタンスイッチ(いずれも有線により接続
される)のアドレスをRAM124の所定の領域に書き
込む。 (ト)有線により接続された火災、ガス漏れ又は防犯等
のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ又は来客用押
しボタンスイッチからの信号を入力すると、その信号に
基づいてデータを作成し、更にそのデータとRAM12
4に記憶されたアドレスデータとから送信データを作成
して変調/復調部133に供給する。
【0052】以上の構成において図面を参照しながら実
施例2の福祉用防災システムの動作について説明する。
図14〜図17は警報送受信機100の動作を示すフロ
ーチャートである。 B.警報送受信機100の動作 (イ)ゼネラルフロー 図14は全体処理を示すゼネラルフローである。まず、
ステップS200でセンサ出力即ち有線により接続され
た火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並びに非常用押し
ボタンスイッチ又は来客用押しボタンスイッチからの信
号が有るか否かの判定を行なう。この判定においてセン
サ出力があると判断するとステップS202に進み、送
信データ出力処理を行なう。この処理は前述した図6に
示す処理と同様であるので説明を省略する。このステッ
プS202の送信データ出力処理が終了するとステップ
S200に戻る。
【0053】上記ステップS200の判定においてセン
サ出力が無いと判断するとステップS204に進み、受
信データが有るか否かの判定を行なう。この判定におい
て受信データが有ると判断するとステップS206に進
み、異常種別及び警報器特定処理並びに送信処理を行な
う。この処理の詳細は後述する。このステップS206
の処理が終了するとステップS200に戻る。上記ステ
ップS204の判定において受信データが無いと判断す
るとステップS208に進み、キー入力が有るか否かの
判定を行なう。この判定においてキー入力が有ると判断
するとステップS210に進み、キー入力処理を行な
う。この処理の詳細は後述する。このステップS210
の処理が終了するとステップS200に戻る。
【0054】(ロ)異常種別及び警報器特定処理並びに
送信処理 図15及び図16は異常種別及び警報器特定処理並びに
送信処理を示すフローチャートである。まず、ステップ
S220で受信データが火災を示すものであるか否かの
判定を行なう。この判定において火災を示すものである
と判断するとステップS222に進み、発光ダイオード
128を赤色で点滅させる。次いでステップS224で
火災を知らせる音声メッセージを出力させ、更にステッ
プS226で火災を知らせる表示を行なう。火災を知ら
せる処理を行なった後、ステップS228で火災を示す
受信データを送信する。すなわち、火災を示す受信デー
タを変調/復調部133に供給する。この処理を行なっ
た後、処理を抜ける。
【0055】上記ステップS220の判定において受信
データが火災を示すものでないと判断すると、ステップ
S230で受信データがガス漏れを示すものであるか否
かの判定を行なう。この判定においてガス漏れを示すも
のであると判断するとステップS232に進み、発光ダ
イオード128を赤色で点滅させる。次いでステップS
234でガス漏れを知らせる音声メッセージを出力さ
せ、更にステップS236でガス漏れを知らせる表示を
行なう。ガス漏れを知らせる処理を行なった後、ステッ
プS238でガス漏れを示す受信データを送信する。す
なわち、ガス漏れを示す受信データを変調/復調部13
3に供給する。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0056】上記ステップS230の判定において受信
データがガス漏れを示すものでないと判断すると、ステ
ップS240に進み、受信データが侵入を示すものであ
るか否かの判定を行なう。この判定において侵入を示す
ものであると判断するとステップS242に進み、Mレ
ジスタの値が「1」であるか否か即ち防犯セットされて
いるか否かの判定を行なう。この判定においてMレジス
タの値が「1」でない即ち防犯セットされていないと判
断すると処理を抜ける。この場合、侵入に関する表示は
行なわれない。これに対してMレジスタの値が「1」で
ある即ち防犯セットされていると判断するとステップS
244に進み、発光ダイオード128を赤色で点滅させ
る。次いでステップS246で侵入を知らせる音声メッ
セージを出力させ、更にステップS248で侵入を知ら
せる表示を行なう。侵入を知らせる処理を行なった後、
ステップS250で侵入を示す受信データを送信する。
すなわち、侵入を示す受信データを変調/復調部133
に供給する。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0057】上記ステップS240の判定において、受
信データが侵入を示すものでないと判断すると、ステッ
プS252に進み、受信データが来客を示すものである
か否かの判定を行なう。この判定において来客を示すも
のであると判断するとステップS254に進み、Nレジ
スタの値が「1」であるか否か即ち来客セットされてい
るか否かの判定を行なう。この判定においてNレジスタ
の値が「1」でない即ち来客セットされていないと判断
すると処理を抜ける。この場合、来客に関する表示は行
なわれない。これに対してNレジスタの値が「1」であ
る即ち来客セットされていると判断すると、ステップS
256に進み、発光ダイオード128を緑色で点滅させ
る。次いでステップS258で来客を知らせる音声メッ
セージを出力させ、更にステップS260で来客を知ら
せる表示を行なう。来客を知らせる処理を行なった後、
ステップS262で来客を示す受信データを送信する。
すなわち、来客を示す受信データを変調/復調部133
に供給する。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0058】上記ステップS252の判定において、受
信データが来客を示すものでないと判断するとステップ
S264に進み、受信データが定期通報を示すものであ
るか否かの判定を行なう。この判定において定期通報を
示すものであると判断するとステップS266に進み、
発光ダイオード128を緑色で点滅させる。この処理を
行なった後処理を抜ける。上記ステップS264の判定
において、受信データが定期通報を示すものでないと判
断するとステップS268に進み、前回の定期通報から
の経過時間が150分以上であるか否かの判定を行な
う。この判定において前回の定期通報からの経過時間が
150分以上でないと判断すると処理を抜ける。これに
対して前回の定期通報からの経過時間が150分以上で
あると判断するとステップS270に進み、発光ダイオ
ード128を赤色で点滅させる。次いでステップS27
2で定期通報異常を知らせる音声メッセージを出力さ
せ、更にステップS2674で定期通報異常を知らせる
表示を行なう。定期通報異常を知らせる処理を行なった
後、ステップS276で定期通報異常を示す受信データ
を送信する。すなわち、定期通報異常を示す受信データ
を変調/復調部133に供給する。この処理を行なった
後、処理を抜ける。
【0059】(ハ)キー入力処理 図17はキー入力処理を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS300で電源オフか否かの判定を行な
う。この判定において電源オフであると判断するとステ
ップS302に進み、電源をオフして処理を終了する。
これに対して電源オフでないと判断するとステップS3
04に進み、キー入力のあったキーが復旧キーであるか
否かの判定を行なう。この判定において、キー入力のあ
ったキーが復旧キーであると判断するとステップS30
6に進み、音声メッセージの出力を停止する。更にステ
ップS308でLED128の点滅を停止する。この処
理を行なった後処理を抜ける。
【0060】上記ステップS304の判定において、キ
ー入力のあったキーが復旧キーでないと判断するとステ
ップS310でキー入力のあったキーが防犯セットキー
であるか否かの判定を行なう。この判定においてキー入
力のあったキーが防犯セットキーであると判断するとス
テップS312に進み、Mレジスタの値が「1」である
か否か即ち防犯セットされたか否かの判定を行なう。こ
の判定においてMレジスタの値が「1」であると判断す
ると、ステップS314でMレジスタの値を「0」に設
定する。これに対してMレジスタの値が「1」でないと
判断するとステップS316でMレジスタの値を「1」
に設定する。ステップS314又は316の処理後処理
を抜ける。
【0061】上記ステップS310の判定において、キ
ー入力のあったキーが防犯セットキーでないと判断する
とステップS318でキー入力のあったキーが来客セッ
トキーであるか否かの判定を行なう。この判定において
キー入力のあったキーが来客セットキーであると判断す
るとステップS320に進み、Nレジスタの値が「1」
であるか否か即ち来客セットされたか否かの判定を行な
う。この判定においてNレジスタの値が「1」であると
判断するとステップS322でNレジスタの値を「0」
に設定する。これに対してNレジスタの値が「1」でな
いと判断するとステップS324でNレジスタの値を
「1」に設定する。ステップS322又は324の処理
後処理を抜ける。
【0062】上記ステップS318の判定において、キ
ー入力のあったキーが防犯セットキーでないと判断する
とステップS326でキー入力のあったキーがアドレス
設定キーであるか否かの判定を行なう。この判定におい
てキー入力のあったキーがアドレス設定キーであると判
断するとステップS328に進み、入力したアドレスを
RAM124の所定の領域に書き込む。これに対してキ
ー入力のあったキーがアドレス設定キーでないと判断す
ると、何もせず処理を抜ける。
【0063】このように第2実施例では、火災、ガス漏
れ又は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ
又は来客用押しボタンスイッチ等から信号が出力される
と、これを無線信号に変換して送信する。そして、送信
された信号を警報送受信機100が受信すると、警報送
受信機100は表示部102に異常又は来客に応じたシ
ンボルを点滅表示させる。更に受信した信号を警報受信
機50に向けて送信する。警報送受信機100から送信
された信号を警報受信機50が受信すると、実施例1で
説明したように表示部36に異常又は来客に応じたメッ
セージ又はキャラクタを表示すると同時に本体を振動さ
せる。
【0064】また、警報送受信機100の背面に設けた
プラグ106によりコンセント200から商用電源を取
り込む。また、コンセントに空いている差し込み口があ
る場合は警報送受信機100の背面に設けたダミープラ
グ107を差し込むことができる。また、警報送受信機
100は火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並びに非常
用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタンスイッチ等
からの信号を有線を介して取り込むと、その信号をデー
タに変換しアドレスデータと共に送信データを作成して
送信する。したがって、警報送受信機100をコンセン
ト200にて固定することができるので取り付け工事が
不要である。また、この警報送受信機100と警報受信
機50のみでも自家で生じた異常や来客を知ることがで
きるので、完全に工事が不要になり壁面に傷を付けるこ
とが全くない。高齢者や難聴者及び視覚障害者等のハン
ディキャップを負った身体障害者への導入が極めて容易
に行なえる。
【0065】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具
体的には、次のようにしても良い。 (イ)実施例1では、緊急の度合いに応じて振動の強弱
を変化させるようにしたが、振動させる間隔を変化させ
るようにしても良い。例えば緊急の度合いが大きい場合
には短い間隔で断続的に振動させ、緊急の度合いが小さ
い場合には緊急の度合いが大きい場合よりも長い間隔で
断続的に振動させる。このようにしても高齢者や難聴者
に異常や来客があったことを容易に知らせることができ
る。 (ロ)また、火災、ガス漏れ、侵入、非常及び来客のそ
れぞれにおいて振動の間隔を異なるようにしても良い。
このようにすると、異常の種別と来客を区別することが
可能になる。 (ハ)実施例1及び2では、異常の場合として火災、ガ
ス漏れ及び侵入について説明したが、その他、非常にあ
ってもこれらと同様に処理すれば良い。
【0066】(ニ)実施例1及び2では、緊急の度合い
に応じて発光ダイオード39、129の発光色を変化さ
せるようにしたが、単一色として点滅間隔を変化させる
ようにしても良い。例えば緊急の度合いが大きい場合に
は短い間隔で点滅させ、緊急の度合いが小さい場合には
緊急の度合いが大きい場合よりも長い間隔で点滅させ
る。 (ホ)実施例2における警報送受信機100では、音声
と表示によりユーザーに異常等を知らせるようにした
が、音声や表示の他にフラッシュライト等でも異常を知
らせるようにしても良い。 (ヘ)実施例1では、無線式火災警報器1に送信手段で
ある変調部16及びRF送信部17を設けたが、外付け
の送信手段を利用しても良い。
【0067】(ト)実施例2では、火災、ガス漏れ、防
犯、非常及び来客等に応じたシンボルを点滅表示するよ
うにしたが、警報受信機50と同様に液晶表示器等に火
災、ガス漏れ、防犯、非常及び来客等に対応するメッセ
ージ又はキャラクタを表示するようにしても良い。 (チ)実施例2では、無線式火災警報器1と警報受信機
50と警報送受信機100の送受信周波数を同一にした
が、無線式火災警報器1の送信周波数(f1)と警報送
受信機100の受信周波数(f1)を同一とし、警報送
受信機100の送信周波数(f2)と警報受信機50の
受信周波数(f2)を同一にしても良い。また、無線式
火災警報器1と警報受信機50と警報送受信機100の
それぞれにおいて複数の送信又は受信チャンネルを設け
て任意に選択できるようにしても良い。 (リ)実施例1及び2では、無線式火災警報器1及び警
報送受信機100の送信出力及び送信周波数と、警報送
受信機100及び警報受信機50の受信周波数を特定小
電力無線に適合させたが、その他、ペ−ジャに適合した
送信出力及び電波型式であっても良い。
【0068】(ヌ)実施例2において、ダミープラグ1
07をプラグ106と同様に電源取り込み用として使用
しても良い。このようにすると、コンセントの差し込み
口が1つしか無い場合に任意の一方を使用することがで
きる。このような場合、警報送受信機100の固定強度
が低下するが、面ファスナー等を使用することで固定強
度を高めることができる。
【0069】(ル)実施例1の無線式火災警報器1と携
帯式警報受信機50を既設の防災設備に適用するように
しても良い。例えば図18に示すように、既設の防災設
備300の地区ベルライン310から有電圧の警報信号
を貰い、移報器400によって無電圧の警報信号を無線
式火災警報器3に供給するようにする。火災が生じて地
区ベルライン310に電圧が供給されると、移報器40
0から警報信号が出力される。この警報信号を入力した
無線式火災警報器3は火災を示す送信データを送信す
る。この送信データを受信した携帯式警報受信機50は
その表示部36に火災を知らせるメッセージ及びキャラ
クタを表示すると共に振動を行なう。なお、無線式火災
警報器3の電源は商用電源でも電池でも良い。このよう
な無線式火災警報器3と移報器400と携帯式警報器5
0からなる福祉用用防災システムをホテル等の宿泊施設
に用意しておくことにより、高齢者や難聴者が宿泊する
場合にそれらの人達の安全性を確保することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示す効果が得ら
れる。 (1)警報受信機を携帯式として常時持ち歩くことがで
きるようにすると共に表示と振動により異常や来客があ
ったことを知らせるので、高齢者や難聴者及び視覚障害
者等のハンディキャップを負った身体障害者でも確実に
自家で生じた異常や来客を知ることができる。 (2)緊急の度合いに応じて振動の強さが変化するの
で、表示を見るまでもなく、緊急の際には素速い対処や
避難をすることができる。
【0071】(3)警報受信機を無線式とすることで、
その分取り付け工事の省力化が図れ、更に壁面に与える
傷を最小限に抑えることができる。 (4)警報送受信機の固定をその警報送受信機の背面に
設けたプラグとダミープラグをコンセントに差し込むこ
とで行なうので、警報送受信機の取り付け工事が全く不
要になる。 (5)警報送受信機と警報受信機のみでも異常の発生や
来客があったことを知ることができるので完全に工事が
不要になり、壁面に傷を付けることが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る福祉用防災システムの実施例1の
全体構成を示す図である。
【図2】実施例1の福祉用防災システムの無線式火災警
報器1の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0の構成を示すブロック図である。
【図4】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0の外観を示す斜視図である。
【図5】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0で表示されるメッセージ及びキャラクタの一例を示す
図である。
【図6】実施例1の福祉用防災システムの無線式火災警
報器1の動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0の動作を示すフローチャートである。
【図8】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0の動作を示すフローチャートである。
【図9】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機5
0の動作を示すフローチャートである。
【図10】実施例1の福祉用防災システムの警報受信機
50の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る福祉用防災システムの実施例2
の警報送受信機100の外観を示す斜視図である。
【図12】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の透視図である。
【図13】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の構成を示すブロック図である。
【図14】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の動作を示すフローチャートである。
【図15】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の動作を示すフローチャートである。
【図16】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の動作を示すフローチャートである。
【図17】実施例2の福祉用防災システムの警報送受信
機100の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る福祉用防災システムの応用例を
示す図である。
【図19】従来の福祉用防災システムの全体構成を示す
図である。
【符号の説明】
1、3 無線式火災警報器(警報送信機) 2 無線式ガス漏れ警報器(警報送信機) 4、400 移報器 11 センサ 12、34、124 RAM 13、32、122 CPU 14、35、125 ROM 15 アドレス設定部 16 変調部 17 RF送信部 18、43、105 アンテナ 30、120 発振部 31、121 分周部 33 キー入力部 36、102 表示部 37、127 表示制御部 38 ランプ 39、128 発光ダイオード 40 振動発生部 41 振動駆動部 42 バッテリ電圧検出部 44 RF受信部 45 復調部 50 携帯式警報受信機 100 警報送受信機 103 スピーカ 106 プラグ 107 ダミープラグ 123 操作部 129 音声合成増幅部 130 入力部 132 RF送受信部 133 変調/復調部 134 電源部 200 コンセント 300 防災設備 310 地区ベルライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災、ガス漏れ又は防犯等のセンサ並び
    に非常用押しボタンスイッチ又は来客用押しボタンスイ
    ッチ等からの信号を入力してこの信号を内蔵の無線送信
    手段又は外付けの無線送信機にて送信する警報送信機
    と、 この警報送信機とは別体に設けられた携帯式の警報受信
    機と、 を備えた福祉用防災システムであって、 前記警報受信機は、 前記警報送信機から送信された信号を受信する受信手段
    と、 表示手段と、 火災、ガス漏れ、侵入、非常及び来客等を知らせる為の
    複数のメッセージ又は複数のキャラクタを記憶する記憶
    手段と、 前記受信手段にて受信された信号の内容に対応するメッ
    セージ又はキャラクタを前記記憶手段から読み出して前
    記表示手段に表示する表示制御手段と、 前記警報受信機本体を振動させる振動手段と、 前記表示制御手段による前記メッセージ又は前記キャラ
    クタの前記表示手段への表示と同時に前記受信手段にて
    受信された信号に応じて前記振動手段を制御する振動制
    御手段と、を備えたことを特徴とする福祉用防災システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記振動制御手段は、前記受信手段にて
    受信された信号に基づいて緊急の度合いを判定し、緊急
    の度合いが大きいと判断した場合には前記振動手段の振
    動が強くなるように動作させ、緊急の度合いが小さいと
    判断した場合には前記振動手段の振動が弱くなるように
    動作させることを特徴とする請求項1記載の福祉用防災
    システム。
  3. 【請求項3】 前記振動制御手段は、前記受信手段にて
    受信された信号に基づいて緊急の度合いを判定し、緊急
    の度合いが大きいと判断した場合には前記振動手段を短
    い間隔で断続的に動作させ、緊急の度合いが小さいと判
    断した場合には緊急の度合いが大きいと判断した場合よ
    りも長い間隔で前記振動手段を断続的に動作させること
    を特徴とする請求項1記載の福祉用防災システム。
  4. 【請求項4】 可視的な光を出力する光出力手段と、 前記受信にて受信された信号に応じて前記光出力手段を
    動作させる光出力制御手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    に記載の福祉用防災システム。
  5. 【請求項5】 前記光出力手段は、複数の色の異なる光
    の出力が可能であり、 前記光出力制御手段は、前記受信手段にて受信された信
    号に基づいて緊急の度合いを判定し、その度合いに応じ
    て前記光出力手段の発光色を変化させることを特徴とす
    る請求項4記載の福祉用防災システム。
  6. 【請求項6】 前記表示手段の表示部分の照明を行なう
    照明手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれに記載の福祉用防災システム。
  7. 【請求項7】 火災、ガス漏れ、防犯、非常及び来客等
    を知らせる為の複数のメッセージ又は複数のキャラクタ
    を記憶する記憶手段と、 前記警報送信機から送信された信号を受信する受信手段
    と、 この受信手段により受信された信号の内容に対応するメ
    ッセージ又はキャラクタを前記記憶手段から読み出して
    前記表示手段に表示する表示制御手段と、 受信した前記警報送信機からの信号を前記警報受信機へ
    向けて送信する送信手段と、を備えた警報送受信機を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれに
    記載の福祉用防災システム。
  8. 【請求項8】 前記警報送受信機は、火災、ガス漏れ又
    は防犯等のセンサ並びに非常用押しボタンスイッチ又は
    来客用押しボタンスイッチ等からの信号を有線を介して
    取り込む信号入力手段を有することを特徴とする請求項
    7記載の福祉用防災システム。
  9. 【請求項9】 前記警報送受信機は、電源を商用電源と
    し、 その商用電源の取り込みを商用電源コンセントパネルの
    差込み口に差込み可能なプラグを介して行ない、 このプラグは前記警報送受信機本体の裏面に設けられる
    ことを特徴とする請求項7乃至8のいずれに記載の福祉
    用防災システム。
  10. 【請求項10】 複数組の差込み口を有する商用電源コ
    ンセントパネルの各組間の間隔と同じ間隔で、前記プラ
    グの他にダミープラグを設けたことを特徴とする請求項
    9記載の福祉用防災システム。
  11. 【請求項11】 前記ダミープラグは、前記警報送受信
    機本体に対して可倒可能であることを特徴とする請求項
    10記載の福祉用防災システム。
  12. 【請求項12】 前記警報送信機の無線送信手段又は外
    付けの無線送信機は、特定小電力無線又はページャに適
    合した電波型式及び送信出力を有するものであり、ま
    た、前記警報受信機の受信手段は、特定小電力無線又は
    ペ−ジャに適合した電波型式を有するものであることを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれに記載の福祉用防
    災システム。
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