JPH10125682A - 半導体素子の電極形成方法 - Google Patents
半導体素子の電極形成方法Info
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- JPH10125682A JPH10125682A JP8272466A JP27246696A JPH10125682A JP H10125682 A JPH10125682 A JP H10125682A JP 8272466 A JP8272466 A JP 8272466A JP 27246696 A JP27246696 A JP 27246696A JP H10125682 A JPH10125682 A JP H10125682A
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Abstract
法によって接続性の高い金属膜8,9の突起電極を形成
する。 【解決手段】 ウエハ6上に形成された半導体素子1の
Al電極2上に無電解めっき法で2種類以上の金属膜
8,9により突起電極を形成する方法において、各処理
温度によるウエハ6の反りを一定の状態に保持し、Ni
膜8上に、Au膜9を形成する際に、半導体素子1の保
護膜4とNi膜8との界面からのAu膜9のめっき液が
浸入するのを防止し、Al電極2とAu膜9のめっき液
との反応を防止し、密着性が良く、接続性の高い電極を
形成している。
Description
スタ、ICあるいはLSIといった半導体素子を、パッ
ケージ無しの裸状態で実装する、いわゆるベアチップ実
装に好適な接合用の電極形成方法に関するものである。
から、従来の樹脂パッケージに代わって、リード配線を
形成したテープ状の絶縁フィルムにベアチップを載せて
リードと接続した表面実装型のパッケージであるTCP
(Tape CarrierPackage)、あるい
は、ベアチップを直接、回路基板に実装するフリップチ
ップ方式等の高密度実装技術に対する要望は、ますます
強まっている。これらの高密度実装技術に用いられる半
導体素子においては、外部と電気的な接続をするための
外部電極には、接合用の突起電極が必要である。
を、図5および図6に基づいて説明する。
を形成する前のAl電極付近の半導体素子の断面図であ
り、図6は、無電解めっき法による突起電極の形成方法
を示す工程断面図である。
は半導体素子1の外部電極としてのAl電極、3は自然
酸化膜、4はAl電極2の縁部を覆うように形成された
シリコン窒化膜などの保護膜、5はシリコン酸化膜、6
はウェハ、7はZn粒子膜、8はNi膜、9はAu膜を
示している。
子1上に形成されたAl電極2のウエットエッチング工
程を示したものである。この工程において、ウェハ6を
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬することに
より、Al電極2の表面に形成された自然酸化膜3を除
去する。この自然酸化膜3の除去後、室温付近に保持し
た純水により洗浄を行う。
再びAl電極2上に自然酸化膜3が形成されてしまうた
めに、図6(b)に示すように、Al電極2上にZn粒
子膜7を形成して自然酸化膜3の再形成を防止する。こ
のZn粒子膜7の形成は、室温に保持したZnを含有す
るアルカリ性(pH13〜14)の溶液中に30秒程度
浸漬することにより行われ、Alと溶液中のZnイオン
との置換反応を利用してAl電極2の表面に、膜厚30
0〜500Å程度のZn粒子膜7を形成するものであ
る。このZn粒子膜7の形成後は、室温付近に保持した
純水により洗浄を行う。
2上に無電解めっき法によりNi膜8を形成する。
Niめっき浴中に、2〜5分の浸漬を行い、これによっ
て、Zn粒子膜7が無電解Niめっき液中で溶解するこ
とで、Znと無電解Niめっき液中のNiイオンとの置
換反応によりNiが析出した後に、無電解Niめっき液
の自己還元反応によりNi上にNiが自己析出し、半導
体素子1のAl電極2上に0.7〜1.2μm程度のNi
膜8を形成するものである。
行い、その後、図6(d)に示すように、Ni膜8上に
無電解めっき法によりAu膜9を形成する。具体的に
は、90℃程度に保持した無電解Auめっき浴中に、4
0分程度の浸漬を行い、Niと無電解Auめっき液中の
Auイオンとの置換反応によってNi膜8上に0.2μ
mのAu膜9を形成するものである。
膜8単独ではNiの酸化膜の存在により電気的な接続性
が悪く、これを改善して電気的な接続性を高めるためで
ある。
は、通常ウエハ単位で行われる。
であるAl電極2上に無電解めっき法によりNi膜8を
析出により形成し、更にその上にAu膜9を無電解めっ
き法により析出して接合用の突起電極を形成する。この
半導体素子1をベアチップ実装する場合は、この突起電
極を直接回路基板にフリップチップ実装で接続したり、
あるいは、TCPにパッケージングするものである。
のAl電極上に、無電解めっき法によってNi膜および
Au膜といった第1,第2の金属膜を形成する場合に
は、Alに対して反応性があるめっき液を使用すること
が多く、このため、Al電極上に形成した第1の金属膜
上に、第2の金属膜を形成する際には、Al電極と第1
の金属膜との界面に、第2の金属膜のめっき液が浸入す
るのを防止しなければ、Al電極と第1の金属膜との界
面において、第2の金属膜のめっき液とAl電極とが反
応してしまい、Al電極と第1の金属膜との密着性が悪
くなり、しかも接触抵抗値が増加してしまうことにな
る。
っき法を利用した電極形成では、ウエハ単位で半導体素
子のAl電極上に第1,第2の金属膜を形成する際の8
0°C〜90°C程度のめっき処理温度では、ウェハに
反りが発生する。すなわち、ウェハ上に半導体素子を形
成するために積層した材料の熱膨張率の相違により、め
っき処理温度では、ウエハの半導体素子の形成面側に反
りが発生し、この反りが発生した状態で金属膜が形成さ
れることになる。
室温の洗浄工程においては、反りがなくなって元の状態
に戻るので、Al電極上に形成された保護膜4と無電解
めっきにより形成した第1の金属膜であるNi膜8との
界面に微細な隙間を生じ、第2の金属膜であるAu膜9
を無電解めっき法により形成する時に、前記微細な隙間
よりAu膜9のめっき液が浸入し、Al電極2と反応
し、Al電極2とNi膜8との密着性が悪くなり、しか
も接触抵抗値が増加してしまうという問題点を有してい
た。
であって、半導体素子の外部電極上に、無電解めっき法
によって少なくとも2種類以上の金属膜からなる接合用
の電極を形成する方法において、密着性がよく、接続性
の高い電極を形成できるようにすることを目的とする。
に、本発明では、次のように構成している。
方法は、外部電極上に金属膜を形成する工程で生じるウ
エハの反りに起因して外部電極上に形成された保護膜と
無電解めっきにより形成した第1の金属膜との界面に微
細な隙間が生じ、この隙間から第2の金属膜のめっき液
が浸入して外部電極と反応するのを防止するために、金
属膜を形成するすべての処理工程でのウエハの反りを一
定にし、あるいは、反りを強制的に防止し、さらには、
反りの影響で生じた隙間をめっき法により再度埋めるよ
うにしている。
との界面への第2の金属膜のめっき液の浸入を阻止して
前記めっき液と外部電極との反応を防止できることにな
り、これによって、外部電極と第1の金属膜との密着性
が向上し、接触抵抗値が小さく接続性の高い電極を形成
することができる。
は、半導体素子の外部電極上に無電解めっき法によって
少なくとも2種類以上の金属膜を積層することにより電
極を形成する方法において、少なくとも第1の金属膜を
形成する工程から第2の金属膜を形成する工程までのす
べての処理工程における処理温度を、ほぼ等しい温度に
保持するものであり、これによって、第1の金属膜の形
成のための処理工程で半導体素子に反りが生じても、ほ
ぼそのままの反り状態で処理が行われるので、室温に戻
した場合のように、外部電極上に形成された保護膜と第
1の金属膜との界面に微細な隙間が生じることがなく、
したがって、第2の金属膜のめっき液が外部電極と反応
することがない。
の発明において、前記ほぼ等しい温度を、前記外部電極
の縁部を覆う保護膜と外部電極上に形成された前記第1
の金属膜との境界部分に、隙間が生じない温度としてお
り、これによって、第2の金属膜のめっき液が外部電極
と反応するのを確実に防止することができる。
2に記載の発明において、前記すべての処理工程は、前
記第1の金属膜を無電解めっき法によって形成する第1
の金属膜形成工程と、前記第1の金属膜が形成された半
導体素子を洗浄する洗浄工程と、前記第2の金属膜を無
電解めっき法によって形成する第2の金属膜形成工程と
を含むものであり、これら各工程における処理温度がほ
ぼ等しいので、ほぼ等しい反り状態で各工程の処理が為
されることになり、保護膜と第1の金属膜との界面に微
細な隙間が生じることがない。
部電極上に無電解めっき法によって少なくとも2種類以
上の金属膜を積層することにより電極を形成する方法に
おいて、少なくとも第1の金属膜を形成する処理温度に
おける前記半導体素子の変形を、補強材によって防止す
るものであり、これによって、第1の金属膜の形成工程
で半導体素子に反りが生じることがなくなり、室温に戻
しても外部電極上に形成された保護膜と第1の金属膜と
の界面に微細な隙間が生じることがなく、したがって、
第2の金属膜のめっき液が外部電極と反応することがな
い。しかも、金属膜を形成した後の洗浄工程を、室温付
近の温度で行うことができる。
部電極上に無電解めっき法によって少なくとも2種類以
上の金属膜を積層することにより電極を形成する方法に
おいて、第1の金属膜を無電解めっき法によって形成す
る第1の金属膜形成工程と、第1の金属膜が形成された
半導体素子を室温付近の温度で洗浄する洗浄工程と、第
2の金属膜を無電解めっき法によって形成する第2の金
属膜形成工程とを含み、前記第1の金属膜形成工程は、
室温よりも高温で第1の金属膜を形成する第1形成工程
と、室温付近の温度で第1の金属膜を形成する第2形成
工程とを含むものであり、第1の金属膜を形成する第1
形成工程で半導体素子に反りが生じ、室温付近に戻した
時に、外部電極上に形成された保護膜と第1の金属膜と
の界面に微細な隙間が生じたとしても、室温付近の温度
の第2形成工程で第1の金属膜が再び形成されて前記隙
間が埋め込まれることになり、これによって、第2の金
属膜のめっき液が外部電極と反応することがない。しか
も、第1の金属膜を形成した後の洗浄工程を、室温付近
の温度で行うことができる。
5のいずれかに記載の発明において、ウェハ単位で半導
体素子に電極を形成するので、量産性に優れたものとな
る。
6のいずれかに記載の発明において、前記外部電極をA
l電極としており、汎用されている電極材料を用いるこ
とができる。
を参照しながら説明する。
形態1に係る半導体素子の断面図であり、図2は、ウエ
ハ単位での半導体素子の電極形成方法を示す工程断面図
であり、図5および図6の従来例に対応する部分には、
同一の参照符号を付す。なお、図2(a)〜(c)は、
めっき浴および洗浄槽内での変形した状態をそれぞれ示
している。
示されるように、その外部電極であるAl電極2上に無
電解めっき法により、第1の金属膜としてのNi膜8を
析出により形成し、更にその上に第2の金属膜としてA
u膜9を無電解めっき法で析出した構成となっており、
この図1に示した半導体素子1をベアチップ実装する場
合は、従来と同様に、接合用の突起電極を直接回路基板
にフリップチップ実装で接続したり、あるいは、TCP
にパッケージングするものである。
の形態1に係るウエハ単位での半導体素子の電極形成方
法を工程順に説明する。
素子1上に形成されたAl電極2のウエットエッチング
工程を示したものである。この工程において、ウェハ6
をリン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬すること
により、Al電極2の表面に形成された自然酸化膜を除
去する。その後、室温付近に保持した純水により洗浄を
行う。
と、再びAl電極2上に自然酸化膜が形成されてしまう
ために、図2(b)に示すように、Al電極2上にZn
粒子膜7を形成して自然酸化膜の再形成を防止する。こ
のZn粒子膜7の形成は、室温に保持したZnを含有す
るアルカリ性(pH13〜14)の溶液中に30秒程度
浸漬することにより行われ、Alと溶液中のZnイオン
との置換反応を利用してAl電極2の表面に、膜厚30
0〜500Å程度のZn粒子膜7を形成するものであ
る。このZn粒子膜7の形成後は、室温付近に保持した
純水により洗浄を行う。
である。
2上に無電解めっき法により第1の金属膜であるNi膜
8を形成する。
めっき浴10中に、2〜5分の浸漬を行い、これによっ
て、Zn粒子膜7が無電解Niめっき液中で溶解するこ
とで、Znと無電解Niめっき液中のNiイオンとの置
換反応によりNiが析出した後に、無電解Niめっき液
の自己還元反応によりNi上にNiが自己析出し、半導
体素子1のAl電極2上に0.7〜1.2μm程度のNi
膜8を形成するものである。
0中では、上述のように、ウェハ6上に半導体素子1を
形成するために積層した材料の熱膨張率の相違により、
図2(c)に示されるように、ウエハ6の半導体素子1
の形成面側に反りが発生し、上面方向に反った状態でN
i膜8を形成している。
1で無電解Niめっき浴10と同温度である90°Cの
純水によりウエハ6の洗浄を行う。具体的には、図2
(c)の無電解Niめっき処理工程後の洗浄処理工程を
無電解Niめっき浴10と同一温度の90℃に保持した
純水により行うことで、洗浄工程におけるウエハ6の反
りは、無電解Niめっき浴10にウエハ6を浸漬した時
の反りと同じ状態を保持することになり、これによっ
て、室温付近の温度の純水で洗浄する従来例のように反
りがなくなって保護膜4とNi膜8との界面に微細な隙
間が生じるといったことがない。
上に無電解めっき法によりAu膜9を形成する。具体的
には、Ni膜8のめっき処理温度および洗浄処理温度と
同一の90℃に保持した無電解Auめっき浴12中に、
40分程度の浸漬を行い、Niと無電解Auめっき液中
のAuイオンとの置換反応によってNi膜8上に0.2
μmのAu膜9を形成する。
び洗浄処理温度と同一温度の無電解Auめっき浴12中
に浸漬するので、ウエハ6の反り状態も同じとなり、室
温付近に戻した場合のように保護膜4とNi膜8との界
面に微細な隙間が生じることがなく、これによって、A
l電極2とNi膜8の界面への無電解Auめっき液の浸
入を防止することができるので、無電解Auめっき液と
Al電極2とが反応することがなく、Al電極2とNi
膜8との密着性が高く、接触抵抗値が低い突起電極を形
成することができる。
電解めっき処理工程、洗浄処理工程およびAu膜9の無
電解めっき処理工程の処理温度をすべて同一の温度にし
たけれども、本発明の他の実施の形態として、ウェハ6
の反り状態がほぼ同じ状態となって、保護膜4とNi膜
8との境界部分に隙間が生じない範囲であれば、同一温
度である必要はなく、ほぼ等しい温度にすればよい。
態2に係る半導体素子の電極形成方法を、図3に基づい
て説明する。
様の工程で突起電極を形成するのであるが、少なくとも
無電解めっき法によってAl電極2上にNi膜8を形成
するめっき処理工程においては、ウェハ6の反りを防止
する補強材13を、ウェハ6に装着して処理するもので
ある。
に、ウェハ6の裏面から表面の周縁に延びるように形成
されており、補強材13にウェハ6を嵌め込むようにし
て装着した後にNi膜8のめっき処理工程に移行するも
のであり、これによって、めっき処理温度におけるウェ
ハ6の反りを防止するものである。
度の温度で変形することのない耐食性の材料、例えば、
テトラフロロエチレンあるいはセラミックなどから構成
される。
施の形態1の図2(c)におけるNi膜8のめっき処理
工程において、前記補強材13によってウェハ6に反り
が生じない状態でめっき処理を行うので、その後に、従
来例と同様に、室温に戻して室温の純水で洗浄しても、
保護膜4とNi膜8との界面に微細な隙間が生じること
がなく、したがって、Au膜9のめっき処理工程におい
て、Al電極2とNi膜8との界面への無電解Auめっ
き液の浸入を防止することができ、密着性が高く、接触
抵抗値が低い突起電極を形成することができる。
施の形態1のように、Ni膜8を形成した後の洗浄処理
を、90°C程度の高温の純水で行う必要がなく、室温
の純水を使用できるので、純水を高温にする必要がな
い。
る。
理工程においても使用してよいのは勿論である。
限ることなく、例えば、ウェハ6の裏面側と表面側とを
別部材で構成するとともに、両部材を連結部材で連結し
てウェハ6の反りを防止するようにしてもよい。
態3に係る半導体素子の電極形成方法を、図4に基づい
て説明する。
子の電極形成方法の工程断面図であり、上述の実施の形
態に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
素子1上に形成されたAl電極2のウエットエッチング
工程を示したものである。この工程において、ウェハ6
をリン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬すること
により、Al電極2の表面に形成された自然酸化膜を除
去する。その後、室温付近に保持した純水により洗浄を
行う。
と、再びAl電極2上に自然酸化膜が形成されてしまう
ために、図4(b)に示すように、Al電極2上にZn
粒子膜7を形成して自然酸化膜の再形成を防止する。こ
のZn粒子膜7の形成は、室温に保持したZnを含有す
るアルカリ性(pH13〜14)の溶液中に30秒程度
浸漬することにより行われ、Alと溶液中のZnイオン
との置換反応を利用してAl電極2の表面に、膜厚30
0〜500Å程度のZn粒子膜7を形成するものであ
る。このZn粒子膜7の形成後は、室温付近に保持した
純水により洗浄を行う。
って第1の金属膜であるNi膜を形成するのであるが、
この実施の形態では、Ni膜を、第1,第2の形成工程
によって形成している。
電極2上に無電解めっき法により第1のNi膜81を形
成する。
めっき浴10中に、2〜5分の浸漬を行い、これによっ
て、Zn粒子膜7が無電解Niめっき液10中で溶解す
ることで、Znと無電解Niめっき液中のNiイオンと
の置換反応によりNiが析出した後に、無電解Niめっ
き液の自己還元反応によりNi上にNiが自己析出し、
半導体素子1のAl電極2上に0.7〜1.2μm程度の
第1のNi膜81を形成するものである。
0中では、ウェハ6は、上面方向に反っており、この反
った状態でNi膜81を形成している。
的に同様である。
を、90°Cの純水により行ったのに対して、この実施
の形態3では、図4(d)に示すように、従来例と同様
に、洗浄槽14で室温の純水により洗浄を行う。
反りがなくなって元に戻るために、第1のNi膜81と
半導体素子1の保護膜4との界面に微細な隙間15を生
じることになる。従来例では、この隙間15が生じた状
態で、無電解めっき法によってAu膜9を形成したけれ
ども、この実施の形態3では、図4(e)に示すよう
に、第1のNi膜81上に、室温付近において再度第2
のNi膜82を無電解めっき法によって形成する。
の反りを元に戻すことにより生じた第1のNi膜81と
保護膜4との界面の隙間15を、室温付近の無電解Ni
めっき浴16中に浸漬することにより第2のNi膜82
を形成し、これによって、隙間15を埋めるのである。
めっき浴16中で30分浸漬し、第1のNi81膜上に
0.05〜0.1μmの第2のNi膜82を形成する。
保持した純水により洗浄を行う。
2上に無電解めっき法によりAu膜9を形成する。具体
的には、90℃に保持した無電解Auめっき浴12中
に、40分程度の浸漬を行い、Niと無電解Auめっき
液中のAuイオンとの置換反応によってNi膜82上に
0.2μmのAu膜9を形成する。
成工程において、隙間15が埋め込まれているので、A
u膜9のめっき処理工程において、Al電極2とNi膜
81の界面への無電解Auめっき液の浸入が防止され、
極めて容易にAl電極2表面に密着性の高い金属膜を形
成することが出来る。
施の形態1のように、Ni膜を形成した後の洗浄処理
を、90°C程度の高温の純水で行う必要がなく、室温
の純水を使用できることになる。
態では、第1の金属膜としてNi膜を用いたけれども、
本発明の他の実施の形態として、Ni膜に代えて、Cu
膜、Pd膜あるいはAu膜を用いてよく、また、上述の
各実施の形態では、第2の金属膜としてAu膜を用いた
けれども、本発明の他の実施の形態として、Au膜に代
えて、Cu膜あるいはPd膜を用いてもよい。
としてAl電極を用いたけれども、本発明の他の実施の
形態として、Al電極に代えて、Pt電極あるいはAg
電極を用いてもよい。
2種類の金属膜を形成したけれども、本発明の他の実施
の形態として、3種類以上、例えば、Inなどの金属膜
を、さらに形成してもよい。
時間などの処理条件は、上述の実施の形態に限らないの
は勿論である。
などの外部電極上に、Ni膜やAu膜などの金属膜を無
電解めっき法によって形成する際に、その処理温度をほ
ぼ等しい温度に保持することによってウエハの反り状態
を一定に保持し、あるいは、ウエハの反りを補強材で防
止し、さらには、第1の金属膜の形成を異なる2つのめ
っき処理温度で行うことにより、第1の金属膜と保護膜
との隙間からの第2の金属膜のめっき液の浸入を完全に
防止するので、密着性が良く、接触抵抗値が低い接続性
の高い電極を形成することができる。
である。
る。
状態の断面図である。
る。
程断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体素子の外部電極上に無電解めっき
法によって少なくとも2種類以上の金属膜を積層するこ
とにより電極を形成する方法において、 少なくとも第1の金属膜を形成する工程から第2の金属
膜を形成する工程までのすべての処理工程における処理
温度を、ほぼ等しい温度に保持することを特徴とする半
導体素子の電極形成方法。 - 【請求項2】 前記ほぼ等しい温度は、前記外部電極の
縁部を覆う保護膜と外部電極上に形成された前記第1の
金属膜との境界部分に、隙間が生じない温度である請求
項1記載の半導体素子の電極形成方法。 - 【請求項3】 前記すべての処理工程は、前記第1の金
属膜を無電解めっき法によって形成する第1の金属膜形
成工程と、前記第1の金属膜が形成された半導体素子を
洗浄する洗浄工程と、前記第2の金属膜を無電解めっき
法によって形成する第2の金属膜形成工程とを含むもの
である請求項1または2記載の半導体素子の電極形成方
法。 - 【請求項4】 半導体素子の外部電極上に無電解めっき
法によって少なくとも2種類以上の金属膜を積層するこ
とにより電極を形成する方法において、 少なくとも第1の金属膜を形成する処理温度における前
記半導体素子の変形を、補強材によって防止することを
特徴とする半導体素子の電極形成方法。 - 【請求項5】 半導体素子の外部電極上に無電解めっき
法によって少なくとも2種類以上の金属膜を積層するこ
とにより電極を形成する方法において、 第1の金属膜を無電解めっき法によって形成する第1の
金属膜形成工程と、 第1の金属膜が形成された半導体素子を室温付近の温度
で洗浄する洗浄工程と、 第2の金属膜を無電解めっき法によって形成する第2の
金属膜形成工程とを含み、 前記第1の金属膜形成工程は、室温よりも高温で第1の
金属膜を形成する第1形成工程と、室温付近の温度で第
1の金属膜を形成する第2形成工程とを含むことを特徴
とする半導体素子の電極形成方法。 - 【請求項6】 ウェハ単位で前記半導体素子に金属膜を
積層することにより前記電極を形成する請求項1ないし
5のいずれかに記載の半導体素子の電極形成方法。 - 【請求項7】 前記外部電極がAl電極である請求項1
ないし6のいずれかに記載の半導体素子の電極形成方
法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27246696A JP3326466B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 半導体素子の電極形成方法 |
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---|---|---|---|
JP27246696A JP3326466B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 半導体素子の電極形成方法 |
Publications (2)
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JPH10125682A true JPH10125682A (ja) | 1998-05-15 |
JP3326466B2 JP3326466B2 (ja) | 2002-09-24 |
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JP27246696A Expired - Fee Related JP3326466B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 半導体素子の電極形成方法 |
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JP (1) | JP3326466B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-10-15 JP JP27246696A patent/JP3326466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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JP3326466B2 (ja) | 2002-09-24 |
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