JPH10125402A - Ｐｃカードのコネクトエジェクタ機構 - Google Patents
Ｐｃカードのコネクトエジェクタ機構Info
- Publication number
- JPH10125402A JPH10125402A JP8297263A JP29726396A JPH10125402A JP H10125402 A JPH10125402 A JP H10125402A JP 8297263 A JP8297263 A JP 8297263A JP 29726396 A JP29726396 A JP 29726396A JP H10125402 A JPH10125402 A JP H10125402A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- connector
- mold
- cover plate
- guide
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- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厳しい加工精度や組立精度が要求されること
なく、ＰＣカードに接続されるコネクタのコネクタモー
ルドとＰＣカードとの関係が一義的に決定されるＰＣカ
ードのコネクトエジェクタ機構を得るにある。 【解決手段】 対向面にＰＣカードＸを案内できるカー
ド案内溝１Ｌ，１Ｒをそれぞれ形成された一対のガイド
モールド２，３の基部を金属板で成形されるカバープレ
ート１の両端部に固定し、同ガイドモールド２，３の横
断方向に延長するコネクタ７を前記カード案内溝１Ｌ，
１Ｒの溝底に臨ませ、前記カバープレート１に対して摺
動可能に支持されかつ前記前記カード案内溝１Ｌ，１Ｒ
に挿入されたＰＣカードＸを保持できるカードリテーナ
４を操作するエジェクトボタン６ａ及びエジェクト部材
６を一方の前記ガイドモールド２に設けるＰＣカードの
コネクトエジェクタ機構において、カバープレート１に
直接にコネクタモールド７ａを固定することによって達
成される。
なく、ＰＣカードに接続されるコネクタのコネクタモー
ルドとＰＣカードとの関係が一義的に決定されるＰＣカ
ードのコネクトエジェクタ機構を得るにある。 【解決手段】 対向面にＰＣカードＸを案内できるカー
ド案内溝１Ｌ，１Ｒをそれぞれ形成された一対のガイド
モールド２，３の基部を金属板で成形されるカバープレ
ート１の両端部に固定し、同ガイドモールド２，３の横
断方向に延長するコネクタ７を前記カード案内溝１Ｌ，
１Ｒの溝底に臨ませ、前記カバープレート１に対して摺
動可能に支持されかつ前記前記カード案内溝１Ｌ，１Ｒ
に挿入されたＰＣカードＸを保持できるカードリテーナ
４を操作するエジェクトボタン６ａ及びエジェクト部材
６を一方の前記ガイドモールド２に設けるＰＣカードの
コネクトエジェクタ機構において、カバープレート１に
直接にコネクタモールド７ａを固定することによって達
成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばメモリカー
ド等のようなＰＣカードのコネクトエジェクタ機構に関
する。
ド等のようなＰＣカードのコネクトエジェクタ機構に関
する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、例えばメモリカード等の
ようなＰＣカードを電子応用機器で用いるには、図４及
び図５に示したようなコネクトエジェクタ機構をプリン
ト配線基板に取り付けて用いる。即ち、図４及び図５の
符号”１０”は薄い金属板で構成されるカバープレート
であり、このカバープレート１０の両端部１０ａ，１０
ｂには、手で挿入されるＰＣカードＸの両側部を案内す
るカード案内溝１１Ｌ，１１Ｒを対向面に形成された樹
脂製のガイドモールド１２及びガイドモールド１３の基
部１２ａ，１３ａが固定される。
ようなＰＣカードを電子応用機器で用いるには、図４及
び図５に示したようなコネクトエジェクタ機構をプリン
ト配線基板に取り付けて用いる。即ち、図４及び図５の
符号”１０”は薄い金属板で構成されるカバープレート
であり、このカバープレート１０の両端部１０ａ，１０
ｂには、手で挿入されるＰＣカードＸの両側部を案内す
るカード案内溝１１Ｌ，１１Ｒを対向面に形成された樹
脂製のガイドモールド１２及びガイドモールド１３の基
部１２ａ，１３ａが固定される。
【０００３】そして、同カバープレート１０にはその表
面に沿ってＰＣカードＸの挿入方向に摺動できるカード
リテーナ１４が支持されるが、前述したガイドモールド
１２，１３の一方、ガイドモールド１２には、前記カー
ドリテーナ１４を摺動させるエジェクトレバー１５を操
作するエジェクトボタン１６ａ及びエジェクト部材１６
が組み込まれる。また、前記ガイドモールド１２とガイ
ドモールド１３の基部１２ａ，１３ａの対向面間にはリ
セス１２ｂ，１３ｂがそれぞれ形成され、これらのリセ
ス１２ｂ，１３ｂには前記ＰＣカードＸに接続されるコ
ネクタ１７のコネクタモールド１７ａの両端接手突起１
７ｂ，１７ｃが嵌め込まれて、コネクタモールド１７ａ
が両ガイドモールド１２及びガイドモールド１３に固定
される。なお、対向状態におかれるガイドモールド１２
とガイドモールド１３の先端部１２ｂ，１３ｂ間は連結
プレート１８で結合補強される。
面に沿ってＰＣカードＸの挿入方向に摺動できるカード
リテーナ１４が支持されるが、前述したガイドモールド
１２，１３の一方、ガイドモールド１２には、前記カー
ドリテーナ１４を摺動させるエジェクトレバー１５を操
作するエジェクトボタン１６ａ及びエジェクト部材１６
が組み込まれる。また、前記ガイドモールド１２とガイ
ドモールド１３の基部１２ａ，１３ａの対向面間にはリ
セス１２ｂ，１３ｂがそれぞれ形成され、これらのリセ
ス１２ｂ，１３ｂには前記ＰＣカードＸに接続されるコ
ネクタ１７のコネクタモールド１７ａの両端接手突起１
７ｂ，１７ｃが嵌め込まれて、コネクタモールド１７ａ
が両ガイドモールド１２及びガイドモールド１３に固定
される。なお、対向状態におかれるガイドモールド１２
とガイドモールド１３の先端部１２ｂ，１３ｂ間は連結
プレート１８で結合補強される。
【０００４】したがって、このような構造をもつＰＣカ
ードのコネクトエジェクタ機構のガイドモールド１２及
びガイドモールド１３は、それらの中間部に形成したモ
ールド取付孔１２ｃ，１３ｃを用いて、また、コネクタ
１７のコネクタモールド１７ａはその両端部寄りの部分
に形成するコネクタ取付孔１７ｃ，１７ｄを用いてプリ
ント配線基板Ｙに実装・固定されることになる。
ードのコネクトエジェクタ機構のガイドモールド１２及
びガイドモールド１３は、それらの中間部に形成したモ
ールド取付孔１２ｃ，１３ｃを用いて、また、コネクタ
１７のコネクタモールド１７ａはその両端部寄りの部分
に形成するコネクタ取付孔１７ｃ，１７ｄを用いてプリ
ント配線基板Ｙに実装・固定されることになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなＰＣカードのコネクトエジェクタ機構においては、
ＰＣカードＸに対するコネクタモールド１７ａの幅方向
の位置は、カバープレート１０にそれぞれ固定されるガ
イドモールド１２及びガイドモールド１３への固定によ
り間接的に決定されるから、カバープレート１０の両端
部差込片１０ｃ，１０ｄ、並びに、同差込片１０ｃ，１
０ｄに対応してガイドモールド１２及びガイドモールド
１３に形成する差込穴１２ｄ，１３ｄの厳密な加工精度
が必要になる。このため、従来のＰＣカードのコネクト
エジェクタ機構の製造工程においては、カバープレート
１０、ガイドモールド１２、ガイドモールド１３、コネ
クタモールド１７ａの加工精度並びに組立精度管理がや
っかいで、厳しい加工精度要求のために製品歩留りが悪
かった。更に、挿入されたＰＣカードＸをエジェクト操
作する場合、組立てられたカバープレート１０、ガイド
モールド１２、ガイドモールド１３、コネクタモールド
１７ａの間に偏荷重が作用し、全体が菱形にたわみ、軽
快なＰＣカードＸのエジェクト動作が得られないことが
あった。つまり、エジェクトボタン１６ａを矢印方向に
プッシュすると、ガイドモールド１３に保持されたエジ
ェクト部材１６からカバープレート１０に取り付けられ
たエジェクトレバー１５に曲げモーメントが作用される
ため、コネクトエジェクタ機構を構成するカバープレー
ト１０、ガイドモールド１２、コネクタモールド１７ａ
の全体が菱形に変形する傾向にあり、この変形に伴っ
て、ＰＣカードＸに対するカード案内溝１１Ｌ，１１Ｒ
の接触抵抗が増加し、ＰＣカードＸの排出動作が緩慢に
なることがあった。
うなＰＣカードのコネクトエジェクタ機構においては、
ＰＣカードＸに対するコネクタモールド１７ａの幅方向
の位置は、カバープレート１０にそれぞれ固定されるガ
イドモールド１２及びガイドモールド１３への固定によ
り間接的に決定されるから、カバープレート１０の両端
部差込片１０ｃ，１０ｄ、並びに、同差込片１０ｃ，１
０ｄに対応してガイドモールド１２及びガイドモールド
１３に形成する差込穴１２ｄ，１３ｄの厳密な加工精度
が必要になる。このため、従来のＰＣカードのコネクト
エジェクタ機構の製造工程においては、カバープレート
１０、ガイドモールド１２、ガイドモールド１３、コネ
クタモールド１７ａの加工精度並びに組立精度管理がや
っかいで、厳しい加工精度要求のために製品歩留りが悪
かった。更に、挿入されたＰＣカードＸをエジェクト操
作する場合、組立てられたカバープレート１０、ガイド
モールド１２、ガイドモールド１３、コネクタモールド
１７ａの間に偏荷重が作用し、全体が菱形にたわみ、軽
快なＰＣカードＸのエジェクト動作が得られないことが
あった。つまり、エジェクトボタン１６ａを矢印方向に
プッシュすると、ガイドモールド１３に保持されたエジ
ェクト部材１６からカバープレート１０に取り付けられ
たエジェクトレバー１５に曲げモーメントが作用される
ため、コネクトエジェクタ機構を構成するカバープレー
ト１０、ガイドモールド１２、コネクタモールド１７ａ
の全体が菱形に変形する傾向にあり、この変形に伴っ
て、ＰＣカードＸに対するカード案内溝１１Ｌ，１１Ｒ
の接触抵抗が増加し、ＰＣカードＸの排出動作が緩慢に
なることがあった。
【０００６】本発明の第１の目的は、前述した従来のＰ
Ｃカードのコネクトエジェクタ機構の問題にかんがみ、
厳しい加工精度や組立精度が要求されることなく、ＰＣ
カードに接続されるコネクタのコネクタモールドとＰＣ
カードとの関係が一義的に決定されるＰＣカードのコネ
クトエジェクタ機構を得るにある。本発明の第２の目的
は、ＰＣカードの排出動作時に作用されるエジェクトボ
タンからの力でコネクトエジェクタ機構全体が変形し
て、ＰＣカードの排出動作に悪影響が生じることのない
ＰＣカードのコネクトエジェクタ機構を得るにある。
Ｃカードのコネクトエジェクタ機構の問題にかんがみ、
厳しい加工精度や組立精度が要求されることなく、ＰＣ
カードに接続されるコネクタのコネクタモールドとＰＣ
カードとの関係が一義的に決定されるＰＣカードのコネ
クトエジェクタ機構を得るにある。本発明の第２の目的
は、ＰＣカードの排出動作時に作用されるエジェクトボ
タンからの力でコネクトエジェクタ機構全体が変形し
て、ＰＣカードの排出動作に悪影響が生じることのない
ＰＣカードのコネクトエジェクタ機構を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記第１の目的は、本発
明によれば、対向面にＰＣカードを案内できるカード案
内溝をそれぞれ形成された一対のガイドモールドの基部
を金属板で成形されるカバープレートの両端部に固定
し、同ガイドモールドの横断方向に延長するコネクタを
前記カード案内溝の溝底に臨ませ、前記カバープレート
に対して摺動可能に支持されかつ前記前記カード案内溝
に挿入されたＰＣカードを保持できるカードリテーナを
操作するエジェクトボタン及びエジェクト部材を一方の
前記ガイドモールドに設けるＰＣカードのコネクトエジ
ェクタ機構において、カバープレートに直接にコネクタ
モールドを固定することによって達成される。具体的に
は、前記カバープレートに対するコネクタモールドの固
定手段は、前記両ガイドモールドに最寄りの前記カバー
プレートの表面に直角に切り起こされた一対のコネクタ
固定片と、これらのコネクタ固定片に対応して前記コネ
クタのコネクタモールドに形成された固定孔とを備え、
これらの固定孔に対するコネクタ固定片の圧入によりカ
バープレートにコネクタモールドが固定される。また、
本発明の第２の目的は、前記固定孔は、コネクタモール
ドをプリント配線基板に取り付けるコネクタ取付孔に近
接して設けられる構造、並びに、前記各コネクタ固定片
の先端部は対応固定孔に対する圧入後にひねり加工され
ることにより、カバープレートからのコネクタモールド
の外れが防止される構造によって達成される。
明によれば、対向面にＰＣカードを案内できるカード案
内溝をそれぞれ形成された一対のガイドモールドの基部
を金属板で成形されるカバープレートの両端部に固定
し、同ガイドモールドの横断方向に延長するコネクタを
前記カード案内溝の溝底に臨ませ、前記カバープレート
に対して摺動可能に支持されかつ前記前記カード案内溝
に挿入されたＰＣカードを保持できるカードリテーナを
操作するエジェクトボタン及びエジェクト部材を一方の
前記ガイドモールドに設けるＰＣカードのコネクトエジ
ェクタ機構において、カバープレートに直接にコネクタ
モールドを固定することによって達成される。具体的に
は、前記カバープレートに対するコネクタモールドの固
定手段は、前記両ガイドモールドに最寄りの前記カバー
プレートの表面に直角に切り起こされた一対のコネクタ
固定片と、これらのコネクタ固定片に対応して前記コネ
クタのコネクタモールドに形成された固定孔とを備え、
これらの固定孔に対するコネクタ固定片の圧入によりカ
バープレートにコネクタモールドが固定される。また、
本発明の第２の目的は、前記固定孔は、コネクタモール
ドをプリント配線基板に取り付けるコネクタ取付孔に近
接して設けられる構造、並びに、前記各コネクタ固定片
の先端部は対応固定孔に対する圧入後にひねり加工され
ることにより、カバープレートからのコネクタモールド
の外れが防止される構造によって達成される。
【０００８】
【実施例】以下、図１から図３について本発明の実施例
の詳細を説明する。符号”１”は薄い金属板で構成され
るカバープレートであり、このカバープレート１の両端
部には、手で挿入されるＰＣカードＸの両側部を案内す
るカード案内溝１Ｌ，１Ｒを対向面に形成された樹脂製
のガイドモールド２及びガイドモールド３の基部が固定
される。
の詳細を説明する。符号”１”は薄い金属板で構成され
るカバープレートであり、このカバープレート１の両端
部には、手で挿入されるＰＣカードＸの両側部を案内す
るカード案内溝１Ｌ，１Ｒを対向面に形成された樹脂製
のガイドモールド２及びガイドモールド３の基部が固定
される。
【０００９】即ち、図示実施例の場合、カバープレート
１の両端部にはガイドモールド２及びガイドモールド３
の対向面に沿って延長する剛性のある一対の支持部１
ｅ，１ｆが一体成形され、これらの支持部１ｅ，１ｆか
ら直角に折曲げ加工された差込片１ｃ，１ｄがガイドモ
ールド２及びガイドモールド３に形成された差込溝２
ｄ，３ｄに圧入されることによりカバープレート１とガ
イドモールド２及びガイドモールド３との関係が維持さ
れることになる。また、前記カバープレート１の表面に
は、ＰＣカードＸの底面に係合できる一対の係合爪係４
ａ，４ｂを折曲げ加工されたカードリテーナ４が位置さ
れるけれども、このカードリテーナ４の幅方向中央の従
動面４ｃには、支点軸９で前記カバープレート１に枢支
されるエジェクトレバー５の動作突起５ａが臨まされ
る。
１の両端部にはガイドモールド２及びガイドモールド３
の対向面に沿って延長する剛性のある一対の支持部１
ｅ，１ｆが一体成形され、これらの支持部１ｅ，１ｆか
ら直角に折曲げ加工された差込片１ｃ，１ｄがガイドモ
ールド２及びガイドモールド３に形成された差込溝２
ｄ，３ｄに圧入されることによりカバープレート１とガ
イドモールド２及びガイドモールド３との関係が維持さ
れることになる。また、前記カバープレート１の表面に
は、ＰＣカードＸの底面に係合できる一対の係合爪係４
ａ，４ｂを折曲げ加工されたカードリテーナ４が位置さ
れるけれども、このカードリテーナ４の幅方向中央の従
動面４ｃには、支点軸９で前記カバープレート１に枢支
されるエジェクトレバー５の動作突起５ａが臨まされ
る。
【００１０】そして、前記ガイドモールド２の側部には
エジェクト案内部２ｅ，２ｆが一体成形され、これらの
エジェクト案内部２ｅ，２ｆに沿って図１の上下方向に
移動できるエジェクト部材６の端部に前記エジェクトレ
バー５の従動端５ｂが臨まされる。つまり、指先で操作
できるエジェクトボタン６ａを一体成形される樹脂製の
エジェクト部材６をプッシュすることにより、エジェク
トレバー５を介してカードリテーナ４が強制的に摺動さ
れることになる。両ガイドモールド２及びガイドモール
ド３の先端寄りの部分にはモールド取付孔２ｃ，３ｃが
それぞれ形成され、プリント配線基板Ｙに対する取付時
に、これらのモールド取付孔２ｃ，３ｃを介してガイド
モールド２及びガイドモールド３がプリント配線基板Ｙ
に固定されることになる。また、前記ガイドモールド２
とガイドモールド３の基部の対向面間にはリセス２ｂ，
３ｂがそれぞれ形成され、これらのリセス２ｂ，３ｂに
は前記ＰＣカードＸに接続されるコネクタ７のコネクタ
モールド７ａの両端接手突起７ｂ，７ｃが嵌め込まれ
て、コネクタモールド７ａが両ガイドモールド２及びガ
イドモールド３に固定される。
エジェクト案内部２ｅ，２ｆが一体成形され、これらの
エジェクト案内部２ｅ，２ｆに沿って図１の上下方向に
移動できるエジェクト部材６の端部に前記エジェクトレ
バー５の従動端５ｂが臨まされる。つまり、指先で操作
できるエジェクトボタン６ａを一体成形される樹脂製の
エジェクト部材６をプッシュすることにより、エジェク
トレバー５を介してカードリテーナ４が強制的に摺動さ
れることになる。両ガイドモールド２及びガイドモール
ド３の先端寄りの部分にはモールド取付孔２ｃ，３ｃが
それぞれ形成され、プリント配線基板Ｙに対する取付時
に、これらのモールド取付孔２ｃ，３ｃを介してガイド
モールド２及びガイドモールド３がプリント配線基板Ｙ
に固定されることになる。また、前記ガイドモールド２
とガイドモールド３の基部の対向面間にはリセス２ｂ，
３ｂがそれぞれ形成され、これらのリセス２ｂ，３ｂに
は前記ＰＣカードＸに接続されるコネクタ７のコネクタ
モールド７ａの両端接手突起７ｂ，７ｃが嵌め込まれ
て、コネクタモールド７ａが両ガイドモールド２及びガ
イドモールド３に固定される。
【００１１】さらに、前記カバープレート１の表面に
は、その両端部分に一対のコネクタ固定片１ｇ，１ｈが
折り立てられ、これらのコネクタ固定片１ｇ，１ｈは前
記ＰＣカードＸに接続されるコネクタ７のコネクタモー
ルド７ａに形成された対応固定孔７ｅ，７ｆに挿入され
る。同コネクタモールド７ａの固定孔７ｅ，７ｆに近接
した位置には、プリント配線基板Ｙに対する固定時に用
いられるコネクタ取付孔７ｃ，７ｄがそれぞれ形成さ
れ、カバープレート１のコネクタ固定片１ｇ，１ｈを介
してコネクタモールド７ａに伝達された外力を、コネク
タ取付孔７ｃ，７ｄに用いる取付手段（ボルト、取付ク
リップ等）を通してプリント配線基板Ｙに分散する構造
とされる。勿論、コネクタ７はコネクタモールド７ａに
一体モールドされる多数のコネクタピン７ｂを備え、こ
れらのコネクタピン７ｂを介してＰＣカードＸがプリン
ト配線基板Ｙに搭載される機能素子に電気的に接続され
るのは、改めて説明するまでもない。
は、その両端部分に一対のコネクタ固定片１ｇ，１ｈが
折り立てられ、これらのコネクタ固定片１ｇ，１ｈは前
記ＰＣカードＸに接続されるコネクタ７のコネクタモー
ルド７ａに形成された対応固定孔７ｅ，７ｆに挿入され
る。同コネクタモールド７ａの固定孔７ｅ，７ｆに近接
した位置には、プリント配線基板Ｙに対する固定時に用
いられるコネクタ取付孔７ｃ，７ｄがそれぞれ形成さ
れ、カバープレート１のコネクタ固定片１ｇ，１ｈを介
してコネクタモールド７ａに伝達された外力を、コネク
タ取付孔７ｃ，７ｄに用いる取付手段（ボルト、取付ク
リップ等）を通してプリント配線基板Ｙに分散する構造
とされる。勿論、コネクタ７はコネクタモールド７ａに
一体モールドされる多数のコネクタピン７ｂを備え、こ
れらのコネクタピン７ｂを介してＰＣカードＸがプリン
ト配線基板Ｙに搭載される機能素子に電気的に接続され
るのは、改めて説明するまでもない。
【００１２】なお、前記ガイドモールド２とガイドモー
ルド３の基部の対向面にはリセス２ｂ，３ｂがそれぞれ
形成され、これらのリセス２ｂ，３ｂには前記コネクタ
モールド７ａの両端接手突起７ｂ，７ｃが嵌め込まれる
が、これらの接手突起７ｂ，７ｃはあくまで補助的な手
段であり、ガイドモールド２からカバープレート１に伝
達された外力は、コネクタ固定片１ｇ，１ｈ及び固定孔
７ｅ，７ｆを介して前述した取付手段に伝達されること
になる。
ルド３の基部の対向面にはリセス２ｂ，３ｂがそれぞれ
形成され、これらのリセス２ｂ，３ｂには前記コネクタ
モールド７ａの両端接手突起７ｂ，７ｃが嵌め込まれる
が、これらの接手突起７ｂ，７ｃはあくまで補助的な手
段であり、ガイドモールド２からカバープレート１に伝
達された外力は、コネクタ固定片１ｇ，１ｈ及び固定孔
７ｅ，７ｆを介して前述した取付手段に伝達されること
になる。
【００１３】なお、図示実施例におけるコネクタ固定片
１ｇ，１ｈは対応した固定孔７ｅ，７ｆの深さよりも短
い場合を示すが、同コネクタ固定片１ｇ，１ｈの長さを
固定孔７ｅ，７ｆの深さよりも長くして、固定孔７ｅ，
７ｆから突出されたコネクタ固定片１ｇ，１ｈの先端部
２ｂ，３ｂをひねり加工すれば、カバープレート１から
のコネクタモールド７ａの外れを防止できる。
１ｇ，１ｈは対応した固定孔７ｅ，７ｆの深さよりも短
い場合を示すが、同コネクタ固定片１ｇ，１ｈの長さを
固定孔７ｅ，７ｆの深さよりも長くして、固定孔７ｅ，
７ｆから突出されたコネクタ固定片１ｇ，１ｈの先端部
２ｂ，３ｂをひねり加工すれば、カバープレート１から
のコネクタモールド７ａの外れを防止できる。
【００１４】図示実施例によるＰＣカードのコネクトエ
ジェクタ機構は、以上のような構造であるから、カバー
プレート１を基準としてガイドモールド２、ガイドモー
ルド３、コネクタモールド７ａを組立てるから、全体と
しての加工精度や組立て精度が緩和される。即ち、挿入
されるＰＣカードＸとカード案内溝１Ｌ，１Ｒの間隔及
び平行度は、カバープレート１とガイドモールド２及び
ガイドモールド３との関係だけで決定するから、それら
の加工及び組立精度は、カバープレート１、ガイドモー
ルド２、ガイドモールド３の関係のみを考慮すればよ
い。また、ＰＣカードＸに対するコネクタモールド７ａ
の中心精度及び傾き精度は、組立の基準となるカバープ
レート１のコネクタ固定片１ｇ，１ｈとコネクタモール
ド７ａに形成する固定孔７ｅ，７ｆとの関係のみで決ま
るから、同コネクタ固定片１ｇ，１ｈと固定孔７ｅ，７
ｆとの一義的な関係考慮によって組立精度を維持でき
る。
ジェクタ機構は、以上のような構造であるから、カバー
プレート１を基準としてガイドモールド２、ガイドモー
ルド３、コネクタモールド７ａを組立てるから、全体と
しての加工精度や組立て精度が緩和される。即ち、挿入
されるＰＣカードＸとカード案内溝１Ｌ，１Ｒの間隔及
び平行度は、カバープレート１とガイドモールド２及び
ガイドモールド３との関係だけで決定するから、それら
の加工及び組立精度は、カバープレート１、ガイドモー
ルド２、ガイドモールド３の関係のみを考慮すればよ
い。また、ＰＣカードＸに対するコネクタモールド７ａ
の中心精度及び傾き精度は、組立の基準となるカバープ
レート１のコネクタ固定片１ｇ，１ｈとコネクタモール
ド７ａに形成する固定孔７ｅ，７ｆとの関係のみで決ま
るから、同コネクタ固定片１ｇ，１ｈと固定孔７ｅ，７
ｆとの一義的な関係考慮によって組立精度を維持でき
る。
【００１５】完成されたＰＣカードのコネクトエジェク
タ機構は、モールド取付孔２ｃ，３ｃ及びコネクタ取付
孔７ｃ，７ｄを用いてプリント配線基板Ｙに取り付けら
れることになるけれども、エジェクトボタン６ａをプッ
シュする場合の外力は、支持剛性の高いプリント配線基
板Ｙに直ちに伝達されるので、同外力によりコネクトエ
ジェクタ機構全体が変形するのを防止できる。つまり、
エジェクト部材６、モールド取付孔２ｃ，３ｃ、支点軸
を介してカバープレート１に伝達された力は、コネクタ
取付孔７ｃ，７ｄに近接されたカバープレート１のコネ
クタ固定片１ｇ，１ｈを介してコネクタモールド７ａを
プリント配線基板Ｙに固定する取付手段に伝えられるか
ら、同外力が他の部分に伝達されて、全体が変形するの
を阻止できる。このため、コネクトエジェクタ機構全体
の変形によるＰＣカードＸの挿入・排出時の接触抵抗の
増加を抑制して、軽快なＰＣカードＸの挿脱操作性を維
持できる。
タ機構は、モールド取付孔２ｃ，３ｃ及びコネクタ取付
孔７ｃ，７ｄを用いてプリント配線基板Ｙに取り付けら
れることになるけれども、エジェクトボタン６ａをプッ
シュする場合の外力は、支持剛性の高いプリント配線基
板Ｙに直ちに伝達されるので、同外力によりコネクトエ
ジェクタ機構全体が変形するのを防止できる。つまり、
エジェクト部材６、モールド取付孔２ｃ，３ｃ、支点軸
を介してカバープレート１に伝達された力は、コネクタ
取付孔７ｃ，７ｄに近接されたカバープレート１のコネ
クタ固定片１ｇ，１ｈを介してコネクタモールド７ａを
プリント配線基板Ｙに固定する取付手段に伝えられるか
ら、同外力が他の部分に伝達されて、全体が変形するの
を阻止できる。このため、コネクトエジェクタ機構全体
の変形によるＰＣカードＸの挿入・排出時の接触抵抗の
増加を抑制して、軽快なＰＣカードＸの挿脱操作性を維
持できる。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、組立の基準となるカバープレートにコネクタ
固定片を折り立てて、同コネクタ固定片にコネクタモー
ルドを直接に固定したので、コネクトエジェクタ機構を
構成する部材の加工精度や組立精度が緩和され、製品歩
留りの向上を図れる。また、プリント配線基板にコネク
タモールドを取り付けるコネクタ取付孔に近接してコネ
クタ固定片を固定する固定孔を形成する本発明の構造で
は、エジェクト部材からカバープレートに伝達した外力
を直ちにプリント配線基板に伝えることができるから、
外力による全体に変形を阻止して、ＰＣカードの軽快な
操作性が得られる。
によれば、組立の基準となるカバープレートにコネクタ
固定片を折り立てて、同コネクタ固定片にコネクタモー
ルドを直接に固定したので、コネクトエジェクタ機構を
構成する部材の加工精度や組立精度が緩和され、製品歩
留りの向上を図れる。また、プリント配線基板にコネク
タモールドを取り付けるコネクタ取付孔に近接してコネ
クタ固定片を固定する固定孔を形成する本発明の構造で
は、エジェクト部材からカバープレートに伝達した外力
を直ちにプリント配線基板に伝えることができるから、
外力による全体に変形を阻止して、ＰＣカードの軽快な
操作性が得られる。
【図１】本発明によるコネクトエジェクタ機構の一部切
欠き平面図である。
欠き平面図である。
【図２】同コネクトエジェクタ機構の要部拡大右側面図
である。
である。
【図３】同コネクトエジェクタ機構の裏面図である。
【図４】従来のコネクトエジェクタ機構の一部切欠き平
面図である。
面図である。
【図５】同コネクトエジェクタ機構の裏面図である。
Ｘ ＰＣカード Ｙ プリント配線基板 １ カバープレート １ｇ，１ｈ コネクタ固定片 １Ｌ，１Ｒ カード案内溝 ２ ガイドモールド ２ｃ モールド取付孔 ３ ガイドモールド ３ｃ モールド取付孔 ４ カードリテーナ ５ エジェクトレバー ６ エジェクト部材 ７ コネクタ ７ａ コネクタモールド ７ｃ，７ｄ コネクタ取付孔 ７ｅ，７ｆ 固定孔
Claims (4)
- 【請求項１】 対向面にＰＣカードを案内できるカード
案内溝をそれぞれ形成された一対のガイドモールドの基
部を金属板で成形されるカバープレートの両端部に固定
し、同ガイドモールドの横断方向に延長するコネクタを
前記カード案内溝の溝底に臨ませ、前記カバープレート
に対して摺動可能に支持されかつ前記前記カード案内溝
に挿入されたＰＣカードを保持できるカードリテーナを
操作するエジェクトボタン及びエジェクト部材を一方の
前記ガイドモールドに設けるＰＣカードのコネクトエジ
ェクタ機構において、カバープレートに直接にコネクタ
モールドを固定したことを特徴とするＰＣカードのコネ
クトエジェクタ機構。 - 【請求項２】 前記カバープレートに対するコネクタモ
ールドの固定手段は、前記両ガイドモールドに最寄りの
前記カバープレートの表面に直角に切り起こされた一対
のコネクタ固定片と、これらのに対応して前記コネクタ
のコネクタモールドに形成された固定孔とを備え、これ
らの固定孔に対するコネクタ固定片の圧入によりカバー
プレートにコネクタモールドが固定されることを特徴と
する請求項１記載のＰＣカードのコネクトエジェクタ機
構。 - 【請求項３】 前記固定孔は、コネクタモールドをプリ
ント配線基板に取り付けるコネクタ取付孔に近接して設
けられることを特徴とする請求項２記載のＰＣカードの
コネクトエジェクタ機構。 - 【請求項４】 前記各コネクタ固定片の先端部は対応固
定孔に対する圧入後にひねり加工されることにより、カ
バープレートからのコネクタモールドの外れが防止され
ることを特徴とする請求項２記載のＰＣカードのコネク
トエジェクタ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8297263A JPH10125402A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | Ｐｃカードのコネクトエジェクタ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8297263A JPH10125402A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | Ｐｃカードのコネクトエジェクタ機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10125402A true JPH10125402A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17844264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8297263A Pending JPH10125402A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | Ｐｃカードのコネクトエジェクタ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10125402A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100363708B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2002-12-05 | 창림정공(주) | 지체부자유자 호송용 승합차량의 구조 |
| KR100511804B1 (en) * | 1998-04-17 | 2005-09-26 | Card donnector |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP8297263A patent/JPH10125402A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100511804B1 (en) * | 1998-04-17 | 2005-09-26 | Card donnector | |
| KR100363708B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2002-12-05 | 창림정공(주) | 지체부자유자 호송용 승합차량의 구조 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040629 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |