JPH10124711A - 案内装置および自動改札機 - Google Patents

案内装置および自動改札機

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JPH10124711A
JPH10124711A JP8294579A JP29457996A JPH10124711A JP H10124711 A JPH10124711 A JP H10124711A JP 8294579 A JP8294579 A JP 8294579A JP 29457996 A JP29457996 A JP 29457996A JP H10124711 A JPH10124711 A JP H10124711A
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JP
Japan
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display
guidance
passers
processing
automatic ticket
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Application number
JP8294579A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Wakabayashi
尚之 若林
Takashi Maeno
隆司 前野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH10124711A publication Critical patent/JPH10124711A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の通行者の位置をそれぞれ判別し、判別さ
れた通行者の位置に対応して、該位置に存在する通行者
に対して個別の案内を行なうことで、個々の通行者に対
して適切な案内を実行することができる案内装置の提供
を目的とする。 【解決手段】通行者に対して通行の許否を案内する案内
装置であって、複数の通行者の位置をそれぞれ判別する
判別手段S1〜S4と、判別された通行者の位置に対応
して、上記位置に存在する通行者に対して個別の案内1
9を行なう案内手段18とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば案内部を
備えた自動改札機のように通行者に対して通行の許否を
可視案内表示するような案内装置および自動改札機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の自動改札機(タッチレス
パスケード)においては通行者に対する案内を実行する
ための表示器が設けられているが、この表示器は一人の
通行者に対してのみ表示を行なうものであるから、次の
ような問題点があった。
【0003】すなわち一対の自動改札機が並設され、こ
れら改札機間に通路が設けられるが、この通路内に複数
の利用者が存在する場合、上述の表示器が例えば「カー
ド無効」その他の表示が実行されても複数の利用者のう
ちの誰に対する表示なのか判別できない問題点があっ
た。
【0004】また上述の表示器で仮に先行者に対しての
み表示を実行すべく構成すると、無効カードを投入もし
くはかざした後続者に対する表示案内は上述の先行者が
通路を出た後に実行されることになり、このため、後続
者に対する案内処理が遅れる問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、複数の通行者の位置をそれぞれ判別し、判
別された通行者の位置に対応して、該位置に存在する通
行者に対して個別の案内を行なうことで、個々の通行者
に対して適切な案内を実行することができる案内装置の
提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、案内手段で対応する
位置に存在する通行者からのみ見える位置に表示を実行
することで、他の装置からは該表示を目視不可と成し
て、通行者の位置および視認方向と表示内容とを対応さ
せ、混同を回避することができる案内装置の提供を目的
とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、通路前
段の通行者および通路後段の通行者に対してそれぞれ表
示案内を行なうことで、各通行者に対して適切な案内が
実行できると共に、後続者に対する案内処理の遅延を回
避することができる自動改札機の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、券処理
未了時にその通行者に対して設けられた表示で(表示
域)に再処理を促す表示を実行すると共に、後続の通行
者に対しては処理禁止表示を実行することで、券処理未
了時の処理の円滑化を達成することができる自動車の提
供を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3もしくは4記載の発明の目的と併せて、通行者が
通路外に出たことを検出した時、全ての表示部を初期状
態に戻すことで、適切な初期化を実行することができる
自動改札機の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、通行者に対して通行の許否を案内する案内装
置であって、複数の通行者の位置をそれぞれ判別する判
別手段と、判別された通行者の位置に対応して、上記位
置に存在する通行者に対して個別の案内を行なう案内手
段とを備えた案内装置であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記案内手段は対応
する位置に存在する通行者からのみ見える位置に表示を
実行する案内装置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、通行者
に対して案内表示を行なう自動改札機であって、少なく
とも、通路前段の通行者に対して表示案内を行なう前段
用の表示手段と、通路後段の通行者に対して表示案内を
行なう後段用の表示手段とを備えた自動改札機であるこ
とを特徴とする。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、通行者
に対して案内表示を行なう自動改札機であって、券処理
が未了である時、その通行者に対応して設けられた表示
部に再処理を促す表示を実行すると共に、後続の通行者
に対しては処理を禁止する旨の表示を実行する表示制御
手段を備えた自動改札機であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3もしくは4記載の発明の構成と併せて、処理未了
時もしくは処理完了時、通行者が通路外に出たことを検
知した場合は、全ての表示部を初期状態に戻す初期化手
段を備えた自動改札機であることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の判別手段は複数の通行者の位置をそれ
ぞれ判別し、上述の案内手段は判別手段により判別され
た通行者の位置に対応して、上記位置に存在する通行者
に対して個別の案内を行なう。この結果、個々の通行者
に対して適切な案内を実行することができる効果があ
る。
【0016】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の案内手
段は対応する位置に存在する通行者からのみ見える位置
に表示を実行するので、他の位置からの当該表示の目視
が不可となり、このため通行者の位置および視認方向と
表示内容とが対応するので、混同を回避することができ
る効果がある。
【0017】この発明の請求項3記載の発明によれば、
前段用の表示手段は通路前段の通行者(例えば先行者)
に対して表示案内を行ない、後段用の表示手段は通路後
段の通行者(例えば後続者)に対して表示案内を行な
う。このように、それぞれの通行者に対して個々の表示
案内を行なうことができるので、各通行者に対して適切
な案内が実行できると共に、後続者に対する案内処理の
遅延を回避することができる効果がある。
【0018】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上述の表示制御手段は券処理が未了である時、その通行
者に対応して設けられた表示部に再処理を促す表示を実
行し、かつ後続の通行者に対しては処理を禁止する旨の
表示(先行の通行者の券処理が未了であるから、処理完
了までは後続の通行者の券処理を禁止する旨の表示)を
実行する。このため、券処理未了時の処理の円滑化を達
成することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項3もしくは4記載の発明の効果と併せて、上
述の初期化手段は処理未了時もしくは処理完了時、通行
者が通路外に出たことに対応して、全ての表示部を初期
状態に戻す。このため適切な初期化が実行でき、次の通
行者に対する対応性の向上を図ることができる効果があ
る。
【0020】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は案内装置を含む自動改札機を示し、図1
において、この自動改札機は一対の改札機11,11を
平行に離間配置して、これら改札機11,11間に通路
12を形成している。また上述の改札機11は複数の通
行者の位置A,B,C(図2参照)をそれぞれ判別する
判別手段としての人間検知センサS1,S2,S3,S
4と、通行進入速度を検出する進入速度検出センサS5
とを備えていてる。
【0021】さらに上述の改札機11は通常の磁気券を
投入する磁気券投入口13を有し、この投入口13近傍
には磁気券投入口用の立体表示器14を設けると共に、
トップデッキ面15には非接触カード16(非接触媒
体)との間でデータの送受信を行なうアンテナコイル1
7を設け、このアンテナコイル17近傍には立体表示器
18を備え、例えば図1に矢印で示すように非接触カー
ド16をかざす位置を実像19にて可視表示すべく構成
している。また門型フレーム20には必要に応じて立体
表示器18、実像19を照明する光源21を配置してい
る。
【0022】図3は自動改札機の制御回路ブロック図を
示し、CPU30は各センサS1〜S5からの入力に基
づいてROM22に格納されたプログラムに従って、扉
制御部23、非接触カード制御部24、磁気カード制御
部25、立体表示器制御部26を駆動制御し、またRA
M27は[表1]で後述するようなテーブル、データ等
を記憶する。ここで、上述の非接触カード制御部24は
電力送信部28、データ受信部29、データ送信部31
を有し、電力送信部28はアンテナコイル17を介して
非接触カード16に電力を送信する。
【0023】またデータ受信部29は非接触カード16
内の使用路線データ、有効期間データ、使用区間データ
などの必要なデータをアンテナコイル17を介して受信
する。さらに上述のデータ送信部31は必要なデータを
アンテナコイル17を介して非接触カード16に送信す
る。
【0024】しかも、上述の立体表示器制御部26は立
体表示器18を駆動制御して、人間検知センサS1〜S
4にて判別された通行者の位置A,B,C(図2参照)
に対応して、該位置に存在する通行者に対して個別の案
内を行なう。詳しくは表示される実像の点灯、消灯、点
滅の切替えや実像の形状、実像の色を切替えるための制
御部である。ここで、上述の立体表示器18は対応する
位置に存在する通行者からのみ見える位置に表示を実行
すべく構成しているので、次に図4乃至図8を参照して
立体表示器18の具体的構成について詳述する。
【0025】図4に示す立体表示器18は焦点距離を短
くする目的で複数枚重ね合わせたフレネルレンズ32,
32の下方に、見る角度(方向)によって表示を異にす
る表示器33を配置して、図1で示したアンテナコイル
17上の空中に実像34を表示するもので、フレネルレ
ンズ32と表示器33との間をボックス35で囲繞し
て、外光がボックス35内に入らないように構成すると
共に、ボックス35内面を黒く構成して、光の反射を防
止し、実像34の視認性向上を図っている。
【0026】上述の表示器33は図5または図6に示す
如く構成される。図5の構成は平面ディスプレイ、EL
(エレクトロ・ルミネセンス)ディスプレイもしくはバ
ックライト付きLCDなどの表示手段36を設け、この
上方に凸レンズ37を配置し、さらに凸レンズ37の上
方にスクリーンとして用いる半透明球38を配置し、半
透明球38の内側に表示手段36の表示を投影し、この
半透明球38に第一の像を結像させて、見る方向によっ
て異なる表示を得る表示器33と成したもので、図4の
フレネルレンズ32,32でこの第一の像を実像34と
して表示することにより、実像34を見る方向d,eに
より異ならせることができる。
【0027】図6の構成はスクリーンとして用いる半透
明球38の外方複数方向(但し、図6では図示の便宜
上、2方向のものを示す)から投影するもので、この半
透明球38の一側および他側の2方向に凸レンズ37お
よび表示手段36をそれぞれ配置して、2方向からの投
影により半透明球38のスクリーンに第一の像を結像さ
せて、見る方向によって異なる表示を得る表示器33と
成したもので、図4のフレネルレンズ32,32でこの
第一の像を実像34として表示することにより、実像3
4を見る方向d,eにより異ならせることができる。な
お、図5、図6の半透明球38の内部に仕切手段やラン
プ等の照光手段を配設してもよい。
【0028】図7に平面図で、図8の側面図で示す立体
表示器18は複数の立体表示要素39,40,41を組
合わせて用い、見る方向f,g,hにより目に入る光の
光源となる立体表示要素39,40,41が異なるよう
に配置したもので、見る方向がfの時は立体表示要素3
9が光源となり、実像42が目視され、見る方向がgの
時は立体表示要素40が光源となり異なる実像42が目
視され、見る方向がhの時は立体表示要素41が光源と
なりさらに異なる実像42が目視され、見る方向f,
g,hにより実像42を個々に異ならせることができ
る。
【0029】このような立体表示器18を用いること
で、図2に示す複数の通行者の位置A,B,Cからの見
る方向a,b,cにより表示の内容をそれぞれ異ならせ
ることができると共に、対応する位置に存在する通行者
からのみ見える位置に表示を実行することができる。
【0030】ここで、上述の立体表示器18は少なくと
も通路12前段の通行者つまり先行者に対して表示案内
を行なう前段用の表示手段と、通路12後段の通行者つ
まり後続者に対して表示案内を行なう後段用の表示手段
とを兼ねる。この実施例では位置A,B,Cの各通行者
に対してそれぞれ個別に表示案内を行なうが4人以上の
通行者に対して表示案内を行なうようにしてもよい。
【0031】また上述の立体表示器制御部26は、券処
理(非接触カード16)の処理が未了である時、その通
行者に対応して設けられた表示部に再処理を促す表示を
実行すると共に、後続の通行者に対しては処理を禁止す
る旨の表示を実行する表示制御手段(次に示す[表1]
の通信未了の欄参照)である。さらに上述のCPU30
は、処理未了時もしくは処理完了時、人間検知センサS
1〜S4からの入力に基づいて通行者が通路12外に出
たことを検出した場合は全ての表示部を初期状態に戻す
(例えば次の[表1]の待機状態の表示に戻す)初期化
手段を兼ねる。
【0032】
【表1】
【0033】上述の[表1]は図3のRAM27にテー
ブルとして記憶されている。また[表1]中の人の位置
A,B,Cは図2の通行者の位置A,B,Cに相当し、
同様に[表1]中の目視方向a,b,cは図2の各位置
A,B,Cから立体表示器18もしくは実像19,3
4,42を見る方向a,b,cに相当する。次に上述の
[表1]の内容について説明する。
【0034】自動改札機の状態が待機状態で位置Aに通
行者が存在する時は、目視方向aからのみ「カードをか
ざして下さい」との表示案内が視認される。自動改札機
の状態が待機状態で位置Bに通行者が存在する時は、目
視方向bからのみ「カードをかざして下さい」との表示
案内が視認され、目視方向aからの後続者に対しては
「カードをかざさないで下さい」との表示案内が視認さ
れる。つまり先に通行する人のカード処理を優先する表
示が実行される。
【0035】判定OK時には目視方向bからのみ判定O
Kを示す緑色○印の表示案内が視認される。判定NG時
には目視方向bからのみ判定NGを示す赤色×印の表示
案内が視認される。なお、これらの色分けは一例であっ
て、他の色を用いてもよい。
【0036】自動改札機の状態が通信未了で位置Bに通
行者が存在する時は、目視方向bからのみ「カードをか
ざして下さい」との表示案内が視認され、目視方向aか
らの後続者に対しては該後続者から見て先行する人のカ
ード処理が未完了であるために「カードをかざさないで
下さい」との表示案内が視認される。自動改札機の状態
が通信未了で位置Cに通行者が存在する時は、目視方向
cからのみ「カードをかざして下さい」との表示案内が
視認され、目視方向bおよびaからの後続者に対しては
「カードをかざさないで下さい」との表示案内が視認さ
れる。
【0037】自動改札機の状態が無札で位置Bに通行者
が存在する時は、目視方向bからのみ「カードををかざ
して下さい」との表示案内が視認され、目視方向aから
の後続者に対しては「カードをかざさないで下さい」と
の表示案内が視認される。
【0038】自動改札機の状態が無札で位置Cに通行者
が存在する時は、目視方向bからのみ「カードををかざ
して下さい」との表示案内が視認され、目視方向bおよ
びaからの後続者に対しては「カードをかざさないで下
さい」との表示案内が視認される。
【0039】自動改札機の状態が磁気券処理中の場合
は、何れの目視方向a,b,cからも「カードをかざさ
ないで下さい」との表示案内が視認される。自動改札機
の状態が異常の場合は、何れの目視方向a,b,cから
も赤色×印の点滅する表示案内(自動改札機の異常を通
行者に報知する案内)が視認される。以上が[表1]の
内容である。
【0040】このように構成した自動改札機の作用を図
9に示すフローチャートを参照して以下に詳述する。第
1ステップU1で、CPU30は自動改札機の状態(表
1参照)をチェックし、次の第2ステップU2で、CP
U30は自動改札機の状態と人間検知センサS1〜S4
で検出した通行者の位置A,B,Cとに基づいてテーブ
ルをサーチして、[表1]の表示を実行する。
【0041】次に第3ステップU3で、CPU30は待
機中か否かを判定し、非接触カード16の処理中にあっ
てはNO判定されて次の第ステップU4に移行する。こ
の第4ステップU4で、CPU30は非接触カード16
の処理中に対応して磁気券投入口13近傍の立体表示器
14に磁気券投入禁止を促す×印等の規制表示を利用者
が目視できるように表示案内する。
【0042】次に第5ステップU5で、CPU30は非
接触カード16の判定NGか否かを判定し、YES判定
時には次の第6ステップU6に移行する。この第6ステ
ップU6で、CPU30は区間外の非接触カード16が
かざされたか否か、または入場ビットが立っていない非
接触カード16がかざされたか否かを判定し、YES判
定時には次の第7ステップU7に移行する。
【0043】この第7ステップU7で、CPU30は図
2の目視方向b,cから入場可能区間の非接触カード1
6(正規の非接触媒体)(定期券など)をかざす旨の表
示が目視可能となるように立体表示器18にて表示案内
を実行し、一連の処理を終了する。上述の各ステップU
5,U6,U7の処理は通行者が誤って別のカードを使
用した場合の対策処理である。
【0044】このように、上述の判別手段(人間検知セ
ンサS1〜S4参照)は複数の通行者の位置A,B,C
をそれぞれ判別し、上述の案内手段(立体表示器18参
照)は判別手段(人間検知センサS1〜S4参照)によ
り判別された通行者の位置A,B,Cに対応して、上記
位置A,B,Cに存在する通行者に対して個別の案内を
行なう。この結果、個々の通行者に対して適切な案内を
実行することができる効果がある。
【0045】また、上述の案内手段(立体表示器18参
照)は対応する位置A,B,Cに存在する通行者からの
み見える位置に表示を実行するので、他の位置からの当
該表示の目視が不可となり、このため通行者の位置A,
B,Cおよび視認方向a,b,cと表示内容とが対応す
るので、誰に対する表示か判定できなくなるような混同
を回避することができる効果がある。
【0046】さらに、前段用の表示手段(上述の立体表
示器18が前段用および後段用の表示手段を兼ねる)は
通路前段の通行者(例えば先行者)に対して表示案内を
行ない、後段用の表示手段は通路後段の通行者(例えば
後続者)に対して表示案内を行なう。このように、それ
ぞれの通行者に対して個々の表示案内を行なうことがで
きるので、各通行者に対して適切な案内が実行できると
共に、後続者に対する案内処理の遅延を回避することが
できる効果がある。
【0047】加えて、上述の表示制御手段(立体表示器
制御部26参照)は券処理が未了である時(表1の通信
未了の欄参照)、その通行者に対応して設けられた表示
部(実像参照)に再処理を促す表示を実行し、かつ後続
の通行者に対しては処理を禁止する旨の表示(先行の通
行者の券処理が未了であるから、処理完了までは後続の
通行者の券処理を禁止する旨の表示)を実行する。この
ため、券処理未了時の処理の円滑化を達成することがで
きる効果がある。
【0048】また、上述の初期化手段(CPU30参
照)は処理未了時もしくは処理完了時、通行者が通路外
に出たことに対応して、全ての表示部を初期状態に戻
す。このため適切な初期化が実行でき、次の通行者に対
する対応性の向上を図ることができる効果がある。
【0049】この発明の構成と上述の実施例との対応に
おいて、この発明の案内装置は、案内装置を含む自動改
札機に対応し、以下同様に、判別手段は、人間検知セン
サS1〜S4に対応し、案内手段は立体表示器18に対
応し、前段用の表示手段および後段用の表示手段は、こ
れらを兼用する立体表示器18に対応し、表示制御手段
は、立体表示器制御部26に対応し、初期化手段は、C
PU30に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【0050】例えば、上記実施例においては案内手段と
して立体表示器18を例示したが、これは必ずしも立体
表示でなくともよく、この立体表示器18に代えて2つ
のコヒーレントな光波により定在波をホログラム記録板
(高解像力感光材料)に干渉縞として記録し、記録され
たホログラム記録板を基準光で参照して、物体光を再生
し、3次元像により案内表示を行なうホログラム装置を
用いてもよい。
【0051】さらに、上記実施例においては非接触カー
ド16の使用者に対する表示を主体として説明したが、
この発明は、磁気券の使用者に対する案内表示にも適用
することができる。また駅務で使用される自動改札機の
他に複数の通行者に対して個別に案内表示を実行する他
の装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の案内装置を含む自動改札機の斜視
図。
【図2】 通行者の位置と目視方向とを示す平面図。
【図3】 自動改札機の制御回路ブロック図。
【図4】 立体表示器の説明図。
【図5】 表示器の説明図。
【図6】 表示器の他の実施例を示す説明図。
【図7】 立体表示器の他の実施例を示す平面図。
【図8】 図7の側面図。
【図9】 フローチャート。
【符号の説明】
12…通路 18…立体表示器 26…立体表示器制御部 30…CPU S1〜S4…人間検知センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通行者に対して通行の許否を案内する案内
    装置であって、複数の通行者の位置をそれぞれ判別する
    判別手段と、判別された通行者の位置に対応して、上記
    位置に存在する通行者に対して個別の案内を行なう案内
    手段とを備えた案内装置。
  2. 【請求項2】上記案内手段は対応する位置に存在する通
    行者からのみ見える位置に表示を実行する請求項1記載
    の案内装置。
  3. 【請求項3】通行者に対して案内表示を行なう自動改札
    機であって、少なくとも、通路前段の通行者に対して表
    示案内を行なう前段用の表示手段と、通路後段の通行者
    に対して表示案内を行なう後段用の表示手段とを備えた
    自動改札機。
  4. 【請求項4】通行者に対して案内表示を行なう自動改札
    機であって、券処理が未了である時、その通行者に対応
    して設けられた表示部に再処理を促す表示を実行すると
    共に、後続の通行者に対しては処理を禁止する旨の表示
    を実行する表示制御手段を備えた自動改札機。
  5. 【請求項5】処理未了時もしくは処理完了時、通行者が
    通路外に出たことを検知した場合は、全ての表示部を初
    期状態に戻す初期化手段を備えた請求項3もしくは4記
    載の自動改札機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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