JPH10126002A - 光伝送モジュール - Google Patents

光伝送モジュール

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Publication number
JPH10126002A
JPH10126002A JP8280479A JP28047996A JPH10126002A JP H10126002 A JPH10126002 A JP H10126002A JP 8280479 A JP8280479 A JP 8280479A JP 28047996 A JP28047996 A JP 28047996A JP H10126002 A JPH10126002 A JP H10126002A
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JP
Japan
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semiconductor laser
transmission module
optical transmission
light
module according
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Pending
Application number
JP8280479A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nagai
秀男 永井
Hideyuki Nakanishi
秀行 中西
Masaaki Yuri
正昭 油利
Akio Yoshikawa
昭男 吉川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP8280479A priority Critical patent/JPH10126002A/ja
Publication of JPH10126002A publication Critical patent/JPH10126002A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANなどのデータ伝送に用いる光伝送モジ
ュールが、半導体レーザ光の出射方向と受光素子の受光
方向とが実装面に対して90°異なるため、組み立てが
複雑になり、かつ小型化するのが困難であった。 【解決手段】 半導体レーザ18の台座25となるSi
基板に(111)面を利用した反射ミラー20を形成し
て半導体レーザ光19を台座の実装面に対して垂直に出
射させることにより、半導体レーザ18、駆動回路2
6、受光素子24、電流−電圧変換回路28等を同一パ
ッケージ30に平面実装し、光ファイバー16,17が
接続されたレンズ部で封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANなどのコンピ
ュータ間のデータ伝送、コンピュータ制御による装置と
のデータ伝送、コンピュータ内のボード間、CPU間のデ
ータ伝送、或いは、一般家庭内、移動体内でのデータ伝
送に用いる半導体レーザ(LD)と受光素子(PD)を一体
化した光伝送モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メールやインターネットの普
及に見られるようにワークステーションやパソコン間の
データ伝送ネットワークが一般的になっている。現在主
流のネットワークには、高速伝送を要するバックボーン
ネットワークが、広域ネットワークには、ATM-LANなど
によるガラス光ファイバー(GOF)を使った100Mbps以上
の高速データ伝送が使われている。また、ファイルサー
バ以下のパソコン間はイーサーネットと呼ばれるより対
線を使ったネットワークで結ばれている。より対線によ
るネットワークはモジュラージャックと呼ばれるコネク
タで容易に接続が可能で、かつ、安価であることからそ
の普及に弾みをつけることになった。このネットワーク
の普及によりデータ伝送が盛んに行なわれるようになる
とイーサーネットの10Mbps程度の伝送速度では不十分に
なってきており、光ファイバーを使った100Mbps以上の
高速伝送に対する要望が大きくなってきている。
【0003】現在、ATM-LANには1.3μm帯の発光ダイオ
ード(LED)や半導体レーザを光源としたガラス光ファ
イバーが使われている。伝送用モジュール内でLEDや半
導体レーザの光をガラス光ファイバーに結合するにはミ
クロンオーダの精度での位置合わせが必要である。ま
た、低損失の伝送を実現するにはガラス光ファイバー同
士をやはりミクロンオーダの精度で位置合わせする必要
がある。これらのことが要因となって伝送モジュールを
高価なものにしたり、 ガラス光ファイバーの接続に時
間を要するために、多数のパソコンの接続が必要なファ
イルサーバ以下のネットワークの構築には不向であっ
た。
【0004】ガラス光ファイバーはコア径が10 -100μm
程度と細いために厳しい位置合わせ精度が必要になって
いる。また、ガラス光ファイバーの場合、コア径をこれ
以上太くすると折れやすくなるため、径を太くして位置
合わせ精度を緩和することはできない。
【0005】一方、プラスチック光ファイバー(POF)
は、伝送損失がガラス光ファイバーに比べて大きいこと
から長距離の伝送には使えないが、100 m程度まで短距
離の伝送には使用可能である。プラスチック光ファイバ
ーの場合、コア径を0.5 - 1mm程度まで太くしても折れ
ない。このため位置合わせが容易にできる精度である0.
1 mm程度まで緩和することができる。このプラスチック
光ファイバーを使った短距離用の光伝送モジュールがパ
ソコン間のデータ伝送に検討されるようになってきてい
る。
【0006】プラスチック光ファイバーには、図11に
示す伝送損失の波長依存性の図から判るように、650 nm
帯および770 nm帯に伝送損失が低い窓が存在し、それぞ
れ伝送損失は、およそ120 dB/kmと500 dB/km程度であ
り、GaAlAs系もしくはInGaAlP系のLEDや半導体レーザが
光源として使用されている。
【0007】従来のプラスチック光ファイバーを用いた
光伝送モジュールは、図12に示すように、発光部1を
構成する半導体レーザ2と受光部3を構成する受光素子
4とが個別に樹脂封止されたものが組み込まれたリセプ
タクル5と、プラスチック光ファイバー6が組み込まれ
たコネクタ7とをはめ込む形で接続する形態になってお
り、厚みが15mm、幅が30 mm、奥行きが20 mmの大きさ
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラスチック光
ファイバー用光伝送モジュールでは、発光部1と受信部
3とを別々のパッケージに実装し、さらに、リセプタク
ル5とコネクタ7とを用いているため装置が大きくな
り、小型器機への組み込みが困難であった。
【0009】小型化するためには、半導体レーザと受光
素子を一体化することが望ましい。ところが、図13に
示すように、送信半導体レーザ光8は半導体レーザ9の
へき開端面10に対して垂直方向に出射されるため、半
導体レーザ9が搭載された台座11の実装面12に対し
て水平に出射される。これに対して、受信される受信半
導体レーザ光13はSi基板14上に形成された受光素
子15に対して垂直方向に入射される。このため、半導
体レーザ9と受光素子15を同一平面上に実装すること
ができないため、半導体レーザ9と受光素子15を一体
化しようとすれば、それぞれを立体配置しなければなら
ず、製作および組み立て工程が複雑であった。
【0010】また、半導体レーザを駆動させるための駆
動回路や受光素子からの電流信号を電圧信号に変換する
電流−電圧(I−V)変換回路を半導体レーザや受光素
子と一体化することが困難であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が講じた解決手段は、発光装置を構成する半導
体レーザとレーザ光を90°反射させる反射手段と半導
体レーザを駆動させる駆動回路とを台座を用いて一体化
し、また受光装置を構成する受光素子と同受光素子から
の電流信号を電圧信号に変換する変換回路を一体化して
それらを同一パッケージに実装し、同パッケージに光フ
ァイバーとレンズが形成されているレンズ部とを組み合
わせたものである。これにより、半導体レーザ光を半導
体レーザを搭載した台座の実装面に対して垂直方向にに
出射させることができるため、半導体レーザを受光素子
と同一平面に搭載する事ができる。パッケージに直接光
ファイバーが接続されたレンズ部を接続しているため小
型化ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照にしながら説明する。
【0013】(実施の形態1)第1の実施の形態を図1
を用いて説明する。
【0014】図1は、半導体レーザ光を送信用のプラス
チック光ファイバーに結合し、受信用プラスチック光フ
ァイバーからの半導体レーザ光を受光素子で受光する光
伝送モジュールの説明図である。図1(a)は組み立て
を示す斜視図、図1(b)はその断面図である。
【0015】図1に示す光伝送モジュールの特徴は、送
信用プラスチック光ファイバー16と受信用プラスチッ
ク光ファイバー17の2本のファイバーで形成されると
ともに、発光装置と受光装置とがそれぞれ一体化された
ことである。
【0016】この構造は発光装置として、半導体レーザ
18と半導体レーザを搭載するシリコン(Si)基板の
台座25と台座上に形成された駆動回路26とが一体化
され、受光装置として、受光素子24と受光素子が形成
されたSi基板27上に形成されたI−V変換回路28
と波形整形回路29とが一体化され、それぞれの発光装
置と受光装置とが同一のパッケージ30に実装され、送
信用レンズ21と受信用レンズ23およびリセプタクル
31とが一体化されたレンズ部でパッケージ30が封止
され送信用プラスチック光ファイバー16と受信用プラ
スチック光ファイバー17がリセプタクル31に接続さ
れたものである。
【0017】次に、この光伝送モジュールの動作を説明
する。半導体レーザ18から出射された送信半導体レー
ザ光19は、マイクロミラー20で90度反射され送信
用樹脂レンズ21を通過して送信用プラスチック光ファ
イバー16に転送される。一方、受信用プラスチック光
ファイバー17を通って返ってきた受信半導体レーザ光
22は、受信用樹脂レンズ23で集光されて受光素子2
4で受信される。
【0018】発光装置では、半導体レーザ18を駆動す
る駆動回路26が、外部から与えられる電圧信号に従っ
て半導体レーザ光を変調させて出射させる。
【0019】また、受信装置では、受信用プラスチック
光ファイバー17から送られてきた光信号が受光素子2
4で電流信号に変換され、この電流信号はI−V変換回
路28と波形整形回路29を経て、モジュールから電圧
信号として送り出される。
【0020】InGaAlP 系の波長650nmの半導体レーザを
使った伝送実験の結果の変調周波数特性を図2に示す。
周波数2.1 GHzにおいて緩和振動周波数のピークが観測
されている。この半導体レーザは素子容量を減らして周
波数応答特性を良くするために発光領域の両側にエッチ
ングによりV溝を形成している。2 GbpsのNRZ信号をコ
ア径0.5 mmのGI -プラスチック光ファイバーを使って10
0 m伝送したときのアイパターンは、図3に示すように
良好である。
【0021】なお、駆動回路26をSi基板の台座25
の上に、I−V変換回路28と波形整形回路29をSi
基板27上に搭載してもよい。
【0022】この構造により、半導体レーザ18と受光
素子24とを同一平面でパッケージすることができ組み
立ておよび位置合わせが簡単にできるとともに、集積化
ができる。
【0023】また、この構造は図12で示したプラスチ
ック光ファイバーのコネクタ7とリセプタクル5を兼ね
たレンズ部でパッケージを封止した構造にしているた
め、厚みが8 mm、幅が10 mm、奥行きが8 mmの小型化を
実現している。
【0024】マイクロミラー20は、台座25として用
いている<110>方向を軸として10±10゜以内のオフセッ
トアングルをもつ(100)面のSi基板を、エッチングす
ることにより(111)面を形成してこのSi基板面に対し
て45°傾いた(111)面を反射面として作られている。
これにより反射手段を台座を用いて形成しているため組
み立て工程が省けるとともに、凹部の側面に(111)面を
形成することにより表面を平坦化できる。
【0025】(実施の形態2)次に、半導体レーザ光を
半導体レーザが搭載された台座の実装面に対して垂直方
向に出射させる種々の構造を図4を用いて説明する。
【0026】図4(a)の構造は、実施の形態1の所で
説明したように、<110>方向を軸として(100)面に対して
9゜のオフセットアングルをもつ(100)面のSi基板の台座
25上に、エッチングを利用して基準面となる台座25
の実装面32に対して45゜の傾きを持つ(111)面を形成
してマイクロミラー20による反射板を形成したもので
ある。
【0027】図4(b)の構造は、台座33上に実装面
32に対して45±11゜の傾きを持つマイクロプリズム3
4を搭載したものである。この場合には、マイクロプリ
ズム34が別個に作られるため、台座33の材質が限定
されない。
【0028】図4(c)の構造は、台座33上に別個形
成された面発光半導体レーザ35を搭載したものであ
る。面発光半導体レーザ35はこれを形成している基板
面に対して垂直方向にレーザ光36が出射される。この
ため、へき開面から出射される半導体レーザのように反
射手段がいらなくなる。
【0029】図4(d)の構造は、台座33上に結晶成
長させて面発光半導体レーザ37を形成したものであ
る。これにより、半導体レーザの台座33への組み立て
を無くすことができるとともに、台座と半導体レーザを
一連の工程で同時に形成できる。
【0030】図4(e)の構造は、 GaAs基板38上に
面発光半導体レーザ371が形成されたものである。こ
の構造では、受光素子24や駆動回路や変換回路等の種
々の回路39を面発光半導体レーザ371が形成されて
いる同じ台座38の基板で面発光半導体レーザ371と
同一の工程で形成でき、より集積化ができる。
【0031】なお、図4の(b),(c),(d)の発
光装置を図1で示した発光装置に置き換えて光伝送モジ
ュールを形成することができる。
【0032】(実施の形態3)第3の実施の形態を図5
を参照して説明する。
【0033】図5(a)は組み立て斜視図、図5(b)
はその断面図である。図5に示す光伝送モジュールの特
徴は、送信と受信の両方を兼ねる1本の送受信用プラス
チック光ファイバー40で形成されるとともに、発光装
置と受光装置とが一体化された構造のものであることで
ある。
【0034】この構造は、半導体レーザ18と、これを
搭載するSi基板の台座41と、Si基板の台座41で形
成されたマイクロミラー20と受光素子24と駆動回路
26とI−V変換回路28および波形整形回路29とが
一体形成された受発光装置がパッケージ30内に収めら
れ、回折格子42と送受信用レンズ43およびリセプタ
クル44とが一体化されたレンズ部でパッケージ30が
封止され、送受信用プラスチック光ファイバー40がリ
セプタクル44に接続されたものである。
【0035】次に、この光伝送モジュールの動作を説明
する。半導体レーザ18から出射された送信半導体レー
ザ光19は、マイクロミラー20で90°反射されてS
i基板の台座41の実装面に対して垂直方向に屈折さ
れ、回折格子42と送受信用レンズ43を通過して送受
信用プラスチック光ファイバー40に転送される。一
方、送受信用プラスチック光ファイバー40を通って返
ってきた受信半導体レーザ光22は、送受信用レンズ4
3で集光され、さらに回折格子42で回折され受光素子
24で受信される。
【0036】なお、半導体レーザ18の代わりに図4の
(c),(d)で示した面発光レーザに置き換えて光伝
送モジュールを形成することができる。この場合にはマ
イクロミラー20を除いた構造にする。
【0037】また、図5では駆動回路26、受光素子2
4、変換回路28および波形整形回路29とがSi基板
の台座41で形成された構造であるが、これらをSi基
板の台座41の上に別個搭載してもよい。
【0038】この構造によると、プラスチック光ファイ
バーを1本に、レンズを1個にでき、さらに発光装置と
受光装置とを一体化しているので、厚みが8 mm、幅が8
mm、奥行きが8 mmの超小型の光伝送モジュールが実現で
きる。
【0039】なお、この発光装置と受光装置を一体化し
た受発光装置を図1で示したそれぞれ分離された発光装
置と受光装置と置き換えてもよい。この場合、パッケー
ジ30を図1の場合より小型化することができる。
【0040】また、逆に図1で示したそれぞれ分離され
た発光装置と受光装置を図5の一体化された受発光装置
に置き換えてもよい。この場合には、発光装置と受光装
置を形成する基板をそれぞれ適した材料で形成すること
ができる。
【0041】(実施の形態4)次に、図5に示した送信
半導体レーザ光19と受信半導体レーザ光22を同一の
送受信用プラスチック光ファイバー40で伝送するため
に、モジュール部分で送信と受信の光信号を分離しなけ
ればならない。その分離のための種々の構造を図6を参
照して説明する。
【0042】図6(a)に回折格子42とレンズ43お
よびリセプタクル44を一体化したレンズ部の構造を示
す。回折格子42には半導体レーザ光に対して無反射コ
ーティングが施してあるので、送信半導体レーザ光19
は反射されずに回折格子42を透過して送受信用レンズ
43で送受信用プラスチック光ファイバー40に結合さ
れる。一方、受信半導体レーザ光22は回折格子42を
透過する際、回折されて受光素子で受光される。
【0043】この構造により、送信半導体レーザ光19
と受信半導体レーザ光22とを回折格子42により、分
離することができる。
【0044】この構造の場合、レンズ43と回折格子4
2とリセプタクル44とを樹脂で一体形成することがで
きる。
【0045】図6(b)に示すものは、図6(a)の回
折格子42の代わりに異方性光学結晶であるLiNbO3で作
製した偏光ホログラム45をレンズ43に接合したもの
である。偏光ホログラムとは、回折格子の溝に平行な偏
光成分は回折せずに直進し、溝に垂直な偏光成分は回折
する機能をもつホログラムのことである。一般に半導体
レーザから出射されるレーザ光は直線偏光であるが、送
信半導体レーザ光19の偏光方向を偏光ホログラム45
の溝に平行に合わせると、送信半導体レーザ光19は回
折されずに直進して、送受信用プラスチック光ファイバ
ー40に結合される。一方、受信半導体レーザ光22は
プラスチック光ファイバーの複屈折の影響で楕円偏光に
なっているので、偏光ホログラム45の溝に垂直な偏光
成分が回折される。回折された受信半導体レーザ光22
は受光素子で受光される。
【0046】この構造により、送信半導体レーザ光19
と受信半導体レーザ光22とを偏光ホログラム45によ
り、回折格子だけの場合より、より多く分離することが
できる。
【0047】図6(c)に示すものは、水晶板を張り合
わせて形成した偏光解消板46と偏光ホログラム45を
レンズ43に接合したものである。
【0048】偏光解消板46を入れることにより、受信
半導体レーザ光22の偏光比を同率にして、受信半導体
レーザ光22の半分が偏光ホログラム45で回折される
のでより多くの受信半導体レーザ光22を受光素子で受
光できる。
【0049】通常の回折格子では、±1方向に回折する
ので、+1次光のみを受光する場合、-1次光は利用されな
いので、損失となる。そこで、図6(a)〜図6(c)
の回折格子にブレーズド回折格子を用いると、回折光で
ある受信半導体レーザ光を図に示すように -1次光の成
分を無くし+1次光のみの増加した成分として回折される
ので効率よく回折させることができる。
【0050】図6(d)に示すものは、偏光依存性を持
つ偏光ビームスプリッタ(PBS)47とプリズム48をレ
ンズ部に接合したものである。偏光ビームスプリッタ4
7で送信半導体レーザ光19と受信半導体レーザ光22
を分離するようにしている。送信半導体レーザ光19の
偏光方向が偏光ビームスプリッタ47のp波と平行にな
るように配置すると、偏光ビームスプリッタ47で反射
されずに直進して送受信用プラスチック光ファイバー4
0に結合される。一方、受信半導体レーザ光22はプラ
スチック光ファイバーの複屈折の影響で楕円偏光になっ
ているので、s波に平行な偏光成分が偏光ビームスプリ
ッタ47で反射され、さらにプリズム48で反射されて
受光素子で受光される。
【0051】この構造によれば、回折格子のような複雑
な構造のものを用いること無く送信半導体レーザ光19
と受信半導体レーザ光22とを分離することができる。
【0052】図6(e)に示すものは、偏光ビームスプ
リッタ47とプリズム48と偏光解消板46をレンズ部
に接合したものである。
【0053】この構造によれば、回折構造の無い簡単な
構造となるとともに、偏光解消板46を用いているため
図6(d)の場合より、より多くの受信半導体レーザ光
22を受光素子で受光できる。
【0054】なお、実施の形態で示したレンズ、回折格
子、偏光ビームスプリッタ、プリズムおよび偏光解消板
としてガラス、光学結晶の他に樹脂で成形したものも用
いることができる。
【0055】(実施の形態5)第5の実施の形態として
複数の半導体レーザと複数の受光素子を搭載した例を図
7を参照して説明する。
【0056】図7はSi基板の台座411上に複数のアレ
イ半導体レーザ51を搭載し、各半導体レーザに対応す
るバンドルされたプラスチック光ファイバーで半導体レ
ーザ光を伝送する例を示している。
【0057】この構造は、アレイ半導体レーザ51と、
これを搭載するSi基板の台座411と、Si基板の台座
411で形成されたマイクロミラー20とアレイ受光素
子52とが一体化された受発光装置がパッケージ30内
に収められ、送信用アレイレンズ49と受信用アレイレ
ンズ50およびリセプタクル311とが一体化されたレ
ンズ部でパッケージ30が封止され、送信用アレイプラ
スチック光ファイバー53と受信用アレイプラスチック
光ファイバー54がリセプタクル311に接続されたも
のである。なお、55は送信アレイ半導体レーザ光、5
6は受信アレイ半導体レーザ光であり、また、Si基板
の台座にも駆動回路やI−V変換回路等の回路が描かれ
ていないが、これらの回路を省略しただけで、実際には
これらは形成されている。
【0058】この場合も、アレイ半導体レーザ51を載
置した発光装置とアレイ受光素子52を載置した受光装
置とをそれぞれ分離させた構造にすることもできる。こ
の場合には、発光装置と受光装置とをそれぞれ適した基
板材料で形成することができる。また、半導体レーザを
面発光半導体レーザに置き換えることもできる。
【0059】この構造により、小型の光伝送モジュール
で、複数の信号を同時に送受信することができる。
【0060】(実施の形態6)第6の実施の形態として
複数の半導体レーザを搭載した例を図8を参照して説明
する。
【0061】図8はSi基板の台座412上に複数のアレ
イ半導体レーザ51とアレイ受光素子52を搭載し、1
本の送受信用プラスチック光ファイバー40で伝送する
例を示している。
【0062】この構造は、アレイ半導体レーザ51と、
これを搭載するSi基板の台座412と、Si基板の台座
412で形成されたマイクロミラー20と、アレイ受光
素子52および駆動回路やI−V変換回路等の回路57
とが一体化された受発光装置がパッケージ30内に収め
られ、回折格子42とレンズ43およびリセプタクル4
4とが一体化されたレンズ部でパッケージ30が封止さ
れ、送受信用プラスチック光ファイバー40がリセプタ
クル44に接続されたものである。なお、55は送信ア
レイ半導体レーザ光、56は受信アレイ半導体レーザ光
である。この場合にも、アレイ半導体レーザ51を載置
した発光装置とアレイ受光素子52を載置した受光装置
とをそれぞれ分離させた構造にすることもできる。この
場合には、発光装置と受光装置とをそれぞれ適した基板
材料で形成することができる。また、半導体レーザを面
発光半導体レーザに置き換えることもできる。
【0063】この構造により、図7の構造よりさらに小
型にしながら複数の信号を同時に送受信することができ
る。
【0064】(実施の形態7)次に、この構造の場合に
は、複数の受信アレイ半導体レーザ光56をアレイ半導
体レーザ51に対応したアレイ受光素子52が受光する
ように分離させる必要がある。このことを、図9に示し
た種々の構造を参照して説明する。
【0065】図9(a)の場合は、回折格子42を用い
た図6(a)の場合と同じ構造である。異なるのは、送
信半導体レーザ光と受信半導体レーザ光とが複数である
ことである。この場合、送信アレイ半導体レーザ光55
と受信アレイ半導体レーザ光56とは図6(a)のとこ
ろで説明した同じ原理で分離する。その際、各受信アレ
イ半導体レーザ光56の波長の違いにより回折格子42
での回折角が異なることを利用して、受信アレイ半導体
レーザ光56を波長毎に分離してそれぞれの受光素子に
伝送する。
【0066】図9(b)の場合は、偏光ホログラム45
を用いた図6(b)の場合と同じ構造である。異なるの
は、この場合にも送信半導体レーザ光と受信半導体レー
ザ光とが複数であることである。この場合、送信アレイ
半導体レーザ光55と受信アレイ半導体レーザ光56と
は図6(b)のところで説明した同じ原理で分離する。
その際、各受信アレイ半導体レーザ光56の波長の違い
により偏光ホログラム45での回折角が異なることを利
用して受信アレイ半導体レーザ光56を波長毎に分離し
てそれぞれの受光素子に伝送する。
【0067】なお、図6(c)で説明したと同じように
図9(b)に偏光解消板を付けることもできる。
【0068】図9(c)の場合は、偏光ビームスプリッ
タ47とプリズム48を用いた図6(d)の構造に、さ
らにプリズム48の端部に回折格子42を追加したもの
である。この構造の場合は、図6(d)で説明したと同
じ原理で送信アレイ半導体レーザ光55と受信アレイ半
導体レーザ光56を分離する。その際、受信アレイ半導
体レーザ光56の波長の違いにより回折格子42での回
折角が異なることを利用して、受信アレイ半導体レーザ
光56を波長毎に分離してそれぞれの受光素子に伝送す
る。
【0069】なお、図6(e)で説明したと同様に図9
(c)に偏光解消板を付けて、受光効率を上げることも
できる。
【0070】(実施の形態8)第8の実施の形態として
プラスチック光ファイバーをパッケージの表面に対して
水平に接続する例を図10に示す。
【0071】この構造は、図5の構造の例とほぼ同じで
あるが、回折格子42とプラスチック光ファイバーとの
光路の間に45°の傾斜面を持ったプリズム58が配置
されている。
【0072】この構造により、プリズム58を使って送
信半導体レーザ光19と受信半導体レーザ光22を90
゜反射させてパッケージの表面に対して水平方向に送受
信プラスチック光ファイバー40を取り出すことができ
る。これにより、光伝送モジュールをできるだけ平面的
に配置することができ、取り扱い易くすることができ
る。
【0073】以上説明した実施の形態ではInGaAlP 系
(0.5-0.7 mm帯)の半導体レーザを用いた例を示した
が、プラスチック光ファイバーの伝送損失が低い波長帯
域に半導体レーザの波長を合わせれば、GaInAsP系(0.5
-4 mm帯) 、GaAlAs系(0.6-0.8mm帯)、InGaAlN系(0.
3-0.5 mm帯)、 MgZnCdSe系(0.3-0.7 mm帯)、MgZnSSe
系(0.2-0.4 mm帯)などの半導体レーザを用いることが
できる。
【0074】また、半導体レーザを搭載した台座として
Si基板を用いた例で示したが、GaAs、InP、GaN、SiCお
よびダイヤモンドのいずれかの基板を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明の光伝送モジュールでは、送信半
導体レーザ光を半導体レーザを搭載した台座の表面に対
して垂直方向に出射させることができるので、受光素子
が形成されているSi基板と同一平面上に半導体レーザを
実装することができる。これにより、発光装置と受光装
置の位置関係等の構造が簡素化されて小型化できると同
時に、組み立ても簡素化することができる。また、回折
格子等を用いることにより、一個のレンズと一本の光フ
ァイバーでモジュールを形成することができ、さらに小
型化することができる。このような小型化により携帯器
機への組み込みも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光装置と受光装置とがそれぞれ一体
化され、さらに2本のプラスチック光ファイバーで形成
された光伝送モジュールの組み立て斜視図とその断面図
【図2】本発明の光伝送モジュールに搭載した半導体レ
ーザの周波数応答特性図
【図3】本発明の光伝送モジュールでNRZ信号を伝送し
たときのアイパターン図
【図4】本発明の光伝送モジュールの半導体レーザ光を
実装面に対して垂直方向に出射させる種々の構造の断面
【図5】本発明の発光装置と受光装置とが一体化され、
さらに1本のプラスチック光ファイバーで形成された光
伝送モジュールの組み立て斜視図とその断面図
【図6】本発明の光伝送モジュールで1本のプラスチッ
ク光ファイバーで送受信信号を伝送する際、送信用と受
信用の半導体レーザ光を分離するための種々の構造の断
面図
【図7】本発明の複数の半導体レーザと複数の受光素子
および複数のプラスチック光ファイバーを搭載した光伝
送モジュールの組み立て斜視図
【図8】本発明の複数個の半導体レーザと複数の受光素
子および1本のプラスチック光ファイバーを搭載した光
伝送モジュールの組み立て斜視図
【図9】本発明の複数の受信半導体レーザ光を分離する
ための種々の構造の断面図
【図10】本発明のプラスチック光ファイバーがパッケ
ージ表面に対して水平に接続された光伝送モジュールの
断面図
【図11】プラスチック光ファイバーの光伝送損失を示
す図
【図12】従来の光伝送モジュールを示す分解斜視図
【図13】半導体レーザ光の出射方向と受光素子の受光
方向を説明する斜視図
【符号の説明】
1 発光部 2 半導体レーザ 3 受光部 4 受光素子 5 リセプタクル 6 プラスチック光ファイバー 7 コネクタ 8,19 送信半導体レーザ光 9 半導体レーザ 10 へき開端面 11 台座 12 実装面 13,22 受信半導体レーザ光 14 Si基板 15 受光素子 16 送信用プラスチック光ファイバー 17 受信用プラスチック光ファイバー 18 半導体レーザ 20 マイクロミラー 21 送信用レンズ 23 受信用レンズ 24 受光素子 25,41,411,412 Si基板の台座 26 駆動回路 27 Si基板 28 電流−電圧変換回路(I−V変換回路) 29 波形整形回路 30 パッケージ 31,44,311 リセプタクル 32 実装面 33 台座 34 マイクロプリズム 35,37 面発光半導体レーザ 36 レーザ光 38 GaAs基板 39,57 回路 40 送受信用プラスチック光ファイバー 42 回折格子 43 送受信用レンズ 45 偏光ホログラム 46 偏光解消板 47 偏光ビームスプリッタ 48,58 プリズム 49 送信用アレイレンズ 50 受信用アレイレンズ 51 アレイ半導体レーザ 52 アレイ受光素子 53 送信用アレイプラスチック光ファイバー 54 受信用アレイプラスチック光ファイバー 55 送信アレイ半導体レーザ光 56 受信アレイ半導体レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 昭男 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、同半導体レーザを搭載す
    る台座と、前記半導体レーザから出射されたレーザ光を
    前記半導体レーザが搭載された台座の実装面に対して垂
    直方向に反射する反射手段と、前記レーザ光を変調する
    電圧信号を受けて前記半導体レーザを駆動する駆動回路
    とが一体化された発光装置と、返って来た前記レーザ光
    の変調光信号を受光して電流信号に変換する受光素子
    と、同受光素子で変換された電流信号を電圧信号に変換
    する変換回路とが一体化された受光装置とが同一パッケ
    ージ内に実装されたことを特徴とする光伝送モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】半導体レーザの駆動回路が、台座上に搭
    載、もしくは、前記台座を用いて形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
  3. 【請求項3】反射手段として、<110>方向を軸として10
    ±10゜以内のオフセットアングルをもつ(100)面の半導
    体基板に(111)面が形成された台座を用い、同(111)面に
    よって、レーザ光を半導体レーザが搭載された前記台座
    の実装面に対して垂直方向に反射させることを特徴とす
    る請求項1記載の光伝送モジュール。
  4. 【請求項4】反射手段が、半導体レーザが搭載された台
    座の実装面に対して45±10゜以内の面を持つプリズムで
    あって、同プリズムが台座上に搭載され、レーザ光が前
    記実装面に対して垂直方向に反射させることを特徴とす
    る請求項1記載の光伝送モジュール。
  5. 【請求項5】面発光半導体レーザと、同面発光半導体レ
    ーザを搭載する台座と、同面発光半導体レーザから出射
    するレーザ光を変調する電圧信号を受けて前記面発光半
    導体レーザを駆動する駆動回路とが一体化された発光装
    置と、返って来た前記レーザ光の変調光信号を受光し、
    電流信号に変換する受光素子と、同受光素子で変換され
    た電流信号を電圧信号に変換する変換回路とが一体化さ
    れた受光装置とが同一パッケージ内に実装された光伝送
    モジュール。
  6. 【請求項6】面発光半導体レーザが台座を用いて形成さ
    れていることを特徴とする請求項5記載の光伝送モジュ
    ール。
  7. 【請求項7】面発光半導体レーザが形成された同一基板
    に受光素子や回路が形成されていることを特徴とする請
    求項5または請求項6記載の光伝送モジュール。
  8. 【請求項8】受光素子が形成された同一基板上に受光素
    子で受けた光信号を電圧信号に変換する変換回路が搭
    載、もしくは、形成されていることを特徴とする請求項
    1または請求項5記載の光伝送モジュール。
  9. 【請求項9】半導体レーザと、同半導体レーザを搭載す
    る台座と、前記半導体レーザから出射されたレーザ光を
    前記半導体レーザが搭載された台座の実装面に対して垂
    直方向に反射する反射手段と、前記レーザ光を変調する
    電圧信号を受けて前記半導体レーザを駆動する駆動回路
    とで形成された発光装置と、返って来た前記レーザ光の
    変調光信号を受光して電流信号に変換する受光素子と、
    同受光素子で変換された電流信号を電圧信号に変換する
    変換回路とで形成された受光装置とが一体化され、同一
    パッケージ内に実装されていることを特徴とする光伝送
    モジュール。
  10. 【請求項10】面発光の半導体レーザと、同半導体レー
    ザを搭載する台座と、同半導体レーザから出射するレー
    ザ光を変調する電圧信号を受けて前記半導体レーザを駆
    動する駆動回路とで形成された発光装置と、返って来た
    前記レーザ光の変調光信号を受光して電流信号に変換す
    る受光素子と、同受光素子で変換された電流信号を電圧
    信号に変換する変換回路とで形成された受光装置とが一
    体化され、同一パッケージ内に実装されていることを特
    徴とする光伝送モジュール。
  11. 【請求項11】台座として、Si、或いはGaAs、或いはIn
    P、或いはGaN、或いはSiC、或いはダイヤモンドが用い
    られていることを特徴とする請求項1または請求項5ま
    たは請求項9または請求項10記載の光伝送モジュー
    ル。
  12. 【請求項12】駆動回路と、受光素子と、変換回路とが
    台座上に搭載、もしくは、前記台座を用いて形成されて
    いること特徴とする請求項9または請求項10記載の光
    伝送モジュール。
  13. 【請求項13】2個のレンズおよび2個の光ファイバー
    をパッケージに組み合わせたことを特徴とする請求項1
    または請求項5または請求項9または請求項10記載の
    光伝送モジュール。
  14. 【請求項14】1個の回折格子と1個のレンズおよび1
    個の光ファイバーをパッケージに組み合わせたことを特
    徴とする請求項1または請求項5または請求項9または
    請求項10記載の光伝送モジュール。
  15. 【請求項15】回折格子として、偏光異方性を有する偏
    光ホログラムを用いたことを特徴とする請求項14記載
    の光伝送モジュール。
  16. 【請求項16】回折格子に偏光解消板を付けたことを特
    徴とする請求項14または請求項15記載の光伝送モジ
    ュール。
  17. 【請求項17】回折格子が、ブレーズド回折格子である
    ことを特徴とする請求項14または請求項15記載の光
    伝送モジュール。
  18. 【請求項18】回折格子に換えて偏光依存性を持つ偏光
    ビームスプリッタとプリズムとを組み合わせたことを特
    徴とする請求項14記載の光伝送モジュール。
  19. 【請求項19】偏光解消板を追加したことを特徴とする
    請求項18記載の光伝送モジュール。
  20. 【請求項20】レンズ、或いは回折格子、或いは偏光ビ
    ームスプリッタ、或いはプリズム、或いは偏光解消板が
    樹脂成形されたものであることを特徴とする請求項15
    または請求項16または請求項17または請求項18ま
    たは請求項19記載の光伝送モジュール。
  21. 【請求項21】パッケージがレンズの形成されているレ
    ンズ部で封止されていることを特徴とする請求項13ま
    たは14記載の光伝送モジュール。
  22. 【請求項22】パッケージが光ファイバーを接続したレ
    ンズ部で封止されたことを特徴とする請求項13または
    14記載の光伝送モジュール。
  23. 【請求項23】少なくとも2個の半導体レーザと、少な
    くとも2個の受光素子とが同一パッケージ内に実装さ
    れ、少なくとも4個のレンズと少なくとも4個の光ファ
    イバーがパッケージに組み合わされたことを特徴とする
    請求項1または請求項5または請求項9または請求項1
    0記載の光伝送モジュール。
  24. 【請求項24】少なくとも2個の半導体レーザと少なく
    とも2個の受光素子とが同一パッケージ内に実装され、
    1個の回折格子と1個のレンズと1個の光ファイバーが
    パッケージに組み合わされたことを特徴とする請求項1
    または請求項5または請求項9または請求項10記載の
    光伝送モジュール。
  25. 【請求項25】回折格子として、偏光異方性を有する偏
    光ホログラムを用いたことを特徴とする請求項24記載
    の光伝送モジュール。
  26. 【請求項26】回折格子に偏光解消板を付けたことを特
    徴とする請求項23または請求項24記載の光伝送モジ
    ュール。
  27. 【請求項27】回折格子と偏光依存性を持つ偏光ビーム
    スプリッタとプリズムとを組み合わせたことを特徴とす
    る請求項24記載の光伝送モジュール。
  28. 【請求項28】偏光解消板を追加したことを特徴とする
    請求項27記載の光伝送モジュール。
  29. 【請求項29】パッケージと光ファイバーとの光路間に
    プリズムを設けたことを特徴とする請求項13または請
    求項14または請求項15または請求項23または請求
    項24記載の光伝送モジュール。
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