JPH0737160Y2 - 多極コネクタ - Google Patents

多極コネクタ

Info

Publication number
JPH0737160Y2
JPH0737160Y2 JP1990115155U JP11515590U JPH0737160Y2 JP H0737160 Y2 JPH0737160 Y2 JP H0737160Y2 JP 1990115155 U JP1990115155 U JP 1990115155U JP 11515590 U JP11515590 U JP 11515590U JP H0737160 Y2 JPH0737160 Y2 JP H0737160Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
connector body
card
pin contact
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990115155U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0473272U (ja
Inventor
康宏 小松
雅彦 梅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP1990115155U priority Critical patent/JPH0737160Y2/ja
Publication of JPH0473272U publication Critical patent/JPH0473272U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737160Y2 publication Critical patent/JPH0737160Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はICカードなどのカードに具備された多極接点
をコンピュータなどに具備された多極接点に接続するた
めの多極コネクタ(以下、コネクタという。)に関す
る。
[従来の技術] 近時、上記種類のカードを使用するコンピュータやその
関連機器類は小型化指向が強く、そのためにコネクタに
ついても厚みが数mmといった薄型のものが要求されるよ
うになっている。このような要求は、たとえば2枚のカ
ードを重ねて装着する2連方式のコネクタにおいて特に
顕著である。
ところで、2枚のカードを重ねて装着する2連方式の機
器の場合には、カードを抜き出すときの操作性を確保す
るためにコネクタに装着されたカードを抜き出すための
エジェクト機構を設けることが不可欠である。
そこで、従来は、コネクタにスライド板を組み込み、そ
のスライド板の先端にカード前端面の左右2箇所に係合
する一対の爪片を具備させると共に、そのスライド板に
操作レバーを連結することによってエジェクト機構を構
成していた。
このような従来のコネクタによると、操作レバーを操作
してスライド板を後退させると、一対の爪片によってカ
ード前端面の左右2箇所が均等に後方に押されてカード
がコネクタから抜き出される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のコネクタは、一対の爪片を具備す
るスライド板の厚みや必要長に応じてコネクタの厚みや
長さが長くなり、コネクタ全体の薄型化ないし小型化が
スライド板によって制約を受けるという問題があった。
特に、スライド板の厚みがコネクタ全体の厚みに及ぼす
影響は、2連方式のコネクタにおいて顕著になり、その
解決策の出現が望まれている。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、装着した
カードをスライド板を用いずにまっすぐに後方に抜き出
すことのできるコネクタを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の考案の多極コネクタは、ピン接片群の突出さ
れたコネクタ本体の左右の端部のそれぞれに、上記ピン
接片群に対応するピン挿入孔を前端面に備えたカードの
幅方向の端縁が嵌まり込んでそのカードを前後方向に案
内する溝形のガイドが設けられ、コネクタ本体における
ピン接片群の突出箇所を除く部分の上面に、片側のガイ
ドの溝形空間に臨む凹所が形成され、コネクタ本体の上
面の所定箇所とコネクタ本体の上面に重ねられたレバー
のうちの一方に設けられた軸体に他方に設けられた孔部
が回転自在に嵌合されていると共に、レバーの先端部に
形成されたカード押圧部が上記凹所に嵌め込まれ、レバ
ーの他端部に形成された操作部が他側のガイドの側方に
突き出ているものである。
請求項2の考案の多極コネクタは、コネクタ本体に上下
2列に亘ってピン接片群が突出され、上列のピン接片群
からコネクタ本体の後方に導出された端子群がコネクタ
本体の下面と同一レベルになるように折曲されており、
下列のピン接片群からコネクタ本体の後方に導出された
端子群が、コネクタ本体の下面に形成された多条の溝群
を通してコネクタ本体の前方に延出するように曲成され
ているものである。
[作用] 請求項1の考案によれば、レバーのカード押圧部はコネ
クタ本体の上面に形成された凹所に嵌め込まれてガイド
の溝形空間に臨む。また、コネクタ本体の左右の端部の
それぞれに設けられた溝形のガイドによってカードがそ
の挿抜時に確実に前後方向に案内される。そのため、レ
バーの操作部を後方に押し込むと、レバーのカード押圧
部が上記溝形空間の内部で前方に動き、溝形空間に嵌ま
り込んでいるカードの幅方向の端縁における前端面がそ
のカード押圧部で前方に押され、カードがガイドに案内
されて前方に確実に引き抜かれる。
請求項2の考案によれば、コネクタ本体に上下2列に亘
ってピン接片群が突出された高密度多極コネクタにおい
て、各列のピン接片群から導出されたそれぞれの端子群
がコネクタ本体の後方と前方とに振り分けられた構成に
なり、それらの端子群を回路基板に面実装することが可
能になるのみならず、端子群の高密度化が回避される。
[実施例] 第1図は本考案の実施例によるコネクタの使用状態を示
す斜視図である。
1は絶縁性の合成樹脂で作られたコネクタ本体で、第4
図および第5図に詳細に示したように、略矩形の端面形
状を有すると共に、上下2列に亘って多数のピン接片2
1,31が等ピッチおきに前方に向けて突設されている。こ
れらのピン接片21,31にはそれぞれコネクタ本体1を貫
通してその後方に導出された端子22,32が延出されてい
る。そして、上列の多数のピン接片21…と下列の多数の
ピン接片31がそれぞれピン接片群2A,3Aを形成してお
り、上列の多数のピン接片21…から導出された端子22と
下列の多数のピン接片31から導出された端子32がそれぞ
れ端子群2B,3Bを形成している。コネクタ本体1の下部
に平板部11が前方に突き出た状態に一体に設けられてお
り、この平板板11の下面とコネクタ本体1の下面とに亘
って多数のスリット状の細溝12…が等ピッチおきに形成
されている。これらの細溝12…は多条の溝群12Aを構成
している。そして、下列のピン接片群3Aから導出された
端子群3Bの個々の端子32が第5図のように折返し状に曲
成して巻き回されていると共に、その端子32の前方に延
びる部分がそれに対応する上記溝群12Aの細溝12に嵌め
込まれて平板部11の前方に突き出されている。これに対
し、上列のピン接片群2Aから導出された端子群2Bの個々
の端子22は第5図のように階段状に折曲されていて、そ
の下面レベルがコネクタ本体1や上記端子32の下面レベ
ルと同じレベルに設定されている。そして、下面レベル
の同じ端子群2B,3Bが第5図のように回路基板Pの表面
にリフロー方式で半田付けされている。23,33はそれぞ
れ半田を示している。
このように2つの端子群2B,3Bをコネクタ本体1の後方
と前方とに振り分けると、端子配列の高密度化を抑制す
ることができると共に、半田付け不良などに起因する不
良品が生じても、その不良箇所を容易に修復することが
可能になり、結果的に不良品の発生率が低下するという
利点がある。また、端子群3Bを多条の溝群12Aを通して
コネクタ本体1の前方に延出させると、端子群3Bの厚み
がコネクタ本体1の厚みに加算されなくなってコネクタ
の薄肉化の一助になる。
コネクタ本体1と平板部11の左側の端部に溝形のガイド
4が一体に設けられ、それらの右側の端部に同じく溝形
のガイド5が一体に設けられている。これらのガイド4,
5の溝底の相互間隔はカードCの幅寸法とほぼ同じ広さ
になっていて、それらのガイド4,5にカードCの幅方向
の端縁C1,C2が嵌まり込んだ状態ではカードCが確実に
前後方向に案内されるようになっている。第2図のよう
に左側のガイド4にはその後端から前方に向けて切り込
まれた形態の溝部41が形成されている。また、第1図の
ように右側のガイド5にもその後端から前方に向けて切
り込まれた形態の溝部5が形成されている。
コネクタ本体1はピン接片群2A,3Aの突出されていない
左側端部の上面に段付状の凹所13を有していると共に、
その上面の所定箇所に軸体14が突設されている。なお、
コネクタ本体1の右側端部の上面には段付状の凹所15が
形成されている。6はレバーであり、剛性の大きな曲が
りにくい金属製の帯片によって作られている。このレバ
ー6はコネクタ本体1の上面に重ねて配置されていると
共に、その長手方向の中間部に形成された孔部(不図
示)が上記軸体14に上方から回転自在に嵌合されてい
る。そして、レバー6の先端部に段付状に曲成されたカ
ード押圧部61が上記凹所13に嵌め込まれた状態で左側の
ガイド4の溝部41に嵌め込まれ、また、レバー6の他端
部に段付状に曲成された操作部62が右側のガイド部5の
溝部51を挿通してそのガイド部5の側方に突き出されて
いる。上記溝部41,51の上壁面はレバー6のカード押圧
部61と操作部62に当たってレバー6がコネクタ本体1の
上面から浮き上がることを防止するのに役立っている。
そのため、軸体14にレバー6を抑えるブッシュを装着し
なくてもレバー6が軸体14から抜け出るという事態は防
止される。しかし、図例のように滑り性に優れたブッシ
ュ16を軸体14に装着しておけばレバー6が振れずに円滑
に動くようになる。なお、軸体14に第3図のような傾斜
面14aを形成しておけば、レバー6のカード押圧部61と
操作部62とを溝部41,51に嵌め込みながらレバー6の中
間部をその傾斜面14a上で滑らせてレバー6の孔部を軸
体14に嵌合させることができ、そうすることによって組
立性が向上する。
7は曲げ剛性の大きな略矩形の平板状のフレームで、金
属板に曲げ加工や打抜き加工を施して作られている。こ
のフレーム7は後端部が上記ガイド4,5の前端に形成さ
れた溝42,52に圧入されており、その前端部にはガイド
挿抜口81を備えた枠体8が取り付けられている。この枠
体8には押込式の操作体91が保持されており、その操作
体91にシャフト92を介して上記レバー6の操作部62が連
結されている。
上述したコネクタや枠体8などの部品は回路基板Pの表
裏両面にそれぞれ設けられている。したがって、カード
Cは回路基板Cの表面側と裏面側とで個別にコネクタに
装着される。所謂2連方式のコネクタである。
カードCはその前端面にピン挿入孔Hを有しており、そ
のピン挿入孔Hの内部に上記ピン接片群2A,3Aに対応す
る接片群が具備されている。なお、ピン挿入孔Hは個々
のピン接片21,31に対応する多数の孔で形成されていて
も、スリット状の1つの長孔で形成されていてもよい。
以上の構成で、第1図の矢符AのようにカードCを枠体
8のカード挿抜口81を経てガイド4,5で案内させながら
差し込んでそのピン挿入孔Hをピン接片群2A,3Aに差し
込むと、カードCがコネクタ本体1に装着される。この
とき、レバー6のカード押圧部61がカードCの左側の前
端縁で押し下げられるため、軸体14を中心として操作部
62がシャフト92と共に前方に動き、操作体91が枠体8か
ら突出した状態に復帰する。
そして、操作体91を押し込んでシャフト92と共にレバー
6の操作部62を第6図矢符Bのように後方に押し下げる
と、軸体14を中心としてカード押圧部61が前方に動き、
そのときにガイド4の溝形空間に嵌まり込んでいるカー
ドCの左側の前端面がそのカード押圧部61で前方に押さ
れ、カードCが左右のガイド4,5に案内されて矢符Dの
ように前方に確実に引き抜かれる。なお、第6図におい
て、カードCが装着されたときのレバー6の位置を仮想
線で示し、カードCを引き抜くときのレバー6の位置を
実線で示してある。
この実施例においては、レバー6の操作部62にシャフト
92と操作体91とを連結してあるが、これらのシャフト92
や操作体91を設けずに、上記操作部62を直接操作するよ
うにしてもよい。また、回路基板Pの表面側だけにコネ
クタを実装した方式の単連式にすることも可能である。
[考案の効果] 請求項1の考案によれば、コネクタ本体にガイドとレバ
ーを設けるだけのきわめて簡単な構成によってコネクタ
本体に装着されたカードをまっすぐに後方に確実に抜き
出すことができるようになる。そのため、カード抜出し
性能に優れた小型でかつ安価な多極コネクタを提供する
ことができるという効果がある。
請求項2の考案によれば、高密度多極コネクタを回路基
板の表裏両面側に実装して2連方式のコネクタを容易に
製作することができるようになり、そのような2連方式
のコネクタにおいても全体が薄肉化されて小型化が促進
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるコネクタの使用状態を示
す斜視図、第2図はガイドの側面図、第3図は軸体の斜
視図、第4図はコネクタの要部の破断斜視図、第5図は
同要部の断面図、第6図はレバーの作用説明図である。 1…コネクタ本体、2A,3A…ピン接片群、2B,3B…端子
群、4,5…ガイド、6…レバー、12A…溝群、13…凹所、
14…軸体、61…カード押圧部、62…操作部、H…ピン挿
入孔、C…カード。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピン接片群の突出されたコネクタ本体の左
    右の端部のそれぞれに、上記ピン接片群に対応するピン
    挿入孔を前端面に備えたカードの幅方向の端縁が嵌まり
    込んでそのカードを前後方向に案内する溝形のガイドが
    設けられ、コネクタ本体におけるピン接片群の突出箇所
    を除く部分の上面に、片側のガイドの溝形空間に臨む凹
    所が形成され、コネクタ本体の上面の所定箇所とコネク
    タ本体の上面に重ねられたレバーのうちの一方に設けら
    れた軸体に他方に設けられた孔部が回転自在に嵌合され
    ていると共に、レバーの先端部に形成されたカード押圧
    部が上記凹所に嵌め込まれ、レバーの他端部に形成され
    た操作部が他側のガイドの側方に突き出ていることを特
    徴とする多極コネクタ。
  2. 【請求項2】コネクタ本体に上下2列に亘ってピン接片
    群が突出され、上列のピン接片群からコネクタ本体の後
    方に導出された端子群がコネクタ本体の下面と同一レベ
    ルになるように折曲されており、下列のピン接片群から
    コネクタ本体の後方に導出された端子群が、コネクタ本
    体の下面に形成された多条の溝群を通してコネクタ本体
    の前方に延出するように曲成されている請求項1の多極
    コネクタ。
JP1990115155U 1990-11-01 1990-11-01 多極コネクタ Expired - Lifetime JPH0737160Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990115155U JPH0737160Y2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 多極コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990115155U JPH0737160Y2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 多極コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0473272U JPH0473272U (ja) 1992-06-26
JPH0737160Y2 true JPH0737160Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=31862897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990115155U Expired - Lifetime JPH0737160Y2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 多極コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737160Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69320263T2 (de) * 1992-06-26 1999-04-08 Molex Inc Auswurfvorrichtung in einer Verbindervorrichtung für IC-Karten

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0473272U (ja) 1992-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5139435A (en) Multipolar electrical connector
US7261578B2 (en) Card connector
US4708415A (en) Electrical connectors
US7367827B2 (en) Card connector with metal shell
US20060128189A1 (en) Card connector assembly
US20090104818A1 (en) Card edge connector with improved latch member
US20070173119A1 (en) Electrical connector for reliably mounted on a printed circuit board
US7232320B2 (en) Card connector
US6767232B1 (en) Electrical card connector having write-protect and full-insertion switches
US7311537B2 (en) Card connector
US4042289A (en) Plug contact device intended for mounting on circuit cards
US7445477B2 (en) Card connector with ejector
EP0984518A2 (en) Electrical connector for PGA package
EP0780931B1 (en) Connector for flat cables
US6361339B1 (en) Electronic card connector having an integral ejector mechanism
US5567171A (en) Electrical connector with a latch
US7537465B2 (en) Electrical connector with improved positioning device
JP3357298B2 (ja) イジェクト装置とそれを備えたカード用コネクタ
US20080132110A1 (en) Card connector capable of detecting inserted card
US9252516B2 (en) Connector
US7318733B2 (en) Card connector with ejector
JPH0737160Y2 (ja) 多極コネクタ
WO2006077707A1 (ja) 表面実装型電気コネクタ
US6394828B1 (en) Card connector equipped with means for preventing undesired card removal
US5984689A (en) Card connector having a pick-up member

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term